★インフルエンザワクチン

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ハイリスク・アレルギー児に対するインフルエンザワクチン接種法(24.01.1)
 インフルエンザワクチン接種時のワクチン液による皮内反応の適応

1)アナフィラキシー、咽頭浮腫等の重篤なアレルギー反応の既往がある場合
2)ワクチン接種により強いアレルギー反応を来した既往がある場合
3)病歴、検査所見などからワクチン成分にアレルギー反応を呈する可能性がある場合(卵白RASTクラス5以上、あるいは鶏卵摂取による強い即時型症状の既往がある場合) 

皮内反応判定基準
陰性 膨疹 、発赤が対照と変わらない
疑陽性 膨疹径5〜8mm、発赤径11〜19mm
陽性  膨疹径9〜14mm、発赤径20〜39mm 
強陽性 膨疹径15mm以上、発赤径40mm以上 

 皮内反応はワクチン液を生理食塩水で10倍希釈し、その0.02mLを皮内注射し、15分後に判定します。コントロール(生理食塩水)が陽性を呈した場合は判定保留とします。
 
ハイリスク・アレルギー児に対するインフルエンザワクチンの接種方法
 皮内反応の結果別に 対応の実際を示す。
1)強陽性⇒接種中止
2)陽性⇒a)3歳未満:0.05mL接種、b)3歳以上:0.1mL接種
 ⇒30分間観察 a)著変なし:残量接種、b)アレルギー症状あり:接種中止
3)陰性・疑陽性⇒規定量接種⇒30分間観察
 
★インフルエンザワクチンについて
 当院では、昨年の10月22日(土)からインフルエンザワクチンの接種を開始しました。今年は2月29日までは、ワクチンがある限り実施します。流行が始まる前に受けておきましょう。
 予約に前日や当日でも結構ですが、午前中は12時まで、午後はできるだけ17時頃までにお願い致します。これは、診察前(体温測定、問診票の記入)、診察・予防接種・母子手帳の記入、接種後の観察(最低でも15分以上、できましたら30分)に時間がかかかるからです。
 また、職員の時間外労働をできるだけ少なくするためでもあります。
 実際には、金曜日の夕方(保育園や学校の帰り)や土曜日の午前中(学校が休み)は、大変混雑します。乳幼児は、できるだけ早目の時間帯の接種をお願い致します。

 A)接種料金は、昨年と同様です。
1)6カ月から就学前は、1回につき1,500円となります。
2)65歳以上または持病がある60歳以上の方は、1,000円で済みます。
3)小学生から一般の方は、1回につき3,000円です。

 B)接種量については、変更があります(世界標準)。
 1)3歳未満が0.25ml、
 2)3歳以上は大人と同様に0.5mlとなります。

 @抗体上昇が日本の標準接種量の時よりは高くなります。
 A副反応の頻度や程度は変わらないとの報告がありましたが、実際にやってみると、
  発赤・腫れ・痒みが目立つ子が何人かいます。
  急性じんましんが接種30分後に出た子がいます。
 
※腫れ・痒みがひどい人は治療が必要です。急性じんましんだけでなく、まれにアナフィラキシーを起こすことがありますので、必ず接種後15〜30分は院内と留まって下さい。
  帰宅後の副反応で気になることがありましたら、気軽に電話して下さい。

 C)2回接種の対象
1)13歳未満は、2回接種が基本です。
2)2〜4週間の間隔で受けさせましょう。
3)年内に終了するつもりで、計画を立てましょう。


 D)同時接種について
 インフルエンザワクチンと他のワクチンとを同時に接種することも可能です。
例えば、インフルエンザワクチンの一回目+日本脳炎ワクチンの一回目。同様に、インフルエンザワクチンの二回目+日本脳炎ワクチンの二回目。他にも、HiB(ヒブ)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、MR(麻しん・風しん混合)ワクチンなどとの二〜三種類のワクチンとの同時接種もできます。忙しい人、残りの予防接種が多い人にはお勧めです。
 
★インフルエンザワクチンについて
 当院では、平成23年度は、10月22日(土)からインフルエンザワクチンの接種を開始します。
予約に関しましては、10月1日より受けています。できるだけたくさんの人がインフルエンザワクチンを受けられると、
有効率が60%を越えるようになると言われています!

A)接種料金は、昨年と同様です。
1)6カ月から就学前は、1回につき1,500円となります。
2)65歳以上または持病がある60歳以上の方は、1,000円で済みます。
3)小学生から一般の方は、1回につき3,000円です。

B)接種量については、変更があります。
1)3歳未満が0.25ml、
2)3歳以上は大人と同様に0.5mlとなります。
※抗体上昇が日本の標準接種量の時よりは高くなります。副反応は、軽度だそうだす。

C)2回接種の対象
1)13歳未満は、2回接種が基本です。
2)2〜4週間の間隔で受けさせましょう。
3)年内に終了するつもりで、計画を立てましょう。1回目は10月末〜11月中旬がお勧めです。
  
★2011年のインフルエンザワクチンQ&A 1
問1
:今年のインフルエンザワクチンの開始はいつからですか?
答1: 当院では、10月22日(日)からの予定です。
<コメント>10月1日から開始できますが、早くすると、効果の持続も早く終わるので、当院では、10月22日(土)から開始します。
最終は、来年の2月29日までです。

問2:何歳から受けれますか?
答2: 今年からは、生後6カ月以上が対象と、変更されました。
<コメント>昨年までは、最低年齢の記載がなかったので、医師が認めれば、出生後すくにでも受ける可能でした。
生後6カ月以下は、抗体の上昇が思わしくなく、効果が不確かということもあって、今年からは生後6カ月以上が対象となりました。

問3:13歳未満は2回接種と聞きましたが、どれくらいの間隔を開ければよいですか?
答3: 今年からは、2〜4週以上の間隔を開けるように指示されています。
<コメント>昨年までは1〜4週間でした。間隔が短か過ぎると抗体の上昇が不十分になり、間隔が長すぎても同様と言われています。
お勧めは4週間くらいです。

問4:接種量は今までと同じですか?
答4: 今年からは、世界標準に基づいて、3歳未満が0.25ml、3歳以上が0.5mlとなります。大人は1回0.5mlのままです。
<コメント>昨年までは、1歳未満が0.1ml、1歳以上6歳未満が0.2ml、6歳以上13歳未満が0.3ml、13歳以上が0.5mlでした。

問5:接種量が増えると効果はどうなりますか?
答5:接種量が増えると、抗体の上昇が今まで抗体が上昇することが証明されています。

問6:接種量が増えると、副反応が増加することはないのでしょうか?
答6:諸外国の報告では、接種量が増えても、副反応の出現率や副反応の強さには、それほど変化はないそうです。
<コメント>しかし、副反応には、個人差があります。新型インフルエンザが含まれるワクチンの方が副反応が全くでない人と、
反対にひどく出た人もいます。気になることがありましたら、すぐに医師に連絡下さい。

問7:重篤な副反応には、どんなことがありますか?
答7:稀では、ありますが、アナフイラキシー・アナフィラキシーショックのために、血圧低下、呼吸困難やけいれんなどを起こすことがあります。
医療機関内であれば、すぐ対応できます。
<コメント>まず、接種を受けた医療機関で接種後15分以上、できましたら、30分以上様子を見ることです。
万が一のことを考えて、時間に余裕のある日に、接種を受けましょう。

問8:軽い副反応(非重篤)には、どんなことがありますか?
答8:多いのは、局所が赤くなる(発赤)、腫れる(腫脹)、しこりが触れる(硬結)、じんましん等です。
痒みが強い場合や痛みがひどい場合には、医療機関に相談下さい。
<コメント>ほとんどは、何もせずとも自然に治ります。痒いときには、虫刺されの時と同様に冷やしたり、
湿疹用のステロイドの外用、抗アレルギーの手持ちがあれば、この内服させてみても構いません。

問9:接種量が増えるそうですけど、接種料金の方はどうなりますか?
答9:今年は、昨年と同じ料金の予定です。
<コメント>今年は、接種量によって料金を変更しないことにしました。
1)6カ月〜就学前は1回1,500円(市の補助があるため)。島原半島は共通です!
2)小学生〜64歳までは1回3,000円。
3)65歳以上は1回1,000円(市の補助があるため)。長崎県内は共通です。

問10:今年のワクチンには、何が入っていますか?
答10:A香港型、B型と昨年の新型(豚型)の三つが入っています。
<コメント>
新型と言われていた豚型のインフルエンザは、思ったよりも重症でなかったので、季節性インフルエンザに編入されました。 
★インフルエンザワクチンQ&A 2
 ☆以下の質問に、三択で答えてみましょう。下に解答を記載しています。

問1
:インフエンザワクチンのA型インフルエンザに対する効果はどれくらいでしょうか?
 (1)約30%、(2)約60%、(3)ほぼ100%の3つ中からお答え下さい。

問2:島原半島在住の5歳児が島原半島内の医療機関でインフルエンザワクチンを接種した場合の接種料金は一回につき、いくらでしょうか?
 (1)3,000円 (2)1,500円 (3)1,000円

問3:卵アレルギーがあっても予防接種は受けられますか?
 (1)受けられない (2)ほとんどの人が受けられる (3)誰でも受けられる

問4:何歳から受けられますか?妊婦でも受けられますか?
 (1)出生直後から (2)生後3カ月から (3)生後6カ月から

問5:13歳未満の子が一回目の接種を受ける時期として、理想的と思われている時期はいつでしょうか?
 (1)10月1日頃 (2)10月末〜11月初め頃 (3)1月頃

答1
:(2)の約60%が正解です。ある集団の予防接種率を50%と仮定した場合のワクチンの効果は約60%と言われています。
 その理由としては、インフルエンザウィルスの培養や厳密なPCR法に検査によって確実な診断が可能となったことが一番貢献していると思われます。そのために、風邪とインフルエンザウィルス感染症の区別がきちんとつけられるようになり、ワクチンの効果をきちん評価(検定)できるようなり、予防接種の効果が上昇しました。また、集団免疫の効果があるので、予防接種を受ける人の割合が増えれば、効果は確実ももっと上昇すると思われます。しかし、B型インフルエンザに関しましては、A型に比べてまた効果が乏しく約30%程度と報告さけれています。

答2
:(2)の1,500円が正解です。島原半島では、今年のインフルエンザワクチンの接種料金は、ほとんどが3,000円です。ただし、各市からの補助が例年通りありますので、半額の1,500円の自己負担ですみます。小学生以上が3,000円。65歳以上が1,000円となっています。

答3
:(2)が一応正解。
 ワクチンの中に使用されている卵はng(ナノグラム)といって、g(グラム)の100万分の1の極めて微量なので、ほとんどの人にアレルギー反応を起こしません。
 まれに、卵の成分のせいでなくても、非常に敏感な人がいます。そのような人には、原液を100分の1くらい薄めた液を用いて、皮内テストをしてみます。その反応が強い人の場合には、予防接種が受けられないことがあります。

 ☆アメリカのACIPは以下のような勧告を出しています。
軽く調理された卵(例:スクランブルエッグ)を反応なく食べることができますか? 

  →はい
 通常のプロトコール(手順)に従ってワクチンを接種する
  →いいえ
卵または卵を含む食品を摂取後に、「じんましん」のみが発現したことが7ありますか?

  →はい
不活化ワクチンを使用し、接種後少なくとも30分は反応の徴候を観察する 
  →いいえ
以下のようなじんましん以外の症状を呈したことがある・・心血管症状(例:低血圧)、呼吸困難(例:喘鳴)、胃腸症状(例:悪心、嘔吐)、エピネフリン(エピペン)が必要な反応、救急対応が必要な反応
   

  →はい
ワクチン接種前にアレルギー専門医に照会し、さらなるリスク評価を行う必要がある 
 
答4
:(3)が正解です。昨年までは、きちんとした記載がなく0歳でも可能だったので、生後3カ月受けた人もいました。今年から、生後6カ月以上と明記されています。この理由としは、生後6カ月以内では、インフルエンザワクチンによる抗体産生の効果が弱いからです。
 この不活化ワクチンなので、妊婦でも受けられます。授乳中のお母さんも構いません。

答5
:)私だったら、(2)を正解とします。10月1日頃に接種すると、流行のピークには既に抗体が減少し始めることもあります。流行をきちんと予測することは無理ですが、11月初旬前後に1回目の接種をする方が良いと思います。