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私は子供の頃はよく病気をしたり、怪我ばかりしていました。覚えている中では、小学生の頃、急に痒くなりました。そのため、西有家町に昔あった浦上産婦人科を受診して、注射をされた記憶があります。その時の原因は卵だったそうです。その後もサバや古い牛肉で急性じんましんに何度か罹りました。
また、左前腕に膿瘍ができたために、同じく西有家町にあった伊崎外科(現伊崎眼科)を受診し、切開・排膿してもらいました。膿瘍がかなり大きかったために、切開時に膿が天井まで飛んだと母親から聞かされました。その時の1cm×5cm大の傷が、今でも残ってます。その他では、中学一年生の時に、北有馬町の原口耳鼻咽喉科で蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の手術を受けました。トンカチのような音が耳に響いていたのを覚えています。
小学校の頃は、その頃の男子と同様に、ダンプカーの運転手やパイロットに憧れていました。中学校になると近くに先輩に誘われて、バスケット部に入部しました。バスケットはあまりうまくなりませんでしたが、学校の先生になってバスケット部の顧問になる夢もみました。
高校生になる頃には、いつしか医師になる希望を抱いていました。経済的にも厳しく、学習能力的にも大変努力がいる状況でした。結局、自治医科大学に入学しましたので、経済的な面も解決しました。そのかわり、9年間の離島勤務の義務が課せられました。
医学部での臨床実習や研修医になってからの経験を通して、自分の適性をみていきました。力仕事は無理、皮膚科や耳鼻科はあまり興味なし、子供は小さい時から好きということから、小児科を選択しました。
小児科医になって良かったこと
1) 病気の回復が早く、早く子供の笑顔がみられること。
2) 子供では悪性の病気が少なく、心臓病でも手術で治ることが多い。
3) 採血や検査が少ないところが気にいっています。
子供が採血のために痛い思いをしていると、周囲の大人から可哀そうとよく言われます。必要な時に検査しないで、予想だけで治療していたのでは、治療に失敗する危険や治療が長引くことの方が、私としては気になります。これからも気軽に相談できる小児科医を目指していくつもりです。よろしくお願い致します。
☆小児科医の主に仕事は、大きく以下のように分類されます。
①日常の一般診療(時間外診療を含む)
②予防接種の実施(予防接種の相談を含む)
③乳児健診・相談(発育や発達の経過、悩み相談、事故の予防、
予防接種の受けた方がいいもの、予防接種の受ける順番など)
(22.07.31)
石橋こどもクリニック院長 石橋俊秀 |
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最近、平戸市で百日咳の流行が報じられていた。島原市での流行は報告されていなかったので、対岸の火事のような感覚で日常診療を行っていた。ところが、1カ月くらい咳が続くと相談があり、検査希望もあったために百日咳の抗体価を調べてみました。
その結果、山口株 160倍、東浜株 160倍という結果でした。最初はどちらもワクチン株(予防接種に入っている株)と勘違いしていました。他のことで疑問に思って調べなおしてみたところ、東浜株はワクチン株で、山口株は流行株とのいう報告を見かけました。治療では、百日咳やマイコプラズマ感染症に効果があるマクロライド系の抗生物質を1週間使用していましたし、咳の方も経過していました。幸いにも夏休み中であり、小学校1年生だったので、周囲に(特に兄弟や学級の友人)感染が拡大していないか、教師への連絡も必要と思いました。
長引く咳の子が受診した場合、ついつい治療優先で、検査をないがしろにしていた責任を感じました。今後はもっと積極的に検査を取り入れていこうと思いました。
気になることがありましたら、診察時または電話やメールで相談下さい。 |
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ワクチンとは
感染症の予防接種に使う薬品をワクチンといいます。ワクチンには、一種だけのものと、数種を混合したMRワクチンや、DPT(三種混合)ワクチンがあります。BCG以外のワクチンでは、1回の接種で一生免疫を持続することはありません。必ず一定の間隔で複数回接種が必要です。
100%安全とは限りませんが・・・
ワクチンには、毒力を弱めた生きたウィルスや細菌を使う「生ワクチン」と、ウィルスや細菌の一部成分のみを使う「不活化ワクチン」があります。生ワクチンは強い免疫力が得られ、持続期間も長い半面副反応の出る確率が不活化ワワクチンより若干高く、不活化ワクチンでは副反応が少なく、持続時間が短いことが特徴です。
ワクチンは100%安全なものとは限りません。100万回の接種に1回程度は、強い副反応を起こす可能性があります。しかし、ワクチンを接種せずにその病気にかかってしまうと、数百人から千人に一人は障害を残すか、生命をおびやかされるなどの恐れがあるのです。
予防接種を受けましょう
例えば、麻しん(はしか)は生命にかかわることがあります。風しんは妊婦がかかると赤ちゃんに影響し、ポリオは神経マヒを起こすことがあります。インフルエンザ菌b型(ヒブ)や肺炎球菌は髄膜炎を起こします。
かかってしまう前に、予防接種で防げる病気からお子さんを守りましょう。
夏は風邪などが少ない時期なので、予防接種を受けさせるチャンスです!
Q:先生なら、自分の子どもの年齢がワクチンを受ける適齢期なら、お子さんに予防接種を受けさせますか?
A:私なら、「はい」と答えます。特に小さい子には、ヒブわくちんと肺炎球菌ワクチンを勧めたいと思います。 |
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日本学術会議の健康・生活科委員会子どもの健康分科会は、政府や関係機関に対する報告「日本のこどもヘモスプロモーション」を発表した。この中で感染症を予防するために、「国民が予防接種の重要性を認識するように努めると共に、世界的標準から大きく逸脱している我が国の予防接種体制を改善する」と提言し、さらにワクチンに関する4つの提案を示した。
☆予防接種に関する4つの提言
| ◆我が国で実施されているワクチンのうち定期接種になっていないおたふくかぜ、水痘、B型肝炎、インフルエンザ菌b型ワクチンなどを定期接種とし、また子どもへの接種回数を減らして負担を軽減するために、MMR(麻疹、おたふくかぜ、風疹)ワクチンとDPT(ジフテリア、破傷風、百日咳)三種混合ワクチンにB型肝炎ワクチン、インフルエンザ菌b型ワクチンを加えた混合ワクチンを導入する。 |
| ◆先進諸国では実施され我が国では未実施のヒトパピローマウィルスワクチン、肺炎球菌コンジュゲートワクチン、ロタウィルスワクチンを導入し、定期接種とする。 |
| ◆成人の百日咳の発症予防のため、11~12歳の小児への接種するDT(破傷風、ジフテリア)ワクチンをDPTワクチン(DTに百日咳を加えたワクチン)とする。 |
| ◆ポリオワクチンを不活化ワクチンに変更し、生ワクチンからの二次感染を予防する。 |
☆感染症予防対策の現状と対策
| ①先進諸国では定期接種であるが、我が国では定期接種になっていないワクチン(おたふくかぜ、水痘、B型肝炎、インフルエンザ菌b型ワクチンなど)が多数存在する。 |
| ②複数のワクチンを同時接種できるワクチン製剤が少なく、子どもと保護者への負担が少なくない。 |
| ③ワクチンの接種回数が少ないために成人になって抗体価が低下し感染する疾患(麻疹、百日咳など) が増えている。 |
| ④二次感染リスクのあるワクチン(ボリオ生ワクチン)がいまだに使用されている。 |
| ⑤先進諸国で導入され有効性の証明されているワクチンが未導入である。 |
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☆予防接種には、定期接種と任意接種があります。
A)定期接種
定期接種に含まれるものには、BCG、ポリオ、三種混合、MR(麻疹・風疹混合)、日本脳炎、二種混合があります。以下のような特徴があります。
1)市町村から個人通知がきます(日本脳炎は除く)。
2)接種費用は無料です。
3)万が一の補償は、国が補償しますので、高額です。
①生後3カ月から受けられるもの
1)BCGワクチン
対象年齢:3~6カ月。特別な理由がある場合には、1歳未満までは無料で受けられます。ツベルクリン反応(ツ反)は数年前に廃止されました。
目的:言わずと知れた「結核」の予防のためのワクチンです。島原市は集団接種です。来年度からは長崎県下一斉に個別接種になる予定です。南島原市と雲仙市は、既に個別接種になっています。生後3~6カ月以内に受けるようになっています。
2)三種混合ワチクン
対象年齢:3カ月~7歳半。
目的:百日咳、破傷風、ジフテリアの3つの病気の予防に有効です。小さい子が百日咳に罹ると肺炎や脳炎のために死亡することがあります。そのため、ポリオより先に受けさせたい。
任意接種のヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンとの同時接種も可能です。個別接種であり、長崎県下は予防接種の「共通券」があります。詳細はかかりつけ医にご確認下さい。
3)ポリオワクチン
対象年齢:3カ月~7歳半。
目的:小児麻痺の予防のためのワクチンです。ポリオの自然感染は殆どないので、7歳半までに2回受ければ良いと考えると「それほど急がない」ワクチンと言えます。島原半島では集団接種ですが、大分県では既に個別接種が実施されています。
生ワクチンの副反応のためにポリオに罹患する人がいるので、将来は不活化ワクチンに変更されると思われます。
②生後6カ月から受けられるもの
1)日本脳炎ワクチン
対象年齢:3カ月~7歳半。3歳からが標準接種年齢ですが、生後6カ月から受けられます。
目的:日本脳炎の予防。
現在は新しいワクチンが使用されるようになりましたが、絶対数不足のため個人通知は実施されていません。近くの保健センターに行くと予防接種の問診票が渡されます。長崎県下どこの医療機関でも接種可能です。
③1歳から受けられるもの
1)MR(麻疹・風疹混合)ワクチン
対象年齢:1期(1歳以上2歳未満)、2期(就学前の1年間)、3期(中学1年生)、4期(高校3年生)の区別があります。
目的:麻疹と風疹の予防です。1回だけでは不十分なので、2回受けましょう。体調や都合で2回受けていない人は小児科医に相談下さい。対象年齢以外の人が受ける場合には有料となりますが、是非とも受けて欲しいと思います。全く受けていない場合には、6カ月以上の間隔で2回受けましょう。
B)任意接種
任意接種に含まれるものには、ヒブ、プリベナー、水痘、ムンプス、サーバリックスなどがあります。以下のような特徴があります。
1)市町村から個人通知はきません。
2)接種費用は有料です。
3)万が一の補償は、製薬会社が補償しますので、定期接種と比較すると低額です。
①生後2カ月から受けられるもの
1)ヒブワクチン
対象年齢:2カ月~5歳未満。
目的:インフルエンザ菌b型による敗血症や髄膜炎の予防のためのワクチンです。接種を受け始める時の年齢により、接種回数や接種費用が違います。
島原市と雲仙市では既に助成がありましたが、南島原市でも8月より半額助成が始まりました。個人的には何も特別な手続きは不要です。問診票も各医療機関に準備してあります。
3種混合やプリベナーとの同時接種も可能です。
当院では、2ケ月から1歳未満は1回7,000円。1歳以上5歳未満は1回8,000円で実施しています。予約されてから1~3カ月待ちのこともありますので、早目にご予約下さい。10月後下旬からはワクチンの供給量が増加するので、それほど長期間の待ち時間にはならないとメーカーの担当者は申しております。
接種の受け方につきましては、特色のワクチンの項目でお知らせ致します。
2)プリベナー(7価の肺炎球菌ワクチン)
対象年齢:2カ月~10歳未満。
目的:肺炎球菌による敗血症、髄膜炎、中耳炎や肺炎の予防のためのワクチンです。助成はありません。
3種混合やプリベナーとの同時接種も可能です。
当院では、2ケ月から10歳未満は一律9,000円です。。専用の問診票を準備しています。ワクチンの備蓄は十分にありますので、予約されてから2~3日以内に必ず受けられます。
接種の受け方につきましては、特色のワクチンの項目でお知らせ致します。
②1歳から受けられるもの
1)水痘ワクチン
対象年齢:1歳以上は誰でも。
目的:水ぼうそうによる膿痂疹、肺炎や脳炎の予防のためのワクチンです。保育所に行っている子は軽症であっても約1週間は登園できませんので、入園する前にできるだけ済ませておきたいものです。当院での接種費用は、8,000円です。
2)ムンプスワクチン
対象年齢:1歳以上は誰でも。
目的:おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)による髄膜炎、脳炎、難聴や膵炎などの予防のためのワクチンです。予想以上に合併症で困ることがあるので、入園前や入学前(高校卒業前)までに予防接種を受けておきたい。当院での接種費用は、5,000円です。
③10歳から受けられるもの
1)サーバリックス(子宮頸癌予防ワクチン)
対象年齢:10歳以上の女性は誰でも。 目的:子宮頸癌の予防のためのワクチンです。当院での接種費用は、1回当り15,000円です。しかし、効果は絶大です。受け方としては、1回目、2回目(1回目から4週間後)、3回目(初回から6カ月後)。その後6年毎に30歳頃まで続けること。20歳過ぎてからは子宮癌の4定期健診を年1回は受けましょう。 |
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米国におけるヒト゜パピローマウィルスワクチンの
現状について22.08.15 |
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■2価ヒトパピローマワクチン(HPV2)
2009年10月16日に2価ヒトパピローマワクチン(サーバリックス)の10~25歳の女性への使用が許可されました。それに先行して、2006年に4価ヒトパピローマワクチン(HPV4)が9~26歳の女性を対象に認可されています。
HPV2とHPV4のいずれも遺伝子組み換え技術を利用した不活化ワクチンです。HPV2は2つの発癌性タイプのHPV16型と18型に、HPV4はHPV16型、18型に加え非発癌タイプのHPV6型と11型に対して効果を発揮する。いずれのワクチンもHPV16型、18型に関連する子宮頸部のがん病変に対して高い効果があり、HPV4はHPV6型及び11型に関連する尖圭コンジローマにも高い有効性を示す。
HPV2の第Ⅲ相試験は、15~25歳の女性18,644名を対象に行われた。その結果、HPV16型、18型に関連する子宮頸部のがん病変に対する予防効果は92.9%であった。解析では、ワクチンに含まれていない12種類の型に対する効果は37.4%であった。
■4価ヒトパピローマワクチン(HPV4)
米国では、性行動が活発な男女において、毎年、約50万人の尖圭コンジローマ患者が発生していると推測されている。また、尖圭コンジローマのほぼ90%はHPV6型と11型が原因となっており、尖圭コンジローマに関連した直接的医療費は毎年2億ドルと見積もられています。
2009年10月16日、9~26歳の男性に対してHPV4の使用許可が出されました。
第Ⅲ相試験は、16~26歳の男性4,065名を対象に行われた。HPV4を3回接種した男性におけるHPV6、11、16、18型に関連する尖圭コンジローマ予防効果は89.4%であった。 |
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