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環境に優しい野菜を栽培…島原農高が新たな取り組み、BDFを暖房燃料に使い
天ぷら油などの食用廃油から精製されたバイオディーゼル燃料(BDF)を冬場の温室暖房の燃料に使うことで二酸化炭素(CO2)の排出を抑え環境に優しい野菜の栽培を目指そうと、島原農高が環境保全型農業へのあらたな取り組みを始めた。11月30日に公開した。全国的にみてBDFはトラクターなどに使用している例はあるが、暖房に使うのは先駆的という。
従来の燃料は重油または灯油だが、天ぷら油などの廃油を原料としたBDFに切り替えることで地球温暖化の原因となるCO2の排出量を減らす。もともと自然界に存在するCO2は植物が固定することで環境が守られていた。天ぷら油などは植物が原料。この点に着目し、校内で行っているトマトのハウス栽培の暖房の燃料にBDFを使うことに。
農業者にとって燃料が高いことと農作物の低価格が悩みの種という。この取り組みでは、陳内秀樹教諭の指導のもと園芸科学科3年の田上誠君(18)ら21人が▽BDFが安定した燃料として適しているか▽通常栽培のトマトとの差別化を図れるか - の2点でデータをとり、▽BDF燃料の一般への普及▽環境に優しい栽培によって生産された農産物に付加価値を与えること - を目指す。
島原工高と連携して、低コスト化も目指す
現在使用しているBDFは、県環境保健研究センター(大村市)が諫早市内の飲食店2軒から集めた廃油が原料で、飯森町のプラントで廃油にエタノールなどを混ぜて化学反応をおこし、ろ過させるなどして精製させたもの。廃油100リットルからBDF93リットルが生まれ、年間2300リットルを精製している。
来年度からは同校と同センター、島原工高の三者が連携してBDF製造の低コスト化を目指すという。BDFは製造方法により価格が異なるため重油などの価格といちがいに比較はできないが、同センターの主任研究員、平良文亨(たいら・やすゆき)さんは「製造方法を工夫すれば、市販の重油より安価でできるはず」と話している。
[2007/12/04:島原新聞]
■長崎県立島原農業高等学校
ラベル: 島原市, 島原農業高校
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