黒のハイソックス事件


今日、小2の息子が、学校でマラソン大会だというので、

朝から仕事をほっぽらかして夫婦で応援に出かけた。

予定を勝手に決められるのが自営業の特権である。

元来、私たち夫婦共々、運動の方はからきし苦手なので、

子供に対して期待も何もないけれど、この二男、

何でもやる気だけは満々だ。

スタート直後の運動場一周を、約40人中15番手くらいで

快調に校外へ出ていった。

「青波〜っ!!、ガンバレ〜っ!!」

とカミさんの応援も快調だった。

到着もこれぐらいの順位かな?

最後に大声で応援すれば、ラストスパートして一人ぐらい抜けるかな?

と、期待に期待して待っていたら。。。

うちの息子、20位が到着しても

30位が到着しても、なかなか帰って来ないのである。

そんな馬鹿なーと動揺していると

どうみてもビリけつの子供までゴールしてしまった。

何か、事故でもあったに違いない

と二人の心配は頂点に達した。

すると、「全員無事にゴールしました!」の場内アナウンス。

「ゲッ!!」と到着した子ども達を目を凝らして見てみると

ちゃんとうちの息子もいるではないか!

それも14位で。。。

なんと、夫婦二人して目の前を通過して行った息子を

確認できなかったのである。

あ〜、あ〜、動態視力が落ちてしまった〜というか、老眼というか

ホントに私たちも歳を取ってしまった。

6歳違う上の子の時は、追いかけて言って

大声で、叱咤激励していたのに。。。

二人とも、甚だしらけて帰って来た。


ちょっと言い訳をいうと。。。

スタートの時、青波だけが黒のハイソックスをはいていたので

それを目印に、私はほとんど足ばかり見ていたのである。

ところが、帰って来た時にはそれがずり落ちてしまっていたのである。

カミさんは顔を見ていたらしいけれど。。。

それにしてもしらけてしまった一日だった。