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党綱領

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入党申込手続

評論No. 080101

評論
No.080201

 評論No.080202

 評論
 No.080505
真正党綱領
1. 立党の趣意と哲学的背景

  1.1 立党の趣意
日本の政治の状況は、実に憂うべき惨状を呈している。これは、国や地方の
議員レベルにとどまらず、個人の政治意識のレベルにおいても然りである。
何故にこのような状況に陥っているのかを考究すると、何よりも、
心の自由を失った上に、哲学や理念が決定的に不足していることに思い到る。
このような状況に陥ったプロセスを明確に自覚することにより、新しい時代の
扉を開く鍵を手に入れ、理想とする政治の姿に少しでも近づけたい。
既存の政党では、迷路に入り込んだり、堕落したりで、
本来あるべき姿から遠ざかるばかりである。
ここに、新党を結成せざるを得ない理由がある。
 1.2  歴史概観
 太平洋戦争以降、高度経済成長期までは、日本国民全体が食べるのに
精一杯の時期であつた。 この時期の、閉ざされた言語空間の中で、
日本人は無意識のうちに自由な心を失い、今日のいびつな精神構造を
持つに至る種子を芽生えさせてしまつた。高度経済成長期には
経済至上主義に陥ると共に、日本人の精神構造はその歪みが
益々大きくなり、連れて哲学や理念から遠ざかった。
経済成長の伸びが鈍くなると、先行き見通しの不安と哲学や理念の欠如
からくる自信喪失が日本人の心の中に広く蔓延する事態となった。
複雑なプロセスを経て生成された今日の日本人のいびつな精神構造を、
たとえ気が遠くなる程の長い道のりになろうとも、もつれた糸をほぐすように
忍耐強く正常な姿に持ってゆく責務が我々日本人にはあると信ずる。
 1.3  哲学と理念と正義
地球上に人間が一人もいなければ、社会は存在しない。
人間が一人しかいない時も同様である。
人間が二人以上いて初めて社会が成立する。
つまり、社会の成立要素である主体としての人間と、
客体としての人間に対する考察なしには、如何に言葉上耳に心地よく響く
立派な政治思想も、絵にかいた餅に等しい。
かつて、共産主義者達は、人間に対する考察なしに、物を平等に分配すれば
上手くゆくと考えた。しかし、実際には上手くゆかなかった。歴史が証明している。
ところが、これは、共産主義者達だけの問題ではなかつたのである。
自由や民主主義が一応達成されているはずの日本で、
恐るべき幼稚さと無知と功利主義が支配する現在の政治の憂うべき惨状は、
自由や民主主義といった疑いもなく美しく立派な思想も、
その担い手たる人間に対する深い考察なしには決して実現できない
ことを示している。人間の存在に深く関わつた哲学と理念と正義が
必要とされる所以である。人間に対する深い考察の上に立った
哲学と理念と正義を土台にして初めて、自由や民主主義といつた
近代の歴史上の精神的財産が生かされてくる。
 1.4  認識方法論
人間に対する考察は如何にして行うのか。只漠然と考えるのは、只脳を休めるに等しい。
ここで、我が真正党は、実存主義を採用する。 実存主義の定義は、人により様々で
あろうが、ここでは、「存在するものを存在すると認識し、存在しないものを存在しない
と認識する認識手法を採用する立場」とする。これは我が党独自の実存主義であって、
 下へ続く





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他国の同名のそれとは必ずしも一致しない。認識対象は、
自己のみならず他者をも含み、有機物質のみならず無機物質をもふくむ。
我が党独自の実存主義は、存在論主義と呼び変えても問題はないが、
自己を見つめる度合いが強い分、実存主義と命名する。
従って、この認識手法で認識しただけの段階では、
本来なら価値観が入り込む余地はない。又,誰もが、自分は完璧では
ないにしても概ね正確に認識していると考えていることであろう。
しかし実際には、心の自由を奪われた、若しくは失った人達は、存在しない
ものを存在すると、存在するものを存在しないと認識しつつ、
その誤った認識の上に立って制度や理論を構築している。
だからこそ、言葉の上では唖然とする位当たり前すぎてありふれている
この認識手法が、実は、極めて重要なのである。
1.5  神

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認識手段として実存主義の立場を採る時に、思考過程での最初の、
且つ最大の分岐点は、神の存在に対する認識である。
我が党は、
神は存在するとの認識に立つ。無神論は採らない。
しかし、
無神論と紙一重である。無神論との違いは、
私見では、自己の人間としての謙虚さと無常とを認識できるか
否かに帰すると思われる。神がいないとするならば、人間を制約
するものがいなくなり、混沌と御都合主義的な因習が支配する社会
に陥らざるを得ない。が、もはや、誰もが好き勝手なことを言える
次元でもある。誰も証明できないからである。従って、我々は、
これ以上の神学論に立ち入ることを拒否する。
1.6  神の存在を肯定する我が党の立場と、既存の宗教との関係

我が党は、神は存在するとの立場に立つが、しかし、神は、人間の思考や想像
の範囲外にあり、人間の価値観や言葉とは一切関わりがなく、没交渉、無縁で
あると認識する。既存の宗教は、特殊な人間が、特殊な言葉で、特殊な価値観
を、神のそれと偽造して持ち込んだものである。神は、日本語でであろうと、英語
でであろうと、ヘブライ語でであろうと、一切、人間の言葉では語らないのだ。
何かをすれば幸せになれるとか、何かをしなければ地獄に堕ちるという類の
宗教上の脅し文句は、神の言葉ではなくて、人間の言葉に他ならない。人間は、
どんなにもがいても、神の片鱗に触れることはできない。その存在を、気が
遠くなる程の彼方からかろうじてぼんやりと認識できる程度以上には、近寄る
ことができない存在なのだ。神の言葉を預かってきた等という宗教とは、我々は、
認識の次元を異にする。しかし、既存の宗教と、敢えて敵対する必要性も見出
しがたい。既存の宗教は、社会にあからさまな害悪を及ぼさない限り、因習
として認めて差し支えないが、神とは無縁のものである。
であるとするならば、人間は頼るものがなく、非常に孤独で弱い存在である
ことに気付く。気付いていながらそのことに真正面から向き合うのではなく、
人間の作った宗教に逃れたり、気付かないまま宗教に逃避したりする。逆に、
宗教の側から人間の弱みに付け込もうとする。
我が党は、神の存在を肯定する。しかし、其のこと以外では、全て人間の仕業で
人間と人間社会を何とかしなければならないと考える。
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1.7  人間観
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評論No. 080101

評論No.080201
人間は、不確実で不確定なものである。完全に善になることも完全に悪に
なることもない。仮に、善を白色、悪を黒色だとすれば、人間は、白と黒が
混じったグレーである。しかも、一人の人間の中で、グレーの濃淡の度合が
瞬時に変化するし、その変化の仕方も一様ではない。この文章を読んでいる
貴方自身が、グレーの濃淡の度合が刻々と変化する捉えどころのない灰色
人間であるし、貴方と関わりを持つ人間や、関わりを持たない人間の全てが、
定常な濃淡のグレーで在り続けることができない刻々変化する灰色人間なのだ。
我々は、とてつもなく不確実で不確定な無数の人間を相手としており、又、
我々自身もそのような灰色人間であり、自ら、己の灰色人間模様を制御して
ゆくしかない、
やっかいな存在なのだ。
如上の人間観を前提にして、党の理念、目的、党規則、党組織を
構築する。


 評論No.080202
 2 党の理念と目的 
  1. 党綱領 1を、党活動の基底に据えて行動する。
  2. 国と国民の安全を最優先する。
  3. 国と国土に感謝し、国民と先祖を尊敬し、子孫に大事なものを伝える。
  4. 個々の人間の能力を最大限に発揮できるような社会をめざす。
  5. 弱者に対する配慮を必ず設ける。
 3 政策・真正研究会・教書作成・評論 
党の個々の政策は、徐々に明らかにしてゆく。
政策は、不動のものではあり得ず、時間的・空間的・人間的・資源的・
その他諸々の制約を受け、かつ、それらの変化に応じて変化せざるを
得ないものである。
真正党を創立した総裁(以下、創立総裁)の下に、真正研究会を設け、
個々の政策研究を行うと共に、綱領・政策等を平易に解説した
教書の作成に着手する。
創立総裁が、当分の間、評論を執筆する。



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