高校剣道のマンモス大会である第79回玉竜旗高校大会(7月27 - 29日・福岡市のマリンメッセ福岡)で、島原男子が3位入賞を果たし、副将・平石和隆君(3年)が優秀選手に選ばれた。同大会における島原男子のベスト4 入りは2004年以来で、1996年からこの11年間で4度目。
男子は545校が5人制勝ち抜きのトーナメント戦を展開。島原は、主将で大将の麻生邦義(3年)、先鋒・森山広大(2年)、次鋒・松嶋嘉仁(3年)、中堅・小森敏也君(1年)、補欠の甲斐勇太(1年)、渡邉孝士郎君(1年)を含め7選手が挑んだ。
初戦の対戦相手の徳島文理(徳島)は四国一の強豪で、「これがヤマ場と思ったが、大将戦で乗り越えてくれた」と渡邉孝経監督。6回戦で、全国選抜大会で 準優勝した水戸葵陵(茨城)を破って「2年前に敗れた魁星旗大会での雪辱を晴らす」快進撃を見せたが、準決勝で高輪(東京)に惜敗した。
渡邉監督は「中学時代に九州や全国のトップレベルだった1年生の活きのよさを出してみたかったが、よく活躍してくれた」と、その実力を称賛。春の選抜大 会の予選リーグで勝っていた高輪との対戦については「雪辱を晴らされた思いだが、いずれも力のある高校が上位に上がってくるため、どう転んでもおかしくな い。全国レベルの力をキープできたことは、今後にもつながるはず」と語った。