県農林部は25日、本年度の「ながさき農林業大賞」の受賞者を発表した。最高位の知事賞には島原市の野菜農家、尾崎三郎さん・清美さん夫妻が「野菜部門」で輝くなど、6経営体と3生産団体の計9件が選ばれた。

　同大賞は県農政ビジョンに沿って地域の特性を活かした先進的な農林業を展開し、成果を上げている農林業者等を顕彰するもの。県や各種農業団体等で組織する同大賞運営委員会が実施している。

　今回の参加総数は46件で、知事賞9件、運営委員会長賞13件、特別賞1件が選ばれた。

　晴れの知事賞に輝いた尾崎さん夫妻はダイコン100アール、ニンジンなど547アールを栽培しており、経営面積、生産量、販売額、農業所得などすべてトップクラス。輪作体系の取り組みや緑肥作物による土づくり、土壌分析に基づく適正施肥、フェロモントラップの設置による減農薬栽培など環境保全型農業に早くから取り組み、生産コストの低減も図っている。また、生産部会長として部会員に対する改善技術の普及に努め、地域農業の発展や農家経営の改善に大きく貢献している点が高く評価された。

　表彰式は11月17日開催の「実り・恵みの感謝祭2007」とあわせて行われる。

[2007/09/30:島原新聞]

ラベル: 島原市

　島原地域広域市町村圏組合消防本部は27日、本年度の「消防スケッチ大会」の審査結果を発表した。最優秀賞の「管理者賞」には島原一小5年、渡邉里佳さんの作品が輝いた。

　消防に対する親しみとともに火遊び等の防止を図る目的で夏休み期間中の7月24日 - 8月10日、同広域圏組合管内の園児と小学生を対象にスケッチ大会を実施。園児527点、小学生389点の計916点が出品され、管理者賞1点、消防長賞7点、特選16点、入選32点、佳作64点の計百20点を選んだ。

　入選以上の作品は11月8 - 21日、ダイエー島原店の一階特設会場に展示される。

[2007/09/30:島原新聞]

ラベル: 島原市

　潮の干満の差が激しい大潮となる時期、毎年のように島原市の海岸付近に住む住民らは高潮に悩まされる。二十八日は午前九時四十五分ごろ満潮になり、同市湊新地町の海に面した一部地域に海水が流入し、海面と同じ高さとなった魚市場などでは海水が入り込むなかで仕事を余儀なくされた。

　入千代商店魚市場の入江幸洋専務によれば、ここら一帯は毎年のように九月の大潮時には海水が入り込む。この日は一時商店隣りの道路も冠水したが、昨年の大潮時がもっともひどく市場の奥まで海水が入り込み床下浸水に見舞われたという。

　入江専務は「大潮のときはお手上げで、潮がひくまでの三十分間ほど我慢しなければならないし、どうしようもない。けれど台風と大潮が重なった時が恐い」と話していた。

　同市では八、九月など潮位が高くなる時期に津町や湊新地町、白土桃山など二十七か所で潮位調査を実施するとともに、海水を逃す排水ポンプを設置するなど対策をとる。九月二十七日夜と二十八日午前中に行った潮位調査によれば、道路が冠水したところはあったが、人的被害はあっていないという。

[2007/09/29:島原新聞]

ラベル: 島原市