空き家が1118軒も…非行防止対策の強化が必要 溜まり場になる恐れ


 島原市内の住宅や事業所など計2万1225軒のうち約5%にあたる1118軒が空き家であることが分かった。そのうち232軒は管理者が判明しておらず、窓などが破損している分も含め出入り口が施錠されていないところが117軒あった。

 島原警察署長の諮問機関、島原署協議会(水元敦實会長、委員7人)が少年非行防止の観点から空き家対策の強化を求めたことを受けて島原署が調査し、このほど調査結果を示した。管轄交番別の空き家は▽駅前=426軒(108軒)▽外港=356軒(79軒)▽安徳=56軒(14軒)▽有明=280軒(31軒) - となっている(カッコ内は管理者不明)。

 島原署協議会委員で有明町大三東の才木自治会長の宮川武利さんによれば、十年ほど前、空き家に少年らが集まってタバコを吸うなどしていたことがあったという。「空き家の実態を地域の方に知ってもらえれば意識が高まるはず。みなさんで目を配ることが必要では」と話す。

 空き家は少年非行の温床になりえるうえ、タバコなどの不始末により火災につながる恐れもある。島原署の今回の調査では、少年などが集まっているような空き家はなかったという。今後パトロールなどを強化するとともに、管理者の追求調査を行い、施錠を依頼するようにしている。

[2008/01/30:島原新聞]

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湯江小でいきいきキッズ…V・ファーレン選手と楽しい交流【動画あり】


 プロサッカーのJリーグ入りを目指すV(ヴィ)・ファーレン長崎の選手3人が28日、島原市・湯江小(立花博校長、児童311人)を訪れ、サッカーボールを使った運動などを通じて児童らと交流を図った。

 スポーツ教室を実施することにより体を動かす楽しさや面白さを体感してもらうとともに、選手らとのふれあいを通じて子どもらに夢をもってもらいチームを応援してもらおうと、県が(社)県サッカー協会に委託して実施する「いきいきキッズ」事業。本年度初めて取り組んだもので、昨年11月から今年3月まで計6校で実施。

 同校を訪れたのは京都パープルサンガから新加入したFW隅田航さん(19)をはじめ、DF伝庄優さん(23)、GK福田涼さん(19)の3選手。1年生41人と2年生58人と鬼ごっこやボールを使った運動を楽しみ、給食も一緒に味わった。ステッカーや記念写真、サイン会とプレゼントも盛りだくさん。伝庄選手は「また機会があったら一緒に遊びましょう」と呼びかけた。

[2008/01/29:島原新聞]



[2008/01/30:放送]

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文化財の搬送や消火訓練…地域などと連携・効率的に【動画あり】


 第54回「文化財防火デー」の26日、島原市寺町の護国寺(岩永泰賢住職)で消防訓練が行われ、島原消防署や市消防団、同寺自衛消防隊、寺町自主防災会、霊丘地区婦人防火クラブから約30人が参加し、火災時における文化財の搬送や消火訓練などに取り組んだ。

 同デーは昭和24年1月26日に奈良県の法隆寺金堂で出火し、国宝の十二面壁画が焼損したことが契機となり、昭和30年に定められたもの。毎年この日にちなんで全国的に文化財愛護思想の普及と地域ぐるみの防火・防災意識の高揚を図るための消防訓練が行われている。

 訓練は本堂から出火し延焼したとの想定で実施し、参拝客が火事を発見して119番通報することから開始。同寺に安置されている市指定文化財「三十番神像」に見立てた段ボール箱5個を運び出すとともに、消火器による初期消火や署員らが駆けつけて放水および逃げ遅れた人の捜索などの訓練に取り組んだ。

 島原消防署の林田久律(ひさのり)消防二課長は「文化財を守ることは人命を守ることとともに重要な任務。被害を最小限に食い止めるには地域などとの連携による効率的活動が必要。これを機に文化財の大切さを見直し、防火意識を高めて守ってゆきましょう」などと講評を述べた。

[2008/01/27:島原新聞]



[2008/01/28:しまばらNOW]

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島原城下ひなめぐり開幕…『押し絵雛』をメインに【動画あり】


 「早春の観客誘致事業として定着させたい」 - 。そんな想いを込め「島原城下ひなめぐり」が今年も25日、スタート。島原城本丸の観光復興記念館でオープニングセレモニーがあった。

 他の都市でも先駆けて実施し、それなりの成功を収めている「ひなめぐり」イベントを、島原市で成功させるには、何よりも"らしさ(特徴)"が必要。市民らもそうした思いを抱いているようで、少しずつ実を結びつつある。そのメインとなるのが「押し絵雛」。

 主催者代表の古瀬亨氏(島原市商店街連盟会長)、来賓代表として祝辞を述べた谷口英夫副市長も「押し絵雛」を強調し、「全国に情報を発信し、一人でも多くのお客に来てもらいたい」。「各種団体が一体となり、民間主導で開催されるのは大変、意義深い」。「まちの活性化と、島原観光の起爆剤となるよう祈念したい」などとあいさつした。

 冒頭、わかくさ保育園の2~3歳児48人による「たんぽぽ」「かじや」「ひなまつり」の歌。途中、崇臺寺マンドリンクラブのさわやかな演奏。会衆も参加しての「うれしいひなまつり」「朧月夜」「花」の歌などもあり、最後に谷口副市長、酒井好島原振興局長、濱崎清市議会副議長、久部貞男商工会議所会頭、山本喜世子商工会議所女性会会長、村中賞悟温泉旅館組合副組合長の6人がテープカット。3月9日までつづく第4回ひなめぐりが開幕した。

 案内パンフも今回、内容を充実し、手に持てるよう工夫。会場となる商店街や通り、見所などを地図と説明入り写真で示し、あわせて「土日イベント」、期間限定の食事「ひな御膳」なども紹介している。

 写真は、観光復興記念館に飾られた「押し絵雛」(島原おし絵の会出展)。ほかに青い理髪で植木元太郎家の「押し絵雛」。白山履物店(一番街アーケード)では押し絵雛の資料等も展示されている。

[2008/01/26:島原新聞]



[2008/01/25:しまばらNOW]

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甘~い誘惑で雲仙をPR…胃袋をつかめばハートもゲットできる、スイーツ調査隊情報を冊子にして配布


 雲仙市内で売られている洋菓子や和菓子、パンなどの「スイーツ」を調査・検証する「市スイーツ調査隊」がこのほど発足。「調査員」が集めた情報をもとに4月中をメドに冊子にまとめ、5月のゴールデンウィーク期間中に市を訪れる観光客などに配布し、"雲仙スイーツ"をPRする。

 「調査員」は若手市職員8人。栄養士や保健師もメンバー入り。「食べ過ぎ注意」のために手渡された胃薬やエクササイズの手引き書を常備。公務外の時間に任務を遂行し、ひたすらスイーツを食べまくり各種情報を収集する。同市観光協議会(会長=奥村市長)の食の部会がスイーツ購入の面でバックアップ。

 「隊長」には"黒一点"の市観光商工部観光課の林田真明さんが就任。「ちゃんぽん番長」を名乗って小浜温泉とちゃんぽんのコラボレーションによるまちづくり活動に取り組んでおり、「食の分野で市の産業振興が図ることができれば - と思い企画した。キャッチフレーズは『胃袋をつかめばハートもゲットできる』。幅広い年齢層に受け入れられるスイーツにスポットライトを当てたもので、市のスイーツをどんどんPRしてゆきたい」と話す。

 23日夕方の勤務終了後には吾妻町ふるさと会館で第1回会議を開き、市内の店約60軒をピックアップし調査対象店を絞り込み、スイーツの特徴やカロリー、賞味期限などのチェック項目について協議したほか、分かりやすくポイントをおさえたコメントなども盛り込む案が示されたあと、さっそくカステラやケーキなどを試食し調査スタート。

 調査対象は「雲仙市から外へ発信できる」ようなスイーツに限る。「隊員」で同市企画課の渡辺ゆかりさんは「好きな人はどんなに遠くても買いに行く。ドライブがてら市に来てスイーツを満喫してもらいたい。『食べたい』、『買いたい』と思うような冊子づくりを目指します」と意欲満々。林田隊長は「味覚の表現はかたくならずにスイーツらしく甘~い表現で。現地調査(食べること)をこなしながら裏情報(裏メニューなど)もゲットせよ!」などと指令を下した。

[2008/01/25:島原新聞]

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島原二小でふれあい給食…市長さんらと一緒に楽しむ【動画あり】


 「学校給食週間」(24-30日)にちなんで、島原市の吉岡市長や宮崎金助教育長ら18人が24日、島原二小(原賀壽郎校長、児童334人)に招かれ、「ふあれい給食」を楽しんだ。

 24日の「学校給食記念日」を含む同週間中に同市では毎年、小中学校のうち一校で市長らと一緒に味わいながら交流を図ってもらう「ふれあい給食」を展開。同校では同週間に合わせて給食集会を実施し調理員や栄養士への日ごろの感謝の気持ちをあらわしたほか、学校医や学校評議員などと一緒に味わう招待給食を28日に実施する。

 この日のメニューは麦が入ったご飯、みそ汁、ケチャップなどで味付けしたクジラのオーロラソース、シソ風味のひじき和えと牛乳の計603キロカロリー。ダイコンやハクサイ、ニンジンなどは地場産品を使ったという。

 吉岡市長ら4人は2年生53人と一緒にランチルームで食事。吉岡市長が「元気な皆さんと一緒に食べながら話をしたい。きょうはごちそうになります」とあいさつしたあと、児童代表の峰佳奈子さんと森川侑里さんが「市長さんたちと一緒に食べるのを楽しみにしていました。仲良く食べましょう」などと歓迎の言葉を述べ、「いただきます」と合掌。児童らは「好きな食べ物は何ですか?」などと質問をしながら一緒に味わっていた。

[2008/01/25:島原新聞]



[2008/01/24:島原新聞]

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食べ物への感謝つのる…農高と交流、三会中1年の素直な感想 ニワトリの『命』をいただき


 「学習を通して僕が思ったことは、『命』をいただくまでには、その命が生まれて、その命を誰かが育てて、その命を誰かが殺して、それを僕たちが食べて"生かされている"んだなあと思いました」 - 。

 昨年、島原農高との交流事業に取り組んだ島原市・三会中の1年生59人の素直な感想の一つだ。事業は昨年6-11月の約半年間。ニワトリの誕生に立ち会うことから始まり、成長を見守り、鶏肉を食べるまで。鶏肉は生徒自身が成長を見守ってきたニワトリだ。その一連の流れを体験することで「命の大切さ」を育んだ。

 事業は、さまざまな情報があふれる現代社会において「命とはなにか」という原点に立ち返り、生徒たちに動物などの飼育を実体験させることで命の素晴らしさや尊さを学んでもらおうと、島原市教育委員会が初めて実施した「同市中・高教育交流事業」。島原農高の動物飼育担当の山田善光教諭が指導し、中学生が精子採取などの受精や誕生したヒナの観察、鶏舎の清掃やえさやりなどの飼育に取り組んだ。

 生徒らの感想は「卵が割れて濡れたヒナが出て、かわいいヒナが立って水を飲んだりした」、「自分の力で卵からふ化したところがたくましかった」などと克明な観察をもとにした素直な表現でつづられている。11月の最後の授業では山田教諭がニワトリをと殺し、その肉を調理してカレーにして食べた。生徒らがと殺をじかに観ることはなかった。が、その意義は教わった。

 自分たちが育ててきたニワトリを口にすることに生徒たちは「あのヒヨコたちを食べなきゃならないの」など迷いや恐さもあった。

 山田教諭は「命をいただく」ことの意味を問うた。「僕たちは、その命をいただきました。そのニワトリとは絶対に会えないけれど、僕たちの体のエネルギーになっているんだと思う」、「自分たちが食べるのは無理だと思っていたけれど、食べました。これからは食べ物に感謝して食べようと思った」 - などと、生徒らはそれぞれ「命をいただく」意味を感じたようだ。

 三会中の城田忠信校長は「取り組んでいる生徒たちの目は輝いており、『本物の体験』をさせていただいた。命をいただいて生きていることを実感し、食べ物に対する感謝の念も育まれた。『ニワトリの命をいただいた』などという生徒の感想から、そう感じる。取り組んで本当によかった」と話した。学習成果は2月15日の学習発表会「三会中発表会」で保護者らに披露する。

[2008/01/24:島原新聞]

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「お散歩パトロール」の効果か…三小校区不審者情報が減る


 島原三小(坂庭克雅校長、児童412人)の校区内で以前は年に十数件あった声かけ事案などの不審者情報が、今ではほとんどなくなったことが分かった。校区の白山地区では住民が下校時の児童見守り活動「お散歩パトロール」に取り組んでいる。「地区住民の方の目が行き届き、(不審者が)入る隙がないのでは」と話す坂庭校長は「パトロールのおかげ」と感謝している。

 パトロールは平成17年12月にスタートし、丸2年。平成15-平成17年度に校区内で不審者情報が相次いでいたことと他県で児童殺害事件が発生したことを受け、地区住民が立ち上がった。共働きの家庭が多い近年の状況に鑑み、「仕事に出る保護者に代わって子どもの安全を見守ろう」と、パトロールするのは町内会長や民生委員、老人クラブ、婦人会など年配の住民たち。

 合言葉は「目配り・気配り・心配り」。緑色の帽子や腕章をつけた住民らが交替で学校の出入り口三か所をはじめ自宅前に立ったり散歩したりしながら、下校時の誘導や帰路につく子どもの安全を見守るとともに、不審者はいないか危ないところはないか-などと目を光らせる。雨が降ろうが関係なく毎日欠かさず、始業式などの日にも下校時間を見計らって取り組む。

 島原市教育委員会によると、地区住民による見守り活動は市内の全小学校9校の校区内で取り組まれており、うち同校や一小、五小の3校区では「森岳子どもを守る安全パトロール」、「安中あんしん隊」などと組織的に展開。市教委が把握している過去5か年の不審者情報で平成16年度の19件のうち、ほとんどが三小校区だったという。その後、市全体で平成17年度・6件、平成18年度・10件、平成19年度・10件が寄せられているが、三小校区内ではあっていないという。

子どもらも気軽に声をかけ、『友達』のような親し

 三小校区で不審者情報が減った要因として、パトロール効果が考えられるほか、児童と地域住民との間に信頼関係が築かれたこともあげられるという。地区住民であっても、子どもが顔を知らなければ"不審者"と思われる。が、日々のパトロールを通じて顔見知りになることで、児童らも気軽に声をかけて親しめる「地区のおじちゃん、おばちゃん」になったからだ。坂庭校長は「子どもたちは住民の方と『お友達』になって親しんでいるようです」と話す。

 パトロール中心メンバーで新山二丁目町内会長の永門重明さんは「まちかどに立って話をしたりするうちに、子どもから『おじちゃん』と呼ばれ親しまれるように。それが元気の源になり、毎日のパトロールも苦にならない。今では子どもと会わない日があると寂しくなる」とほほ笑む。今後は一人暮らし高齢者にも協力を呼びかけ、パトロール要員の増加を図ることに。「自宅前に立つだけでもパトロールになる。外に出るきっかけにしてもらえれば」と話している。

[2008/01/23:島原新聞]

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半島地区対抗駅伝大会…島原が見事!!初優勝 あわせて躍進賞も受賞


 郡市対抗県下一周駅伝の選手選考会を兼ねた「第二回島原半島地区対抗駅伝競走大会」が20日、雲仙市小浜町-南島原市加津佐町の6区間37キロで行われ、「島原」が2時間12分25秒で初優勝を飾った。

 同半島三市の体育協会などでつくる同大会実行委員会の主催。公立新小浜病院バス停付近を発着点に加津佐商工会前を折り返すコースで、合併前の旧市町単位を基本に編成した14チームが出場し、過酷な雨のなか熱戦を展開。吉中正文監督率いる「島原」が前回優勝の「南串山」に39秒差で初優勝に輝き、あわせて躍進賞も受賞した。

 2月15-17日開催の郡市対抗県下一周駅伝には、島原半島三市の選抜選手でつくる1チームが出場する。選手選考は今大会と雲仙市で27日開催の山中ロードレースを参考に最終決定される。

[2008/01/22:島原新聞]

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子どもの心にふるさとを…五団体が伝承芸能を披露


 「子どもの心にふるさとを」をテーマに県子ども会伝承芸能大会が20日、島原市有明文化会館で開かれ、市内外の5団体計約140人が受け継いできたそれぞれの伝承芸能を披露した。

 各地の伝承芸能の継承活動を通じて子どもにふるさとを愛する心を育んでもらうことなどを目的に毎年県内各地を巡回して実施され、29回目。開会式で主催者の(財)県子ども会育成連合会の中島公彦会長は「伝承芸能の盛んな地区は子どもを思いやる大人の気持ちが子どもに伝わり、健全育成につながるはず。地域の子どもは地域で育てるという意識を高めてゆきたい」などとあいさつ。

 島原子ども狂言ワークショップの小中学生による狂言小謡を皮切りに、有明地区子ども会有明舞岳太鼓保存会は勇壮なバチさばきで会場をわかせ、「ねんねこ姿」の愛児保育園の女児は「島原の子守唄」に合わせて踊り、風車で赤ん坊をあやす姿で愛らしさをふりまいた。ほかに三会小土搗伝承クラブによる建築時の地固め作業を祝う土搗唄、南島原市深江地区子ども会深江わんぱく太鼓による演奏もあり、盛んに拍手を浴びていた。

[2008/01/22:島原新聞]

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温泉マーマレードが完成…『名産』に 島農高生が開発、ペクチン抽出法は特許出願


 島原温泉水を用いた新製法の「温泉マーマレード」が完成した。県立島原農業高校(金子正司校長)の食品加工部の生徒たちが取り組んだもので、このほど特許も出願した。

 マーマレードは甘夏の果汁と皮、ペクチン、砂糖を過熱・濃縮して作られる。このうちゼリー化するのに必要な食物繊維の一種「ペクチン」は甘夏の実を包む袋と皮の内側の白い部分に含まれており、一般の製法ではこれらを塩酸に一昼夜漬け込んだあと洗い流し、クエン酸で煮出して抽出するが、同加工部ではこの行程を温泉水で40分間煮沸するだけで抽出できる技術を開発した。

 より安全な食品を作ろうと一年前から研究に取り組み、昨年6月には試作に成功、その後約半年かけて調整し完成させたもの。温泉水を用いた独自の新製法により製造時間を短縮し、塩酸等を使用しないため安全性が高い製品に仕上がった。温泉水を使ったペクチンの抽出技術については特許を出願。また、完成品は来月開催される県特産品新作展にも出品する、という。

 原材料の甘夏は南島原市南有馬町の農家と契約栽培している。4月をメドに売り出し、毎週校内で行われるスクールショップで販売する。限定生産で年間300 - 400本を製造。価格は一瓶250g入りで400円を予定している。

 食品加工部の田中雄祐部長と園田加菜美さんは「ペクチンの抽出時間など苦心したが、おいしく仕上がった。島原の名産になってほしい」と期待を語った。

[2008/01/20:島原新聞]

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三万六千の署名を添え…『もう一度頑張って』島鉄南線存続に向け要望


 島原鉄道(株)がことし3月末で南線(島原外港駅 - 加津佐駅間)の廃止を予定している問題で、「島原半島を未来につなぐ会」(代表=泉川欣一氏)は17日、南島原・島原両市に対し、存続を願う約3万6千人の署名を添え、地域公共交通活性化再生法(新法)に基づく地域公共交通総合連携計画の策定とそのための協議会設置を要望し、同計画の素案を提出した。

 島原鉄道自治体連絡協議会に設置された路線廃止問題対策会議(行政や各種団体の代表らで構成)では「多額の財政負担を伴う公的支援は困難」と判断し、廃止後の代替バス運行計画案について現在協議中だが、未来につなぐ会では「何とか南線を残してほしい」との願いから運動を始め、存続にはまず住民のコンセンサスが必要として約1か月間にわたり署名運動を繰り広げた。集めた署名は計3万5933人分。うち約9割は地元住民、ほかに郷土出身者らが賛同した、という。

 要望行動には泉川氏をはじめ会員の住民らが参加。「通院・通学・通勤手段として島鉄はなくてはならない公共交通機関で、多くの住民が存続を強く願っている。新法も施行されるなど廃止が発表された一年前とは環境は変わってきている」などとして、地域公共交通総合連携計画の策定とそのための協議会設置を要望し、同計画の素案を提出。南島原市では不在の松島市長に代わり岩本副市長が要望書を預かり、「市長に報告する」と伝えた。

 島原市では吉岡市長が直接受け取り、「皆さんが集められた署名は重く受け止める。素案については中身を見て検討させてもらうが、(廃止による影響がより大きな)南島原市とも話し合わなければならない」と述べた。

 新法に基づく地域公共交通総合連携計画は地元自治体が主体となって協議会を組織し策定されるが、すでに廃止届を提出している島鉄のような場合、鉄道再生事業を盛り込むときは鉄道事業者を含む協議会構成員すべての合意で再生実施計画を作成しなければならず、行政側が公的支援は困難と判断している現状で、支援を前提とする島鉄からの合意は困難との見方もある。

 泉川氏は「島鉄と行政、住民が一緒になってやらなければ進展しない問題。放っておいて将来を危惧するよりも今できることをやってみて……まずは協議会の設置が目標だ。赤字のため廃止されようとする企業としての考えは十分理解できるが、歴史があって普賢岳噴火災害でも再生した能力がある島鉄にもう一度頑張ってほしい」と期待を込めた。

[2008/01/18:島原新聞]

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食用廃油から『BDF』を…明けの星寮で精製開始


 食用廃油をリサイクルして燃料に変えようと、島原市宮の町の社会福祉法人「銀の星学園」(坂口雅彦理事長)の知的障害者入所更生施設「明けの星寮」(内田健雄寮長、入所者40人)がバイオディーゼル燃料(BDF)の精製の取り組みを始めた。入所者の自立支援と地域とのつながりを強めることを目指す。

 BDFは二酸化炭素を吸収する植物由来であることから環境への負荷も軽減され、限りのある化石燃料のガソリンなどと比べ、廃棄物をリサイクルすることで得られる。そういった環境に配慮した点と、入所者が施設を出てからも自立して生活し仕事ができるよう訓練のために、従来の人形づくりなどに加えBDF精製を導入することに。

 食用廃油は現在、賛同した市内のホテルや旅館、飲食店など約20軒が提供し、入所者が定期的に車で回って廃油を収集し、導入したBDF精製機器一台で廃油100リットルから100リットルを一日に精製する。今後は廃油を提供してくれる事業所を増やしてゆき、一般家庭への協力も求める考え。精製したBDFは同施設のマイクロバスやトラックに使うほか、購入してくれる事業所なども探す。BDFはディーゼルエンジン搭載車両なら使えるという。

 昨年発覚した不祥事からの再出発の意義もある。内田寮長は「入所者の方や職員のために信頼を回復しなければならない。そのためには地域とのつながりを強め、理解を求めてゆきたい」と話した。

[2008/01/18:島原新聞]

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盛大に新春祈とう会…三十番神大祭終日にぎわう


 島原市寺町の護国寺(岩永泰賢住職)で16日、恒例の「三十番神大祭」が開催され、宗派を問わず多くの参詣者で終日にぎわった。

 大祭は毎年1月と8月の16日に開催。元文元年(1736年)に島原松平藩主三代目、忠俔公が大病を患った際に京都の彫師30人に一体ずつ彫らせ、一カ月間順番に人や国を守る神像「三十番神」が、この日だけ開帳される。

 本堂隣りの番神像が祀られた番神堂で午前9時から午後7時まで1時間ごとに9回行われた「新春大祈とう会」は、老若男女を問わず参詣者でいっぱいになるほどの人気ぶり。

 岩永住職ら僧侶18人がお経と一人ひとりの祈願内容を読みあげたあと、修行時代に書き写したお経の入った仏具で参詣者の背中をなでてまわった。願いごとは合格祈願や身体健全、家内安全、交通安全、学業成就、息災延命などさまざま。参詣者は祈とうが済んだお札を僧侶から受け取り、大事そうに持ち帰っていた。

[2008/01/17:島原新聞]

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お城の『梅』がもう…例年より一週間程早く


島原市の観光シンボル島原城のウメが咲き始めた。島原城によると、咲き始めは紅梅が13日、白梅が14日。例年より1週間程度早いという。

同城の「古野梅苑」などに植わっている計285本の紅梅と白梅がぽつりぽつりと開花し、つぼみもちらほら。眺めに来た観光客のほか、枝の間を飛び交うメジロの姿も。早咲きと遅咲きのものがあり、1か月ほど楽しめる。

近年の咲き始めは昨年が1月21日、一昨年が2月に入ってからだったが、同城資料館解説員の松尾卓次さんは「最近の温暖な気候が影響したのだろう」と話している。

[2008/01/16:島原新聞]

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四年連続五度目の優勝…島高の剣道男子・県予選で、甲斐君が最優秀選手に


剣道の第17回全国高校選抜大会県予選が12、13日に長崎市の長崎南高体育館であり、男子は島原が四年連続五度目の優勝を飾り、女子は西陵が優勝、島原が準優勝となった。

島原男子は2回戦・猶興館を4-0、3回戦・長崎北陽台を4-1、準々決勝・長崎南を4-0、準決勝・長崎南山を3-0でやぶって決勝へ。決勝戦は中堅まで引き分けが続いたものの1-0の接戦で長崎東をやぶって勝利し、3月27、28日に愛知県春日井市総合体育館である全国大会へのキップを手にした。

一方、島原女子は2回戦・長崎東を5-0、準々決勝・長崎日大を4-0、準決勝・佐世保北を2-1でやぶり、西陵との決勝戦では0-4でやぶれた。

[2008/01/16:島原新聞]

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新成人を機に生の声聞く…夢・抱負・郷土の未来など


成人式を前に島原市が開催する新春恒例の「市長と新成人者の座談会」が12日、有明総合文化会館で行われ、大人の仲間入りをする若者たちがそれぞれの夢や抱負、郷土の未来などについて吉岡市長と懇談した。

新成人の門出を機に生の声を聞き、これからの市政に役立てようというもの。郷土を遠く離れ学業に励む大学生をはじめ、地元の企業に就職した人や後継者として農業に就いた若者など市内7地区から各2名の計14名が出席した。

吉岡市長は「成人おめでとう。大人の仲間入りをする皆さんにはこれからの市政をどうすればいいか意見を聞かせてもらいたい」とあいさつ。最初に全員がそれぞれ自己紹介を兼ね、新成人になった感想などについて話した。

新成人の決意として「これからは言動に責任を持ちたい」、「両親や周囲への感謝の気持ちを忘れないようにしたい」などと表明。島原市の良いところや足りないと思うところについては「水がきれいで豊かな自然に恵まれ、人情味も豊かだが、働く場が少ない」、「交通の便が悪く、まちに活気がない」、「観光地としてのPRが足りない」という厳しい意見のほか、「噴火災害を乗り越えた団結力が郷土にはある」、「火山都市国際会議の開催は良かった」などと率直に感想を述べた。

また、将来に向けた抱負ではそれぞれが仕事や結婚観について語り、「子育てと仕事が両立できる環境が必要だ」と求める声も。さらに郷土の将来については「自然を大切にしながら落ち着いたまち、人情味あるまちをもっとアピールしてほしい」、「島原のおいしい水の売り出し方を考えてはどうか」などと求めた。

本市の子どもたち、特に高校生のあいさつが素晴らしいと観光客らに好評なことから吉岡市長は「噴火災害時の経験が生かされており、これからも大切にしていきたものだ」と述べ、食品加工をはじめ産業振興による雇用の創出、道路整備の促進、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりに取り組む姿勢を示した。

[2008/01/13:島原新聞]

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表現力と豊かな感性磨く…島原農高百首かるた大会


島原農高(金子正司校長、496人)の第19回農高百首かるた大会が11日に体育館で開催され、全生徒が古典やオリジナル短歌に彩られた独自の「かるたの世界」を堪能した。

島農百首は、小倉百人一首などの古典和歌や現代の昭和万葉集などに卒業生や現役生徒がつくった二十三首を含めた"オリジナル百首"。「実習で種蒔き 草取り鉢あげし 命の成長この手で学ぶ」(岩永悠希さん)といった農業高校ならではの歌も。

開会式で金子校長は「古典や近現代の短歌に加え生徒が詠んだ歌も含めた独自の伝統ある行事。短歌に親しみ、自然豊かな郷土を愛すとともに、学校生活のなかで表現力を養い豊かな感性を磨いてほしい」とあいさつ。生徒らは54の対戦グループに分かれ、先生らが読みあげる上の句に耳を澄ませながら札を取り合い、熱戦を繰り広げていた。

[2008/01/12:島原新聞]

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飲酒運転根絶を宣言…島原JCが決意新たに


(社)島原青年会議所(会員71人)の松尾建国理事長(36)ら役員7人が9日に島原署を訪れ、飲酒運転根絶宣言を行い、▽酒を飲んだら絶対に車を運転しない▽車を運転する前には絶対に酒を飲まない▽車を運転する人には絶対に酒を飲ませない - の3点を誓った宣言文を読み上げた。

年初から気を引き締めようという恒例行事で20年ほど前から続けられており、毎月の例会でも全会員に周知を図っているという。会員は20歳代から40歳までの若手ばかり。安本眞二署長は「皆さんのような青年層の取り組みが交通安全運動の強化につながるはず」などと期待を込め、松尾理事長は「取り組みを多くの人に見てもらうことで少しでも気をつけてもらえれば」と話した。

なお島原署管内では昨年一年間、飲酒運転で11人を逮捕し、昨年九月施行の改正道路交通法により同乗罪で1人を逮捕、2人を書類送検した。

[2008/01/10:島原新聞]

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ヒツジが高齢出産…農高で正月3日早朝


島原農高で飼育されているメスのヒツジが正月3日早朝、オス一頭を出産した。担当の山田善光教諭によれば、通常5歳ぐらいで産むそうだが、推定10歳以上で、飼育しているヒツジ8頭のなかで最高齢。人間で言えば60歳ぐらいだそうで、まさに高齢出産。正月早々の「おめでた」に面倒を見る生徒らも顔をほころばせる。

出産まで約150日かかるらしいが、知らないうちに妊娠していたという。産まれた子ヒツジは体重約4.2キロの通常サイズ。産後は母子ともに健康で、元気よく走り回ったり、草をはんだりと愛嬌をふりまく。

2月に開催される島原子どもフェスティバルのなかで実施する「ふれあい動物園」で一般向けにお披露目する予定で、名前は父「ゴンタ」、母「ベア」からとった「ゴンベ」か、面倒を見る社会動物部の生徒3人が考えた「バニラ」になるとか。

ちなみに同校ではネズミ、ウシ、ウサギ、ヘビ、ウマ、トリ、イヌ、イノシシ?と干支の動物がずらり。今年の干支は子(ね)。正月にハムスターやモルモットの出産はなかったそうだ - 。

[2008/01/10:島原新聞]

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札を取り合って楽しむ…霊丘公民館・恒例の「新春かるた会」、「ぼうずめくり」皮切りに


島原市霊丘公民館で7日、第17回新春かるた会が行われ、島原二小の児童ら約50人が頬を寄せ合って輪になり、札を取り合って楽しんだ。

日本の伝統文化にふれてもらうことなどを目的にした年初の恒例行事。開会式で主催者の霊丘地区青少年健全育成協議会の西田正剛会長と原賀壽郎校長は「明日は三学期の始まりで、今日は冬休み最後の日であり、大いに楽しんで。かるたを覚えていたら、きっと役に立つため少しずつでも覚えてほしい」などと呼びかけた。

児童らは音楽に合わせて座布団を奪い合う「座布団とり」とかるたの絵札を取り合う「ぼうずめくり」でウォーミングアップしたあと、「小倉百人一首」のかるたとりに挑戦。1 - 6年の学年ごとに分かれて輪をつくり、西田会長が読みあげる上の句に続けて下の句の札を「ハイ!」と元気よくとる児童たち。

聞き慣れない和歌のため、体を丸めて必死に札を見つける子どももいたが、なかには素早く札を見つける1年生もいて、大人たちも「すごい!」と驚きの表情。終了後には霊丘地区婦人会の皆さんがつくったぜんざいがふるまわれ、おいしそうにほおばっていた。

[2008/01/09:島原新聞]

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決意新たに使命達成…更に精進・島原市消防出初式


平成20年の新春を飾る「島原市消防出初式」が6日、島原文化会館を主会場に盛大に行われ、自治体消防における永年勤続や業務精励をたたえるとともに、地域を守る防人としての消防精神を新たにした。

式典は同会館大ホールで挙行された。吉岡市長をはじめ、本多慶次団長以下24分団の団員計657人、島原消防署員36人、婦人防火クラブ員約180人のほか、来賓として横田修一郎県教育長(知事代理)、福武靖夫県消防協会副会長(会長代理)、久間衆議院議員、大久保参議院議員、北浦市議会議長、安本眞二島原警察署長ら総勢約1000人が参加した。

昼夜を分かたぬ消防団員の日頃の献身的な活動をはじめ、市内の町内会・自治会単位に組織された自主防災組織やその初期消火訓練等を指導する消防署など防災機関の活動、旧市内六地区に組織された婦人防火クラブによる防火意識の啓発など関係機関・団体の協力に感謝しながら同市長は「国・県はもとより全市民の努力により噴火災害からの復興・復旧は進み、総仕上げの段階。砂防えん堤や治山ダムの建設、火山・気象現象に対する監視観測システムの構築など防災システムが整備され地域の安全性が格段に高まる中、昨年は火山都市国際会議を開催し、消防関係機関にも噴火災害の貴重な教訓や体験を世界に発信してもらった」と防火・防災に向けた取り組みとともに独自の成果を披露。

また、国内で昨年発生した新潟県中越沖地震や台風4号に伴う豪雨など多様化・大規模化する災害を事例に同市長は「地震列島の日本ではいつ、どこでこのような災害が起きても不思議ではない。今後も防災機関や市民と一体となり災害に強い人づくり、まちづくりを進めるので、皆さんも消防の重要性を深く認識して消防精神を発揮し、資質の向上と訓練に励み、新たな決意をもって一層精進してほしい」と式辞を述べた。

このあと永年勤続や業務精励等に対し表彰状・感謝状が授与され、続いて横田県教育長ら六氏が祝辞。久間氏は「大都市では常備消防が整備されてきているが、私たちの郷土ではまだまだ皆さんに苦労をかけることになる。国・政府としては消防制度の充実強化、特に団員の処遇改善に努力したい。市民の期待に応えるため日々、訓練に励んでほしい」とあいさつ。大久保氏は「地域を知り、意欲と能力にあふれる皆さんが防火・防災のみならず、防犯にも力を発揮できるよう今後も支援していきたい」などと述べた。

受賞者を代表して消防庁長官表彰(25年以上勤務した退職団員への感謝状)に輝いた元団本部副団長の佐々川伸一氏が「私たちはただ与えられた任務を遂行しただけのことで、むしろ努力が足りなかったのではないかと恐縮している。特に退職者は噴火災害をはじめ幾多の現場での活動が脳裏をかすめ、忘れられない。先人が残した消防魂はきっと後輩たちが受け継いでくれると思う。きょうの感激を肝に銘じ、本市消防の発展のため今後も努力したい」と謝辞。

最後に本多団長が「ことしは全国の消防団が自治体消防として発足以来、60周年の記念すべき年。伝統あるわが消防団もめまぐるしい時代とともに変革を遂げ、地域に根ざし、信頼される消防防災機関として着実に発展してきた。今後も組織改革を進め、時代に即した消防団組織を確立させるとともに、普賢岳噴火災害でかけがえのない12名の同胞が尊い身命を賭して示された消防魂を忘れず、発展させることが我々消防団を任された者の使命だ。地域住民が安全で安心して生活できるよう使命達成のため、さらに精進する」などと決意を新たにした。

式典終了後、車両約30台とともに消防団員と婦人防火クラブが安養寺前交差点 - 白土湖間で分列行進を行い、また、幼年防火クラブも10団体が参加して善法寺入口 - 護国寺入口間でパレードを繰り広げた。このあと消防団本隊は白土湖周辺から湖中心部に向け恒例の一斉放水訓練を行い、ことし一年の無火災・無災害を願った。

[2008/01/08:島原新聞]

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鬼火で無病息災を願う…市児童館と浜の川町内会


「七日正月」の7日、各地で鬼火が開催され、住民らが集まり、この一年の無病息災を願った。

うち島原市白土桃山二丁目の市児童館(湯田喜雅館長)では浜の川町内会(宮?斉会長)と合同で実施。宮崎会長によると、幼い頃からずっと町内会で鬼火をやっていたそうで、曜日に関係なく1月7日に行うのが慣わしという。

児童館の子どもや白山、浦田両保育園の園児らも集まるなか、住民や市職員らが協力して木材でやぐらを組み点火。鬼火にあたったり、持ち寄ったもちを火であぶり、こしらえたぜんざいなどを食べたりして、この一年、病気やけがのないよう願いを込めていた。

[2008/01/08:島原新聞]

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決意新たに消防出初式…雲仙、南島原両市で開催


2008年の新春を飾る消防出初式が5日、雲仙市と南島原市でそれぞれ盛大に行われ、地元消防団員らがことし一年の無火災・無災害を願いながら地域を守る防人としての決意を新たにした。

南島原市は深江中学校運動場で式典を挙行した。松島市長をはじめ、石川昭三団長ら市内8地区の消防団員、南島原消防署員のほか、来賓として防災行政機関や議会関係者らが出席した。

人員報告や服装・機械器具点検に続き、消防庁長官表彰に輝いた元深江地区団長の石川嘉則氏らOBや現役団員に表彰状や感謝状を授与。受賞者を代表して元布津地区団長の松崎強氏が「身に余る光栄。愛する郷土に根を下し、入団以来、先輩諸氏の厳しくもあたたかい指導を受け、防人の一員として頑張ってきた。今後も消防精神を忘れず、精励したい」と謝辞を述べた。

松島市長は「郷土愛護の崇高な精神と強い責任感のもと、市民の生命や財産を守るため日夜、献身的な活動に従事され、敬意を表する」と日ごろの活動に感謝しながら、「全国では大規模な地震災害、台風など風水害により生命や財産が奪われ、地球温暖化のためか予期せぬ災害も発生し、住民の安全・安心への関心は高まっている。市民が健やかに安心して暮らせる、災害に強いまちづくりを推進するため、皆さんも消防人としての高い誇りと職務の重要性を再認識し、あらゆる災害に即応できるよう心身の鍛錬に努め、市民の期待に応えてほしい」と述べた。

式典終了後は地域で分列行進を繰り広げ、引き続き深江川下流域で恒例の放水訓練を行った。

[2008/01/06:島原新聞]

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寒中水泳で気合い入れ…わかくさ園児ら元気よく


年の初めの「気合い入れ」 - 。島原市新山二丁目のわかくさ園(池田公園長、145人)の園児ら約50人が5日、同市の猛島海岸で寒中水泳に挑み、この一年の無病息災を願った。

この日午前11時ごろの外気温は12度、水温は13度。子どもらは海岸沿いでジョギングをして体を温めたあと、水着姿になりジャブジャブと海の中へ。肩まで水につかりながら「寒か!」、「(冷たくて)痛か!」などと叫ぶ園児ら。

下田かえでちゃんは「かぜをひかないように過ごしたい」とニッコリ。海から上がったあとは、園の協力者の地域のおばあちゃんらが準備したたき火にあたり、アツアツのぜんざいをほおばった。

チャレンジ精神を養うとともに、我慢することでどんな困難にも立ち向かえるような子どもになってほしいと、平成17年から実施し4回目。池田園長は「来年はぜひ親御さんも参加してほしい」と話していた。

[2008/01/06:島原新聞]

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