社会が支える森林づくり - 県民協働で取り組み、森林環境保全税の創設など -

 木材の生産はもとより水源の涵養や山地災害の防止、地球温暖化防止、生活環境の保全、保健・レクリエーション・文化機能など人の生活や自然に様々な働き をもつ森林がいま、危機的状況に陥っている。この大切な森林を守り育て、健全な形で次代に引き継ぐため県は現在、「森林環境保全税」(仮称)の創設を含め 社会全体で支え合う新たな森林(もり)づくりを提案している。

 これまでの林業政策は戦中・戦後の乱伐で荒廃した森林の復旧、木材需要に対応するための資源の造成という両面を目的に、整備費の一部を助成する国の造林 補助を受けて森林所有者が森林(もり)づくりを進めてきたが、木材生産を主体とした現在の施策だけでは近年の森林・林業に期待されている公益的機能の維持 増進を図ることは困難。また、課題の克服には安定的な財源が必要だが、厳しい財政のもとでその確保は難しい状況にある。

 日本学術会議によると、様々な森林の機能を金額にすると、全国の森林で約70兆円、うち本県分は6695億円にのぼり、県民1人当たり年間45万円の恵みを森林から受けている計算になる。
[2006/08/31:島原新聞]

 
今度は本県で全国育樹祭 - 3年後の21年秋に -

 29日に東京都であった(社)国土緑化推進機構の理事会において、3年後の平成21年の秋に本県で第33回全国育樹祭が開催されることが決まった。

 育樹祭は、皇族の出席のもと、森林の手入れを通じて緑を育てて、次世代へ引き継ぐことの大切さを伝えるための国民的緑の祭典として毎年秋に開催されているもの。

  本県では平成2年に南高国見町(現雲仙市国見町)の百花台公園で行われた第41回全国植樹祭の開催から19年後の全国育樹祭の実施となり、植樹祭において 天皇陛下が植えた樹の手入れ会場として百花台公園が予定されているほか、式典や表彰行事、育林技術交流会、全国緑の少年団の活動発表大会などが計画されて いる。
[2006/08/31:島原新聞]


[関連サイト]
- 育樹祭 / 林野庁

 
ユーモラスな「馬練り」も - 多比良温泉神社風除け祭 -

 雲仙市国見町の多比良温泉神社の風除け祭の「お上り」が30日に行われ、若者2人が馬を引きながらユーモラスに舞う「馬練り」など約150人の行列が地区内を練り歩いた。

  台風が来ないようになどと願いを込め、約250年前に始まったという。植木貴信宮司によれば、10月の大祭よりも、この風除け祭で神輿(みこし)を担ぎ 出す風習があるそうで、「昔から半島北部では台風の襲来がもっとも恐れられ、生活を脅かしていたため、この時期に神にまちなかを巡っていただくことで、五穀豊穣などを願うのです」と話した。
[2006/08/31:島原新聞]

 
見事な花火に大歓声!! - 来年は15周年もっと趣向こらし盛大に -

 島原の夏を締めくくる第14回島原温泉ガマダス花火大会(島原温泉観光協会主催)が28日夜、島原外港周辺で開催され、1時間にわたって打ち上げられた約6000発の花火に、約32000人の観客(主催者発表)が大歓声をあげた。

 雲仙・普賢岳噴火災害からの復興を願い、観光活性化事業の一環として1993年から開催。午後7時の交通規制前から多くの浴衣姿の親子やカップルなどが 繰り出し、事前にビニールシートを敷いて「場所取り」も。歩行者天国になった800mの国道251号の両側には約百軒の露店が並び、かき氷や生ビールなど を買い込んだ観客らは午後8時半の打ち上げを待った。

 「今年は迫力があり、きれい」という多くの声が聞かれたほど、度肝を抜く迫力満点の光の演出の連続だった。しだれ柳のように上空から無数の花火が垂れ落 ちてゆくものやまばゆい光を点滅させるもの、海面を彩る水中花火も。打ち上げ花火が連続して咲き乱れるなか、クライマックスを飾る視界を覆わんばかりの大 輪の花火が夜空いっぱいに広がると、「わあー、きれかあ」と、ため息とともに大歓声。「ドーン!」と、あとから耳に届く爆音に、去りゆく夏の余韻を感じな がら楽しんでいた。

 同花火大会は地元企業などの協賛金や市助成金などで開催。今年は開催資金として50万円を目標額にして募金ビン約40個をガソリンスタンドやスーパーな どに設置し、市民らの厚意による募金を呼びかけてきたが、まだ目標には達していないという。募金はきょう30日まで受け付ける。
[2006/08/30:島原新聞]

 
『ゆめタウン』出店反対 - 地域に甚大な影響と危惧、四団体が市や県に要望 -

 西日本で大型ショッピングセンター「ゆめタウン」を展開している「(株)イズミ」(本社・広島市、山西泰明代表取締役社長)が島原市への出店を考えてい るとされる問題で、進出に反対している島原商工会議所や島原市商店街連盟など地元四団体が29日、段階的に施行される改正都市計画法等の完全施行まで大規 模集客施設開発の凍結(宣言)や、農地法の一層厳格な運用などを求める要望書を同市の吉岡市長と安藤市議会議長にそれぞれ提出した。

 同社では1990年代前半から郊外型の複合大型ショッピングセンターの店舗展開をスタート。九州・四国にも進出し、県内では長崎市に「夢彩都」をオープンしている。

ジャスコ有家店の約六倍 - 出店予定は前浜の農地か -

  島原商工会議所によると、イズミの関連会社「泉開発(株)」の担当者がことし7月13日、同会議所を訪れ、同市内への出店の意向について口頭で打診。規 模は建物面積2万坪(約7万平方メートル)でジャスコ有家店の約6倍、年間売上目標は120 - 130億円(テナント含む)、従業員 数は900人。県内では佐世保市と諫早市にも出店計画があり、島原を長崎と熊本の流通拠点にしたい - との内容だったという。出店予定地は中尾川堤防道路沿いの前浜町の農地(現在建設中の大型家電量販店ケーズデンキの西側)とみられ、一帯は都市計画の工業 地域。商圏は島原半島 - 諫早市 - 長崎市を見込んでいる模様。但し、県への新設の届け出は今のところ提出され ていない。

 同商議所によると、平成16年県商業統計(小売業)で島原市(合併前の旧有明町含む)の年間商品販売額は約533億円、島原半島全体では約1260億円で、ゆめタウンの年間目標販売額は島原市の約4分の1、半島全体の約10分の1を占めることになる、という。

  一方、全国の商工会議所など中小企業関係団体では人口が減少する社会に対応するとともに、都市機能の集約化により社会総コストを極力抑制し、高齢者や環 境にもやさしく安全・安心で美しい「コンパクトなまちづくり」を推進するため、「まちづくり三法」の見直しを国に働きかけ、都市計画法など改正案がことし 5月に成立。段階的に公布から最長1年半以内に施行されることになっている。

 同商議所などでは「ゆめタウンの島原進出が実現すれば同市 の小売商業はもとより近隣市町も致命的な打撃を受け倒産や廃業が増加、大型店同士の過当競争に より現在の大型店等の撤退も予想され、中心市街地のさらなる疲弊と空洞化に拍車をかけ、多くの失業問題をはじめ地域のまちづくりなどコミュニティの崩壊に つながる。高齢者など交通弱者の生活利便性の低下や交通渋滞など環境問題が生じる恐れもあり、単なる商業問題ではなく社会・生活・環境、独自の伝統・文化 の継承など様々な分野で弊害が生じ、地域社会に甚大な悪影響を及ぼすことが危惧される」として出店に反対。
[2006/08/30:島原新聞]


[関連サイト]
- イズミ

 
日常にあって俗に落ちず - 詩情豊かで格調高い歌を、島原でやまなみ全国大会 -

 やまなみ短歌会(草野源一郎代表)は平成18年度全国大会を26(土)、27(日)の2日間、島原市のホテル南風楼で開催。全国から97名が集まり、同短歌会の歌心の在り方について確認する一方、やまなみ三賞受賞者の表彰と講評、歌会や懇親会などで交流を深めた。

 やまなみ短歌会は戦前、高瀬出身の歌人・菊池剣氏(本名=松尾謙三、1893~1977)によって始められ、これまで70年間、 月間短歌雑誌『やまなみ』を刊行。「個人による真実の追究」「人間主義的作風」を基調とする独自のスタンスで、地方から中央に詩情の光を発信し続けてい る。

 島原大会は平成3年に企画された経緯があるが、雲仙普賢岳噴火災害で中止になった。15年ぶりの開催となった今大会は、地元会員はもとより、諫早市在住 の草野会長も思いを深く寄せてきた。しかし、会長は生憎の猛暑で体調が整わず、欠席。代理で水落博氏が挨拶に立ち、「本大会が実のあるものとなり、明日へ の作歌活動につながる有意義なものとなるよう、念願します」との会長の言葉を伝えた。
[2006/08/29:島原新聞]

 
福祉芸能祭大盛況!! - 釜蓋かぶせを皮切りに -

 島原市身体障害者福祉協会と島原・公園の里親制度協議会が主催する合併記念福祉芸能祭が25日(金)、有明総合文化会館グリーンウェーブ大ホールであり、身障者と健常者が芸能を通して親交と融和を深めた。

 今年1月、島原市と有明町が合併したのに伴い、島原、有明の両身体障害者福祉協会も4月に合併、新たにスタートを切った。同芸能祭は、これを記念し、あ わせて「障害の有無に関係なく、枠をこえた交流を展開していく機会にしたい」と実施。会場には、立ち見する人も出るなど大勢が詰め掛けた。

 祭りは、門出を祝うにふさわしい「釜蓋かぶせ」で皮切り。ミス島原の白倉英美さんが花嫁姿で登場し、峯友喜代年さんが名せりふを披露すると、会場はにわかに温かいムードに包まれた。
[2006/08/29:島原新聞]

 
多機能マダコ産卵礁 - 旭化成が開発・試験設置、有明漁協が協力・湯江地先に -

 有明海などを産地とするマダコなどの水産資源保全に向け、「旭化成マリンテック(株)」(大阪市・鷺澤栄二郎代表取締役社長)がこのほど、「石詰めマダ コ産卵礁」を島原市有明町漁協の協力を得て開発。試験漁礁として製作した一基目を30日、同市有明町湯江地先に設置する。

 本県の有明海域のマダコ漁獲量は年間前後で県全体の約30%を占め、五島海域と並ぶ産地として知られる重要魚介類の一つ。寿命は2年以内とされ年間の漁 獲変動量は大きいが、有明海域では平成13年に300tを下回る不漁となり、その後増減を繰り返しながら全体的には減少傾向にあり、海砂の採取や陸から流 入する汚染物質など海域環境の変化による生息域の減少が原因とみられている。
[2006/08/29:島原新聞]



 
盛況!!みなと夏まつり - 魚のつかみどりなどで沸く -

 島原市のみなと商店街(田口家道会長)のみなと夏まつりが25日夜、歩行者天国となった広馬場通りで開催され、魚のつかみどりなど多くの人出でにぎわった。

 会場には大きな大漁旗を掲げ、盛りだくさんの鮮魚や海鮮焼きなどを準備して「みなとまちらしさ」を全面に打ち出した夏の恒例イベント。島原商工会議所青年部の箸巻き「YEG巻き」や焼き鳥、かき氷などの出店が並んだ通りには多くの家族連れが繰り出した。
[2006/08/27:島原新聞]

 
メモリアルデーに向け - 親子で学ぶ火山砂防学習 -

 普賢岳噴火大火砕流で校舎が焼失した9月15日の「メモリアルデー」に向け、南島原市・大野木場小学校(渡邊林校長)は26日、「親子で学ぼう火山・砂防学習」を深江町の赤松谷川流域で実施し、施工中の工事現場などを見学した。

 メモリアルデーには毎年、噴火災害を後世に伝えるための集会を開催している同校。郷土が経験した噴火災害と地域の復興、それを支える火山砂防事業の重要性などを子どもたちが学習し、その成果を集会(9月15日の大野木場メモリアルデー2006)で発表する。
[2006/08/27:島原新聞]

 
県ジュニアユースサッカー - 大きな希望と夢を抱き、世界の中田選手のように -

 県内最大のサッカーの祭典「宅島建設杯第14回県ジュニア・ユースサッカー選手権大会」(県サッカー協会などの主催、大会会長・小嶺忠敏氏)が26日、島原市を主会場に開幕。9月10日までの土・日曜日の6日間、中学サッカーの県チャンピオンを目指して熱戦が始まった。

 サッカーが盛んな本県において優秀な選手の掘り起こしと競技力の向上を目指し毎年、宅島建設の全面的な支援により島原半島で開催されているもの。佐賀市 で10月7~9日開催される高円宮杯第18回九州ユース(U-15)サッカー選手権大会」の予選も兼ねており、優勝チームには県代 表としての出場権が与えられる夢の大会だ。

 県内全域から106チーム、総勢約2200人が参加。日本サッカー協会の競技規定改正により今回から女子単独チーム(長崎ジュニア)も出場している。

最優秀選手に晴れの賞 - 中田元選手のユニフォーム -

 今大会の目玉として最優秀選手には、W杯の日本代表として活躍した中田英寿・元選手のパルマ時代のサイン入りユニフォームが贈られる。同ユニフォームは数年前、中田選手の所属会社の社長を通じて宅島社長が譲り受けた縁の品。

 小嶺会長とも相談し、「頑張っている子どもたちのために - 」と寄贈を決めた宅島社長が開会式の来賓祝辞の席で披露し、「優勝を目指して頑張ってほしい」と選手たちを激励。吉岡市長も「この大会を機に大きく羽ばた き、V・ファーレン長崎、Jリーグ、オリンピック、ワールドカップの選手が輩出されることを期待している」と祝辞を述べた。
[2006/08/27:島原新聞]

 
うちわ広告に協力を - しまばら温泉不知火まつり -

 島原市の秋の一大イベント「第27回しまばら温泉不知火まつり」に向け同まつり振興会(会長=久部貞男島原商工会議所)ではことしも、同まつりを開催するための貴重な収入源となっている「うちわ広告」を募集しており、地元の企業や団体、市民に協力を呼びかけている。

 ことしの日程は10月12日の島原城薪能(特別協賛事業)を皮切りに、前夜祭が14日、メーンイベントの市中パレードは15日行われ、島原城では同日、フリーマーケットや物産市、島原城ライブ、アーケード?中央公園では阿波踊り大会(同)も繰り広げられる。

  このように盛りだくさんの内容だが、同振興会では限られた予算をやりくりして毎年開催しており、平成15年度から始めた「うちわ広告」の収入は貴重な財 源。本年度事業費約790万円のうち同広告収入で250万円を見込んでおり、市助成金(450万円)を除いた事業費の約73%を占める。
[2006/08/26:島原新聞]



 
『ハチドリのひとしずく』 - 第42回親鸞聖人鑚仰大会、合わせると大きな力に -

 浄土真宗島原地区寺院連合主催の第42回親鸞聖人鑚仰大会が24、25の2日間、島原市で開かれ、初日は島原文化会館大ホールで開会式と法話、アトラク ション「浄土真宗の仏前作法」など。2日目は会場をホテル南風楼に移して福間義朝師(浄土真宗本願寺派布教師、備後地区教専寺住職)の法話などがあった。

 長年、雲仙で開かれてきた同大会は、第40回から島原市に移り、整えられた環境のもと、じっくり学び、楽しめる大会になった。
[2006/08/26:島原新聞]



 
「松平文庫」の能・狂言史料 - 学者が研究の光当てる、島原藩の狂言は「大蔵流」 -

 「日本国文学上、なくてはならない貴重な存在」と位置づけられ、毎年多くの研究者が調査に訪れる島原市文化財「松平文庫」に最近、能・狂言の視点から光が当てられようとしている。

  今月22日には、日本の中世文学や能楽・芸能史をテーマに研究に取り組んでいる川島朋子国立明石工業高等専門学校講師(文学博士)が訪れ、同文庫の狂言 関連の史料を3日間かけて閲覧したほか、23日には和泉流の狂言師・野村万禄氏が視察。「島原藩では宝生流、金剛流などを中心に、いろいろな能がそん色な く演じられた」が、「狂言では大蔵流で一貫していた」事実が分かってきた。

 松平文庫の蔵書約1万点のうち、「能・狂言に関するものは約 500冊。その中には(藩主が)朱を入れたものもあり、『藩日記』の中にも能に関する記述が 出てくる」(松尾卓次氏談)。国文学では昭和35年(1960)ごろから大学の研究者らによって調査が着手された経緯があるが、能(芸能史)の方面からの 具体的な調査はほとんどなかった。
[2006/08/26:島原新聞]



 
とうしろう展 - 元高校教諭ら8人 -

 島原半島や諫早市、長崎市など在住の元教員でつくるアマチュア絵画グループ「とうしろう」の作品展が島原市一番街アーケードの重松花屋隣りの空き店舗で開催中。25日まで(午前10時~午後6時)。

 グループ名は「素人」を逆から呼んで命名。1970年ごろに島原市内の県立高校などに勤務していた佐賀大の同級生である松田綏一(やすかず)さんや松田 隆治さん、溝田功さんの3人と、島原農高に勤務していた中山雄一さんや重野孝介さん、満行豊人さん、内村勝輔さん、林信義さんの計8人で活動をスタート し、エイキ眼鏡店2階で作品展を開いてきた。

 会員の赴任先が変わったことなどから一時期開くことができなかったが、約6年ぶりの作品展。商店街の活性化の一助になればと、来月から「島商ップ」とな る空き店舗で開催。8人が出品した油彩23点のなかには、案山子(かかし)を擬人化したものやヒガンバナなどの花を描いたもの、外国の景色を描いたものな どが揃っている。
[2006/08/25:島原新聞]

 
はだしで遊びまわり - 芝生の心地よさを満喫 -

 爽やかな夏日に恵まれた23日、雲仙市小浜町の雲仙ゴルフ場を無料解放して「はだしで遊ぼう雲仙」が開催され、多くの子どもらがはだしになって凧揚げやかけっこなどをして走り回りながら、芝生の心地よさを満喫した。

 1982年夏から昨年まで県などが開催し、例年延べ約5000人の人出でにぎわってきた、自然に親しんでもらうイベント。今春ゴルフ場が民間に委譲さ れ、いったんは廃止される方針だったが、県民の強い要望により県や同市、(社)雲仙観光協会、雲仙ゴルフ場(株)の4者により開催。今年で25年目。

 面積約30ヘクタールのゴルフ場は、この日の半日だけは「広大な遊び場」に。夏場の平均気温が22度という涼しさのなか、保護者らと訪れた子どもは靴や サンダルを脱いでさっそくはだしになり、主催者側が準備したビニールと2本の棒で凧をつくって揚げたり、持参したボールで遊んだり、おにごっこをしたりし ながら大いに走り回った。
[2006/08/25:島原新聞]



 
約1700万円を支援 - 島鉄自治体連絡協議会 -

 島原鉄道の沿線自治体と県で組織する「島原鉄道自治体連絡協議会」(会長=吉岡市長)の本年度総会が24日、九十九ホテルで開かれた。市町村合併後の協議事項となっていた「会の存続」については満場一致で承認し、本年度の事業計画などを決めた。

 国土交通省の通達により平成14?15年度に実施された安全性緊急評価の結果、島鉄では軌道の緊急保全整備事業が必要とされ、同協議会では同鉄道の近代化設備整備事業等を支援するため平成19分の地元自治体負担金約1700万円(見込み)を承認した。
[2006/08/25:島原新聞]



 
半島振興と天草架橋構想 - 実現めざしより活発に、要望活動と地域間交流 -

 島原半島3市と諫早市の4市の首長・議会議長らでつくる「島原半島振興対策協議会」と「島原・天草架橋建設促進期成会」の両総会が24日、九十九ホテルで開かれ、同半島の振興や架橋構想の実現に向けた要望活動、地域間交流事業等を盛り込んだ本年度の事業計画を決めた。

 期限切れを迎えていた半島振興法が本年度から10年間延長され、これにあわせて県と県内3半島地域でことし3月、新たな半島振興計画を策定。これに伴い県と3半島地域、西海市、長崎市で「地域間交流促進事業」に新たに取り組む。

 
廃止の延期を要望 - 県営バス撤退問題 -

 県営バスが本年度末で島原半島からの撤退を申し入れている問題で、「雲仙市県営バス撤退問題対策本部」の奥村本部長(雲仙市長)が23日、長崎市の県交通局を訪れ、「廃止延期」を求める要望書を安永憲一局長に提出した。

 奥村本部長による県交通局長への文書での要望は、5月の「路線存続」を求める要望書提出に次いで2度目。同対策本部では現在、島鉄から提示された県営バ ス単独路線の一部を除く引き受け計画案について検討を重ねているが、「年内の路線開設届けの期限までに結論を出すには余りにも時間がない。市としては全路 線の存続を要望しているが、代替案については今しばらく検討の時間を要する」として、廃止時期の延期を要望。

 また、島鉄の引き受け計画案では「雲仙 - 長崎線」など一部引き受けが提示されていない路線もあり、今後の協議次第では空白路線となる恐れもあることから、「観光振興や住民の足として大きく寄与す る路線」として、県交通局で引き続き運行できないかあらためて検討してもらえるよう併せて求めた。

 
Aパートは田中君が優勝 - ちびっ子棋士が白熱戦、園児も含め65人出場 -

 第7回島原半島少年少女囲碁大会(主催=日本棋院の島原、南高両支部)が22日、島原市森岳公民館で開催され、園児から中学生まで65人が盤上で頭脳合戦を繰り広げた。

 囲碁に親しむ子どもの交流と青少年健全育成のために頭脳スポーツとしての囲碁の普及を図るのが目的。参加者は実力に応じてA - Eの5パートに分かれて19路盤から9路盤を使って4、5局を対戦し、勝ち点や対戦相手に対する勝敗数などで順位を争った。

 第27回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会全国大会(8月1、2日・東京の日本棋院本院)に県代表で出場した田中佑磨君(島原一小4年)もAパートに参戦するなど、有段者から初心者までの "ちびっ子棋士" たちは碁盤上で白熱した熱戦を展開した。
[2006/08/24:島原新聞]



 
地域医療に『医師の確保』 - 県市長会で特別決議 -

 県市長会(会長=伊藤一長・長崎市長)は22日、第99回会議をホテル南風楼で開き、合併財政支援措置の拡充や都市財政の充実強化、地方バス路線維持対策など各市から提出された国・県への要望議案計31件を承認した。

 県内13市の市長らが出席。開催市の吉岡市長が議長を務め、提出議案をそれぞれ審議した。
[2006/08/24:島原新聞]

 
テレビ電話で宇都宮工高と - 国見高が環境交流会 -

 2002年2月にいち早く環境管理の国際規格ISO14001の認証を取得した環境対策活動の先進校である栃木県の県立宇都宮工高で22日、環境活動に 取り組む関東地方の高校生や小学生が集まって「環境交流会」が開かれ、独自のエコ活動に取り組む国見高はテレビ電話を通じて参加し、考えを深めた。

  環境交流会は、環境やエネルギーに関する各学校の現状や課題などの情報を交換することにより、環境保全に対する態度や広い視野を養ってもらうとともに、 各自の環境改善活動の励みにしてもらおうと、宇都宮工高が初めて開催。栃木県や東京都、群馬県の高校や小学校7校約50人が参加した。

  国見高は2004年4月からISO14001に準じた高校版環境マネジメントシステムを確立させて独自の取り組みを開始し、ゴミの分別はもとより電気の 消灯や裏紙の再利用などに取り組んで電気使用量の削減などの成果を上げており、一昨年から宇都宮工高の取り組みを視察するなど環境活動を通じて交流を図っ ている。

 
地域振興-広く市民の声を - 雲仙・旧町から15人ずつ -

 市町村合併で昨年発足した雲仙市に設置された7つの地域審議会の第1回合同会議が22日、同市吾妻町ふるさと会館で開かれ、同市が本年度中の策定を目指している市総合計画を構成する基本構想(案)について諮問した。

 地域審議会は地方自治法に規定された付属機関。同市では合併前の旧7町単位に設けられ、新市の施策に関し市長から諮問を受け、または必要に応じて市長に対し意見を述べることができる。
[2006/08/23:島原新聞]


[関連サイト]
- 雲仙市役所

 
松本さん親子最優秀賞に - シンデレラカレーで見事 -

 オリジナルの創作カレー料理を競う「IHクッキングヒーターで料理コンテスト『旬を食べよう! "親子でLet’s Cooking" 』」(九電(株)長崎支店主催)の島原地区予選がこのほど行われ、島原市御手水町の松本理恵子さん・慧ちゃん親子の作品が見事、最優秀賞に輝いた。

 野菜や魚介類など旬の食材を活かし、材料費2000円で4 - 5人分を2時間以内に調理できるカレー料理を募集。九電?島原営業所で行われた地区予選には親子4組が出場し、それぞれアイデア料理を披露した。
[2006/08/23:島原新聞]

 
子育てにはこれが一番 - 童謡で伝えたい美しい心、若い母親たちに呼びかけ -

 宮?金助島原市教育長が21日、ホテル南風楼であった島原商工会議所女性会(山本喜世子会長)の8月例会で、「童謡の力」と題して講演。童謡「かなりや」と「赤い靴」にまつわる秘話・教訓を紹介した。

 市教育委員会は今年度、童謡による心の育成・交流を目的に「島原市童謡歌(詩)集」の作成に着手した。女性会でのこの講演もその動きの中で実施され、会員らは改めて「童謡の持つ力」を実感。「子育てをしている若い母親たちに親しんでほしい」との思いを抱いた。
[2006/08/23:島原新聞]



 
FC雲仙が晴れの初優勝 - 2位トーナメントは修斉 -

 小学サッカーの「第19回島原市長杯争奪九州地区親善少年サッカーフェスティバル」(主催=市・市教委)が19、20の両日行われ、32チームが出場して熱戦を繰り広げた。

 1位トーナメントは「FC雲仙エスティオール」が見事!!初優勝。2位トーナメントは創部20周年を記念して参加した姉妹都市・福知山市の「修斉サッカースポーツ少年団」が優勝した。
[2006/08/22:島原新聞]



 
見事一発でスイカ割り - 線香花火でゆく夏を惜しむ -

 島原市の森岳商店街(光永建一会長)は20日夜、同市中町の光永会長宅の湧水スポット「めだかの学校」で線香花火大会を開き、去りゆく夏を惜しんでもらった。

 商店街会員の親睦を深めるとともに、淡い火を見つめながら夏の名残り惜しさを感じてもらおうと開催した手づくりのイベント。

 会場には淡い光を放つ灯ろうが配置され、家族連れが、光永商店が提供した花火や線香花火を楽しんでいたほか、スイカ割りでは一発で仕留める子どもがいて会場をわかせ、湧水を使ったそうめん流しもあり、準備した200人分のそうめんがなくなるほど、にぎわっていた。

 
海外研修で大きな成果 - 高度な技術で世界をまたに -

 県立島原農業高校(金子正司校長)が実施した本年度の海外農業研修に参加した生徒10名が21日、島原市役所を訪れ、オーストラリアの大規模農業を学んだ生徒たちが将来の農業経営等についてそれぞれ抱負などを吉岡市長に伝え、成果を報告した。

  県内最大の農業地帯、島原半島の農業を担う人材を輩出している同校。この海外研修は、生徒たちが将来の農業経営に生かせるよう、農業の国際化を視野に入 れた広い知識と技術の習得を目的に、同窓会が学校創立50周年の記念事業の一環として平成14年に創設した約2千万円の海外農業研修基金をもとに行われて いる。

 3年目の今回、地元の後継者として農業を目指す園芸科学科の3年生10名が7月19日 - 8月5日、シドニー・カウラ両市を訪れ、うち8日間はホームステイしながら農業試験場や農業歴史博物館、有機農業に取り組む農家の見学、現地ファームでの 体験学習、地元の高校生との交流などを行ってきた。

 
島原農高を卒業した6人 - 『特許証』を手に大喜び、在学中の発明で取得 -

 島原農高を今年3月までに卒業した若者6人が在学中に発明した、生ゴミによる堆肥づくりと同時に水耕栽培に有効な液体肥料を生み出し、廃棄物を有効活用する循環型農業装置「ゼロエミッションシステム」で、このほど特許を取得した。県内の農業系高校では初の快挙だという。

 発明および特許取得者は同校野菜部の元部員6人で、部長だった渡部伸也さんをはじめ渕上敏秀さん、宇土憲治さん、三又嘉二(よしつぐ)さん、平野真美さ ん=いずれも2006年三月卒業=と、2005年三月卒業の吉田百合子さん。卒業後は自営農業や大学生、会社員などとして活躍している。

 同システムはコンクリート製堆肥化施設と隣接する大小4個のポリタンク、水耕栽培施設をそれぞれ地下のパイプでつなげた形態。キノコ栽培後の菌床やオガ クズを活用して生ゴミなどを発酵させて堆肥を作り出すとともに、堆肥化の過程で発生する悪臭や大気汚染の元となるアンモニアガスをエアーポンプで取り出 し、連結させたタンクに溜めて水に溶かし込んで化学反応させることにより水耕栽培のための培養液をつくることに成功し、さらに水耕栽培で出た廃液をパイプ で循環させて堆肥化の過程で堆肥の種に散水することで、廃液の処理と同時に堆肥化を促進させることを実現させた。

 
北浦君力強く選手宣誓 - 待ちわびた九州親善少年サッカー -

 台風10号の通過に伴い開幕が延期された「第19回島原市長杯争奪九州地区親善少年少女サッカーフェスティバル」が19日、島原市営平成町多目的広場で始まり、初日は予選リーグの約50試合で熱戦を繰り広げた。

  「島原の乱と天草四郎350年祭」を記念して昭和62年に始まった同大会は、サッカーを通じて次代を担う子どもたちの親善・交流と競技力の向上、心身とも に健全な育成を図るのが目的。県内はもとより福岡、佐賀、熊本、大分、鹿児島の九州6県、遠くは島原市の姉妹都市・京都府福知山市から修斉サッカースポー ツ少年団など計32チーム、約600人が参加した。

 台風接近により今回は日程を2日間に短縮して開催。心配された雨も18日の開会式前には上がった。開幕が1日ずれ込みゲームを待ちわびた子どもたちは、はやる気持ちを抑えて式に臨んだ。
[2006/08/20:島原新聞]

 
古瀬さんの『巨峰』知事賞に - 県ぶどう祭り品評会 -

 県ぶどう生産販売組合(森大組合長)の夏季恒例行事「ぶどう祭り品評会」が18日(土)、ダイエー島原店玄関前広場であり、古瀬満徳さんの巨峰が県知事賞(優良賞)に輝いた。

 台風10号の島原半島接近で開催が危ぶまれたものの、この日は朝から雨も上がり、予定通り実施。「天候不順で花芽の出が1週間遅れ、雨も前半は降らず後半に集中。猛暑に見舞われる」など自然条件としては厳しい年であったが、組合員らの努力、高度な栽培技術によってそれらを克服し、「力作」47点が寄せられた。

 審査は林田誠剛県果樹試験場生産技術科長と島原農業改良普及センター職員5人が担当。糖度や着色、顆粒、キズ・病害虫、鮮度などを細かくチェックした。
[2006/08/20:島原新聞]



 
いい試合してお土産に - 福知山の少年団が来島 -

 きょう19日開幕の「島原市長杯争奪九州地区親善少年少女サッカーフェスティバル」に出場する京都・福知山市の修斉サッカースポーツ少年団の一行が17日来島し、吉岡市長を表敬訪問した。

 ベスト8進出を果たし夏の甲子園を沸かせた福知山成美がある姉妹都市の福知山市。今回来島した修斉スポーツ少年団は創部20周年記念の姉妹都市交流で同フェスティバルに参加した。同市からは普賢岳噴火前の平成2年夏、小中学生が本市を訪れ、サッカーを通じて交流した。
[2006/08/19:島原新聞]

 
瑞穂・南串では自主避難も - 断続的に激しい風雨、台風10号島原付近を北上 -

 九州に上陸した台風10号は18日、ゆっくりと北上し島原市付近を通過。島原半島は終日、断続的に激しい風雨に見舞われた。長崎海洋気象台は同日午前4時までに同半島に大雨・洪水、暴風警報を発令。雲仙岳では同日午前7時52分に最大瞬間風速40.9m、午前8時までの一時間雨量59mmを観測、同日午後2時20分までの島原市の総雨量は135mmに達した。

 台風接近に伴い海の便の欠航が相次いだ。島鉄高速船と九商フェリー、熊本フェリー、島原三角フェリー、島鉄フェリーは同日、始発から全便欠航したほか、有明フェリーも同日午後6時までの欠航を決めた。

 また、雲仙市の愛野展望台下の市道は崖崩れの恐れから通行止めとなったほか、総雨量が250mmを超えたため国道57号の雲仙市小浜町南木指 - 札原間約4kmが通行止め。国道251号の同市小浜町菜切付近で片側通行となった。

 一方、同半島では雲仙市瑞穂町で1世帯1人、同市南串山町で1世帯2人の計2世帯3人が自主避難したが、同日午後3時までに県島原振興局に被害の報告は入っていない。
[2006/08/19:島原新聞]

 
多良船長ら7名に感謝状 - 協力して女性を海難救助 -

 海で溺れていた女性を協力して救助した福宝丸の多良哲也船長(50)ら3漁船の7名に島原地域広域市町村圏組合消防本部が感謝状を贈り、功績をたたえる。

 感謝状を受けるのは多良船長のほか、同漁船の多良昭次さん(64)と多良恵理子さん(62)、日乃出丸の多良寿彦さん(70)と多良光正さん(37)、福芳丸の多良嘉勝さん(75)と多良貞二さん(44)。
[2006/08/19:島原新聞]

 
車イスダンスで開会 - 2泊3日・楽しいキャンプ始まる -

 「びっくりわくわく探検隊 ひまわりパワー全開!!」をテーマに、障害のある児童・生徒が親元を離れて過ごす2泊3日の第25回ひまわりキャンプが18日、同市森岳公民館で始まった。

 子どもたちに集団のなかでさまざまな体験をしてもらおうと、島原市手をつなぐ育成会(竹内隆伯会長)が主催。同キャンプの歴史は古く、障害児の療育を目的とした1970年のキャンプが初回。その後「夏の思い出をつくってもらおう」と主旨を変えて、噴火災害時など以外は実施しており、福祉関係の仕事を目指す高校生などのボランティアを育成する場にもなっているという。

 キャンプの主役は島原半島内外の養護学校や小中学校に通う児童・生徒37人で、養護学校教諭や福祉施設職員、看護師など専門職のスタッフと高校生や学生ボランティアの計約90人がサポート役。子どもらは20日まで森岳公民館に宿泊しながら、レクリエーションや食事、動物とのふれあいなどを楽しむことにしている。
[2006/08/19:島原新聞]

 
園児も含め相撲合宿 - 名門・文徳高の島村君ら迎え -

 大相撲力士を輩出し全国的にも相撲の名門校で知られる熊本県の私立文徳高の相撲部11人と島原相撲クラブ(松尾光高代表)の園児や小中学生から一般まで15人が16日から島原市の霊丘公園屋内相撲場で合同合宿を行っている。

 同高相撲部の副主将、島村龍太君(3年)が同市有明町湯江出身であることなどが縁となって、島原の相撲人口の増加や技術向上を目的に初めて実施され、18日まで行う。
[2006/08/18:島原新聞]


[関連サイト]
- 文徳高等学校

 
歌と踊りで盛り上がる - 杉谷ガマダス盆踊り大会 -

 島原四小グラウンドで16日夜、杉谷ガマダス盆踊り大会が開かれ、浴衣姿の児童や保護者、地区住民らが地区オリジナル曲「SUGITANI」などを踊って夏の一夜を楽しんだ。

 以前は地区青年団主体で実施されていたが、噴火災害からの復興を願って町内会などでつくる実行委員会(実行委員長=川村清二杉谷地区町内会連絡協議会長)が四小と杉谷公民館の移転を機に2000年から再開し、今年で7回目。
[2006/08/18:島原新聞]

 
大手浜にスクイを再現 - ほぼ昔の姿に近い形に、体験学習や観光にも活用 -

 島原市の大手浜海岸にこの夏、懐かしい風景がお目見えした。「石干見(スクイ)」だ。市水産課が「どもたちに、有明の海に親しんでもらい、健全育成の場になれば」と整備。今月末に完成する。

  石干見は、干満の差が大きい有明海の特性を生かした漁法のひとつ。海浜に石垣堤を円形もしくは半円形に築き、満潮時に堤の中に入った魚が海水が引いた干潮 時に出られなくなる仕組み。有明海はもとより九州各地、南太平洋地域にかけて点在し、学問的には「いしひび」と総称されている。とくに島原半島から北高来 郡にかけての有明海沿岸には多数存在し、「スクイ」もしくは「スキ」と呼ばれていた。

 市内の有明町地域には明治期、29個の石干見が あったものの、戦後「海苔養殖が広まり、養殖場造成のため破壊された(『有明町史・下巻』)。現在は、諫早市高来町湯江に1個残っているだけ。近年、伝統 漁法や民俗が見直され、これを地域活性の観点で再活用する動きもあり、大分県宇佐市でも今秋、1個の石干見が復元復活するという。
[2006/08/18:島原新聞]



 
特別祈とうで願いごと - 三十番神大祭大賑わい -

 島原市寺町の護国寺で16日、恒例の「三十番神大祭」が開催され、多くの家族連れなどでにぎわった。

 大祭は毎年1月と8月の16日に 開催。1736年に島原松平藩主三代目、忠俔公が大病を患った際に京都の彫師30人に1体ずつ彫らせ、1カ月間順番に人 や国を守る神々とされる「三十番神」が同寺には保存されており、この大祭の日だけ開帳され、その神像の前で営まれる特別祈とうは宗派を問わず多くの人に人 気だ。

 早朝から詰めかけた参詣者は本堂で受け付けを済ませ、三十番神が安置されている番神堂へ。そこで午前九時から1時間ごとに特別祈 とうが行われ、岩永泰賢 住職ら僧侶11人がリズミカルな読経を繰り広げながら、1人ずつの氏名と祈願内容を読みあげ、修行中に写経したお経の入った筒で参詣者の背中をなでて回っ た。参詣者は家内安全や学業成就、商売繁盛など願いごとの書かれたお札を大事そうに持ち帰っていた。
[2006/08/17:島原新聞]


[関連サイト]
- 護国寺

 
島原選抜チームに軍配 - 中学生の日韓スポーツ交流、スパイク届かず借りて -

 島原市と韓国の中学生がサッカーを通じて交流を図る「島原市日韓スポーツ交流事業」で韓国に派遣されていた島原市選抜チームが14日夜、帰国した。

 市の将来を担う青少年にスポーツ交流を通じて、より国際化に対応できる人材になってもらおうと、同市日韓スポーツ交流実行委員会(会長=宮崎金助教育 長)が主催。選抜チームは、林田行弘島原二中校長を団長に、原田大貴君(島原一中3年)ら市内四中学校の3年生19人の計25人。

 一行は11日早朝に出発して韓国に向かい、交流中学校のある安東(アンドン)市へ。初日夜にあった歓迎レセプションには現地の市長も出席するほど熱烈な 歓迎を受けた。12、13日にあった安東中との親善交流試合は20万人収容の競技場で行われ、その立派さに選手たちも感激したほど。

 だが、送迎バスに乗せたままだったスパイクが島原チームの手元に届くのが遅れるというアクシデントがあり、安東中からスパイクを借りて交流試合にのぞん だそうで、「試合に出ない安東中の選手から同じサイズのものを借りてゲームに挑んだが、スパイクを貸してくれたことに感謝する姿も見られるなど、結果的に より交流が深まった」と林田団長。2日間にわたって繰り広げた親善交流試合は、総合得点で島原選抜チームに軍配があがったという。

 ほかに、1泊2日のホームステイもあり、選手2、3人ずつが現地の6家庭に受け入れてもらい、家族と寝食をともにするなど韓国の「生の家庭」を体験し、 生活習慣の違いや日本のよさをあらためて感じた。林田団長は「選手たちは、言葉は通じなくても心で通じ合っていたようだ。スポーツを通じてよい交流がで き、視野も広がったのではないか」と話していた。
[2006/08/17:島原新聞]

 
盛大!!伝統の精霊流し - 98隻がナマイドー -

 島原市の伝統行事「精霊流し」が15日夜繰り広げられ、町内会や個人の精霊船98隻が各地区でナマイドーの掛け声のもと勇壮な練りを展開した。

 今年は、昨年の爆竹問題を受け、町内会や行政などでつくる精霊流し実施協議会(加藤勝彦会長)が「花火(爆竹)の使用禁止」を申し合わせていたが、今年も耳をつんざくような爆竹の音は鳴りやむことはなかった。

 同協議会では「花火(爆竹)の使用禁止」について、町内会長や各精霊船の責任者に注意を呼びかけ、町内会の回覧などを通じて周知を徹底させたところ、 「全体的に見れば爆竹の使用は減っていた」そうで、花火を使用している参加者にも注意をすると、すぐやめたところもあったという。
[2006/08/17:島原新聞]

 
熱い絆を結び合った - 島原市中学生日韓交流事業、ギクシャクした関係よそに -

 「いつの間にか打ち解けている自分にビックリしました」。「国と国との違いを忘れそうになりました」。「わたしたちが日本と韓国をつないでいくべくだと思いました」。「考えられないような思い出を持って帰りました」 - 。

 今月1日から韓国ソウル市を訪れ、近郊の高陽市鼎鉢(ジョンバル)中学校(キム・ジェスク校長)との友好を深めた平成18年度島原市中学生日韓交流事業・訪韓団(北浦幸二団長)一行の報告会・解団式が11日、有明公民館ホールであり、参加した中学生らが感想を発表。竹島問題等で冷え込んでいる両国のギクシャクした関係をよそに、熱い絆を結び合った喜びを噛みしめた。

 島原市が同交流事業の中で韓国鼎鉢中学校との交流を始めたのは、昨年から。それまで継続してきたソウル市内中学校訪問が、竹島領土問題の勃発で難しくなり、代わりに福岡の旅行会社を通じて同中を紹介されたのが "縁" だった。それでも昨年は、「韓国で日本の国旗を振ることができない状況にあった」が、「日本が韓国を支配した過去の歴史を踏まえ、礼儀を尽くして相手を尊重する気持ちを表明する」ことで、双方の心を通じ合う一つの道筋を備えることができた。

 加えて、それまで一方通行だった同事業が、今夏は鼎鉢中学校側から「日本の中学校で授業を体験してみたい」と申し出があり、40人の韓国中学生が7月はじめ、本市を訪問。有明中学校で一緒に授業を受ける一方、韓国を訪れる予定になっている本市の中学生の家庭にホームステイした。

 そうした積み重ねをして出発した今回の訪韓団の団員生徒20人は、異口同音にパートナー家庭と結んだ絆の確かさを証言した。
[2006/08/15:島原新聞]

 
遊びと美の空間に変身 - 森岳アート・コンテンポレイニアス展 -

 二十二世紀美術館(木下悌二代表)主催の芸大生らによる現代アート展「森岳アート・コンテンポレイニアス展」が森岳商店街の鵜殿邸、日通倉庫、青い理髪店などで開かれている。20日まで。

 毎年、今頃の時期になると、同商店街の "ある部分" が、いつもとは異なる顔を見せるようになる。古い家屋や通りに不思議な仕掛けがあり、既成のモノが単なるモノではなく、遊びと美の空間に変身するからだ。作品とは言っても、いわゆる絵画や彫刻等のそれではない。建物や道路、立ち木など「既にある物」にテープや糸、ゴム、布、鉄線、パイプなど、既にある生活用品、工事道具等の素材とを組み合わせ、もしくは組み替えることによって「それまでになかった新しいものをつくり出し、公開する」といった作品であり、したがってそれらは決められた場所と時間の中で一時的に存在する作品でもある。

 第6回目になるこのたびの同展は、鵜殿邸、青い理髪店、宮崎酒店横の坂道、国道沿いにある旧日通倉庫の四箇所で展開。鵜殿邸では過去数回取り組んだ経緯があるものの、同邸が改修の途にあるため、それらとの関係で仕掛けられた今回の作品は、またちがった顔を覗かせている。
[2006/08/15:島原新聞]

 
島原から全国に放送 - 2500人以上が参加、NHK巡回ラジオ体操 -

 人生を豊かに生き生きと過ごすにはまず、心と身体の健康づくりから - 日本郵政公社とNHK、全国ラジオ体操連盟が主催する本年度の「夏季巡回ラジオ体操・みんなの体操」が14日早朝、島原市営平成町多目的広場で盛大に行われ、市内外から集まった住民2500人以上が夏の日の出とともに爽やかな汗を流した。

 幼い頃から誰もが親しんできたラジオ体操は昭和3年、国民の健康維持・増進を図るため当時の逓信省簡易保険局(現日本郵政公社)が「国民保険体操」として制定以来、NHKと全国ラジオ体操連盟との共同で普及に努めてきたもの。その一環としてことしも7月から全国43会場、九州では島原市を含む6会場で同巡回ラジオ体操が今月行われている。本市での開催は普賢岳噴火前の平成2年以来、実に16年ぶり。
[2006/08/15:島原新聞]

 
知っておきたい市の仕事 - 予算説明書を全戸に配布 -

 自治体合併で発足した雲仙市はこのほど、本年度の予算について市民向けに分かりやすく説明した冊子「知っておきたい雲仙市のしごと」を発刊し、市内全世帯に配布した。

 「情報公開と市民総参加のまちづくり」を掲げる奥村市政の新たな取り組み。市民が郷土の将来を考える際に課題を見つけ、議論するための材料として、また地域にとって必要な施策を提案してもらうための材料として活用してもらおうと作成したもの。
[2006/08/13:島原新聞]


[関連サイト]
- 雲仙市役所

 
耐震補強工事始まる - 大三東小と有明中の3棟 -

 島原市教育委員会はこのほど、昭和46年の旧耐震基準以前に建てられた大三東小学校と有明中学校の校舎3棟の耐震補強工事を始めた。工事は11月初旬までかかる見通し。

 安全な学校づくり、教育環境の改善を図るため同市では平成13年度から耐震診断調査を年次計画で進めており、島原二小の6棟については平成15 - 16年度で補強を含む大規模改修工事を実施した。

 同教委によると、旧有明町との合併後の最新データでは、昭和56年以前の新耐震基準以前の建物(校舎・体育館)は小学校で31棟、中学校で19棟あり、このうち小学校23棟、中学校15棟が必要な耐震指標「0.7」を満たしていない、という。

 大三東小の校舎2棟は昭和43,4年に建てられ築後36年、有明中の1棟は昭和37年に建てられ築後43年を経過。いずれも鉄筋コンクリート造りだが、旧耐震基準以前の建物で老朽化が進んでおり、耐震指標は0.3 - 0.4と低い。

 補強工事は鉄骨やコンクリートなどを使って柱や梁に強度を与えるもの。耐震指標が基準の0.7以上になれば、震度6強の地震でも倒壊しない強度が備わるという。耐震補強工事の総事業費は両校で計約1億円。
[2006/08/13:島原新聞]

 
子ども精霊船づくり - 手際よく切り子トーロー -

 15日に実施される島原市の伝統行事「精霊流し」を前に、島原三小と島原二中の児童・生徒約50人が12日、精霊船づくりに取り組んだ。

 白山地区青少年健全育成協議会(永門重明会長)が伝統行事の継承を目的に1986年から続けているもので、精霊流しが休止となった1991年をのぞき毎年行っている。

 精霊船づくりの経験がある白山長生クラブ(小島佳節会長)の "職人" ら約15人が指導し、三小育友会(前中浩孝会長)のお父さんら約20人が協力。児童らは竹を組んだり、船体に巻くわらづくりを手伝ったりして長さ約2mの精霊船を造り上げた。
[2006/08/13:島原新聞]

 
島商生徒会が国際ボランティア - 横浜の先輩からの手紙で『動き出す』 -

 先の大戦終結から数えて61年目にあたる今年、県立島原商業高等学校(権藤哲郎校長)に、横浜市在住の同校OB佐藤サツキさん(旧姓山崎、第11回生) から一通の手紙が届いた。それは、「太平洋戦争で鹿児島71連隊大隊ほか、同胞の兵隊さんたちが玉砕した地」フィリピンバギオ地区で、「朽ちかけた慰霊碑 を見たことをきっかけに、慰霊碑建立など、地道なボランティア活動をなさっている」斎木一氏を紹介し、あわせて同地の小学校にピアニカやリコーダーなどの 楽器を贈り、同地「周辺に6700人以上もいる日系人たち」に日本を紹介する "コイノボリ" の寄贈を支援できないだろうか、と問い合わせする内容だった。

 この話を聞いた同校生徒会(杉本健太郎生徒会長)は、この国際的なボランティアに共感。生徒たちに協力を呼びかけるなど動き出している。
[2006/08/12:島原新聞]



 
研修の一環で清掃奉仕 - 養護学校の新任教諭 -

 諫早・島原地区の養護学校4校の20 - 30歳代の新任教員12人が10日、島原城天守閣の北側の梅園で清掃活動に汗を流した。

 研究授業や福祉施設での研修などを盛り込んだ今年4月から1年間の初任者研修の一環として、清掃活動を通じて作業の厳しさを実体験するとともに、奉仕の 心や公共施設の美化について意識を高めてもらうために、諫早・島原地区初任者研修実施運営委員会が実施したもので、諫早、諫早東、希望が丘高等、島原の養 護学校の新人教員が参加した。
[2006/08/12:島原新聞]

 
子ども絵画教室 - 描く楽しさを学ぶ -

 第35回島原市子ども絵画教室が11日、島原二小で開かれ、市内の小中学生約200人が絵を描く楽しさを味わった。

 子どもらに絵を描く喜びを知ってもらうことで豊かな心を育んでもらうとともに、児童・生徒の相互交流を図ろうと、美術に関わる教員や元教員でつくる市教育研究会図工部会が主催する夏休み恒例の長寿イベント。
[2006/08/12:島原新聞]

 
原田君代表で決意表明 - 島原中学生選抜韓国へ -

 サッカーを通して島原市と韓国の中学生が交流する本年度の「市日韓スポーツ交流事業」で島原市の中学選抜チームが11日、韓国・安東市へ向かった。

 郷土の将来を担う青少年にスポーツを通じた交流を体験させ、国際化に適応できる人材の育成を図る目的で同市教育委員会が毎年実施しているもの。3回目。

 一行は島原二中の林田行弘校長を団長に、市内の中学選抜メンバー19人(島原三中の酒井寿也選手は九州中学校体育大会陸上競技出場のため不参加)。8月 11 - 14の4日間の日程で韓国・安東市を訪問し、国立・安東中の選手らと交流親善試合を行うほか、市内の見学やレプティングと呼ばれる川下り体験、ホームステ イなどが予定されている。
[2006/08/12:島原新聞]

 
お城でも消防車の絵 - 子ども101人が一生懸命 -

 本年度消防スケッチ大会が10日、島原城天守閣駐車場で行われ、園児や小学生101人がお城を背景にした消防車などの絵を描いた。

 子どもたちに消防活動や消防車両に対する親近感を深めてもらうとともに、火遊びなどの防止を図る目的で、島原地域広域市町村圏組合消防本部が、管内の雲 仙市瑞穂町 - 島原市 - 南島原市加津佐町の12会場で7月24日から実施。きょう11日の有明町民センターが最終会場となる。
[2006/08/11:島原新聞]

 
プール16か所に不備 - 島原・学校など点検改修 -

 埼玉県ふじみ野市の市営流水プールで女児(小学2年)が排水口にのみ込まれ死亡した先月31日の事故を受け、島原市教育委員会は事故発生の翌日から市内 のプールについて緊急点検を実施。小学校7校のプールと温水プールの計16か所で排水口に不備が見つかり、10日までに改修を行った。

 学校プールの安全管理については文部科学省(当時文部省)が1999年、排水口蓋の固定や吸い込み防止金具の設置を通知している。同市教委が管理する小 学校9校のプールの排水口兼循環吸い込み口には格子状の蓋を設置しボルトで固定しているが、四小と湯江小を除く7校の高学年・低学年用両プール14か所に 加え市立温水プールの計15か所については、その内側のパイプに吸い込み防止金具が設置されておらず、より安全な二重構造になっていなかった。

 このため同教委では10日、対象施設を急きょ臨時休業とし、ステンレス製の吸い込み防止柵を取り付ける改修工事を開始。1日で終える予定で実施した。

 一方、一小の低学年用プールの排水口については蓋を固定するナットが緩んでいたため、すでに改修を行っている。

 同教委庶務課では「排水口兼循環吸い込み口の蓋は10年以上前からすべてボルトとナットで固定していたこともあって、二重構造についての認識が甘かっ た」としており、一小低学年用プールのナットの緩みについては「使用する前に掃除をして点検するため、問題があれば学校から連絡するようにしなければなら ない」と対策を語った。
[2006/08/11:島原新聞]

 
人を助ける仕事がしたい - 看護学校オープンキャンパス -

 島原市萩原1丁目の市医師会看護学校で10日、オープンキャンパスが開かれ、志望者らが教育課程を知ったり、実習設備などを見学したりした。

 午前と午後の2回行われ、高校生や主婦など男女計76人が参加。准看護師と看護師の違いや、両科の教育内容や年間行事などの説明を受けたあと、実習室や図書室などを見学したり、看護学生の実習風景を目の当たりにしたりした。

 「人を助ける仕事をやりたい」と、准看護師を目指す小浜高3年の女子生徒(17)は同校への入学を希望しており、「設備が整っていていいなあと思った。試験の小論文を頑張らなきゃ」と身を引き締めていた。
[2006/08/11:島原新聞]



 
農業活性化研究大会 - 生産者ともっと連携を・外食など消費支出が倍増 -

 農業における消費者と生産者のつながりを深めるため、本年度島原地域農業活性化研究大会が8日、雲仙市吾妻町ふるさと会館で行われ、関係者約300人が講演やパネルディスカッションなどを通じて考えを深めた。

 消費者と生産者が食と農に対する考えを交換することで、農業経営の活性化などを図ろうと、島原地域農業振興協議会(会長=吉岡島原市長)と県島原農業改良普及センターの主催。大会テーマは「連携しよう!消費者と生産者」。

 農業ジャーナリストの榊田みどりさんが「食と農に架け橋をかけるために」と題して講演したほか、島原地域農業振興協議会長賞(既報)の表彰式があり、こ のほど全国農業コンクールで名誉賞・農林水産大臣賞を受賞した雲仙市吾妻町の吹原繁男さんが事例発表をし、生産者と消費者の代表が「消費者の想い生産者の 想い」のテーマでパネルディスカッションを繰り広げた。
[2006/08/11:島原新聞]

 
今もなお被爆者たちは - 島原半島原爆殉難者追悼慰霊祭 -

 蝉の鳴き声が炎天下の大地に静かに染み込んでいく島原市霊丘公園の一角、霊丘神社境内の原爆殉難者碑の前で9日、長崎県原爆被爆者島原半島連合会(宮崎 正光支部長)主催の平成18年度原爆殉難者追悼慰霊祭が営まれ、参列者約60人が61回忌を迎えた同殉難者らの冥福を祈った。
[2006/08/10:島原新聞]

 
まず友達や家族が仲良く - 心を込めて合唱「青い空は」 -

 『覚えていてください。日本が昔、戦争をしていたこと。長崎に原爆が落とされたこと。たくさんの命が奪われたことを - 』

 島原市内の小中学校などで9日、それぞれ平和集会が開かれ、次代を担う子どもたちが学習や被爆体験談を通じて学んだ戦争や原爆の悲惨さ、平和の尊さをあらためて確認しあった。

 島原第四小学校(前田清英校長・237人)では全校児童が体育館に集まり、平和集会を開催。前田校長は「戦争が終わって61年。原爆では何の罪もない人 たちが尊い命を奪われた。なぜ、同じ地球に暮らす人間が殺し合いをするのか。日本は外国に攻めて行った経験があり、日本人もまた戦争で何百万人もなくなっ た。文化や考え方の違い、経済、利害関係、宗教の違いなど、話し合いでまとまらないからといって喧嘩していいのか。誰も戦争はしたくないし、してほしくな いものだ。日本は戦争を絶対にしないという憲法をつくり、地球上の国と仲良くできるよう努力している。皆さんも戦争をしないために何ができるか考えてほし い。これからの国際社会では特に外国の人たちと仲良くしなければならないが、その前に友だちや家族と仲良くすること。家庭の平和が地域やまちの平和、そし てそれが世界の平和につながる」と子どもたちに伝えた。
[2006/08/10:島原新聞]

 
島高ピースフォーラム - きっと『平和』につながる、「被爆クスノキ」寺田さんが活動報告 -

 9日にあった島原高(柳川伸一校長、811人)の全校平和集会「ピースフォーラム」では、原爆で被爆しながらも甦った長崎市の山王神社にある被爆クスノ キの苗木を三会中などに植樹した体験をまとめた「平和のたからもの」(2001年刊)の著者、寺田志桜里さんら3年生5人でつくる「平和のたからもの実行 委員会」が、これまでの活動について発表した。

 「平和のたからもの」は、もともと寺田さんらが小学6年生の時に自作の絵でつくった紙芝居で、原爆で焼けた被爆クスノキの種を拾い育てて見守るととも に、成長したクスノキ2世の木が平和について考えさせてくれる物語。本は紙芝居や被爆クスノキの植樹、被爆体験談などをまとめたもので、寺田さんらは「語 り部」として、これまで8月9日には小中学校や保育園などで紙芝居の読み聞かせなどの講演をやってきた。だが実行委員は来春に卒業するため、「最後は母校 でやりたい」と、この日にのぞんだ。

 寺田さんが小学2年の時に山王神社の被爆クスノキに出会ってから10年。これまで「幼い子どもたちに平和や命の大切さを知ってほしい」との思いで活動を 続け、紙芝居を読んだ子どもたちから感想の手紙や千羽鶴が届くなど全国各地から反響があった。「これまで続けてきてよかった。一緒にやってきた仲間に感謝 したい」と述べ、実行委員の覚本将紀君や橋本真希さん、岸本卓也君、中島るる美さんは紙芝居の英訳に取り組んだり被爆クスノキの苗木を植樹したりしてきた 活動を振り返りながら、「紙芝居を聞いてくれる子どもたちの真剣な眼差しに感動した」などと感想を述べた。
[2006/08/10:島原新聞]



 
島原翔南高の4人組 - 高校生バンド九州大会へ -

 島原翔南高1、2年の飛永渉吾、佐藤慎太郎、長池良太、浅田享英君の4人でつくるロックバンド「Rain(レイン)」が、七月三十日に長崎市であった十 代のための音楽祭典「TEEN‘S MUSIC FESTIVAL2006」の長崎大会で最優秀賞のティーンズ大賞に輝いた。

 ヤマハ音楽振興会が主催する全国規模のイベントで、長崎大会には10組が演奏を競った。Rainは10月29日に福岡市のZepp Fukuokaである九州大会に出場する。
[2006/08/09:島原新聞]



 
長崎ルート実現に向け - 誘致雲仙市民の会が要望 -

 九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)の早期実現に向け、「同ルート誘致雲仙市民の会」(会長=石田直生・同市観光協議会副会長)が8日、佐賀県の鹿島・江北両市町に対し要望活動を行った。

 同ルートの着工をめぐっては並行在来線の存続・運行の問題がネックとなっているが、同会では西九州地域の一体的振興が実現することを願い、早期実現に向け両市町の協力を求めたもの。

 会は観光関係者や商工会、漁協、婦人会など各種市民グループの代表ら女性を中心に約20人で構成。要望活動の出発に先立ち団結式が同日早朝、同市吾妻町ふるさと会館で行われた。

 石田会長は「本市だけでなく県全体の浮揚の起爆剤として、また子や孫の世代のためにも是非とも実現しなければならない」と強調。

 奥村市長は「余裕をもって互いに気遣えるよう、女性を中心に組織してもらった。本市の気持ちを理解してくれる人たちが必ずいる。互いにふるさとのため、ゆとりをもって話し合いの場ができれば?。皆さんの意を伝えてもらえれば、きっと成功する」と激励した。
[2006/08/09:島原新聞]



 
豪雨災害地に - 島原市と消防団が見舞金 -

 記録的な7月の豪雨災害で災害救助法の適用を受けた長野・鹿児島・宮崎三県の10自治体に対し島原市は7日までに、見舞金として総額90万円を送ることを決めた。

 内訳は長野県の諏訪・下諏訪・岡谷の3市町に各10万円、大口・出水・薩摩川内・さつま・菱刈・湧水の6市町を対象に鹿児島県に計50万円、宮崎県えびの市に10万円。

 一方、同市消防団も鹿児島県の出水・薩摩川内・大口の3市と熊本県人吉市、宮崎県えびの市、長野県岡谷市の6自治体に見舞金として各10万円を贈る。
[2006/08/09:島原新聞]

 
キャンプ砂防始まる - 九大の松下さんら5名 -

 全国の大学生が砂防事業の意義や役割について学ぶ「キャンプ砂防in雲仙」が7日、国交省雲仙復興事務所で始まった。

 平成10年度から始まり、9回目のことしのテーマは「火山との共生 - よみがえる雲仙」。九州大学から3名、信州大学と日本大学から各1名の理科系学生計5名が参加している。

 開講式で同事務所の秦耕二所長は「普賢岳噴火災害は長期にわたり次々と発生したため、試行錯誤しながら苦労して進められてきた火山砂防事業。自然を相手に地域を守ることについて垣間見てもらえれば、実体験が必ず将来、役に立つ」と述べた。
[2006/08/09:島原新聞]



 
合併 - まちづくりの機会 - 地域に足をつけ耕すように -

 市町村合併による自治体の規模拡大によって、それまでの小さな町・地域の特性が失われないだろうか - そんな懸念の声もちらほら聞かれる中、「合併をまちづくりの機会」と捉え、手作り・手弁当のセミナー(勉強会)を開いているまちづくりセミナーネットワー ク(事務局=佐々木信明さん)が4日、第2回講演会・意見交換会を島原市有明総合文化会館グリーンウェーブで開催。内田文雄山口大学大学院理工学研究科教 授(国交省地域振興アドバイザー)が「耕すようにまちを育てよう - 雪国の小さな町の試み - 」の題で新潟県川西町(現十日町市)の事例を報告し、あわせて地元島原半島での展開の仕方・あり方などについて意見を交わした。

 内田教授は、「私は地域に足をつけ、地域の人たちと係わりながら仕事をやってきた。それは普通の話だが、実際にはなかなかうまくいかないことが多い」。 「それに、農業というものがとても気にかかる。耕したり、除草や施肥、水やりなど、一つひとつの作業を積み重ねながら結果を出していくもので、まちづくり も同じだからです。〈文化〉とは本来、〈耕す〉という意味があるのは、そういうことだと思う」と前置き。「信濃川の河岸段丘にある純農村のまち」川西町で の取り組みをスライドを使って紹介した。
[2006/08/08:島原新聞]




 
島原水まつり盛り上がる - 湧水!!豊かな恵みに感謝・妹尾・長田さんらを表彰 -

 島原の豊かな湧水の恵みに感謝する第19回島原水まつり(島原を美しくする会主催)が6日、武家屋敷と島原文化会館で開催され、さまざまなイベントで盛り上がった。

 このうち、長さ407mの観光名所の武家屋敷通りにはロウソクを灯した竹灯ろうがズラリと並び、「夏の夜の癒やしの空間」を演出。浴衣姿の親子などが涼 を求めてそぞろ歩きを楽しんだり、水に溶ける短冊に願いごとを書いて水路に流したり、水ヨーヨーなどで遊んだりして水に親しんだ。
[2006/08/08:島原新聞]



 
手づくりの「竜」も登場 - 夏まつりで楽しい思い出 -

 島原一小グラウンドで5日夜、第4回一小夏まつりが開催され、長さ約10mの手づくりの「竜」が登場して会場を大いにわかせた。

 「お金をかけずにリサイクルの心で、小学生最後の夏の思い出づくりを」と、箱詰め果物の底に敷いてある緩衝材約200個をつなぎ合わせて金モールなどを飾り付けて完成させた6年生87人と保護者の力作。緩衝材の半円のくぼみを竜の鱗(うろこ)に見立てた。

 児童らが担いだ緑色の竜は、長崎名物の竜(じゃ)踊りさながらに会場を練り歩いたり、音に合わせて動いたりして盛り上がりは最高潮!夏休み中の3日間で 制作し、全員での練習は2日間だけだったそうで、代表の吉武公香さんは「みんなが集中してやってくれたから満点の出来!取り組んでくれたお母さんや子ども たちに感謝したい」と話した。

 まつりは実行委員会(宮崎孝三実行委員長)が主催し、一中のブラスバンド部の演奏や森岳婦人会などによる「がまだす音頭」、民謡やダンスなどの出し物が 繰り広げられ、焼き鳥などの出店もあって多くの人でにぎわった。ペットボトルキャンドルによる「平和の灯火」は強風のため中止にした。
[2006/08/08:島原新聞]


[関連サイト]
- 島原市立第一小学校

 
中国テレビ局が取材に - 広東省全域が放送エリア・視聴率トップの番組で紹介 -

 恵まれた自然、独自の歴史と文化に育まれた観光県・長崎を扱ったテレビ番組の制作のため、中国・広東省のテレビ局のスタッフが4日、島原市を訪れ、島原城などを取材した。

 来島したのは、広東省全域を放送エリアにもつ南方電視台で人気の女性リポーター、梁音(リャンイン)さんをはじめ、ディレクター、カメラマン2名の計4名。南方電視台は省クラスのテレビ局で、視聴者はなんと約7500万人もいる。

意識の高さに感心した - 見事に復興し素晴らしい -

 噴火災害の教訓を伝える雲仙岳災害記念館について梁さん(29)は「地元の皆さんの災害に対する意識の高さに感心した。災害に遭われたが見事に復興され、きれいな景色も保護されており、素晴らしい取り組み。立派な教育施設は中国の人たちが勉強するのにも非常に有意義だ」と感想。「歴史や文化、景色、地元の人たちのふれあいなど魅力を伝え、長崎を旅してみたいと思ってもらえるような番組を作りたい」と笑顔で語った。
[2006/08/06:島原新聞]

 
スクールガード養成など - 地域ぐるみで学校安全・雲仙市・文科省の委嘱受け -

 文部科学省の委嘱を受けて「地域ぐるみの学校安全」事業に本年度取り組む雲仙市はあす7日、「子どもの安全を守る推進委員会」(会長=吉田功造・鶴田小校長)を同市吾妻町ふるさと会館で開く。

 子どもたちが犠牲となる悲惨な事件が近年、全国各地で相次いで発生。学校をはじめ子どもたちの身の安全を守るためには、地域住民の協力のもと安心・安全なまちづくりが求められている。

 同事業は、子どもの安全を守るため学校内の巡回や通学路の安全点検、危険箇所の点検、登下校の見守りなどを行うスクールガードの養成を柱に、地域の実情に即した取り組みを進めるもの。同市にはすでに警察官OBや元校長がスクールガードリーダーとして四名配置されている。

 
進む『精霊船』づくり - 数は年々減っているが -

 島原の盆の伝統行事「精霊流し」に向け、精霊船づくりがピーク。島原市萩原2丁目の通称・馬事会館跡地では同市北原町の馬場喜一さん(57)ら4人が1日から取り組んでいる。

 容赦ない真夏の日光をさえぎるために張った幕の下で、汗を流しながら作業を進めてゆく。製造する船の長さに合わせて竹を切り、ガスバーナーであぶりながら竹を曲げて組み、しっかりと縄で結んでゆく。大工などの経験がある仲間との息はピッタリ。13日までに20隻ほどつくるが、「つくる数は年々減っている」という。

 精霊船づくりは、「親方」から「弟子」へ受け継がれ、つくりながら技術を学んでゆく。馬事会館跡地は精霊船づくりの「元祖」と呼ばれる場所だそうで、馬場さんの親方もそこから「分家」したという。今夏、馬場さんたちは、親方の奥さんの精霊が乗る精霊船も作っており、「身が引き締まる思いだね」とほほ笑んだ。

 以前、精霊船は町内会や青年団が作っていたりしていたが、いまは人手不足などにより町内会でつくるところは少なく、業者に注文するのが主流。だが、以前に比べ製造者も減っているという。本紙取材で把握したのは2組。馬場さんたちも、そのほかのグループは知らないという - 。
[2006/08/06:島原新聞]



 
約十種類の薬草を使い - 護国寺で料理の勉強会 -

 島原市寺町の護国寺でこのほど、檀家の女性十数人が薬草を使った料理づくりに挑戦した。

 幼い頃から山登りや山菜とりなどをやり豊富な知識をもつ同市小山町の種村繁守さんから旬の薬草について学びながら取り組んだもので、地元で獲れたサルノコシカケやレイシ、イワタバコ、ドクダミ、マタタビなど約十種類を使った。

 女性らは薬草の種類や効果を教えてもらうとともに、おしゃべりを楽しみながら料理をし、マタタビの新芽を揚げた天ぷらや薬草サラダ、レイシやサルノコシカケなどで作ったお茶など約十品が出来上がり。さっそく味わったところ美味だったそうで、「薬草を活用していた昔の人の知識を伝承する場になり、薬草のよさを見直す機会にもなった」と岩永泰賢住職。
[2006/08/06:島原新聞]


[関連サイト]
- 日蓮宗 護国寺

 
ながさき農林業大賞 - 島原農振協会長賞に輝く、伊達さんら八戸・3団体 -

 県農業改良普及センターは3日、農業経営の改善などに精力的に取り組み実績を上げている農家や団体を讃える本年度の「ながさき農林業大賞島原地域農業振 興協議会長賞」の受賞者を発表。「トップファーマー」(個人)には島原市の野菜農家、伊達孝義さん・千代美さん夫妻ら八戸、「いきいきファーム」(組織) には同市の「マルヤマ部会」や「島原しいたけ組合」など3団体が選ばれた。

 表彰式は8日、雲仙市吾妻町で開かれる本年度の「島原地域農業活性化研究大会」の席上行われ、本年度の「ながさき農林業大賞」に推薦される。
[2006/08/05:島原新聞]

 
入ってみたらナンと - 白水川で水生生物調査 -

 島原三小の4年生7が教諭や島原市職員ら6人とともに1日、校区内を流れる二級河川の白水川で「川遊び」を楽しみながら生物調査を行った。

 同市と県南保健所、同校が毎年行っている水生生物調査で、生物の生息状況から川の環境や水質を探るとともに、地域の川への愛着を深めてもらおうというもの。

 これまで降り続いた雨の影響のためか川は濁っていたが、児童らはゴム長靴やサンダルを履いてひざの高さまで川に入り、「いた!」などと歓声 をあげながら、網ですくい上げたりピンセットで集めたりしてミズムシやカワニナ、ヒル、サワガニ、スジエビなど8種類の生物をゲット。

 地区住民によると、以前同川は泳げるほどきれいだったそうで、現在の汚れは家庭排水の流れ込みが原因と考えられている。児童らが採集した生物と、川の汚 れなどの目安となる生物約40種類をまとめた一覧表と見比べた結果、判定は例年どおり4段階の下から2番目の「汚い」川だった。
[2006/08/05:島原新聞]

 
3か月で239件 - 検挙!運転中に携帯電話 -

 島原警察署長の諮問機関、島原署協議会(鐘ヶ江元島原市長を会長に委員7名で構成)が3日に開かれ、性犯罪などが多発する恐れのある夏場の対策などが示された。

 席上、7月に署内であったミニ広報紙などコンクールのミニ広報紙部門で入賞した安徳駐在所の野中邦弘巡査部長と旧広馬場交番の野本三夫巡査長に、同協議会から栄誉を称える賞状とトロフィーが贈られた。

 会議では、前回委員から出された運転中の携帯電話使用の取り締まりについて4 - 6月中に計239件を検挙し、今後も取り締まりの徹底を図ることが示され、「子ども110番の家」の再整備については引き続き見直しを図る方針を示した。

 
非核・平和への取り組み - 半島3市に協力を要請 -

 ヒロシマ、ナガサキへの原爆投下から、ことしで61周年。「2006年原水爆禁止世界大会」の一環として同大会平和行進島原南高実行委員会(代表=鵜殿勝人・県高教組島原支部長)は1日、島原・雲仙・南島原の3市を訪れ、非核・平和に向けた取り組みを要請した。

 同実行委では5日夜、島原市内で平和行進などを繰り広げるため、行政に協力を要請。島原市には関係者7人が来庁し、吉岡市長の署名入りペナントやメッセージなどを谷口助役から受け取り、合わせてさらなる被爆者支援を国に働きかけるよう求めた。
[2006/08/04:島原新聞]



 
裁判員制度のポイント - 島原支部で説明会を開く -

 無作為に選ばれた国民が「裁判員」となって裁判官と一緒になって刑事裁判を審理し有罪か無罪かを判断して刑を決める「裁判員制度」が2009年5月まで に始まる。同制度の住民向け説明会が31日、島原市城内1丁目の長崎地方裁判所島原支部の法廷であり、住民ら約30人が熱心に聞き入った。

 同制度に対する理解を深めてもらおうと、長崎地裁が各支部において開催している説明会。放火事件の裁判を題材にしたVTRを見てもらいながら、▽起訴状 朗読などの冒頭手続き▽証拠調べ▽弁論▽評議▽判決宣告?という裁判の流れを学んでもらったあと、長崎地裁刑事部の小山恵一郎判事補が同制度のポイントを 解説。

 実際に裁判に参加するのは、裁判官3人と、20歳以上の国民のなかからくじで選ばれた裁判員6人の計9人。裁判員は争点や証拠を整理したあとの審理に参 加し、全員で意見を出し合う評議を経て判決の宣告に立ち会う。本県においては過去のデータから同制度の対象となる刑事事件は30 - 40件程度になる見込みで、長崎市の長崎地裁の裁判員法廷で行われることになる、という。

 
香蓮さんに「演技部門賞」 - 全日本国民的美少女コンテスト、スターへの登竜門 -

 第11回全日本国民的美少女コンテスト(主催=同実行委、後援=テレビ朝日、東映、ニッポン放送、ソフトバンク、オスカープロモーションなど)の第3次 審査(本選)が2日、東京の赤坂プリンスホテルで開かれ、島原市中町の宮崎春而・千絵さん夫妻の長女、宮崎香蓮さん(12)=(島原一中1年)=が「演技 部門賞」に輝いた。

 同コンテストは女優、タレント、モデルなど有名スターへの "登竜門" として知られる。過去の受賞者の顔ぶれを見ても、上戸彩(第7回審査員特別賞)、米倉涼子(第6回審査員特別賞)、佐藤藍子(第6回グランプリ)、石川亜 沙美(第4回モデル部門賞)など "超一流どころ" が並んでいる。
[2006/08/04:島原新聞]



 
歓迎!!ようこそ島原へ - スポーツを通じ日独交流、2年ぶり9名が4泊5日 -

 ドイツと日本のスポーツ少年団員が交流する「第33回日独スポーツ少年団同時交流」で来日している訪問団の一行9名が2日、島原入りし、吉岡市長を表敬訪問した。

  同事業は、国際性豊かな指導者を育成するため、(財)日本体育協会日本スポーツ少年団とドイツスポーツユーゲントが昭和49年から行っている青少年の国 際交流事業。ドイツ全土から選ばれたスポーツユーゲント会員の青少年125人が今回来日。夏休み期間中にスポーツ活動を中心として相互の文化・生活・習 慣を実際に体験させるもので、ホームステイを取り入れたブロックパートナー方式(福岡・熊本・長崎・佐賀)を採用している。同市での開催は平成16年以来 2年ぶり5回目。4泊5日の日程で滞在する。
[2006/08/04:島原新聞]


[関連サイト]
- 日独交流 / 国際交流 - 財団法人日本体育協会
- Deutsche Sportjugent

 
養殖コンブ出来は上々 - 三点が最優秀賞に輝く、市長賞は吉田好一さん -

 有明海の島原市沿岸で生産された養殖コンブの出来を競う「第14回島原昆布品評会」(主催=市水産振興協議会、会長・北浦守金島原漁協代表理事組合長) が2日、サンシャイン中央街のサンプラザ万町で行われた。最優秀賞3点は、吉田好一氏(洗切町)が市長賞、吉田源七郎氏(宮の町)が西日本昆布協会長賞 (山出しの部)、吉田哲志氏(津町)が県漁連会長賞(長切りの部)にそれぞれ輝いた。

 同品評会は毎年、品質の向上や生産者に対する規格製品の意識づけ、販路拡大などコンブ養殖の振興を目的に開催されているもの。コンブは通常、寒冷な海域 の天然物が主流だが、養殖の島原コンブは柔らかさが特徴で、干しコンブや塩蔵コンブ、キザミコンブなどで消費されている。本格的な養殖コンブは県内では島 原海域しかなく約40年前に始まり、現在は市内の38業者で生産。水揚げはここ数年、80 - 90tで推移している。
[2006/08/03:島原新聞]

 
藤枝が2年ぶり優勝 - 「そうめん」を副賞に贈る -

 島原市で7月28日から全国の自治体32チームがトーナメントで熱戦を繰り広げてきた第36回全国自治体職員サッカー選手権大会(主催=全国自治体職員 サッカー連盟、島原市)が2日に閉幕。決勝は藤枝市役所(静岡)が東京消防庁を1 - 0で制し、2年ぶり23度目の優勝を勝ち取った。

 島原市営陸上競技場であった決勝戦は、藤枝が前半に先制して1 - 0で後半に突入。前回優勝チームの東京消防庁も果敢にゴールを攻めたものの、1点を守り抜いた藤枝に軍配があがり、観客席からは惜しみない拍手が。1日の 準決勝で両チームに敗れた秋田市役所と宇部市役所(山口)が3位となった。
[2006/08/03:島原新聞]

 
子どもたちが体験 - 生きることの大変さと喜び -

 社会福祉法人島原市社会福祉協議会(木下康博会長)が主催する平成18年度子供ボランティア教室が7月31日と8月1日の2日間、島原市霊南1丁目の市 福祉センターであり、市内の小学6年生32人がお年寄りや障害者たちと交流。支えあって生きることの大変さと喜びを体験した。

 同教室は、昨年度まで小学5、6年生を対象に実施。回を重ねるごとに参加者が増える一方、「指導が行き渡らない一面もあった」。加えて市町村合併により今年度から学校数も増加したため、主催者側では対象を「6年生に限り」、参加者が十分に学習できるよう工夫した。

 初日は、はじめレクリエーションをして互いに顔なじみになったあと、デイサービスセンター宝生園と市養護老人ホームありあけ荘に出かけ、入所者たちと交流。絵手紙を作成して交換したりした。

 2日目は、目や体の不自由な人たちも加わり、アイマスクや車椅子を体験。ともに昼食をし、買い物にも出かけた。
[2006/08/03:島原新聞]

 
農高で一日体験入学 - 福祉学習やお菓子つくりも -

 島原農高で1日、「一日体験入学」が行われ、中学生が高校生の手ほどきを受けながら特色ある授業などを体験した。

 進学を控えた中学3年生に進路選択の参考にしてもらおうと、年に一度開催。農業科学、園芸科学、食品科学、生活福祉の4科の定員は計160人だが、体験入学には島原半島内の中学から237人が参加した。

 このうち生活福祉科には111人が集まり、4コースに分かれて、ベッドメーキングや点字で名刺をつくるなどの福祉実習やお菓子づくりを体験。中学生は高校生に教えてもらいながらベッドのシーツを取り替えたりするなど、熱心に取り組んでいた。
[2006/08/03:島原新聞]



 
島原のまちをぶらっと - 好評!! このガイドブックを手に -

 島原城資料館解説員の松尾卓次さんが、島原の史跡や名所などを、わかりやすい文章や写真で紹介した「ぶらっとさらく島原(島原ガイド)」の増補改訂版を発行した。

 初版は2002年に発刊したが、とっくに売り切れて再版が待たれていたもの。

 今回は目的ごとに、「お城とその周辺」「キリシタンと寺院」「島原大変の跡」「湧水めぐり」「島原城下町」、それに新しく「島原湊・船津」を加え、6つのパートに分けている。

 島原のまちは、お城と武士のまち、町人まちとが一体となって残っている城下町で、全国でも珍しいうえ、こんこんと湧き出る清水と、それを上手に利用している町屋。まちに大きな被害を与えた島原大変の跡など。それらがちょうど歩いて回れる範囲に散らばっている。

 「さあ皆さん、このガイドブックを手に、島原のまちをぶらっとさらいてください。一人でもよし、親子でも、よき人と一緒ならもっとよいでしょう。きっと、何かを発見しますよ。観光客の皆さんには、島原再発見のよいガイドブックになりましょう」(著者の言葉から)。

 榊原郷土資料館発行、A5版、89頁、定価500円(税別)、島原城売店、市内書店等で取り扱っている。
[2006/08/03:島原新聞]

 
埼玉や福知山などからも - 第9回全国ソフトテニス夫婦・親子大会 -

 第9回全国ソフトテニス夫婦・親子(孫)大会が30日、島原市営テニスコートと島原農高テニスコートで行われ、夫婦39、親子63の計102組が熱戦を展開し、親睦を深めた。

 雲仙・普賢岳噴火災害からの復興と島原半島の振興を記念した同大会には、埼玉や広島をはじめ、島原市の姉妹都市である京都府福知山市から最年少の8歳から最高齢83歳の愛好家が集まった。
 開会式で、主催者の島原市ソフトテニス連盟の内藤智会長が「プレーを楽しみながら友愛の輪を広げ、親睦を深めてください」と歓迎のあいさつを述べたあと、各種の特別賞を授与した。
[2006/08/02:島原新聞]

 
交通事故防止に新手 - 「無事カエル」高齢者のバイクに -

 島原市や島原警察署、同市交通安全協会はオリジナルの「無事カエル」ステッカーを制作し、1日から独自の高齢者の交通事故抑止対策「無事カエル運動」を始めた。

 ステッカーは縦約7cm、横約5.6cmの逆さホームベース型で、かわいらしいカエルのイラストと「無事カエル」の文字を明記し、高齢者用の紅葉マーク にヒントを得たオレンジ色と黄色の配色。今村政司署長が文案を、交通安全指導員の松本忍さんがデザインを考案し、高齢者が無事に帰宅できるように、と願い を込めた。

 同市災害対策課によると、2002年から今年までに交通死亡事故は21件発生し、うち高齢者が関わったのは14件。近年は高齢者が運転する二輪車の交通事故が増えているため、ステッカーを目印にしてもらいドライバーに注意を呼びかけることに。

 運動初日は島原市三会公民館で街頭キャンペーンを行い、原付バイクなどに乗っている三会地区のお年寄り約15人のヘルメットやバイクの後部にステッカーを貼ってもらいPR。今後は地区ごとの二輪車講習会や毎月6のつく日に実施している街頭指導の強化日に配布する。
[2006/08/02:島原新聞]

 
島高男子玉竜旗で3位 - 平石副将優秀選手に -

 高校剣道のマンモス大会である第79回玉竜旗高校大会(7月27 - 29日・福岡市のマリンメッセ福岡)で、島原男子が3位入賞を果たし、副将・平石和隆君(3年)が優秀選手に選ばれた。同大会における島原男子のベスト4 入りは2004年以来で、1996年からこの11年間で4度目。

 男子は545校が5人制勝ち抜きのトーナメント戦を展開。島原は、主将で大将の麻生邦義(3年)、先鋒・森山広大(2年)、次鋒・松嶋嘉仁(3年)、中堅・小森敏也君(1年)、補欠の甲斐勇太(1年)、渡邉孝士郎君(1年)を含め7選手が挑んだ。

 初戦の対戦相手の徳島文理(徳島)は四国一の強豪で、「これがヤマ場と思ったが、大将戦で乗り越えてくれた」と渡邉孝経監督。6回戦で、全国選抜大会で 準優勝した水戸葵陵(茨城)を破って「2年前に敗れた魁星旗大会での雪辱を晴らす」快進撃を見せたが、準決勝で高輪(東京)に惜敗した。

 渡邉監督は「中学時代に九州や全国のトップレベルだった1年生の活きのよさを出してみたかったが、よく活躍してくれた」と、その実力を称賛。春の選抜大 会の予選リーグで勝っていた高輪との対戦については「雪辱を晴らされた思いだが、いずれも力のある高校が上位に上がってくるため、どう転んでもおかしくな い。全国レベルの力をキープできたことは、今後にもつながるはず」と語った。

 
来館者の増大に全力!! - 雲仙岳災害記念館の河本新館長 -

 雲仙岳災害記念館の新しい館長に決まった河本冨士雄氏(50)に1日、同記念館を管理・運営する雲仙岳災害記念財団理事長の吉岡市長から辞令が交付され、同日付で就任した。

 河野俊文前館長の退任に伴い同財団が後任を公募、県内外から19人が受験し、河本氏が選ばれた。北九州市門司出身の同氏は旅行会社に24年間、その後、生命保険会社に2年4か月勤めた。任期は平成21年3月末までの2年8か月。

 同記念館で行われた辞令交付式には財団理事長の吉岡市長、酒井県島原振興局長、同記念館スタッフら関係者が出席し、吉岡市長から河本新館長に辞令が手渡された。

 吉岡市長は「開館当初はオープン効果もあったが、最近は来館者が少し減少している。河本館長はこれまで旅行関係の仕事に携わっておられ、来館者が増えるようその手腕に期待している。来年は火山都市国際会議も開かれるため、一緒に取り組んでほしい」と述べた。
[2006/08/02:島原新聞]



 
歳末助け合いにも - 10万5000円の浄財、深江町民チャリティゴルフ大会 -

 第8回深江町民チャリティゴルフ大会(実行委員長=深江町商工会長石川嘉則氏)が30日午前7時半から島原ゴルフ場で開かれ、炎天下のもと126名が参加して熱戦を繰り広げた。

 今回は、約60事業所からの協賛金と参加者からの募金は何よりもまずジャワ島中部で大きな地震災害があり、多数の犠牲者が出たからとお見舞いとして20万円。大会に先立って6月26日、島原新聞社を通じて日赤長崎支部に寄託した。
[2006/08/01:島原新聞]

 
大きな成果を期待 - 韓国訪問団20名出発 -

 島原市と韓国・高陽市の生徒たちが相互に訪問し交流する本年度の「島原市中学生日韓交流事業」で、同市の韓国訪問団の出発式が31日、市役所で行われた。

 ホームステイなどの交流を通じて国際的視野を広め、国際親善に努める素地を培い、郷土の将来を担う心身ともに逞しい人材の育成を目指すもの。ことしで12回目を迎え、昨年から相互交流方式で行われている。
[2006/08/01:島原新聞]

 
めでたく20万人目に - 布津福祉センター『湯楽里』 -

 南島原市の温浴施設「布津福祉センター『湯楽里』」(施設長=古賀博志氏)の20万人目の入館者となった島原市上の原の前田艶さん(88)・信隆さん(63)親子に31日、松島市長から記念品が贈られた。

 健康・福祉の増進を目指して合併前の旧南高・布津町が建設し、平成16年4月にオープンした同センターは天然温泉「健寿の湯」を備える住民の憩いの場。市内外から毎日平均約300人が利用に訪れている。

親孝行で歩けるように - 感謝デーでそうめん流しも -

 めでたく20万人目となった前田さん親子に入浴セットとタオル、花束、5000円分の施設利用券が贈られた。松島市長は「おめでとう。お母さん(艶さん)が歩けるようになって良かった」と祝福。

 艶さんは冬場1時間40分程度、夏でも1時間は入浴するという無類のお風呂好き。「ここのお風呂は新しくて気持ちが良い。息子が毎月戻り、お風呂に連れて行ってくれるのが何よりも楽しみ」とにっこり。

 同施設では7月から、島原半島内の団体利用者(10 - 25人)を対象に送迎バスを運行中(利用日の3日前までに予約が必要)。また、島鉄新田橋バス停 - 同施設の送迎バスの運行も始めた。島鉄バスとの連絡は「上り」が9時53分(多比良行)、10時39分(島原駅行)、10時53分(多比良行)、「下り」 が9時44分(口之津行)、9時59分(須川行)、10時34分(口之津行)。

 同施設では3日午前11時から、納涼感謝デーとして「そうめん流し」も行うため、来場を呼びかけている。
[2006/08/01:島原新聞]

 
『合同精霊船』で一緒に - 初盆の方々を送り出す -

 8月15日の盆を前に、島原伝統の切り子トーローづくりが最盛期を迎えている。

 お盆の夜を彩る精霊流しは、300年ほど続く島原を代表する伝統行事。ワラと竹でできた精霊船で故人を送り出す風情は夏の風物詩となっており、飾り付けられた淡いロウソクの火を灯した無数の切り子トーローが、いっそう彩りと趣を添えるもの。

 島原市山寺町の(株)松本仏壇店の作業場では、学生アルバイト3人を含め五人で製作。切り子トーローは、人の体をかたどったものや地獄に落ちた人を逆さ づりにしたもの、といういわれがあり、多面体の木枠に和紙を貼った「火袋」と呼ばれる部品の上下に「兜」と「袴」と呼ばれる木枠を取り付け、造花など色と りどりの飾りを付けて完成させる。

 また、同社では昨年に引き続き今年も長さ10mの合同供養船「島原会館丸」1隻を出し、何軒もの故人の精霊を乗せて一緒に送り出すことに。担ぎ手不足や 経費の面で精霊船を出すのが難しいという現状のなか、「ご家族は故人のために精霊船を流してあげたいという思いがあるはず。そのお手伝いをしたい」と始め たもので、昨年は約400個の切り子トーローを結びつけ、若者など約40人が担いで猛島海岸から流した。

 合同供養船は国道251号沿いの同市田町の島原会館前から繰り出す。松本正弘社長は「1年に1度の精霊流しに参加して伝統行事の意義について考えてみて は」と話しており、男女を問わずボランティアの担ぎ手を募集中。担ぎ手のためのTシャツやズボン、ハッピは同社で準備する。問い合わせは松本仏壇店 (TEL 62-5050)へ。

 
知恵を出し合い活性化 - 『島原半島フラワー連合会』が発足 -

 島原・雲仙・南島原の3市にまたがる花き生産者組織「島原半島フラワー連合会」が発足した。設立総会が28日、島原市上新丁2丁目のグレートダイニング城見で開かれ、初代会長に吾妻町の立光一孝氏が就任した。

 同半島の花き生産者はこれまで関係機関の支援のもとそれぞれ経営に努め、団結し出荷組織をつくるなど経営向上を目指して生産活動に取り組み、なかには普 賢岳噴火災害で花き生産に転換し経営を軌道に乗せた被災農家もいる。市町村合併等に伴い3市にそれぞれ花き振興協議会が組織され、また、ことし二月には本 県で開催された日本花き生産者大会を機に組織の連携を図る気運が盛り上がり、同連合会設立に向け準備を進めてきたもの。
[2006/08/01:島原新聞]

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