紙で作った天の川なども - アーケードに七夕飾り -

 島原市のアーケード街に今年も七夕飾りがお目見え。アーケードに華やかさを - と一番街青年部(出田崇部長)が市内の団体の協力を得て続けている七夕飾りイベントで、もう30年になる。

 28、29日の2日間に16団体計約200人が参加して30本の竹に飾りつける。長さ5メートルほどの竹は青年部の会員らが市内の個人所有の竹林から切り出してきた。

 初日は保育園や知的障害者施設の園児や利用者らが思い思いの飾りを結びつけ、青年部の会員が竹を持ち上げ支柱にくくりつけると、園児らは七夕の歌を合唱し、買い物客からは歓声も。

 このうち、聖和幼稚園の園児26人は紙でつくった織姫と彦星や天の川などをくくりつけたほか、「自分のことだけでなく、世界のことを考えてみて」と先生の教えを受け、「世界のみんなが仲良く平和でありますように」、「家族や友達がみんな仲良くなりますように」、「戦争がなくなりますように」などと願いごとを書いた短冊を結びつけていった。

 出田部長は「子どもたちの力作が多くてお客さんからも好評を得ている。続けることができたのは団体の皆さんの協力があったからこそ。来年以降も取り組み、40、50年とずっと続けてゆきたい」と話した。飾りは7月9日まで商店街を彩る。

[2007/06/29:島原新聞]

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スポーツを面白く楽しく - 生涯スポーツフェスタ島原 -

 長崎県教職員互助組合などが主催する生涯スポーツフェスタ in 島原の「ラグビースクール」が24日(日)、市内平成町の島原復興アリーナであり、コカ・コーラウェストジャパン監督向井昭吾氏らの指導のもと、県内の小中学生らがラグビーに親しんだ。

 この催しは「スポーツをおもしろく、楽しく体感してもらおう」と財団法人長崎県教職員互助組合と県体育協会および開催市町の体育協会の共催で、昨年から実施。今年は5月に西海市であり、今回島原市、10月に鹿町と新五島町で予定されている。

 島原会場(アリーナ横の多目的広場)では、特別講師にラグビーの向井監督を迎え、ラグビー、グランドゴルフ、ペタンク、ストラックアウト、ディスクゴルフなど計7つのプログラムが企画されていたが、あいにくの雨でラグビー以外は中止となった。

 午前10時、会場には県内各地から約130人の小・中学生が参集。開会セレモニーで市体育協会副会長の吉田重信氏が歓迎の言葉を述べ、「ラグビーの楽しさを学び、技術向上を目指して頑張って - 」と。向井氏も「小学生にはラグビーのおもしろさを。中学生には試合の形式で、どうやったら勝てるかを学んでほしい」と述べ、参加者らを激励。引き続き小学生はアリーナ内で、中学生はやや雨が降っていたが、芝生(多目的)広場に出て、それぞれに楽しい汗を流し、交流を深めながら技術を学んだ。

 このうち小学生は、カメとウサギの追いかけゴッコをしたり、捕まえられた人はバツとして仰向けになっての軽い腹筋運動をしたりと、遊び感覚でラグビーの基礎を体で感じ取った様子。顔いっぱいに汗をかきながらも、笑顔で興じていた。

[2007/06/27:島原新聞]

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自然素材ロウソク500個を灯し - キャンドルナイト in 島原城 -

 一年でもっとも昼間の時間が長くなる夏至の22日にちなんで、電気を消してゆっくりとした夜を過ごそうというイベント「キャンドルナイト in 島原城」(同実行委員会主催)が23日夜、島原城西の櫓前で行われ、木ロウやヤシ油でつくった自然素材のロウソクなどの灯火約500個が灯されるなか、家族連れやカップルがスローなひとときを楽しんだ。

 イベントは、夏至にちなみ2時間だけ一斉に電気を消して地球上に「暗闇のウェーブ」を広げ、省エネや平和などについて考えようという取り組み「全国100万人のキャンドルナイト」の登録事業として開催し、5回目。

 会場では、100万人のキャンドルナイトの呼びかけ文が読み上げられ、しまばらジャンベクラブによるアフリカの古太鼓などの演奏、一人ひとりにできることをやるという姿勢を説く本「ハチドリのひとしずく」の朗読、プロジェクターを使った「天体観測」が繰り広げられたほか、エコに関するメッセージやイラストを書いてもらうコーナーも設けられ、「自然を大切に」などと子どもらが夢中になって模造紙に書きこんでいた。

 また今回は、海や自然の大切さや大気汚染について考えてもらおうと、同日昼間にはイベント「小さな木を育てよう」も開催。親子約150人がミニ盆栽づくりや100%エコろうそくづくりを楽しんだ。主催者では、「『人間より小さな命』の成長を見守ることから小さな命の大切さを感じてもらえれば」としている。

[2007/06/27:島原新聞]

100万人のキャンドルナイト

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一人でも多く雲仙に - 松本会長は仙台から千々石に移住 -

 雲仙市への定住推進を図るため、他県から移住した人、自治会やJA、行政関係者など委員18人でつくる定住推進協議会の初会合が25日、吾妻ふるさと会館で開かれた。

 協議会は、定住対策をはじめUIターン者や受け入れ側の支援などに関して調査・検討する役割を担うもの。奥村市長が「人口減少などの状況のなか、一人でも多く市に住んでもらえるよう地域の維持や活性化のためにも、さまざまな意見をお願いしたい」などとあいさつし、委員に委嘱状を交付。宮城県仙台市から千々石町に移住し県田舎暮らしアドバイザーを務める服飾デザイナーの松本由利さんが会長に、市自治会長連合会会長の田尻虎夫さんが副会長に選ばれた。

 この日は県と市の田舎暮らし推進事業の説明があり、移住者や自治会長などそれぞれの立場から「自然や温泉などは全国どこにでもあるため、地域に必要な人材を求めるべきでは」、「住居探しが難しいため、公営住宅の利活用はできないか」などと意見交換。松本会長は「一目ぼれして移住を決めたが、将来『まち』として機能するのか危機感もある。市の将来を見据えて有効な場にしてゆきましょう」と呼びかけた。

 現在、市では市総合計画に掲げた「若者の定住化やUIターンの促進」に基づき平成23年度まで「田舎暮らし相談窓口」を経て20人を定住させるという目標値を設定。本年度は協議会の設置をはじめ、田舎暮らし体験ツアーの実施や空き家などの情報収集、移住者のネットワーク構築など7事業に取り組むことに。協議会は来年2月まで4回開き、移住者による座談会も予定している。

[2007/06/26:島原新聞]

雲仙市

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山口楓さんが団長に - 森岳交通少年団入団式 -

 島原一小の児童で組織する森岳交通少年団の入団式が22日、同校体育館であり、入団した6年生42人が下級生や地区の交通安全を守ることを誓った。

 昭和59年から森岳地区青少年健全育成協議会が独自に組織し、24年目。他の6年生33人は「交通安全を考える人」に任命され、家庭で交通ルールなどの普及に努めることに。

 同協議会の中島一雄会長が「事故のない安全・安心な一小を目指し、リーダーとして頑張ってほしい」と述べ、団長の山口楓さんと副団長の霜田遼介君に任命状を授与した。

 山口さんは「全児童に交通ルールを守るようよびかけ、安全な森岳地区にしてゆきたい。明るいあいさつとしっかり見守ることを心がけ、1年間頑張りたい」と力強く宣誓。

 大村好喜校長と島原署交通課の畑野弘課長が「交通安全を真剣に考えることなどを心がけ、活動にまい進を?」などと期待を込めたあと、児童らは島原地区交通安全協会の交通指導員の手ほどきを受け、旗を使いながら横断歩道を渡る際の誘導の仕方などを学んだ。

 緑色の制服を着た団員らは来年2月まで月2回の早朝、学校周辺の交差点に立ち安全な横断歩行などを呼びかけてゆくほか、交通安全キャンペーンに参加するなどの活動を繰り広げてゆく。

[2007/06/24:島原新聞]

島原市立第一小学校

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事故のない快適な職場に - 島原半島建設業合同安全大会 -

 「組織で進めるリスクの低減 今一度確認しよう安全職場」をスローガンに掲げた7月1-7日の「全国安全週間」を前に、本年度島原半島建設業合同安全大会が22日、島原復興アリーナ・サブアリーナであり、半島内の建設業者42社やその協力会から約580人が参加し、「事故のない快適な職場づくり」を誓った。

 従来、安全大会は各社で実施していたが、島原労働基準監督署の指導のもと平成15年度から合同で開催。5回目となる今回は、建設業労働災害防止協会長崎県支部島原分会(星野親房分会長)と長崎県島原地区建設組合連合会(小林長一郎会長)の主催。

 開会式で、星野分会長は「島原地域の業者が集い安全意識を高める絶好の機会。昨今の建設業は公共事業の減少や価格競争など依然として厳しい状況で、この島原地域は好景気が感じられない状況にあり、労働災害が起きると企業の存続に影響を及ぼすこともある。一致団結して労働災害の防止に努め、事故のない快適な職場づくりを目指しましょう」などとあいさつ。

 県島原振興局の酒井好局長の祝辞に続き、ビデオ鑑賞や基調講演があり、参加者は作業時の注意点や安全心得、熱中症対策としての水分補給の大切さなどを学んだほか、島原労働基準監督署の池田康廣署長による安全講話「安全職場をめざして」などに聞き入っていた。

 なお、同週間は昭和3年に初めて実施されて以来、今年で80回目。人命尊重という基本理念のもと、産業界における自主的な労働災害防止活動の推進とともに、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ることが目的となっている。

[2007/06/23:島原新聞]

厚生労働省:平成19年度全国安全週間実施要綱決定

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電動型昇降浴槽を贈る - 年賀寄付金配分で秩父会に -

 日本郵政公社の年賀寄付金配分により、特殊入浴機器「電動型昇降浴槽」が18日、島原郵便局の小谷学局長から島原市秩父が浦町の社会福祉法人・秩父会(河野信子理事長)に贈呈された。

 これは、寄付金付き年賀はがき(55円)1枚につき3円があてられるもので、本県へは今年度、申請があった施設等のうち審査認定された秩父会はじめ24箇所に、総額4,700万円分が贈呈された。

 秩父会は、5年前の老人ホームへの入浴機器贈呈に続き2回目。今回贈られた特殊入浴機器は、浴槽が昇降できるため、車椅子利用者らの移乗がしやすく、快適性・安全性に優れたもの。デイサービス「湧水園」に設置され、通いながらケアサービスを受けているお年寄りらが利用する。

 贈呈式では小谷局長が、「年賀はがき購入者からの善意であるので、社会福祉増進のため、有意義に使ってください」とあいさつ。これに対し河野理事長は「立派な浴槽を頂戴し、大変有難い。これからも健康に留意しながら職員一丸となってよりよいケアとサービスをしていきたい」と謝辞を述べた。

[2007/06/22:島原新聞]

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保護者会が反対陳情 - 浦田保育園の民間委譲 -

 島原市が運営する「浦田保育園」(中川恵美子園長・園児約50人)=浦田一丁目=の民間委譲に反対している同園保護者会(代表=林田晃幸氏)の役員の皆さんが19日、公立保育所として残してもらえるよう求める陳情書を同市に提出した。

 市行革大綱では事務事業の見直しの中に「保育園の民間委譲推進」を掲げており、平成20年度の浦田保育園を皮切りに同21年度には三会保育園(僻地保育園)と児童館、同25年度には白山保育園を予定。民間事業者の選定基準や合同保育期間の設定などを盛り込んだ民営化ガイドラインを策定している。

 陳情には代表の林田氏ら保護者9名が来庁し、公立保育所としての存続を求める陳情書に保護者の意見書を添え、吉岡市長に手渡した。

 林田氏らは「先生方と子どもたちの間に築かれた信頼関係が民営化によりなくなる。教育的な面でもおろそかにならないか心配だ」、「6か月の合同保育期間で年間行事の引き継ぎが大丈夫なのか」、「なぜ保育所から民営化するのか。サービス低下につながる行革。子どもに対するものは最後にまわしてほしい」などと求めた。

 これに対し同市は、年次計画により各分野でこれまで進めてきた行革の取り組みや財政面における民営化の必要性などを説明。吉岡市長は「皆さんが心配される点、不安を解消できるよう努めていきたい」などと述べ、保護者を含めた話し合いによる理解のもと民間委譲を推進する方針を示した。

[2007/06/21:島原新聞]

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ポーチュラカを植栽 - 有明みどりの少年団 -

 有明みどりの少年団(団長=伊藤保晴大三東小PTA会長)は18日、ポーチュラカ(すべりひゆ)の花苗を市役所有明支所下の道路脇と有明プールの駐車場の花壇に植栽した。

 同少年団は、有明地区の大三東、湯江、高野の三小学校児童(4-6年)33人で構成。春と秋に花苗を植えたり、夏休み期間中には舞岳山荘でキャンプをしたり、時には他のボランティア団体と合同で山の緑化活動に参加したりしている。

 今回の花苗植えは、今年度新メンバーでの最初の活動。中には三年生のときから3年連続で参加している児童もあり、作業は除草から耕運、植栽、水掛け、後片付けに至るまで手際よく進められた。

 途中、土の中からクワガタの幼虫が何匹も見つかったが、扱いは慣れたもの。「毎年、夏にクワガタを飼っている」という男子児童が、しばらく観察したあと再び土の中に戻し、ニッコリ。

 本多正龍君(大三東小6年)は、「地球の温暖化とか、環境問題に関心がある。環境破壊をストップさせて、できればもっと良くしたい」と目を耀かせていた。

[2007/06/20:島原新聞]

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自転車の盗難防止に - 高校一年にワイヤー錠贈る -

 島原市防犯協会(会長=吉岡市長)と島原警察署は自転車通学の高校1年生に自転車の盗難防止の意識を高めてもらうことなどを目的にワイヤー錠を贈ることにし、18日夕方に島原警察署で贈呈式を行った。

 盗難防止をはじめ生徒による自主防犯意識の高揚やかぎかけ広報活動の推進などを図ろうと平成17年から贈呈しており、本年は島原、島商、島工、島農、島原中央の5高校の1年生に計500個を贈ることに。

 贈呈式で市災害対策課の平尾明課長(吉岡市長代理)と安本眞二署長は「島原は平地であり自転車も普及しているが、自転車を盗むのは非行の始まり。ワイヤー錠との二重ロックで自転車盗難の被害防止と非行防止を図り、交通ルールを守って地域の模範となるような運転を心がけてほしい」などとあいさつ。高校生7人を代表し島原高の生徒会長で3年の相川翔平君(17)が「ワイヤー錠をいただいたことに感謝。高校生だからと甘えるのではなく社会の一員として交通ルールを守り、安全・安心なまちづくりに寄与したい」と謝辞を述べた。

 なお、島原署管内の自転車盗難は平成17年が81件、平成18年が66件。今年1月-4月末では21件を認知し、うち無施錠が14件と67%を占め、高校生の被害は7件となっている。

[2007/06/20:島原新聞]

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独自に「英会話講座」を開く - ウエディング石川が毎週火曜日、社員らが接客時の言葉など -

 11月に開催される火山都市国際会議島原大会(略称COV5)に備え、島原市を訪れる外国人を英語で出迎えようと、民間レベルでの取り組みが広まりつつある。

 南島原市深江町のウエディング石川は六月から毎週火曜日に独自の英会話講座を始めた。講師は、自宅などで英会話教室を開く島原市先魁町のウィルソン・章代さんと南島原市有家町の原口博幸さん。12日には島原市上新丁二丁目のグレートダイニング城見で行い、社員ら17人がゲームを楽しみながら接客時の言葉などを学んだ。

 石川景士社長は「COV5はビッグイベント。もっと市民一人ひとりの意識が高まれば、より盛り上げることができるはず。外国からいらっしゃる方を英語で出迎えれば喜ばれるだろうし、英語を学ぶことで社員の能力アップにもつながる」と語る。COV5事務局によれば、現在島原ステーションホテルなども英会話講座を実施しているそうで、民間での自発的な取り組みは大歓迎だという。

[2007/06/19:島原新聞]

ウエディング石川
火山都市国際会議島原大会(COV5)

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あそび広場でのびのび - 迷路遊びやコマ回しなど -

 小さな子どもが大きな背の高い竹馬に乗って、得意げに歩いている。園児や小学生の児童、障害者たちが迷路であそび、独楽回しをしたりしている-。島原市有明町大三東の清華学園のあそび(芝生)広場で、毎月第一土曜日に開かれる「のびのびの日」の風景だ。

 学校が休みになる土曜日に、地域の子どもたち、大人たちが自由に参加して遊び、交流する場をもちたいと、NPO法人まあや(蒲池興照理事長)が企画。昨年10月から実施している催しだ。

 施設の中で過ごすことが多い障害者たちが、地域の人たちとふれあう場を設けたいとの意図もあるが、今はもう、障害者も健常者もない時代。それよりも「地域の人たち、とくにお年寄りたちは子どもたちと遊ぶのがうまい。子育ての神様みたいな存在」。

 「同じ自治会で生活している人たち同士が、互いに顔や名前を覚えたりできるなら、子どもも大人も生きがいのある地域づくりができるのではないか」- そう話すのは清華学園長の蒲池氏。この日も子どもたちが竹馬に乗り、ボール投げし、フラフープに夢中になっている子どもたちと一緒に遊び、汗を流した。

 「これから遊びの名人・達人をつくりたい」意向で、竹馬コーナーにはさっそく検定表を持ち出し、タイムなどを競っていた。

 同広場には、誰でも自由に参加できる。雨が降っていなかったら毎月第一土曜日午前10時半から12時まで開放しているので、どうぞ。

[2007/06/19:島原新聞]

社会福祉法人 松風会 青華学園

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「さろん・いさんて展」 - 90歳の荒木さんも力作を -

 -とにかく見応えがある。会場(霊丘公民館三階ホール)に入るなり、来場者の目を釘付けにしてしまうような作品が、ズラリ100点も展示された今回(第76回)のさろん・いさんて展は圧巻だ。

 会の代表・佐藤正子さんによると、「昭和21年に発足して、昨年秋、60年の還暦を迎えた。(そのとき)頑張ろうと、みんなの気持ちが(一層)高まり」、結果として今回は会員の力作100点が展示されることになった、という。

 同グループは昭和21年、島原文化連盟の発足と同時に絵画や彫刻、版画など、あらゆる分野の「美術同好会」としてスタート。途中、絵画を中心としたグループ「一彩会」から「さろん・いさんて」に改称して、今日に至っている。

 とくに、この10年の歩みは、会員も30人余りに増加し、島原市内はもとより半島の北目、南目からも集うなど、目覚しいものがある。

 会員の中には、30-40年と長年にわたって活動してきた人たち。90歳の高齢で、なお新鮮な感覚を持ち、絵画の喜びを語る荒木露子さん。なかには「小さい頃から絵心」を抱きながら、仕事でその機会がなく、退職後の最近、入会して指導者らをびっくりさせるような作品を描いている入江一彰氏などさまざまな人たちがいるが、江川、米田両氏は「いずれも島原半島の、それぞれの土地の個性、文化だ」と表現。第一、第三日曜日の定例会ともなると「その前から準備した各自のモチーフを持ち寄り、最初の感動、第一印象をもとに創作する」風景が見られる。

 「とにかく説明はどうでもいい。会場に足を運んで、自分の目と心で作品にふれてほしい」と多数の来観を期待している。18日(月)まで。

[2007/06/17:島原新聞]

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笑顔いっぱいで頑張る - 特別支援学級なかよし運動会 -

 島原市特殊教育研究部(部長=坂庭克雅島原第三小校長)の主催による第40回市内特別支援学級なかよし合同運動会が15日、大三東小学校体育館であり、リレーやダンス、ゲームなどで元気なプレーを披露。親睦を深めた。

 合併前、旧島原市内の特別支援学級の児童生徒たちで実施してきたこの運動会は、昨年から有明町内の学校も加わり、賑わいを見せている。

 ほかに地域支援センター、松光学園、光のフェアリー、清華学園からOBたち、そして今回は会場となった大三東小学校(松崎亮介校長)の全児童が応援で参加。

 プレーする子どもたちと周囲から声援を贈る児童らとがハーモニーを醸し、あいにくの雨ながら温もりのある大会となった。

 はじめに、坂庭部長がこれまでの経緯を紹介し、「歴史のある催しを、今後も充実したものにしていきたい」と。また宮?金助教育長が「きょうの雨はアジサイの花を元気にしてくれた。大三東小の子どもたちも駆けつけて、会場がいっぱいになった。アジサイに負けないよう元気にプレーしてください」と激励した。

 午前10時に始まった演技は、玉入れやゲーム「ねずみのもちひき」、フォークダンス。休憩をはさんで混合リレー、大玉ころがし、親子対抗リレーなど多彩な種目を繰り出し、予定時間をオーバーするほどの盛り上がり。最後に、笑顔いっぱいで頑張った参加者賞として、小学生にお絵かき帳、中学生にカラーペン。OBの各団体には表彰状が贈られた。

 副部長の吉田龍一郎有明中校長は、「みなさんが一生けんめい、楽しく頑張っている姿は、とても素晴らしかった」と讃え、「一番うれしかったのは、大三東小の子どもたちが熱い声援を贈ってくれたことです。ありがとう」と謝辞。午後零時半、全員で万歳三唱をして閉幕した。

[2007/06/16:島原新聞]

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『父の似顔パン』づくり - わかくさ保育園の年長組が挑戦、大きな笑顔をふくらませ -

 毎日、子どもたちの元気な声が飛び交う島原市新山二丁目のわかくさ保育園(池田公園長)で14日、年長組41人が「父の似顔パン」づくりに挑戦。大きな笑顔をふくらませた。

 17日の父の日にちなむ行事で、同保育園では四年前から実施。「あらかじめ父親の似顔絵をかき、前の日に粘土で練習」して、本番に臨んだ。

 パンづくりはまず、粉練りからスタート。水加減を調節し十分に練り上げたあと、しばらく置いて発酵させ、その後、形づくりに取りかかった。

 平たく広げ、耳や目、髪の毛などを小さくちぎってくっ付け、干しブドウや色のついたゼリー菓子などを載せていく。ほっぺたの大きいのは「肥えたお父さん」。口の周りにいっぱい干しブドウを載せたのは「ヒゲのあるお父さん」。それぞれに特徴を捉えて形を仕上げ、卵汁を表面にぬり、もう一度発酵させておおきなオーブンで焼き上げる。

 出来上がったパンを見て、子どもたちは、もう一度ニッコリ。作品は各自持ち帰り、父親にプレゼントするが、池田園長によると、「家々では、食べたいけど(もったいなくて)食べられない。写真に撮ったりして、思い出にしている家もある」という。

[2007/06/16:島原新聞]

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18トンで1億円を期待 - 深江漁協の車エビ養殖 -

 地域水産物の特産品として「クルマエビ」の養殖を手掛けている南島原市の深江町漁協(苑田秀和代表理事組合長)は14日、本年度の生産に向け稚エビ115万尾を近くの養殖場に投入した。

 合併前の旧深江町時代から取り組んでいる事業で、養殖場は同漁協南側の有明海沿岸に旧施設(6,600平方メートル)と新施設(30,000平方メートル)の2か所。新施設は普賢岳噴火災害からの水産業復興を目的に整備されたもの。平成16年度から大規模な養殖事業が始まり、昨年度は計18トンで約9,000万円の売り上げがあった。

 県漁業公社から約180万円で購入した平均18ミリサイズの稚エビ115万尾がトラックで運び込まれた。3-5月にかけ天日で殺菌し海水を注入した養殖場にホースとバケツで投入。これから同漁協の職員らが毎日朝・夕を基本に餌をやり体長15センチサイズに育て、ことし九月中旬から来年2月下旬にかけて出荷する。

赤みがかった色合い - ファックスでも注文OK -

 同養殖場では壱岐から取り寄せた黄色い砂を使って生産しており、赤みがかった色合いのエビが特徴。値段は1キロ当たり8,000円で一般(1万円)よりも安い。養殖場と同漁協で直売するほか、ファックスでも注文に応じ、県漁連を通じて関東・関西方面等へも出荷する。同漁協では本年度、18トン生産し、1億円の売り上げを目指している。

[2007/06/16:島原新聞]

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防犯カメラにピシャリ - ふれあいホール・サンプラザ万町がまた被害 -

 島原市万町のふれあいホール・サンプラザ万町の鉢植え一個が壊されているのが14日朝、見つかった。過去に何度も鉢植えが壊されるなどの被害が相次いでいるため、管理者の万町商店街は被害届を島原署に出した。

同日午前9時半ごろ、商店街役員が鉢植えの枝が折れて周囲に土がこぼれているのを見つけた。設置している防犯カメラの映像で確認すると、同日午前4時15分すぎ、白いシャツにジーパン姿の男と思われる人物が一人で大手川方面からやって来て、足で鉢植えを何度も蹴っている様子が確認された。

商店街役員は「一度去って戻ってきて二度も足蹴にしている。あまりにも悪質」と怒りをあらわにし、「『観られて』いることを忘れないでもらいたい」と話した。届け出を受け島原署は捜査に乗り出した。

[2007/06/15:島原新聞]

島原市万町商店街

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食の「世界遺産」 - エタリの塩辛を継承普及 -

 雲仙市の「エタリの塩辛」は最近、グルメ漫画「美味しんぼ」で紹介されただけでなく、イタリアのトリノで開催された世界生産者会議でも、食の世界遺産「味の箱舟」に認定されるなど、国の内外から注目が集まっている。

 エタリの塩辛は橘湾で漁獲されるカタクチイワシ(エタリ)のうち、脂ののった大きいサイズのものは煮干し加工に不向きなので、各家庭で塩漬けにして発酵させ、冬の大事な保存食にしていた。

 しかし、近年では漁業者の減少や消費者の減塩志向等によって、生産は激減している。

 なお、食の世界遺産に認定されたのをきっかけに、漁業者・加工業者・郷土史家を中心に「エタリの塩辛愛好会」が発足し、継承と普及活動を始めている。

[2007/06/15:島原新聞]

エタリの塩辛愛好会
えたり(かたくちいわし) / ニッポン食育ネット

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能登半島の被災地に - がんばスタンプが義援金 -

 がんばスタンプの島原市スタンプ事業協同組合(理事長=山内勲氏・加盟70店)が、普賢岳噴火災害で全国から多大なご支援をいただいたお礼として、地震で大きな被害を受けた能登半島の皆さんに何か手助けは出来ないものかと立ち上がり、各加盟店に「がんばスタンプ募券箱」を置き、寄せられたスタンプ22,811枚をお金に換え、32,762円(うち現金募金も含む)を、石川県珠州市の「珠州スタンプ会」に送った。

 同連盟では、多くのお客様に私どもの気持ちをおくみ取りいただき、協力してくださったことに心から感謝している。

[2007/06/14:島原新聞]

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組織で毅然と対応を - 行政対象暴力で講習会 -

 凶弾に倒れた前長崎市長の銃撃事件をはじめ行政対象暴力への対応が求められる中、島原市は12日、暴力行為等の防止対策講習会を市役所で開き、職員約50人が暴力団等の不当要求行為に対する対処法を学んだ。

 島原署の池田聡刑事課長が講師を務め、公共工事をめぐる不当要求行為など国内で実際に発生した行政対象暴力を紹介したビデオを上映したあと、県内の事例が示された。

 また、暴力団の威力を背景にした不当要求行為には金品要求型と権限行使要求型があること、全国の自治体アンケートの調査結果では約30%が不当な要求を受けたことがある実態などを紹介。同市が庁舎内にこのほど配備した防犯器具「さすまた」の扱い方についても指導した。

 池田課長は「弱みにつけこもうとする行政対象暴力には毅然とした態度で対応することが第一。職員一人で対応せず組織として情報を共有し対応することが大事だ」などと呼びかけ、警察や暴追センターとの連携・協力体制の必要性も示した。

[2007/06/13:島原新聞]

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多比良が優勝 - 西日本小学生ソフト県予選 -

 第9回西日本小学生ソフトボール長崎県予選が9、10の両日、有家総合グランドなどで開催され、地区予選を勝ち抜いた18チームが出場して熱戦を展開した。

 優勝した多比良少年ソフトボールクラブ(島原半島)と準優勝のKSDソフトボールクラブ(佐世保市)は7月28-30日、香川県丸亀市で開催される本大会に出場する。

[2007/06/12:島原新聞]

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2倍の豊漁で過去最高 - トラフグの稚魚を放流 -

 有明海における今春のトラフグの漁獲量と水揚げ金額が豊漁であることが県の調査で分かった。平成19年3-5月に5漁協が有明海湾口で行った漁の合計では水揚げ量11.7トン、水揚げ金額3,760万円と、平成7年以降で過去最高、過去5年間平均の水揚げ量5.3トン、水揚げ金額1,870万円と比較しても2倍以上に。産卵のために有明海に戻ってきた親魚のなかに、県が放流したトラフグが高い割合で含まれていることが確認されたため、「トラフグ種苗の大量放流が一助になっている」と見ている。

 県は平成16年度からトラフグの資源回復のために「資源を育む長崎の海づくり事業」に取り組み、50万匹ずつトラフグ稚魚を放流し、放流効果の調査を実施している。放流稚魚には、左胸びれを切除し体内の耳石を染色することで標識をつけ、これを目印に成長してから再び捕まえて調べる。

 サケが産卵のために生まれた場所に戻る「産卵回帰」の習性は有名だが、トラフグでも同様の習性が見られるという。そのため、今年3-5月に有明海に産卵回帰したトラフグ親魚1,600百匹を調査した結果、15%を占める244匹が放流稚魚であると確認されたため、「産卵親魚の増大による天然稚魚の増加に加え、大量放流による資源の上乗せ効果」が水揚げ量の伸びにつながったと見ている。また再捕された放流魚は全長35 - 52センチで、平成16年度放流の3歳魚が平均47センチ、平成17年度放流の2歳魚が平均41センチまで成長していることも分かった。

 同事業は平成16-18年度の3か年の実施だったが、効果があがっていることから延長して本年度も取り組むことに。8日には島原市霊南二丁目の埋立地で7センチサイズのトラフグ稚魚25,000匹を水槽からのホースやバケツを使って放流された。島原漁協など6漁協3市でつくる有明海栽培漁業推進協議会(会長=北浦守金島原漁協代表理事組合長)が事業主体となって取り組み、県栽培漁業センターで育った計50万匹を8月ごろまで20回程度に分けて放流することにしている。

[2007/06/10:島原新聞]

トラフグ - Wikipedia

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国見が3年ぶり18回目 - 県高総体サッカーで優勝 -

 本年度の県高総体サッカー競技は8日、諫早市の県立総合運動公園陸上競技場で決勝が行われ、地元期待の国見が再延長戦の末、3-2で長崎日大を破り、3年ぶり18回目の優勝を決めた。

 前半1-1、後半1-1で延長戦も0-0。再延長戦で1-0とし、苦しみながら国見が最後は底力で勝利を収めた。国見の得点者は1点目が長谷慎司選手(3年)、2点目が小見川知也選手(同)、3点目が白谷健人選手(同)。

[2007/06/09:島原新聞]

長崎県立国見高等学校

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「ポッポッポ…」と鳩時計 - 島原時計貴金属眼鏡商組合、6年間で34か所に贈る -

 6月10日の「時の記念日」にちなんで、島原市と南島原市深江町の時計店など16軒でつくる島原時計貴金属眼鏡商組合(栄木久春会長)は8日、深江町内の幼稚園、保育園5か所にからくり仕掛けの鳩時計を贈呈した。

 この日最初の訪問先の山陰保育園(本田龍一園長、97人)では、訪れた栄木さんら5人を全園児が出迎え、もらったお礼に「時計の歌」の合唱をプレゼント。さっそく玄関に取り付けられ、決まった時刻になると鳩の模型が飛び出して「ポッポッポ…」と鳴くたびに、園児らは珍しそうに眺めていた。

 「幼い子どもたちに時の大切さを知ってもらおう」と平成14年から続けており、6年間で贈呈先は計34か所にのぼった。保育園などへの贈呈は今年で終了し、来年以降は別の施設に贈ることも検討している。栄木さんは「一つの事業をやり遂げ、ホッとしている。デジタル社会のなか、鳩時計はアナログな存在かもしれないが、子どもたちにきっと安らぎを与えてくれるはず」と話していた。

 ちなみに「時の記念日」は、天智天皇十年(671年)に漏刻という水時計が宮中に設置された日を記念し、大正九年(1920年)に制定されたもので、時間を尊重する意識を持ってもらおうという意味が込められているという。

[2007/06/09:島原新聞]

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乳幼児接種を復活 - インフルエンザ予防 -

 島原市健康づくり推進協議会(会長=小島進・市医師会長)の会合が6日、市保健センターで開かれ、関係機関が実施する本年度の事業・活動計画を了承した。

 同協議会は市が実施する健康づくりの推進に関して適切な対策を研究し、関係機関相互の総合的な調整を図る組織。医師会や歯科医師会をはじめ医療・保健・福祉の関係機関、各種市民団体の代表らで構成している。

 昨年度の事業報告に続き、各種健診や予防接種、指導事業、健康相談、機能訓練、スポーツ大会などを盛り込んだ各機関の本年度事業計画を了承した。

 このうち法定接種がなくなり要望が強かった乳幼児のインフルエンザ予防接種については本年度から、市単独事業として復活。1回につき接種料の約半額の1500円を補助するもので、年2回まで利用できる。個別接種により10月 - 来年2月にかけ指定医療機関で行われる。

[2007/06/08:島原新聞]

インフルエンザ総合対策(日本医師会)

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お年寄りたちと楽しむ - 長崎っ子の心を見つめる教育週間 -

 南島原市深江町の大野木場小の4年生27人が7日、大野木場地区のお年寄り約20人と一緒にグラウンドゴルフを楽しみ交流を図った。

 大野木場団地の広瀬大祐さん(75)ら「地域のおじいちゃん、おばあちゃん」が打ち方や立ち方などを手取り足取り指導。8コースを設けた校庭で、児童らはホールインワンを狙ってスティックでボールを打つのに夢中になり、コースを巡りながら「○○さんとこの孫ね?」、「上手かね?」などとお年寄りとの会話も弾んでいた。

 長崎市で発生した男児殺傷事件などを受け平成16年度から設けられた「長崎っ子の心を見つめる」教育週間の一環としての取り組み。同週間は6、7月中の一週間に県内全ての公立小・中学校が教育活動を公開し、地域住民らとのふれあいなどを通じ、「命の大切さ」を感じてもらう。

 同校では4 - 10日を同週間に設定し、5日には「ふれあい動物園」を開催し島原農高で飼育されている動物にさわったりするなど「命の大切さ」を肌身で感じたところ。10日には親子焼き物教室も開くことにしている。

[2007/06/08:島原新聞]

平成18年度「長崎っ子の心を見つめる」教育週間

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「火の用心」の大切さ学ぶ - チビッコ防火フェスティバル -

 第17回南島原市西有家町チビッコ防火フェスティバル(島原地域広域市町村圏組合南島原消防署主催)が6日、同町須川の新港町埋立地で行われ、町内の幼稚園・保育園六か所の園児百四十五人が各種体験を通じ、「火の用心」の大切さを体感した。

 幼年消防クラブ員である園児らの防災教育の一環として、消防署員や消防団員とともに防災体験を通じ、幼少時から火遊びの防止など火災予防の大切さを学んでもらい、防災意識の高揚を図ることを目的に、年ごとに有家町と交互に開催。

 消防署員や消防団員、保護者など計215人が参加した開会式で、南島原消防署の井上義明署長は「幼いときから火災の恐ろしさを知り、防災意識を高めてほしい。きょうは大いに体験して『火の用心』の大切さを学んで」とあいさつをし、全園児が「先生やお父さん、お母さんの言うことを聞いて火遊びをしないようにします」などと「誓いの言葉」を唱和。

 準備された体験は、特殊車両での地震体験やはしご車搭乗など八コーナー。園児らはシーソーの原理で水を放出するポンプ式放水装置「竜吐水」を体験したり、エアージャッキで車を持ち上げるなど救助用の機材の能力を目の当たりにしたり、ふだんできない体験をしながら消防の仕事を知るとともに、「火の用心」の大切さを再認識していた。

[2007/06/07:島原新聞]

島原地域広域市町村圏組合

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九電が花の苗木を300本 - 環境月間「地球のためにできること」 -

 6月が環境省主唱の「環境月間」であることにちなんで、九州電力(株)島原営業所(針尾忠男所長)は5日、島原市の緑化活動団体「花と緑のまちづくり実行委員会」(姫田英治実行委員長)に花の苗木八種類計300本を贈呈した。苗木は市内の福祉施設や小学校など15か所に配布され、それぞれ彩ることに。

 同月間にちなみ同社は「きゅうでん環境月間エコチャレンジ2007 - きっとある 地球のためにできること - 」をテーマにして緑化活動や清掃奉仕活動などを展開し、「地球に優しい企業」というブランドの醸成を図ることにしており、取り組みは昭和53年の「環境週間」を平成3年から「環境月間」に発展させてきたもの。6日には同社50周年記念の植樹場所である市南千本木町の垂木台地森林公園で、ゆうすい婦人学級やローターアクトクラブ、社員など約100人が除草作業を行う。

 なお、同月間は昭和47年の国連人間環境会議を記念して提唱された「世界環境週間」を受け、当時の環境庁の主唱により昭和48年度から「環境週間」が設けられ、平成3年度からは同月間として環境保全に関する国民の認識と行動を促すため、6月の1か月間にわたり全国的に各種行事が展開されている。

[2007/06/06:島原新聞]

九州電力

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旧川原駐在所を活用 - 安全安心ステーション -

 南島原市深江町丙の旧「川原駐在所」を活用して町内のボランティア団体が自主防犯活動に取り組むことになり、4日に「地域安全安心ステーション」としての開所式を行った。

 活動主体は少年補導員などでつくる「深江地区安全安心まちづくりボランティアくすのき会」(薄田藤和会長、会員9人)。平成7年に諏訪駐在所とともに統合されて国道251号沿いの深江駐在所が開所されて以来、使用されていなかった川原駐在所を、管理する市から無償貸与を受け、光熱水費は市が負担することで利活用することに。

 市や南島原署などから約30人が出席した開所式で、薄田会長は「今こそ子どもを救うため、皆さんとともに活動を考えてゆきたい」などとあいさつ。南島原署の江口隆署長と元山芳晴副市長(松島市長代理)も「行政や警察だけでなく、住民の皆さんによる自主防犯活動が必要。情報発信やパトロール活動の拠点として活用を」などと期待を込めた。

 会員らが掃除をしてきれいにしソファなどを備えた約80平方メートルの平屋建ての同ステーションは、いわば「駆け込み場」。今後、会員らが週一回程度駐在して子どもや保護者らの相談にのるほか、市防犯協会などの支援を受けて青色回転灯を配備し、車両に付けて巡回するパトロール活動も検討している。

[2007/06/06:島原新聞]

南島原警察署

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夢!!「ホタルの里」づくり - 高野小と島原四小が合同で -

 ホタルの里としておなじみの島原市有明町高野地区で1日夜、学習会とホタル狩りがあり、高野小学校ホタルクラブ(六年生23人)のほか、杉谷地区第四小学校の六年生と保護者ら36人も参加。交流を深めた。

 ホタル狩りは、高野地区ホタルの里づくり保存会(代表=黒田孝博さん)の指導のもと、高野小ホタルクラブが学校のホタル小屋で飼育観察する種ホタルを採取するもので、恒例行事。

 一方、第四小地区では、健全育成会が特別委員会活動としてこのほど、同じくホタルの里づくりに取り組む「杉谷自然再生プロジェクト」を策定。高野小でのホタル学習会開催を聞き、六年生を中心に児童23人とその保護者ら13人(いずれも自由参加)が駆けつけた。

 午後7時半、はじめに高野小多目的ホールで合同学習会があり、黒田さんが保存会を結成した理由やこれまでの取り組み、高野小ホタルクラブの活動、ホタルの成長過程、雌雄の見分け方などについて講話。「噴火災害があり、途中3年間ほど活動できなかったこともあるが、子供たちの活動に地域住民たちも協力したりして、毎年ホタルが見られるようになった」現状を伝えた。

 このあと、全員で「ホタルの里」になっている近くの川まで出かけ、種ホタルを採集。「昨年秋の大水(被害)で、例年よりやや少ない」うえ、この日はあいにく小雨とあって、飛んでいるホタルの数が多くはなかったものの、「実際に飛んでいるホタルを見るのははじめて」という四小の子供たちは大いに感激。網で捕まえたり、保存会メンバーの先導で川床まで降り、草むらで小さな光を放っているメスボタルを手で採集したりして、それぞれが持参した虫かごに入れては幻想的な光を楽しんだ。

 再び高野小に戻ったのは午後9時半すぎ。黒田さんが「これから互いに連携を取り合ってホタルの里作りを進めていきましょう」とあいさつし、高野小側からあらかじめ用意した大きな飼育箱に入った種ホタルを四小にプレゼントした。最後は、保護者が準備したトウモロコシとスイカで腹ごしらえ。交流を深め、四小の子どもらはホタルの里作りの夢を持ち帰った。

[2007/06/05:島原新聞]

島原市立第四小学校
島原市立高野小学校

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ヤーコンの薬草料理も - 商品化に向け取り組む -

 薬草をキーワードに新たな産業や雇用の創出など地域活性化を目指す「島原健康半島構想推進協議会」(会長=吉岡市長)の総会が29日、島原市下折橋町の集合避難施設で開かれ、本年度の事業計画などを決めた。

 総会には吉岡市長をはじめ関係者約30人が出席し、昨年度の実績・収支決算報告、本年度の事業計画案・予算案を原案通り承認した。最終年度を迎える地域提案型雇用創造促進(パッケージ)事業では引き続き、企業化等講演会(セミナー)、人事・労務管理等講習会、商品開発等の能力を持った人材の育成、販売・宣伝技術者(プロモーション人材)育成、薬草料理・菓子製造人材育成講習(プロ養成)、ホームページ等による情報発信・提供に取り組む計画だ。予算は約1,330万円。

 一方、本年度の協議会単独事業では、薬草料理試食会や薬草お菓子の試作等の取り組みを踏まえ、具体的な商品化に向けた取り組み、薬草等を温泉の薬湯に活用するための取り組みも進める計画。また、県の許可を受け昨年度、上折橋砂防締切堤遊砂地内に薬草栽培地2,500平方メートルを整備し桑の木100本を植栽したが、本年度は薬草を使用した商品開発の材料として活用を図る方針だ。薬草料理フェア・コンテストも引き続き開催する。

 会場からは「薬草料理フェア・コンテストの取り組みは大学との提携も検討してはどうか」などの意見が出た。

 総会では任期満了に伴う役員改選があり、会長に吉岡市長、監事に中島幾郎、清水真守両氏が再任された。

 このあと薬草料理試食会が開催され、シャキシャキとした独特の食感がある「ヤーコン」(南米アンデス山脈地方原産のキク科の植物)を使った美味しい薬草料理に舌鼓を打った。

[2007/06/03:島原新聞]

島原健康半島構想推進協議会ホームページ「どがんねっ」

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半島を約3周する長さ - 道路等に埋設した水道管 -

 「水道が うるおす 日々の健やかさ」をスローガンに暮らしに欠かせない水道の大切さを呼びかける第49回「水道週間」(1 - 7日)にちなんで、島原市と市給水工事指定店組合(16社)は2日、城内三丁目のエレナ島原店と有明町湯江のまるたか有明店で街頭キャンペーンを行い、水の大切さを呼びかけた。

 今年から有明の業者も加わり2か所でキャンペーンを実施。水道に関する相談所を設けたほか、家族連れに金魚すくいを楽しんでもらったり、チラシや風船などを配ってPR。また午前中には、市社会福祉協議会などと協力して市内の65歳以上のひとり暮らし高齢者宅約80戸を訪れ、パッキンなどを無料で交換するボランティア活動にも取り組んだ。

 市水道課によれば、市の水道水は上水道一施設と簡易水道五施設で供給しており、給水量は1日平均1万9千立方メートル。道路などに埋設した水道管の長さは約290km、島原半島を約3周する長さに相当するという。平成17年度県水道事業概要によれば、家事用20立方メートルあたりの県平均水道料金3,433円と比べ、市の水道料金は1,869円と県内で最安。市民が支払った水道料金は、老朽化した配水管の敷設などの水道事業に活用されている。

[2007/06/03:島原新聞]

島原市役所

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小中学生39人が励む - 子ども狂言ワークショップ始まる -

 今秋開催の島原城薪能での舞台発表を目指し、島原市と南島原市深江町の小中学生39人が伝統芸能の狂言のけい古に励む「島原子ども狂言ワークショップ」(島原市教委など主催)が30日夜、島原文化会館で始まった。7回のけい古を重ね、10月12日の島原城薪能でその成果を披露する。

 日本の伝統芸能に親しみ、幼い頃から能や狂言に親しんできた島原ならではの伝統を継承してもらおうと、今年で4年目の取り組み。39人のうち初心者は17人、経験者は22人。九州で普及活動に尽力する和泉流狂言師の野村万禄氏が狂言の動きや発声などを教え、島原城資料館解説員の松尾卓次氏が島原の歴史を伝えるほか、柴田長庚堂病院長の柴田英徳氏の私設能舞台の見学も盛り込まれている。

袴40着と帯40本、北田物産社長が寄贈

 開講式で、宮崎金助教育長は「経験のある子は初めての子に教えてあげてね。ワークショップは島原の子どもでなければできない体験であり、けい古に励んで秋の桧舞台に立ってほしい。厳しさの欠ける風潮のなか、野村先生は妥協をしない人であり、貴重な経験にもなるはず」とあいさつ。「昨年の舞台で子どもたちの姿に感激し、ぜひ袴で舞台に立たせたい」と願いを込め、袴40着と帯40本を寄贈することにした北田物産の北田幹二社長から目録が宮崎教育長に手渡された。

 児童らはさっそく正座をして「鶴亀の舞」などを練習し、声の出し方や姿勢づくりなどに励んだ。今回は一般向け公開講座「わかりやすい狂言の世界」も併せて実施され、野村氏が一曲舞ってみせながら、「道具や装置を使わず体や声で表現するものであり、想像力で楽しんでもらえれば」などと呼びかけた。舞台発表は島原城薪能のほか、11月19 - 23日の火山都市国際会議島原大会でも予定されている。

[2007/06/01:島原新聞]

島原城薪能
火山都市国際会議島原大会

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