三貴工業吾妻に第二工場 - 雲仙市立地協定調印式 -

 雲仙市吾妻町の吾妻工業団地で一般機械器具の設計や製作などを手がける三貴工業株式会社(染田智明代表取締役社長、本社・吾妻町)が規模拡大を図るために第二工場を同工業団地に立地することになり、27日に雲仙市と立地協定を結んだ。市が本年度新設した企業立地促進の奨励金制度を活用した企業誘致の初の事例となる。

 同社は昭和47年7月設立。平成14年から4.7haの同工業団地内の敷地2haに工場を稼動させており、今回の立地では2.1haを県土地開発公社から約3億円で購入し、8,400平方mの鉄骨造平屋建て工場を新設し、産業用機械などの製造・販売事業を展開する。新工場は5月に着工し今年12月に操業開始予定で、総事業費は用地取得費含め約15億円。平成19年度から3カ年で40人を新規雇用し、生産高は最終的に30億円を見込む。吾妻工場のほかに諫早工場も稼動させているが、今年いっぱいで閉鎖し、同工業団地に集約するという。

 立地を決めた背景には、市が新設した奨励金制度と従来の県の企業立地促進補助金の適用拡大という支援体制の拡充と事業の高能率化を図れる好立地条件があるという。市では、事業拡大に伴い市在住者を新規雇用するなどの条件をクリアした場合などに奨励金を支給する5つの奨励金をあらたに設けた。事業計画に新規雇用者のうち市在住者27人を雇用することなどを盛り込んだ同社の場合、今のところ工場など施設整備奨励金と雇用奨励金の2種類が適用され、雇用が一年間確保されていることが確認されたのち奨励金が支給されることに。

 雲仙の旅館東園であった調印式には県企業振興・立地推進本部の加藤純副本部長らが立ち会い、双方の代表が協定書にサイン。奥村市長は「新工場の立地を喜ぶとともに、新規雇用への市民の期待も膨らむはず。規模拡大による経済効果の波及と関連企業の進出に拍車がかかることを願いたい」と述べ、染田社長は「市、県の支援に感謝したい。ゆくゆくは吾妻工場に一本化し、雲仙市の企業としてさらに頑張ってゆきたい」などと語った。

[2007/04/29:島原新聞]

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一足早く『夏の味覚』を - 宇土出口のそうめん流し - 【動画あり】

 ツツジの花が咲き始め、新緑も眩いこの季節--きょうから始まる大型連休を前に観光地・島原市の有名なグルメスポット「宇土出口そうめん流し」が27日から営業を開始し、市民らが一足早い夏の味覚を楽しんだ。

 普賢岳噴火災害後も同市内で唯一、そうめん流しの季節営業を行っている本村商店(本村歌子さん経営)。制札江里線の道路拡幅工事に伴い店舗の建て替えを余儀なくされたため、昨シーズンは7月末から営業した。

 新しくなった店舗には、そうめん流しの円卓が計21台(室内7、屋根付の屋内12、屋外2)。懐かしい昔ながらの風情を残しつつ、静かで涼しい造りにした。同店独自の「ニジマスの池」も全面改修し、周りにはツツジや竹の植栽を施し、冷たい宇土水源の地下水も随所から湧き出ており、清涼感がいっぱい漂っている。

 自慢の料理は、自家製の特製タレで食べさせてくれるそうめんをはじめ、トコロテン、かんざらしも手づくり。専門店から取り寄せている美味しい冷奴のほか、ニジマスの塩焼きや刺し身、ふっくらと仕上げた鳥の唐揚げが絶品。生ビールや日本酒、焼酎も美味しくいただける。

 営業時間は午前10時-午後9時。9月30日まで休まず営業する。「新しくきれいになった店に是非一度おいでください」と来店を呼びかけている。

[2007/04/28:島原新聞]



[2007/04/27:しまばらNOW]

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雲仙市ガイドブック - 温泉入浴券が当たる特典も -

 雲仙市の有志でつくる市マップ作成実行委員会(高原洋一会長)は市の魅力を満載したガイドブック(A4版カラー・18ページ)を6,000部作成し、コンビニやガソリンスタンドなどに配布した。

 市内の喫茶店や菓子屋などを網羅した「スイーツ&喫茶」、観光スポットやイベントをまとめた「自然・景観」や「イベント・まつり」など7つの特集を組み、ドライブマップや宿泊コースのほか、指定された8軒を巡ってスタンプを集めると温泉入浴券が当たる特典も。

 地域資源を魅力として観光客や市民にPRするため、民間レベルでの「新市発足一周年記念」の意味を込めて取り組んだもので、市が地域づくりや人材育成を目的として支援する「市地域づくり事業補助金」を活用して作成。総事業費のうち50万円の補助を受けた。

[2007/04/27:島原新聞]

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いじめ防止啓発のぼり - 南島原市青少年育成市民会議が贈呈 根絶の願い込め深江小中に - 【動画あり】

 南島原市青少年育成市民会議(薄田藤和会長)は24日、深江町内の小中学校4校にいじめ防止啓発のぼり旗10本ずつ計40本を贈呈し、いじめ根絶の願いをこめた。

 昨秋に開いた地域懇談会で保護者や学校関係者のいじめに対する意識が高かったことから、小中学生から評語を募集し、それをのぼりにすることで、いじめ問題を考え直す機会になれば?との思いで制作。のぼりには「いじめてる見ているあなたも共犯者」、「大丈夫一人じゃないよ負けないで」などの標語が印刷された。

 深江中であった贈呈式には薄田会長や市教委深江事務所の水田英雄所長ら8人が出席。薄田会長が岩本安伸校長に手渡し、「いじめは見えないところで起きるものであり、いじめをしたもの、されたもの双方の温度差も激しい。これを見逃してはいけない。いじめがなくなるように学校、家庭、地域が一体となって取り組みましょう」と期待を込め、岩本校長はお礼とともに「いじめの未然防止と早期発見に努めたい」と述べた。

[2007/04/26:島原新聞]



[2007/04/26:しまばらNOW]

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瑞穂浄化センターが完成 - 1日最大1200立方メートルを処理 -

 雲仙市瑞穂地区で進められている環境に配慮した公共下水道整備事業の中核施設となる「市瑞穂浄化センター」が完成し、23日に通水記念式典を開き、瑞穂地区処理分の約半分にあたる処理能力で供用を開始した。

 公共用水域の水質汚濁防止と生活環境の改善を図るため、平成13年6月から平成26年度まで14か年計画で進めている「市瑞穂地区特定環境保全公共下水道事業」で、旧瑞穂町時代から市が引き継ぎ整備を進めており、総事業費は61億3,200万円を見込む。市内では旧町で言えば愛野、千々石、吾妻、小浜の一部に続き5か町目の整備。

 昨年度までに瑞穂すこやかランドの近くにグラウンドゴルフ場や道路を含め9,150平方メートルの敷地に地下1階地上2階鉄筋コンクリート造の浄化センター(延べ床面積1,198平方メートル)が完成し、下水管の埋設などは継続。平成26年度までには瑞穂地域全体を網羅する処理面積117ヘクタール、処理人口4,600人、1日最大2,330立方メートルを処理する計画で、本年度供用を開始したのはその半分にあたる処理面積58ヘクタール、処理人口2,400人。今のところ1日最大1,200立方メートルを処理できる。

 汚水の処理方式は、微生物による分解処理と紫外線による殺菌を組み合わせた「嫌気好気ろ床法」。処理後は沖合400メートルのパイプから放流することで、漁業への影響も解消されるという。維持管理費が低コストで済み、分解能力に優れている同方式の導入は、旧口之津町に継ぎ県内で2例目だという。

 記念式典で、奥村市長が「瑞穂地区は農業が盛んで風光明媚な地であるが、生活排水の影響が大きいとされる有明海の水質の悪化が課題だった。公共下水道事業により河川などの水質浄化はもとより有明海の水質改善につなげてゆきたい」などと述べ、関係者とともにクス玉割りなどをして供用開始を祝福した。

 なお、公共下水道を利用するには加入金が必要で、利用に必要な便器などの改造費は自己負担となる。市では「早めのご利用を」と呼びかける。

[2007/04/25:島原新聞]

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CD「思い出の城下町」 - 作詞は大誠社長の馬場氏 -

 4月の発売に先立って先月11日、歌手の島田あきお(旧名嶋三喜夫)さん、松原のぶえさんらを迎えて「創立20周年感謝祭・大誠 春の歌謡ショー」を開催。社員はもとより近隣の住民ら約2,000人が詰めかけ、会場にあふれた。

 その際、チラシに「地元作詞家(による)新曲発表」とあった「地元作詞家」とは、同ショーの主催者?大誠社長・馬場謙藏氏(58)のこと。このほど島田あきおさんの唄でCD化された。

 諫早市出身で20年前、島原市下宮町に建材卸売会社(株)大誠を設立。社名「大誠」の心で一途に仕事に励んできた。歌手を招待し、入場無料で歌謡ショーを開くようになったのは、「少しでも地域の文化高揚になれば?」との思いからだが、それは馬場社長の青春時代にルーツを求めることができる。「もともと音楽が好きで、諫早高校時代、ギタークラブを創立。チャリティーコンサートなどしていた」のだ。つまり、人が生きるというのは地域社会に奉仕(貢献)すること。企業経営も利益追求だけではダメ。文化に係わる仕事をする」という考えが氏の根底にある。「中尾勘吾氏が写真集『有明海の漁』を出版するとき、協力した」こともある。

 このたび歌手が歌う曲の詩を作ることができたのは、そうした心で仕事(企業経営)をしてきたことの結果であり、本人は「巡りあわせ」という。

 作品『思い出の城下町』に「島原」という言葉はないが、ジャケットの写真には島原城を使用。歌詞にも「君に出逢って虜(とりこ)になって/とうとう俺はこの町で暮らし始めた」とあるから、「この町」は馬場社長が「暮らし始めた」まち島原と見ていいかもしれない。

 「君は一七 俺二十歳」、「手さえ触れず」とも「満たされた」。ある日「桜まつり」の「まんまる月」の下、「ふたりは影で寄り添って 指きりしたね」と、団塊世代の「純情」な恋物語が綴られている。
 「誠意」や「純情」というのが、どこかに消えつつあるこんにち、団塊世代の人びとにとってはそれらを思い起こして、もう一度元気になってもらいたい、という一種の応援歌。あるいは若年世代に対しても、思いやりを込めた一つのメッセージと受け止めることもできる。

 「2曲目も作った。これは作詞作曲で、別府の流しのコンビ歌手がうたっている」とのこと。そのうち、本当に「島原」の歌が出てくるかも-。CD『思い出の城下町』は、1,200円。

[2007/04/24:島原新聞]

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外国人との意思伝達に - 火山都市国際会議島原大会 ハンドブックを6,000部 -

 アジアで初めて開催される「火山都市国際会議島原大会」(11月19日-23日・島原市)に向け同大会事務局はこのほど、来島する外国人研究者らと市民が円滑に意思の伝達が図られるよう簡単な英会話を紹介した「ミニミニコミュニケーションハンドブック」を作成した。

 世界約40か国から600人以上の参加を目指している同大会。より有意義に開催するため、外国からの来島者を市民にも心からもてなしてもらう取り組みの一環。同大会外国語ボランティアの皆さんが中心となり作成した。

 本文は英語・日本語・ローマ字(ヘボン式)で表記し、「あいさつ」・「道を行く」・「レストラン」・「ホテル」・「タクシー」・「写真」・「買い物」・「病気・トラブル」の八場面における簡単な会話の事例と、日本文化(温泉・食べ物・お土産・お金・方言)を紹介するコラムで構成。日本語と英語等を併記することにより海外研究者と市民が直接、コミュニケーションが取れるよう工夫している。表紙には大会ロゴマークに採用された桜花と島原城の写真を掲載した。

 B6判・32ページ、6,000部を作成した。各種会議資料とともに配布する。このほか市役所や市内の地区公民館、図書館、主要関係機関にも配布・設置した。

[2007/04/22:島原新聞]

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本県では鍋島邸のみ - 国指定重要文化財に指定 -

 国の文化審議会(石澤良昭会長)が20日に開かれ、雲仙市国見町神代の旧鍋島家住宅(通称「鍋島邸」)を重要文化財(建造物)に指定するよう文部科学大臣に答申がなされた。今回答申されたのは全国で11件、本県では鍋島邸のみ。島原半島では初という。雲仙市教育委員会によると、今後、官報告示により正式決定となる。

 市教委などによると、鍋島邸は佐賀藩神代鍋島氏の屋敷で、現在は市が所有、管理。江戸時代から昭和5年までに建築された木造2階建ての主屋(建築面積約387平方メートル)、木造2階建ての長屋門(同115平方メートル)など5棟からなり、江戸時代中期の地割を色濃く残し道沿いに生垣や石垣などが残る平成17年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された神代小路の中心的建造物。雲仙島原地方における代表的な近代和風建築であり、歴史的町並みの中心的な建築として価値が高いと、認められたという。

 同日、奥村市長は「真に光栄なことであり、市民の皆様と一緒に喜びを分かち合いたい。施設の管理者として責任をあらたにし、今後市民の皆様とともに神代小路地区の伝統と文化を引き継ぎながら保存に万全を期し、学校教育や観光などの一環としての活用を図り、市の貴重な文化財としての維持・活用に努めたい」とコメントを発表した。

 鍋島邸が指定されると、本県の国指定文化財建造物は国宝3件、重要文化財26件となる。

[2007/04/22:島原新聞]

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吉田氏ら総裁表彰に輝く - 島原郵便局 「郵政記念日」 -

 「郵政記念日」の20日、島原市坂上町の「島原郵便局」(小谷学局長)では、ミス島原の下岸ななえさんを1日局長として招き、式典などを開催して記念日を盛大に祝った。

 明治4年4月20日に初めて国営による新式郵便業務が開始されたのを記念して昭和9年、当時の郵政省は4月20日を逓信記念日と定めた。中央省庁再編により平成13年、郵政事業庁に移行したのに伴い「郵政記念日」と改称。日本郵政公社となった現在も続けられており、ことしで74回目を迎えた。

 1日局長を務める下岸さんへの委嘱状交付式が式典に先立ち局長室で行われた。小谷局長から委嘱状とタスキを受け取った下岸さんは「緊張しているが、日ごろできない経験なので色々と学びたい」とにっこり。このあと来賓の吉岡市長とともに式典に出席した。

 小谷局長は「今年度のスローガンは『新しい普通を創る』。『新しい』とはユニバーサルを創造する事業を目指すこと、『普通』とは真心を込めてサービスを提供することによりお客様に安心感と信頼感を与えること。そのため全職員が企業努力を行い、お客様とともに成長する企業であり続けることが肝要だ。職員一人ひとりが責任と誇りを持って仕事に精進し、市民の要望に的確に応えられるよう前向きに受け止め、明るい将来展望を持って邁進することを誓う」と式辞。

 来賓の吉岡市長は「国民の日常生活に不可欠なサービスを提供されてきた郵便局。本年10月に民営分社化される日本郵政公社では新たなスタートの準備を進められ、大きな変革の中で様々な取り組みに尽力されている。引き続き地域との関わりが深い郵便局が地域の拠点として、市民の利便性の向上や地域社会の発展のため、なお一層のご尽力をお願いしたい」と祝辞を述べた。

 永年勤続や事業優績など各種表彰が行われ、受賞者を代表して同局貯金保険課の吉田義広総務主任が郵便・貯金・保険の各事業での目標を示したうえで、「栄えある表彰を機に、民営分社化を間近に控えたこの変革の時を乗り切るため、職員の模範としてリーダーシップを発揮し、事業の発展に努める」と決意を述べた。
 1日局長の下岸さんらはこのあと、1階ロビーで鶏卵一パックをプレゼントする「お客様感謝デー」を繰り広げた。また、有明幼稚園の園児ら20人は同日、感謝の気持ちを込めて局内のポストをきれいに掃除してくれた。

[2007/04/21:島原新聞]

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健康づくりに向け策定 - 南島原市「ひまわりプラン」 -

 市民の健康の維持増進に向け家庭・地域・行政が一体となり取り組むことを目的に南島原市はこのほど、健康づくり計画「ひまわりプラン」を策定した。各世代の目標などを定めた健康づくりを推進するため、ダイジェスト版も作成。近く市内全世帯に配布する予定だ。

 健康づくりの考え方は「病気の早期発見・早期治療」から「日常生活そのものを改善しようとする健康づくりと、それを支える環境づくり」へと変化している。病気の危険や恐怖を訴えて行動の大部分を個人の責任・意識や努力に任せていた従来の考え方から、「個人の努力だけでなく家庭・地域での活動や健康を支援する環境づくり」へとシフトさせる「ヘルスプロモーションの理念」を取り入れ、総合的に健康づくりを支援する方針。

 医師や歯科医師、各種団体からの推薦者や一般公募者で構成する「同市健康づくり策定委員会」(会長=栗原公太郎氏・委員18人)を設置し、昨年8月から計9回の会合を重ねて協議・検討し、計画の原案を作成した。また、市民への聞き取り調査やアンケート調査も実施。最終的に「同市健康づくり推進協議会」(会長=泉川欣一氏・委員16人)で承認し決定したもの。県が策定した「健康ながさき21」に沿った内容で、地域性を十分反映させた。

 本計画はA4版、68ページ。計画の概要から市の現状、計画の経過、本論となる取り組み、組織の5章で構成している。計画推進期間は平成22年度までの4年間。

 具体的には生涯を5つの世代「乳幼児期」、「学齢期」、「青年期」、「壮年期」、「高齢期」に分け、各世代で必要な「食生活」や「生活リズム」、「歯の健康」、「運動の習慣」についての取り組みとその指標、最終年度の目標値も定めた。最終年度の平成22年度には計画の見直しを予定している、という。

[2007/04/20:島原新聞]

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新入生が宿泊学習 - 共同生活で「自他一如」の精神を育む、島原商高「全生寮」始まる -

 「お願いします!」と気合いの入った声が運動場に面した建物に響く。島原商高の新入生対象の宿泊学習「全生寮」が今年も16日に始まった。4-6月中に1年生4クラス計152人がひとクラスずつ入寮し、4泊5日の共同生活をしながら登校し、島商生としての自覚と「自他一如」の精神を育む。

 全生寮は、生徒の非行問題を機に集団生活指導を目的に昭和35年に始まった約半世紀におよぶ同校の特色ある教育。「他とともに生き、他を生かすことで自分も生きる」という自他一如の精神から命名。当初は男子のみだったが、今では女子も対象に。期間中は志願した3年生4人が「助手」として「甘さを見せない」指導で入寮生を導き、あいさつなど礼儀作法をはじめ、掃除や炊事など班別作業に取り組んでもらう。

 16日夕方にあった入寮式で、やや緊張した面持ちの入寮生の女子38人は声を張り上げ「全ての他の人を生かそう!」などと寮の心得を唱和。楠田恭子校長は「ちょっとのことではくじけない強い心と他の人を思いやる優しい心を育んで。高校生になって初めての集団生活のため不安やきついこともあるでしょうが、自分の成長につながるはず」と呼びかけた。

 入寮中はテレビやラジオなどは禁止。卒業生による身近な進路講話や一時間車座になって自己を見つめ直す「静座」もある。後方支援の教員5人のうち富永秀之教諭は「静座は各自テーマを決め自問自答することで内面を省みるとともに、時間を大事に使う姿勢も育まれるはず。一人ひとりがやり遂げる達成感とともに、自身が頑張ってこそクラス全員の成功につながることを体感してもらいたい」と話していた。

[2007/04/19:島原新聞]

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『頼みますよ、日中交流』 - 新任の国際交流員于舟さん -

 南島原市が本年度招致した中国出身の国際交流員、于舟(ウ・シュウ)さん(38)が16日に市役所を訪れ、松島市長に着任あいさつをした。任期は1年間。市の地域振興課に配属され職務に励む。

 市は旧北有馬町時代の平成8年度から中国福建省羅源県と友好活動を推進し国際交流員を招いて相互交流に力を入れており、新市発足後初となる于さんは旧北有馬町時代から通算10代目の国際交流員。

 于さんは北京市人民対外友好協会に16年間勤務し、日本をはじめ諸外国と中国間の市民交流イベントの調整役などを担い、多くの日本人の受け入れにも尽力。「この経験をいかし多くの市民に中国に行ってもらえるよう頑張りたい」と流ちょうな日本語で述べ、「中国語講座や資料の翻訳などをはじめ、市の良いイベントも中国に紹介してゆきたい」と抱負。松島市長は「お互いの交流が進むよう、1年間お願いしたい」と期待を込めた。

[2007/04/18:島原新聞]

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スポーツ推進強化校に - 島高男子剣道やレスリングなど -

 県教委は16日、本年度ジュニアスポーツ推進事業に関する強化校21校(16競技)や拠点校91校(33競技)などを決定した、と発表。島原半島関係では島原高の男子剣道や男子レスリング、国見高の男子サッカーが強化校に選ばれた。

 全国大会などでの活躍が期待でき、かつ国体の中核となる高校や選手をはじめ、競技力の向上やジュニアスポーツの普及・振興が期待できる学校などを指定し、遠征費や合宿費などの助成をするもの。第62回国民体育大会で入賞が期待できるなどの強化指定社会人クラブや選手なども決定し、陸上競技の松本百子さん(南島原TAC)が引き続き強化選手としての指定を受けることに。

 25日に県立総合体育館で指定書の授与式が行われる。

[2007/04/18:島原新聞]

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田町の人たちが供養 - 島原大変の大津波で流死 -

 島原市田町の猛島海岸沿いの流死菩提供養塔で15日、田町町内会(小西弘文会長、75世帯)による法要が行われ、寛政四年(1792年)の「島原大変」の大津波などで犠牲となった人々の冥福を祈った。

 田町や新馬場町の住民、子ども会の児童55人など計約150人が参加。小西会長は「今年は子どもの参加が多くにぎやか。後世に伝えるため地域行事として法要を続けてゆきたい」とあいさつし、来賓の谷口副市長も「いま生活できるのは先人のおかげであることに感謝したい」などと述べた。

 法要は供養塔を管理する田町町内会が子ども会の協力を得て毎年開催。法要の前には参加者総出で清掃作業に汗を流し、供養塔周囲の雑木や草を刈ってきれいにしていた。

[2007/04/17:島原新聞]

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幟が春風にたなびく - お城を合戦絵巻で飾る - 【動画あり】

 勇壮な幟でお城を飾る恒例の「島原城春ののぼりあげ」がことしも始まった。

 普賢岳噴火災害からの復興と観光の振興、元気になった島原市をアピールしようと始まったイベントで14年目。

 地元商店街やまちづくりの会、町内会、小中高校の関係者などでつくる「島原城春ののぼり揚げ実行委員会」(片山兼秀会長)が実施する春の風物詩。九電グループの協力で約80人が参加し15日、約70本の支柱を設置した。島原藩の歴代城主の名前が入ったものや市民から寄贈された幟が春風にたなびき、さながら合戦絵巻。5月13日まで楽しめる。

[2007/04/17:島原新聞]



[2007/04/17:しまばらNOW]

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盛大にこけら落とし - 島原市営球場本部改修工事 - 【動画あり】

 大規模な改修工事が行われた島原市営球場本部(管理棟)の完成を祝う「落成記念少年軟式野球大会」(同市軟式野球連盟主催・山北好一会長)が14日、同市上の原三丁目の同球場を主会場に始まり、島原半島の中学校から19チーム総勢約400人が参加して熱戦を繰り広げた。きょう15日まで。

 市営球場は第二種公認球場として昭和27年に整備された、島原半島で唯一本格的な施設。市民はもとよりプロ野球や大学野球のキャンプ地などにも広く利用されてきたが、半世紀以上経過する中でこれまで指摘されていた設備の不備や老朽化に伴い初めて本部の大規模改修が行われたもの。事業費は約3,380万円。

 こけら落としとなる少年軟式野球大会の開会式は同日早朝、新しくなった本部席前で開催。出場選手をはじめ、山北会長や来賓の谷口副市長(出張中の吉岡市長代理)、宮崎教育長、古川隆三郎市議会教育厚生委員長らが出席した。

 山北会長は「部分的にはこれまで改修されたが、本部の抜本的改修は行われず、設備の不備が指摘され、大会誘致にも支障を来たしていた。改修工事がこのように立派に完成し感謝しており、今後有効に活用させてもらう。国の行財政改革により厳しい財政運営だが、スコアボードやスタンドなどまだ改修をお願いしていかなければならない箇所も多く、積極的に取り組んでほしい」とあいさつし、「この記念大会は新学期のスタートの大会でもあり、元気にプレーしてほしい」と述べた。

 谷口副市長、古川委員長のあいさつに続き、宮崎教育長が出場チーム代表の三会中野球部主将・森本俊平君に記念品を贈呈。有明中野球部主将・木下広大君が「日ごろの練習で鍛えた力と技を十二分に発揮し、周囲の方々の支えでいま野球ができる喜びを胸に、きれいに改修された球場で開催されるこの大会での優勝を目標とし、自分や仲間を信じ最後まで諦めずプレーする」と力強く選手宣誓し開幕した。

 試合は同球場など市内五会場で行われた。3-4チームの5パートに分かれたリンクリーグ戦で、7回戦又は80分ゲーム。完封やコールド勝ち、勝敗・引き分け、失点・総得点によるポイント制で競った。きょう15日は全19チームのうち上位4チームによる決勝トーナメントが行われる。成績は続報。

[2007/04/15:島原新聞]



[2007/04/17:しまばらNOW]

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長崎に輸送して移築 - 山中湖畔の築160年の古民家 -

 静岡県の山中湖畔にある推定築160年の赴きある古民家が長崎県へ移築される。全国規模の古材流通ネットワーク「古材倉庫」を活用して実現した移築劇。フランチャイズ「古材倉庫長崎」として本県初の業務を1月から始めた島原市新馬場町の(資)内島材木店(内島範喜社長)などの連携により実施される。

 同ネットワークは愛媛県松山市の(株)ヴィンテージアイモク(井上幸一代表取締役)が運営し、古民家から産出される古材の再流通事業を展開。今回の移築は、加盟する静岡市の(有)森平製材所(森偉多代表取締役社長)と内島材木店が連携することで展開される"越県移築プロジェクト"。

 古民家の持ち主と買い手は、インターネットで出会った。長年にわたり住み継がれてきた古民家は当初、壊される予定だったという。インターネットを利用した古材倉庫グループ運営の「古材ネット」などでその古民家の情報を公開することで、佐世保市在住の古民家愛好者が気に入り、移築を決めた。4月中に長崎へ古民家の部材などの輸送などが行われ、7月に完成予定だという。

 内島社長は「山中湖から長崎への移築の話がまとまったのも全国ネットワークがあったからこそであり、有識者同士のコミュニケーションにより構想から実施までスムーズにいったことがあげられる。移築される古民家は、これまで五代にわたり受け継がれている物件で、佐世保市在住の方で6代目。このように人から人へ、時間を経て受け継がれてゆくことを嬉しく思う」としている。

[2007/04/14:島原新聞]

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スタンプ集めて特典 - 島原半島博物館めぐり -

 島原半島にある各種資料館などをまわってスタンプを集めると記念品がもらえる「がまだす島原半島博物館めぐり」が今年度も始まった。

 同半島への観光客誘致と周遊・滞在化を推進するため、島原半島博物館連絡協議会が毎年実施しているもの。6回目。専用チラシの裏側捺印欄に博物館ごとの記念スタンプを押して集めるのが要件。

 5館めぐりで「島原手延べソーメン」、「バードコール」、「雲仙特産湯センペイ」、「雲仙岳災害記念館オリジナルマウスパッド」、「入浴券」、「謎のおみやげ」の6種類から1つプレゼント。10館すべて達成すると豪華な島原半島特産品「有明海海の幸セット」、「雲仙ビードロ美術館ガラス製品」、「ジャガイモ」、「小崎侃の色紙」の4種類から1つもらえる。アンケートにも協力すること。

 島原城キリシタン史料館(島原市)、雲仙岳災害記念館(同)、雲仙ビードロ美術館(雲仙市小浜町)、平成新山ネイチャーセンター(島原市)、北村西望記念館(南島原市南有馬町)、口之津町歴史民俗資料館(同市口之津町)、小浜町歴史資料館(雲仙市小浜町)、縄文の里(島原市有明総合文化会館内)、雲仙お山の情報館(雲仙市小浜町)、山本美術館(同市愛野町)の十館が参加している。

[2007/04/14:島原新聞]

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市営球場本部を大幅改修 - 落成記念の少年野球大会も -

 島原市が昨年度事業で実施した市営球場本部の改修工事が完成した。これを記念して14、5の両日、島原半島の中学校による少年軟式野球大会が同球場で盛大に開催される。

 島原半島で唯一建設された本格的な施設。昭和27年までに一定の整備が進み、同32年には市営球場として完成。昭和29年からは旧西鉄ライオンズのキャンプ地として華やかな時代を送った由緒ある球場だ。

 老朽化に伴い部分的な改修はこれまでも実施してきたが、バックネット裏の本部の大幅改修はこれが初めて。平成16年5月に開催誘致したプロ野球ウエスタンリーグ公式戦を機に、地元関係者から要望が強かったもの。

 改修工事は老朽化し狭かった本部室と倉庫を解体撤去し、鉄筋コンクリート造り平屋建ての管理事務所(153平方メートル)を新設した。審判室、放送室、本部来賓室などが主なもので、従来は設備がなく不便を来たしていたトイレやシャワー室も完備した。外観はボールが見えやすい緑色を施し、外構工事として観客席3段を設置した。総事業費は約3,380万円。

 こけら落としの少年軟式野球大会は市軟式野球連盟の主催、県南軟式野球連盟の共催で、市教委が後援している。島原市から5校、雲仙と南島原の両市から各7校の計19校が出場して熱戦を繰り広げる。開会式は14日午前8時(雨天時は15日に延期)から開催する。

[2007/04/13:島原新聞]

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情報ハイウェイを整備 - 「ほっと@うんぜん」運用開始 - 【動画あり】

 雲仙市は大容量・高速回線の光ファイバーケーブルを利用した市民と行政を結ぶ高速情報通信網「雲仙市情報ハイウェイ」をこのほど整備。手始めに12日から個人向けEメール配信や公施設などに設置した電光表示板で各種情報を積極的に発信する地域情報配信システム「ほっと@うんぜん」の運用を開始した。

 これまで市の情報通信施設は合併前の旧町ごとに整備した情報基盤施設をそのまま合併後も受け継いだもので、民間企業の通信網を借り上げるなど情報通信基盤の整備状況に地域間の差があり、旧町間で情報共有などが不十分であるなど課題があったという。その状況を解決するため、同ハイウェイ整備事業により統一した情報通信網を構築し、公共施設などを専用の光ファイバーで接続した公共高速ネットワークを全市的に整備したもの。

 同ハイウェイは光ファイバー敷設などのハード面とシステムやソフトウェア開発のソフト面からなり、国や県の補助を受けた総事業費約2億9,200万円で整備。愛野支所別館に設置した情報ネットワーク管理センターを中心に本庁や支所、公民館、商工会、消防署、観光協会、小中学校など111カ所を光ファイバーで接続して市全体のネットワークを構築。接続先のうち本庁や支所、駅など57カ所には電光表示板が設置され、行政、防災、観光など各種情報を見ることができるほか、携帯電話やパソコンから登録することでEメール配信のサービスを利用できる。

 運用を開始した地域情報配信システム「ほっと@うんぜん」のほか、展望台や港湾に設置した防災用WEBカメラ9台で災害時の状況を監視できる防災情報共有システム「うんぜんあんしんネット」や観光や農業など地域産業の情報提供システム「うんぜんパワフルなび」など4つのサービスも5月中旬までに開始する予定。このような総合的な情報配信システムは県下では初めてという。

 12日に小浜総合支所であった記者会見で、奥村市長がパソコンで配信情報を入力し配信ボタンをクリックすると、電光表示板と携帯電話のEメールで「雲仙市情報ハイウェイが開通しました」などのメッセージが表示され、運用スタート。奥村市長は「市全域で統一した公共ネットワークの整備により観光や防災などの情報を市民や観光客の皆さんに提供してゆきたい」と述べた。

 ほっと@うんぜんを利用するには(http://hot.city.unzen.nagasaki.jp/)へアクセスを。

[2007/04/13:島原新聞]



[2007/04/12:しまばらNOW]

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『雲仙ブランド』認定書 - 8団体・18商品に授与 -

 雲仙市は16日午前11時から吾妻町のふるさと会館で、雲仙ブランド認定書の授与式を行う。

 雲仙市内で生産された農畜産物や近海でとれた水産物、農業加工品、水産加工品のうち特に優れていると認められた商品で、次の8団体・18商品が認定された。

 △農事組合法人吾妻農産加工組合=吾妻天塩麦みそ、吾妻麦みそ、吾妻米みそ、吾妻合わせみそ、吾妻納豆みそ、吾妻鉄火みそ、苺ジャム、柚子こしょう
 △農事組合法人守山女性部加工組合=雲仙こぶ高菜漬け、雲仙手作りこんにゃく、梅干し
 △愛の特選馬鈴薯生産組合=愛の小町(赤土馬鈴薯)デジマ、フゲンマル、アイユタカ
 △雲仙スターチス部会=雲仙スターチス
 △島原雲仙農協八斗木白葱生産部会=八斗木白葱
 △瑞穂グリーンティルネッサンス=雲仙茶茶園指定極上・雲仙茶特選極上
 △瑞穂漁業協同組合=瑞穂産牡蠣、瑞穂産あさり
 △エタリの塩辛愛好会=エタリの塩辛

[2007/04/12:島原新聞]

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JICA研修で7名来島 - 普賢岳に火山災害対策学ぶ -

 独立行政法人・国際協力機構(JICA)の東京国際センターが実施する平成18年度第3回火山学総合土砂災害対策研修の一環で「雲仙・桜島現地調査」が10日、島原市などで始まり、外国人研修生7名が普賢岳噴火災害について学んだ。

 国交省雲仙復興事務所が毎年2回程度受け入れているJICA研修。先月14日に来日し、9月まで約半年、全国各地で研修を積む。

 来島したのはカメルーン、コロンビア、インドネシア、フィリピンの四か国から、28-40歳の男女計7名。国の研究所や防災局などに勤務し、火山学等を研究している。

 初日は同事務所で約200年ぶりの普賢岳噴火の開始から溶岩ドームの成長、火砕流や泥流の猛威、住民の避難生活など当時の状況をはじめ、同事務所が手掛けている無人化施工など火山砂防事業の概要、当地独自の安中三角地帯嵩上げ事業について説明を受けたあと、火砕流で焼けた旧大野木場小学校など現地視察も行った。

 同事務所で説明を受けながら特に噴火の様子に高い関心を示し、映像をカメラに収め、溶岩ドームの変化などについて質問する研修生もいた。きょう11日は鹿児島県の桜島現地調査に参加する予定。

[2007/04/12:島原新聞]

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外国人観光客らも感激 - 子どもたちが着物姿で抹茶をどうぞ 日本情緒のサービス -

 ぽかぽか陽気となった7日(土)、満開の桜の花に囲まれた島原城の本丸跡に島原の青い目の人形たちが集合。紙芝居「リトルメリーものがたり」の上演や森岳婦人会茶道教室とモリモリ広場茶道教室の子どもたちによる抹茶サービスなどもあり、訪れた内外の観光客らが国際的親善の温もりを満喫した。

 島原親善人形の会(中島一雄会長)主催のこのイベントは、「島原における親善人形の歴史と意義を広く知ってもらおう」と毎年、桜の季節に開催。"子どもが主役"との認識から今回、モリモリ広場茶道教室の子どもたちにも登場してもらった。

 会場の本丸跡御馬見跡には、島原第一小学校の青い目の人形「リトルメリー」をはじめ、島原市内の小学校や幼稚園に新たに贈られた新青い目の人形、日米交流人形、子どもたちが持ち寄った人形と関連資料等が展示され、庭に設けられた茶席に座ると人形たちと対面しながら抹茶を味わうことができる"しくみ"。綺麗な和服姿の小学生らがお菓子を運び、抹茶を渡して「どうぞ」と声をかけると、来客らは思わずニッコリして「おいしいです」、「気軽に楽しませていただきました」などと子どもたちに話しかけていた。

 この日は貸し切りバスで訪れた外国人観光客らも多数あり、思わぬ日本情緒のサービスに感激の様子。「アリガトウ」と言ってはカメラに収めていた。

 また、近くの幼稚園児らも保育師に引率されて訪れ、紙芝居「リトルメリーものがたり」や、人形らとの会話を楽しんでいた。

 リトルメリーや新青い目の人形らはこのあと、7日に開幕した長崎歴史文化博物館での「もうひとつの日米交流史/青い目の人形と長崎瓊子展」に展示されるため、島原をあとにした。

[2007/04/11:島原新聞]

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良い戸の日ボランティア - 県建具工協組支部の青年部 - 【動画あり】

 4月10日は語呂合わせから「良い戸」の日。県建具木工業協同組合島原支部(前田千徳支部長)の青年部(珠林祐二部長)は島原市内の白山、浦田両保育園、児童館、母子生活支援施設わかばの4か所でボランティアで戸の修繕などを行い、感謝された。

 このうち白山保育園では47cm×69cm×22cmの桐製スリッパ入れ1個をつくり贈ったほか、引き戸のすべり具合を調整したり、戸の通気口の部品を取り替えたり。かんななど工具を巧みに使い瞬く間に仕上げてゆく職人の姿を見て保育士らは「さすがプロの技。早いですね」と感嘆の声をあげ、園児たちは「ありがとうございました!」と声を合わせてお礼を述べた。

 同日にちなんで全国的に展開している建具組合の奉仕活動で、島原支部ではずっと継続している。市福祉事務所などを通じて奉仕先を探し、事前に修繕箇所を聞いてから取り組むことにしているが、毎年行っているため、「修繕箇所がなかなか見つからんとよ」と嬉しい悲鳴。前田支部長は「細かい部分の困りごとに耳を傾けながら、来年以降も続けてゆきたい」と話していた。

[2007/04/10:島原新聞]



[2007/04/10:しまばらNOW]

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お釈迦様の誕生を祝う - 稚児行列などにぎやかに - 【動画あり】

 釈迦の誕生日の8日、島原市仏教会(会長=三浦一正浄源寺住職)主催の花まつりが市中心街で行われ、着飾った稚児や保護者ら約200人の祝賀行列がにぎやかに練り歩き、その誕生を祝った。

 行列は昼過ぎに中堀町の江東寺を出発。赤や緑色の袴姿に金の烏帽子をかぶった男児や女児が花御堂を乗せた白象の模型を引きながら、一番街アーケードを経て寺町の善法寺に到着。善法寺では慶祝法要が営まれ、園児や婦人による歌や踊りなどの慶祝演芸が華を添えた。

 また、アーケード街には釈迦の誕生仏を安置した花御堂と甘茶を配る場所も設置され、道行く人が甘茶をかけ、手を合わせながら釈迦の誕生を祝う人々の姿も見かけられた。

[2007/04/10:島原新聞]



[2007/04/10:しまばらNOW]

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桜吹雪の菩薩像前で - 島原大変遭難者慰霊祭 - 【動画あり】

 島原市の眉山治山祈念公苑の聖観音菩薩像前で7日、第32回島原大変遭難者慰霊祭があり、寛政4年(1792年)の「島原大変」と平成3年の雲仙・普賢岳噴火災害の大火砕流による犠牲者の冥福を祈った。

 同像は、昭和49年に市出身の故有馬茂翁が寄付した浄財をもとに名誉市民の故北村西望氏が島原大変記念碑として建立したもので、昭和50年から眉山治山祈念公苑保勝会(大場正文会長)が慰霊祭を開催しており、噴火災害後は犠牲者43人の慰霊の意も込めるように。

 関係者約100人が参列し、市仏教会(会長=三浦一正浄源寺住職)による法要のあと、大場会長が「島原大変後の廃きょからふるさとを復興させた先達の方々のご遺志に報いるため、郷土の発展に努めることが我々の使命であり、子孫に対する責務だ」と慰霊の言葉。吉岡市長は「廃きょとなったふるさとの再興に尽力された先人の皆様に鎮魂の祈りを捧げたい。先人のご遺志を受け継ぎ、災害に強いまちづくりを進めてゆきたい」とあいさつ。桜吹雪が舞うなか、参列者は次々と焼香をし、慰霊の言葉を捧げていた。

[2007/04/08:島原新聞]



[2007/04/08:しまばらNOW]

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看護の道に誓い新た!! - 島原市医師会看護学校入学式、ゴール目指して第一歩 - 【動画あり】

 島原市医師会看護学校の入学式が6日、島原復興アリーナ・サブアリーナであり、看護科3期生38人、准看護科53期生42人が看護の道へ入ることを決意。新入生は2年間の専門知識習得のための勉学と病院での勤務に励み、それぞれ看護師、准看護師の資格取得を目指す。

 一人ひとり名前を呼ばれ起立したスーツ姿の新入生を前に、柴田英徳校長が入学認定を宣言。先月卒業した両科の卒業生全員計74人が看護師、准看護師に合格したことにふれ、「皆さんも2年後には全員が資格を取得できるよう頑張ってもらいたい」と期待を込め、「皆さんは病める人、傷ついた人を癒やすため、この道を志したはず。積極的な姿勢で勉学にのぞみ、技術や知識だけでなく豊かな人間性と倫理観を備えた看護師になってほしい」と式辞。

 市医師会の小島進会長は「こんにちの看護学校があるのは地域で看護師として活躍する皆さんの先輩方の奮闘と実績があったからこそ。皆さんはあらたな歴史を刻むため入学したことを肝に銘じ、思いやりと感動のある看護を目指し、自ら選んだゴールを目指してまい進して下さい」とエールを送り、吉岡市長と県南保健所の岡本直紀所長らも祝辞を述べた。

 在校生代表の歓迎の言葉に対し、新入生を代表し田島秀晃さん(18)が「学業に励み知識、技術、態度を身につけ、学生としての本分を貫きます」などと決意の言葉。全員で校歌を斉唱し、あらたな一歩を踏み出した。

[2007/04/07:島原新聞]



[2007/04/06:しまばらNOW]

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明るく楽しい毎日を - 新学期もがんばろう - 【動画あり】

 6日は小中学校の平成19年度第一学期の始業式が行われ、児童・生徒らは新学年となって新年度をスタートさせた。

 島原五小では午前9時過ぎに体育館で開会。2-6年生355人を前に、尾崎浩校長は「今朝登校してきた皆さんの元気なあいさつを見て、新しい学年になった喜びとやる気を感じ嬉しかった。今日からいよいよ新年度の始まり。この一年、昨年よりも笑顔があふれる学校にしましょう」と述べ、▽自ら学ぶなど賢い子ども▽友達を助けるなど優しい子ども▽根気があるなどたくましい子ども-の三点を挙げ、「この3つが五小の子どものあるべき姿。皆さん一人ひとりが頑張るようにしましょう」と呼びかけた。

 年度初めは「出会い」の季節。始業式に先立って行われた着任式では、あらたに赴任した教員ら8人と対面したほか、あたらしい担任の先生が発表され、「やった!」などと大騒ぎする児童ら。また、転入してきたあたらしい「お友達」とも「ご対面」。さっそく在校生が転入生の手をひいて自分のクラスに連れてゆく姿もあり、出会いの喜びに胸を膨らませながら、新年度の生活をスタートさせていた。

[2007/04/07:島原新聞]



[2007/04/06:しまばらNOW]

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『乗合タクシー』運行開始 - 小浜千々石地域住民の足を確保 -

 県営バスの撤退に伴いバス路線の空白地帯となる雲仙市の小浜町と千々石町の地域住民の足を確保するため、「雲仙市乗合タクシー」の運行が1日に始まった。

 昨年3月に県交通局から県バス対策協議会へ路線廃止の方針が打ち出されて以来、市などは県交通局に対し路線存続の要望などを行ってきたが、昨年9月に県交通局から九州運輸局長崎運輸支局へ廃止届け出がなされ、今年4月1日をもって雲仙-長崎線の3往復をのぞき15路線が廃止。その代替策として空白路線については独自の乗合タクシーを運行し、幹線国道については島原鉄道(株)がバスを増便し対応することに。

 乗合タクシーは市内のタクシー会社4社でつくる市タクシー事業組合が事業主体となり、小浜町山領、千々石町上岳と小浜町中心部とを結ぶ単独路線で運行され、山領-小浜線が平日5往復、上岳-富津-小浜線が平日8往復を運行し、基本運賃は140円。タクシー会社所有のジャンボタクシー(10人乗り)や県営バスから購入した中型バス(最大42人乗り)の計5台を走らせる。

 1日にあった出発式で奥村市長は「この乗合タクシーが地域住民の皆様に愛され、皆様の足として利用していただけることを願いたい」などと期待を込めた。

[2007/04/06:島原新聞]

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一小4年生の小劇まじえ - 丸山作楽の裏話なども - 【動画あり】

 「故東華丸山先生記念碑」は大正15年(1926)5月1日に完成除幕された。81年前、霊丘公園に建立された丸山作楽翁(1840-1988)頌徳碑のことだ。

 島原市上新丁の「神習処(かんならいどころ)」に比べ、地元の人びとにもさほど周知されていないこの記念碑について4月3日、神習処であった丸山作楽慰霊祭(さくら会主催)の席上、作楽の孫にあたる丸山泰氏(東京都多摩市在住)が解説。建碑協議会を立ち上げ、半島全域を回って募金活動を繰り広げ、自然災害や三町合併等々の変動の中で苦労して建てられた経緯を語り、「ほんとうに有り難いこと。これを守り、後世に伝えていきたい」と述べた。

 丸山泰氏は現在、80歳。このところ毎年のようにこの日になると島原に駆けつけ、作楽の事蹟や逸話などを紹介している。

 2004年9月の台風被害のあと植樹された桜の幼木が、満開の花を添えた今回の慰霊祭には、約50人が参列。猛島神社宮司の司式で神事が執り行われ、廣瀬彪二さくら会会長が「半ば獄中生活を余儀なくされ、出獄しては国事に奔走し、尊攘運動に身を挺した」などと祭詞を奏上。来賓を代表して吉岡市長が「丸山先生のご遺志は、いまなお息づいている。郷土の平安と発展にご加護を賜りたい」と慰霊のことばを贈った。

 これに対し遺族の泰氏が謝辞。「父・季夫」氏が生涯で「一回きり」来島して参列した霊丘公園の碑の除幕式にふれ、同碑建立の経緯と苦労談を『建碑記事』をもとに語った。

 また、今回は地元島原第一小学校4年生のグループが総合的学習の時間で「神習処」について調べたことがらを、小劇を交えながら発表。いつもとはひと味違った慰霊祭となった。

[2007/04/05:島原新聞]



[2007/04/05:しまばらNOW]

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和風の新売店と休憩所 - 武家屋敷・山本邸一望に -

 島原の観光名所のうち、もっとも島原らしいところとして人気の高い武家屋敷にこのほど、和風の新売店と休憩所が完成した。

 従来の売店は山本邸に隣接していたため、同邸へのルートや景観に少なからぬ不具合があった。そうした「観光客らからの声を聞いていた」商工観光課は、平成18~19年度の二ヵ年計画で武家屋敷休憩所等整備事業に着手。売店・休憩所の南側の土地(旧大隈邸)を土地開発公社から取得し、新たな売店・休憩所、トイレ等の建設に取りかかった。

 このほど完成した売店・休憩所は、武家屋敷の山本邸を一望できる位置にあり、旧施設が取り払われた場所が広場となり、ゆっくりくつろげる空間を形成。売店と一体になった休憩所も、以前は吹きさらしだったのが今回は室内部分もあり、快適さを増している。

 商工観光課によると、新年度には「時代に即応した男女別・多目的トイレを、休憩所とつなぐかたちで」建設する予定で、総事業費は庭園整備等を加えて約4,000万円になる見込み。武家屋敷の新たな光風になりそうだ。

[2007/04/04:島原新聞]

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ピンバッジを作成 - 火山都市国際会議PR -

 島原市で11月19~23日開催されるアジアで初めての「火山都市国際会議島原大会」(CoV5)に向け、同大会事務局(雲仙岳災害記念館内)では気運を盛り上げるためPR用のピンバッジを作成した。

 緑が息吹く平成新山と湧水に映える島原城を配置した大会ロゴマークを入れたもの。お城に咲き誇るサクラのデザインには「大会が日本を代表する有意義なもので、開催地では訪れる人たちをサクラの花のような心の美しさでもてなす」という意味が込められている。

 楕円形のバッジはヨコ長径2.8cm、タテ短径2.3cmで、計1,500個を作成。大会実行委員や市職員、市議会議員、国交省雲仙復興事務所、県島原振興局、九大地震火山観測研究センター、市内小中学校(校長・教頭)などに配付した。

 1個420円。一般の希望者には雲仙岳災害記念館のミュージアムショップで販売している。

[2007/04/04:島原新聞]

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『湯まつり』盛り上がる - 小浜温泉樽神輿レースなど -

 雲仙市の小浜温泉街で1日、平成19年度小浜温泉湯まつりが行われ、温泉を入れた樽神輿のレースなどで盛り上げた。

 自然の恵みである温泉への感謝の意を示そうと、小浜温泉湯まつり振興会(会長=津山信一郎・小浜温泉観光協会長)が毎年開催。

 午前中はハッピ姿の青年など10団体総勢約700人の道行き(パレード)がにぎやかに温泉街を練り歩いて祭り気分を盛り上げ、マリンパークであった神輿レースには12チームが参加し、1チーム4人で神輿を担いで100m走で競った結果、島原工高3年の三丸崇君(17)ら吾妻町の高校生4人組「吾妻創志会 高校生チーム」が優勝し、「市をますます盛り上げたい」と優勝の弁。

 あいにくの雨で郷土芸能などを披露するステージイベントは中止となったが、夜の第20回全九州花火師大会は実施され、20周年記念スターマインなど多くの打ち上げ花火が春の夜空と温泉街を華やかに演出。九州内の12社が創造花火とスターマインの2部門で競い合った結果、両部門で優勝した高田花火工業(大分県)が最優秀特別賞に輝いた。部門別の上位入賞は次の通り。

 △創造花火=[1]高田花火工業[2]西日本花火有限会社(福岡県)
 △スターマイン=[1]高田花火工業[2](株)唐津煙火(佐賀県)

[2007/04/03:島原新聞]

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V・長崎が初戦を飾る - 昇格目指し九州リーグ開幕 -

 サッカーの「第35回九州リーグ」(KYUリーグ)が31日、島原市で開幕した。第1ステージ第1節は市営陸上競技場と市営平成町多目的広場で計5試合が行われ、地元期待のV・ファーレン長崎は1-0で熊本教員蹴友団を破り、初戦を飾った。

 今シーズンは昨年より2チーム多い11チームによる2回戦総当りの全22節で開催。1チーム20試合を戦い、全国地域リーグ決勝大会への出場権をかけて争う。

 Jリーグ参入を目標に今季こそJFL昇格を目指すV・ファーレン長崎は第1節の31日、九州各県リーグ決勝大会で優勝し今シーズン加わった熊本教員蹴友団と平成町多目的広場で対戦。前半33分、FW・有光亮太選手の得点で1-0と快勝し、幸先よく白星スタートを切った。きょう1日は市営陸上競技場で海邦銀行と対戦する。午前10時、キックオフ。

[2007/04/01:島原新聞]

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お見事!!布津小男子 - 全国ミニバスケでブロック優勝 -

 先月28日から3日間にわたって千葉ポートアリーナなどで開催された第38回全国ミニバスケットボール大会で本県代表として初出場した南島原市布津小が男子の部で見事ブロック優勝に輝いた。

 各都道府県代表の小学生男女96チームが出場して、男女各4ブロックに分かれて競い合ったもので、Bブロックの布津小は予選リーグを全勝で突破(戦績は既報)。決勝トーナメント一回戦は月岡スポーツ少年団(山形)を92(45-9、47-29)38、ブロック決勝戦は春江スポーツ少年団(福井)を81(41-26、40-22)48で破ったもの。

[2007/04/01:島原新聞]

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