島原市選抜は2勝1敗 - 安東中との親善交流試合 - 【動画あり】

島原市日韓スポーツ交流事業の一環として来島した韓国・安東中サッカー部との親善交流試合が27~29の3日間、島原市営陸上競技場で行われ、島原市選抜が2勝、安東中が1勝で全日程を終えた。

安 東中、島原選抜ともに2年生以下で編成した27、8の両日は、25分3本セットで試合が行われた。安東中に対し初日の島原北選抜(一中・有明中で編成) は3(2-0、0-1、1-1)2、2日目の島原南選抜(二中・三中・FC雲仙を主体に編成)も2(0-1、1-0、1-0)1で勝利を収めた。

29日の最終戦(25分ハーフ)で島原選抜は、韓国を今夏訪ね安東中と交流した3年生チームで臨んだが、惜しくも3(2-3、1-1)4で敗れ、安東中が一矢を報いた。

厳しい寒さの中で白熱したプレーを展開。地元のサッカー関係者は「安東中はフィジカル面が強く、スピードのある選手ぞろいだったが、島原選抜は相手を交わしながらチャンスをものにしていた」と語り、選手たちの今後の活躍に期待を寄せていた。

[2006/12/30:島原新聞]



[2006/12/28:しまばらNOW]


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2006/08/17:島原新聞
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2006/08/12:島原新聞

[関連サイト]
- 島原市

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意識改革と奮闘を期待 - 仕事納め式で吉岡市長 - 【動画あり】

官公庁で28日、ことしの仕事納め式が行われた。島原市では同日午後5時から市議会議場で開かれ、吉岡市長が職員を前に訓示した。

旧有明町との合併から一周年を迎えるにあたり同市長は「それぞれの立場で業務に精励し、特に旧有明町職員は新たな環境の中で苦労もあったと思う」などとねぎらった。

こ とし5月の合併記念式典、6月の普賢岳噴火災害15周年犠牲者追悼式、来年11月に開催される火山都市国際会議島原大会に向けたこれまでの取り組みなど を振り返るとともに、厳しい財政事情に対応するため行財政改革に向けた決意をあらためて強調し、「これまで以上に時代の流れに即応した意識改革と能力の向 上が求められている」と職員のさらなる奮闘を期待。

一方、預けと呼ばれる不正会計が発覚した問題では、「市民の信頼を裏切るような行為を 真剣に反省し、二度と起こらないよう取り組んでいかなければならな い」と自らも含めて誓い、最後に「公務中・公務外を問わず、常に公務員としての自覚を持って行動するように」と再度強く求め、ことし一年を締めくくった。

[2006/12/29:島原新聞]



[2006/12/28:しまばらNOW]

[関連サイト]
- 島原市

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ハンドルキーパー運動 - 島原署飲食店街で啓発 -

忘新年会の多くなる年末年始を控え、島原署は26日夜、島原市内の飲食店街で「ハンドルキーパー」運動を啓発した。

同運動は、車に乗って仲間内で飲みに行く際に飲まない人を決め、その人が仲間を自宅まで送り届ける役目を担い、その人にはアルコール類を提供しないようにするなど飲食店側の協力も仰ぐ。

市交通安全協会や市交通安全母の会など26人が市役所に集まり、島原署の畑野弘交通課長と平尾明市災害対策課長が「飲酒運転による悲惨な事故が起きないよう呼びかけましょう」などとあいさつ。

「飲酒運転追放」のタスキをかけた参加者は高島1丁目、新町、万町周辺の居酒屋など約50軒を1軒ずつ訪問し、「ハンドルキーパー」のシールや「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」のステッカーを配って協力を呼びかけていた。

[2006/12/29:島原新聞]

[関連ニュース]
- 飲酒運転追放宣言 - 県料飲業組合島原支部 -
2006/12/14:島原新聞
- 「飲酒運転根絶宣言」 - あまい気持ちに強いクサビを、島原工高の全教職員 -
2006/10/21:島原新聞

[関連サイト]
- 飲酒運転追放「ハンドルキーパー運動」の実施について / 全日本交通安全協会

 
2月中旬までにまとめる - 雲仙市外部調査委員会が初会合、「預け」の残高約210万円 -

国勢調査などの事務費など年度末で消化しきれなかった国・県の補助金で事務用品などを購入したと見せかけ業者にプールさせる「預け」や「書き換え」と呼ば れる不正経理が明らかとなった雲仙市で26日、弁護士1人、公認会計士と税理士2人ずつの計5人で物品調達など外部調査委員会(委員長=城谷公威弁護士) が設置され、第三者の視点から裏金問題の調査に乗り出すことになった。

同市では11月2日に内部調査委を設け、関係部署に対する調査や取 引業者12社に帳簿のコピーの提出を依頼するなど実態解明を続けてきたが、内部調査に加 え、さらなる調査の必要性から外部調査委を設置することに。内部調査を続けるうちに、12業者のうち当初「預け」はないとしていた7業者も12月に入って 帳簿を提出し、12業者全ての帳簿が揃った。

吾妻ふるさと会館であった初会合には奥村市長、金子、吉田両助役、各部長や支所長らも出席。 一部非公開で行われ、同市や外部調査委の説明によれば、同市提 供の資料や業者12社が提出した帳簿を調べ、職員や業者への聞き取りを行うほか、内部調査の検証と指導も盛り込む。「市議会で報告したい」という同市の意 向を踏まえ来年2月中旬までに調査をまとめる方針。

会合の冒頭で奥村市長は「会計事務の改善のアドバイスを得て、市民の皆さんの信頼回復に努めたい」とあいさつし、城谷弁護士は「実情を市民に伝え、市の適正な運営につながるように努めたい」と述べた。

同 市によれば、合併前の旧町時代の平成12年度から新市発足後の今年5月末まで「預け」と呼ばれる不正会計は計約5,570万円、「書き換え」は旧町と新 市分で計480万円にのぼった。11月1日現在で「預け」の残高は約210万円。旧町分では職員1人の私的流用も明らかになっている。

[2006/12/28:島原新聞]

[関連ニュース]
- 雲仙市・書き換えの不正処理も - 「預け」が5,570万円、外部調査委を設置の方針 -
2006/12/01:島原新聞

[関連サイト]
- 雲仙市

 
市議定数削減案を否決 - 賛成15人、反対19人、委員会の審査報告通り - 【動画あり】

島原市議会は12月定例会最終日の26日、本会議を開いた。市議定数を現行の条例定数23人から20人に削減するため住民の直接請求に基づき提案された市議会議員定数条例の一部改正案を審議したが、賛成少数により否決した。

島 原市民連合会が有権者1万8846人の有効署名を集め、同会会長の片山兼秀氏らが地方自治法に基づき請求し、提案された市議定数削減案。本会議では議員 定数条例審査特別委員会(全12会派の委員13人で構成)の野田隆義委員長が、「否決するもの」とした委員会(21日)の審査結果を報告した。

こ れに対する質疑のあと討論が行われ、賛成討論では「将来にツケを回してはならず、そのためにも市民一丸となって改革をやり遂げ、財政の健全化を図らねば ならない」、「財政が厳しいときこそ議員自らが身を削って痛みを感じ、改革に取り組む姿勢が必要だ」、「1万8800人の署名は民意であり、市民の最高の 思いだ」、「これは平成島原の乱。民意は最大限尊重する」などの意見が出た。

これに対し「いたずらに議員定数を減らすのは行政のチェック 機能を果たす議会の組織の弱体化を招く」、「(合併で)新たに加わった有明の数をきちんと考慮 しなければならない」、「財政難が議員定数の削減で解決するというのは短絡的。公共事業の押し付けが国・地方における巨額の赤字の原因であり、これを打開 しなければ問題は解決できない。大変な状況だからこそ議会、議員の役割は益々大きくなる」などと反対意見が相次いだ。

議長を除く出席議員34人による起立採決の結果、賛成15人、反対19人。委員会審査報告通り、賛成少数で否決した。これにより条例定数は今のところ、現行23人のまま。

一方、行財政改革について独自に審議を重ねている「行財政改革特別委員会」は同日の本会議で、市に対する「行財政改革要望決議」を提案し、賛成多数で可決した。

こ のうち議員定数問題については「議会の活性化」の項でふれ、「(合併に伴う)在任特例で現在36人が在籍しているが、何人が適正規模の代表なのか、議会 制民主主義の担保を求めるには何人が良いのかを議会自らが判断すべきもの」とする一方、「議会の構成や運営において、住民と議会の意志が乖離しないよう努 めなければならないことが議会の責務であることは当然。議会自らが自己改革を進め、住民の意志が反映する仕組み、住民が直接関与できる議会をつくることに 努め、議会の活性化と効率化の達成のため、たゆまぬ努力をすることが議会の改革につながる」としたが、具体的な定数については踏み込まなかった。

なお、定数削減案に賛同した議員は次の通り(議席順・敬称略)。

吉田正、柴原隆雄、馬渡光春、林田強、古川隆三郎、種村繁徳、井村成俊、松井大助、山下博正、内田憲一郎、松坂昌應、園田智成、荒木昭蔵、池田一豊、中川忠則

市民の目は節穴ではない 届かなかった二万人の声

本会議を傍聴した島原市民連合会の片山会長は否決という最終結論を受け、「まったく残念の一言。あれほど市民の付託に応えるとか、市民の代表者だと言いながら、半数近い市民の声を取り上げてもらえず、憤りを感じる」と語り、マスコミを通じて声明文を発表。

「市 民の声はむなしく一蹴された。民意の重みをどように受け止め、どのように判断されたのか大きな疑問が残る」とする一方、賛同した議員に対しては「良識 ある行動を高く評価する。賛同議員と一緒になって、ふるさとの未来を真剣に考えて行動したい。残された選択肢はただ一つ。 "市民の目は節穴ではない" こと を来年6月に立証することにある」とし、次期改選期(来年6月任期満了)に賛同議員の当選を当面の目標に掲げたことを表明した。

[2006/12/27:島原新聞]



[2006/12/27:しまばらNOW]

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電気を消して省エネと平和 - キャンドルナイトイン島原城 - 【動画あり】

1年でもっとも夜の時間が長くなる22日の「冬至」にちなんで、電気を消して静かな夜を過ごしてもらおうと、23日夜に島原城と森岳商店街でキャンドルナイトイン島原城(キャンドルナイト島原実行委員会主催)が開催され、家族連れやカップルが淡いロウソクの火を眺めながらスローなひとときを楽しんだ。

冬至と夏至の日にちなんで、電気を消し省エネや地球温暖化防止について考えてもらおうという環境省主唱の省エネ・ライトダウン事業「全国百万人のキャンドルナイト」の一環として実施され、4回目。

実行委の内島幸治さんは島原藩制時代にハゼの実でロウソクを作っていた歴史を紹介しながら、「電気を消して省エネや平和について考える機会にしてもらい、闇の中にうっすらと炎が灯る特別な夜を過ごしてもらえれば」と呼びかけた。

今回は両会場間に灯ろうを並べて「灯りの路」を演出。森岳商店街の古民家を活用したまちの拠り処「森岳」には使用済み牛乳パックや紙コップをくり抜いたキャンドルが灯され、島原一中3年の本多慶匡君(15)ら九人がアコースティックギターの演奏を繰り広げたり、地元のアマチュアバンドが弾き語りを繰り広げたり。

コピー用紙の空き段ボール箱で作った灯ろうが並べられ、昔ながらの製法のハゼの実から精製した和ロウソクが灯された島原城西の櫓芝生広場では、長崎市のピアニスト小國雅香さんやベーシスト丹羽肇さんらによる野外ライブが繰り広げられたほか、アマチュア天体観測団体「しまばら星の会」による冬の星座の観測会もあり、家族連れなどが牛乳パックキャンドルや温かいスープを手に持ち、巧みな演奏や炎のゆらめきに酔いしれていた。

[2006/12/26:島原新聞]



[2006/12/25:しまばらNOW]

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2006/06/20:島原新聞

[関連サイト]
- 100万人のキャンドルナイト candle-night.org

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永代七段が見事に優勝 - 全国ケーブルテレビ局選抜囲碁大会 -

11月に東京であった第5回全国ケーブルテレビ局選抜囲碁選手権大会で、ケーブルテレビジョン島原代表として出場した雲仙市国見町の障害者福祉施設職員、永代和盛さん(23)・七段が優勝した。

小学生から一般まで105人が参加して7月に親和銀行島原支店であった第39回親和銀行・カボチャテレビ杯合同囲碁選手権大会(兼第5回全国ケーブルテレビ局選抜囲碁選手権大会)の代表選抜戦で代表の座を手にし、全国のケーブルテレビ局ごとの代表32人がトーナメントで争う全国大会に挑んだ。

順調に勝ち進み、準決勝で対戦した本県勢の森崎俊充さん(長崎ケーブルメディア代表)は、「県大会で何度も手合わせし、お互いの手を知り尽くした」相手。「いい碁が打てた」と満足するとおり、相手を破り決勝に進出。決勝の相手は金井孝太さん(J:COM関東地区B代表)。相手のミスがあり辛くも勝利を手にしたが、「かなり苦戦した。正しい手でやられたら負けていたかもしれない」と振り返った。

永代さんは日本棋院の元院生で、全国レベルの大会では初めての優勝。「ぎりぎりの真剣勝負は楽しかった。嬉しいのひと言に尽きる」と喜びの弁。仕事のかたわら、園児や小学生などに囲碁を指導しており、「この優勝が、教え子たちにとっても刺激になれば」と顔をほころばせた。

決勝戦は31日午前10時からカボチャテレビの囲碁・将棋チャンネル(57チャンネル)で放送される。

[2006/12/26:島原新聞]

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2006/07/19:島原新聞
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2006/06/28:島原新聞
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2006/06/27:島原新聞

[関連サイト]
- 囲碁・将棋チャンネル

 
21回目出場の今度も - ベスト尽くして日本一を、国見サッカー部を激励 - 【動画あり】

30日開幕の「第85回全国高校サッカー選手権大会」に本県代表として出場する国見高校サッカー部の壮行式が22日、同校体育館で行われ、全校一丸となって選手たちを激励した。

高校サッカー日本一を決める冬の選手権に21年連続21回目の出場を果たした国見。壮行式には全校生徒や教師ら約500人が参加し、登録選手25人がステージ前に整列した。

選手たちを前に青木英明校長は「選手の皆さんはこれまで苦しい練習に耐え、自分の心とも闘いながら頑張ってきた。それだけでも価値ある高校生活だが、見事に21回連続出場を果たし、学校創立40周年の節目にも花を添えてくれた。いよいよ舞台を全国に移す。県代表としてどのような戦いを見せてくれるか楽しみだ。伝統ある国見サッカー部の名誉をかけ、力と技、気迫で思う存分戦って国立競技場までコマを進め、頂点まで駆け上がってくれると信じている。優勝旗奪還を期待している」と激励した。

チームメートとともにステージに立った田中信也主将(3年)は「ことし初めての全国大会出場。チャレンジャー精神を忘れず、今まで自分たちが培ってきたものをすべて発揮して国立のピッチに立ち、部員全員の目標、日本一に向かって頑張る」と決意を表明。

最後に生徒会副会長の松本未来さん(2年)が「前人未到の21回出場おめでとう。国立競技場のピッチは険しいと思われるが、チーム一丸となって勝ち進んでください。皆さんの健闘を願い応援する」とエールを送った。

選手権に向け国見サッカー部は25日出発。1回戦は31日、柏の葉公園総合競技場で行われ、千葉県代表の八千代と対戦する。

[2006/12/23:島原新聞]



[2006/12/25:しまばらNOW]

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2006/12/21:島原新聞
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2006/11/5:島原新聞
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2006/12/11:島原新聞

[関連サイト]
- 長崎県立国見高等学校

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乗合タクシーを運行 - 雲仙市地域公共交通会議が承認 -

県営バスの撤退に伴いバス路線の空白地帯となる地域住民の足を確保するため、「雲仙市地域公共交通会議」が22日、吾妻ふるさと会館で開かれ、乗合タク シー運行計画案を承認した。来年4月からの山領と上岳・富津・小浜の2路線の運行開始に向け、近く事業認可を求める申請書を長崎運輸支局に提出する。

計 画によると、市内のタクシー事業者5社でつくる「雲仙市タクシー事業組合」が事業主体となり、山領線はマイクロバス(運転手除き29人乗り)を使用し平 日10便、土日祝日3.5便、上岳・小浜線はジャンボタクシー(同9人乗り)を使用し平日14便、土日祝日13便を運行する。

運行時刻 は、県営バス運行を基本に島鉄バス時刻との連絡を調整。今の乗降場所を利用し、路線定期運行を基本に現在一部設定されているフリー乗降区間を継承 する。料金は県営バスと同等額とし、基本運賃は1区間140円と1月定期券とする(小学生以下は半額)。また、運行経費と運賃収入の差額を市が補助する計 画だ。

同会議は国・県・市道の管理者や地元のタクシー事業者、警察などで構成し、関係者15人が出席。警察から「危機管理体制として事故 や災害発生時に対応した マニュアルの作成や、県営バスから引き継いだ運転者教育をやってほしい」と要望の声が上がったが特段異論はなく、計画案を承認した。

小中 学生から高齢者まで、通学や生活の足として利用が見込まれる同タクシー。懸案の課題を1つクリアした同市では「コストの抑制、利便性を含め住民の交通 手段を確保できて良かった。これからも全市的に地域のバランスを考慮し、市民のためにより良いものをつくっていきたい」と語った。

[2006/12/23:島原新聞]


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2006/09/30:島原新聞
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2006/09/28:島原新聞
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2006/09/16:島原新聞
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2006/09/09:島原新聞
- 廃止の延期を要望 - 県営バス撤退問題 -
2006/08/24:島原新聞
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2006/07/19:島原新聞

[関連サイト]
- 雲仙市

 
議員定数削減案を否決 - 5対7で反対多数 特別委員会で審査 - 【動画あり】

島原市議会の議員定数条例審査特別委員会(野田隆義委員長)が21日、市役所で開かれた。市議定数を現行の条例定数23人から20人に削減を目指す「島原市民連合会」の片山兼秀会長らが地方自治法に基づき直接請求した市議会議員定数条例の一部改正案を審査したが、反対多数で否決した。

同委員会は全会派(12会派)で構成し、委員長を含む委員13人が全員出席。議案に対する質疑では「町内会・自治会が直接請求の活動をすることに問題がある」、「財政の悪化が短絡的に議員定数削減問題にされている」、「有明では『合併効果が出ておらず、議員だけが良い思いをしている』という住民の苛立ちの声があり、それが住民運動の背景にある」などと指摘があった。

討論では賛成の立場で3人が「今の財政事情を考え、20人は全国平均からみても妥当だ」、「18,800人の署名は民意であり、最も大事にすべきものだ」などと意見を述べた。

これに対し反対討論では「議会制民主主義には一定の議員数が必要であり、20人はあまりにも極端に少なすぎる。提案は財政問題を理由にしているが、国・地方の財政難の原因は明確であり、この点を検証すべきだ」、「新しい時代にあった今後の議会のあり方が求められており、それを論議するだけの議員数は必要だ」などの意見があり、挙手採決の結果、賛成5人、反対7人の賛成少数により否決すべきものと決定した。賛成したのは林田強、古川隆三郎、井村成俊、内田憲一郎、松坂昌應の5議員。

遺憾!!民意を無視 今後のこと連合会で検討

委員会を傍聴した片山会長は採決の結果を受け、「残念の一言。結局、18,000人の民意を無視したことになり、遺憾だ。議員の良識を疑う」とする一方、住民運動については「行政や議会に対して住民が意識をもつことが求められており、その意味では良かった。今後のことは連合会で検討していく」と語った。

同議案は今期定例会最終日の26日開かれる本会議で採決されるが、今のところ否決される可能性が高い。

[2006/12/22:島原新聞]



[2006/12/21:しまばらNOW]

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2006/09/10:島原新聞

[関連サイト]
- 島原市議会
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患者の心を癒やす - 島原病院でコンサート - 【動画あり】

島原市下川尻町の県立島原病院(向原茂明院長)で21日、院内クリスマスコンサートがあり、患者らの心を癒やした。

入院患者や家族らに安らぎや潤いを与えようと、2年前から夏のサマーコンサートとともに開催しており、3回目。

女声合唱団「アンサンブル・心」が「ジングルベル」や「きよしこの夜」など、崇台寺マンドリンクラブが「アメイジンググレイス」や「青い山脈」などを披露したほか、同病院の医師や看護師でつくる「ドクター&ナース」がギターやサックス、ヴァイオリンの演奏で盛り上げていた。

[2006/12/22:島原新聞]



[2006/12/25:しまばらNOW]


[関連サイト]
- 長崎県立島原病院

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超大型店の進出に反対 - 県商工四団体 知事と県議長に要望 -

超大型商業施設の進出に反対している県商工会議所連合会(松藤悟会長)など県内の商工四団体は18日、出店阻止に向け金子知事と末永県議会議長に要望書を提出した。

「安全・安心で美しいコンパクトなまちづくり」を目指す全国の中小企業団体が連携して「まちづくり三法の見直し」を国に働きかけ、改正法が成立。ところが来年11月の完全施行を前に大型店の県内進出計画が相次ぎ浮上し、同連合会などでは「法改正の趣旨に反した駆け込み的な出店計画」として強く反対している。島原市でも「(株)イズミ」(本社・広島市)が「ゆめタウン島原」の出店計画を進めており、来年1月12日には都市計画法に基づく開発行為の事前審査会が予定されている。

商工四団体の要望は 1.改正まちづくり三法の完全施行まで大型商業施設出店の凍結 2.農地転用を伴う無秩序な郊外開発の阻止 3.地域事情に応じたガイドラインの早急な制定 - の3点。松藤会長が金子知事らに文書を手渡した。

一方、都市計画法に基づく開発許可権者の県は、まちづくりの基本方針を年度内に策定する予定で取り組んでおり、「県にぎわいの都市づくり検討委員会」(鮫島和夫委員長)からこのほど、中間提言を受けた。

それによると「大規模店舗や公共公益施設など都市的施設の郊外立地が進み、全国で様々な問題が発生している」と指摘し、「郊外への超大型複合店舗計画が実現すれば都市構造に大きな変化が生じ、市民生活や行政運営などにも多大な影響を及ぼす。大規模店舗の立地に雇用や消費の拡大を期待する声もあるが、経済効果は短期的なものでしかなく、安易に受け入れて取り返しのつかない事態を招く前に、長期的・広域的視野で影響を予測し、魅力ある都市づくりの一貫として適切に対応することが望まれる」と求めている。

さらに今後の都市づくりの目標として 1.にぎわい 2.安全・安心 3.歩いて暮らせる 4.環境に優しい 5.行政運営コストの低減 - を設定、併せて「コンパクトシティの構築(集約型の都市づくり)、「大規模集客施設の立地は原則、まちなかへ誘導」などを提言している。


商店街の努力はもちろん、求められるトップの英断

島原市と状況は異なるが、出店規制に向け条例の研究を進めている五島市や、ことし8月に施行された改正中心市街地活性化法に基づく中心街の再整備に向け着手した県外地方都市の動きを注視する島原商工会議所の久部貞男会頭は本紙の取材に対し、「商店街の努力はもちろん必要だが、島原の中心市街地をこれからどのようにしていくのかをまず念頭に置いたうえで、トップの英断と取り組みが求められるのでは」と強調。19日開かれた同会議所大型店対策特別委では知事らへの要望について報告し、今後の対応を協議した。

[2006/12/21:島原新聞]

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- 超大型店の出店問題も - 県商議所連合が要望 -
2006/09/07:島原新聞
- 出店阻止に協力を - 一番街が市長に要望 -
2006/09/01:島原新聞
- 『ゆめタウン』出店反対 - 地域に甚大な影響と危惧、四団体が市や県に要望 -
2006/08/30:島原新聞

[関連サイト]
- イズミ・ゆめタウン WEB

 
燃える国見、七度目V - 全国高校サッカー選手権大会、強剛八千代と1回戦 -

高校サッカー日本一を決める「第85回全国高校サッカー選手権大会」が30日、東京・国立競技場で開幕する。小嶺忠敏総監督率いる本県代表の国見は31日、柏の葉公園総合競技場で行われる1回戦で千葉県代表の八千代と対戦し今大会をスタート。3年ぶり7度目の優勝を目指す。

年末・年始恒例の大会となっている同選手権は今回も、同競技場を中心に首都圏とその周辺の計9会場で行われる。曉星(東京B) - 滝川第二(兵庫)が対戦する30日のオープニングゲームを皮切りに、31日までに1回戦16試合、来年1月2日に2回戦16試合、3日に3回戦8試合が行なわれ、ベスト8が出そろう。準々決勝4試合は5日行われ、6日の準決勝2試合からから会場を国立競技場に移して開催。8日午後2時5分から同競技場で決勝があり、今年度の高校日本一が決まる。

昭和61年度から21年連続出場を果たしている国見はこれまで、帝京(東京)と並ぶ6度の最多優勝を誇る。平成16年度の高総体優勝を最後に全国制覇を逃し、ことしも新人戦・高総体と無冠に終わったが、冬の選手権にはきっちりと照準を合わせてくるところはさすが国見。県大会も危なげないゲーム展開で代表の座を手にした。

GK・吉田良章選手(3年)を守護神に、ディフェンスでは増田辰三郎(同)、日野竜一選手(同)ら、中盤から前線にかけては小見川知也(2年)、長谷慎司(同)、幸野屋敏行(3年)、与那嶺隆博(同)、主将の田中信也選手(同)らが攻撃の中心になるとみられ、県大会で大活躍した白谷健人選手(2年)の出来もカギを握りそうだ。

「日本のためにも育て上げなければならない選手」という190センチの長身FW・高橋竜之介選手(1年)をワンポイントで起用する可能性を示唆した小嶺総監督。これまでリベロで使ってきたMF・谷川博史選手(2年)も成長著しく、「メドがつけばトップに上げたい」と語る。

一戦一戦を大切に!!自分たちのサッカーで

初戦の相手はサッカー王国・千葉県を勝ち抜いた八千代。選手権ではトップで起用される可能性が高いFW・白谷選手は「動きながら流れの中で点を取りたい。ゴール前の飛び込みなど、持ち味の泥臭いプレーで一戦一戦、チャレンジ精神で日本一を目指したい」と。

主将の田中選手は「八千代は強豪だが、初戦を大切に良い形で勝って流れをつくりたい。国見は伝統あるチーム。自分たちのサッカーをして日本一を目指す」と力強く決意を語った。

「志を立て、耐えて励まん」と常々、礼節・技術の向上を目指し指導。世界に通用する選手の育成を目標に小嶺総監督が鍛え上げた愛弟子たちが全国の晴れ舞台に舞う。

[2006/12/21:島原新聞]

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- 21年連続全国大会へ - 国見サッカー島商を下す -
2006/11/5:島原新聞
- 小嶺監督カボチャテレビ入り!! - スポーツ&文化の連携、社外取締役として強力支援 -
2006/12/11:島原新聞

[関連サイト]
- 長崎県立国見高等学校

 
武家屋敷を再整備 - まず売店と休憩所を -

藩政時代の往時を偲ばせる城下町の静かな佇まいを紹介した島原市の観光スポット「武家屋敷」の再整備がこのほど始まった。本年度は観光客がくつろぐ売店と休憩所の整備などが行われる。

『城下町の景観を活かした、歩いて楽しい観光地づくり』をテーマに同市が事業主体で進めている「城下町『島原』魅力アップ事業」は、観光客の回遊性を促進し、満足度のアップを目指すもの。

島原城・や豊富な食材等をリンクさせて観光客の拡大を図るほ武家屋敷などの文化遺産や街なみの保存に取り組んでいる森岳商店街、市街地にある飲泉所・湧水スポットを結んだ周遊散策コースを設定するとともに、四季折々の観光イベントか、ボランティアガイドなど民間活力を取り入れた受入体制を確立し、観光客と市民がふれあうまちづくりに努め、交流人口の拡大を図る。本年度から平成20年度までの3か年計画。

本年度は、城下町の面影をとどめる武家屋敷通りの中で無料開放されている「山本邸」の隣接地に、まち歩きを楽しむ観光客の滞留拠点や地元住民との交流拠点となる「売店」と「休憩所」を整備するとともに、同邸へのスムーズな動線を確保する計画で、来年3月の完成を目指している。

また、まち歩きの回遊性を高めるため、観光案内標識を5か所に設置する予定。篠塚・山本両邸や水路を含めた武家屋敷全体を紹介するパンフレット(日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語)も作成する。本年度事業費は2870万円、うち県が約1400万円を補助する。

同市では来年度以降、トイレや園内の周景整備などを計画している。

[2006/12/20:島原新聞]

 
雲仙市商工会を表彰 - 受付マニュアルが受賞、迅速・的確な対応で安心感 -

行財政改革の流れに沿って商工会も事務の効率化が求められる中、全国商工会連合会が顕彰する「先駆的事業優良商工会」の情報化部門で、雲仙市商工会(宅島壽雄会長)などが作成したオンライン版窓口相談「受付マニュアル」が受賞した。

先駆的事業に取り組み、成果を上げている商工会や県連の功績をたたえるもので、同連合会が毎年実施。今回は地域振興部門13件、経営革新支援部門2件、組織強化部門12件、情報化部門3件の応募があり、各部門で1件ずつ選定、先月末に開催された全国大会で表彰された。

商 工会の職員設置状況を全国的にみると、経営指導員2人以下が全体の80%にのぼる。市町村合併に伴い各地で商工会の合併が進み、都道府県では商工会等補 助対象職員設置基準を見直している。職員数が減少すると、経営指導員など担当職員が巡回・出張などで不在となるケースが増え、「相談指導やサービス機能の 低下を招く」と危惧する会員の声も多い、という。

こうした課題を克服するため、島原半島の旧七町商工会で組織した「雲仙市商工会合併協議会」(本年4月に雲仙市商工会として発足)と、旧八町商工会で組織する「雲仙地域商工会合併協議会」(来年4月に南島原市商工会として発足)が共同で取り組んだもの。

業 務の効率化・統一化を図る必要性から、担当職員が不在であっても「会員を待たせず、手ぶらでかえさず」を基本コンセプトに、全職員が均質なサービスを提 供できるよう職員の発案で窓口対応マニュアルを作成。さらに合併に伴う本所・支所間の連携を強化する手段として、職員ならば誰でもどこにいても同じマニュ アルを利用できるよう、インターネットを活用したシステムを構築。担当職員以外でもマニュアルに従ってパソコンを使い、新規開業資金や融資、社会保険の手 続き・書類記載など会員からの各種相談等に対応できるようにした。

職員の迅速・的確な対応が会員に安心感を与え、加えて担当外の業務にも興味をもって対応するなど若手職員らのモチベーションが向上。県商工会連合会でも同マニュアルに大きな関心を寄せている、という。

同商工会では「改善点は多くあるものの、会員サービスの向上と職員の意識高揚を同時に具現化できた」としている。他の県連からの視察や問い合わせも相次いでおり、「全国の商工会員のお役に立てれば?」と全国展開にも前向きな姿勢をみせている。

[2006/12/19:島原新聞]

[関連サイト]
- 雲仙市商工会

 
『徹底』を広く呼びかけ - 年末年始防犯・交通安全 - 【動画あり】

島原市主催の本年度「年末年始、防犯・交通安全キャンペーン」が17日に市内で実施され、ミス島原の下岸ななえさんと山本裕子さんをはじめ、市や島原署、市交通安全協会など9団体から約100人が参加して約40台の車両パレードを展開し、市民に犯罪防止と交通事故防止の徹底を呼びかけた。

例年、市役所を出発しアーケード街で行っていたが、本年度は有明町も含めた市内を巡る車両パレードに変更。啓発チラシなどをドライバーに配る「さわやか作戦」はあいにくの雨のため中止となった。

島原城で出発式があり、吉岡市長と安本眞二島原署長が「事件・事故の未然防止はもとより安全・安心なまちづくりを目指し、市民の皆さんに啓発を図りましょう」と呼びかけたあと、天守閣駐車場を出発。県道愛野島原線 - 「がまだすロード」 - グリーンロードを巡り、有明支所を経て国道251号を通って各地区を巡り、市民らに呼びかけていた。

[2006/12/19:島原新聞]



[2006/12/19:しまばらNOW]

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還暦祝いに15回卒業生 - 西有家町立の門標を建立 -

市町村合併で「町」から「市」に移行した自治体では、ほぼすべての公的施設の看板が書き換えられた。その際、旧看板は廃棄されることが多いが、旧西有家町の学校では、これを記念碑にして残し、学校の伝統と文化を未来につなげようとしている。

この、ささやかながら意味のある事業を提案し取り組んだのは、旧西有家中学校の「第15回卒業生」(同窓会長=生駒輝彦西有家小学校長)。毎年、60歳を迎えた卒業生が全国から集まる「還暦同窓会」の卒業生にあたり、ちょうど合併の時期と重なったことから生駒会長が学校の旧門標記念碑制作を提案。同窓生らの賛同を得て、石製の記念碑を製作し、設置した。

生駒氏は、「小浜小学校長時代、同小に戦前の尋常小学校時代の門標が記念碑として立っているのを見て参考にした」らしいが、中学校の同窓会が自前の予算で町内すべての学校に "奉仕" するかたちとなったのは、珍しい。

記念碑は、御影石の石柱に旧校名の銅版門標を嵌め込んだもので、上部は木造校舎をアレンジしたデザインとなっている。

幸い、町内の若松石材店の協力があり、西有家小、龍石小、長野小の3校分を特別値で製作。他の見岳小、慈恩寺小、西有家中の門標はそのまま校長室に保存することになり、代わりにパークベンチを寄贈した。

このうち西有家小学校では、この夏、二宮金次郎像がお目見えした校庭脇(旧校舎時代の正面入り口)の記念公園に設置。歴史を偲ばせる佇まいとなっている。

生駒氏は「町制時代の学校は、戦後の長い期間にわたって続いてきたもので、捨てがたいもの。固有の歴史的文化があると思う。愛校心は先輩が取り立てて言うものでもないし、こういう行為によって雰囲気として伝えられればいいかな - 」と話している。

[2006/12/17:島原新聞]

 
『ドレス』づくりなども - 島原商高で課題研究発表会 - 【動画あり】

島原商高(権藤哲郎校長)の本年度課題研究発表会が16日に島原文化会館大ホールであり、3年生157人が11の課題について学んできた成果を発表した。

課題研究は「島原を知り、地域との関わりをより深めよう」と、平成14年度から取り組んでいる。生徒らは「地域との連携」を全体的なテーマとして今年4月から週3時間の授業を使い、郷土芸能や日商簿記、食生活、看護・保育などの課題を設定し研究を重ねてきた。

開会式で、権藤校長は「自分で課題を見つけ問題を解決することで自分の力が身につくはず。3年生は卒業発表の意気込みで成果を発揮し、1、2年生は参考にしてほしい」、生徒代表で国際経済科3年の杉本健太郎君(18)も「研究を通じて今まで以上に地域との関わりを深めることができ、専門知識・技術を身につけ、より島原のことを理解できた」とあいさつ。

「郷土芸能による地域への貢献」と題したハッピ姿の20人による不知火太鼓の勇壮なバチさばきで開幕。「ドレス制作研究」の生徒らはドレスづくりの苦労や色彩のもつ心理的効果などについて発表し、「職場実習」班は5~11月の半年間、高齢者福祉施設やホテルなど4カ所で実習に取り組んできた成果などについて発表していた。

[2006/12/17:島原新聞]



[2006/12/27:しまばらNOW]

[関連ニュース]
- 新たな未来へ飛躍 - 島原商高50年の伝統引き継ぎ -
2006/11/5:島原新聞
- 島商生徒会が楽器を贈る - フィリピンの子どもたちに -
2006/09/23:島原新聞
- 3年目・『島商ップ』が開店 - 商いを通じてふれあいを深める、ごった返すほど商売繁盛 -
2006/09/10:島原新聞
- 島原商高創立50周年 - 歴史をうけ継ぎ新たな未来へ -
2006/07/09:島原新聞

[関連サイト]
- 長崎県立島原商業高等学校

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豊かなハーモニーで魅了 - ジュニア合唱団が練習の成果 - 【動画あり】

島原半島内の小学2年生から高校2年生まで47人で構成する島原ジュニア合唱団(団長=城田紗希さん)の第8回定期発表会が16日、島原文化会館中ホールであり、かわいらしくも豊かなハーモニーで聴衆を魅了した。

平成8年に地元の子どものために音楽活動の振興のために結成し、島原市青少年健全育成連絡協議会(西田正剛会長)の活動として毎週土曜日に霊丘公民館で、植木幹彦、内村規子両教諭の指導で練習に励んでいる。

演奏会は二部構成で、植木教諭の指揮、内村教諭らのピアノ伴奏で第一部は市教委発行の市童謡歌集「ふるさと」から抜粋した「島原の子守唄」や「島原市民の歌」など、第二部は「Tomorrow」などポピュラーソングを披露。

あいさつに立った西田会長は「こんなに素晴らしい歌声が出来上がったのは指導者のおかげと本人たちの努力のたまもの。子どもたちの歌を存分に楽しんでほしい」と呼びかけ、「童謡が家庭での共通話題となり、一緒に口ずさむことが子どもの教育につながることを願う」とあいさつした吉岡市長は自ら指揮をとり、団員や観客と一緒になって「ふるさと」を歌っていた。

[2006/12/17:島原新聞]



[2006/12/21:しまばらNOW]

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旧3町分は不認定 - 南島原市決算審査特別委 -

南島原市議会の決算審査特別委員会(柴田恭成委員長、委員30人)は14日、不正会計処理が発覚した合併前の西有家、北有馬、加津佐の旧3町の平成17年度一般会計決算を全会一致で不認定とした。

同市の調査により、西有家町で7万6千円、北有馬町で187万6千円、加津佐町で12万1千円の「預け」と呼ばれる裏金が新市発足時に引き継がれていたことが、このほど判明したため。ほかの旧5町の昨年度一般会計決算は賛成多数で認定した。

[2006/12/16:島原新聞]

[関連ニュース]
- 「書き換え」の不正処理も - 南島原市でも「預け金」、残りは2支所で約113万円 -
2006/11/18:島原新聞

[関連サイト]
- 南島原市

 
地道で根気のいる活動 - 小さな親切実行章を贈る -

島原市で「小さな親切」運動に取り組む6個人、1団体に15日、同運動「島原若水会」会長の吉岡市長が実行章のバッジと賞状を贈り、その功績を称えた。

25 年間清掃奉仕活動を続けている橋本丈吉さん(元船津町)には11月にあった同運動本部表彰(全国で5人)の表彰伝達があり、売却益で東南アジア支援に 充てる古切手5万枚の整理に協力した島原更生保護女性会船津分会には団体実行章、環境美化推進員や「杉谷を守る会」として地区全域で清掃活動をしている坪 田好朗さん、松本秀俊さん、増崎直義さん、長田茂さん、野島タマエさんには個人実行章が贈られた。

一人ひとりにバッジなどを手渡した吉岡市長は「地道で根気のいる活動を実行されておられる皆さんの栄誉を称えたい。これを機に市の美化、発展にさらなる貢献をお願いしたい」と述べた。

[2006/12/16:島原新聞]


[関連サイト]
- 「小さな親切」運動本部 - できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣となるように

 
軽消防車両を贈呈 - 日本損保協が南島原に -

(社)日本損害保険協会(石原邦夫会長)は13日、南島原市に軽消防自動車1台を寄贈した。

地域の消防力の強化、拡充に貢献するため寄贈しているもので、今年は全国の20市町村に寄贈。1952年度から毎年寄贈し続けており、今年で累計台数は2611台となった。

寄贈式では、同協会長崎損保会の三村裕平会長から松島市長に目録が手渡された。車両は四輪駆動で悪路での走行が可能で、全自動式ポンプを備え、機動力をいかして迅速な消火活動ができるという。同市消防団の車両として活用される。

[2006/12/15:島原新聞]

[関連サイト]
- 社団法人日本損害保険協会

 
市議定数削減案を上程 - 是非!!民意を尊重して、片山代表が意見を開陳 -

吉岡島原市長は14日、現行の市議定数23人を次期改選期から20人に削減する条例改正案を同市議会に提出した。地方自治法に基づく住民の直接請求で、同日開かれた市議会12月定例会本会議に上程された。

旧有明町との合併で採用した特例により同市議は現在、36人が在任。次期改選期(6月)には現行の条例定数23人に戻るが、合併により人口5万人以上となったため、議会等の判断により法定上限の30人以内で変更ができる。

このような状況から「島原市民連合会」(会長=片山兼秀氏)では「厳しい財政事情のもと、自治体には長期的な財政の安定化・健全化が求められている。合併の目的も財政基盤の強化、効率化が柱だった。市民の税負担などは増加し、苦しい生活を強いられていること」などを理由に、「市民が一丸となって行財政改革を実施し、財政健全化を図るべき」として、"次期改選期から20人の少数精鋭による議会運営"を目指し住民運動を展開した。集めた署名数は有権者の50分の1(12月2日現在819人)を上回る1万8846人。署名を添えて吉岡市長に6日、条例の改廃を直接請求。これを受けて同市長は市議定数を現行の23人から20人に減ずる条例の一部改正案を提案した。

議案には「間接民主制を補強し、住民自治の理想を実現するための直接請求制度の意義と役割は大きい」とする一方、「議員定数は議会自らの判断と努力で(これまで)法定定数30人から26人、さらに23人と条例定数を減じ、ことし1月には合併の特例で定数37人とされた経過があり、この経過が示す通り議会の判断で決定すべき」と意見を付した。加えて「議会で慎重審議のうえ、適切な判断を - 」と求めたが、署名数の重みについては認識しながらも判断はあくまで議会に委ねた格好だ。

議案上程後、請求代表者の片山兼秀氏(同連合 会長)は「今こそ住民と危機感を共有していくのが議会本来の姿。巨額の借金を子や孫など次代へそのまま引き継ぐことは許されない。議会がいま、 自ら姿勢を問い直し、自らの力で改革すべき時が来ている。(署名を通じ)多くの市民が郷土への熱い思いや願いを持っておられたことをひしひしと感じたところ。議会も是非、民意を尊重してほしい」などと意見陳述を行った。

注目される議会の判断、採決は26日の最終日

条例改正議案は議員13人で構成する「議員定数条例審査特別委員会」に付託、審査は21日に予定している。採決は定例会最終日の26日になる見通しだ。

同市における条例改正の直接請求は昭和42年5月の臨時議会以来約39年半ぶりで、同市議会史上2度目。

当時は財政再建団体の指定を受け、再建期間(昭和40~43年度の4か年)の真っ只中。今回と同様に議員定数削減を求めたもので、法定定数30人から24人に削減する議案が有権者1880人分の有効署名をもって直接請求により上程されたが、本会議では起立採決により賛成少数で否決された。

『事を荒立てない穏やかな気質』と言われてきた島原市民が平成の大合併後に起こした意思表示は有権者の半数近い約1万9000人にのぼり、昭和42年当時の直接請求と比べ10倍に達した。これに市議会がどう答えるのか、判断が注目される。

なお、議員定数条例審査特別委員会(敬称略)=林田強、野田隆義、島内俊光、古川隆三郎、松本眞、濱崎清志、松本匠、井村成俊、内田憲一郎、松坂昌應、田中義往、馬場勝郎、上田泉

[2006/12/15:島原新聞]

[関連ニュース]
- 片山・橋本・村田の三氏 - 意見陳述市議定数削減の直接請求 -
2006/12/09:島原新聞
- 議員定数条例案の審査 - 市議会は特別委員会で -
2006/12/07:島原新聞
- 署名集めに来なかった - 市民連合会の市議定数「20人」を目指す請求 -
2006/12/07:島原新聞
- 有効18,846人 - 定数削減の署名縦覧始まる -
2006/11/30:島原新聞
- 市議定数を20人に - 2万561人の署名提出、市民連合「議会の良識待つ」 -
2006/11/15:島原新聞
- きょうから署名を開始 - 市議定数を20人に削減 -
2006/10/11:島原新聞
- 市議の定数0を目指し - 来月11日から署名運動、島原市民連合会が発足 -
2006/09/14:島原新聞
- 島原市議を定数『20』に - 市民連合で削減運動、条例改正に向け直接請求 -
2006/09/10:島原新聞

[関連サイト]
- 島原市議会
- 島原市議会会議録の閲覧と検索

 
飲酒運転追放宣言 - 県料飲業組合島原支部 -

 島原市内の飲食業関係者が13日、島原署で飲酒運転追放宣言を行なった。

 県料飲業生活衛生同業組合島原支部(姫田英治支部長、75軒)とその青年部(霜田健吾部長、15人)、同組合島原観光支部(原田憲吾支部長、65軒)、県社交業環境衛生組合島原支部(小嶋光明支部長、50軒)の各支部長ら8人が出席。

 代表で姫田さんが「飲んだら乗らない、乗るなら飲まない、乗る人には酒類を提供しない - ことを徹底し、島原市から飲酒運転を追放し、安全で安心なまちづくりに寄与する」と宣誓し、安本眞二署長に宣誓書を手渡した。

 各支部所属の店では飲酒運転追放の文章やポスターなどを掲示し啓発することに。安本署長は「皆さんの力強い宣言により1件でも事故が減り、飲酒運転がなくなるようにしたい」と述べた。

[2006/12/14:島原新聞]

[関連ニュース]
- 「飲酒運転根絶宣言」 - あまい気持ちに強いクサビを、島原工高の全教職員 -
2006/10/21:島原新聞

[関連サイト]
- 飲酒運転 / フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- 飲酒運転NO! 飲酒運転させないTOKYOキャンペーン:警視庁

 
まちづくりセミナー - 地権者がカギを握る -

まちづくりセミナー「人口成熟時代のまちづくり」(主催=島原商工会議所、島原市商店街連盟)が12日夜、島原文化会館であり、日本政策投資銀行の地域企画部参事の藻谷浩介氏(42)が、商業施設出店の影響や市街地活性化策などについて語った。

藻谷氏は国内の大半の市町村を行脚して得た実情と、地域独自の統計数値から「まちづくり問題」を分析し、中心市街地活性化などについて現実に即した提言を 行っている。まちづくりについて広く市民にも考えを深めてもらおうと開いたセミナーは、商業や行政関係者、主婦など約200人が聞き入った。

セミナーの要旨は次の通り。

《大型商業施設出店による地域への影響》

(店舗面積などの数値を示しながら)島原の商業面積は増加する一方で、売り上げと従業員数は減少している。売り上げは大型店も専門店も例外ではない。誰が儲かっているか?商業施設に田畑を貸している地主だけだ。大型店出店により売り上げが減少した店がコスト削減のために従業員を減らし、意地になって店を閉めないから、こういう状況になる。店を増やせば雇用が増えるというのは虚構。新規雇用分より、その影響で切られる人がいるからだ。

島原、大村はすでに大型店が過剰立地状態にある。それを知ったうえで、行政は市政を展開し、出店を歓迎する人も反対する人も議論すべき。商業面積の増加は日本各地で同じような状況にあり、過剰な自由競争による出店乱立が相次ぐ。そういった競争に巻き込まれるのはごめんでしょう?皆さんの商売を邪魔する人がいる。私はそれをいかに退治するかについて語っている。自由競争の果てには、どこかが負け、あとには廃墟が残るだけだ。

《市街地活性化対策の本筋》

(空き店舗を人に貸すことで劇的に町並みが変化し、まちを訪れる人が大幅に増加した滋賀県長浜市の黒壁スクウェアのまちづくりのデータと写真を見せながら)中心市街地で時代に合わせた商売をしない事業主もいる。自分が儲からないなら、さっさと店を閉め、人に貸して家賃で収入を得るべきだ。消費者が商品を選べる時代であり、シビアな現状はお分かりの通り。商売にチャレンジしたい若者はおり、貸すことでチャンスを与えてみてはどうか。

また中心市街地の活性化は事業者、住民、行政だけでは成し得ない。地権者も入れなければ。まちを殺すも活かすも地権者がカギを握る。「不景気だから地価が上がるのを待っている」などと貸し惜しみする地権者は大きな時代錯誤だ。土地の価格は下がるばかり。いかに自分の財産を守るか、その活かし方を教えてあげるべきだ。土地を有効活用しようという人が、まちを活かすんですよ。

市と議会が明確な姿勢を、ゆめタウン出店で反対陳情

島原市への大型商業施設「ゆめタウン」出店に対する反対運動を展開する市商店街連盟の古瀬亨会長ら18人は12日、県庁を訪れ、田中裕二副知事に陳情した。

陳情内容は・市商業は飽和状態にあり大型店出店は既存店の閉鎖を招きかねない・店舗の規模と出店地域が市のまちづくりに効果があるかどうか疑問・地域の中小・零細企業が減少することは雇用不安につながる - の3点。

田中副知事は島原市の意向を尊重するという見解を示したという。光永建一副会長は「島原市全体の商業状況を総合的に判断すべき。出店反対・賛成について市長と市議会に対し明確な姿勢を示してもらいたい。商売だけでなく文化など広い方面からの『まちづくり』の観点から反対運動を展開してゆく」と話した。

[2006/12/14:島原新聞]

[関連ニュース]
- 事前審査申出書を提出 - 『ゆめタウン』のイズミ -
2006/11/23:島原新聞
- 出てきたら破滅する - 大型店出店問題で市へ要望 -
2006/11/18:島原新聞
- 『ゆめタウン』出店計画案 - 予定地は前浜一帯の農地、近く事前審査申し出か -
2006/10/24:島原新聞
- 超大型店の出店問題も - 県商議所連合が要望 -
2006/09/07:島原新聞
- 出店阻止に協力を - 一番街が市長に要望 -
2006/09/01:島原新聞
- 『ゆめタウン』出店反対 - 地域に甚大な影響と危惧、四団体が市や県に要望 -
2006/08/30:島原新聞

[関連サイト]
- イズミ・ゆめタウン WEB

 
瑞穂の稲田さんがお手柄 - 振り込め詐欺を未然防止 -

 振り込め詐欺を未然に防止した功労で雲仙市瑞穂町西郷の島原雲仙農協瑞穂支店の支店長、稲田秀徳さん(53)に13日、雲仙署長から感謝状が贈られる。

  稲田さんは今月1日午前11時ごろ、支店を訪れた瑞穂町在住の男性(69)から融資などの相談を受けて借り入れ理由などを聴いていたところ、男性が持っ ていた「訴訟決定通知書」在中の封書などから、振り込め詐欺ではないかと直感し、振り込まないよう男性を説得するとともに、雲仙北交番に通報し、被害を未 然に防止したもの。

 男性は98万2000円を振り込むつもりで融資の相談に来ていたという。感謝状贈呈式は13日午前10時から雲仙署の署長室で。

[2006/12/13:島原新聞]

[関連ニュース]
- 絶えない『振り込め詐欺』 - 約2,300万円もの被害、島原署管内今年だけでも27件 -
2006/12/07:島原新聞

[関連サイト]
- 振り込め詐欺 / フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- 「振り込め詐欺(恐喝)」事件にご注意! / 警察庁
- 総務省の振り込め詐欺対策(総合サイト) / 総務省

 
島原城の石垣を清掃 - 正月を前に自衛隊がまた - 【動画あり】

 島原市の観光シンボル島原城の石垣を、今年も自衛隊が11日から清掃を始めた。

 陸上自衛隊大村駐屯地の第十六普通科連隊の第一中隊(中隊長=飯野幸三三等陸佐)の五個小隊の隊員122人が参加し、12日までの2日間、石垣を利用してロープで登り降りする山岳登はん訓練を兼ねて清掃する。隊員らはホテルに宿泊し、自らの炊き出しで食事をとり訓練に励む。

 命綱一本を腰に結んだ隊員らは石垣を慎重に降りながら鎌で雑草を刈ったり手でむしりとったり。有事の際に特殊任務に就くという精鋭で構成するレンジャー小隊(小隊長=鶴田徳雄三等陸尉)の29人も参加し、石垣のもっとも高い場所を担当した。

 1977年から始まった自衛隊による清掃は今年で30年目を迎え、同市の年末の風物詩に。飯野中隊長は「市自衛隊父兄会や退役会の方々からの差し入れなど地元の温かいご支援に感謝したい」と話し、同市出身で島原工高1963年卒の田崎俊一一等陸曹(43)も「恒例行事として定着し、住民の方々からも『きれいになって正月を迎えられる』と言っていただいています」と話していた。

[2006/12/11:島原新聞]



[2006/12/20:しまばらNOW]

[関連ニュース]
- 発光現象で消火活動 - 自衛隊にも出動を要請、原因が識別できる可能性 -
2006/11/9:島原新聞

[関連サイト]
- 島原城のオフィシャルホームページ
- 陸上自衛隊 JGSDF

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小嶺監督カボチャテレビ入り!! - スポーツ&文化の連携、社外取締役として強力支援 -

 国見高校サッカー部総監督で(株)V・ファーレン長崎社長の小嶺忠敏氏(61)が、(株)ケーブルテレビジョン島原(清水強社長、カボチャテレビ)の「社外取締役」に就任することになった。

 8日開かれた同社の取締役会で?全会一致?で承認されたもので、「幅広い人脈と確かな識見。何にも増して心強い援軍。感謝・感激だ」と清水社長。

 一方、小嶺氏も「清水社長の真摯な人柄と、カボチャテレビの経営姿勢に常々敬意を抱いていた。微力だが、私の人生経験のすべてを社業発展のために捧げたい」とエールを送った。

 肩書きについてはまだ正式に決定していないが、同社の清水真守専務は「耳慣れない言葉だが、『チーフ・アライアンス・オフィサー』はどうか、と考えている」と語る。

 本来的には「企業間の提携を引っ張る人」という意味で、略称は頭文字を取って「CAO」。「スポーツ(サッカー)と、文化(放送・通信)の『橋渡し役』として願ってもない人財」と、同専務。

 カボチャテレビの新たな「カオ」の誕生。新芽がまた伸び出してきたようだ。

[2006/12/11:島原新聞]

[関連サイト]
- 株式会社ケーブルテレビジョン島原
- V・VAREN NAGASAKI

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タコぼっこみの「タコ飯」 - まさに本場の漁人料理 - 【動画あり】

 島原市湊新地町に1日にオープンした漁人市場「とっとっと」は本場の漁人料理を売り込むことにし、9日からタコを丸ごと使った「タコ飯」定食を出した。

 今年5月に発足したばかりの島原漁業協同組合の女性部(安永ユキ子部長)が料理を担当。漁人料理は「ぼっこみ」(丸ごと入れる)が基本。クッゾコやタイなども鍋にぼっこんで煮たりすることで魚本来のだしだけで味を出す。

 タコ飯は炊飯器に米と水を入れ、その上に酒に入れて臭みを消し5センチ角に切ったタコを乗せて炊く。タコは米一合に100グラムの割合。好みで醤油や酒、コンブで味を調整。定食は殻をむいたエビのかき揚とガンバのみそ汁などとセット。タコ飯はしっかりと味がしみこみ、タコの歯ごたえも十分。定食にはないが、取材でいただいたタコ飯オニギリのおこげもおいしかった。

 湊新地町の漁師で部長の安永さん(55)は祖父らがタコ飯やクッゾコ飯などをよく食べていたそうで、漁人料理は地域によってさまざまだという。今年11月の産業まつりで女性部が販売し好評だったタコ飯を、経営する(株)とっと島の松永忠徳代表取締役が目をつけ、メニューに抜てき。「漁人料理は観光客の方々にウケるはず。その仕掛けの第一弾だ。積極的に売り込んでゆく」と意気込む。

 本場の漁人料理は毎月第2、第4土曜日の午前11時 - 午後2時のランチタイムのみ。タコなどの漁獲期によってメニューも変わる。

[2006/12/10:島原新聞]



[2006/12/18:しまばらNOW]

[関連ニュース]
- 島原の情報発信基地に - とっとっと1日オープン -
2006/12/01:島原新聞
- 『漁人市場とっとっと』 - 観光に新たな魅力・活性化、湊新地の殿様蔵を拠点に -
2006/09/26:島原新聞

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葉たばこ・目標を下回る - 過酷な気象条件が重なり、品質はかなり向上したが -

 九州で有数の葉たばこ産地に数えられる島原半島の本年産の買い入れ実績がこのほどまとまった。農作物全般にわたり過酷な気象条件が重なったことし、葉たばこも同様に厳しい作柄。平年と比べ品質は向上したものの、収量減が大きく響く結果となった。

 西九州たばこ耕作組合島原支所管内(大村・島原・南島原の3市)ではことし、243戸の農家で約499ヘクタールを栽培した。買い入れられた総重量は約771トンで、販売代金の総額は約15億四1600万円。

 1キロ当たりの代金は平均2005円で前年比108%と向上したが、10アール当たりの平均収量は当初目標の257キロを大幅に下回る155キロで前年比58%。これに伴い10アール当たりの平均代金も約31万円と、前年比63%にとどまった。

 同支所によると、日照が最もほしい生育期の5 - 7月の日照時間は平年よりかなり少なく前年の約60%、これに対し降水量は集中豪雨に見舞われた6 - 7月期が前年の200%に達し、大雨を嫌う葉たばこにとっては悪影響を及ぼした。

 また、3 - 7月の全期間にわたり前年と比べ最高気温が1 - 2度低い低温傾向に加え、強風という厳しい気象条件が重なった。これにより立ち枯れ病や、葉に斑点が出る生理障害も追い討ちをかける結果となった。

 全体的な作柄としては「やや小柄」となり、その分、品質的にはかなり向上したものの、収量の落ち込みはカバーできなかった模様。それでも大規模な専業農家の場合、1000万円以上取得した農家が計20戸あった。

 同支所では「病気が出なければ通常、目標に近い250キロはとれるが、ことしは悪い条件が重なり減収につながった。天候は如何ともしがたいが、バージニ ア115という品種の特性を十分に発現できれば、期待はもてる。良いものを作って産地を維持していけば生き残れる」としている。

 平成19年産の葉たばこの播種は来年2月1日に予定している。

[2006/12/10:島原新聞]

[関連ニュース]
- マナーを守って! - スモーキンクリーン作戦、多い吸い殻のポイ捨て -
2006/11/16:島原新聞

[関連サイト]
- 全国たばこ耕作組合中央会
- 福島県たばこ試験場

 
片山・橋本・村田の三氏 - 意見陳述市議定数削減の直接請求 -

 島原市議会の安藤幽明議長は8日、「市議定数20人に削減」を目指し条例改廃の直接請求を行った請求代表者に対し、地方自治法に基づき本会議場で意見を述べる機会を与えることを決定したと公表した。

  直接請求の条例改正案は14日午後、市議会12月定例会一般質問終了後の本会議で追加上程される見通し。請求代表者の意見陳述は同日午後4時を予定。住民 運動を進めてきた島原市民連合会から片山兼秀会長、橋本健士、村田マサ子両副会長の三氏が本会議場で意見を述べるとみられる。

助役と収入役制度をやめ副市長と会計管理者に

 一方、7日開会した同定例会本会議では、約2億3,400万円を追加し、総額約187億6,600万円となる本年度の市一般会計補正予算案など14議案を上程した。

  このうち地方自治法の一部改正に伴う「市職員定数条例等の一部改正案」は、現行の助役制度と収入役制度を廃止し、新たにそれぞれ副市長と一般職の会計管理 者を置こうとするもの。職務権限はいずれも現行と変わらないが、名称が変更される。同市では旧有明町との合併に伴い現在、助役2人制を採用しており、可決 されると来年4月1日から、市長のもとに2人の副市長を置くことになる。但し、収入役については残任期間(来年7月10日まで)は現行のまま。

[2006/12/09:島原新聞]

[関連ニュース]
- 議員定数条例案の審査 - 市議会は特別委員会で -
2006/12/07:島原新聞
- 署名集めに来なかった - 市民連合会の市議定数「20人」を目指す請求 -
2006/12/07:島原新聞
- 有効18,846人 - 定数削減の署名縦覧始まる -
2006/11/30:島原新聞
- 市議定数を20人に - 2万561人の署名提出、市民連合「議会の良識待つ」 -
2006/11/15:島原新聞
- きょうから署名を開始 - 市議定数を20人に削減 -
2006/10/11:島原新聞
- 市議の定数0を目指し - 来月11日から署名運動、島原市民連合会が発足 -
2006/09/14:島原新聞
- 島原市議を定数『20』に - 市民連合で削減運動、条例改正に向け直接請求 -
2006/09/10:島原新聞

[関連サイト]
- 島原市議会
- 島原市議会会議録の閲覧と検索

 
宮崎さんの乾海苔、県品評会で知事賞に輝く

 第44回県水産加工振興祭水産製品品評会が6日に長崎市元船町のおくんち広場で開催され、島原市有明町大三東の宮崎秋信さんの乾海苔が漁村加工部門で県知事賞に輝いた。

 本県の水産加工品の品質および製造技術の向上を図り水産加工品に対する県民の認識を深めることなどを目的に開催され、煮干類など5部門に409点が出 展。生産者や学識経験者など審査員26人と166人の消費者の投票により審査し、最高の農林水産大臣賞など受賞製品40点を決定した。

[2006/12/09:島原新聞]

[関連サイト]
- 長崎県水産部ホームぺージ ゆめとびネット

 
附帯決議を付し認定 - 昨年度の市一般会計決算 -

 島原市議会の12月定例会が7日、開会した。初日の本会議では会期を26日までの20日間と決めたあと、「預け」と呼ばれる裏金問題が絡む平成17年度市一般会計歳入歳出決算については認定したうえで、再発防止のため附帯決議を付した。

  同市ではこのほど、農林・水産・都市整備の3課で計約151万円にのぼる業者への預け金が発覚。同決算にかかる審議では議員から「不正な処理を残したまま 認めるのはよくない」などと反対討論が相次いだが、賛成多数で決算自体は認定。但し、「予算の計画的執行、複数職員での検収体制の整備に努めること」や 「不適正な事務処理が行われたこれまでの経緯とその後の処置について市民に対し適正な対応をすること」など再発防止のため四項目を盛り込んだ附帯決議案を 賛成多数で可決し、議会としての意思を表した。

 吉岡市長は本会議の冒頭、「市議会議員や市民の皆様にあらためてお詫び申し上げる」と陳 謝したが、私的流用については「まったくない」と釈明。預け金については業者に返還してもらう処理方針とともに、再発防止に向けた今後の具体的な取り組み として「事業予算の積算を確実に行うほか、物品の納品時における検収検査体制の強化、国・県の補助事業のあり方に関しても事務費等に不用額が生じた場合に おける事務処理方法の改善などを要望する」と述べた。

[2006/12/08:島原新聞]

 
メルヘンの世界に誘う - 島原ウィンターナイト・ファンタジア、外港緑地に2万個の電飾 - 【動画あり】

 華やかなイルミネーションで島原の冬の夜を彩る「島原ウィンターナイト・ファンタジア」(同実施委員会主催)が島原城堀端の桜並木と島原外港緑地公園で開催されている。

 堀端は12,000千個、外港緑地公園は20,000個の電飾でライトアップ。外港緑地公園には青色LED(発光ダイオード)などでかたどったトナカイやリスなどの動物が登場し、時計塔が頂点に星を戴いたきらびやかなクリスマスツリーに変わり、訪れた家族連れやカップルをメルヘンの世界へ誘う。

 点灯は来年1月7日までで、午後6時 - 午後10時。クリスマス時期と大晦日には点灯時間を延長する。

[2006/12/08:島原新聞]



[2006/12/05:しまばらNOW]

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優秀活動賞に輝く - 島原農高の2グループ -

 高校生が日ごろの活動などについてまとめた論文のコンクール第14回「いきいき活動奨励賞」((財)日本青少年研究所主催)で、島原農高のがまだすパペット部(代表=金子祐子さん)と食品加工部(代表=?木辰則君)の2グループが優秀活動賞を受賞した。

 高校3年間の貴重な活動体験を通じて生徒らが感じていることなどをまとめた論文は195校から応募があり、最高の文部科学大臣奨励賞1点や優秀活動奨励賞20点などが選ばれた。

 がまだすパペット部は「ユニバーサルデザインへの挑戦」と題した論文で、手づくりの布製人形を使い、高齢者グループホームなどで公演をしたり地元イベントに出演したりすることで、人形劇が「話ができない赤ちゃんから高齢者まで年齢・性別を問わずに楽しめるユニバーサルデザインだと確信し、今後も人形劇を通じてたくさんの人と交流を深めてゆきたい」と結んだ。

 食品加工部は「仲間と共に努力した3年間」と題して「島原半島特産の手延べそうめんを全国にアピールしたい」と、そうめんを生地に使ったまんじゅうの研究に取り組んだ経緯や苦労などをまとめたもので、「仲間とともに3年間、常に挫折と向き合いながら頑張った経験は農業高校だからこそ他にないものだと思い、後輩にぜひ伝えてゆきたい」と結んだ。

 部長の高木君(3年)は「僕らの研究を全国の人に知ってもらい、そうめんまんじゅうの知名度が上がれば」と、受賞の喜びを噛みしめていた。

[2006/12/08:島原新聞]

 
議員定数条例案の審査 - 市議会は特別委員会で -

 市議定数「20人」に削減を目指す「島原市民連合会」の片山兼秀会長らが6日、地方自治法の直接請求に基づく条例改正のため、18,846人の署名を添えて吉岡市長に本請求した。市では14日の市議会12月定例会本会議に追加提案する予定。

 同連合会では20,575人分の署名を市選管に提出し、うち1,729人分が無効となったが、残り18,846人分が有効署名と確定。条例改正の直接請求に必要な有権者の50分の1(12月2日現在819人)をはるかに超えた。

 市選管から署名の返付を受けた片山会長らが即日、吉岡市長に本請求。吉岡市長は「市民の皆様の意思としてこれだけの署名が集められたことを重く受け止め、市議会に審議してもらうため提案する」と述べた。

 定数削減の条例改正案は12月定例会市政一般質問終了後の14日午後、本会議に追加上程される見通し。市議会では議員定数条例審査特別委員会を設置し、21日午前10時から審査する方針で、採決は26日の最終本会議で行われる模様。

 本請求を終えて「ほっとした」と感想をもらした片山氏。「署名には皆さんとても協力的だった。記載ミスなどで無効もあったが、市民の意思表示としては汲 んであげなければならない」として?2万人?の署名の重みをあらためて強調したうえで、「あとは議員の皆さんの良識を待つだけ。市民の関心が高いので採決 も分かりやすい方法でやってほしい」と語った。

[2006/12/07:島原新聞]

 
署名集めに来なかった - 市民連合会の市議定数「20人」を目指す請求 -

 市議定数「20人」に削減を目指す「島原市民連合会」(会長=片山兼秀氏)が条例改正に向け取り組んだ直接請求のための署名は有権者の半数近い約 19,000千人分を集めた。その一方、有権者が賛否の意思を表すための署名簿が受任者から回って来なかったとして本紙に対し、一部町内会の住民から強い 怒りの声が相次いで寄せられた。

 市町内会・自治会連合会や婦人会、老人会、市民有志らで組織した同市民連合会では、町内会とは切り離した活動として住民運動を展開。町内会・自治会の役員らが中心となり全世帯に趣意書を配布、署名簿についても受任者が全世帯を回って賛同を集めるよう取り決めた。

 問題となったのは市議が町内会長を務めている場合など。地方自治法の規定により市議は受任者になれないことから同連合会では、老人会や婦人会などで出来る限り対応するよう申し合わせた。

  市議が町内会長を務めているのは市内で四団体。このうち安藤幽明議長の上の原三丁目、野田隆義副議長の栄町の場合はそれぞれ、各町内会の役員会(婦人会 等の役員含む)、三役会(会長・副会長の四名)でいずれも「町内会本来の活動ではないので、組織としては署名活動に取り組まないこと」を決定した、とい う。

 ところが関係者によると、受任者を決める初期の段階で「高圧的な態度により話し合いすらすくんでしまった」という話もまことしやかに囁かれており、議員としての立場はあったにせよ運動に協力的だったかどうかは疑問が残る。

  他地区住民の署名も自宅で数名受けつけた片山会長は「反省点として受任者が徹底しておらず、すべての町内会をまんべんなくまわれたとは思えないが、議員 で受任者になれない場合であっても、法に基づき取り組んでいる住民運動であり、町内会長も市民連合会の一員なので、他の人に頼むくらいのことはやってほし かった」と語った。

[2006/12/07:島原新聞]

 
絶えない『振り込め詐欺』 - 約2,300万円もの被害、島原署管内今年だけでも27件 -

 依然としてオレオレ詐欺や架空請求詐欺などの「振り込め詐欺」は絶えない。島原署によれば、今年1月から11月までに振り込め詐欺は27件を認知し、被 害総額は約2,300万円にのぼる。振り込め詐欺に関する相談だけでも11月までに239件にのぼっている。現在、島原市内で横行しているのは警察官を名 乗るケースで、いずれも番号を通知せずに電話をかけてくるという。

 金融機関で金を振り込んでしまう前に受付職員などが気づいて被害にあわずに済む場合もある。だが何よりも、「相手の言うことを信じない」という自主防衛策をとることや家族に連絡するなどして事実かどうか確認することが水際の防止策になるはずだ。

「警察官」と名乗って、息子さんが交通事故を

 例えば、4日昼ごろ、島原市内に住む80歳代の女性に不審な電話がかかってきた。相手は「警察官」を名乗り、「お宅の息子さんが市役所前で交通事故を起 こした。出頭しなければ大変なことになる」と言った。だが、そんな事故はなかった。電話の内容から「振り込め詐欺」の手口と思われる。女性は家族に連絡す ることで被害にあわずに済んだ。

 電話に出た女性が「息子は3人いるが、誰かな」と、一人ひとりの名前を挙げてゆくと、相手は「○○ですよ」と急に名前を言ったため、女性は不審に思った という。女性と同居する三男(49)が女性から連絡を受けて島原署に問い合わせたところ、事故は発生していないことが分かった。

ウソだとわかりホッと、「警察官」だと聞き過剰反応

 何より警察が交通事故の示談の仲介をすることはない。相手が名乗った名前は別に住む長男の名前だったため、「普通なら長男の家に電話するはず。母親にか かってくるのはおかしい。詐欺ではないか」 - 三男はその時点で嘘だと確信した。その後、電話がかかってくることはなく、金の振り込みを要求されることはなかった。女性は「警察官」という言葉に過剰に 反応し息子の安否を気遣っていたそうで、嘘だと分かると、ほっと胸をなでおろした。

[2006/12/07:島原新聞]

 
95才の光永さんがシテ - 三流派連合の能楽大会 -

 第51回島原市民文化祭の島原能楽連合大会(島原能楽連合会主催)が3日に白山公民館であり、宝生、金剛、観世の三流派の能楽愛好家らがけい古の成果を披露した。

 当番の島原宝生会の五島利道会長のあいさつで始曲。宝生会の連吟「老松」を皮切りに、子どもら五人は連吟「鞍馬天狗」を暗唱し、ベテランの坂本周一郎さ んがワキ、若手の田中里枝さんがシテとなって連吟「羽衣」を繰り広げ、荒木勝子さんは仕舞「碇潜(いかりかづき)」で勇壮な演舞を、連吟「高野物狂」では 九十五歳の光永衣允子さんがシテを務めるなど、幅広い年代の会員らが存分に演じた。

 同大会は、地元能楽の発展に貢献した故赤星政之助氏の追善を兼ねたもので、始曲前には護国寺の岩永泰賢住職による法要が営まれ、追加として次の「融(とおる)」が詠じられ、故人を偲んでいた。

 この光陰に誘はれて月の都に入り給ふよそほひあら名残惜しの面影や名残惜しの面影

[2006/12/06:島原新聞]

 
災害救護訓練 - 日赤九州8県支部合同で - 【動画あり】

 日本赤十字社の九州8県支部は3、4の両日、本年度の合同災害救護訓練を島原市平成町の安徳海岸埋立地とその周辺で行った。

 災害対策基本法や国民保護措置法に基づく指定公共機関として国・地方公共団体が実施する救助に協力の責務がある日赤。各支部では救護活動に必要な体制整 備をはじめ、知識と技術の習得・向上に努めているが、特に大規模な広域災害を想定した訓練により関係機関が連携した迅速・円滑な対策が講じられるよう実施 したもの。日赤長崎県支部など8県の支部が主催。地元自治体や警察、消防など関係機関が協力し、約300人が参加した。

 有明海を震源とするマグニチュード(M)7.0の地震が発生し、島原市で震度6強、周辺市で同5強~4を観測、同市内を中心に家屋の倒壊や地すべり、火災等が発生し負傷者が続出し、ライフライン等に甚大な被害が出た - との想定で実施。

 情報伝達や災害対策本部の設置、無線奉仕団による情報収集、要員の被災地派遣、救護班の出動、現地災対本部の設置、隣接支部への支援要請、非常食の炊き 出しなどなどから、防災ボランティアセンターや避難所の設置、バイクレスキュー奉仕団による被災現場調査、大型特殊医療救護車による救護、避難所での巡回 診療、医薬品の搬送など一連の大掛かりな訓練が本番さながらに行われた。

 また、4日はそれぞれの役割についての分科会、事例発表のほか、九大地震火山観測研究センター長の清水洋教授が「九州の地震・火山活動」について講演した。

[2006/12/06:島原新聞]



[2006/12/19:しまばらNOW]

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雲仙市が功労者を表彰 - 小浜中吹奏楽部も特別賞に -

 雲仙市は29日、市勢の発展に各分野で貢献した人たちを顕彰する平成18年市表彰の受賞者を発表した。自治功労が3名、産業功労が1名と1夫妻、社会福 祉功労24名、人命救助功労2名、交通安全功労1名、特別賞が3名と1団体。表彰式は12月3日午前10時から、市議会議場で行われる。

[2006/12/05:島原新聞]

 
島原市農林水産祭品評会 - 才藤氏ら14名に名誉賞、振興局長賞は出口自治会に -

 島原市の基幹産業の農林水産業を支える優秀な生産者をたたえる「第1回市農林水産祭品評会褒賞授与式」が3日、同市有明町の有明農業者トレーニングセンターで行われた。

 旧有明町が昨年まで実施していた産業祭を発展させ、合併後初めて同祭実行委員会(会長=吉岡市長)が開催したもの。県農業改良普及センター技術員とJA島原雲仙営農指導員が作目ごと厳正に審査した。

 個人の部は名誉賞14名、秀賞18名、優賞19名、良賞20名の計71名、団体の部は果樹と野菜で各3位まで。島原振興局長賞は、団体の「野菜の部」で一位に輝いた「出口」自治会に贈られた。

[2006/12/05:島原新聞]

 
『野の花風館』が完成 - ふれあい工房の新拠点 -

 精神障害者の自立支援活動を続けている雲仙市国見町の精神保健福祉地域活動所・ふれあい工房野の花(野島九三男理事長)はこのほど、新しい活動拠点「野 の花風館」を同町グリーンロード沿いに完成。今月2(土)、3(日)両日、お披露目を兼ねた「風館まつり」があり、地域住民らとのふれあいを深めた。

 野の花はこれまで、焼き物作り等の作業を通して精神障害者らの「自立に向けた活動」を展開。あわせて「小規模通所授産施設」法人認可を働きかけてきた。 その間、昨年5月には社会福祉法人の認可を受けたものの、国はその過程で「区市町村が主体となって、障害種別に関わりなく一元的に共通のサービスを提供す る仕組み」の?障害者自立支援法?を施行。今年10月から完全実施に踏み切った。したがって同野の花としては「新たな制度に沿った運営」を強いられること となり、新拠点「風館」も民間(日本自転車振興会)補助で建設。経営は自治体事業の委託を受ける形をとり、「1年後からは新制度により当事者(障害者)に 費用の原則1割負担を求め、人数も規定を満たさなければならないことになる」ものの、「内容的には今まで通り、作業所としての活動を続けていく」という。

 新しい活動拠点「風館」は、グリーンロードの島原市有明町との境、道上(山手)にあり、眺望もすぐれた場所。1,600平方メートルの敷地を借り受け、 木造平屋の建て物(約八十坪)を新設した。中は多目的の大ホールを中心に作業室、事務室、研修室、休憩室(和室)、厨房などがあり、車椅子対応のトイレ、 シャワー室も設置。「(野の花)本部もここに移す」という。名称「風館」の風は、「福祉の風を吹かせたい」願いが込められている。

 2日間の「まつり」では、各種バザー、陶器・農産物等の展示即売のほか、多目的ホールではカレー、コーヒー、ケーキ、抹茶、甘酒などの喫茶コーナーも設 けられ、多くのボランティアの協力のもと障害者と地域住民らがふれあった。また、国見中学校吹奏楽部と島原室内合奏団の演奏会もあり、大いに「楽しんだ」 様子。メンバーらは「とってもいい気分だった」と感想を述べた。

 野島千恵子さん(理事長夫人)は、「精神障害者は普通の人が怖いという意識があるんですが、声をかけてもらうことで怖さが消えていくんです。当事者たち の声は弱いので、周囲の人たちの理解を深めて(その声を)伝えていくようにしたい。障害を意識しないで、日常的なかたちでふれあう場にしていきたい」と 談。今後「みなさん方に気軽に立ち寄ってもらえるよう、月ごとのイベントも考えていきたい」と話している。

[2006/12/05:島原新聞]

 
半島に感動のドラマ - 第一工業大八年連続優勝、見事!!大会新記録で9度目 -

 一本のタスキがつなぐ勝利への執念!!大学駅伝九州一をかけた「島原・雲仙学生駅伝」(主催=九州学生陸上競技連盟・島原半島実施委員会)が2日、ことしも島原半島を舞台に行われ、男子は第一工業大(鹿児島県)が4時間41分31秒の大会新記録で見事!!8年連続9度目の最多優勝を飾り、女子は立命館アジア太平洋大(大分県)が1時間3分18秒で前年に続き連覇を達成した。

 普賢岳噴火災害からの復興・再生と地域の活性化を目的に誘致した男子(第24回九州学生駅伝対校選手権大会)は9回目、市町村合併を記念し誘致した女子(第6回九州学生女子駅伝対校選手権大会)は昨年から始まり2回目。男子は島原文化会館前を発着点に半島南目まわりで雲仙越えの8区間94.5kmのコースで熱戦を繰り広げた。

 未明から時雨れる過酷なコンディションの中、レースを前に選手たちは心身の緊張をほぐしウォームアップ。高ぶる鼓動を抑えながらタスキを握り締めて午前8時30分、吉岡市長(同実施委員会会長)の号砲を合図に一斉にスタートした。お城を肩越しに見上げる堀端から島原駅前へと下り、国道を一路南下。市街地から普賢岳噴火被災地の水無川流域を通り、選手たちは平成新山を背に力走した。

 ことしもロケットスタートを切ったのは、優勝候補筆頭の第一工業大。中野良平選手(2年)が、鹿屋体育大(鹿児島県)や福岡大(福岡県)を1分近く突き放してタスキをつなぎ、続く第二走者の厚地翔太選手(1年)は区間新の見事な走りで首位をキープした。

 第一工業大は島原湾沿いの美しい海岸線を中心としたコース最長の「花の3区」(17.9km)でも、ケニア出身のキプルノ・ムタイ選手(1年)が快調に飛ばし、二位の鹿屋体育大との差を4分以上に広げ、4区・能勢勇作選手(1年)、5区・篠原正大選手(2年)といずれも区間一位の力走で前半をフィニッシュ。鹿屋体育大に6分10秒差でトップを守った。

 後半スタートは雲仙市小浜町の埋立地。標高差七百?の雲仙まで一気に駆け上る心臓破りの過酷な6区で第一工業大は、モロッコ出身のアズジ・アブデラアジス選手(3年)が見事!!区間賞を獲得し、この時点で二位の鹿屋体育大との差は12分を超えた。

 レースが佳境を迎えた7区、第一工業大はまたも加治屋毅選手(2年)が区間一位で後続との差を広げたが、鹿屋体育大を交わして二位に浮上した前回準優勝の日本文理大(大分県)が最後の追い上げを図った。

 最終8区で日本文理大は五島孝紀選手(2年)が区間一位でトップとの差をやや縮めたが、第一工業大は主将の前田翼選手(4年)がほぼ互角のタイムで首位を死守。二年連続準優勝の日本文理大に13分30秒差をつけ、4時間41分31秒の大会新記録で見事!!優勝を飾った。

 全区間1位の完全優勝こそ逃したものの八連覇を達成した第一工業大は、古豪・福岡大を上回り大会最多となる通算九度目の栄冠を手にした。また、オープン参加(五チーム)の第一工業大Bも、正式参加で五位だった鹿児島大(鹿児島県)に次ぐ好タイムで堂々の優勝を決めた。

 初冬の島原路でことしも熱戦を展開した学生駅伝。雨にもかかわらず沿道ではスタートから多くの住民が熱い声援を送り、これに応え選手たちは死力を尽くして疾走。中継所では走り終えて力尽きたチームメートに肩を貸す姿など熱い友情と、筋書きのない感動のドラマが繰り広げられた。

[2006/12/03:島原新聞]

 
気合込めて健闘を誓う - 島原・雲仙学生駅伝開会式 -

 九州の大学生たちが母校の名誉をかけて初冬の島原路を駆ける「島原・雲仙学生駅伝」(主催=九州学生陸上競技連盟・島原半島実施委員会)の開会式が1日、島原文化会館で行われ、きょう2日繰り広げられるレースに向けて気合を込め、健闘を誓った。

 普賢岳噴火災害からの復興・再生と地域の活性化を目指して誘致された同学生駅伝。島原半島での開催は男子(第24回九州学生駅伝対校選手権大会)が9回目、女子(第6回九州学生女子駅伝対校選手権大会)は昨年から始まり2回目を迎えた。

 男子30チーム(うちオープン参加5チーム)、女子16チーム(同5チーム)がエントリーしており、男子は同文化会館前を発着点に南目まわりで雲仙越えの8区間94.5km、女子は島原復興アリーナ周辺の5区間18.77km周回コースで熱戦を繰り広げる。

 開会式は同文化会館大ホールで行われ、大会会長の近藤勲・九州学生陸上競技連盟会長や島原半島実施委員会会長の吉岡市長、大会名誉会長を務める金子知事代理の酒井県島原振興局長らが出席。大会PRビデオが上映されたあと、出場チームの代表選手らが次々と入場した。

 近藤会長は「九州地区の男女の学生諸君が島原半島に集結し、学生らしい白熱したレースを展開してくれることを期待している。九州学連の代表校が全国に名 を轟かせるためにも九州だけに留まらず、互いに切磋琢磨し、さらなる飛躍を遂げてほしい。より一層素晴らしい大会となるよう、昨年にもまして盛り上げてほ しい」とあいさつした。

 続いて吉岡市長が「日ごろの練習の成果を発揮し、会心のレースを - 。大会を機にますます精進し、日本を代表する選手になってほしい。島原半島に大きな感動と活力を与えてくれることを期待している」と述べ、選手たちを激励した。

 最後に選手を代表して第一工業大の前田翼主将(4年)と立命館アジア太平洋大の宇佐美祐子主将(3年)がそれぞれ、「練習で育んできた絆を1本のタスキ に込め、力の限り島原半島を走り抜く」、「日ごろの練習の成果を十分に発揮し、島原半島のさらなる発展の力添えとなるよう一生懸命走る」と力強く選手宣誓 した。

 レースはきょう2日号砲。男子は午前8時30分に同文化会館前、女子は午前10時に同アリーナ前をそれぞれスタートする。沿道からの多数の声援を呼びかけている。

[2006/12/02:島原新聞]

 
『県地域文化章』に輝く - 千々石こだわり倶楽部、勤労障害者打楽交流団「瑞宝太鼓」 -

 県文化振興課は1日、本年度の「県地域文化章」の受章者を発表した。今回の受章は県内で3団体、うち島原半島からは雲仙市の「千々石こだわり倶楽部」と「勤労障害者長崎打楽交流団・瑞宝太鼓」の2団体が輝いた。

 文化に香る心豊かな郷土を創るため、県内各地で地道な文化活動を続け、地域文化の向上と発展に貢献している個人や団体を顕彰するもの。22回目。

 千々石こだわり倶楽部(代表=町田岩太氏)は「人・もの・地域にこだわり、面白いことを仕掛ける」をモットーに結成。地域(千々石)の中の?人?や自 然、まつり、神社仏閣を素材にした様々な分野における活動で中心的役割を果たしている。橘神社の風物詩、世界一の大門松づくりのほか、長崎最大の火祭り・ 観櫻火宴、マレーシア青少年の受け入れ事業などを行っている。

 瑞宝太鼓(代表=岩本友広氏)は知的障害者職業訓練施設「長崎能力開発センター」のクラブ活動として、昭和62年に結成。日本各地での演奏活動のほか、 スペイン、シドニーパラリンピック、ニューヨーク(国連本部)での海外公演を経験。平成13年からは太鼓を通して前向きな生き方、自立への道筋を示し、プ ロとしての活動を展開する一方、地元保育園や小学校でボランティアによる和太鼓教室を開催している。

 活動歴は両団体とも19年。いずれも地域文化の振興と国際文化交流の推進に貢献したことが認められた。

 文化章授与式は9日、長崎歴史文化博物館で行われる。

[2006/12/02:島原新聞]

 
約2億3,400万円追加 - 温泉使用料引き上げなども、7日から島原市議会定例会 -

 島原市は30日、今月7日開会の市議会12月定例会に提案する議案を発表した。条例改正案4、補正予算案2、その他8の計14議案と報告が2件。会期等の日程は4日開かれる議会運営委員会で申し合わせる。

 本年度市一般会計補正予算案は約2億3,400万円を追加し、予算の総額は約187億6,600万円となる。前年同期と比べ17.9%の減。

 同補正予算案に盛り込まれた主なものは、旧有明町議の報酬を引き上げて島原市議に統一したため、その改定(7か月分と期末手当)などに伴い約1,670 万円、来年2月に開催が決定した2度目となるサッカーJリーグチーム等による島原がまだすリーグ開催費補助金として600万円、島原漁協が実施する海底耕 うん事業補助金として約550万円など。

 条例改正関係では、燃料費の高騰に伴う温泉使用料の引き上げや、指定管理者(旧有明町の複数施設)の指定などを提案する。

 なお、市議定数の削減を目指し島原市民連合会が手続きを進めている直接請求の条例改正案については、縦覧で異議申し立てがなければ今期定例会の会期中に追加提案される見通しだ。

[2006/12/01:島原新聞]

 
新たな決意を胸に - 立派な准看護師目指す -

 島原市医師会看護学校の准看護科1年生38人が30日、戴帽式にのぞみ、看護の道を志す決意をあらたにした。

 今年4月に入学し看護の基礎を学んできた第52期生の学生らがあらたな決意をもち、看護を職業として選んでゆく一つの区切りとしての儀式。12月から島原半島内の病院で基礎実習に取り組む。

 白衣に身を包んだ学生を前に、柴田英徳校長は「学習意欲および人間形成の面において看護の道を目指す資格が与えられるものであり、今日からはあらたな決 意で看護職を目指して。知識、技術、態度そして人に対する思いやりやいたわりの心をもち、患者さんの気持ちを受け止められるような豊かな心を育んでほし い」、市医師会の小島進会長も「明るい笑顔、患者さんの訴えに耳を傾ける優しさ、尊敬の意を込めて相手に接する愛情をもち、看護のスペシャリストとして精 進を - 」と祝福。

 暗闇のなか学生は一人ずつナースキャップをかぶせてもらい、ナイチンゲール像から自らのろうそくに火をともし、全員で看護の意義を示したナイチンゲール誓詞を唱和。

 学生代表で小淵麻衣さんが「私たちは愛の精神と看護の技術を学び、ナイチンゲール誓詞を胸に、ますます勉学に励み、立派な准看護師になることを誓います」と決意表明をし、吉岡市長と南高医師会の泉川欣一会長が祝辞を述べ、あらたな決意を胸にした学生を祝った。

[2006/12/01:島原新聞]

 
雲仙市・書き換えの不正処理も - 「預け」が5,570万円、外部調査委を設置の方針 -

 「預け」と呼ばれる裏金など不正会計について雲仙市は30日、内部調査の結果を明らかにした。旧町時代の平成12年から新市発足後のことし5月31日までの「預け」の総額は約5,570万円に上り、「書き換え」の不正処理も約480万円あったことが分かった。

 不正会計が発覚した同市では先月2日、吉田博幸助役を本部長とする内部調査委を設置し、実態解明に乗り出した。預けは旧町分(平成12年& #65374;昨年11月10日)が約538万円、新市分(昨年10月11日~本年5月31日)が約187万円。国勢調査や選挙の 事務費など年度末で消化しきれなかった国・県の補助金を、事務用品等を購入したように見せかけて業者にプールさせていたもの。預けの残金は11月1日現 在、約212万円。

 また、業者に小額の請求書を複数提出させ、実際には別の高額の備品等を納入させる「書き換え」は、旧町分が35件で約403万円、新市分が17件で約79万円あった。

 このほか職員一人の私的流用も判明した模様だが、詳細は今のところ不明。同市では弁護士などによる外部調査委を設置する方針を固めている。

[2006/12/01:島原新聞]

 
島原の情報発信基地に - とっとっと1日オープン -

 九十九島をのぞむロケーションと歴史ある漁師まちの風情をいかし、漁業者らの生産や生活に密着したあらたな観光スポット「漁人市場とっとっと」が島原市湊新地町に完成。1日にオープンする。

  低迷する地域経済の浮揚に向け第一次産業や観光の振興、雇用の拡大を目指そうという民間によるあらたな取り組み。南島原市有家町の食品の製造・卸・小売 業などを手がける?みそ半の松永忠徳社長らが地元企業の有志らと設立した?とっとっ島(本社・島原市湊新地町、松永忠徳社長)が運営する。整備費は約 8,000万円超。従業員約40人を雇用し、テナントは鮮魚店など七軒でスタート。初年度は2億円の売り上げを目指す。

 敷地は精霊流し 時の新地の流し場付近の約150平方メートル。約150年の歴史ある米蔵一棟を改装した多目的ホール兼食堂「殿さん蔵」、トラフグの加工 販売や調理場を備える調理・加工棟、鮮魚や農水産物などを販売する市場棟の3棟で構成され、食事はもとより、とれたて野菜や旬の魚などが購入でき、買った 魚を和食やフレンチなどに調理してもらえる。シンボルとなる「七角堂」は来年1、2月に完成予定。

 29日は落成披露宴が昼夜2回開か れ、招かれた地元内外の経済人や行政関係者などが郷土料理がねだきやがんばのフライなどに舌鼓を打ち、吉岡市長や久部 貞男島原商工会議所会頭、清水強島原新聞社長らが「民間主導の『とっとっと』が島原の観光、地域活性化につながることを心から期待したい」などと祝辞を、 平尾圭太さんは活動(映画館)でのワンシーンになぞらえ次の句をおくり、落成を祝った。

[2006/12/01:島原新聞]

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