島鉄、南目線の廃止を打診 - メドは来年3月か 吉岡市長『外港駅までは残して』 -

南目線の廃止を検討していた「島原鉄道(株)」が、島原市など沿線自治体に対し廃止の意向を打診していたことが30日までに分かった。

同社では諫早市?南島原市の全線78.5kmのうち、赤字幅が大きい島原市の南島原駅?南島原市の加津佐駅間36.2kmについては3年前から、廃止を含め検討していることを明らかにしていた。同社の累積赤字は昨年度決算で6億3,875万にのぼる。

同社の役員が昨年11月ごろ関係自治体を訪れ、南目線廃止の意向を伝えていた模様で、関係者の話によると廃止時期は来年三月とみられるが、同社からまだ今のところ正式な発表はない。

打診を受けたという吉岡市長は「存続してほしいが、費用対効果、沿線自治体の負担等の問題がある。(本市でも)通勤・通学や通院等に影響があり、また外港は海の玄関口でもあり島原外港駅までは残してほしいと要望したところ」と説明。島鉄の正式表明があれば今後、沿線自治体でつくる連絡協議会を開催する姿勢を示し、「正式に説明を受けたうえで代替策等について検討しなければならないだろう」と語った。

なお、島鉄ではきょう31日午後2時から、南目線の取り扱いについて記者会見を予定している。

[2007/01/31:島原新聞]

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「子ども110番の宿」 - ホテルや旅館も協力 - 【動画あり】

子どもが不審者に追いかけられたときなどの"駆け込み寺"として民家などの「子ども110番の家」があるが、今度はホテル・旅館が「子ども110番の宿」として同様の機能を発揮することに。同宿の開始式が30日に島原市秩父が浦町の九十九ホテルであり、ポスターなどを掲示して「子どもを守る優しい宿づくり」を目指して気運を高めた。

近年の子どもを狙った犯罪の多発に鑑み安全・安心な地域づくりに貢献しようと、全国の約2,000軒のホテル・旅館で組織する全国旅館生活衛生同業組合連合会青年部(事務局・東京)が昨年12月に開始したもので、「子育て世代」にあたる45歳までの同連合会青年部の会員らが宿泊施設としての利点をいかして地域ぐるみで子どもを守ることを目指す。県内では島原市の九十九ホテルやホテル南風楼をはじめ雲仙、長崎、平戸市の計18軒が運用をスタート。

目印は、実家が宿泊施設だという卓球の福原愛選手がイメージキャラクターのポスターとステッカー。▽助けを求めてきた子どもの一時保護▽子どもに代わって110番通報をする?などの役目を担うほか、午後3、4時のチェックイン時が子どもの下校時間と重なるため、通りかかった子どもにあいさつなどの声かけもすることに。また営業時間中に必ず従業員がいることで不審者などへの抑止効果も期待できるという。

開始式で、同連合会青年部長崎県部長の大場博文九十九ホテル副社長が「子どもが被害にあう悲惨な事件、事故を防ぐお手伝いをするとともに、地域に優しい宿づくりに貢献したい」と述べ、ポスターとステッカーを玄関ガラス扉に貼りつけた。

今後、同連合会青年部の「親組織」にあたる約2万軒が登録する同連合会が2007年度から同宿の運用を始めるそうで、大場さんは「どんどん広がってゆけば」と話していた。

[2007/01/31:島原新聞]



[2007/01/31:しまばらNOW]

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「残さずに食べよう」 - 小中学校で地元産の食材を使い、雲仙市で招待給食会 -

「全国学校給食週間」(24 - 30日)の一環で雲仙市内の小中学校6校で招待給食会が開かれ、招かれた奥村市長や鈴山勝利教育長ら約25人が各校の児童・生徒とともに地元産の食材を使った給食を味わった。

招待給食会は、旧国見町時代の2003年度から実施していたもので、それを引き継ぐ形で同市としては昨年に続き2回目の実施。地元産の野菜などを使って調理した給食を一緒に食べながら交流を深めてもらうのが目的で、市国見学校給食センターが給食を提供している国見町内の小中学校5校と千々石中で開催された。

このうち、長年学校独自で地域住民らを給食に招いているという神代小(鵜殿妙校長、184人)では、奥村市長ら市関係者のほか、給食に使う野菜の生産者や納入業者など計約25人を招待。

この日の献立は、郷土で親しまれているジャガイモご飯やコンブ入り具雑煮、雲仙の代表的なお菓子の湯せんぺいなど。1年1組の29人は奥村市長と一緒に座って味わったり、互いに質問しあうなどおしゃべりを楽しんだり。奥村市長は「残さずに食べよう」、「新しい雲仙市になったから、みんな仲良くしてほしい」などと呼びかけていた。

[2007/01/31:島原新聞]

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「雲仙市民憲章」の起草案 - 分かりやすく唱和しやすい -

2005年10月に発足した雲仙市の市民憲章を起草するために協議を重ねてきた市民憲章起草委員会(松平泉委員長、委員九人)が29日、奥村市長に起草案を報告した。

市民憲章案は自然に恵まれた土地柄や合併で誕生したまちの一体感の醸成などを盛り込むことを基本とし、子どもから高齢者まで誰にでも分かりやすく唱和しやすい表現にしたもので、▽水と緑を大切にし心やすらぐまちを愛します▽文化と伝統を生かし心豊かな人を育てます▽思いやりと感謝の心で笑顔の輪を広げます▽人と自然を調和させ活気あふれる産業の発展に努めます▽きまりを守り安心して暮らせる平和なまちをつくります - の5項目。

昨年8月に委嘱を受けた市内各町の主婦や農業、元教員などの委員が今年1月16日まで4回意見を交わしてきた。この日、松平委員長と藤澤順子副委員長が市役所を訪れ、奥村市長に起草案を手渡して解説。奥村市長は「市のもつ財産や資源、市が目指すべきものが的確に表現され、皆さんの意見が反映されたもの。環境に恵まれた市を守り育ててゆきたい」などと述べた。今後、市民憲章はこの案をもとに市長の決済を経て制定される。

[2007/01/30:島原新聞]

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市議定数は23人のままで - 島原市議自民五会派が見解 - 【動画あり】

議員定数削減問題で島原市議会の自民党系連合会派(馬場勝郎会長・無所属含む自民系五会派の17人で構成)は29日、定数23人が適当との見解を示した。同市議会の最大与党勢力の表明により、ことし5月の市議選は現行の条例定数のまま変更せず行われる見通しとなった。

1万8,846人の署名を集めた島原市民連合会(片山兼秀会長)が直接請求した条例改正案は定数20人に削減を求めたもの。自民系連合会派(普賢会・平成会・市政同志会・舞岳会・庶民の会)では採決日前日の先月25日までに「合併間もない時期に20人にすることは市民の不安や戸惑いが深まる恐れがあり、一定期間は一定数が必要」などと結論づけ反対。議案は先月26日の定例会本会議で、15対19の賛成少数により否決した。

しかし、議案採決から約一か月経過した現在、「選挙までに定数が25、6人に増やされるのではないか」などと市民の間で憶測が飛び交っていることから同連合会派では「与党として姿勢を鮮明に示すべき」として今回、あえて発表に踏み切ったもの。

同連合会派では「署名活動の住民の意志は真摯に受け止める」としたうえで、「合併後間もない時期に定数20人にすることは市民の不安や戸惑いがさらに深まる恐れがあり、色々な角度から検討を重ねた結果、一定期間は一定数が必要だと結論を出し、定数削減議案には反対した」と説明。

また、具体的な議員定数については「(現行)23人の議員で合併間もない時期の行政チェック機能が果たせるのか、市民と行政の橋渡しができるのか疑問は残るが、議員一人ひとりが研修を重ね、議員として現状等を認識し、行財政改革の推進、各事業と予算の見直し、とりわけ議会費の議員報酬や政務調査費、行政視察費など歳出の見直しを検討し、会派として提言していくことで責任と役割を果たしたい」と姿勢を示した。

[2007/01/30:島原新聞]



[2007/01/30:しまばらNOW]

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雛人形見ながら楽しい散策 - 『島原城下ひなめぐり』始まる、期間中イベントが目白押し - 【動画あり】

雛人形とともに湧水めぐりなど島原市内を散策してもらう第3回島原城下ひなめぐりが26日に開幕した。

島原温泉旅館組合や市商店街連盟、島原商工会議所女性会でつくる同実行委員会(委員長=大場正文島原温泉旅館組合長、古瀬亨市商店街連盟会長)の主催で、2005年から実施。温泉と湧水のまち島原の歴史的なたたずまいとともに自然や新鮮な食などを楽しんでもらおうと、観光地・島原の魅力アップと商店街の活性化を目指す。

ふれあいホール・サンプラザ万町であったオープニングセレモニーで、委員長の古瀬さんが「雛人形を見ながら散策し、湧水や温泉めぐりも楽しんでもらうことで、まちの活性化とともに交流人口の拡大にもつながれば」とあいさつし、谷口助役の祝辞に続きテープカット。わかくさ保育園の園児が手づくりの折り紙雛人形を貼ったウチワを手にして歌「うれしいひな祭り」を合唱したり、崇台寺マンドリンクラブが「花」などを情緒豊かに演奏したりして、にぎやかに開幕を祝った。

イベントは3月11日までのロングラン。展示場所は島原城復興記念館、古民家を活用したまちの寄り拠「森岳」などを主会場に商店街など約100カ所で、今回は、みなと商店街も参加。各スポットには豪華な七段飾りや親子代々受け継いできた雛人形、人形作家の作品などがずらりと並び、訪れた客を出迎える。

期間中、製菓店などでは桃カステラも販売し、ホテルや旅館では食事「ひな会席」なども提供するほか、島原初市(3月3 - 10日)をはじめ、▽一番街「春の宴」(3月10、11日)▽万町商店街「春のふれあいまつり」(3月11日)▽「森岳春爛漫」(3月10、11日) - などのイベントも目白押し。問い合わせは同実行委(島原温泉観光協会内 TEL 62-3986)へ。

[2007/01/27:島原新聞]



[2007/01/26:しまばらNOW]



[2007/02/16:しまばらNOW]

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東洋機工が新工場を建設 - 送風機生産・大型製品等も、有明工場隣接地に移転・新築 -

島原市の地場企業で三菱電機(株)の子会社「(株)東洋機工製作所」(取締役社長=佐井彰氏)の新工場建設計画が26日までに分かった。島原中央道路の整備計画に伴い島原工場(同市新湊二丁目)を有明工場(同市有明町大三東)の隣接地に移転・新築するもので、ことし10月の完成を目指している。

新幹線等の空調機用ファンなど産業用送風機を主体に、熱交換器や圧力容器を現在製作している同社。昭和26年の創業から業績を伸ばしてきたが、普賢岳噴火災害で4年間、島原工場の閉鎖を余儀なくされるなど打撃を受けた。不況の影響も大きく、最盛期に年間約45億円あった売り上げは平成15年度には3分の1以下の約13億4,000万円まで落ち込んだが、昨年度あたりから送風機の需要拡大により売り上げは回復し、本年度は約19億3,000万円が見込まれる、という。

新工場は有明工場西側約6,240平方メートルの敷地に、鉄骨造り2階建ての建物(延べ床面積約5,230平方メートル)を建設する計画で、4億8,500万円を投資する。送風機の一貫生産工場とし、大型製品等にも対応できるようにする方針。ことし4月に着工し10月完成、来年1月ごろには稼動させる予定だ。

同社では「業績は上向いてきており、移転新築を機に普賢岳噴火災害からの債務超過を解消し、財務体質の健全化を図りたい。生産性を高く、規模を拡大し、技術に磨きをかけ、さらに存在感のある会社にしていきたい」としている。

[2007/01/27:島原新聞]

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はしご車での救出も - 消防訓練天守閣の1階から出火 - 【動画あり】

第53回「文化財防火デー」の26日、島原城で消防署や消防団、市、地元自主防災会など約50人、はしご車や消防車など7台が参加して消防訓練が行われ、文化財愛護の思想を育み、地域ぐるみの防災意識の高揚を図った。

訓練は、天守閣1階の湯沸室から出火し、2階と5階に負傷者と逃げ遅れた人が1人ずついることを想定。負傷者を助け出し、文化財に見立てた段ボール箱5箱を持ち出すとともに、ホースで放水活動が展開されたほか、高さ33メートルの天守閣最上階に取り残された人をはしご車で救出する場面も。

駐車場では消火器を使った初期消火訓練もあった。島原消防署の田浦文博署長は「文化財を守るとともに、観光客の命も守ることを心がけてほしい」と講評を述べ、市商工観光課の奥平富正課長は「火災が起こらぬよう職員一人ひとりが意識をあらたにして取り組みたい」と気を引き締めた。

同デーは1949年1月26日に奈良県の法隆寺金堂で出火し、国宝の十二面壁画が焼損したことが契機となり、1955年に定められたもの。毎年この日にちなんで全国的に文化財愛護の思想を高める消防訓練が行われている。

[2007/01/27:島原新聞]



[2007/01/29:しまばらNOW]

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金子知事が島原を視察 - 諫早までの道路はやる・「とっとっと」にも期待 - 【動画あり】

金子知事は25日、市町村合併後の島原市を訪れ、観光地や地場産業の現状などを視察。道路行政については諫早~島原間の整備に向け、あらためて意欲をみせた。

合 併で新たに発足した13自治体を対象とした知事の県内現地視察は昨年10月から始まり、島原市は8か所目。同市有明町のプラスナイロン(株)を皮切りに生 乳加工施設や食品加工場、観光施設、花き生産団地、ほ場整備、高齢者優良賃貸住宅など約20か所を視察。吉岡市長や浜崎、楠両県議らが随行し案内した。

移 転新築し昨年5月から現在の同市新馬場町で業務を開始した島原消防署では高機能指令センターなど視察。観光名所の武家屋敷を見たあと、「島原城下ひなめぐ り」の会場にもなる森岳商店街界隈、新たな特産品として期待がかかる島原漁協のトラフグ陸上養殖施設などを見てまわった。

地場産業振興の 期待を担い同市湊新地町に先月オープンした漁人(ふなと)市場「とっとっと」(松永忠徳社長)では現在、"粋な男の一人旅"を演出する高さ13mの「七角 堂」を建設中。豊かな歴史へのこだわりをもって長崎らしさを売り出している県の水産加工食品ブランド「平成長崎俵物」にも松永社長のアイデアが随所に生か されている、という。

その松永社長が力を注いでいる漁人市場について金子知事は「地元の食材を使い、ご婦人方による手作り。長崎では新たな試みであり、たいへん素晴らしい。地域の皆さんがまちづくりを手伝えるのもとてもいい」と民間の新たな取り組みに期待を寄せた。

また、きょう26日から始まる島原城下ひなめぐりなど観光について同知事は「武家屋敷をバックにした雰囲気はいいが、それだけでは難しい。仕掛けをやってもっと華やかさがほしい」などとアドバイス。

さらに懸案の諫早~愛野~島原間の道路整備については「約束なのでやる」と力を込め、「地元の調整に7~8年かかったが、審議会をつくっているのでこれから進むだろう」と見通しを示した。

[2007/01/26:島原新聞]



[2007/01/26:しまばらNOW]

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湯江小でふれあい給食 - 肉か魚か クジラの竜田揚げ - 【動画あり】

給食のおかずに、はじめて出てきた「クジラの竜田揚げ」。「お肉かな? それとも魚かな?」と尋ねると、しばらく考えて「お魚」と返事。「どうして?」と聞くと「海にいるから」と言う - 。

全国学校給食週間がスタートした24日、島原市立湯江小学校(立花博校長)で吉岡市長、宮崎教育長、教育委員らを迎えて「ふれあい給食会」があり、交流を深めた。

この日のメニューは、有明給食センターで調理された「麦混ぜご飯とかぶのみそ汁。おかずは珍しいクジラの竜田揚げに、昔なつかしい酢味噌あえ」など。

このうちクジラの肉は、かつて有明地区で学校給食センター方式が採用された昭和45年頃から供された経緯があるものの、捕獲禁止になって以降、消えたメニュー。

今回のクジラ肉は、第19次南極海域調査捕獲分を県給食会を通じて予約する形で献立に上がったもので、もちろん今の子どもたちはほとんど食べたことがない。

吉岡市長、佐藤教育委員長らを迎えた1年1組の教室では、「はじめて食べた」クジラの肉について担任教諭が「おいしいですか?」、「お替りしたいですか?」などと質問。ほとんど全員が手を上げていたが、海にいるので魚と勘違いしたらしい(実はクジラは海にいる哺乳動物)。「(魚肉だとしたら)かたい」感触もあったようだ。

同小ではこの日午前中、全校児童で「給食ありがとう集会」を実施。児童たちが劇をしてお世話になっている関連業者、調理員らに感謝の気持ちを伝える一方、学校給食職員・?西美穂子さんが栄養や給食づくりなどの話をした。

ふれあい給食で市長らが有明地区の学校を訪れるのは、合併後はじめてのこと。この日、児童らは「とても楽しみにしていた」様子で、準備を整えたあと、クラス代表がお客さんを教室に案内。献立を紹介したり、はじめてのクジラ料理について話したり、思い出のひとときを過ごしていた。

[2007/01/26:島原新聞]



[2007/01/24:しまばらNOW]

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カラオケ店を特別査察 - 瑞穂から加津佐に16か所 -

20日夜に兵庫県宝塚市のカラオケ店で火災が発生し客の男性3人が犠牲となった惨事を受け、島原地域広域市町村圏組合消防本部は24日から管内(雲仙市瑞穂町 - 南島原市加津佐町)のカラオケ施設16か所を対象に特別査察を開始した。

査察は、不特定多数の人が出入りし防音設備などによる密閉性が高いという特殊性をもつカラオケ施設の実態を把握するとともに、今回の惨事の現状と危険性を説き、適切な防火管理のあり方と消防訓練の徹底や消防用設備などの適正な維持管理について予防対策を強化することで、安全性を高めてもらうのが目的。査察項目は▽火災予防条例に基づく施設の届出がなされているか▽防火管理者を選任しているか▽消火器などの使用方法を熟知しているか▽十分な避難経路があるか - など。

25日午後は島原市萩が丘三丁目のフリッツ・フラッツで実施し、消防士らが避難経路や消火器など設置箇所を確認したり、厨房設備の点検などをした。十数室を備える同店では非常口や消火器などを備え、火災時の避難誘導などのマニュアルを作成しており、店長の甲斐田周作さん(33)は「(今回の惨事は)人ごとではない。今まで以上に注意をしてゆきたい」と気を引き締めた。

査察は28日までに終える予定。消防本部予防課の友永峯昭課長は「従業員さんに防火への関心を高めてもらうなどソフト面の充実を心がけてほしい」と話している。

[2007/01/26:島原新聞]

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県内作家の力作約90点 - 第2回県展委嘱展始まる - 【動画あり】

県下第一線の芸術家の作品を紹介した「第2回県美術展覧会委嘱展」が24日、島原文化会館展示ホールで始まった。

同展覧会は、全国レベルの展示会などで活躍している県内在住作家の作品を一堂に展示し、美術に親しんでもらう目的で開催しているもの。従来の県現代作家美術展から昨年度衣替えした。主催=県・県文化団体協議会・県美術協会・島原市・市教委・島原文化連盟など。

展示している作品は洋画・書・工芸・日本画・彫刻の5部門で、本県を代表する作家の確かな技法に裏打ちされた格調高い、創造性あふれる力作が勢ぞろい。約90点を展示し、作者は写真入りでプロフィールなども紹介している。

入場無料で28日まで開催。時間は午前9時~午後5時。多数の来場を呼びかけている。

[2007/01/25:島原新聞]



[2007/01/24:しまばらNOW]

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松平文庫から "新たな光" - 俳諧等の文芸を通じて、松代藩の真田家と交流 -

松代藩真田家(長野県)の文芸調査に取り組んでいる井上敏幸佐賀大学教授ら一行が12月15日から3日間、島原市の松平文庫(島原図書館内)を訪れ、俳諧や和歌等の資料を閲覧調査した。

井上教授らは「10年ほど前から江戸時代の諸大名の文芸研究」に携わっているが、今回は文部科学省科学研究費助成による「近世中・後期松代藩真田家代々の和歌・俳諧・漢詩文及び諸芸に関する総合的研究」の一環。「島原松平藩六代目忠恕の妻は真田幸弘の姉」であり、「真田家の資料に(島原)松平家のことが出てくる」ことから、その関連調査で島原を訪れた。

井上教授によると、真田、松平両家が俳諧等の文芸を通して交流を始めるのは安永年間から。忠恕(ただひろ)は「斗来」の俳号で句会をやっている。その息・忠馮は「升来」の俳号をもち、「親子でたしなんでいた。その事実が松平文庫の史料で確認される」という。

江戸時代の俳諧文学は従来、「芭蕉や蕪村、一茶らを中心に研究され、論じられてきた」が、近世中・後期に全国の大名らの間にも浸透していたことは知られていなかった。井上教授は熊本細川藩関係の資料「永青文庫」を見ていたとき、誰も手をつけていない俳諧の史料を発見。5~6年かけて調査し、2万7,000句もの作品がのこされていることが分かった。続いて山形県の庄内の鶴岡藩酒井家から6,000句、松代藩真田家から8万句等々を確認。それらはいずれの大名も「俳諧を通じた仲間であった」事実もつかんだ。

当時大名間で流行したそれは、「百韻」(百句を連続して詠む)の形式を踏む「点取俳諧」と呼ばれるもので、「芭蕉の死後(1690年以降)江戸で始まった」。「宝暦の頃には全国で約50人の大名がたしなみ、かなりのレベルに達していた」という。

句会は月1回ほどの頻度で開かれ、ときには和歌、漢詩、囲碁、蹴鞠(けまり)等もあり、なかには大名(男)だけでなくその妻ら上流の女人らも参加するケースもあった。その作品は専門の紙屋が技を凝らして製作した13冊の写本『懐紙帖(かいしじょう)』に仕上げられ、複数の宗匠がこれを添削して、天・地・人の各賞を選出。優秀者には賞品が付され、盛況を博した。

そうした文芸活動は、大名らがただ「文学を楽しむ」だけでなく、「大名間の紐帯を結ぶ役割も果たしていた」らしい。島原松平藩の場合、六代忠恕の妻に真田幸弘の姉を迎えたのも、その背景に文芸による交流があったからと思われる。

井上教授はこの日、松平文庫の資料目録にある「半一三・袋」の資料等を閲覧し、「袋の中身は未調査の分。六巻は百韻のままあるが、あと十七巻までバラバラになっている」と状況を説明。その中の「採点(集計)表」の一例を示し、「天(賞)に?升来(松平忠馮)"、地(賞)に"菊貫(真田幸弘)"、地(賞)には"陸州(旗本の一人)"の名が記されている。真田、松平両氏は生涯を通じてものすごく仲がよかった」などと説明した。

ほかに漢詩、和歌についても調査をおこない、漢詩では「江戸時代後期、松平藩でもグループがあり、月に一度詩会を開いていた。伊東祐之、伊東祐方などの名前があり、佐賀藩から師匠を招いていたらしい」と談。島原松平藩の文芸に関しても、新たな光が投げかけられようとしている。

[2007/01/24:島原新聞]

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普賢岳の治山対策など - 金子知事が南島原市を視察 - 【動画あり】

金子知事は22日、南島原市を訪れ、普賢岳噴火災害で取り組んだ治山事業や地場産業の現状などを視察した。

市町村合併で誕生した県内の新たな自治体に直接足を運び地域の実情を把握、地元関係者の声を聞くことにより施策立案など今後の県政推進に役立てようというもの。島原半島では雲仙市に次いで2度目の視察となった。

松島市長や酒井県島原振興局長らが随行し、同市深江町の大野木場砂防みらい館と大野木場小を皮切りに治山対策、台風被災地、基幹産業の農漁業や素麺業等の特産品加工場など市内約20か所を次々と見て回った。

普賢岳噴火被災地の赤松谷川上流域では、無人化施工により平成17年度までに設置された治山ダム14基を視察したほか、荒廃した地域に緑を取り戻すため実施された航空緑化事業の成果、平成新山南側斜面で昨年11月に発生した大規模な山火事と消火活動、カメラによる常時監視態勢などを確認した。

[2007/01/23:島原新聞]



[2007/01/23:しまばらNOW]

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有明漁業協同組合 - 4月1日正式に発足、多比良漁協と合併調印 - 【動画あり】

島原半島北東部に位置する有明町漁業協同組合(荒木要組合長)と国見町多比良漁業協同組合(鯨津鯨治組合長)の合併契約調印式が22日、島原市有明総合文化会館グリーンウェーブであった。

漁協合併についてはこれまで、市町村合併と同じく県側の指導のもと当初、島原半島全域で話し合いがなされたが、これが暗礁に乗り上げたあと、有明海側、続いて島原市内と範囲を狭めて協議を続行。いずれも意見の一致に至らなかった。そんな中で、島原市の有明町漁協と雲仙市の国見町多比良漁協は昨年6月6日に合併協議会を立ち上げ、作業部会、専門部会、合同役員会などを重ね、昨年12月10日の臨時総会で正式に合併を承認。この日の調印式に至った。

式には、両漁協、県水産部、県漁業協同組合連合会、両市の関係者、来賓あわせて約60人が出席。本田直久県水産部長、吉岡島原市長、奥村雲仙市長の立会いのもと、荒木、鯨津両組合長が合併契約書に署名、押印し、互いに交換して握手を交わした。

これに先立ち、両漁協合併推進協議会会長として尽力してきた吉谷均氏(島原市水産課長)が経過を伝え、「両組合長の将来を見据えた洞察と決意に敬意を表したい。4月1日の正式発足に向け、組合員、役職員らの共同意識と団結力をさらに強めてほしい」とあいさつ。調印のあと吉岡市長、奥村市長、本田県水産部長、川端勲県漁協協同組合連合会代表理事会長の四氏が祝辞を贈った。

その中で、本田部長は、「これは大局的視点をもって取り組まれたことであり、心から喜びたい。県内各地で同様の協議が進められている中、将来的な広域的合併への波及効果を期待したい」。両市長も「市の区域を越え、足腰の強い漁協づくりにつながる」と述べ、「川端氏は「有明海においてガザミ、あさり等の栽培漁業にも取り組むなどの経営努力」を評価した。

合併予定日は4月1日。名称は「有明漁業協同組合」。合併後の組合員数は223人(有明町漁協179人、多比良漁協44人、いずれも正・准合計)。職員数は6人(有明5人、多比良1人)。出資金は1億1,820万円(有明1億433万円、多比良1,387万円)。

役員は、双方とも任期の来年六月まで務め、組合長は4月1日から荒木氏が就任の予定。本部を(旧)有明町漁協庁舎に置き、(旧)多比良漁協は支所になる。

[2007/01/23:島原新聞]



[2007/01/22:しまばらNOW]

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島原署管内昨年の事件・事故 - 振り込め詐欺や横領も、多い!!運転中の携帯電話 -

島原署がまとめた昨年1年間の事件・事故の概況によると、放火や暴行、詐欺などの刑法犯罪は375件(前年比166件減)で、そのうち自転車盗などいわゆる「街頭犯罪」が186件(同56件減)と約半数を占めることがわかった。刑法犯の検挙数は136件で、検挙率は36.3%(同9.9%増)。

街頭犯の上位は相変わらず、自転車盗66件、ドアガラスを割ったりして車内のものを盗む車上狙い26件で、72件52人を検挙。高齢者らを巧みに騙す「振り込め詐欺」や業務上横領などの知能犯事件は40件が発生し、児童養護施設の元施設長による業務上横領事件など19件、9人を検挙した。

同署管内の交通事故は、高齢者の関わる事故が多いことと、わき見による追突事故が多発傾向にあるのが特徴。人傷事故などの交通事故は258件発生し、負傷者数は325人、死亡者4人のうち65歳以上の高齢者が3人となった。また依然として目につくのが、車を運転中に携帯電話を使用している人。昨年は累計747件を検挙しており、同署の累計検挙数は県内23署のうち6位となっている。

一方、訪問や電話などにより受理した相談は843件(同300件減)。振り込め詐欺など「悪質商法」に分類される相談が290件(同207件減)と依然として多いうえ、ストーカー事案や配偶者からの暴力(ドメスティックバイオレンス)といった相談も寄せられていることが分かった。

[2007/01/21:島原新聞]

 
各交番に自転車を配置 - 島原駅前は3月1日から -

島原署協議会(鐘ヶ江管一会長、委員7人)が19日に開かれ、島原市内の国道251号沿いに建設中の島原駅前交番、有明交番がそれぞれ3月1日、2月1日から運用を始めることが示されたほか、各交番に自転車を配置して警戒を強めることになった。

交番の統廃合により同市内は3交番、1駐在所体制となり、島原駅前交番は24時間の交代制による9人体制、他の2交番は同様に6人体制となる。車両や徒歩による警戒に加えて導入の準備を進めている自転車による警戒は、路地を備えた平地という土地性において機動力のある警戒が可能になるという。委員からは「交番が国道沿いだけになるため、他の主要路線の対策も必要ではないか」と意見が出た。

今年1回目となる会合ではほかに、▽「振り込め詐欺」の被害防止など(2月)▽選挙違反取り締まりの強化(4、7月) - など年間の業務推進計画が示され、1~3月中は▽飲酒運転の取り締まり強化▽積雪や道路凍結の恐れがあるため早期の交通規制による交通事故防止 - などに取り組むほか、歩行時の安全ポイントなどを明記した名刺大サイズの二つ折りカード「高齢者の交通事故防止ポケットカード」を10万枚作成し、65歳以上の市民らに配布し交通事故抑止対策を図ることになった。

[2007/01/20:島原新聞]

 
会長に司法書士の松尾氏 - 総合計画策定に向け、南島原市審議会が初会合 -

新市の総合計画策定に向け南島原市が設置した市総合計画審議会の初会合が17日、同市役所で開かれた。

同計画は新市が目指すべき将来像と、それを達成するためのまちづくりの目標や取り組みを総合的に示すもので、自治体の行財政運営に関する最上位計画に位置付けられる。地方自治法で策定が義務付けられている「基本構想」(計画期間10年)と、施策等を盛り込む「基本計画」(5年ごと見直し)を軸に構成。策定する構想・計画の目標年次は平成29年度。

審議会のメンバーは学識経験者や市議、公共的団体の代表など、公募の8人を含む計24人。初会合では松島市長から委員に委嘱状が交付され、会長に司法書士の松本直澄氏、副会長に宮崎昌浩、寺田ユキヱ両氏を選んだ。

市民4,500人を対象とした意向調査を来月実施。今後は2か月に1度会合を開き、10月には構想・計画を策定、12月定例市議会に提案する予定だ。

[2007/01/19:島原新聞]

 
百花台公園を会場に - 21年秋に『全国育樹祭』、皇太子ご夫妻を迎え盛大に -

県は17日、(社)国土緑化推進機構と平成21年秋に開催する「第33回全国育樹祭」の式典会場について、雲仙市国見町の「百花台公園」に決定したと発表した。皇太子ご夫妻が出席される予定で、お手入れ会場は「百花台森林公園」に決まった。

戦後植樹した人工林は昭和50年代、1千万ヘクタールに達したが、若年林が主で健全な森林に育てるため保育を十分に行わなければならない時期を迎えていたことから、国土緑化運動として育樹活動の気運を盛り上げるため昭和天皇在位50年を記念し、昭和52年から皇太子ご夫妻の出席のもと開催されている。

森林の手入れを通じて緑を育て、次世代へ引き継ぐことの大切さを伝えるための "国民的な緑の祭典" には、全国・県内の各界・各層から代表者ら約6,000人が参加する予定。

平成2年5月に百花台森林公園で開催された「第41回全国植樹祭」において、天皇・皇后両陛下が植樹されたヒノキのお手入れが皇太子ご夫妻により行われるほか、参加者による育樹作業を実施。

各種功労者などを表彰 - 緑の少年団発表大会も -

式典では皇太子殿下のお言葉に続き、全国育樹活動コンクールやふれあいの森林づくり優秀市町村、緑化功労者など各種表彰をはじめ、▽みどりの贈呈▽緑の少年団活動発表▽誓いの言葉▽大会宣言などが予定されている。

また、式典前日には育林技術交流会や全国緑の少年団活動発表大会も開催される予定。最終的な日程については開催年の1月ごろには決定する見通しだ。

金子知事は「平成3年の噴火災害後、緑化が進む雲仙普賢岳を背景に全国育樹祭を開催できることは、森林の重要性を再認識し、森の恵みに感謝の気持ちを醸成し、県民参加の森づくりを全国に発信するうえで大変意義深い。再来年の開催に向け鋭意準備を進め、長崎らしさあふれる育樹祭となるよう万全を期す」と語った。

[2007/01/19:島原新聞]

 
ともに前年より減少 - 島原半島3市の火災・救急 -

島原地域広域市町村圏組合消防本部が発表した平成18年中の「火災・救急概況」によると、管内(島原市、雲仙市の国見・瑞穂両町、南島原市)の火災発生件数は計66件で前年より15件、18.5%減少した。

火災種別ごと前年と比較すると、建物火災は35件で7件の減、その他火災は21件で15件の減。一方、林野火災は7件で4件増、前年発生しなかった車両火災は3件あった。

建物火災の焼損棟数は27棟減少し44棟、焼損面積は約1,600平方メートル減少し約2,600平方メートル。これに伴い損害額も約6,200万円減り、約1億3,100万円。また、死者は3人減の1人、負傷者は2人減の15人だった。

出火原因別にみると、たき火16件、コンロ・天ぷら鍋10件、たばこ6件。以下、放火等、ストーブ、火遊び及び枯れ草焼きが各2件。特にたき火は12件の大幅減となった反面、コンロ・天ぷら鍋は8件の増、前年はなかった火遊びも2件発生した。

管内構成市の地域別出火件数をみると、減少しているのは南島原市布津町の無火災をはじめ、雲仙市国見町が7件、南島原市加津佐町と同市南有馬町が各6件減少。これに対し島原市(旧島原市)が8件、南島原市口之津町と同市西有家町が各2件の増などとなった。なお、11月は平成6年2月以来の無火災月だった。

一方、救急出場件数は4,273件で前年より88件(2%)、搬送人員も4,183人で75人(1.8%)の減となった。減少に転じたのは2年ぶり。

事故種別でみた出場件数と搬送件数の上位四種は、1.急病2.転院搬送3.一般負傷4.交通事故 - の順。これらで全体の約97%を占めている。

管内構成市の地域別にみると、出場件数と搬送人員が増加したのは南島原市加津佐町(31件の39人増)、同有家町(24件の20人増)、同布津町(14件の16人増)、同南有馬町(11件の10人増)。減少したのは島原市の旧島原市(92件の88人減)、南島原市口之津町(23件の20人減)、雲仙市国見町(16件の22人減)、島原市有明町(13件の5人減)、南島原市深江町(13件の10人減)などだった。

[2007/01/18:島原新聞]

 
三市の特徴が鮮明に - 今後も施策を積極的に、島原半島要覧06年度版 -

地勢や産業、行財政など郷土の現状が分かる「島原半島要覧」の2006年度版が発行された。県島原振興局が毎年発行している同要覧はこれまで、旧1市16町のデータをもとに編集してきたが、「平成の大合併」で島原、雲仙、南島原の3市に再編されたことに伴い新たなデータを中心に初めて編集、3市の特徴が鮮明になった。

冊子はA4判、100ページ。本編は人口・面積から産業構造、財政状況、商工業、観光、運輸、農林業、水産業、建設、福祉、保健、教育・文化、普賢岳噴火災害、市町村合併と3市の現状 - の14章で構成。後半の資料編は、概ね本編に沿った詳細なデータを盛り込み、内容を充実。巻末には付録として、行政区画の変遷、友好都市の締結状況、同振興局や一部事務組合の組織などを紹介した。表紙は3市発足の各記念行事の写真で飾った。但し、一部データは旧市町の合算値等で表示している。

島原半島3市の総面積は459.51平方kmで県全体の11.2%、耕地面積は半島の3割を占める農業地帯、人口は昭和22年をピークに減少を続け昨年は15万4,000人、高齢化は県全体と比べ5年早く、全国より10年早く進んでいる。人口の内訳は島原5万45人、雲仙4万9,998人、南島原5万4,045人。

平成16年度の普通会計歳入歳出決算は3市総額759億円で県全体の10.5%。内訳は歳入が地方交付税35.7%、地方税14.8%、地方債12.7%、国庫支出金7.8%の順、歳出が普通建設事業費20.3%、人件費18.1%、公債費13.6%の順となっている。

指数が高いほど自主財源の割合が高く、財政力が強いことを示す「財政力指数」(1を超える地方公共団体は地方交付税の交付を受けない)をみると、島原0.45、雲仙0.26、南島原0.24。また、団体の財政の健全性を示す「経常収支比率」(財政構造の弾力性を示すもので、税収など経常一般財源に占める人件費や公債費など義務的経費の支出割合を表す)は雲仙85.8、島原95.4、南島原98.3となっている。データはいずれも平成16年度分で、合併前旧市町の合算値。

島原半島の商業事業所数は2,666か所(県全体の11.8%)で年間販売額は2,313億円(同6.9%)、製造業事業所数は495か所(同20.6%)で製造品出荷額等は1,069億8,700万円(同8.4%)。地場産業の手延べ素麺は390事業所で出荷額は55億円、兵庫県に次ぐ全国第2位の生産量を誇る。

卸売・小売業の事業所数と年間商品販売額の内訳は、島原が923事業所で1,124億4,800万円、南島原が990事業所で683億7,200万円、雲仙が753事業所で504億7,200万円。1事業所当たりの年間商品販売額は島原1億2,180万円、南島原6,910万円、雲仙6,700万円。

製造業の事業所数と製造品出荷額等の内訳は、南島原が302事業所で約562億4,900万円、島原が100事業所で約283億1,000万円、雲仙が93事業所で約223億2,300万円だった。

連携して施策を積極的に - 観光客、最盛期の84.3% -

島原半島を昨年訪れた観光客数は585万人(県全体の20.2%)、うち宿泊客数は182万人(同16.5%)。平成2年をピークに普賢岳噴火災害以降低迷しており、最盛期と比べ観光客数は84.3%、宿泊客数は50.2%にとどまっているが、新たに生まれた火山観光や体験型観光が現在推進されているほか、日本で初めて指定された雲仙天草国立公園では噴火災害からの再生を図る「緑のダイヤモンド計画」で再整備も行われた。宿泊客数の内訳は雲仙約141万8,100人、島原約33万4,500人、それ以外が約6万8,100人。

農業をみると、耕地面積は1万2,514ヘクタールで土地総面積に占める耕地率は27.2%と県全体の2倍以上、農業産出額は558億4,000万円で県全体の41.2%を占める畑作中心の農業地帯。部門別の内訳は、野菜204億4,000万円、畜産184億5,000万円、ばれいしょ等いも類73億2,000万円などの順。農家一戸当たりと10アール当たりの生産農業所得は県平均を大きく上回る高い水準だ。

海面漁業の生産量は橘湾と有明海で計1万202トン(県全体の3.6%)、海面養殖業は計3,390トン(同13.8%)、漁協の組合員数は2,215人となっている。

福祉・保健関係をみると、生活保護世帯は同半島で計867世帯・1,189人。人口千人当たりの保護率は他地域と比べ低いが、経済情勢の悪化により平成12年から増加傾向にある。65歳以上の人口は約4万2,600人で、人口比率は島原26.4%、雲仙27.0%、南島原29.4%。出生児数は島原410人、南島原403人、雲仙358人の計1,171人。民生委員児童委員は南島原143人、雲仙122人、島原107人の計372人。

また、医療機関は病院が17(2,287病床)、診療所が110(743病床)、歯科診療所が71か所。医師は島原107人、雲仙68人、南島原55人の計230人。看護師・准看護師は島原771人、雲仙398人、南島原383人の計1,552人。

教育・文化関係をみると、学校数(小・中・高・養護)は島原21、雲仙33、南島原43の計97校。児童生徒数は高校が多い島原で7,238人、雲仙が5,924人、南島原が5,947人の計1万9,109人となっている。

一方、文化財の件数は国・県合わせて南島原29、雲仙20、島原10の計58件。うち国指定は旧島原藩薬園跡など史跡が5件、平成新山など天然記念物が8件、このほか温泉岳が特別名勝、神代小路地区(雲仙市)が重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、計15件ある。

要覧発行にあたり同局では「平成の大合併で島原半島は3市による新しい時代がスタートした。半島のさらなる発展のため、3市と連携を図り、ハード・ソフト両面から施策を今後も積極的に展開し、新しい時代にふさわしいまちづくりを目指して全力で取り組む」としている。

[2007/01/18:島原新聞]

 
孫の高校合格のお願いも - 三十番神大賑わい、9回の大祈とうに人、人、人 - 【動画あり】

島原市寺町の護国寺(岩永泰賢住職)で16日、恒例の三十番神大祭が行われ、宗派を問わず多くの人でにぎわった。

午前9時~午後7時まで9回行われた「新春大祈とう会」は相変わらずの人気ぶり。午前中は本堂隣りの番神堂には入りきらないほどの人、人、人!。岩永住職ら僧侶十数人がお経をあげ、参詣者の祈願内容を読みあげ、修行中に写経した経文を包んだ仏具で一人ひとりの背中をなでて回った。

参詣者の新年の願いごとは「家内安全」、「無病息災」などさまざま。同寺が菩提寺という島原市下新丁の女性(72)は孫の高校受験の合格を祈願し、「学校で勉強中の孫に代わって祈願しました。影ながら見守り、応援したいですね」と、ほほ笑みながら家路に着いた。

大祭は毎年1月と8月の16日に開催。元文元年(1736年)に島原松平藩主三代目、忠俔公が大病を患った際に京都の彫師30人に1体ずつ彫らせ、1カ月間順番に人や国を守る神像「三十番神」が、この日だけ開帳される。境内には出店も並び、大祭は終日、市内外から多くの人が足を運び続けていた。

[2007/01/17:島原新聞]



[2007/01/16:しまばらNOW]

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鬼火だきで童謡も一緒に - 白山っ子ひろばが三小で - 【動画あり】

穏やかな陽気に恵まれた14日、島原三小の校庭で鬼火だきが行われ、親子連れや地域住民ら約300人が無病息災を願った。

白山公民館土曜開館事業「白山っ子ひろば」の一環。来賓の吉岡市長や同校OBの宮崎教育長も駆けつけ、開会式で松本実行委員長が「一年間の無病息災を願い、大きな火を囲んで、みんなで鬼を追い払いましょう」とあいさつ。

正月飾りや竹、書初めなどを組んだやぐらに児童6人がたいまつで火をつけると、勢いよく竹の爆ぜる音が響き、竹の先にもちを挟んで火にかざして焼いたり、竹馬や凧揚げ、コマ回しをして遊んだり、お尻を炎の方に向ける「尻あぶり」をしたり、アツアツのぜんさいをほおばったり。

また、児童ら参加者と吉岡市長が一緒になって市教委発行の童謡歌集「ふるさと」から抜粋した「ふるさと」と「七つの子」を、坂庭克雅校長が奏でるアコーディオンにあわせて合唱する場面も。

懐かしさあふれるアコーディオンの音色に、子どもからお年寄りまでが一体となって歌うさまは、どこか懐かしい伝統行事のワンシーンに。吉岡市長は「いじめなど子どもを取り巻く事件が全国的に発生しているなか、学校、家庭、地域が一体となって子育てをすべきであり、童謡を子どもから大人まで共通の話題にして一緒に歌ってほしい」と呼びかけた。

[2007/01/16:島原新聞]



[2007/01/18:しまばらNOW]

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近代の歌や生徒の作品も - ユニークな島農百首かるた大会 - 【動画あり】

「まだ何も書かれていない予定表 なんでも書けるこれから書ける」(俵万智)…「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」(在原業平)…

伝統の小倉百人一首に近代の歌や生徒の作品などを加えたユニークな「百首かるた」の全校大会を開いている県立島原農業高等学校(金子正司校長)は、今年も三学期がスタートして間もない12日、同校体育館で開催。短歌に親しみ、作品を味わう一方、全校生徒が心を一つにして日本古来の遊び文化に興じた。

「島農百首かるた」は、小倉百人一首・万葉集・古今集・新古今集から五十一首、近代の短歌二十二首、昭和万葉集などから十五首、生徒作品十二首で構成。国語科の時間に短歌について学ぶ傍ら、創作にも挑戦し、優秀作品は毎年秋の農業祭でも発表している。

金子校長は冒頭、雲仙岳噴火災害時代に同校生徒が作った「火砕流流れるたびに消えて行く 町も我が家も夢のごとくに」を紹介し、「この歌が新聞で発表されたとき、全国から反響が寄せられた。五・七・五・七・七の言葉でつづる短歌は、日本文化の最高傑作であり、美しいものを美しいと思う心、人の哀しみ・喜びを感じ取る感受性がないと作れない。今年で18回目になる大会は、本校の伝統であり、先輩らに続いて、これからも心にしみる歌を歌い続けて欲しい」とあいさつ。校長はじめ担任教授らが読み手になり、班対抗戦で順位を競った。

「垂乳根(たらちね)の母が釣りたる青蚊帳を すがしといねつたるみたれども」(長塚節)…「戦死せし兄の妻子をゆづりうけて土守る身に揚雲雀なく」(高田次郎)…上の句が流れ、下の句に移る途中、ざわめいていた会場がシーンと静まる一瞬がある。

それは、やがて歓声へと変化する類のもので、これが全校生徒、教職員らも加わって一つになり、100回繰り返されると圧巻!一つに束ねられた心は次第に高揚し、伝統文化の興の世界に誘われていた。

最近、本県の高文連でも小倉百人一首に着目し、大会を開催するようになったが、独自の構成をもつ島農は、あくまでも「その良さを伝統にしていきたい」考え。「これまで使ってきたカードも傷みが見え始めた」ため、「作り替える機会に生徒たちの新しい歌を入れることも考えたい」と、同校の国語科教諭は話している。

[2007/01/16:島原新聞]



[2007/01/17:しまばらNOW]

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「子ども110番の家」に - 島原南高歯科医院がそろって - 【動画あり】

島原南高歯科医師会(宮崎宏延会長)の64の全会員が13日、子どもが事件などにあった際に駆け込む緊急避難場所「子ども110番の家」となった。歯科医師団体による同家の運用は県内では初めてという。

子どもを狙った犯罪が全国的に発生している近年の状況を鑑み、歯科医療を通じて地域社会に貢献するという使命のもと、将来を担う子どもらを守る役割を果たそうと、取り組むことに。各医院のガラス扉などに貼りつけて同家であることを示すA3版の黄色のポスターは、まき歯科の歯科衛生士、岩松恵美さん(24)が「子どもを危険から守れるような身近で温かい場所」をイメージして考案した。

島原市崩山町の同歯科医師会館で会員や警察関係者約30人が出席して結成式があり、宮崎会長は「駆け込んできた子どもを保護し、警察に通報する役目があり、子どもの笑顔を守り、明るい地域づくりに貢献したい」とあいさつ。島原署の安本眞二署長は「子ども110番の家は、いわゆる駆け込み寺であり、些細なことでも通報を心がけて。皆さんの取り組みが他団体に広がることを願いたい」と期待を込めた。

同家の運用は1994年に岐阜県を皮切りに全国に広まり、本県では1997年に川棚町でスタート。登下校中などの子どもが不審者に追いかけられたり交通事故などにあったりした際に一時的に保護し、警察に通報するなどの機能をもつ。2006年10月現在で県内には商店や民家など8,843カ所ある。

[2007/01/14:島原新聞]



[2007/01/16:しまばらNOW]

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意欲ある人は喜んで - 小嵐タクシー高齢者の雇用に力を入れる -

「人生80年」と言われる高齢化社会において一般的に60歳とされる定年を迎えても、「働きたい」、「まだ働ける」という意欲のある人は多い。

企業などが定年の引き上げや継続雇用を模索するなか、島原市下川尻町の小嵐タクシー有限会社は60歳を過ぎた社員の再雇用に力を入れている。31歳から66歳までの社員30人のうち60歳以上が6人、「定年予備軍」の50歳代が多く、社員の平均年齢は55歳ぐらい。昨年10月の「高齢者雇用支援月間」関連行事(県など主催)において高齢者再雇用の功績で県知事表彰(2社)に輝いた。

定年は60歳。定年を迎えても希望者は全員雇用する。年金支給が始まる65歳まで勤めて、自主的に辞める人が多いという。60歳以上の再雇用社員の給料は一部の手当てがなくなるだけ、ドライバーには乗り慣れた車両に乗ってもらう。運転技術に関しては適正診断を受けてもらうほか、ふだんの運転を見て、そのつど指導するなど安全面でも気を抜かない。

27歳から38年間勤続の下田興一さん(65)は先代社長時代からの同社の「生き字引」。下田さんによると、1930年ごろ、代表取締役の石橋雅一さん(51)の祖父、故茂七さんが起こした貨物運送会社が同社の前身で、1951年に現在の会社を設立。島原半島ではもっとも古いタクシー会社と言われる。2001年、高齢者の雇用延長による高齢者雇用助成金支給というハローワーク島原からのアドバイスを得て、二代目で父の故心一さんが60歳以上を再雇用するようになり、三代目の雅一さんが引き継いでいる。

石橋代表は昨秋の関連行事で「我が社の高年齢者雇用と職場の状況」と題して「本人のやる気、体力があるうちは『高齢者』という呼び方はおかしいと思う」と体験談を語った。「観光客の方や酔ったお客さんへの対応はベテランだからこそできるため、安心して任せられる。60歳代の方はまだまだ現役。『65歳まで』と言わずに、ずっと働いてもらいたいのが本音ですよ」と話した。

[2007/01/14:島原新聞]

 
来年8月オープン - ゆめタウン島原の出店計画 -

島原市への進出を目指している「(株)イズミ」(本社・広島市)の出店計画について、都市計画法に基づく開発許可の事前審査会が12日、同市役所で開かれ、大型ショッピングセンター「ゆめタウン島原」の基本計画が示された。

会合は非公開で行われ、公共施設管理者の地元行政や消防、警察など関係機関から約50人が出席。業者側から道路や排水、緑地、水道、消防水利など計画について説明があった。

泉開発(株)(広島市)によると、同市前浜町一帯の10万7千平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート造り三階建ての本館と平屋建てを建設する。 店舗面積は約4万平方メートルで、うち売り場面積は約3万平方メートル。テナントは80~90店、駐車場は約2400台分を確保する計画。売り上げは年間80~90億円を見込んでいる。

審査会での意見をもとにイズミでは今後、各機関と調整・協議し、同意を得たい考え。来月半ばをメドに用地交渉を済ませ、3月末には県に本申請する予定で進めており、ことし7月に着工し来年6月末をメドに完成、オープンは来年8月を目指している、という。

審査会に出席した泉開発(株)開発本部開発渉外部九州担当部長の稲富典之氏は「問題があるような意見はなく、予定通り進められると思う」としたうえで、地元商店街などが出店に反対していることに対しては「努力して共存共栄について考えていきたい」と語った。

[2007/01/13:島原新聞]

[関連ニュース]
- 超大型店の進出に反対 - 県商工四団体 知事と県議長に要望 -
2006/12/21:島原新聞
- まちづくりセミナー - 地権者がカギを握る -
2006/12/14:島原新聞
- 事前審査申出書を提出 - 『ゆめタウン』のイズミ -
2006/11/23:島原新聞
- 出てきたら破滅する - 大型店出店問題で市へ要望 -
2006/11/18:島原新聞
- 『ゆめタウン』出店計画案 - 予定地は前浜一帯の農地、近く事前審査申し出か -
2006/10/24:島原新聞
- 超大型店の出店問題も - 県商議所連合が要望 -
2006/09/07:島原新聞
- 出店阻止に協力を - 一番街が市長に要望 -
2006/09/01:島原新聞
- 『ゆめタウン』出店反対 - 地域に甚大な影響と危惧、四団体が市や県に要望 -
2006/08/30:島原新聞

[関連サイト]
- イズミ・ゆめタウン WEB

 
5月20告示・27日投票 - 島原市議選の日程が決まる -

島原市選挙管理委員会(早崎宮市委員長)が12日開かれ、任期満了に伴う同市議会議員選挙の日程が5月20日(日)告示、同月27日(日)投票と決まった。

同市議会議員は旧有明町との合併特例により現在35人が在任しているが、条例定数は23人。昨年12月2日現在の有権者数は40,904人(男18,690人・女22,214人)=市選管調べ。

[2007/01/13:島原新聞]

 
有明・杉谷でサルが出没

12日、島原市内でサルの目撃情報が相次いだ。市農林課によれば、午前中に有明庁舎付近など有明町内で大型のサル一頭が目撃されたほか、昼過ぎになって杉谷地区でも目撃された。

今のところ人や農作物の被害はあっていないという。市は防災無線で注意を啓発した。今後もサルを見かけても目を合わせないようにするなど十分に注意するよう呼びかけている。

[2007/01/13:島原新聞]

 
携帯電話からの通報も - 110番の日キャンペーン - 【動画あり】

10日の「110番の日」にちなんで、島原署は8日、島原市サンシャインアーケード街入り口のよろず橋付近で街頭キャンペーンを行い、正しい110番通報のかけ方をPRした。

横断幕を掲げ、1時間半ほど署員らがチラシ約200枚や風船などを配って啓発したほか、通りがかりの人たちに「泥棒の被害に遭った」ことを想定して携帯電話を使った110番通報を体験してもらう場面も。

事件や事故が発生した際、警察への緊急通報手段である110番通報は局番なしで「1、1、0」番。携帯電話でも局番なしでかけられる。近年は携帯電話からの通報が増えているそうで、昨年1年間に県内で受理した110番通報7万241件のうち携帯電話からの通報が4万205件と半数以上を占めている。また島原署管内の110番通報受理件数は1484件となっている。

なお、雲仙の小中学校では同日午後2時から「110番の日」地域安全教室を開き、雲仙署員から110番の仕組み、110番の正しい利用方法、不審者に出会った際の対応方法などについて指導を受けた。

[2007/01/12:島原新聞]



[2007/01/10:しまばらNOW]

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飛躍の年に=木藤選手 - 島原出身のJリーガー -

郷土の期待を担う島原市出身のJリーガー、木藤健太選手(25)が新年にあたり吉岡市長をこのほど表敬訪問し、ことしの活躍を誓った。

島原二中出身で国見高、近畿大へと進み、2004年からアビスパ福岡(J2)に2年間在籍、昨年からモンテディオ山形(同)に移籍しプレーした。

地元での中高生時代の活躍もさることながら、大学時代は全日本学生選抜、ユニバーシアード日本代表候補にも挙がった郷土期待の星。

機敏な動きと豊富な運動量が魅力で、果敢に攻撃に参加できる左利きの貴重なサイドバック。「山形は自分自身を成長させてくれるチーム」と感じており、飛躍の年になりそうだ。

生粋の郷土出身Jリーガーと新年のあいさつを交わし、がっちりと握手した吉岡市長。Jリーグキャンプ地として充実した地元の競技施設や温泉などを活用してもらえるよう、将来の期待も込めて要請した。

母校の島原二中サッカー部の初蹴りにも参加した木藤選手は「久しぶりで懐かしい」と感想。山形でのレギュラー定着とともに「チームのJ1昇格に貢献したい」と今季の目標を語った。

6日に沖縄入りした木藤選手は、親交が深いアビスパ福岡のGK・水谷雄一選手とともに自主トレを開始。1年間フルに闘える体づくりに専念した。19日までにはチームに合流するという。

[2007/01/12:島原新聞]

[関連サイト]
- モンテディオ山形

 
天仁君が5万人目に - 南有馬の原城図書館入館者 -

平成18年3月5日に開館した南島原市南有馬町の原城図書館が、開館237日目となる今月7日、入館者5万人を達成した。

記念すべき5万人目の来館者は、南有馬小学校のイヤオ天仁君(8歳)。天仁君は良く図書館を利用しているそうで、この日も家族そろって返却に訪れていたもの。認定証と花束など思いがけないプレゼントにビックリしていた。

なお、開館時間は火曜日~日曜日は午前10時~午後6時(ただし木曜日は正午~午後8時)。休館日は毎週月曜日と祝日。蔵書数6万3300冊。

[2007/01/12:島原新聞]

[関連サイト]
- 南島原市
- 長崎県の図書館

 
「ガラスの靴展」始まる - 植木初代島原市長の末裔 - 【動画あり】

日本とイタリアを拠点に活動し、郷土とも縁が深いガラスデザイナー、植木寛子さん(東京都品川区)による「ガラスの靴展」が10日、島原城の観光復興記念館で始まった。2月9日まで。

植木さんは、島鉄創業者で同市初代市長の植木元太郎氏の子孫にあたる。女子美術短大を卒業後、2000年からルーマニアで制作にかかり、翌01年にはイタリア・ムラノ島で制作活動を開始。イタリアグラスアートフェスティバルに出品したほか、イギリスバーミンガム宮殿「連展」にも招待出品。02年には日本選抜美術展で奨励賞を受賞し、さらに03年には朝日現代クラフト展で入選を果たした。年間半年はイタリアを拠点に活動し、また、長崎をはじめ全国で個展を開催するなど活躍している。

ガラスといえばその歴史は古く4500年以上。地中海沿岸で始まり古代ローマ、イスラムへと引き継がれ発展した。イタリアの都市・ベネチアではイスラムグラスを貿易品のひとつとし、巨万の富を築いたとされる。十三世紀には同都市沖のムラノ島ではガラス職人幽閉政策が講じられ、技術の流出防止が図られたほど。その伝統技法は現在、同島のアーチストとして有名なピノ・シニョレット氏が各国で披露、ガラス技術の向上に貢献している。

「ガラスの靴展」の作品は植木さんがデザインし、ピノ氏とともに制作したコラボレーション。童話・シンデレラを想わせるガラスの靴をモチーフにすることで、女性らしさを個性的に表現している。

「人間の社会」と銘打った作品は高さ約80センチ、最大直径約30センチの大作で、大小多くのガラスの靴で人の社会を表現した。また、動物の変化の表現に挑んだ動物シリーズ4点や、和の食文化の寿司をテーマにしたユニークな「江戸前」など計16点を展示。豊かな想像力と柔軟な発想が味わいのある力作の数々を生み、さらにガラスのもつ鮮やかな色合いが深い感動を与え楽しませてくれる。

郷土での個展開催に植木さん(28)は「ここに来ると先祖に守られているという感じがする。作品を皆さんに見てもらえる機会を与えていただいたことに感謝している」と笑顔で語った。

同個展に限り同記念館は入場無料。時間は午前9時~午後5時。多数の来場を呼びかけている。

[2007/01/11:島原新聞]



[2007/01/15:しまばらNOW]

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小嶺監督が出馬表明 - 今夏の参議院・長崎選挙区 母の一言で最終決断 -

自民党長崎県連(北村誠吾会長)は10日、長崎市内のホテルで、次期参議選・長崎選挙区の候補者について審議する2回目の選考委員会を開き、国見高校元総監督で県サッカー協会々長の小嶺忠敏氏(61)を公認候補として党本部に推薦することを決めた。自薦・他薦を含めた応募者は13人。正式には今月17日に開かれる党大会で決定する。

会見には、県選出の4人の衆議院議員のほか県連幹部、高田勇前知事が出席。北村会長が「全会一致で、小嶺氏でご承認をいただいた」と経過を報告。推薦人の久間章生初代防衛大臣は「これまで学校現場で培った経験を、目下の政治課題でもある教育改革の分野で存分に活かしてほしい」と期待を寄せるとともに、「自民党としても次は絶対に負けられない戦い」と力を込めた。

小嶺氏はやや緊張した面持ちを浮かべながらも、「このままでは日本の教育は崩壊してしまう」とキッパリ。その上で、「教育現場の姿をいま中央に伝えねば、大変なことになる」と、出馬の動機を明らかにした。

一方で、記者団から「固辞の姿勢から一転、立候補受諾に至った心境の変化」を問われると、「最終的に決断したのは8日夜。久間代議士や高田元知事らと会談した後、入院中の97歳になる母から『皆さんのお陰でここまで来れた。これからはお礼返しをせよ』と背中を押された…」と、涙ぐむ一幕も。

後援会長には高田元知事が就任する予定。V・ファーレン長崎の社長や県サッカー協会々長はそのまま続けるが、県教委参与や国見高校サッカー部総監督は9日付けで辞任した、という。

手塩にかけて育て上げてきた国見高校サッカー部については、「もちろん指導は今後も続けるが、S級ライセンスの資格を持った、しっかりとした後継者にバトンタッチしたい。2月に公表する」と述べた。

[2007/01/11:島原新聞]

 
杉谷で『父親の集い』 - 子供らと鬼火など一緒に - 【動画あり】

7日正月の7日、島原市杉谷地区の中尾川河川敷で鬼火が開催され、親子連れなど地区住民ら約100人が火にあたって無病息災を願い、羽子板など昔ながらの遊びを楽しんだ。

杉谷地区青少年健全育成協議会(松本正弘会長)主催の本年度「父親の集い」。伝統行事や伝承遊びなどを後世に伝えるため、地区の父親が結集し、子どもらとふれあうことで、頑張る父親の姿を家族らに見てもらうとともに、父親同士の連携を深めることで、積極的に子育てに参加できるよう願いを込めた。

朝から竹や雑木、廃材を組み上げ、午前11時ごろには高さ約10メートルのやぐらが完成。松本会長が「家にいる時のお父さんもかっこよいと思うが、作業をする姿はもっとかっこよかったのでは。思いっきり遊んで病気やけがのないよう一年を過ごして」とあいさつをし、杉谷地区老人クラブの橋本健士会長が「鬼火は昔から子どもの正月行事で、家庭を回って門松やしめ縄を集めて燃やしたもの。この鬼火は地区の一大イベントであり、ずっと続けてほしい」と呼びかけた。

松明でやぐらに点火されると、火は勢いよく燃え広がり、時折ポン!と竹の爆ぜる音が響くなか、児童らは炭でもちを焼いて食べたり、凧を揚げたり竹とんぼを飛ばしたり、友達と羽子板を楽しんだりするなど夢中になって遊びまわっていた。

なお、この行事には中尾川水無川砂防安全対策協議会が協力し、砂防工事に携わる業者が盛り土を敷いた土台や仮設トイレの設置、燃えた灰の撤去などに取り組んだ。

[2007/01/10:島原新聞]



[2007/01/11:しまばらNOW]

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初代防衛相に久間氏

防衛庁「省」昇格関連法に基づき同庁は9日、「防衛省」に移行した。これに伴い久間章生防衛庁長官が初代防衛大臣に就任。省移行記念式典などが同日開かれた。

[2007/01/10:島原新聞]

[関連ニュース]
- 久間氏が防衛庁長官に
2006/09/27:島原新聞

[関連サイト]
- 防衛省

 
20歳の決意を披露 - 盛大に島原市成人式 -

島原市は7日、恒例の成人式を島原文化会館でことしも盛大に開催し、晴れて大人の仲間入りをした新成人の門出を祝った。

今回の対象者は昭和61年度に生まれた人たちで、男性287人・女318人の計605人が出席。島原吹奏楽団による祝賀演奏のあと、厳かに式典が挙行された。

各地区代表の稲田さん(有明)、吉田さん(三会)、松岡さん(杉谷)、陶山さん(森岳)、伊藤さん(霊丘)、荒木さん(白山)、園田さん(安中)の7名に対し、吉岡市長から成年証書と記念品が贈られた。

吉岡市長は「成人おめでとう。皆さんそれぞれ、心新たに決意されていると思う。これから大人としての権利とともに責任を担うことになり、人生の中では耐え忍ばなければならない時もあるが、勇気と行動力をもって夢の実現を目指し、立派な社会人になられるよう期待している。合併した郷土の発展には、皆さんの英知が不可欠。熱い郷土愛と柔軟な発想により、郷土の限りない繁栄・発展のため積極的に参加し、新しい風を吹き込んでください。洋々たる前途に向かって失敗を恐れず勇気をもって行動し、郷土を担ってほしい」と激励した。

安藤市議会議長の来賓祝辞などに続き、新成人代表の清島さん=森岳地区=の朗読にあわせ、全員で市民憲章を唱和した。

新成人代表の古川さん=白山地区=が盛大な式典に感謝しながら、「丁重なはなむけの言葉をいただき、成人した実感とともに身の引き締まる思い。まだまだ未熟だが、今まで許されていた甘えやわがままをなくし大人としての自覚と責任を持ち、地域・社会に貢献できるよう精進したい。未来への希望と喜び、不安に満ちているが、これまで支えてくださった皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、勇気をもって一歩一歩、自分の力で進んでいくことを誓う」と謝辞を述べ、"20歳の決意"を表明した。

[2007/01/10:島原新聞]

 
子どもを信じることが大事 - 新成人 晴れの門出を前に -

きょう7日開催される島原市成人式を前に「市長と新成人者との座談会」が5日、有明総合文化会館で開かれ、晴れて大人の仲間入りした若人たちが将来の夢や抱負、郷土の未来などについて吉岡市長と語り合った。

出席したのは市内7地区出身の学生や社会人ら計14名。吉岡市長は「成人おめでとう。晴れて大人の仲間入りした皆さんと膝を交えながら、島原をこれからどのようにすれば良いか、島原の良いところや足りないところなどをそれぞれの立場で教えてほしい」と呼びかけた。

20歳の感想などを交えて自己紹介したあと、懇談。島原の良いところでは「豊かな自然があり、水がきれい」、「静か」、「ゆっくりとなごめる」などの声が上がった一方、足りないところでは「交通の便が悪い」、「街灯が少なく安心して夜歩けない」、「文化のまち、豊かな農業をもっとアピールすべき」、「市のホームページの充実を」、「企業が少ないため若者が流出し、それが少子化にもつながっているのでは」など厳しい指摘や要望があった。

保育士や教職員を目指す若者も多く、話題はいじめや自殺問題などにも及び、吉岡市長は「教育の原点は台所にあり、家庭教育が大事だ」と持論を展開。新成人からは「自分の子どもを信じることは大事だが、言うことを鵜呑みにするのではなく子どもをよく見ることや、先生とのコミュニケーションが大切だ。何か起きるとすべて学校に責任を負わせようとするのも問題では?」などという意見も出た。

吉岡市長はいよいよことし本番を迎える火山都市国際会議島原大会など郷土の近況を紹介。最後に新成人がそれぞれ夢や抱負などを語り、晴れの門出を機に決意を新たにした。

[2007/01/07:島原新聞]

 
防人として決意新たに - 盛大!!島原市消防団出初式 -

郷土の新春を飾る「平成十九年島原市消防出初式」が6日、島原文化会館を主会場にことしも盛大に挙行された。

同館大ホールで行われた式典には、吉岡市長や市消防団の本多慶次団長をはじめ団員670人、消防署員38人、婦人防火クラブのメンバーのほか、来賓として田中裕司副知事や田中實・県消防協会副会長らが出席した。

吉岡市長は「防災施設の整備により地域の安全性は着実に高まったが、国内外で災害は多様化・大規模化しており、地震・火山列島のわが国ではいつ起きてもおかしくない。今後も防災機関や市民と一体となり、災害に強い人づくり、まちづくりを進めたい。崇高な消防精神を発揮され、資質の向上と訓練に励み、精進を - 」などと式辞。

このあと消防庁長官、県知事、県消防協会長、市長、市消防団長からの各種表彰や感謝状の授与式が行われ、引き続き田中副知事ら来賓四氏が祝辞を述べた。

受賞者を代表して消防庁長官表彰(退職団員感謝状二号報償)に輝いた元市消防団本部副団長の森川和則氏が「表彰の栄誉に浴し、身に余る光栄。我々は与えられた職務を遂行しただけで、在職中はむしろ努力が足りなかったと恐縮している。本日の感激を肝に銘じ、消防の発展に微力ながら努力する」と謝辞。

最後に本多団長が「今次(普賢岳噴火)災害でかけがえのない12名の同胞が尊い人命をもって示した消防団精神を忘れることなく、より一層発展させることが我々の使命。揺るぎない団結とみなぎる消防精神をもって、地域住民が安全に安心して暮らせるよう、さらに精進する覚悟。本市の無火災、無災害、無事故のため、団員ともども地域防災の防人としてたゆまぬ努力を誓う」と決意を新たにした。

式典終了後、会場を白土湖通りに移し、車両32台と消防団員らによる分列行進及び観閲が行われ、威風堂々とした勇姿を披露。最後に恒例の放水訓練が同湖周辺で繰り広げられ、初春の空に向け放水の弧を描き、ことし一年の無火災・無災害を祈った。

[2007/01/07:島原新聞]

 
1人あたり約14通 - 元旦の年賀状配達 - 【動画あり】

元旦早朝、島原郵便局(小谷学局長)は新年のあいさつを告げる年賀状の配達式を行った。

午前7時半から式がスタート。小谷局長が「新年の幕開け。明るく元気よく、笑顔を忘れずにお客様から信頼される職場づくりに専念して下さい」とあいさつをし、職員やアルバイト約40人が年賀状を詰めたバッグを積んだバイクや自転車に乗り、一斉に島原市内に繰り出した。

今年市内に配達した枚数は、前年比95.72%の約69万4千通。1人あたり約14通、1世帯あたり約38通。全国では約19億1900万通、本県内では約2190万通が届けられた。

[2007/01/06:島原新聞]



[2007/01/04:しまばらNOW]

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風邪ひかぬよう元気に - 園児ら寒中水泳に挑戦 - 【動画あり】

島原市宮の町の猛島海岸で5日、同市新山二丁目のわかくさ保育園(池田公園長)の園児26人と学童保育に通う小学1 - 6年生18人が寒中水泳に挑み、ことし一年の健康を願った。

年初めに寒さのなかで心身を鍛えるとともにチャレンジ精神を養ってもらおうと、2005年1月から実施している「極寒体験」。子どもらは猛島神社で「何でも言うことを聞く」などと新年の約束ごとを誓ったあと、軽い体操とジョギングをして準備を整え、いざ海岸へ。

この日は外気温、水温ともに12度とやや暖かい日和。だが海岸沿いに吹きつける風に耐えきれずブルブルと震える水着姿の子どもら。意を決して海に向かうと、「冷たい」などと悲鳴をあげながら、波打ち際で足だけつけてすぐに引き返したり、ざぶざぶと入っていって気持ちよさそうに泳いだり。

肩まで入って寒そうにしていた島原三小4年の城谷君(10)は「風邪をひかないように健康に過ごしたい」とニッコリ。浜辺では同園の手伝いをしているお年寄りがたき火とアツアツのぜんざいを準備し、海から上がった子どもらがタオルにくるまって、ぜんざいを食べたりして体を温めていた。

[2007/01/06:島原新聞]



[2007/01/05:しまばらNOW]

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