「燈火は消えず」の記念碑 - 島原工高が電子工学情報技術を閉科 -
島原工高の電子工学、情報技術両科の閉科式典が27日にあり、最後の卒業生となる電子工学科3年生39人と情報技術科3年生35人がOBらとともに、「燈火は消えず」と明記した記念碑の除幕をするなど別れを惜しんだ。 電子工学科は昭和38年4月の開校以来、情報技術科は平成3年4月に新設され、技術や資格習得のための学び舎となっていたが、3月で2つの科が閉じられ、その役目は平成14年度開設の電気科に引き継がれることに。卒業生は最後の3年生を含め電子工学科2,751人、情報技術科523人にのぼり、OBらは国内外で技術者などとして活躍している。 式典には育友会会長の柴田和彦さん、同窓会会長の古瀬和彦さん(電子工学科1回生)、第9代校長の大町兼男さんらが出席。両科代表の北島宏一郎教諭は「巣晴らしい実績を残した両科の精神は石碑に刻まれ、電気科に引き継がれてゆくだろう」、田中正道校長は「最後の卒業生の君たちの思いは継承されてゆく。本校の卒業生として誇りをもって社会に羽ばたいて」とあいさつ。 同窓会事務局長の杉本伸一さん(電子工学科3回生)は「OBにとって心の拠りどころがなくなるのは寂しいが、さらなる発展を願いたい」、開校当時に勤めていた元教員、堤内信人さんも「各地で活躍している先輩に続いて母校の伝統を守り、活躍してほしい」とエール。 生徒代表の望月治君(電子工学科3年)は「OBの皆さんが築きあげた伝統を守り、校訓『剛・創・和』のもと最後の卒業生として勉学に励んできた。式典は最後の最高の思い出。両科の伝統が電気科に引き継がれてゆくことを願いたい」と決意をあらたに。 生徒代表2人が両科の旗を田中校長に返還し、敷地内に設置した同窓会、育友会寄贈の記念碑を除幕。碑には、半島に明かりを照らし続けた意味の「燈火」と、電気科に引き継ぐ意味を込めた「消えず」の言葉が - 。生徒らはその言葉を胸に刻み、一本締めをして学び舎との別れを喫した。 [2007/02/28:島原新聞] ラベル: 島原市
結成25周年 - 口加ライオンズクラブ -
口加ライオンズクラブ(会長=大村政勝氏・会員=39名)は、山根ガバナーをはじめ県下各地のブラザークラブなどから多数の参加者を迎え、25日午前11時から加津佐町商工会館で、「結成の15周年記念式典」を盛大に挙げた。 同クラブは昭和57年、有家・西有家ライオンズクラブのスポンサーにより、県下で39番目のクラブとして結成。「We Serve - 育て 心やさしく たくましく」をモットーに、献血献眼活動、視力ファーストIIに取り組むほか、少年育成事業に力を入れ、YE派遣の受け入れ、少年(中学生)の主張弁論大会、少年ソフトボール大会などを毎年開いている。 このほか記念事業として、青少年健全育成標語塔の設置、加津佐中学校吹奏楽部への助成などをした。大会実行委員長は濱美智広氏が務めた。 [2007/02/28:島原新聞] ラベル: 南島原市
提言 - 7項目・具体策も - 雲仙市男女共同参画懇話会 -
雲仙市の男女の市民が平等な立場で個性や能力を発揮できる市を築くために話し合ってきた市男女共同参画懇話会(村嶋展子座長、委員8人)が23日、奥村市長に提言書を提出した。 県男女共同参画アドバイザーなどの市内外の委員が昨年10月から今年2月まで4回の会合において、「市における男女共同参画社会を実現するために解決すべき問題点」について地域社会、家庭、職場、教育などについて協議し、その解決策を見出してきた。 提言書は▽根強い男女間のしきたりなどを見直し性別を問わずに互いを尊重する社会づくり▽男女の均等な雇用機会の確保と、仕事と家庭を両立できる社会制度の確立▽幼い頃から固定的な社会通念にとらわれない男女平等教育を積極的に行う-など七項目について▽出産・育児・介護休業などを取得しやすい環境づくり▽学校教育における人権尊重や男女共同参画の視点に立った指導の充実-など19の具体策を示したもの。 提言書を踏まえ市では2007年度中に事業の基本となる計画書を作成し、男女共同参画社会の実現を図る。奥村市長は「市民総参加のまちづくりを目指すにあたり、男女共同参画の理念が浸透してゆくことが必要。提言を尊重し、さまざまな視点から取り組みたい」と述べた。 ほかの委員は次の通り。(敬称略) 山口陽子(県男女共同参画推進員)、松永勇(市教育委員)、渡辺寿子(市人権擁護委員)、瑞穂真爾(市保護司)、増田安洋(市認定農業者連絡協議会副会長)、七條由紀子(市観光協議会)、松藤マス(市食生活改善推進員連絡協議会) [2007/02/27:島原新聞] ラベル: 雲仙市
福岡と鳥栖が勝利 - がまだすリーグ3日目 -
九州を拠点に活躍するサッカーJリーグチームなどによる「島原がまだすリーグ2007」(同リーグ開催実行委主催)は大会3日目の24日、大分トリニータ(J1)とアビスパ福岡(J2)が島原市営陸上競技場で対戦し、福岡が1-0で勝利を収めた。 昨年J1で8位の成績を残し、シャムスカ監督のもとでさらにことしはレベルアップを狙い、世界に通用するクラブを目指す大分。対する福岡は昨年のJ1・J2入れ替え戦で敗れた悔しさをバネにことしは心機一転、元ドイツ代表のピエール・リトバルスキー氏を監督に迎え、J1復帰を目指している。 試合は前半、両チームとも決定的なチャンスを逃し0-0だったが、後半開始早々、福岡はFW・林祐征選手のシュートで先制。その後も一進一退の攻防を続け、福岡が1-0で勝利を手にした。 気温は低かったが天候に恵まれたため、スタンドには多くのファンが詰め掛け観戦。スピードとパワーに満ちたプロの高度なプレーを満喫した。 これに先立って行われたサガン鳥栖U14-島原選抜U14の試合は、鳥栖が3-0で島原選抜を破った。 最終日のきょう25日は、大分トリニータ-福岡大学が午後2時キックオフ。これに先立ち午前10時から、サガン鳥栖U14-島原選抜U14の2試合目も行われる。 [2007/02/25:島原新聞] ラベル: 島原市
高橋さんに瓢風賞 - ありまひょうたん展 -
カラフルな色彩のしま模様が美しい瓢箪(ひょうたん)工芸約500点が揃った有馬愛瓢会(小松茂延会長)の第9回ありまひょうたん展が24日、南島原市北有馬町のピロティー文化センターで始まった。きょう25日の午後3時まで。 旧口之津署に赴任していた福本和男さんに同署西正寺駐在所の井手範夫さんらが師事し、地域住民らとの交流の場として平成10年10月に開いた「ふれあい瓢箪展」が始まり。会員九人で平成11年1月に発足した愛瓢会は現在、井手さんを名誉会長に島原半島内外の会員約50人の大所帯に。今回は南島原市や市教委、町文化協会の後援を得た。 重ね塗りで生まれた独特の色合いの瓢箪やランプシェード型瓢箪、成長過程で紐で縛っていくつものくびれをつくったものなど大小さまざまな作品がずらり。いずれも会員らの個性が光るものばかり。会員らの投票により最高の瓢風賞には高橋美知子さん、今回から設けた市長賞には小松茂延さん、教育長賞には木村粋子さんが選ばれた。ほかの賞は次の通り。(敬称略) △会長賞=石橋義栄 △奨励賞=伯川賢 △努力賞=松田英行 △金賞=西田仙市 △銀賞=円口政子 △銅賞=松木文俊 △技能賞=森田一成 △アイデア賞=中村政信 △有馬瓢箪賞=飛永喜美子 [2007/02/25:島原新聞] ラベル: 南島原市
4月から活動を開始 - 南島原市シルバー人材センター - 【動画あり】
南島原市シルバー人材センターの設立総会が22日に布津町世紀の泉で開かれ、本年度内に認可申請などを経て社団法人化を図り、今年4月1日からの活動を目指すことになった。 これまで深江、布津、西有家町に任意団体のシルバー人材センターはあったが、深江-加津佐町まで市全体の組織をつくり、高年齢の市民らの就業支援を通じて長年培ってきた能力をいかし、活力ある地域社会づくりに貢献することに。会員数は219人。事務所は布津町乙の保健福祉センター湯楽里(ゆらり)内に置く。 設立総会には会員や来賓ら約140人が出席。組織体制の強化や会員の拡大などの平成19年度および平成20年度の事業計画などを承認。平成19年度予算は市補助金400万円などを含め約4,180万円を計上し、うち受託事業収入は3,350万円を見込む。 松島市長は「高齢化率が高まっているなか、地域社会の活力として皆さんの役割は重要になるはず。シルバー人材センターが掲げる自主・自立、協働・共助の精神で発展してゆくことを期待したい」と祝辞。初代理事長に選ばれた横田繁春さん(深江町丙)は「皆さんのご支援をいただき、職務にまい進したい」などと述べた。 ほかの役員は次の通り。(敬称略) △副理事長=田中照身(布津町)、居原重雄(有家町) △事務局長=太田剛司(深江町) △監事=宮本昭(布津町)、青嶋弘(有家町) [2007/02/24:島原新聞] [しまばらNOW:2007/02/27放送] ラベル: 南島原市
土偶5個、住居址28棟出土 - 縄文後期の小原下遺跡で -
掌に乗るほどの小さな土の人形?顔も手も足も欠けているが、胴体部には確かに2個の乳房と丸い腹部の真中にはお臍(へそ)、尻の出っ張りも細工されていて、それが「女性」であると判る! 縄文時代の、おもに中期以降の遺跡から出土するこの土製品は「土偶(どぐう)」と称されるもので、一般には「豊穣(ほうじょう)、多産などを祈る祭祀に使用された」とされ、その分布は従来「東日本に多かった」。 ところが九州は島原半島、島原市有明町の小原下遺跡でこのほど、土偶が5個も出土。あわせて、わずか3,000平方メートルほどの調査地内から28基の竪穴(たてあな)住居跡がまとまって見つかった。 小原下遺跡の発見は、昭和41年(1966)にさかのぼる。「縄文時代後期の西平式土器から、御領式土器の包蔵地」とされ、特異的には鉄滓(てっさい)を伴う「炉状」遺構の出土があり、縄文時代晩期の製鉄遺構ではないかと考古学界に「重要な問題」を提起した。 今回、(株)東洋機工製作所・島原工場の移転に伴い、昨年9月から発掘調査が実施され、同遺跡が県内はもとより全国的にも稀な「縄文時代後期(約3,500年前)の集落跡である」ことが判明した。 発掘を担当している市教育委員会によると、「住居址」は、土面を掘り込んでこしらえた「竪穴住居」、もしくはそれと考えられるもので、大きさは平均して縦横が8mと5mの隅丸長方形をなしている。「県内で同時代の住居跡は数軒確認されているものの、"集落"と思われる多数の住居跡がまとまって確認されたのは初めて」。 一方、「土偶」は、明らかに人物とわかるものが3点、ほかに「円形のもの」が2点出土。これも県内では十数点ほどしか発見されていないので、一箇所から5個出土したのは珍しい。 有明町では、縄文時代後~晩期の土器焼成工房とされる遺跡が大野原で確認されている。今回、小原下遺跡から出土した多数の土器や石器も「(時代が)重なる」ものが多く、今後の整理・精査作業で両遺跡の関連も見えてくるものと思われる。 発掘調査は今月28日まで。25日(日)午後1時半から現地説明会がある。 [2007/02/24:島原新聞] ラベル: 島原市
相川工務店が優秀賞に - 「ながさ木の家」づくりで -
地元産の木材を使った住宅づくりに取り組む「雲仙・ながさ木の家づくりの会」(内島範喜会長)の(有)相川工務店(相川重勝代表・南島原市西有家町)が「ながさ木の家」づくりコンクールで優秀賞に輝いた。 県内に13あるグループと関係団体でつくる「ながさ木の家」づくり推進連絡協議会(宮副政光会長)が県民の住まいづくりに役立ててもらうことなどを目的に、県産材のよさをいかすための知恵や工夫、愛着が感じられるような「ながさ木の家」を募集したもので、県産材の使用量が30%以上などの木造戸建住宅を対象にした。 応募のあった23点のうち、▽ライフスタイルに適した機能をもつか▽木の良さをいかした機能を有するか-などの点から審査され、優秀賞3点と新生産流通賞3点が選ばれ、20日に長崎市で表彰式があった。 [2007/02/23:島原新聞] ラベル: 島原半島
島原市交通安全母の会連合会 - 県知事表彰に 口加高校東村さんも教育長賞 -
島原市交通安全母の会連合会(上田すず子会長、会員4,976人)が交通安全功労者として県知事表彰(団体)を受けた。 同連合会は1980年12月に設立し、地区ごとに保育園や高齢者福祉施設を訪問するなどして体験型交通安全講習会などの活動を展開。現在は旧市の婦人会と小中学校PTAなどと有明町婦人会で構成されているが、新年度からは有明町内の小中学校PTAも網羅して拡充を図るという。 20日、上田会長が市役所を訪れて吉岡市長に報告した。上田会長は「表彰は行政や警察署、会員の皆さんのおかげ。これからも地道な活動を続けてゆきたい」と表彰を喜び、吉岡市長は「長年の活動のたまものであり、今後も頑張ってもらいたい」などと称えた。 同表彰は交通安全活動を五年以上続けている個人や団体を対象にしたもので、今回は2個人、1団体などが受けた。16日に長崎市であった第40回県交通安全推進県民協議会の総会の席上で表彰式があり、島原半島関係ではほかに口加高3年の東村さんが交通安全図画・作文コンクールで教育長賞(優秀)に輝いた。 [2007/02/22:島原新聞] ラベル: 南島原市, 島原市
ふれあいの旅で島原へ - 兵庫県老人クラブ連合会 -
兵庫県老人クラブ連合会(山田正男会長)が21日に島原市を訪れ、市老人クラブ連合会(橋本健士会長)と交流を図った。阪神・淡路大震災と雲仙・普賢岳噴火災害を経験した両者は被災経験と老人クラブのあり方について語り合った。 兵庫県老連が全国の老人クラブと交流を図ろうと企画した「ふれあいの旅」の第1回目として被災地の島原を訪問したもので、熊本、長崎両県を巡る2泊3日の日程において島原半島では雲仙市の有明ホテルに宿泊し、南島原市のみずなし本陣ふかえや島原市の雲仙岳災害記念館を見学した。 同記念館のセミナー室であった懇話会には山田会長ら17人と橋本会長ら九人が参加。配布された大震災や噴火災害の資料を見ながら、双方ともに災害や復興の状況、災害時に寄せられた義援金などの支援に対する感謝の気持ちを語り合ったほか、会員獲得や活動の充実など老人クラブ運営についても活発に意見交換。 橋本会長は歓迎の言葉とともに「双方とも災害を経験したことに何かしらの因縁を感じる。災害で得たことをいかしてゆき、老クの発展につながれば」などと述べ、今年11月に開催される火山都市国際会議島原大会もPR。 山田会長は「山から流れ出た土砂を見て自然災害の脅威を痛感した。ふれあいの旅の1回目として被災地の島原を選んだが、温かい歓迎に感謝したい」などと語っていた。 [2007/02/22:島原新聞] ラベル: 島原市
クイズを解きながら - 入学を前に交通安全教室 -
小学校入学を控えた園児を対象にした三世代ふれあい交通安全教室が20日、島原市有明町湯江の東向保育園(園田まみ子園長、59人)であり、六歳児ら14人と母親など計約70人が参加し、通学路を想定したコースでウォークラリーを楽しみながら交通ルールについて学んだ。 道路を歩きながら実践的に交通安全について学んでもらい入学後の登下校時の安全面を備えてもらおうと、市交通安全母の会連合会(上田すず子会長)が毎年この時期に開催。上田会長が「クイズを解きながら交通安全をお勉強してね」と呼びかけたあと、園児は母親役と祖母役の会員らと3人1組になって、てくてくと歩きながら園をスタート。 国道251号の交差点や湯江漁協などを経て園に戻るコース上には10カ所のポイントを設置し、園児らは「家などから道路に出る際は一回止まって左右の安全を確認する」、「狭い路側帯では一列になって歩く」などの○×クイズに頭をひねりながら解答したり、市災害対策課職員らが扮した「不審者」の誘いを母親役らのアドバイスで交わしたりしながら、右側通行や一時停止などのルールをしっかり頭に入れていった。 [2007/02/21:島原新聞] ラベル: 島原市
車に絵本を550冊 - 本とあそぼう全国訪問おはなし隊 親子のふれあいをより深く -
キャラバンカーにたくさんの絵本を積んだ(株)講談社(本社・東京)の巡回読書推進事業「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」が17日、島原市有明図書館に登場し、親子らが思い思いの本を広げ本の世界を楽しんだ。 全国47都道府県の保育園や図書館などを1カ月単位で巡り、積載した絵本を自由に読んでもらうとともに各地のボランティアによる読み聞かせも実施。子どもに絵本との出会いの場を提供することで全国に読み聞かせの輪を広げ、保護者らにも本の魅力を感じてもらおうと、講談社90周年記念事業として1999年7月にスタートした。 車に積んだ絵本は550冊。子どもらは好きな本を持ってきてお母さんのひざの上で夢中になって読みふけったり、地元ボランティア「こんね」による絵本の読み聞かせに熱心に聞き入ったり。おはなし隊の隊長、浦野和美さんは「本に親しむ時間を共有することで親子のふれあいがより深まることを願いたい」と話した。 2月中は県内36カ所を訪問し、島原半島関係では雲仙市図書館(国見町文化会館内、25日午後2時半)など計8カ所を巡回。19日には島原市上新丁2丁目のひかわ第一幼稚園(相川雅則園長)も訪れ、園児ら約100人が思い思いの本を広げたり、絵本や紙芝居の読み聞かせを楽しんだりしていた。 [2007/02/21:島原新聞] ラベル: 島原市
家族連れで大にぎわい - 本多君や浦上さんなどを表彰 - 【動画あり】
「みんな いきいき 島原っ子」をテーマに、子どもらが中心となって企画・運営するイベント第8回島原子どもフェスティバル(同実行委員会主催)が18日、島原文化会館を主会場に開かれ、時折降る小雨のなか、多くの家族らが各種イベントを楽しんだ。 子どもの体験活動の振興を図る取り組みのすそ野を広げ、子どもらと交流を図ることで自主性や協調性、主体性などを養うのが目的。公募した小学生から高校生まで子どもスタッフ約120人に大人スタッフ約50人が協力して昨年秋から準備を進めてきた。 オープニングセレモニーでは、西田正剛実行委員長と運営委員長の上田隆也君(島原工高3年)が「子どもたちが自ら考え行動にし、実現させたもの。子どもの頑張りを見ながら楽しんでほしい」などとあいさつしたあと、テーマを考案した本多正龍君(大三東小5年)やキャラクター発案者の浦上翔子さん(島原一小6年)などを表彰した。 会場には消防はしご車の試乗体験や手づくりのお化け屋敷、迷路、島原農高の飼育動物とふれあう「動物園」などの体験プログラムをはじめ、アツアツのカレーやうどん、お菓子などを販売する食べ物コーナーがずらり。訪れた家族連れは思い思いの遊びを選んで楽しみ、子どもによる手づくりイベントづくしの半日を過ごしていた。 [2007/02/20:島原新聞] [しまばらNOW:2007/02/21放送] ラベル: 島原市
「自治公民館」は - 地域を育てる学校 -
第1回雲仙市公民館大会が17日午後1時半から愛野町公民館で開かれ、自治公民館長や公民館運営審議委員など約150名が参加して、住みよい地域づくりの拠点である自治公民館の運営や活動について研修した。 尾崎フジさん(吾妻町)と山下一利さん(千々石町)が事例を発表したあと、長崎大学生涯学習教育研究センター助教授新田照夫氏の「地域活性化と自治公民館」と題する講演があり、「自治公民館は地域を育てる学校であり、皆さんが子どもたちをしつけ、連帯意識をもって文化を伝えていってほしい」と呼びかけた。 [2007/02/20:島原新聞] ラベル: 雲仙市
力作約300点を展示 - オリジナル性があればもっと、島原市中学校美術展 -
島原市内の中学生の優秀な作品を集めた「第五十四回島原市中学校美術展」が17日、島原文化会館展示ホールで始まった。主催=市教委・市中学校教育研究会。 市内五中学校の生徒たちが授業で本年度中に作成した作品の中から選ばれたもの。絵画・版画・デザインの「平面の部」に206点、粘土・彫刻・工作・工芸の「立体の部」に82点の計292点を展示している。 平面の部では感想画や自画像、友人像の版画、郷土や環境美化、薬物乱用撲滅などをテーマにしたポスター、草花の精密描写、不思議な立体空間を表現したデザインなど。立体の部では手の表情を紙粘土で、木彫の額縁、割箸を材料にしたランプシェード、最近はやりのバードカービングのほか、思い出を表現した3年生の卒業制作の見事な工芸なども目を引く。 同研究会の柴崎澄保教諭(島原三中)は「それぞれ発達段階に応じた表現や工夫が各学校でなされている。作品がやや類型化する傾向にあり、オリジナル性があればもっと作品に深みが出てくるとは思われるが、少ない美術の授業の中でよく工夫されており素晴らしい」と話していた。 同美術展はきょう18日午後5時まで。多数の来場を呼びかけている。 [2007/02/18:島原新聞] ラベル: 島原市
ケーキづくりを楽しむ - 島原農高母親らと教室を開き -
島原農高で16日、保護者らを対象にしたケーキづくり教室が開かれ、母親など約20人が生徒らに教えてもらいながらチーズケーキづくりを楽しんだ。 生徒らが学校で習得した技術を通して、日ごろ世話になっている保護者への感謝の気持ちを示そうと、昨年度から卒業を控えたこの時期に保護者向け講習会を実施するように。 指導したのは佐藤圭太君ら食品科学科3年生1人。生徒が分かりやすく説明するなか、卵などを混ぜて生地やクリームづくりに挑戦し、なかには「教え方がうまいね」と生徒をほめるお母さんも。手際のよい母親らはおしゃべりを楽しみながらも、皿洗いもテキパキとやってのけ、片付いたテーブルでケーキが焼き上がるのを楽しみにして待った。 息子が今春卒業するという雲仙市吾妻町の洋ラン農家、立光美佐子さんは「生徒たちが的確に教えてくれたおかげで上手にできた。卒業しても、ここで学んだことを大いに発揮して立派な人生を歩んで」とエールを送っていた。 [2007/02/18:島原新聞] ラベル: 島原市
初日は雨の中で熱戦 - V・ファーレンが鳥取を下す、島原がまだすリーグ開幕 -
『九州を強くする、九州のプライド』--サッカーが盛んな島原市で17日、九州を拠点に活躍するJリーグや社会人チームなどを招いた「島原がまだすリーグ2007」が開幕した。初日は雨の中、JFL入りを目指す「V・ファーレン長崎」が格上の「ガイナーレ鳥取」(JFL)に挑み2-1と勝利を収め、地元ファンの熱い期待に応えた。 同リーグは、地域の活性化と青少年の健全育成を目的に「島原がまだすリーグ開催実行委員会」(会長=久部貞男島原商工会議所会頭)が昨年に引き続き開催したもの。 「子どもたちに夢と希望を与え、スポーツの楽しさを伝えたい」と、九州で育ったJリーグ「大分トリニータ」(J1)、「アビスパ福岡」(J2)、「サガン鳥栖」(同)の3チームに、ことしは地元の熱い期待を担う九州リーグの「V・ファーレン長崎」のほか、JFLの「ガイナーレ鳥取」、九州大学リーグの「福岡大学」が新たに参戦。ゲームは25日までの土・日曜日の4日間、いずれも同競技場で計4試合が予定されている。 初日はあいにくの雨にもかかわらず、スタンドには多くのファンが集まり観戦した。V・ファーレンとガイナーレ両チームを地元の子どもたちがエスコートし入場。両チームに花束が贈呈されたあと、吉岡市長も記念品を贈り歓迎した。 試合は前半10分、V・ファーレンのFW・福嶋洋選手が相手のパスミスの隙をついて右足でシュートし先制。果敢に攻撃を仕掛けるV・ファーレンはさらに後半3分、左コーナーキックからのチャンスを生かし、DF・大久保龍太選手が頭で合わせ追加点。30分にはガイナーレも1点を返したものの及ばず、V・ファーレンが2-1で勝利を収めた。 会場ではV・ファーレン長崎の定期発刊第一号となるオフィシャルマガジン「Vitoria(ヴィトーリア)」が観客に無料で配られた。きょう18日午後2時から行なわれるV・ファーレン長崎-サガン鳥栖戦でも配布される。 来週の試合は▽アビスパ福岡-大分トリニータ(24日14時・同競技場)▽大分トリニータ?福岡大学(25日14時・同競技場)を予定。 また、同リーグの併催イベントとして▽歓迎レセプション(23日19時・九十九ホテル)▽サガン鳥栖サッカー教室(18日10時・同競技場)▽サガン鳥栖U14?島原U14(24日10時・同競技場)▽同(25日10時・同競技場)のほか、開催日には会場の一角にJリーグチームのオフィシャルグッズ販売コーナーや地元特産品の販売コーナーも設けられている。観戦無料。多数の来場を呼びかけている。 [2007/02/18:島原新聞] ラベル: 島原市
素晴らしい作品ばかり - 国見で学童美術展覧会 -
第6回雲仙市・南島原市学童美術展覧会が16日、雲仙市の国見町文化会館まほろばで始まった。18日まで(午前9時~午後5時)。入場無料。 児童・生徒の図工・美術に対する関心を高めるとともに、教育者の連携を図ることで、感性豊かな情操教育の充実を図ることを目的に、同実行委員会(実行委員長=横田純一北串中校長)が主催。以前の島原半島学童美術展覧会から数えて6回目。 両市の小中学校62校から3,603点の応募があり、1,120点が入選。そのうち入賞作品92点を含め特選314点を展示。最高の島原半島学童美術展覧会大賞に輝いた野口君(多比良小2年)の作品は楽器を演奏する姿をダイナミックに描いたもので、同じく大賞の吉田さん(有家中3年)はチョウや花を巧みに描いた幻想的な作品に仕上げた。 ほかに国見町の特産品のイチゴや緑色の畑を描いた作品や相撲をとっている図柄、牛を描いたものなど、ふるさとの風景を描いた作品も。実行委員長の横田さんは「子どもたちが一生懸命に制作した作品ばかり。何かに打ち込んで取り組むのは素晴らしいことであり、自己表現力や精神面の向上につながるはず。その姿勢を感じとってもらえれば」と話していた。 最終日の午前11時からは、まほろば隣りの国見町農村環境改善センターで表彰式が行われる。 [2007/02/17:島原新聞] ラベル: 雲仙市
5階に逃げ遅れた患者が - 県立島原病院で消防訓練 -
島原市下川尻町の県立島原病院で16日、消防訓練が行われ、病院職員や島原地域広域市町村圏組合消防本部や島原消防署の署員ら約55人が参加し、患者の救助や消防署への通報などの訓練に取り組み非常事態に備えた。 訓練は四階病棟の一室が火元ととなり延焼し、5階に逃げ遅れた患者1人がいることを想定。看護師らが出火場所を発見して患者を避難誘導させ、消防署への通報や消火器による初期消火を実施するとともに、「火事です!」などと大声を出しながら他の病室を回って知らせ、寝たきりの患者をシーツで包んで看護師2人がかりで救出する場面も。 また、5階で逃げ遅れた患者は、院内に突入した消防署員らが避難誘導し、窓の外からはしご車に乗せて救出。病院北側玄関前に設置した指揮本部が消火、避難誘導活動を統括し、病院側と連携して訓練に取り組んでいた。 [2007/02/17:島原新聞] ラベル: 島原市
プルタブを回収して売り - あすなろが車イスと金一封 -
缶の飲み口についているふた(プルタブ)の回収換金事業などを続けている雲仙市吾妻町の任意団体「ボランティアあすなろ」(平井満代表、会員33人)が14日、同町の田川原、馬場両自治会に車イスを1台ずつ、市広報誌の音訳活動に取り組む同町のNPO(特定非営利活動団体)法人「ふれあいステーション」(高橋弘明理事長)に5万円を寄付した。 知的障害者のお手伝いをしようと、1996年1月に設立したあすなろは、知的障害者のためのボランティア活動や視覚障害者の白杖訓練などの生活訓練への送迎やサポート活動などを展開。アルミ空き缶回収事業には2004年度から取り組んでおり、これまでに町内の小中学校3校に1台ずつを寄贈したほか、ユニセフ子ども基金などへ金一封を寄付。2006年度は29万5,300個の空き缶を集め、19万2,000円に換金した。 この日、吾妻町ふるさと会館であった贈呈式で、平井代表が両自治会の木下義弘会長と金子達夫会長に車イスを、高橋理事長に目録を贈呈。高橋理事長は「日夜のご活動に感謝し、大切に使いたい」とお礼を述べ、音訳用録音機器の購入に活用することになり、車イスは公民館に備えて利用してもらうことに。平井代表は「これを機に若い人たちにもボランティア活動を理解してもらい、協力をお願いしたい」と語った。 車イス1台につき空き缶6万個が必要だという。回収に取り組んでいる一人、前田栄一さんは町内100カ所超のゴミステーションを車で回って早朝から夕方まで回収や分別に明け暮れたそうで、「集めた空き缶が役に立ち、美しいまちになることを願っている」と話していた。 [2007/02/16:島原新聞] ラベル: 雲仙市
一足早い春の香り - 九電がスズランを贈る - 【動画あり】
九電(株)島原営業所(所長=針尾忠男氏)は15日、島原半島内の福祉施設などにことしも可憐な花をつけたスズランを贈り、一足早い春の香りを届けた。 地域に密着した企業として魅力あるまちづくりに貢献するため、スポーツ・文化・ボランティアなど様々な活動を繰り広げている同社。スズランの寄贈もこの一環で昭和56年から行っている。 贈られたのはヨーロッパ原産のドイツスズラン。同社生物資源研究センター前原分場(福岡県前原市)で電熱温床栽培により約3か月早く開花させたものだ。「幸福」や「やさしさ」などを花言葉にもつスズランは、西洋では「五月の花」や「五月の小さい鐘」などと呼ばれ親しまれている春の花。 島原市役所には針尾所長らがスズラン3鉢を届けた。吉岡市長は「九電には普賢岳噴火災害でもたいへんお世話になっている。ことしも春の香りをありがとう」と感謝。針尾所長は「これからも地域とともに取り組んでいきたい」と語った。贈られたスズランは可憐な白い花をつけ、ほのかに甘い香りを漂わせている。市では庁舎玄関ロビーなどに飾り、市民らに楽しんでもらう。 同営業所ではきょう16日までに島原半島内の自治体や福祉施設など17か所に計43鉢を届ける予定。 [2007/02/16:島原新聞] [しまばらNOW:2007/02/15放送] ラベル: 島原市
深夜、早朝でも心配無用 - 近所の薬屋さんが相談に -
深夜や早朝に急に具合が悪くなったりしても、日ごろ利用している身近な「近所のお薬屋さん」が相談にのってくれることに - 。島原薬剤師会(田口守会長)と県薬種商協会島原支部(井村成俊支部長)が15日から「深夜・早朝における一般用医薬品の供給体制と医薬品の相談対応」について組織的に取り組むことになった。 地域住民のニーズに応えるよう厚生労働省の要請を受けて県下各地区で実施される取り組みで、深夜や早朝においても薬剤師などの専門家による相談や適切な管理により安全性を確保し、一般医薬品の供給体制を整備すべきとの観点から。参加薬局、薬店は両団体に加盟する島原市22、南島原市15、雲仙市17の計54店。 薬を常用する高齢者らが不調を訴えた場合など、かかりつけの薬局、薬店が時間に関わらず相談に応じたり、薬局などの横のつながりを活用して他店を紹介したりするほか、医薬品のみでは不十分とされる症状については救急病院への受診を勧めるなどの対応をする。 島原薬剤師会の織田康男副会長によれば、取り組みは「地域的に以前から個店で応じていたこと」だそうだが、今回から組織的に実施することに。「お気軽にご利用を。まずは、かかりつけの薬局、薬店へご連絡を」と話している。参加薬局、薬店の店舗名と電話番号を掲載したチラシ3万枚を作成し、各店や公共施設、医療機関などで配って啓発を図る。問い合わせは島原薬剤師会(TEL:65-0301)へ。 [2007/02/15:島原新聞] ラベル: 島原半島
50チームが力自慢 - 熱戦!!南島原綱引き大会 - 【動画あり】
「平成の大合併」で誕生した南島原市の第一回綱引き大会(同市綱引き実行委員会主催)が11日、深江体育館で行われ、市民らがマッスルパワーを競い交流した。 チームは監督・マネージャーと選手10人の計12人で編成し、試合には選手8人が出場。小学生25、一般男女混合9、一般16の計50チーム、総勢約600人が参加して熱戦を繰り広げた。 開会式で松島市長は「勝敗を決する競技だが、同じ市民となった仲間同士が一本の綱で結ばれる "絆" づくりの大会になるよう期待している」などとあいさつ。一般の部の「なんちゃってクロネコ」チームの森山文男さんが選手宣誓し開幕した。 競技は各部門で予選のあと、上位チームによる決勝や決勝トーナメントが行われ、熱戦を展開。それぞれ戦法を工夫し、息を合わせて引き合い、力を競った。各部の上位三位に表彰状と副賞(賞金・商品等)が贈られた。成績は次の通り。 △小学生の部=1.大野木場パワフル6年 2.龍石小シャ・ロン 3.小林小6年 △一般男女混合の部=1.ファミリー6 2.陸の井川組 3.慈恩寺体推協 △一般の部=1.見岳TC 1.青かてんげ玉子 2.深江幼稚園オヤジの会 [2007/02/15:島原新聞] [2007/02/13:しまばらNOW] ラベル: 南島原市
教育研究論文で佳作に - 津波見小の田中茂樹教諭 -
本年度教育論文受賞者がこのほど決まり、南島原市・津波見小の田中茂樹教諭の「生き生きと主体的に話し合う子どもの育成~小規模校における学級活動(話し合い活動)を通して~」が佳作に選ばれた。 教育研究活動の奨励と向上を図るため県内の教職員から公募した教育論文の優秀作品を表彰し、本県教育のいっそうの充実を図るもので、昭和32年度から始まり、今回で50回目。 応募のあった34点のうち最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作3点を選んだ。表彰式は23日に県総合福祉センターである県内教育研究所連盟教育フォーラムにおいて実施される。 [2007/02/14:島原新聞] ラベル: 南島原市
雲仙灯りの花ぼうろ - 毎週土曜夜は花火の宴も -
雲仙市小浜町の雲仙温泉街で9日、冬の風物詩「花ぼうろ」(霧氷)をイメージしたイベント「雲仙灯りの花ぼうろ2007」(同実行委員会主催)が開幕。国道57号沿いなどに霧氷をほうふつとさせる雪の結晶型イルミネーションが、木々の枝には青色LED(発光ダイオード)が輝き、温泉街を彩る。 雲仙の魅力を発信し、にぎわいの場をつくろうと、春の花祭UNZENや秋のお山の文化祭など四季折々のイベントを展開しており、花ぼうろは2005年から3回目。温泉街の随所に雲仙・普賢岳噴火を題材にした絵本「くろい山」を動物型イルミネーションで表現した「光の童話」やキャンドルライトの「灯りの散歩道」などが登場し、10日から毎週土曜日夜には「花ぼうろ花火の宴」と題して打ち上げ花火も繰り広げられる。 初日夜に雲仙観光協会前であった点灯式で、同実行委会長の宮崎高幸雲仙観光協会会長が「雲仙の冬を彩るこのイベントが訪れた人に感動を与え、雲仙ファンやリピーターとなってもらえれば」とあいさつをし、県島原振興局の酒井好局長が「雲仙の魅力がより広がることを願いたい」と祝辞。関係者ら8人がスイッチを押すと電飾が一斉に点灯。濃い霧のなかに、ぼんやりとイルミネーションが灯る幻想的な景色に包まれ、宿泊客らを魅了していた。 イベントは24日まで。イルミネーションの点灯は午後5時~午後10時。屋台で温かい料理を出す「アツアツおもてなし料理」や雲仙ビードロ美術館では西洋ランプなどを集めた「雲仙灯りの花ぼうろ展」なども。問い合わせは同実行委(雲仙観光協会内TEL:73-2233)へ。 [2007/02/11:島原新聞] ラベル: 雲仙市
万一の発生時に備え - 鳥インフルエンザ対策 -
宮崎県などで高病原性鳥インフルエンザが発生するなか、島原半島内の関係機関でつくる島原食品安全・安心地方推進会議(会長=酒井好県島原振興局長)は9日、「島原半島における高病原性鳥インフルエンザ発生時対応マニュアル」を策定し、危機管理体制を整えた。 県内で鳥インフルが発生した場合に養鶏産業の被害を最小限に抑え、県民の健康被害などを取り除くことなどを目的に昨年1月に県が「県高病原性鳥インフルエンザ発生時対応マニュアル」を策定したことを受け、地域ごとにマニュアルの策定が進められているもの。 県島原振興局であった会合には県食品安全推進室や県南保健所、県南家畜保健衛生所など関係機関から14人が出席。鳥インフル発生から「終息宣言」までの流れに沿って、情報収集や検査、鳥の移動禁止や感染鳥の殺処分などの防疫、接触した人などの健康管理、風評被害など各種対策や、対策に必要な職員の動員体制など関係機関の連携について話し合い、全会一致でマニュアル策定を承認した。 なお半島は採卵鶏49戸計127万羽、肉用鶏33戸計百31万羽と、県内の養鶏業者の5割超を占める過密地域。酒井局長は「本県では発生していないが、油断はできない。万が一の発生時に対応できるよう連携を図りましょう」などと呼びかけていた。 16日には県南保健所で国や市、医師会、消防、警察などを対象にした説明会を開き、危機管理体制に関する意識の共有を図ることにしている。 [2007/02/11:島原新聞] ラベル: 島原半島
新作県特産品で最優秀賞に - 野菜入りウィンナーシリーズ -
第38回県特産品新作展審査会が8日に開かれ、農林加工・水産加工部門で「がまだす島原じげもん本舗 野菜入りウィンナーシリーズ」(がまだす島原じげもん会)が最優秀賞に輝き、菓子類など部門で「温泉レモネード」(雲仙旅館ホテル協同組合)が奨励賞に選ばれた。 創意工夫にあふれた新しい商品を集めて県民に紹介するとともに、優れたものを顕彰することで県内の事業者の開発意欲を促進し、ふるさとの産業の振興につなげることを目的とした同審査会には73点の応募があり、2部門で最優秀賞や優秀賞などを選んだ。 最優秀賞のウィンナーシリーズは、地域ぐるみの取り組みにより開発された商品。講評によると、島原半島でとれた野菜と専用飼育による豚肉、無薬飼料飼育鶏の雲仙しまばら鶏肉、有機栽培によるタマネギや黒ごまなど安全・安心へのこだわりとおいしさが評価されたという。 表彰式は4月11日にあり、一般公開は長崎市の浜屋百貨店で11~17日にある「春の県物産まつり」の会場で。 [2007/02/10:島原新聞] ラベル: 島原半島
5万市民の道しるべ - 雲仙市が市民憲章を制定 -
「平成の大合併」で誕生した「雲仙市」は9日、新市のシンボルとなる市民憲章を1日付で制定したと発表した。合併の実現から1年4か月、雲仙5万市民の "道しるべ" がここに定まった。 市としての理念やまちづくりの方向性を明らかにし、市民一人ひとりがまちづくりに主体的に関わっていくための目標となる同憲章。同市では快適で住みよいまちづくりを進めるうえで環境的な整備とあわせ精神的な指針となるもの、また世代を越えて共通認識が持てるもの、次世代まで継承できるものを求め、合併により誕生したまちの一体感の醸成が図れる新市のシンボルを目指してきた。 制定にあたっては市民の代表らで組織する起草委員会(松平泉委員長、委員9人)を設置し協議を重ね、まとめられた起草案はこのほど奥村市長に報告された。 制定した憲章は、郷土が誇る豊かな環境と歴史、市民の誇り、未来への誓いなどを前文で高らかに謳い上げ、自然と心、伝統と文化、思いやりと感謝、自然との調和と産業の発展、安心して暮らせる平和なまちづくり - の5箇条によりまちづくりの目標を掲げた。 起草案を尊重し制定した同市では「まちの一体感の醸成と市民のよりどころとなるよう起草した。起草委員会には本市のもつ色々な財産などをフレーズにして入れてもらったので素晴らしいものができた」(企画課)としている。 制定した憲章は奥村市長が3月定例会の施政方針で市議会に報告する予定。また、市内の各世帯や自治会に文書で配付するほか、市役所や各総合支所、各地区集会所などに掲示、各種行事等でこれから積極的に活用される。 雲仙市市民憲章美しい雲仙岳、恵み豊かな有明海と橘湾、悠久の歴史にはぐくまれた雲仙市。 わたしたちは、市民としての誇りと責任を持ち、互いに手をたずさえて、未来に羽ばたくまちを築きます。 一 水と緑を大切にし 心やすらぐまちを愛します 一 文化と伝統を生かし こころ豊かな人を育てます 一 思いやりと感謝の心で 笑顔の輪を広げます 一 人と自然を調和させ 活気あふれる産業の発展に努めます 一 きまりを守り 安心して暮らせる平和なまちをつくります ◇ ◇ なお、市民憲章起草委員会は次の皆さんが委員を務めた。(敬称略) △委員長=松平泉 △副委員長=藤澤順子 △委員=浜塚敏、平野昭太、竹下敦子、前田晴男、内藤輝美、渡邉いづみ、柴田安宣 [2007/02/10:島原新聞] - キーワード「雲仙市」に関する話題ラベル: 雲仙市
誰でもできる「心の働き」 - ボランティア入門講座 -
ながさきNPO大学「NPO・ボランティア入門講座」(主催=県民ボランティア活動支援センター、共催=島原市社会福祉協議会)が8日に島原市福祉センターで開催され、参加した市民ら20人がボランティアの心構えなどを学んだ。 ボランティア活動への参加を希望する人や活動初心者を対象に、NPO(特定非営利活動団体)やボランティアの基礎を学んだり、活動者などとの情報交換を行ったりすることで、活動への理解を深めてもらうことなどを目的に、長崎市など6カ所で開催。 県民ボランティア活動支援センター長の岩永秀徳氏が「NPO・ボランティア活動 初めての一歩~その意義と心構え~」と題して講義をし、「個人が発する『思い』に共感した他の人々が『共感』することで活動が広まるもの。ボランティアとは、誰でもどこでも、いつでもできる『心の働き』だ」などと紹介。 また、実践発表では島原市のNPO法人「島原普賢会」(代表=大町辰朗さん)と「湧水会クラブ」(代表=白石貞幸さん)が活動や感想などを発表。雲仙・普賢岳噴火災害時のまちづくり活動や北海道・有珠山噴火などでの被災地支援活動に取り組んできた大町さんは「実際に活動は素晴らしいが、仕事のために活動日が限られたり、個人の出費もあるなど資金面で苦しい面も。行政との協働も必要であり、いかに活動を継続させるか考えねばならない」などと、体験談を語っていた。 [2007/02/09:島原新聞] ラベル: 島原市
力作492点を一堂に - 「子ども県展」巡回展島原で始まる - 【動画あり】
子どもらの力作を集めた第52回県小・中学校児童生徒美術作品展「子ども県展」の巡回展が8日、島原文化会館で始まった。11日まで(午前9時 - 午後5時)。入場無料。 図工・美術への関心を高め、造形活動の活性化などを図る目的の同展には延べ925校から4万633点の応募があり、県知事賞などの特別賞63点や学校賞などを選出(受賞者は既報)。巡回展は4地区で開催され、島原半島唯一の会場となる島原展には特別賞を含め島原、雲仙、南島原市や近郊の小中学生の特選作品計492点を展示。 絵画、版画、デザイン、立体の4部門の作品はいずれも個性が輝くものばかり。県知事賞に輝いた小林磨依さん(多比良小6年)の絵画作品は神社を色彩豊かに描いたもので、西田亮太君(吉川小6年)の立体作品は、野球かソフトボールでベースにヘッドスライディングする走者とタッチして阻止しようとする野手の一瞬の動きが粘土でダイナミックに表現されている。 審査講評では、小学校低・中学年の絵画・版画作品は「一枚ずつに児童たちの素直な感動や夢などが感じとれる」、中学生の絵画・版画作品は「まじめにこつこつと描かれた作品が多く、好感をもてる」、中学生の立体作品は「意欲的に制作された作品が目立つ」などと、子どもらの創作意欲を称えている。 [2007/02/09:島原新聞] [2007/02/08:しまばらNOW] ラベル: 島原市
周遊型観光を目指し - 島原市が道案内社会実験 -
地域色豊かな通りの名称などを利用し周遊型観光を目指す島原市はあす9日から、路面などに設置した道案内用標示板による社会実験を始める。 島原城や武家屋敷、鯉の泳ぐまち周辺の道路や電柱に、通りの名称や位置番号などを表示したシールを40メートル間隔で設置し、観光客などへの道案内として役立てる取り組み。観光客の滞在時間や回遊性を高めるため、国交省の支援を受けて3月11日まで実施する。九州では長崎さるく博で実施したほか、福岡市天神、佐賀市、鹿児島市を含め5か所目。 路面標示板(電柱等への側面標示板の場合もある)は、滑り止め加工を施した縦約22センチ、横45~60センチのアルミ製シールで、計約170枚を街中に設置。これに対応した道案内マップ3,000部を作成した。 シールには島原駅や武家屋敷、アーケードなど周遊コースごと起点からの距離やマップに符合した番号、通りの名称を表示しており、初めて訪れた観光客でも快適に街歩きが楽しめるよう工夫されている。 事業費は610万円で国が全額支援。実験期間中に観光客へのヒアリング調査や地元の沿線町内会にアンケート調査を予定しており、結果は集約して国交省に報告する。同市では実験による効果の分析結果もとに今後、道案内の資料として活用する方針だ。 [2007/02/08:島原新聞] ラベル: 島原市
最優秀で県大会に出場 - 島原農高プロジェクト発表会 -
島原農高の2006年度校内プロジェクト発表会が6日に開かれ、食料や環境、文化・生活の3部門で8グループが研究成果を披露した結果、最優秀賞に輝いた「環境に優しい産業廃棄物"ゼロ"を目指した豆腐の研究」(田中雄祐君ら5人)など3グループが6月に西彼農高である農業クラブ県連大会に出場することになった。 生徒らがこの1年間に専門分野で自ら課題を追求し、実験などの研究を重ねてきた成果を発表する場。開会式で金子正司校長は「昨年度はその成果が特許取得に結びついた。長い時間をかけて研究を深め、さらなる精進を図ってほしい」などとあいさつ。 研究内容は▽生ゴミなどの有効活用法として炭や灰を活用した野菜栽培▽牛乳消費量の低下に鑑み消費者の視点に立った酪農経営▽個体数の少ない県在来馬の保存の取り組み?など。生徒らはグループごとに持ち時間10分を活用しパソコンやスクリーンを使って研究成果を発表していた。 ほかの成績は次の通り。(◎印は県連大会出場) 優秀賞 「地元療養泉を活用したトマト栽培の確立」(小林弘明君ら3人)◎ 「草履のススメ 足下から生活を見直そう」(前田有香さんら3人)◎ 「対州馬の保存に関する研究」(尾崎太寿君ら10人) [2007/02/08:島原新聞] - キーワード「島原農高」に関する話題ラベル: 島原市
個性が光る87点 - 県高校島原地区美術展 - 【動画あり】
島原半島内の県立高校8校の生徒の力作が集う第9回県高校島原半島美術展が6日、島原駅2階ホールで始まった。 油彩やポスター、デザイン、彫刻など94点。第51回県展入選の油彩「この想い」(口加高3年・杉本裕作君)、今夏に島根県である全国高校総合文化祭に出品されるポスター「コミュニケーションしてますか?」(口加高2年・松山将大君)や油彩「前途」(島原高2年・坂田利恵さん)などの入選・入賞作品のほか、クローズアップされている「いじめ」問題をテーマにしたデザイン作品も。 また、女神をモチーフにしたデッサン用石膏像を鉛筆や木炭などさまざまな画材で描いた共同制作「ラボルトを表現しよう」もあり、87点それぞれの個性が光る作品群になっている。 毎日高校生らが受付を担当しており、初日は口加高の生徒たちがいた。尊敬する宮崎芳之校長の肖像画など2点を出品した同校3年で美術部の前部長、馬場貴大君(18)は「高校生最後の作品展であり、少しでも足を止めて作品を見てもらいたい」と話していた。 美術展は美術の授業や部活動で作品づくりに励んできた生徒らの研さんと交流を深めようと、県高校教育研究会美術部会島原半島地区研究会などが毎年この時期に実施。11日まで(午前9時 - 午後5時、最終日は午後2時半まで)。入場無料。 [2007/02/07:島原新聞] [2007/02/07:しまばらNOW] ラベル: 島原半島, 島原市
両国の文化交流を期待 - アフリカの国立大学教授ボヨ・ヘンリー氏 - 【動画あり】
アフリカの伝統文化を紹介するなど日本との交流活動を続けているアフリカ中西部のナイジェリアの国立レゴス大学教授、ボヨ・ヘンリー氏(43)が5日、島原市の吉岡市長を表敬訪問し、今秋に県内で開催される交流イベント「アフリカン・カルチュラル・フェアー」をPRした。 約300ある部族の一部族の王子だというヘンリー氏は、1996年に当時の文部省の研究生として来日し、熊本大 - 福岡大大学院で学ぶかたわら、1998年に自らが代表となって文化交流促進団体「アフリカン・ジャパニーズ・カルチュラル・エクスチェンジ・グループ」を設立し、福岡市を拠点に活動中。今年9、10月のイベントではナイジェリア国立舞踊団の8人が訪れ、ダンスや音楽などさまざまなプログラムを通じて子どもらと交流を図るもので、島原市でも開催予定。 島原市は2001年9月にイベントが開催されたことが縁となって訪問したもので、この日、ヘンリー氏をはじめ同グループの役員ら7人が来庁。島原市側からは市教委発行の童謡歌集「ふるさと」や南島原市深江町の切り絵作家、加藤幸穂さんの作品が贈られ、ヘンリー氏は民族帽子をプレゼント。 ヘンリー氏らは「体験型プログラムのフェアーでは琴の演奏など日本の文化とアフリカの文化を融合させることも考えている。多くの人々にフェアーを楽しんでもらい、文化交流とともに子どもの教育にもつながれば」などと話していた。 [2007/02/06:島原新聞] [2007/02/07:しまばらNOW] ラベル: 島原市
稲荷神社の初午大祭 - 参拝者が相次ぎ賑わう - 【動画あり】
2月はじめの午の日となった5日、稲荷神社の「初午大祭」が盛大に開催され、家内安全や商売繁盛などを願う多くの参拝者でにぎわった。 島原市下折橋町の瓢箪畑稲荷神社(寺田国男宮司)では、ふるまわれたアツアツのだご汁をほおばる多くの参詣者の姿が。だご汁は、「巳の会」(徳永国雄代表)の会員らが10年ほど前からふるまうようになったもので、この日早朝から仕込んで約650人分を準備。徳永さんは「毎年多くの人に来ていただき、嬉しいかぎり」と話した。 また、同市栄町の正地稲荷神社(片山正斎主)では甘酒がふるまわれ、正地伏見稲荷講総代会(萩原昭夫会長)の総代や参拝者が集まるなか、神事がとり行われたあと、舞台で緑町町内会の主婦や外国人ダンサーらが日本舞踊やウクライナ、中国のダンスなど十数の演目を披露して盛り上げた。 あいさつに立った片山さんは約520個の献灯があったことに感謝するとともに、今月14日に開催する健康増進出前講座を紹介し、「ご利益だけでなく、地域の介護・医療について学ぶ機会にしてもらえれば」と呼びかけていた。 [2007/02/06:島原新聞] [2007/02/09:しまばらNOW] ラベル: 島原市
企業感覚で舵取りを徹底 - 市長は社長・市民は顧客、島原市職員が独自に研修 -
地方分権が進む中、「平成の大合併」で新たにスタートし1年1か月を経過した島原市は2日、より一層の意識改革を図る目的で全職員を対象に、合併後2度目となる独自研修を行った。 講師は太田市(群馬県)の地域振興部地域総務課長、大槻裕美氏。職員歴30年の大槻氏は税務、社会教育、財政、企画、情報から合併事務などをこれまで担当。全国的に注目を浴びる太田市(清水聖義市長)の取り組みをもとに、求められる「21世紀型公務員」像を示した。演題は「自立への挑戦」、要旨は次の通り。 ◇ ◇ 自治体は今、瀕死の重傷を負っている状態。財源不足でカネがない反面、高齢者の増加などにより行政需要は増大している。大量退職に伴う退職手当も必要ならば、税の滞納をはじめ住宅使用料や給食費の未納など住民の規律意識も薄れてきている。このように行政は多くの課題を抱えているが、解決できる公式(正解)を持ち合わせていない。それには全国1,800自治体の取り組みのうち、良い方法を真似ていけばいいことでもあるのだが、不二家がバッシングを浴びているように自治体も同様、コンプライアンス(法令順守)やアカウンタビリティ(説明責任)を果たしていかなければならない。 夕張市の財政破たんは他人事ではない。民間が手を引いた観光施設に投資するなどスリム化に逆行したため破たんしたものだが、市民は多額の税負担や学校統合などを強いられ、職員もボーナス半減、給料3割カットなど。漫然とやっているとこのような悲劇に遭う。責任の所在は市長、議会、商工会、観光協会、市民というように、結局は地域ぐるみでの倒産ということになる。 「財政再建団体への懸念」について、全国802自治体(区市)のアンケート調査によると、「懸念あり」が11%、「懸案なし」が41%、「どちらとも」が48%。懸念ありと答えた82市のうち、19市は九州の自治体。対岸の火事ではないということを肝に銘じておくこと。 さてアンケート調査から。「公務員が抱えている課題」について、公務員側からみると 1.コスト意識の欠如 2.前例踏襲主義 3.改革意識が希薄、市民側からみると 1.サービス精神が乏しい 2.スピード感覚がない 3.コスト意識の欠如。公務員は市民の感覚を読み取っていない現状が分かる。また、「課題に対する改善策」については、公務員側 1.硬直化したシステムの見直し 2.縦割り行政の打破 3.業務効率の促進、市民側 1.給与体系の見直し 2.縦割り行政の打破 3.規制緩和。民間が厳しい時代にあって公務員の給与は高すぎると市民の8割がみている。だからこそ今やるべきことは「行政改革と意識改革」。 「お役所仕事」という言葉があるが、それは形式的で非効率的と揶揄したもの。しかし、太田市では市役所は市内最大のサービス企業(市長は社長)、市民は顧客という考え方。「土日開庁」をはじめ、「フロアマネージャー」、「子ども課」、「お年寄り課」の新設、窓口業務の出張サービス、外国人相談窓口に通訳の配置など、行動派市長の舵取りにより企業感覚を取り入れた行政を徹底している。ISO国際規格の認証を取得し窓口業務なども一流企業並み、職員はベテラン・若手を問わずマニュアル本による統一したサービスが提供できるようにしている。 市民には「新しい実行」、「女性にやさしい」などと好評で、職員も「市民の目線に心がけている」、「働き甲斐がある」などとやる気満々。市長もフットワークを軽く、市民や職員の声を吸い上げる姿勢。最少の人員で最大の仕事(効果)を上げられるよう取り組んでいる。 前例踏襲主義から脱却 - 民間の力を借りて見直し - さて、今回の合併で見えてきたものは、合併とは結婚であり相互理解が第一、地域間格差の解消も急務だが、合併で良くなった点について住民の声は上がらず、不満の捌け口になっているのが現状だ。人も施設もダブつき気味。思い切った職員削減計画が必要なため、太田市では1,750人の職員を10年間で400人削減する計画。施設の有効活用では公民館を行政センターとし、役所が地域に出向いていく形を採用した。行政に経営意識、コスト意識を取り入れ、市民の目線で行政サービスをやらないと時代に取り残されてしまう。そう、「前例踏襲主義からの脱却」が必要だ。 「基本は納税者、主役は市民」と言われるが、これがなかなかまだ見受けられない。行政サービスの源泉は税だから、太田市では公平・公正にこだわる。税滞納者への行政サービス制限(これは自治省からまずいと指摘を受けたが)、土日開庁の実施、行政審査制度・交際費公開・単価(平方メートル)を掲載した工事標識板などによる情報公開など。市民が行政に関心を持ってもらえるよう行政側からネタを提供している。 市長は現場第一主義、決裁はサインで早く済ます。財源確保にはミニ市場公募債、水道事業の包括管理委託による経費節減、図書館の市民サポーター公募、市民の提案で事業を動かす1%まちづくり事業など。「民でやれることは民で」と、民間の力を借りた業務の見直しを行っている。島原市でもやれることがあれば考えてみてほしい。 「行革」が目標なのではなく、「必要なものか否か」とメリハリをつけることを目指している。行政運営は経営であり、コスト意識の徹底が大事。太田市の経営方針は 1.市民の目線で考える 2.質の高い行政サービスを目指す 3.経営資源(人やモノなど)の有効活用など。特に「成果を検証し改善する」ことが必要だ。例えば道路を造るのが目的ではなく、その道路は使いやすいか、問題はなかったか、良かったか悪かったかを検証し改善することが重要。 自治体は財源不足と政策経費の増加、団塊世代への対応、債権処理の問題などを抱えている。三位一体の改革が意図するものは施策の選択や公共事業の効率化など。交付税改革が進む中、まず身近な問題を発見し、改善・改革して検証すること。「誰かがやってくれる」ではなく、「自分に何ができるか」を探すこと。 行政運営のポイントは 1.出来ない理由から出来る工夫へ、失敗を恐れず発想の転換を図ること 2.現場主義に徹する 3.時代に敏感に 4.女性の力を使う 5.撤退する勇気も必要だ。『何もしないことこそが行政の停滞につながる』から。 [2007/02/04:島原新聞] ラベル: 島原市
お城の紅梅は3分咲き - 暖冬で昨年より15日早い -
記録的な暖冬の影響が連日報じられているが、梅の名所として知られる島原城でも早くも3分咲きとなっている。 同市商工観光課によると、お城には淡い紅梅の「豊後」、濃い紅梅の「鹿児島」、白梅の「白加賀」など計285本の梅の木がある。 例年、紅梅から開花するが、ことしの咲き始めは先月21日で、昨年より15日も早かった。 1日は久々の寒波に見舞われたものの、例年開花が遅い白梅もすでにことしは1分咲き。同課によると、今月いっぱいが見ごろ、という。 [2007/02/02:島原新聞] - キーワード「島原城」に関する話題ラベル: 島原市
ことしは去年の分まで - 一斉に葉たばこの種まき -
葉たばこの産地として有名な島原半島で本年産の種まきが1日行われ、昨年の凶作分まで取り戻そうと耕作農家がことしの豊作を願いながら作業を行った。 西九州たばこ耕作組合島原支所管内(大村市・島原市・南島原市)ではことし、233戸の農家で約479.5ヘクタールを栽培する。内訳は南島原市が209戸で約421.8ヘクタール、島原市が9戸で約20.8ヘクタール、大村市が15戸で約36.9ヘクタール。昨年と比べると全体では10戸、約19ヘクタールの減。 早春の風物詩にもなっている葉たばこの種まきは同日、大村、島原、深江、布津、堂崎、有家の計6か所で一斉に行われた。島原たばこ生産組合(霜田重満組合長・九戸)の播種式は同市大下町の園田雅久さん方のビニールハウスであり、来賓として吉岡市長、JA島原雲仙の加藤寛治代表理事組合長らが出席した。 昨年は生育期の日照不足や全般にわたる低温傾向、集中豪雨の影響など厳しい気象条件に見舞われ、実績は前年度の6割程度という凶作だったため、ことしにかける農家の意気込みは例年以上。霜田組合長は「昨年のような不作にならないよう様々な天候を考慮し、耕作していかなければならない。(10アール当たり)257キロ、(1キロ当たり)2,000円以上を目標に、一致協力して生産能力を上げ頑張っていこう」と呼びかけた。 種は10アール当たり0.45グラムずつ、約21ヘクタール分の94ヘクタールを約700リットルの水に混ぜ、ビニールハウス内に並べられた600個の苗箱に大型のジョウロを使ってまいた。 1週間程度で発芽し、今月20日ごろ農家に配分され、さらに各農家で育苗。畑への植え付けは3月中旬に行われる予定。収穫は例年、5月下旬から始まる。 [2007/02/02:島原新聞] ラベル: 島原半島
外港 - 加津佐駅間を廃止 - 島鉄・来年4月1日から、通勤・通学などバスで対応 - 【動画あり】
島原鉄道(株)(塩塚吉朗社長)は31日、諫早市~南島原市の鉄道全線78.5kmのうち南目線の一部、島原外港駅(島原市)~加津佐駅(南島原市)間の35.3kmを来年4月1日で廃止すると正式に発表した。同社ではことし3月30日、鉄道事業廃止届出書を九州運輸局に提出する方針。 南目線の廃止については3年前から検討し、島原半島の合併後に結論を持ち越していたもの。理由は少子高齢化とモータリゼーションの発達に伴う利用客の減少。昨年度の鉄道部門の赤字は約1億6,700万円で、南目線だけで毎年1億1,000~2,000万円の赤字が続いているという。これまでフェリーや不動産、ホテルなどの事業利益で埋めてきたが、これ以上は困難と判断。昨年11月の取締役会で南目線の廃止を決定した。但し、島原市等の要望もあり南島原駅~島原外港駅間は残す、という。 同社では廃止後の代替策としてバス輸送で対応する方針で、「朝夕の通勤通学時間帯に支障を来たさないよう運行したい」としている。通学に利用している高校生らのアンケート調査を行い、新規にバス十数台を購入する予定だが、料金やダイヤなど詳細は今後検討する。 「早いうちに」と決断 - 来年5月創業100周年 -来年5月で創業100周年を迎える島鉄。塩塚社長は「これまで主要部門で歩んできたが、少子高齢化やマイカーの普及で利用者が年々減少。とりわけ南線の減少が大きく、早いうちに手を打たなければ会社本体がダメになると廃止を決断したが、この区間にはバスを並行して運行しており、利用者には迷惑を極力かけないようにする」と語った。 同区間の廃止に伴い観光トロッコ列車は廃止される。また、廃止区間の軌道の土地利用については関係自治体などと検討するとしている。 [2007/02/01:島原新聞] [2007/01/31:しまばらNOW] - キーワード「島原鉄道」に関する話題ラベル: 島原半島
県南保健所でも - 大掛かりな消防訓練 - 【動画あり】
島原市新田町の県南保健所で30日、はしご車などを使った大掛かりな消防訓練が行われた。 火災が発生しやすいこの時期に予防気運の醸成と被害の軽減を図る目的で実施しており、3回目。職員約30人と島原消防署員5人が参加した。 1階の湯沸室から出火したとの想定で、庁舎自衛消防隊による初期消火訓練から避難・通報訓練、目が不自由な人など来庁者の避難誘導が行われ、担当職員が消防署員に状況を報告した。 また、庁舎2階に職員2人が取り残されたという想定で、はしご車を使った救助訓練も本番さながらに行われた。 [2007/02/01:島原新聞] [2007/02/07:しまばらNOW] ラベル: 島原市
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