頭脳スポーツを楽しむ - トレイル・オリエンテーリング大会 -

 身体にハンディのある人もない人も楽しんでもらおうと、島原ライオンズクラブ(佐藤勝亮会長)主催のトレイル・オリエンテーリング大会が29日、島原市南下川尻町のひょうたん池公園で開催され、さわやかな秋晴れのもと、約310人が?フェアな頭脳スポーツ?を楽しんだ。

 自然環境のなかで「身体障害のあるなしに関わらず公平な条件で楽しめる唯一のスポーツ」を楽しんでもらおうと、「Sport for All 全ての人にスポーツの感動と自然の恵みを」を合言葉に、初めて実施。

 リュックなどを背負った親子や知人でつくるチームや車イスに乗った人らが地図とコンパスを手にスタート。競技は、コースを歩きながら、15カ所のポイントに設置された3、4本のフラッグのなかから正しいフラッグを選ぶという地図読みの正確さと判断力を競うもの。

 約1.4キロの初心者コースでは、各ポイントに常駐する案内役の同クラブ会員やボランティア高校生らが問題を説明。参加者は苦戦しながらも、正確な方角を見極め地図と現場の地理を見比べながら正しいフラッグを選び、次のポイントを目指して歩いていた。
[2006/10/31:島原新聞]



 
晴れの『西望賞』に輝く - 大三東小の伊藤さんら6人、来月3日から教育美術展 -

 島原市教育委員会は30日、「第28回北村西望賞教育美術展」の入賞者を発表した。大賞の「西望賞」には、「平面(絵画・デザイン等)の部」で伊藤陽佑 君(大三東小1年)、大川玲美名さん(五小6年)、松?寿実さん(三中3年)、「立体(彫塑・工作・工芸等)の部」で酒井優佳さん(三小3年)、田浦英斉 君(三会小6年)、神田有貴さん(三会中1年)の計6名が輝いた。

 日本の彫塑界をリードした故・北村西望氏=島原市名誉市民=の功績をたたえ、子どもたちの図工・美術教育の振興のため昭和54年に創設されたもの。

 旧有明町との合併後、初めてとなる今回の審査会には、市内の小中学校14校から出品され、西望賞6点、奨励賞19点、これらを含む計269点の入選が決まった。

 表彰式は11月3日午前10時30分から、森岳公民館大ホールで行われる。また、美術展は同日から島原文化会館展示ホールで始まり、8日まで6日間開催される。時間は連日午前9時(初日は午前9時30分)から午後5時まで。多数の来場を呼びかけている。
[2006/10/31:島原新聞]


[関連サイト]
- 北村西望 - Wikipedia

 
半島の美化発信基地に - 人と環境にやさしいふるさと推進大会、身近な問題から取り組み -

 「環境にやさしい長崎県」の実現を目指して「人と環境にやさしいふるさと推進大会」(県や県保健環境連合会など主催)が28日、島原市有明総合文化会館 グリーンウェーブで開催され、環境美化に取り組む団体の表彰、省エネや節電などに取り組む地元高校の事例発表などを通じて考えを深めた。

 地球温暖化など地球規模の問題から身近なゴミ問題まで県民の関心と理解を深めてもらうことを目的に開催され、県内各地から約650人が参加。

  開会式で、中村保高県環境部長(金子知事代理)が「多様化する環境問題の解決には県民の皆様のご協力が必要のため、人と環境に優しい本県の実現に寄与し てもらいたい」、谷口島原市助役(吉岡市長代理)が「本市は噴火災害により自然環境の大切さを再認識したところであり、資源リサイクルなど身近な問題から 取り組むことで島原半島が美化発信の基地となるよう努めたい」とあいさつ。

 続いて、環境美化功労者(3個人7c団体)などの表彰式があり、島原半島関係では、12年間にわたって自宅から観音公園までゴミを拾い続け、市保健環境推進委員などを務めている島原市の吉田孝さんが県保健環境連合会会長表彰(8個人)を受けた。

  また、省エネ活動などに取り組む「もったいない運動」優秀取り組み事業所(2カ所)として雲仙市の九州ワコール製造株式会社長崎工場に、環境保全など自 主的な活動を続けているエコスクール(2校)として島原市・高野小に記念品が贈られたほか、5世帯以上で節電に取り組むコンクール「ストップ温暖化省エネ チャレンジ2006夏」の削減量の部で島原市の「島原食改チーム」が三位に入賞したことが紹介された。

 このあと、浦川末子県子ども政策局長らが「環境とココロねっこ」などと題して講演。分科会として開かれた第13回県美しいふるさと推進大会では、国見高環境づくり事務局と島原農高野菜部が活動事例を発表するなど環境美化の推進を図った。
[2006/10/29:島原新聞]


[関連サイト]
- 長崎県環境部

 
展示館をもっと市民に - 素晴らしい大野原遺跡 -

 市民に郷土を再認識してもらい、身近にある施設をもっと活用してもらおうと島原市は27日、恒例の「女性の施設めぐり」を市内で実施した。

 同事業は昭和54年、主婦が家庭に閉じこもらず見聞を広め、市政への関心をさらに高めてもらおうと始めたもの。平成12年からは主婦に限らず、18歳以上の女性に対象を広げ取り組んでいる。

 旧有明町と合併して2度目の今回も島原、有明の二コースに分けて実施し、25人と42人の計67人の女性が参加した。バスに分乗し、島原コースは島原城 と雲仙岳災害記念館、平成新山ネイチャーセンターの観光拠点施設、有明コースは有明総合文化会館と有明の森フラワー公園、舞岳山荘の文化活動拠点施設を中 心にまわった。

 有明コースでは総合文化会館地下の大野原遺跡展示館「縄文の里」を見学し、有明地区特有の歴史や文化を学んだほか、屋外では「美人の湯」として旧町時代 からPRしている足湯も体験。同コースに参加した下折橋町の小川澄子さん(80)は大野原遺跡展示館にとりわけ高い関心を寄せ、「こんな歴史があったなん てびっくり。施設も立派で有明はとても進歩している」と驚いていた。

 終了後は森岳公民館で吉岡市長との懇談会が開かれ、出席者からは「有明の足湯は自然石を使ってあり、とてもよかった」、「もう少しじっくりとまわってみたかった」など感想や要望のほか、「素晴らしい大野原遺跡展示館はもっと市民に広めてほしい」という意見もあった。
[2006/10/29:島原新聞]


[関連サイト]
- 島原市ホームページ

 
有明地区市長を囲む懇談会 - 厳しい意見が相次ぐ、高い関心、行財政改革など -

 島原市は27日、有明地区を皮切りに本年度の「市長を囲む懇談会」を始めた。毎年恒例の行事だが、旧有明町との合併後初めての今回、自治会や婦人会、老 人クラブ、育友会などから同地区住民60人、地元市議10人、吉岡市長以下三役・教育長、課長ら総勢約100人が参加した。

 最初に吉岡市長は「有明地区とは従来から強い結びつきがあるが、合併後の早期一体化を図ることが大事。多くの交流機会を設け、相互に理解を深められるよ う、合併して良かったと思ってもらえるまちづくりを進めている。懇談会は行政への住民参加の場として開催している。地方の時代、そこに暮らす住民が主体で まちづくりを進め、守っていくという自己責任、公共意識の醸成が必要だ。貴重なご意見をいただき、今後も市政への協力をお願いしたい」とあいさつした。

 各部門にわたる本年度の主要事業について市が報告し、次いで来年11月に同市で開催される火山都市国際会議島原大会、現在策定中の市国民保護計画の素案を議題として市が提案し説明した。
 このあと有明地区から提案された「行財政改革」、「有明総合文化会館の有効活用」、「社協所有の福祉バスの利活用」、「防災行政無線」の四議題を中心に、全市的・全地区的な問題について懇談した。

 市民の関心が高まっている行財政改革については出席者から「数年後には赤字再建団体に転落する懸念があるが、市が考えている財政改革で大丈夫か」、「基 金が底をついたあとの予算編成についての考え方は」、「10年間で人件費11%削減の目標だが、早めてもっと減らすべき」、「有明は十数年間、農畜産物県 一の座を守ってきた。産業をどのように育てていくかが大事であり、市民生活の安定のため投資はやっていかなければならない」などと厳しい意見が相次ぎ、有 明総合文化会館の有効活用についても「合併後は中央の生の演奏が聴ける機会がなくなり、文化の香りがなくなりつつある。折角のコンサートホールが泣いてお り、工夫してほしい」などの要望が出された。

 同懇談会は11月17日までかけ、残る市内6地区で順次開催される。
[2006/10/29:島原新聞]


[関連サイト]
- 島原市ホームページ

 
ダメ!!自動車税の滞納 - 給与の差し押さえなど、県が徴収強化特別対策 -

 県は12月から自動車税の滞納者を対象に給与(賞与)の差し押さえに重点を置いた徴収強化特別対策を実施する。県島原県税事務所管内の島原半島3市の滞 納数は2,240台で、課税対象車両47,539台のうち4.7%にあたり、滞納額は約8,300万円にのぼる。自動車税の延滞の割合は他事務所管 内に比べ低いというが、「とにかく早めに納めて下さい」と呼びかける。

 県全体の滞納数は23,498台で、課税対象車両42,3094 台の5.6%(数値は9月末現在)。今年5月31日の納付期限までに納めなかった人には7月に督促状、8月に催告書、9月には差し押さえ予告通知書を 送付済み。今後、勤務先に滞納者の給与を照会するなどして「最終督促」となる差し押さえ決定通知書を送付し、12月から一斉差し押さえに乗り出す。

  具体的には、勤務先を通じて延滞者の給与から税金と延滞金を納めてもらうほか、給与所得者以外の自営業者などに対しては金融機関の預貯金から回収したり、 自動車などの財産を差し押さえたりする方針。延滞した場合、例えば3ナンバー車両で自動車税が34,500円だった人は、10月25日時点で1,700 円、12月30日時点では2,600円の延滞金が課せられる計算になる。

 なお、島原県税事務所管内における昨年度の県税収入額は約43億500万円で、うち自動車税は約16億2,500万円と全体の37.8%を占めている。
[2006/10/28:島原新聞]



 
愛の基金で時計を贈る - 島原更正保護女性会がまた -

 女性保護司や保護司の奥さんらでつくる島原更正保護女性会(片山豊子会長、会員642人)は27日、島原市杉谷公民館に電池式電波時計1台を寄贈した。

  仕入れたヒジキやお茶などを販売した収益や寄付などを基に設立した「愛の基金」を活用し、各施設が必要とするものを贈ろうという地域貢献活動。2004 年度から始めたもので、島原、小浜の両更正保護女性会が今年5月に合併した本年度は、8月に雲仙市吾妻町の小学校3校に贈り、今後、南島原市の西有家中に も寄贈する。

 贈呈式で、片山会長から時計を受け取った市教育委員会社会教育課の松本正課長(公民館館長)は「公民館は子どもからお年寄 りまでが利用されるため、時間 を大切にしてもらえるようになれば」とお礼。片山会長は「我々の活動は予防活動や意識啓発活動であり、今後も地域へのアピールを行ってゆきたい」と話して いた。
[2006/10/28:島原新聞]


[関連サイト]
- 電波時計 - Wikipedia

 
文化会館周辺を清掃 - 九電とゆうすい女性学級 -

 『変わったね そんな九電 目指します』を合言葉に九電(株)島原営業所(所長=針尾忠男氏)は26日、森岳公民館を拠点に活動しているゆうすい女性学級(学級長=西川幸子さん)の皆さんと一緒に島原文化会館周辺の清掃作業を行った。

  同社の「お客さま ありがとうございます」キャンペーン2006(20 - 31日)の一環。同女性学級では普賢岳噴火災害後の平成5年から、この清掃奉仕 活動に協力しており、春の環境月間には噴火被災地の緑化を目指して九電が植樹した垂木台地の除草作業にも参加している。

 九電と同学級から約50人が参加。作業を前に同営業所の菊池和典・営業グループ長は「地域のお客様との信頼関係を築く活動の一環として女性学級の皆さんに協力してもらっている。一緒に地域をきれいにし、心も晴々としましょう」と呼びかけた。

 参加者はこのあと、同営業所で用意した鎌や熊手、箒などを使って約1時間かけ、落ち葉やごみを拾い、雑草を刈り取るなどして文化会館の周辺をきれいにした。

 同女性学級の野原孝子さん(54)=前学級長=は「地域のためにと取り組んでいる活動だが、九電には掃除の後始末もやってもらい、甘えて参加させてもらっている」と話していた。

 同営業所ではキャンペーン期間中、一人暮らし高齢者宅の配線診断サービスを行ったほか、お客さま懇談会などを開催。15日には地域イベントのしまばら温泉不知火まつりにも参加した。
[2006/10/27:島原新聞]


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- 九州電力

 
食品衛生で大臣表彰 - 広瀬氏とウエディング石川 -

 食品衛生事業に対する本年度の厚生労働大臣表彰が決まり、島原半島からは食品衛生功労者に県食品衛生協会島原支部副支部長の広瀬正隆氏(70)、食品衛生優良施設にウエディング石川(石川景士社長)が輝いた。

 同功労者は、食品関係の営業や食品衛生団体の役員を長年務めるなどし、食品衛生の向上に特に顕著な功績があった人におくられるもの。一方、同優良施設は 食品衛生法の対象施設で、営業開始から5年以上経過し、施設設備が衛生的で従業員の健康管理等が徹底していること、施設・器具・給水汚水処理など5分野 24項目に及ぶ食品衛生監視票の採点が100点満点中91点以上の成績を2年間続けた施設におくられる。県内では本年度、功労者3名と優良2施設が選ばれ た。

 広瀬氏(広瀬蒲鉾店)は昭和54年から県食品衛生協会島原支部理事、同56年から同支部指導員を務め、現在は副支部長。食品衛生行政に積極的に協力し、業界の指導・育成、協会組織の強化、食品衛生事業の推進に尽力、食品衛生の向上に貢献した功績が認められた。

 一方、ウエディング石川は過去3年間の食品衛生監視採点が91点以上で、施設についても常に研究を重ね定期的に改善を図り、部門ごと責任者を置いて衛生 管理の向上に努めた。特に厨房関係は原材料や食品類の洗浄・殺菌・保管を適正に実施。従業員の衛生教育など知識の向上、健康診断や検便を定期的に実施し健 康管理にも努め、優良施設と認められた。

 表彰式はきょう27日、東京都中央区の明治座で開かれる本年度の食品衛生全国大会の席上行われる。
[2006/10/27:島原新聞]


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- ウエディング石川

 
九州地区学校体育研究発表大会 - もっと楽しく喜びを、四小教諭らが公開授業 -

 九州各県の教員ら約460人が参加して第45回九州地区学校体育研究発表大会(九州地区学校体育研究連絡協議会など主催)が26日、島原復興アリーナで始まった。きょう27日まで研究協議や公開授業などを行い、学校体育の充実を図る。

 各県持ち回りで開催され、本県では1998年以来の実施となり、島原市では初めて。研究主題は「運動の楽しさや喜びを実感し、仲間とのかかわりのなかで共に高め合う体育学習のあり方」。

  開会式で、主管の同大会県実行委員会会長の金子正司島原農高校長が「あらたな学校体育のあり方の方向性が示されようとしているなか、研究協議などを通じ て教師としてのあり方や生徒との関わり方について考えを深めてほしい」とあいさつをし、県教育庁の中島洋教育次長(横田修一郎教育長代理)や吉岡市長らが 「本県では学校や地域社会などとの連携や指導者の充実や教員の能力向上に努めているが、日常的に体力向上を図るような運動に親しめる環境づくりが重要。本 大会の成果に大いに期待したい」などと祝辞。

 続いて、筑波大副学長で日本体育学会副会長の高橋健夫氏が「新しい学校体育の方向」と題し て講演し、「今までは豊富な経験をさせ、あえて評価をしない 『楽しい体育』だった。決して間違いではないが、あらたな学校体育は、『基礎・基本を培うもっと楽しい体育』を実現させるべき。そして進学するにつれて何 を身につけたかを評価されるものになる」などと呼びかけていた。

 2日目は、小・中学校、高校、盲ろう養護学校の四部会に分かれ、島原四小など地元校の教諭らが公開授業などを行うことにしている。
[2006/10/27:島原新聞]


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- 島原市立第四小学校

 
神代小晴れの大臣表彰 - 常に健康教育に力を注ぐ、地域の人たちも一緒に -

 雲仙市・神代小(鵜殿妙校長、181人)が本年度学校保健および学校安全に関する文部科学大臣表彰を受ける。学校保健などの推進に功績があり、その成果が全国的な水準の向上に貢献している団体・個人が選ばれるもので、本県では学校医など2個人1団体が表彰を受ける。

 同校は昭和19九年に「全国健康優良児桃太郎学級」(朝日新聞社)の受賞を機に、健康教育に力を入れており、昭和40年に「全日本健康優良学校特選校」(朝日新聞社)に、昨年度は「学校保健・学校安全推進学校表彰」(県教委)の学校保健の部で最高の優秀校に選ばれるなど、健康教育で数多くの表彰を受けている。

 取り組みの最たる特徴は、昭和26年から始まった、学校、校医、地域、家庭などで組織する「学校保健委員会」。委員会は年に7回開催され、地域の医療・保健機関と連携を図りながら、「自分自身の健康状態に関心をもたせ、健康増進に必要な習慣や態度を養う」ことが目標。

 具体的な取り組みとしては、給食後の歯みがきとフッ素洗口や体力づくりのマラソンはもとより、歯科校医による年2回の歯科検診の実施など校内だけにとどまらず、家庭や地域においても自分で目標を設定して自主的に健康について意識を高める体制が整っている。

 そのうち地域における活動は、夏休み中に校区内の10地区ごとに分かれ、児童らが保護者らと一緒になってジュースなどに含まれる砂糖の量を調べたり、自分の虫歯の状況を図示したりして自主的に健康について学び、9月に発表会を開いて啓発。10地区のなかから年間活動を考慮して健康優良地区を表彰するという独自のシステムをとっている。

 冬場を迎えるこの時期、児童らは洗口場でのうがいや手洗いはもとより、10月 - 2月には「乾布摩擦」にも取り組み、風邪の予防に努めている。鵜殿校長は「健康教育は本校の教育基盤。伝統ある取り組みを継承し、さらなる健康児童を育んでゆきたい」と語った。
[2006/10/26:島原新聞]

 
三会小が見事二連覇 - 小学生クラス対抗三十人三十一脚 -

 21日に長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場であった小学生クラス対抗三十人三十一脚長崎大会(長崎文化放送主催)で、三会小(菅藤恒平校長、322人)の6年生2クラス59人のチーム「心を一つにハッスル三会小」が見事に二連覇を達成!!11月3日に横浜市の横浜アリーナである全国大会2006に挑む。

 二人三脚にならい、30人以上の選手が互いの足を結んで息を合わせて50メートルを走り抜けるタイムを競う。長崎大会には20校が出場し、三会小の選手30人は29人の声援を受けながら、9秒53の大会新記録で優勝し、代表の座を手に。

 「二クラスのみんなが仲良くなれるように」と子どもたち自身が話し合って出場を決め、8月の夏休みから練習を始め、わずか2カ月ほど。はじめは3メートルぐらいしか走れず、「本当にバラバラだった」と振り返るキャプテンの岩本竜一君(11)。練習を重ねるうちに「みんなの気持ちが揃うようになった気がするし、絆が強くなったと思う」。

 心がけているのは「声を思いっきり出して足を揃えること」。現在三会中に通う昨年の6年生が通学途中などに練習を見学してくれるのも心強い。気持ちが一つになり足が揃えば、あとはタイムを伸ばすだけ。自己ベストは9秒46。「全国大会では、これを超えるタイムで決勝まで進みたい」と意気込む。
[2006/10/26:島原新聞]

 
大場・武本・小嶋氏ら - 厚生労働大臣表彰に輝く -

 厚生労働大臣が表彰する本年度の生活衛生功労者が20日発表された。島原半島からは県旅館ホテル生活衛生同業組合副理事長の大場正文氏(68)ら3名が晴れの大臣表彰に輝いた。

 生活衛生の普及向上などに功労があった人を対象に、その労苦に報いるため贈られるもの。

 旅館関係で功労者に選ばれた大場氏は昭和57年、同組合理事と同時に同組合島原支部副組合長に就任。平成2年には同支部組合長となり、あわせて平成13年から県副理事長を務めている。役員としてこれまで、組織の強化や福利厚生の増進に大きく貢献した功績が認められた。

 また、県理容生活衛生同業組合副理事長の武本明昭氏(71)=南島原市=は理容関係、県社交飲食業生活衛生同業組合副理事長の小嶋光明氏(52)=同=は社交関係で大臣表彰を受ける。

 表彰式は27日、東京都千代田区のホテルニューオータニで行われる。
[2006/10/25:島原新聞]

 
平和への誓い新たに - 第27回動員学徒殉難者慰霊祭、高齢のため公式は最後 -

 戦時中、旧大村第21海軍航空廠(しょう)に動員された旧県立島原中学校、同島原商業学校、同島原高等女学校の?学徒?らにとって「10月25日」は忘 れることができない。昭和19年のその日、B29の昼間空襲を受け、工員、動員学徒、女子挺身(ていしん)隊員、一般市民ら多数が犠牲になり、その中にこ の3校の学徒10人が含まれていた。

 仲間らは昭和55年、亡き10人の学友のみ霊を祀り、平和への祈りを込めて「動員学徒殉難者之碑」を眉山治山祈念公苑の観音像の近くに建立。以後毎年、慰霊祭を継続してきた。

 今年も10月24日、第27回目が催され、約90人の仲間らが碑前に参集。学友でもある円福寺(雲仙市瑞穂町)の住職ら僧侶による読経とともに一同、殉 難者の冥福を祈り、「あゝ紅の血は燃ゆる」を斉唱。花を捧げ、来賓・参列者代表が慰霊の言葉を述べ、夢を語り理想を言い合った青春の日々を思い起こし、残 りの人生を平和のために捧げる誓いを新たにした。

 主催者の宮崎泰長同碑奉賛会会長はこの日、戦後60年を過ぎ、仲間も80歳近くの高齢者となったことから、公式の慰霊祭は今回限りとする旨を告げ、「一 度にこんなに多数が参詣することはもうないでしょう。そして、あの悲惨な光景を忘れることもないでしょう。戦争を知っている者たちが平和を語り続けていく こと - それが友への慰霊だと思う。暇を見つけては碑の前に来て、友に語りかけてあげてください」とあいさつ。

 旧島原中学校卒業生を代表して山本蔦五郎氏が、「草は年ごとにきれいな花を見せてくれますが、私たちは年々、心も体も衰えてまいります。あれから60 年、みなさんの前に額ずいて、私が何をやってきたのか振り返ってみると、あの若い日の気持ちはどこへ行ったのやら - 。せめて余生は恥ずかしくない自分になりたいと思います」と - 。

 島原商業学校卒業生を代表して中山春男氏が「いつの間にか喜寿と言われる年齢になりました。でも、ともに机を並べ、遊んだ学友として、あの日のことは私 の脳裡から離れることはありません。日本人の心、その土壌をもう一度心に刻み、後輩に平和を伝えていく道に間違いのないよう、天上よりのご加護を祈りま す」。

 また、来賓を代表して谷口助役(市長代理)が、犠牲者を偲び「世界の恒久平和、郷土のなお一層の繁栄のために邁進してまいります」と、それぞれ誓いを込めて慰霊の言葉を述べた。
[2006/10/25:島原新聞]

 
西日本畜産学会賞に輝く - 県畜産試験場の深川さん、研究成果すでに実践 -

 14、15日に熊本市であった第57回西日本畜産学会熊本大会で、県畜産試験場(島原市有明町)大家畜科の主任研究員、深川聡さん(35)が、第20回西日本畜産学会賞を受賞した。

 同学会は畜産学術の発展と西日本地域における畜産技術の発展を図るのが目的で、九州・山口の会員約470人で構成。同賞は、畜産の発展に顕著な業績をあげた会員に対し学会大会で表彰されるもので、今回は深川さんを含め2人。

 深川さんの研究は「西南暖地における暖地型イネ科牧草の栽培・利用に関する実証的研究」。西南暖地において乾草利用により年間を通じて安定した自給飼料 を確保するためには暖地型イネ科牧草のよりいっそうの栽培・利用が不可欠である、との観点から、地理に適した牧草の生態的特性や栽培・利用に関する問題点 を解明するとともに、栽培普及の論理的基礎を確立させることを目的とした。

 栽培ヒエやローズグラスなどの暖地型イネ科牧草の比較栽培試験をするなどして、気温に応じた成長速度や草刈りに適した時期、エサとして牛が好む品種、霜 降り地帯に適した越冬性の高い品種 - を解明する研究に取り組んだもので、その成果は、同学会を中心に日本草地学会や国際草地学会で報告され、畜産の発展に顕著な業績をあげており、すでにJA など農業関係機関を通じて農業の現場で実践されているという。
[2006/10/25:島原新聞]

 
緋寒桜を観光名所に - 霞会館の松平氏らが植樹 -

 未曾有の火山災害から復興し新たな観光地づくりを目指す「島原温泉旅館組合」(会長=大場正文氏)は21日、「雲仙普賢岳噴火災害15周年祈念緋寒桜植樹」を島原市鎌田町の水無川導流堤右岸で行った。

 平成3年から襲った噴火災害で全国から寄せられた物心両面の支援に感謝し、復興して元気になった郷土を訪れた多くの人たちに見てもらおうと5か年計画で取り組むもの。島原半島ツーデーマーチの開催に合わせて毎年実施する。

 植樹用の緋寒桜は、公家(こうけ)や大名の末裔ら関係者で組織し、公益法人として国際的な調査研究や日本の伝統文化の継承、社会福祉の増進を目的に幅広 く活動している「(社)霞会館」から贈られた。島原藩主の子孫、松平忠貞氏(東京都)の永子夫人を含む同会館の松平家一行がことし1月に同市を訪れた際、 桜の寄贈の話が持ち上がり、同組合が願い出たもの。植樹は5年間で計250本、上流に向かって約1キロにわたり植える計画だ。

 植樹には大場組合長をはじめ、松平忠貞氏や吉岡市長代理の高橋収入役、日本ウォーキング協会の大内副会長ら関係者約20人が参加し、記念植樹を行った。苗木は5年もので高さ約3メートル。来春にはさっそく花をつける、という。

 大場組合長は「噴火災害では全国から温かいご支援をいただいた。噴火15周年は一つの節目。緋寒桜を島原の観光名所にしてきたい」と。(社)霞会館の松平氏(77)は「島原の復興ぶりに驚いた。代々この花が咲き続いてくれれば嬉しい」と語り、植樹した。

 なお、(社)霞会館からは今回、ほかに50本の緋寒桜の苗木が贈られた。これらは島原城、神習処跡、島原二中、正地稲荷神社に植樹される。
[2006/10/24:島原新聞]

 
フラワー公園で盛大に - 第15回アリアケフェスタ -

 15回目になる「アリアケフェスタ」は、有明町と島原市が合併する以前から続けられてきたイベント。今年も秋晴れの爽やかな空の下、22日に有明の森フラワー公園であり、特産品市やフリーマーケット、お茶会、各種ステージイベント等を繰り出し、賑わった。

 有明町商工会が主催するこの祭りは、もともと同青年部がリードしてきた経緯があり、特産品の店が並ぶだけとは違う、若者を惹きつけ楽しませる特徴がある。

 音楽好きの青年らのバンド、ギターを手に自作の歌を披露する若者らが自由に出演できるミニコンサートや、ストレスを吹き飛ばす絶叫大会。自分の腕力をア ピールできる丸太切り競争などが川田金太郎氏の司会で進行する一方、コスモスや赤いサルビアの花が一面に咲く公園の散策道では、若者たちが思い思いの品を 持ち寄ってフリーマーケットの市を展開。そこには中学生、高校生も混じって和やかな会話をしながら品定めをしたり、親子連れらが花と一緒に写真を撮ったり する姿もある。

 また、タコ焼きやうどん、焼き鳥、唐揚げなどの食べ物も中央の広場に腰掛け、あるいは花園を歩きながら食べると味も違うらしい。そうした雰囲気が回を重ねるごとに若者らに浸透し、広がりを見せている。

 その一方で、ブロッコリーやパセリ、パンジー、菊などの苗もの、植木など農業者ら大人を対象にしたコーナーは地味。その中で町婦人会「ゆうふ」のみなさんたちは、茶会の接待で忙しく動き回っていた。
[2006/10/24:島原新聞]

 
島原路を楽しく歩く - 晴天に恵まれ約1700人 -

 「地球の鼓動を感じるハート&ウォーク」を合言葉に「第13回島原半島ツーデーマーチ」(同マーチ実行委員会主催、実行委員長=大場正文島原温泉観光協会長)が21、22の両日、島原半島で行われ、2日間で延べ約1700人が参加し、秋の島原路を歩いて楽しんだ。

 爽やかな秋晴れに恵まれた初日は小浜ステージ、2日目は島原ステージで5~40キロの計9コースを予定通り行った。

 小浜ステージの参加者たちは、橘湾沿いで潮の香りや棚田の景色などを満喫。島原ステージでは普賢岳噴火災害から復興した様子を学べる災害・復興の足跡 コースや水無川周遊コース、平成新山とまゆやまロード越えコースに多数参加。愛犬と歩くコースには50人と愛犬39匹が参加して賑わったほか、車イスで楽 しむコースでは島原中央高校の生徒たちが参加者を補助し、大会を支えてくれた。

 年齢層も幅広く91歳まで挑戦。最年少の4歳で家族と一緒に20キロコースにチャレンジし、見事に完歩した子どももいた。
[2006/10/24:島原新聞]

 
『ゆめタウン』出店計画案 - 予定地は前浜一帯の農地、近く事前審査申し出か -

 島原市への進出を模索していた大型ショッピングセンター「ゆめタウン」の出店計画案が、23日までに明らかになった。島原商工会議所など関係者による と、店舗面積は約2万8千平方メートルで、「ゆめタウン八代」と同規模。都市計画法に基づく開発計画事前審査申出書を近く県に提出するとみられる。

 ゆめタウンを運営する「(株)イズミ」(本社・広島市)の関連会社「泉開発(株)」の役員・幹部2人が19日、同会議所を訪れ、出店計画案を示した、という。

  それによると、「ゆめタウン島原」は9万2千平方メートルの敷地に3階建ての建物を建設する計画で、店舗面積は2万8100平方メートル、テナント数は 90店、駐車台数は約2500台。雇用人数は延べ約1100人(うち地元雇用は正社員・準社員・アルバイトで計約1000人)、営業時間は午前9時~午後 10時、商圏は 島原半島のほぼ全域で、売り上げは年間100~120億円を見込んでいる。出店予定地は同市前浜町一帯の農地とみられ、地権者の同意はほぼ得られている模 様。

 泉開発はことし7月、同会議所などに出店の意向を口頭で伝えていたが、当時と比べやや小さく、長崎市の「夢彩都」(店舗面積約3万2千平方メートル)より小規模ながら、南島原市の「ジャスコ有家店」(同約8900平方メートル)の3倍強と島原半島では最大規模になる。

 現行の都市計画法では同市の工業地域の場合、3千平方メートルを超える開発行為は県知事の許可を受けなければならず、同社では事前審査申出書を来月上旬にも提出する方針で準備を進めているとみられる。オープンは平成20年8月ごろを目指している模様。

頭が痛い地元商店街 - 法的規制手段見当たらず -

  一方、ゆめタウンの進出に対し「法改正の趣旨に反した駆け込み出店。実現すれば地元商店街にとって死活問題」として、同会議所と有明町商工会、市商店街 連盟、島原スタンプ事業協同組合では出店反対運動を展開しているが、「法的に規制する手段が見当たらず、頭が痛い」(同会議所)と困惑している。
[2006/10/24:島原新聞]

 
お城の石垣を清掃 - 九電工島原営業所が今年も -

 (株)九電工島原営業所(所長=新井考明氏)は20日、島原城で恒例の石垣清掃を行い、観光のシンボルをきれいにした。

 天守閣の復元以降、毎年行っているもの。「さわやかコミュニティ旬間」(20日 - 31日)の一環で、九電とタイアップして実施。九電工から76人、九電島原営業所から6人の計82人が参加した。

 矢狭間塀から垂らしたロープ一本を命綱に高い石垣にへばりつき、カマを使って清掃作業に汗を流し、お堀に面した西側と東側の石垣を中心にきれいにした。刈り取ったツタや雑草はシルバー人材センターの皆さんが集めて処理した。 また、作業にあわせて九電工では、天守閣の古くなった蛍光管の取り換え用を贈った。
[2006/10/22:島原新聞]

 
南島原市の船出を祝う - 八つの心を一つにして、新たなまちづくりに邁進 -

 島原半島南東部旧8町の合併で発足した「南島原市」の誕生記念式典が21日、同市有家町のありえコレジヨホールで開かれ、新たな船出を祝い、郷土の発展を誓った。

 霊峰・雲仙から有明海、橘湾へと伸びる豊かな大地と温暖な気候に育まれ、農水産業をはじめ全国有数の素麺の産地として、また、キリシタン文化など固有の歴史をもつ南島原市。人口は島原半島の3市で最多の約5万4千人、面積は約170平方km。約2年半の合併協議を経て、ことし3月31日に発足した。目指す将来像の基本理念は『南向きに生きよう!緑とぬくもりのある感動創造産地、太陽と自然の恵みでひときわ輝く南島原市』。

 式典には松島世佳市長や日向義忠市議会議長、来賓として菅総務大臣代理の吉田哲・自治大学校長、金子知事、末永県議会議長、吉岡島原市長、奥村雲仙市長、県議など関係者約500人が出席した。

 松島市長は「旧8町の歴史と実績の上に新市の基本理念を実現するため、市民一人ひとりが未来への責任者として自覚を持ち、八つの心を一つにして新たなまちづくりに取り組む。難しい市政運営も想定されるが、市民の英知を結集し、限りない郷土愛とまちづくりへの情熱、連帯と協働により、明るい笑顔あふれる南島原市の実現に努める」などと式辞。
[2006/10/22:島原新聞]

 
ホンモノの能に親しむ - 島原商高50周年記念文化祭、「島原活性化」研究発表も -

 プロの能楽師が高校生に秘技を伝授する - そんな豪華な催しが20日、島原文化会館大ホールであった。

 県教育委員会が主催する高等学校舞台芸術巡回公演の一環として、今年度「能・狂言公演」が実施されたもので、今回は長崎市の長崎総合科学大学附属高等学校と県立島原商業高等学校の2校のみ。このうち島原商業高校(権藤哲郎校長)は創立50周年記念文化祭・青羅祭に組み込まれ、同校の各種文化発表(21日 - 22日)とともに50周年を飾るにふさわしいイベントとなった。

 同校の全生徒・職員はもとよりOBやPTA、地域の人たちも詰め掛ける中、司会役の川田金太郎氏と観世流シテ方・観世善正氏が登場し、対話形式で能について解説。観世氏が能の歴史や特徴としての能面、装束、古文で綴られるセリフ、すり足などの表現方法、構成要素(出演者)などを紹介し、「能はテーマやストーリー性を持つ劇。狂言は単に笑いだけでなく、社会を風刺する性格があるし、能はそれよりもう少し物語性を持ち、時代劇として展開されていく」などと述べた。

 次に笛、小鼓(こづつみ)、大鼓(おおづつみ)、太鼓で構成される囃子方(はやしかた)の紹介と実演があり、同校の生徒が各楽器を体験。「他校でやってみても、ほとんど音が出なかった」という笛には、同校ブラスバンド部員が挑戦し、「かなりいい線で音が出た」と川田氏を驚かせた。

 また、権藤校長をモデルに数人がかりで女性「静御前」に変身させる能装束の着付け実演もあり、誰もが見たこともない能の裏舞台を披露。独特の音色をもつ和楽器や能面の表情などとともに、能が持つ魅力の世界に会衆を引き込んだ。

 そうした理解を踏まえて見た、本番の「狂言 清水」と、「半能・船弁慶」。生徒たちにとってこの日は、?日本が世界に誇る伝統芸能?に目を向け、楽しむことを知る第一歩となったにちがいない。

 なお、同校の創立五十周年記念文化祭はきょう(22日)まで。校舎(教室・廊下)での各種展示のほか、体育館で英語科のスピーチ、商業科の研究発表「島原の活性化」の発表(午前9時 - 9時半)。引き続き島原文化会館大ホールに移動して文芸部演劇「許せない罪」、視聴覚部ビデオ上映、家庭クラブ研究発表「健康食、納豆を食べよう」、バトントワリング部ダンス、家庭科ファッションショー、吹奏楽部演奏(午前10時 - 午後2時半)などがある。
[2006/10/22:島原新聞]

 
輝く伝統つなげ未来へ - 国見高四十周年記念文化祭、岩本監督が熱いメッセージ -

 1967年4月に島原高から独立し発足した国見高(青木英明校長、581人)の創立40周年記念文化「星原祭」が20日に始まり、同校OBで、このほど 第42回全国社会人サッカー選手権で初の全国優勝を飾ったV・ファーレン長崎の監督、岩本文昭さんが後輩へのメッセージを熱く訴えた。

 岩本さんは1987年3月卒の20回生で、元サッカー部員。1985年度の国体で準優勝を飾り、1986年度のインターハイで全国初優勝、同年度全国高 校サッカー選手権大会で準優勝を果たした。現在は長崎銀行に勤務しながらV・ファーレン監督を務め、Jリーグ入りを目指している。

 講演タイトルは「挑戦する勇気 - 可能性とパワーを秘めた君たちへ -」。全国選手権の決勝で敗れたあと当時サッカー部監督の小嶺忠敏さんが言った言葉「挑戦する素晴らしさを胸に刻んで」に感動したことや当時着ていたユニ フォームを見せながら高校時代のエピソードを紹介し、▽目標や夢をもつ大切さ▽仲間を大事にすること▽自分が率先して動く - ことなどを挙げ、「チャンスはめったにない。そのチャンスを活かすかどうかが大事なんだ。君たちには可能性とパワーが秘められているはず。チャンスをいか して、チャレンジをし続けて」と呼びかけた。

 「輝く伝統つなげ未来へ」をテーマに、学校所在地の部落名にちなんだ記念文化祭は21日まで。生徒らは過去のビデオ映像を観たり、自分たちで過去の卒業 アルバムなどを活用して母校の歴史を振り返るなど、40年の歩みと先輩たちの功績、その母校で学ぶ誇りを再認識することにしている。
[2006/10/21:島原新聞]

 
「飲酒運転根絶宣言」 - あまい気持ちに強いクサビを、島原工高の全教職員 -

 飲酒運転を危険視する風潮が高まるなか、島原工高(田中正道校長、500人)の全教職員64人が19日、「飲酒運転根絶宣言」を行い、飲酒運転防止の意識を高めた。

 県教委が全公立学校や教育機関に向けて飲酒運転根絶と交通法規の遵守を通達したことを受け、田中校長が教員らの決意を固めようと提案し、島原署の協力を得て実施。

 放課後の職員室で、教職員代表で中里圭輔教諭(23)と渡邊咲樹さん(20)が「校訓『剛・創・和』にのっとり、飲酒運転をせず交通法規の遵守に努め、飲酒運転ゼロを目指し日々精進することを誓う」と宣言し、安本眞二島原署長に宣言文を手渡した。

 教員らは、畑野弘交通課長から管内の交通事故状況の講話を聞き、飲酒後アルコールが抜けにくいことや「一発で免許停止になる」ことを学んだ。田中校長は 「教育者として飲酒運転を呼びかける責務があり、甘い気持ちに強い楔を打ち込んで」、安本署長は「教育者として生徒にも良い影響を与えるはず。飲酒運転撲 滅にご協力を」と呼びかけた。
[2006/10/21:島原新聞]

 
親子で和蝋燭作り - 有明中1年しゅろの葉でバッタも -

 島原半島はもとより全国でもほとんど見られなくなった櫨の蝋絞り。その昔ながらの技術を今に伝承している島原市有明町大三東の本多木蝋工業所・動く櫨資 料館で今月15日、有明中学校1年4組の生徒とその保護者が和蝋燭作りを体験。郷土の伝統を見直し、温もりのある小さな光を心の裡にともした。

 動く櫨資料館は、中学校社会科教諭・本多俊一さんが父親・正則さんの残した蝋絞りの一連の施設をそのまま活かし、学校週5日制の導入に伴い、体験学習施設として2002年春に開設した。

 この主旨を知った有明中1年4組のクラス役員の保護者が、親子レクリエーションの一環として和蝋燭作り体験を企画。他の多くのクラスが親子料理体験等を暑い夏休み中に取り組んでいる中、心の交流を図るにふさわしい秋の時節を選び、この日の実施となった。

 館主の本多さんは、原料の櫨の実や玉締め式圧搾機などを見せながら、蝋絞りの一連の作業を説明したあと、蝋燭作りを指導。和紙とイグサの芯で燈芯を作ってローソクの型にセットし、次に、既に固めてある木蝋を鍋で暖めて溶かし、型に流し込んだ。

 また、蝋が冷えて固まるまでの時間を利用して棕櫚(しゅろ)の葉によるバッタ作りにも挑戦。この方はかなりの苦戦を強いられ、本多さんも「2、3回やってみないと、いい形にはならない」と話していたが、中にはバッタの形に近づいた人も何人かあった。

 蝋が固まった頃、型から外し、芯に通していた竹の心棒を抜いて和蝋燭が完成。ものづくりの喜びと、自然の光の温かさを実感していた。
[2006/10/20:島原新聞]

 
三会原土地改良で功労 - 神田氏が全土連会長表彰 -

 「第二十九回全国土地改良大会・京都大会」がこのほど開かれ、島原市の三会原土地改良区理事長、神田秀孝氏(72)が本年度の全国土地改良事業功績者として、全国土地改良事業団体連合会会長表彰を受賞した。

 神田氏は同土地改良区の役員として昭和62年から監事を一期5年、理事を一期4年務め、平成8年に理事長就任以来、現在連続三期目。

 地域の農業者や土地改良区の代表として19年にわたり活躍しており、特に理事長として三会原地区畑地かんがい施設の管理運営と、三会原第1地区畑地帯総 合整備事業の推進に尽力し、工事は現在順調に進められている。また、同第2地区の事業実施に向け、改良区役員とともに同意の取り付けに尽力。完成後は地域 農業の経営安定や農業生産力の向上、地域農業の活性化により大きな経済効果が期待されるため、その功績が高く評価された。
[2006/10/20:島原新聞]

 
迫力のある作品ばかり - 市美術展・大型化が特徴 -

 島原市の芸術と文化の秋を彩る第46回島原市美術展(市展)が18日、島原文化会館で始まった。22日まで(午前9時 - 午後5時)。

 広く作品を出品してもらい芸術活動のすそ野を広げようと開催され、審査および表彰をしないのが特徴。同市をはじめ雲仙、南島原、諫早、長崎、佐世保各市などのアマチュア346人から、絵画、書道、写真、彫刻・工芸・造形の4部門に535点が揃った。

 約35人が出席した開会式で、主催者を代表し吉岡市長が「芸術の秋を彩る市展の始まり。根強い陶芸人気など芸術への意識の高まりが感じられるのは喜ばしい限り」などと述べ、テープカットをして開幕。

 絵画は平成新山や漁港、花など地元の風景や植物などを描き、写真は花火大会や地元のイベントなどの一幕を切りとったものなど、書道は整然とした漢詩や漢 字一文字の力強い筆づかいなど、彫刻などの部では繊細な描写で表現された七福神の刺繍やガラス製の器など多彩な作品が揃った。

 市展運営委員長の江川好光さんは「有明町からの出品も増え、作品が多くなり内容もにぎやかに。自然の輝きに目を向けるようになり、大型化したのが作品の 特徴」と述べ、「じっと見ていると迫力のある作品ばかり。『私はどの作品が好きかな』と思いながら観てもらえれば」と呼びかけていた。
[2006/10/19:島原新聞]

 
島一小PTAが大臣表彰 - 連携して地域ぐるみの活動、広報誌も非常に内容が充実 -

 島原一小PTA(宮崎俊章会長)が本年度優良PTA文部科学大臣表彰を受ける。優秀な実績をあげているPTAを表彰することで健全な育成、発展を目的としたもので、全国では124団体、本県では3団体が表彰される。

  同PTAでは企画から実施にいたるまで学校や健全育成会、婦人会、子ども会などと連携・協力し、綿密な計画のもとPTAが中心となった地域ぐるみの活動 を展開。毎年5月には学級役員・評議員研修会を開き、学級PTAのあり方を考える場にしており、その後、学級や学年の年間計画を立てて、それをもとに活動 を行っている。

 また、文化部発行のPTA広報誌は「学校の行事を伝えるものではなく、PTAのあり方をみんなで考えるもの」をコンセプ トにして内容も充実。アンケート の結果や外部(青少協会長や中学校長など)の声も記載し、保護者や教員にとって、知りたい情報が盛りだくさんで、子育てにおける悩みや問題を解決するため の重要な "情報収集誌" に。2004年度には全国小・中学校PTAコンクール奨励賞を受賞、2005年度には県PTA広報紙コンクールで入賞するなど高い 評価を得ている。

 ほかにも、「たくましく生きる力」をつけさせるための3泊4日の「通学合宿」や地区ごとの子どもクラブ活動、学校週5 日制が始まった4年前からは地域の 人材を講師に招いた土曜日の余暇活動事業「モリモリ広場」などを展開。今年で4回目となった夏の「一小夏祭り」は、各団体の持ち味を十分にいかしてPTA や学校、地域が一体となった地域ぐるみの取り組みとなっている。
[2006/10/19:島原新聞]

 
橋元さんが奨励賞に - 肉用牛研究会長崎大会 -

 11、12日に長崎市であった第44回肉用牛研究会長崎大会で、県畜産試験場(島原市有明町)の大家畜科研究員、橋元大介さん(30)が「奨励賞」に輝 いた。全国から農家や研究員ら約1000人が参加した同大会であった19課題の研究発表のなかで、優秀な発表として受賞したのは橋元さんのみ。

 橋元さんの研究は、肉用牛の生産において通常30カ月の肥育期間を24カ月に短縮し、30カ月のものと質や重量がほぼ変わらない肉の生産を可能にしたもの。

 県が造成した種雄牛から採取した精液を使って生まれた子牛を使うことで雄牛の能力が子牛に引き継がれ発揮されるとともに、穀類や乾草類という異なるエサの量や与える時期を調節することで、ほぼ同質の肉の生産に成功したという。
[2006/10/19:島原新聞]

 
農林水産祭で輝く天皇杯 - 吾妻町の吹原さん夫妻 -

 農林水産省などが主催する「第四十五回農林水産祭」の受賞者が決まり、雲仙市吾妻町のブロッコリー農家、吹原繁男さん(55)・ちあきさん(51)夫妻が園芸部門で最高位の栄えある天皇杯に輝いた。

 吹原さんは昭和四十六年、地域でいち早くブロッコリーの露地栽培を始め、現在は9ヘクタールに面積を拡大。先進技術の導入や省力化など経営改善に積極的 に取り組み、県内最大の産地のトップリーダーとして活躍している。平成十七年度に県農業賞を受賞し、ことし7月には「第五十五回全国農業コンクール」で農 林水産大臣賞にも輝いた。

 度重なる晴れの受賞に吹原さんは「畜産や施設園芸などは雇用も入れてバリバリやっておられる。私たちは家族経営で細々とやっているだけなので恐縮しているが、地域にはブロッコリーの栽培農家が増えてきており、皆さんの励みになれば - 」と喜びを語った。

 天皇杯の授与式は11月23日、東京の明治神宮会館で開催される式典にあわせて行われる。
[2006/10/19:島原新聞]

 
有明がねまつり賑わう - 原価販売などで盛り上げ -

 「がね」と言えば、「カニ」を意味する島原地方の方言だが、一般的には有明海特産の「ガザミ」を指す。それほど地域住民に親しまれ、かつ有明海域で最大の水揚げ量を誇りながら、佐賀県の「竹崎かに」として売られたら地元の面目がない - 。

 そんな思いから平成8年にスタートした有明町漁業協同組合(荒木要組合長)主催の「有明がね祭り」が今年も十五日の日曜日、同町湯江浜の漁協前広場で開かれ、終日賑わった。

 10回目を迎えた同祭りは、年々、地域住民に浸透し、「最近では、目当てを決めてくるお客さんが多くなった」。イベントの中で、目玉はもちろん水揚げさ れたばかりの生きた「がね」の原価販売だが、ほかに一袋100円の小あじの詰め放題。一回100円の釣り堀。それにその場で味わえるがねの湯がき(一匹 100円)、がねの味噌汁など、多彩な出しもので祭りを盛り上げる。

 カニは最近、韓国などから輸入されるものもあるが、漁師によると「これからの時期、メスは腹に卵を持つようになる。地元有明海のがねは赤い色をしているのに、韓国のものは黄色で、味が違う」とのこと。

 加えて価格も大きいもので1500円、中が1000円、小は500円、三匹で1000円のものもあり、「原価を切る」価格。同漁協ではカニの栽培漁業(中間育成)にも早くから取り組んでおり、?思い入れ?が伝わってくる。

 一方、釣り堀には生きた魚とともに大きながねも入れてあり、子どもだけでなく、大人も真剣な眼差しでカニに針を掛けている姿が見られた。

 天候に恵まれ、多くの出店もあり、訪れた人たちは満足気な様子で秋の海の幸に舌鼓を打っていた。
[2006/10/18:島原新聞]

 
心新たに恒久平和を - 島原市戦没者追悼式 -

 島原市戦没者慰霊奉賛会(会長=吉岡市長)は17日、本年度の「市戦没者追悼式」を島原文化会館で開催し、参列した遺族らが戦没者の冥福を祈った。

 第二次世界大戦で亡くなった郷土出身の戦没者2200余柱の御霊を慰める同追悼式には、奉賛会会長の吉岡市長や市遺族会の石橋政俊会長、野田市議会副議 長(議長代理)、酒井県島原振興局長(知事代理)、木下康博市社会福祉協議会長をはじめ、遺族や関係団体の代表など約400人が参列した。

 戦没者や遺族らの苦しみ、悲しみに深い想いを馳せながら吉岡市長は「英霊が案じられたわが国は焦土の中から立ち上がり、平和国家として繁栄を遂げたが、 それは尊い礎の上に築かれたもの。9日には北朝鮮が核実験を実施したと報道され、強い憤りを感じ、抗議文を送達したところ。核実験は世界平和に反する、断 じて容認できない行為。悲惨な戦争体験が遠くなる今日、過去を振り返り、後世に語り継ぎ、恒久平和を築くことが我々の役目。心新たに全市民の幸せを願い、 祖国の平和、ふるさとのなお一層の繁栄に邁進する」などと追悼。

 「在天の御霊安らかに - 」と願う「国の鎮め」が演奏され、遺族代表による献花・献水が行われたあと、戦没者の冥福を祈り黙とう。来賓を代表して野田副議長と酒井局長の両氏が追悼の辞を述べ、参列者による献花に続き、市遺族会の草野未江子さんが献詠を捧げた。

 最後に市遺族会の石橋政俊会長が「市長をはじめ関係者の皆様には遺族援護のためご高配をいただき、感謝している。我々はこれからもご英霊をお守りし、戦争について後世に語り継いでいかなければならない」と謝辞を述べた。
[2006/10/18:島原新聞]

 
合併功労者表彰など - 南島原市誕生記念式典 -

今年3月31日に島原半島南東部八町が合併し誕生した南島原市は21日午前10時から、同市有家町のありえコレジヨホールで誕生記念式典を開催する。

 合併功労者の表彰などのほか、市の花「ひまわり」や市の木「あこう」の紹介などがあり、アトラクションとして、和道深江太鼓と布津無双太鼓継承会が勇壮なバチさばきを披露し、新市の誕生を祝う。
[2006/10/18:島原新聞]

 
圧巻は昭和堂の傘踊り - 沿道2万の人出で賑わう、しまばら温泉不知火まつり -

 島原市最大の秋のイベント「第27回しまばら温泉不知火まつり」(同まつり振興会主催・会長=久部貞男島原商工会議所会頭)のメーンイベント「市中パレード」が15日、白土湖 - 島原城で盛大に繰り広げられ、沿道を埋めた約2万人を魅了した。

 市民総参加の郷土を挙げて泉都・島原をPRする恒例の祭典。仮装行列や踊り、パフォーマンスを繰り広げる市中パレードには各種団体や企業など22団体、総勢1900人が出演した。

 晴れ渡った秋空のもと、島原幼稚園の蛇踊りを皮切りに市内4施設の可愛い園児らが山車やマーチング、踊りを披露して観客を沸かせ、本隊はこれより1時間遅れて白土湖北側を出発。

 久部会頭は「官民挙げた例年にない盛り上がりに感謝する。島原城までハッスルして頑張ろう」と気勢を上げ、吉岡市長も「(旧有明町と)合併して初めての ことしは、普賢岳噴火災害から15周年の節目。皆さんの努力により復興し、新しい島原市が誕生した。皆さんのこのエネルギーで来年の火山都市国際会議も盛 り上げてほしい」と呼びかけた。

 久部会長らを乗せたオープンカーを先頭に島商のバトン部とブラスバンド部、続いて新しいミス島原に選ばれた下岸ななえさんと山本裕子さんがきれいな振袖姿で人力車に乗って登場し、沿道に詰めかけた観客の声援に満面の笑みで応えた。

 キリシタン行列の主役・天草四郎に扮した村上貴之君(島原一中3年)が馬にまたがり、凛々しい表情で颯爽と登場し、キリシタン大名や遣欧使節の仮装行列がこれに続いた。

 踊りパレードは島原さつき会を先頭に市婦人会連絡協議会、商工会議所役議員・女性会、九電グループ、十八銀行、親和銀行と続き、山車パレードは島原温泉 旅館組合の「竜王宮」が先陣を切り、郵便局や島原土搗唄保存会、島鉄グループをはじめ、市内の小学校やスポーツ少年団、市議会、市役所土曜会などが次々と 登場し、趣向を凝らしたパフォーマンスなどを繰り広げ、観客を楽しませた。

 後半の踊りパレードではユーモラスなひょっとこ踊りやフラダンスのほか、大牟田夏祭りの大蛇山を盛り上げる旭栄会・叫衆が扇子を手に迫力ある踊りで観客を魅了した。

 圧巻は最後尾に控えた初参加の?昭和堂。100人の大所帯ながら長柄の煌びやかな大傘を見事に操り、演歌歌手・北島三郎のヒット曲「まつり」などにあわ せ、一糸乱れぬ凛とした勇壮な舞いを次々と披露。沿道に集まった観客を釘づけにし、「素晴らしか!!」と割れんばかりの拍手喝采を浴びた。
[2006/10/17:島原新聞]

 
阿南とのきずな - 永遠に - 贈られた「蜂須賀桜」で -

 雲仙・普賢岳噴火災害時から被災者を支援し続けてきた徳島県の阿南商工会議所青年部OBらが15日午後、島原市を訪れ、雲仙岳災害記念館や仁田団地内の 花木公園に、数100年は育つという徳島県特有のサクラ「蜂須賀桜」の苗を植樹し、「島原、阿南の両者の絆が永遠に続き、いつか満開のサクラの下で阿波踊 りを - 」と願った。

 災害時の1992年8月、「子どもたちにひとときの安らぎを」と島原市の小学生を阿南市に招く「島原・阿南げんき塾」を、島原、阿南両商工会議所青年部 が合同企画したのが交流の始まり。その後、本場・徳島の阿波踊りに感銘を受けた島原商工会議所青年部が1996年10月から地元で「しまばらガマダス阿波 踊り大会」を開催するようになり、阿南市からも阿波踊りグループが出場するなど両者の交流は続いている。

 蜂須賀桜の寄贈は、昨年同大会が10周年の節目を迎えたことを記念したもの。島原市で被災地への植樹活動が行われていることを知った阿南商工会議所青年 部OBらが、徳島県内で蜂須賀桜の保存と増殖活動を続けている「蜂須賀桜と武家屋敷を守る会」の賛同を得て「緑化活動とサクラの名所づくりに貢献しよう」 と、苗を贈ることに。

 同記念館庭園であった記念植樹には、阿波踊り団体の「島原不知火連」(廣瀬朗連長)や阿南市職員らでつくる「ささゆり連」(細川博史連長)、両商工会議 所青年部など約50人が参加。元島原商工会議所会頭で同大会実行委員会会長の森本元成さんは「両者の強い友情の絆は永遠のものであり、いつか阿波踊りをサ クラの下で盛大に開催したい」と述べ、元阿南商工会議所青年部会長の西野賢太郎さんも「徳島の伝統文化・阿波踊りが島原で10年にわたり続けられてきたこ とは最高の縁だ。両市の友情と阿波踊り有志の発展につながることを願う」と述べ、苗六本を植えた。

 蜂須賀桜は江戸時代に徳島城御殿にのみ生息していたといういわれがあり、原木の樹齢は250年だという。大手製紙メーカーの光バイオ技術により、その古 木を元にして培養に成功した苗を使って普及活動が続けられている。今回は高さ約15cmの苗50本が寄贈され、被災地への植樹などに活用された。カンザク ラ系のサクラで、2月中旬から約1カ月間淡い紅色の花を咲かせるもの。国内にあるのは徳島と島原のみだという。
[2006/10/17:島原新聞]

 
二百年の歴史を重視し - 高島回向堂の改修なる、できる限り忠実に復元 -

 島原市高島一丁目の「高島回向堂」は、寛政四年の島原大変で犠牲になった多くの死体を埋め、弔った場所(船倉横)に建てられた。その際、島原藩主松平忠馮は「多福院(菩提寺本光寺の福住職住院)に永代供養を命じた」と『深溝世紀』に記されている。

 あれから二百有余年。今もって回向堂は同じ場所にあり、住民らの篤い信仰を集めているが、長年の風雨で老朽化が進んだため今年8月、改修工事に着手。3ヶ月かけてこのほど完成した。

 その間、本尊の「観世音菩薩像」は本光寺に移して安置。改修が成ったあと今月10日に同堂に戻され、12日午前、本光寺の片山弘賢副住職によって入魂の儀が執り行われた。
[2006/10/15:島原新聞]

 
特別賞はポスターに - 親子でスケッチ大会 -

 爽やかな秋晴れに恵まれた14日、第5回がまだすドーム親子スケッチ大会が雲仙岳災害記念館で開催され、親子約60人が平成新山など思い思いのふるさとの風景を画用紙に描いた。

 子どもらに同記念館に親しんでもらうとともに親子のふれあいを図ってもらおうと、同記念館と火山都市国際会議島原大会(COV5)実行委員会との共催。 開会式で河本冨士雄館長と実行委事務局長の杉本伸一さんは「素晴らしい日和と風景のなか、親子でふれあいながら、ゆっくりとスケッチを楽しんで下さい」な どと呼びかけた。

 子どもらは庭園や展望所に移動して、青空に映える平成新山や同記念館を題材にクレヨンや水彩絵の具でスケッチを楽しみ、保護者らは「平成新山は噴火と復興の象徴だから力強く描いてごらん」などとアドバイスしていた。

 17日に元美術教員らが審査を行い、COV5用ポスターに使用される予定の「特別賞」や金賞など受賞者の表彰式は22日に予定されており、作品は21日から11月3日まで同記念館に展示される。
[2006/10/15:島原新聞]

 
温泉の恵みに感謝 - パレードには約1900人 -

 島原市最大の秋のイベント「第27回しまばら温泉不知火まつり」の本番を告げる「献湯祭」が14日、島原外港泉源公園で厳かに行われた。メーンイベントの市中パレードはきょう15日、白土湖付近 - 島原城で盛大に繰り広げられる。

 観光地を支える島原温泉の給湯事業は昭和42年に始まり、元池・観音島の両源泉を使って市内のホテル・旅館などに給湯してきたが、事業の安定と新たな利 活用を目的に同市は一昨年度、元池第二源泉を新たに確保した。41.3度の温泉を61度に加温し、1日当たり350tをホテル・旅館や一般家庭に給湯。足 湯などにも利用しており、来年度は市民や観光客が気軽に利用できる温浴施設の建設も予定している。

 献湯祭には同まつり振興会会長の久部貞男島原商工会議所会頭や吉岡市長、安藤市議会議長、酒井県島原振興局長、大場正文島原温泉観光協会会長、古瀬亨・ 市商店街連盟会長、藤田昌之・市土産品協会会長、加藤寛治島原雲仙農協代表理事組合長ら関係者約40人が参列。献湯の儀、源泉清め祓いの儀、玉串奉てんな ど神事を執り行い、観光地を支える温泉の恵みに深く感謝した。

 同日夜は島原文化会館で「前夜祭」が賑やかに催された。市中パレードはきょう15日午後2時、白土湖付近をスタート。一足早く出発するこども踊り隊を含め計33団体、総勢約1900人が市内に繰り出し、本隊は島原城を目指す。
[2006/10/15:島原新聞]

 
お城を背に幽玄の世界 - 盛況!!子ども狂言も熱演 -

 第24回島原城薪能(主催=島原城薪能振興会、島原城振興協会)が12日夜、島原城天守閣広場の特設会場で開催され、ファンや市民ら約1300人(主催者発表)が、お城を背景に繰り広げられる幽玄な世界に見入った。

 今年は新島原市誕生と日本名城百選に認定されたことを祝う記念の舞台であり、薪能の復活に尽力した故赤星政之輔氏の追悼の意も込めた。地元の能楽愛好家 による連調囃子「羽衣」で幕開けし、宮崎金助市教育委員会教育長(吉岡市長代理)や久部貞男島原城薪能振興会長ら五氏による「火入れの儀」を経て「ただ今 より能を始めませい!」。

 かがり火が火の粉を散らす厳かな雰囲気のなか、金剛流能楽師の豊嶋晃嗣氏や豊嶋幸洋氏らが、中国の宮殿を舞台に3000年に1度咲くという桃の花を巡る物語「西王母(せいおおぼ)」、京都の清水寺で生き別れた母子が再会を果たす感動のストーリー「花月」を熱演。

 また、5月から8回のワークショップでけい古に励んできた「島原子ども狂言」の小中学生25人が小謡「鶴亀の舞」、「掛川」、和泉流狂言「しびり」を熱 演し、FRP(軽量プラスチック)製のオブジェを背負った子どもらが「魚の精」として指導者の和泉流狂言師、野村万禄氏とともに名城認定祝いのタイを釣る というオリジナル島原狂言「釣ろうよ」を繰り広げ、存分に笑いと拍手を誘った。

 今回は、地元業者の協力を得てつくった特別弁当と銘菓を当日限定で販売し、いずれも完売したという。島原高定時制の生徒ら約15人が、かがり火の火を絶やさないために木をくべ続ける役目をはじめ会場設営などスタッフとして活躍し、運営委員会を喜ばせた。

 また、会場でアンケートもとった。運営委総務の岩永泰賢さんは「ファンの方々に支えられて盛況に終えることができたことに感謝したい。アンケートで得た 意見を次回に反映させてファンの方々の期待に応えられるように努めるとともに、弁当販売など経済効果につながるような取り組みも強めたい」と話した。
[2006/10/14:島原新聞]


[関連サイト]
- 島原城薪能

 
御下りで練り歩く - 秋祭り・御旅所に二泊 -

 秋祭りのシーズン到来 - 島原市内の各神社では秋の大祭・御幸行祭が13日始まり、初日は御下りの行事が市内を練り歩いた。

 市内の各神社では市民の家内安全、無病息災、五穀豊穣を祈念するとともに演芸なども奉納する。仮宮の御旅所に2泊し、御上りまで3日間の日程で繰り広げられる。

 猛島神社では同日早朝出発した神輿の行列がまず御旅所の大手広場まで巡幸し、市役所前で踊りを披露。合併した新しい島原市の市勢振興と発展を祈願したあと、地域を巡った。
[2006/10/14:島原新聞]

 
小林君が最優秀賞に - まちづくりの絵コンクール -

 第18回県まちづくりの絵コンクール(県や県都市計画協議会など共催)の入賞者が12日に発表され、「『こんなまちがあればいいな』という気持ちが楽しく伝わってくる」などと好評を得た雲仙市・大正小1年の小林将寛君の作品が最高の最優秀賞に選ばれた。

 毎年6月に国土交通省などが主催する「まちづくり月間」の行事の一つとして、時代を担う子どもたちにまちづくりに対する関心を高めることなどを目的に実施しており、優秀な作品は次年度のPRポスターなどに活用される。

 テーマは、「つくってみたいな こんなまち」。6月から9月まで県下の小学生から募集し、1166点の応募があり、優秀賞五点や入選14点など計91点を選出。受賞作品は県美術館である2006まちづくり総合住宅フェア(14 - 22日)などで展示される。
[2006/10/14:島原新聞]

 
なかよし合同運動会 - 特殊学級の子どもたち -

 第39回島原市内なかよし合同運動会が13日に島原一小体育館で開かれ、特殊学級で学ぶ小学校4校、中学校4校の児童・生徒26人が主役となってかけっこなど10種目を楽しんだ。

 市特殊教育研究部(部長=坂庭克雅・三小校長)の主催で、今回は新市発足にちなんで一小、三小、一中、二中、三中に加え有明地区の大三東小、湯江小、有明中からも参加し、保護者、ひかり福祉作業所や松光学園、清華学園の利用者など計約100人が集まった。

 開会式で坂庭校長が「各校のお友達と楽しく過ごして」、宮崎教育長も「有明地区の子どもたちも加わって盛大に開催され、特色ある教育がさらに豊かになることを願いたい」と述べ、中学生4人が「日ごろの力を発揮して頑張ります」と選手宣誓をして開幕。

 選手らは、応援に駆けつけた一小児童の声援を受けながら、ボールを段ボール箱に乗せて落とさないように走る「ねずみのもちひき」などで汗を流しながら競技を楽しんでいた。
[2006/10/14:島原新聞]

 
雲仙市も抗議文 - 北朝鮮の地下核実験 -

 北朝鮮が9日実施したと発表した地下核実験に対し、雲仙市は11日、抗議文の送達を安倍首相と麻生外務大臣に要請した。

 抗議文は奥村市長名で、北朝鮮の金正日国防委員長に宛てたもの。「世界の核軍縮の流れに逆行し、世界平和に反する行為。多くの人々の平和への願いを裏切る、断じて容認できない行為」として、「これ以上いかなる核実験も繰り返すことのないよう強く要請する」と求めた。

 一方、抗議文の送達要請では政府に対し、「関係諸国と連携し、核廃絶に向けた努力」もあわせて求めた。
[2006/10/13:島原新聞]

 
ガス器具点検で安心 - ひとり暮らしの高齢者たち -

 島原市社会福祉協議会や市民生委員協議会、西部ガス島原営業所、県プロパンガス協会島原支部会青年部は12日、市内7地区の65歳以上のひとり暮らし高齢者宅約70戸でガス器具のボランティア安全点検を行い、コンロなどの点検とともにお年寄りの安全を確認して回った。

 地域、職域のボランティアの協力を得て水道、電気、ガスという生活に欠かせない器具の点検とともに、高齢者の安否確認を兼ねた地域福祉ネットワーク活動事業の一環。平成14年度から5回目で、今回は有明地区も網羅した。

 出発式で市社協の山北好一事務局長(木下康博会長代理)が「プロによる点検でお年寄りの皆さんに安心をもたらしてほしい」と呼びかけたあと、社員ら17人が分担して各地区を巡り、一軒ずつコンロや給湯器などを点検すると、お年寄りは喜んでいた。
[2006/10/13:島原新聞]

 
地域ぐるみで自主活動 - 県下一斉防犯パトロール -

 「全国地域安全運動」(11 - 20日)の初日の11日、県下一斉防犯パトロールが実施され、約400団体約5600人が地域ぐるみの自主防犯活動に繰り出した。

 このうち、島原市では安中地区青少年健全育成協議会(小場義久会長)らが主となって防犯パトロール活動「あんなか安心隊」を実施。

 島原五小の1年生88人を対象に6月から地区の高齢者や主婦らが平日下校時に学校まで迎えに行き、自宅まで一緒に帰る活動を継続。この日は「隊員」約50人が集まって同運動のPRチラシや防犯グッズなどを配り、1年生と一緒に下校した。
[2006/10/13:島原新聞]

 
有明がアベック優勝 - 島原市中体連駅伝競走 -

 本年度の「島原市中体連駅伝競走大会」(主催=市中学校体育連盟・市教委)が12日、島原復興アリーナ周回コースで行われ、有明中が男女アベック優勝を果たした。

 旧有明町との合併後初めての大会。市内の5中学校から男子7チーム、女子8チームが出場し、男子は6区間17.416km、女子は5区間10.574kmで熱戦を繰り広げた。
[2006/10/13:島原新聞]

 
島工の村上君も優秀賞に - 県高校ロボットコンクール -

 県内の工業系高校の生徒らが技術とアイデアを駆使して製作したオリジナルロボットで競い合う「第15回県高校ロボットコンクール」(県教育委員会主催)が7日に島原工高の体育館で開催され、公立・私立高校7校のロボット22台が熱戦を繰り広げた。

 生徒らの個性や創造性を伸ばし相互交流を図るとともに、科学技術の進歩に対応する高校教育の成果を発揮してもらうのが目的で、島原工高は昨年に続き会場 に。島原工高の田中正道校長が「ロボコンは志の心、行動力、知力を育む『ものづくり』学習につながるはず。誇りをもって日ごろの成果を発揮してほしい」と あいさつ。

 主管の県高校工業クラブ連盟会長の中島龍太郎君(長崎工高3年)のあいさつに続き、島原工高工業クラブ会長の山田光洋君(3年)が歓迎の言葉を述べ、島 原工高の尾崎亮君(3年)が「アイデア満載のロボットが集い競い合うことで全国大会を目指して頑張ります」と選手宣誓して開幕。

 競技は、5m四方のコート内で3分間以内にロボットを使って棚に置いてある24個のリングを移動させ、3本の木製ツリーの枝3カ所ずつにリングをかける 数とスピードを競うもの。操縦者の生徒はチームメイトの助言を受けながら、コードでつながったコントローラーでロボットを操作し、ロボットの腕部分でリン グを掴んだり台部分に乗せたりして運び、ツリーの枝にかける動作を慎重に繰り返し、技術とアイデア、努力の結晶をぶつけ合っていた。
[2006/10/12:島原新聞]

 
『ミス島原』が決まる - 下岸さんと山本さん、市中パレードでデビュー -

 雲仙連山の懐(ふところ)に抱かれ、有明海に向かって豊かな田園風景が広がる島原市の北部郊外。噴火災害で枯渇していた熊野神社の湧水が、再びこんこん と清水を噴き出し、扇状地の田畑を潤して黄金の実りをもたらしている。いま秋 - 農業と観光で生きる島原市が一年中でもっとも賑わう季節、このほど本年度ミス島原の審査会があり、新しいミス二人が決定。11日、しまばら温泉不知火まつ り振興会から発表された。

 家事手伝い・下岸ななえさん(22)と、自営業(自動車整備工場)手伝い・山本裕子さん (23)=五十音順=。それぞれ島原市のほぼ中央、杉山町と前浜町の生まれで、〈黄金の実り〉を象徴するような2人だが、家庭的な絆を重んじる温かみに加 え、国際的感覚にも長けている。来年11月、アジアで初めての火山都市国際会議の開催をひかえた島原市を引き立て、盛り上げていく役割を担ってくれそう だ。
[2006/10/12:島原新聞]

 
南島原市職員が放火 - 有家交番隣のコンビニ全焼、現行犯で荒木容疑者逮捕 -

 11日午前6時ごろ、南島原市有家町山川のコンビニエンスストアのトイレから出火し、鉄筋コンクリート造り2階建てビルの一階部分を全焼。同日午前6時5分、放火の現行犯で同市職員、荒木好行容疑者(28)が逮捕された。

  南島原署の調べによると、荒木容疑者は同日午前6時ごろ、同市議会議員の白髭貞俊氏が所有する白髭ビルに入店しているファミリーマート有家店のトイレに ガソリンをまき、ライターで火をつけたもの。放火直後にトイレから店外へ走り去った荒木容疑者を見つけた同コンビニの男性店長(42)が取り押さえ、警官 に荒木容疑者の身柄を引き渡した。ビルの1階部分約163平方メートルを焼いたが、けが人はなかった。荒木容疑者は犯行を認めており、動機等について現在 捜査中。

 荒木容疑者が放火した国道251号沿いのコンビニは南島原署有家交番の隣にあり、警官2人が交替で勤務。出火当時、1人はパトロール中で、もう1人は仮眠中だった、という。

  同男性店長の話によると、出火直前に1人の客が来店、同店長が商品を陳列していたところボンと音がしたためトイレに行ってみると、すでに炎が上がってい た。店から走って逃げる客を見つけた同店長が取り押さえ、「おまえだろう」と問い質したところ、「はい」と犯行を認めたため、通行人に通報を頼み、同交番 の警官に身柄を引き渡した、という。

 同市によると、荒木容疑者は平成16年4月、旧有家町の職員として採用され、ことし3月31日の合併と同時に同市企画部企画課(布津庁舎)に配属されたが、8月下旬から病気休暇中だった。

  出張中の松島市長は「市民のために奉仕すべき公務員が市民の貴重な財産を焼失させたことは決して許されるものではなく、この不祥事を厳粛に受け止め、被害者の皆様に深くお詫びを申し上げるとともに、市民や関係者の皆様に重ねてお詫びを申し上げる。今後、警察の捜査の経過を見ながら、厳正な処分を検討する。このような事態を招いたことをあらためて深く反省するとともに、市民の皆様の信頼を回復するよう職員一丸となって努力する」とコメントした。
[2006/10/12:島原新聞]

 
カーブミラーをきれいに - 南島原市の五月会が奉仕 -

 南島原市民らでつくるボランティア団体「五月会(さつきかい)」(?木幸介会長、会員約30人)が9日、第1回目の活動として有家、西有家両町のカーブミラー数百カ所をきれいに磨いて回った。

 松島市長とともに新市発展に寄与しようと、さまざまな業種の事業所代表などで今年5月に発足。自分らのできる範囲の活動をしようと、年4回程度の活動を目標にしている。

 この日早朝、西有家町の本庁駐車場に約半数の会員が集まり、軽トラックなどに乗って4班に分かれ、国道251号沿いのカーブミラーをぞうきんなどできれいに拭いて回っていた。
[2006/10/11:島原新聞]

 
きょうから署名を開始 - 市議定数を20人に削減 -

 市議定数「20人」に削減を目指す「島原市民連合会」(会長=片山兼秀氏、町内会・自治会・婦人会・老人会などで構成)の片山会長ら三氏が10日、条例改正の直接請求に向けた署名のための請求代表者証明書を申請し、吉岡市長から即日交付された。

 旧有明町との合併に伴い採用した在任特例により同市議は現在36人で、来年6月の任期満了までに法定上限の30人以内で定数が変更されない限り、自動的 に条例定数23人に戻るが、同連合会では「合併の本来の目的や、増税等により苦しい市民生活を強いられている中での市民一丸となった行財政改革による財政 の健全化」を理由に、「定数削減は多くの市民の声」としてさらに少ない20人の実現を目指している。

 同連合会の片山会長(76)=(市町内会・自治会連合会長)=と橋本健士(78)=(市老人クラブ連合会長)=、村田マサ子(68)=(市婦人会連絡協議会長)=両副会長の三氏連名で条例改廃請求代表者証明書の交付を吉岡市長に申請し、同日交付された。

 片山会長は「市当局にはご迷惑をおかけし、手を煩わせることになるが、定数削減は多くの市民の声であり、市政発展のため運動を展開することになった。議 員定数については市議会行財政特別委員会で今年中に結論を出されるとのこと。それについては我々も理解はしているが、折角やるのであれば議会で結論を出さ れる前に市民の声を反映させた方が、議員の皆さんも判断の資料になるだろう」と述べた。

 受任者(現在313人)による署名運動はきょう11日から1か月間、全市的に繰り広げられる。
[2006/10/11:島原新聞]

 
北朝鮮の核実験に抗議文 - 島原市が国に送達を要請 -

 北朝鮮が9日実施したとされる地下核実験に対し島原市は10日、抗議文の送達を麻生太郎外務大臣に要請した。

 抗議文は吉岡市長名で、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)国防委員長に宛てたもの。「地下核実験はわが国のみならず北東アジア及び国際社会の平和と安全 に対する重大な脅威。世界の核軍縮の流れに逆行し、世界平和に反する行為であり、多くの人々の平和への願いを裏切る、断じて容認できない行為」として、 「これ以上いかなる核実験も繰り返すことのないよう強く要請する」とした。

 麻生外務大臣への抗議文送達要請では、地下核実験が再び繰り返されないよう国際社会と連携した強力な外交の展開もあわせて国に求めた。

 核実験に対する同市の抗議行動は、平成8年1月のフランスをはじめ、中国、インド、パキスタンに続き5度目。
[2006/10/11:島原新聞]

 
初優勝の安中に知事杯 - 市民体育祭有明が大健闘し二位に -

 島原市民のスポーツの祭典「第51回市民体育祭」の大運動会が8日、市営陸上競技場で行われた。爽やかな秋空のもと熱戦を繰り広げ、安中地区が初の総合優勝に輝き、知事杯を手にした。

 旧有明町と合併後初めての同大会には選手延べ2100人、観客を含め約4000人が参加した。開会式で吉岡市長は「半世紀にわたり続いている市民体育祭 は最大のスポーツイベントで、市民の体力向上と親睦・融和、明るく健全な郷土の発展を目的に開催されている。(旧有明町との)合併後初めての開催となり、 これまで以上に楽しい大会にしてほしい」などとあいさつ。本年度の体育協会表彰などが行われたあと、三中陸上部の寺田悠貴、酒井寿也、園田龍之介、木崎善 信の四選手が力強く選手宣誓し、幕を開けた。

 三会小5・6年生によるよさこいソーランのマスゲームを皮切りに、リレーや綱引き、玉入れなど7地区対抗の11種目を含む19のプログラムで熱戦を展開。有明地区の参戦もあって例年以上に盛り上がり、市民らは日ごろの運動不足を解消するとともに親睦を深めた。
[2006/10/11:島原新聞]

 
島原城秋祭りが開幕 - 快晴!!骨董祭など賑わう -

 爽やかな青空のもと、お城を舞台にした「島原城秋祭り」が三連休初日の7日、ことしも賑やかに開幕した。

 市中心部にそびえる観光のシンボルに、市民にももっと親しんでもらおうと開催されている同秋祭り。初日は西彼・長与町から招いた「かわち家」が登場し、ユニークな話術を交えながら祝いの餅つき芸のパフォーマンスを披露してオープニングを盛り上げた。

 会場には陶器や調度品、小物、衣類、懐かしい玩具など掘り出し物を展示・販売する骨董祭が開催され、九州を中心に遠くは栃木県から訪れた露天商が軒を連ね、天守閣の周りでは市民を乗せた人力車が通り、お茶の接待も繰り広げられるなど、市民らが秋の風情を満喫した。
[2006/10/08:島原新聞]

 
7地区で清掃奉仕 - シルバー人材センター -

 (社)島原市シルバー人材センター(渡邊二夫理事長、会員228人)は七日、市内7地区一斉に社会奉仕活動に取り組み、同センターの普及啓発を図った。

 三会ふれあい運動広場や三会新港、杉谷地区の道路、霊丘地区の公園、島原外港の公園、安中運動広場、有明の森運動公園など7地区ごとに清掃活動を展開。

 このうち森岳地区の理事ら16人は本光寺の参道や境内、墓地で実施。9月の台風13号の影響で木々の葉が枯れて境内など辺り一面に落ち葉が散乱していたため、会員らは竹ほうきでかき集めゴミ袋に入れる作業に追われながら、さわやかな汗を流していた。

 また、21日午前11時からは十八銀行島原支店前や中央公園付近で街頭キャンペーンを展開し、さらなるPRを図ることにしている。
[2006/10/08:島原新聞]

 
第一回島原市農業感謝祭 - 中秋の名月のもと盛大に、杯を交わし夜なべ談義 -

 舞岳中腹にある島原市有明農林漁業体験実習施設・舞岳山荘ふれあい広場で6日夕、第一回島原市農業感謝祭が開かれ、農林漁業に携わる生産者ら約1100人が集結。中秋の名月のもと、収穫感謝と豊作祈願の神事をおこない、夜なべ談義をして親睦を図った。

 これは、昨年まで旧有明町でおこなわれてきたものを、合併後さらに規模を拡大して実施したもので、島原市農業振興協議会(会長=吉岡市長)が主催。県下一の農業生産地の同士らが友好を深めあう催しとなった。 同山荘は、背後に雲仙岳連山、眼下に広大な扇状地と有明海が一望できる位置にあり、雄大なふるさとの自然とその恵みを実感するにふさわしい場所。神事と前後して夕日が沈み、雲仙岳の山頂にかかる雲が紫色に染まり、やがて有明海の彼方から中秋の満月が顔を出した。
[2006/10/08:島原新聞]

 
島原四小五年が稲刈り - 農業の大変さを学ぶ -

 島原四小の5年生約40人が2日、島原市本町の個人所有の田んぼで稲刈りをし、「収穫の秋」を味わった。

 日ごろ経験する機会のない稲刈りの実体験を通じて農家や手作業の大変さや工夫を学んでもらおうという総合学習で、児童の保護者で同市宇土町の農家、吉田徳成さん(37)が5アールの田んぼを快く提供した。

 児童らは鎌で稲を刈ったり、吉田さん運転の農業用機械に集めたりして脱穀も経験。実は別の田んぼで苗植えもやったが、あいにくの台風13号で稲が倒れてしまい、別の田で稲刈りをすることに。「台風で倒れてしまった稲が心配だった。もう食べられないのかなあ」と山下裕大君(11)。

 児童らは今後の授業で、分けてもらった米を使ってご飯を炊き、みそ汁を作って味わうことに。吉田さんは「農家の人が汗をかきながら大切に育てていることを感じてもらい、お米を一粒でも残さないように食べてもらえれば」と話していた。
[2006/10/07:島原新聞]

 
日本一の岩永君がい旋 - すごい29年ぶりの優勝 -

 第61回国民体育大会(のじぎく兵庫国体)のレスリング少年男子フリースタイル50kg級で日本一に輝いた岩永竜太君(18)が6日、母校の島原高(柳川伸一校長、810人)にがい旋して優勝報告会にのぞみ、全校生徒の祝福を受けた。

 1977年の第32回国体のレスリングで優勝した同校1978年卒30回生の伊藤力さん以来29年ぶりの快挙に、県レスリング界も熱狂。生徒らの温かい拍手を受けながら入場した岩永君に、柳川校長が「本校OBの伊藤さん以来29年ぶりの優勝はすごい。日本一の生徒を教える喜びと、日本一の仲間がいることを誇りに思い、皆さんも頑張って」と健闘を称え、表彰状を授与。
[2006/10/07:島原新聞]

 
一年生に黄色い傘 - 共同募金の分配金で -

 子どもたちのすこやかな成長と交通安全の願いを込めた黄色い傘の贈呈式が6日(金)、市立大三東小学校(草野延春校長)であった。

 島原市社会福祉協議会(木下康博会長)が、赤い羽根共同募金の配分金活用の一環として六年前から取り組んでいるもので、対象は市内全小学校の一年生。昨年まで、旧市内6小学校のみだったが、合併により旧有明町内の3校が増え、今回は一年生児童が507人。ほかに貸し出し用43本とあわせ計550本が贈呈される。

 式は、年末に実施される赤い羽根共同募金のPRを兼ねて毎年10月、市内の小学校を巡回するかたちでおこなわれ、合併初年度の今年は旧有明町内でははじめてとなる大三東小での実施となった。
[2006/10/07:島原新聞]

 
ネットワーク協が発会 - 地域に密着した人権啓発 -

 島原人権擁護委員協議会(樽田貞夫会長)や長崎地方法務局島原支局(中島寛己支局長)、同支局管内の島原半島三市と三市教委が連携してより地域に密着した各種人権啓発活動を総合的、効果的に実施することを目的に「島原地域人権啓発活動ネットワーク協議会」が5日に発会した。

 人権啓発活動と言えば、島原支局と島原人権擁護委員協議会が12月の「人権週間」期間中に実施しているヒマワリの種を紙風船につけて飛ばす「人権の花」運動、各市町で行ってきた人権や男女共同参画に関わる講演会、国の委託を受けた県が各市に再委託する事業などがあり、島原地域ネットワーク協議会の発足により、これまで各市町など単独で実施してきた事業について意見交換を行い、より充実した活動の展開を目指す。
[2006/10/06:島原新聞]

 
リサイクルプランター - 廃材利用し福祉支援にも -

 産業廃棄物を再処理した環境にやさしい広告付の「リサイクルプランター」がこのほど、島原市役所や公民館などに計約20基が設置された。

 建築廃材の石膏ボードの処理にはこれまで多額の経費を要していたが、「(株)真人」(諫早市飯盛町)のリサイクルセンターの新技術とシステムにより石膏と紙に分離。再生したこの廃石膏を原材料に、NPO法人レインボーブリッジが運営する障害者雇用事業所「ひまわり」(諫早市)で製作している。障害者自立支援事業の一環。
[2006/10/06:島原新聞]

 
ドイツ年、友好親善 - ベックマン市長らが来島、来年の国際大会にもどうぞ -

 長崎との友好親善を目的に来日しているドイツのビュルツブルグ市長、ピア・ベックマン女史ら一行が5日、行政視察のため島原市を訪れ、吉岡市長を表敬訪問した。

 ドイツとは出島を通じ約200年の長い交流の歴史がある長崎。ビュルツブルグ市は本県と縁が深い偉大な医学者・シーボルトの生誕の地でもある。全国的に昨年取り組まれた「日本におけるドイツ年」の一環として島原市では「サッカー・世界の共通語写真展」が開催されたほか、数年おきにスポーツ少年団も来島するなど各方面でドイツとの交流が盛んに行われている。

 来日したのはベックマン市長をはじめ、元郵政大臣で国会議員のヴォルフガング・ベーチュ氏夫妻、シーボルト協会理事長のヴォルフガング・クライン・ラングナー氏夫妻ら一行約30名。来崎は4 - 8日の5日間の日程で、「島原も是非見学したい」と訪れたもの。

 このうちベックマン市長ら7名が来庁し、吉岡市長を表敬訪問。「日本におけるドイツ年島原プロジェクト」の事務局から北田貴子、山本蔦五郎両氏、古川隆三郎市議会教育厚生委員長らが一行を案内した。
[2006/10/06:島原新聞]

 
大きな流木なども - 猛島海岸でクリーン作戦 -

 島原養護学校の小学部、中学部の児童・生徒39人と地域住民ら計約100人が3日、島原市宮の町の猛島海岸で「クリーン作戦」を実施した。

 学校近くの海岸清掃を通じて地域の人々と交流を図ることで、子どもらと顔見知りになり、日常生活の中で声を掛け合ったりしてもらおうと、毎年実施。

 交流校の島原一小や特殊学級のある三小、一中、二中の児童・生徒、森岳婦人会、楽生会、ひかり福祉作業所などから集まり、お年寄りらは子どもらとペアを組んだりして空き缶やペットボトル、花火クズなどを拾ったほか、約20人がかりで協力して大きな流木を運ぶ場面も。

 児童らは拾ったゴミを自分で、燃えるゴミや空き瓶、空き缶などに分別して、処分していた。
[2006/10/05:島原新聞]

 
田口千紘さんが入賞 - 緑化推進運動ポスター -

 本年度緑化推進運動の一環で県が小中学生、高校生から募集したポスターで、南島原市・口之津中2年の田口千紘さんの作品が入賞した。田口さんを含め入賞作品8点は(社)国土緑化推進機構主催の「平成19年度国土緑化運動・育樹運動ポスター原画募集」に推薦される。

 計559点の応募があり、先月下旬に審査会を行い、入賞6点、入選11点、佳作30点を選んだ。作品展は長崎市の浜屋百貨店(10日まで)、佐世保市の玉屋(12 - 17日)、長崎市の県民の森森林館(10月19日 - 11月26日)で開催される。
[2006/10/05:島原新聞]

 
火山国際大会に向け - もてなし英会話講座 -

 2007年11月19 - 23日に島原市で開催される火山学分野を代表する火山都市国際会議島原大会(COV5)に向け、市民参加型の取り組みにしようと、「やさしいもてなし英会 話講座」が2日夜、同市森岳公民館で始まった。11月までの2カ月間、市内7つの公民館で随時開催され、計約140人の市民が参加する。

  火山学に限らず多分野の研究者や行政関係者などが火山活動の社会に与える影響について議論する国際フォーラムで、同市での会期中、約40カ国から600 人以上が参加する予定。パーティー以外の夕食時などは市内の飲食店に繰り出すことになり市民とのふれあいの場も生まれるため、「まちなかで出会い英語で声 をかけて、お出迎えを - 」と、市民向け英会話講座を企画した。
[2006/10/04:島原新聞]



 
国体で日本の頂点に - 島高の岩永竜太君、県レスリング29年ぶりの快挙 -

 兵庫県で開催中の第61回国民体育大会(のじぎく兵庫国体)のレスリング少年男子50kg級で岩永竜太君(島原高3年)が見事!!優勝を飾り、同 120kg級で管政宗君(島原工高3年)が準優勝に輝き、レスリング成年男子74kg級で尾崎秀典さん(島原高 - 群馬大)が5位入賞を果たした。

  岩永君の優勝は今大会で県勢初であり、島原市レスリング協会の楠大典会長によると、レスリング県勢の優勝は29年ぶりの快挙だという。県レスリング協会 の渡邉秀孝会長は「本県レスリング界および県民の皆さんに輝かしいニュースをもたらしてくれた。8年後に本県で開催される国体に向け、大きな喜びとともに 刺激にもなる。若い後輩の皆さんがこれを糧にして飛躍することを願いたい」と喜びを語った。

 楠さんなどによれば、岩永君は雲仙市吾妻町出身で、高校からレスリングを始め、本年度全国高校選抜では50kg級で3位を手に。今国体3日目の2日、レスリング少年男子50kg級の決勝戦は岐阜県代表の選手と対戦し、延長戦の末、接戦を制して全国一を勝ちとった。

 2003 年夏に地元で開催された「長崎ゆめ総体」でベスト8だった岩永将平さん(島原高 - 群馬大)はお兄さんにあたるそうで、竜太君にとって目標だったという。楠さんは「本人の努力と喜多龍昭島原高監督の教えがあったからこその快挙。8年後の 長崎国体を目指し、大きな弾みとなるはずだ」と栄誉を称えた。
[2006/10/04:島原新聞]

 
野原選手の健闘を祈り - 松島南島原市長が激励 -

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)の高校生ドラフトで阪神タイガースに1位指名された長崎日大高3年の野原将志君(18)が1日、松島南島原市長を表敬訪問した。

 同市有家町尾上出身で、有家小 - 有家中 - 長崎日大高。185cm、85kgの体格で右投げ、右打ち、高校通算30本のホームランを記録したスラッガー。小学1年の時に同町の小学生チーム「有家中 央ソフトボールクラブ」に所属し、小学4年の時に夏の甲子園で当時の横浜高の松坂大輔投手(現西武)が出場した試合を目の前で見て甲子園に憧れを抱き、プ ロ野球を目指すようになったという。

 松島市長はこの日、有家地区体育祭で市民らに後援会立ち上げを呼びかけたことを語りながら、「新市発足の記念すべき年に指名を受け、南島原市民として阪 神の日本一に貢献してもらいたい。技術、体力、恵まれた外見という要素を持っており、勇気を持てば自信はあとからついてくるという『勇気は機関車、自信は 客車』の心意気で頑張って」と期待を込め、一緒に来庁した父親の野原義盛さん(51)は「甲子園出場を一緒に夢見ていたため、活躍してくれることを願いた い」と述べた。

 同市総務課によると、同市関係のプロ野球選手は過去に旧加津佐町出身の木村広さん(口加高出身)、旧深江町出身の柴田保光さん(島原農高出身)の2人。野原君は今後契約を経て、12月に入団発表がある。

 野原君は「高校時代は憧れの甲子園に行けなかったが、阪神に指名していただいたのも何かの縁であり、新市発足の年に指名を受けたことも縁を感じる。1回 でも多く甲子園球場に出て応援してもらえるような選手になりたい。温かく見守っていただきたい」と語り、「特に同じセ・リーグで注目されている堂上直倫君 (愛工大名電高)には負けたくない」と、同世代の選手をライバル視している。
[2006/10/03:島原新聞]

 
白土湖のほとりに進出 - 真寿苑デイサービスセンター、温泉もありゆっくり食事 -

 豊かな自然の恵みをもたらす眉山を望む風光明媚な白土湖のほとり、島原市白土町の一角に「真寿苑デイサービスセンター」が2日オープンした。島原温泉を使った入浴設備や専門のマッサージなど独自の介護サービスも備え、心身ともに健康で生きがいのある生活を提供する。

 島原半島で初めて老人保健施設(現在は介護老人保健施設)を開設し、特別養護老人ホームやグループホーム、ケアハウスを展開している社会福祉法人「真和 会」が長年培ったノウハウを生かし、運営する同サービスセンター。当地から雲仙市瑞穂町の施設(真寿苑)に通っていた利用者も多く、「もっと近くにほし い」という要望に応え島原進出に踏み切った。

 施設は吉川組?(吉川和章社長)が所有する鉄骨3階建ての店舗(旧ベビー服のえい子まま)を増改築し一新したもので、1階ワンフロアー(約140平方メートル)を活用している。

 スタッフは管理者の小田照次氏(旧国見町の元収入役)を含め、看護婦・介護職員ら計七名。血圧・脈拍・体温・問診などバイタルチェックから、介護が必要 な利用者に対する食事等の世話、介護予防のための運動指導、機能訓練、レクリエーション、栄養改善、口腔機能の向上、さらには専門マッサージ師によるサー ビスやマッサージ機能付ウォーターベッドなどを備えており、島原温泉の入浴設備も利用者にとって大きな魅力だ。2階は相談室と事務所。
[2006/10/03:島原新聞]

 
地域安全マップを制作 - 島原三小の子どもたち -

 兵庫県や愛知県で女子小中学生が不審者に刃物で切りつけられる事件が相次いでいる。依然として弱い存在を狙った犯罪は絶えず、子ども自身の防犯意識も必要だ。島原三小の児童らはこのほど、子ども自身が危険だと思う場所をピックアップした「地域安全マップ」をつくり、自らの防犯意識を高めた。

 マップは、自分の住むまちを歩きながら、人通りが少ないなどの危険箇所や駐車車両が多いなどの交通状況や周辺環境の情報を収集し、写真や短い文章を書いた紙を貼り注意を喚起するもの。既存のマップの大半は大人が制作し、「痴漢が出た場所」などという不審者の発生情報だけを盛り込んだり、子どもにとって分かりづらいものが多いという意見があり、島原市でも8月下旬にマップ考案者の立正大の小宮信夫助教授(犯罪社会学)が講師となり、「子どもの目線に立った」マップ制作の講習会が開かれたところ。

 島原署生活安全課の田尻照三課長によれば、子ども自身によるマップづくりは市内では初の試みだという。「大事なのは子ども自身が『危ない』と思う場所を知ること。マップ制作を通じて自らの防犯意識を高め、地域住民と顔見知りになり、地域のよさを再認識できるようにもなる」と、普及とその効果に期待する。
[2006/10/01:島原新聞]

 
「小さな親切」運動個人表彰 - 島原若水会の橋本さん -

 11月18日(土)に東京・消防会館で開催される第43回「小さな親切」運動全国フォーラムで、同運動「島原若水会」の推進委員、橋本丈吉さん(80)が「小さな親切」運動表彰・個人表彰(5人)を受けることが決まった。

 フォーラムでは同運動推進功労者内閣官房長官表彰(5人)をはじめ、同運動大賞(1団体)や団体表彰(五団体)などを表彰するもので、橋本さんは、昭和48年12月に元島和男さんが表彰されて以来、本県では2人目。
[2006/10/01:島原新聞]

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