抽選で2か所に - 商工会議所青年部が車イスを贈る -

 島原商工会議所青年部(杉田守会長)は29日、市社会福祉協議会(木下康博会長)と秩父が浦町のグループホームしおさい(平川順三施設長)に車イスを1台ずつ贈呈した。

 地域貢献の一環として缶の飲み口についている蓋プルタブを回収する平成18年度「プルタブ大作戦」で集まったプルタブを換金したものと出店収益で車イス2台を購入し、欲しい人を募集して抽選で贈呈先を選んだもの。

 この日、杉田会長や森本久浩次年度会長ら4人が2カ所を訪れ施設代表らに贈呈。杉田会長は「多くの会員の協力で集まった成果として贈呈でき、ホッとしている。今後も地域福祉などに関わってゆきたい」と話した。プルタブ大作戦は平成19年度も取り組むことにしている。

[2007/03/31:島原新聞]

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『市民提案事業』を募集 - 補助金交付が適当なもの -

 雲仙市は4月2日から、市民自らが企画・提案し主体的に実施する事業について補助金を交付する「平成19年度市民提案事業」を募集する。5月25日まで。

 応募資格は市内在住者などでつくるボランティアグループやNPO、自治会など。平成19年7月 - 平成20年3月末に完了し、公益的で効果が見込まれる事業が対象で、地区住民の交流行事や営利目的の事業、政治や宗教、選挙活動などは対象外。

 市民の積極的参加による市づくりを目指した平成19年度の新規事業で、予算は個人市民税の1%相当額にあたる約1,160万円。提案された事業は、書類審査と市民で構成する審査委員会で審査し、補助金交付が適当とされる事業を予算の範囲内で採択する。

 応募書類は本庁や各総合支所に置いてあり、持参または郵送で応募を。応募先、問い合わせ先は〒859-1107雲仙市吾妻町牛口名714雲仙市企画課企画政策班(TEL:0957-38-3111)。

[2007/03/30:島原新聞]

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自衛隊ヘリを展示 - 噴火災害での活躍後世に -

 普賢岳噴火災害で活躍した自衛隊の功績を後世に伝えるため、役目を終えた輸送用ヘリ一機がこのほど、島原市平成町の雲仙普賢岳噴火災害消防殉難者慰霊碑前に設置された。

 噴火災害の発生直後から史上最長の1,658日に及んだ陸上自衛隊の島原災害派遣。展示された自衛隊ヘリ「V-107A」は同市に自衛隊が無料で貸し出したもの。

 災害当時、西部方面ヘリコプター隊第3飛行隊に所属し、危険を冒しての捜索活動や遺族・家族の上空からの視察、各種学術の偵察など実際に当被災地で使用された。

 プロペラを含めた全長は約25.4m、全備重量は9.7t。西方航空野整備隊(熊本県)と大村駐屯地の4施設大隊の支援を受け、21日から3日間かけて組み立てられた。周りにロープを張って展示しており、同市では危険防止のため枠内には入らないよう呼びかけている。

 同市では今後、災害時に使用された60式装甲車の展示や説明板の設置を予定している。

[2007/03/29:島原新聞]

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奨励金を出し企業誘致 - 県内でトップクラスの額 -

 雲仙市は企業立地を促進する奨励金制度を4月1日から始める。従来の優遇措置は固定資産税相当額の3年間免除程度などしかなかったが、全国的に企業誘致競争が激化するなか地域間競争に対抗できるよう、要件や奨励金の額などは県内でもトップクラスの内容にしたという。

 奨励金制度は▽土地代をのぞく工場建設費に対し支給する工場など施設整備奨励金▽市在住者の雇用促進を図るため工場などの新設および増設に伴う新規雇用増員に対する雇用奨励金 - など5つ。次に挙げた2つは市独自のもので、高速道路から遠い市の交通事情を勘案した輸送経費の軽減や市産の農産物などの消費拡大なども図る。新規常用雇用者10人以上(市在住者が20%以上または市在住者が10人以上)などの条件があり、雇用が1年間確保されていることを確認したのちに支給される。

 △地場産品加工奨励金=食品加工業種について地場の農産物や水産物など一次産業の産品を利用し加工・製造することについて原材料費用の10%を支給。限度額は一企業につき2,000万円。対象条件は市内の生産者などからの原材料費購入額が年間100万円以上、新規常用雇用者が10人以上。

 △物流費奨励金=生産された物品の輸送費に関わる経費の一部に対して3年間支給。社内輸送の場合は有料道路の通行料と島原半島発着フェリーの航送運賃の合計額の50%を支給し、社外輸送の場合は市内運送会社および市内に営業所がある道路貨物運送業に支払った輸送費の10%。限度額は600万円(単年度の限度額は200万円)。

 詳細は市観光商工部商工労政課企業誘致班(TEL:0957-38-3111)へ。

[2007/03/29:島原新聞]

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有明海の再生を目指し - 垂木に漁民の森づくり - 【動画あり】

 『豊かな海づくりは森づくりから』 - "宝の海"と呼ばれた有明海の再生を目指し、島原漁協(北浦守金代表理事組合長)は26日、普賢岳噴火災害で荒廃した島原市南千本木町の垂木台地森林公園で「漁民の森づくり記念植樹」を行い、ヤマボウシとヤマモミジの苗木計1,000本を植えた。

 海の環境保全に果たす森林の役割を認識し実践すること、あわせて環境保全に対する啓発を目的に毎年取り組んでおり、4回目。「漁民の森づくり活動推進事業」で県が事業費の大半、101万3,000円を補助した。24日に予定していたが、雨により2日延期したもの。

 当日は穏やかな春の陽気に包まれ、絶好の植樹日和となった。同漁協の組合員や家族、霊南緑の少年団のメンバーら約150人が参加し、平成新山(普賢岳溶岩ドーム)を間近に見上げる垂木台地の一角に、ヤマボウシとヤマモミジの苗木を各500本。山から谷、川、海へと連なる環境の再生・保全を願いながら、クワやスコップを使って1本ずつ丁寧に植えた。

 北浦組合長は「地道な取り組みで即座に効果が表れるものではないが、地球環境をよくするためには不可欠な事業。子どもたちが将来、素晴らしい環境の中で暮らせるようにする責任もあり、長年続けることで環境保全の一翼を担い、ひいては漁獲の増加につながることを期待している」と語った。

[2007/03/28:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/28放送]

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お茶会や人力車など - 堀端のサクラもちらほら - 【動画あり】

 「島原城春まつり」が24日に始まった。雨に見舞われた初日に対し天候に恵まれた25日は、茶会は221人、人力車は61人が楽しんだ。

 昨年までは「春のお茶会」などと題して開催してきたが、今回は「春まつり」と銘打って、島原城内御馬見所や武家屋敷での「春のお茶会」をはじめ、4月1日の第2回神気杯島原城少年剣道大会や4月6日の「城の日」記念品プレゼントなども網羅し、春休みに合わせて開催。

 同まつりは4月8日まで。お茶会(2席500円)は3月31日と4月1日に行い、4月7日は「春うらら茶会&~青い目の人形~リトルメリーと仲間たち~」もあり、「人力車に乗ろう」(100円)は期間中の土、日曜日に実施。お堀周辺の桜並木のサクラもちらほらと開花し始めており、4月に入ると見ごろを迎えそう - 。

[2007/03/27:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/27放送]



[しまばらNOW:2007/04/05放送]



[しまばらNOW:2007/04/12放送]

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トロッコ列車が発進 - 10年間で27万5,000人が乗る 11月30日まで運行 - 【動画あり】

 「春の風物詩」の島原鉄道(株)の観光トロッコ列車が今年も25日、運行をスタート。来年4月1日で「南目線」の島原外港駅?加津佐駅間35.3kmの廃止の方針を打ち出しているため、平成9年4月の運行開始から11年目となる本年度で最後になりそう。

 今年の列車前方部のヘッドマークには「おかげさまで運行十周年」の感謝の言葉が。オープニングセレモニーで島鉄の牛嶋和憲常務が「最後のトロッコ列車に一人でも多くの方に乗っていただけるよう、最後まで安全運行に努めたい」と述べ、わかくさ保育園の園児の踊りやクス玉割りで出発を祝福。「一日駅長」を務めた地元、森岳商店街の光永建一会長の合図で園児や保護者など約100人を乗せ、にぎやかに発車した。

 平成新山や水無川などをのぞむ島原駅 - 深江駅間9.1kmの道のりを約1時間かけてゆっくり往復し、道中は地元住民が災害や復興について語り聞かせる。「語り部」として昨年に続き2度目の乗車となる南上木場町出身の近津春樹さんは「乗客が少ない時はお客さんと対話ができるなどトロッコでの出会いは楽しかった」と思い出を語り、「廃線は寂しいが、時の流れか。頑張って何とか島鉄の火を消さないようにできれば」と話していた。

 トロッコ列車は雲仙・普賢岳噴火災害からの復興を記念して平成9年4月に運行して以来、初年度の約4万4,000人をピークに2万2,000 - 3万人台を推移し、平成18年度までの10カ年で累計約27万5,000人が利用している。11月30日まで1日3便の定期運行とゴールデンウィーク時などは臨時便もある。運賃は大人500円、3歳以上小学生以下の子どもが300円。予約センター(島原駅内TEL62-4705)で予約を。

[2007/03/27:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/27放送]

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燃料電池の試作など - 島高理数科三期生の「課題研究」 水素と酸素を合成させ -

 芳香剤の合成、水素と酸素を合成反応させて電気を作り出すアルカリ型燃料電池の試作実験、一筆書きの遊びから位相幾何学、四色定理へと発展する数学など、今年も高校生豆科学者たちの挑戦的課題研究の発表が県立島原高等学校(柳川伸一校長)であった。

 理系の専門分野で活躍する人材の育成を目指す同校「理数科」では毎年、2年次に小グループで課題研究に取り組んでいる。例年、新1年生を迎えた5月はじめ、対面式と兼ねて発表会を実施していたが、今年は1年間同科で学び、すでに心構えが醸成された1年生に先輩たちがその取り組み方を披露し、質疑を深め、「より実のある」発表会にするため、年度末に開催した。

 発表は、科学班による「かおりづくり」と「燃料電池の研究」。生物班の「植生遷移」、数学班が「数学~一筆書きの中から~」、物理班による「ブーメラン」の計5つ。それぞれ独自に作成したプレゼンテーションソフトを使用し、グループ員が交替で説明する形でおこなわれた。

 その中で「燃料電池の研究」を発表した化学班は、「従来の発電が熱エネルギー、運動エネルギーを経て電気エネルギーに変換されていたのに比べ、燃料電池は化学エネルギーを直接、電気エネルギーに変換でき、ロスが省ける」として、いくつか方法がある中で「常温で発電が可能なアルカリ水溶液型 - 水素と酸素を反応させて水を作りながら電気を作り出す」実験に着手。試行を繰り返し、「水素を安定的に供給するしかけ」を工夫したりして、最高値で0.8V(ボルト)の出力がある装置を完成させた。

 質疑応答の中で、「水素を作るときのエネルギー変換も活用できないか?」、「電流を上げるにはどうしたらいいか」などの課題も浮かび上がり、「アルカリ型の欠点として空気中の二酸化炭素による劣化があるため、これを取り除いて行なうと、より効率化が図れるのではないか」といった担当教諭からの助言もあった。

 他の発表でも多くの質問が投げかけられ、発表者はもとより理数科の生徒たちみんなが意識を高めた様子。アカデミックな同校の校風に、新たな伝統が生まれつつある。

[2007/03/25:島原新聞]

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約3,500人が巣立つ - 小浜町木指小小田山分校が閉校 -

 雲仙市小浜町の木指小小田山分校の閉校式が24日に行われ、明治36年の創立から104年の歴史に幕を降ろした。

 明治36年に木指尋常小の仮校舎として創立し、児童29人でスタート。創立時の木造平屋建ての校舎などは全て、「山間部にも学校教育を」という一心で小田山地区の住民の手により建設されたという。

 明治43年に分教場として認可を受け公教育機関として認められ、大正4年には校舎など建物が地区住民から当時の小浜村へ寄付され、村立木指尋常小の財産となった。その後、昭和34年度の児童数72人をピークに年々児童数は減少し、平成14年度からは10人を切っていた。この一世紀あまりに約3,500人が巣立ったという。

 最後の児童となったのは5年の小松和輝君(11)と4年の中村龍三君(10)の2人。平成19年度からは約9キロ離れた本校にスクールバスで通学する。元教員や地区住民、卒業生、市関係者など約150人が集まった閉校式で、2人は「自分のペースでゆっくり勉強できた」、「ウサギの世話は毎日2人でしなければならなかった」などと分校での思い出を語り、「小田山で学んだことを本校でいかし、分校魂を木指小に伝えてゆきたい」と - 。分校の校歌の歌詞と思い出の出来事を木材に描いた記念品も披露した。

 木指小の太田岳見校長は「教育の原点はへき地にある。自然と地域とが一体となった環境があったからこそ小田山分校は存在し続けてきた。今日で分校は閉じることになるが、未来への希望はずっと続いてゆくはず」、奥村市長や本多弘明PTA会長らは「閉校は寂しく悲しいものだが、分校のともし火は絶やさないようにしてゆきたい」などと別れを惜しみ、分校の校歌を作詞した金子政則さんに感謝状がおくられ、太田校長らにより表札が外されて一世紀以上に及ぶ歴史にピリオドが打たれた。

 昭和63年に建設され、その外観から「ペンション」の呼び名で親しまれてきた2階建ての現校舎は今後、公民館として活用されることに。敷地内には最後の児童数と同じ2本の「市の木」のヤマボウシが植えられることになっている。

[2007/03/25:島原新聞]

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島原市教委に松本氏 - 本村監査委員を再任 -

 島原市議会は3月定例会最終日の23日、本会議を開き、188億7,300万円を計上した平成19年度市一般会計当初予算案など27議案を原案通り可決した。(同日午後5時現在)

 このほか人事案件も5議案が上程され、市教育委員会委員に松本正弘氏(60)の任命、市固定資産評価審査委員会委員に古賀雅敏(66)、山崎黄洋(54)、井口幸雄(67)の三氏の選任、市監査委員に本村三郎氏(58)の選任にそれぞれ同意した。

 一方、議員提案により市議の条例定数を現行の23人から20人に削減する議案と、18人に削減する議案が同本会議に一括上程されたが、同日午後5時までに採決には至らなかった。

[2007/03/24:島原新聞]

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菅さんに最優秀賞 - 島原農高意見発表会 -

 島原農高の平成18年度校内意見発表会がこのほど同校体育館であり、1、2年生代表13人が日ごろの学習や体験で感じたことを発表した結果、「野菜栽培を通して気づいた環境問題」と題して意見を述べた菅貴志子さん(食品科学科1年)が最優秀賞に輝いた。

 受賞者6人のなかから平成19年度県農業クラブ年次大会への出場者を決める。

[2007/03/24:島原新聞]

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良質の史料 - 松平文庫 - 根岸茂夫國學院大學教授 史学の分野でも提供 -

 「松平文庫は国文学はもとより、史学(歴史学)の方面で良質の資料を提供してくれる」 -

 そう指摘するのは、近世武家社会の形成・構造を軍制や武家儀礼の視点から研究している根岸茂夫國學院大學文学部教授。3月6 - 7の2日間、松平文庫を訪れ、『慶安日光御成供奉行列』、『吉宗公日光御社参私覚書』、『脇々諸行列付』等々、十数点の資料を閲覧し、所感を述べた。

 根岸教授の専門は日本近世史。同大でゼミを担当する傍ら、文科省COEプログラムの一環として取り組んでいる「神道と二本文化の国学的研究発信の拠点形成」研究の事業推進者として、「近世の政治と儀礼との関係から東照宮祭祀と江戸幕府」についての研究を進め、近世の軍制、武家儀礼の調査研究等にも携わっている。著書・論文に『近世武家社会の形成と構造』(吉川弘文館、2000)、『近世社会と知行制』(共著、思文閣出版、1999)、『赤穂浪士の親類書をめぐって』(「学習院大学史料館紀要」11、2001)など多数あり、「自身の(テーマ)研究」のため全国に足を伸ばし、関連史料等の収集にあたっている。

 松平文庫には「30年ほど前、埼玉県史編纂室に勤めていた頃、忍城(おしじょう)関係の資料を探しに来たことがある」。今回は「軍制(軍学)や武家儀礼 - とくに行列(ぎょうれつ)に関する調査を進める目的で来島。2日間かけて史料に当たり、撮影作業等をおこなった。

 根岸教授によると、「近世の武士は大きく分けて "番方(ばんかた=軍人)" と役方(やくかた=行政的仕事をする人)がある。一般的には "お役人さま" と言うような行政上の仕事をする人と思われがちだが、本来は番方(軍人)としての仕事がメインだった。それは、たとえば参勤交代の行列を見ると分かる。槍(やり)、長刀(なぎなた)、挟箱(はさみばこ)、長柄傘、牽馬(ひきうま)、本陣(ほんじん)、騎馬、徒歩(かち)、足軽(あしがる)などと続く行列のうち、役方は本陣のみ。あとは全部、番方の武士で占められている。島原松平氏など譜代大名は上京してのち、江戸城内の警備も担当した」という。

 また、「1人の武士には、最低10人の家来(若党、馬の口付、靴箱持ち、人足など)が必要で、往々、侍以下の者 - 百姓(農民)が駆り出された。農閑期ならともかく農繁期に駆り出されると農村は荒廃する、困ることになる。近世社会の平和を維持するには、このように兵営国家でなければならなかった。全国の各大名たちも軍学の免許を取っていたし、そういう点で私は各藩の行列に関心をもっている」と談。「松平文庫には、松平家だけでなく、全国の各大名の行列の並びを記載した史料もある。良質の史料がある。文学だけでなく、史学の面でもいろいろ分かるし、とくに武士の教養 - 武家社会の体制研究は、いろんな形でできると思う。いい史料を見るだけでも感激がある」などと感想を語った。

[2007/03/23:島原新聞]

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警戒区域を一部解除 - 雲仙市の国有林32ha - 【動画あり】

 県や島原市、雲仙市、南島原市、警察、消防、自衛隊など防災関係の十七機関で組織する「雲仙岳警戒区域等の調整会議」が22日、島原市の森岳公民館で開かれ、噴火災害に伴って災害対策基本法に基づき設定した警戒区域のうち、雲仙市の一部32haを今月31日正午で解除することを決めた。区域の縮小は平成17年3月の島原市以来2年ぶり。

 会議には関係機関から約30人が出席し、長崎海洋気象台と九大地震火山観測研究センターから普賢岳の火山活動状況について「引き続き静穏」との報告があり、警戒区域の取り扱いについて協議した。

 雲仙市が今回解除するのはすでに解除した登山道より外側の部分で、国見別れから紅葉茶屋までの登山道と、仁田峠ロープウェイ駅舎からあざみ谷を経て紅葉茶屋に至る登山道より南西側部分の国有林地帯32ha。残る同市の警戒区域百98haと島原市の840ha、南島原市の80haの計1018haは設定期限を来年3月末まで1年間延長する。第61次延長。

 普賢岳の状況について九大の清水洋教授は「溶岩ドームの冷却は進んでおり火砕流の危険性はほとんどないが、依然として落石の破壊力はあるため注意が必要だ」と述べた。

[2007/03/23:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/26放送]

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四小卒業生と一緒に植樹 - 杉谷を守る会がツツジ100本 -

 島原市杉谷地区の住民でつくるボランティアグループ「杉谷を守る会」(坪田好朗会長、会員三十四人)は19日、島原四小を卒業した児童10人と一緒に市上折橋町の県施工の閉めきり堤周辺にツツジ100本を植樹し、ふるさとへの思いを強くしてもらった。

 同会は「住んでみたい杉谷に」を合言葉に、散歩する人でにぎわう同堤周辺をこまめに手入れするなどの活動を続けており、このほど生い茂っていたカズラを伐採してきれいにしたことから、県島原振興局が提供したツツジを植えることに。

 会員らは児童らとともにツツジを植え、土をかぶせ、水をやり、石ころ拾いもした。副会長の川村清二さんは「ここは散歩する人も多く住民にとって憩いの場であり、子どもにとっても自然に親しめる場所。活動を通じて個性のある『公園』にしてゆきたい」と話していた。

[2007/03/21:島原新聞]

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フィリピンと中南米へ - 松尾宣隆さんと粟戸奈緒子さん -

 南島原市北有馬町の松尾宣隆さんと同市加津佐町の粟戸奈緒子さんが今年3月から2009年3月まで2年間、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊員として海外で活動することに。19日に市役所を訪問し、松島市長の激励を受けた。

 口加高 - 中央大の大学院まで体育関係ひと筋の道を歩んできた松尾さんは、陸上競技の指導者としてフィリピンの高校に配属される。大学卒業後に養護学校に勤務するなど一時期、陸上から離れたことから自分の志が再燃するとともに、見知らぬ土地での陸上の競技力向上に尽力しようと、参加を決意。

 現地では12 - 17歳の生徒の指導や指導者の養成などにあたる。「陸上をやる環境に恵まれていない場所で現地にあるものを工夫して使うなど競技力の向上を図るとともに、現地の人々とのふれあいのなかで、お互いに高めあうことができれば」と語った。

 一方、粟戸さんは助産師として中南米エルサルバドルへ。口加高 - 国立小倉病院附属看護助産学校を経て福岡県内の病院で助産師として約6年間、生命の誕生の瞬間に立ち会ってきた。高校時代に見た青年海外協力隊員の報道番組で「生れて間もない子どもが亡くなってゆく」現実を知り、助産師を目指す志と国際協力活動参加への決意を抱いたという。

 「これまでの自分をリセットしてチャレンジをし、あらたな自分を見つけたい」と、仕事を辞めて参加を決意。現地では免許のない者が助産行為を行うなど医療環境は未整備だという。「不安と期待が入り混じっているが、いつも笑顔を心がけ、何か一つでも現地に残すことができれば。早く2年後の自分に会いたいですね」。

 この日、松島市長は2人に激励費を手渡し、「可能性を秘めた若いお2人にとって自分自身の成長につながり、きっと人生の役にも立つ経験になるはずだ」とエールをおくった。

[2007/03/20:島原新聞]

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家族間のルールづくり - 榊さんら経営協定に調印 -

 農業経営における家族間の役割分担などを決める家族経営協定の調印式が19日、島原市有明総合文化会館であり、市内の六家族があらたに調印し、一家族が協定内容を更新した。

 経営内容や経営目標、就業時間、労働報酬などを協定書として明文化し、家族間の取り決めを明確にすることで農業経営の改善などを目指してもらうもの。市農林課や県島原農業改良普及センターによると、市では同日現在85戸が協定を結び、島原半島内では約六百戸が結んでいるという。

 この日、出席した経営主や後継者らは協定書に署名となつ印をし、「我が子が後継者として意思をかため、目標をもって取り組むようになった」、「いずれは子どもに経営を委譲するつもりでのぞんだ。これを機に家族で頑張ってゆきたい」などと抱負。調印に立ち会った吉岡市長と県島原農業改良普及センターの房野豊和次長は「家族間のルールづくりである協定書をいかして健全な農業経営体づくりを目指し、市の基幹産業である農業の振興に寄与してほしい」などと激励した。

[2007/03/20:島原新聞]

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珍しく晴天に恵まれ - 康平忌 在りし日をしのぶ - 【動画あり】

 いつもこの日ばかりは荒天になる - 「康平忌」に参加する常連たちのそんな予想を裏切って今年は何故か、晴天に恵まれた。

 26回目になる。主催者は、いつものように島原文化連盟・島原半島文化賞運営委員会・宮崎康平碑の会・島原鉄道株式会社。場所は、「康平の碑」に近い島原城本丸跡の観光復興記念館地階であったが、今回ばかりは背後の藪椿が美しい現地での開催がふさわしかったかもしれない。第25回島原半島文化賞受賞者の中川秋利氏(巣立句会主宰)と島原古文書を読む会(松尾卓次代表)の関係者、宮崎康平氏に関心を寄せる人々、遺族らが参集し、碑前に献花したあと午前10時から始まった。

 島原半島文化賞授賞式では、運営委員長の吉岡市長がその意義を述べ、受賞者に賞状を授与。これに対し謝辞を述べた中川氏は、「凡人の私には、身に余る光栄。ただ、ライオンズクラブが設置した市内4箇所の投句箱のお世話では、全国各地の入選者から "島原を讃える言葉で埋められた手紙" を戴くことがあり、私の至福の時となっている。投句してくださる人びと(観光客)は、島原にメッセージを残してくださっていることです。今後もその橋渡しとして続けていきたい」と。また松尾卓次氏は、35年にもなる同会の活動にきっかけが「先祖たちが遺してくれた貴重な古文書、松平文庫にあった」とし、同文庫に寄せる熱いまなざしを披瀝した。

 続いて原田輝臣氏の司会で康平忌に移り、主催者を代表して中山春男島原文連委員長があいさつ。両受賞者のプロフィールとあわせ、康平氏との間接的かかわりを紹介した。また、直接康平氏とかかわった原田氏が思い出を語り、「著書『まぼろしの邪馬台国』に康平さんは考古学界の問題点を書いておらますが、古代史は考古学だけでなくあらゆる分野から総合的に考究されるべきだと主張しておられた。広い意味で(康平氏を)顕彰すべきだと思う。散っても椿、咲いても椿。椿の生命力に先生の意志を汲み取り、受け継いでいきたい」と述べた。

 途中、松下冨士子さんが康平氏の詩「有明海のくらげ」を朗読。例によって愛児園の園児たちが「島原の子守唄」の踊りを披露して会場を和ませたあと、最後に和子夫人があいさつ。「毎年、この日は天気が悪いのに、珍しくきょうは晴れた。康平も気分がいいのかと思う。それと言うのも、最近、いろいろ出版の話などもあり、また島原の子守唄はNHKのみんなのうたで美しい島原の風景とともに紹介された。今日では『まぼろしの邪馬台国』より、『島原の子守唄』で知ってくれる人が多いみたいですが、(康平氏は)いろんなことをした人。いつまでもみなさんの中に康平が生きているということは、私としても嬉しいことです」と謝意を伝えた。

 引き続き、市内上の町の平野食堂で「偲ぶ会」が催された。

[2007/03/18:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/22放送]

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市民一丸で取り組みを - コンパクトなまちづくり -

 島原中心市街地街づくり推進協議会(古瀬亨会長)と島原市は15日、「まちづくり講演会」を森岳公民館二階大ホールで開催し、改正まちづくり三法に基づくこれからのまちづくり、中心市街地の活性化について市民とともに考えた。

 講師は宮城大学大学院事業構想学研究科の横森豊雄教授。「コンパクトなまちづくりと中心市街地活性化~人口減少社会におけるまちづくり」の演題で講演し、市民ら約80人が参加した。

 古瀬会長は「島原のまちづくりのために少しでもできることを考え、歩調を合わせて取り組んでいる。郊外型大型店の出店問題もあり、本来のまちづくりのあり方について考えなければならない。活性化に向け官民が協力し、郷土のまちを育てていこう」とあいさつした。

 横森氏はまず、「持続可能な社会の実現にはコンパクトなまちづくりが大事だ」と述べ、社会情勢の変化に伴い地方都市が長い年月を経て全国同様に衰退してきたプロセスを説明。従来のコンパクトなまちに戻すには同様に長期間を要することや、空洞化により発生する中心市街地問題の多面性として住宅や環境資源、商店街、農業、公共施設配置、公共交通、財政(行政コストの投資)など広く社会に与える弊害を強調した。

 島原市では空洞化が全国より深刻な事態で推移していること、また中心市街地の既存大型店が万一撤退すれば商店街だけでの繁栄はありえないとまで断言。さらに少子高齢化により地方都市はもとより三大都市圏でも人口減に転じると予測される深刻な事態や、国内におけるコンパクトシティの成功例などを紹介した。

 一方、従来の「まちづくり三法」(中心市街地活性化法・改正都市計画法・大規模小売店舗立地法)が実質的に機能しなかったことを指摘したうえで、法改正により郊外施設の規制と中心市街地への誘導がコンパクトなまちづくり先進国のイギリス並みになってきたこと(大規模集客施設の立地規制等)、新たな中心市街地活性化基本計画の内閣総理大臣認定制度などを高く評価した。

 横森氏は「認定を受けるのがこれまでより難しくなったが、国はコンパクトなまちづくりに意欲ある懸命な自治体を拾い上げ、集中的に予算を投下し手厚く支援していく方針。市町村の運用でこれまでぐちゃぐちゃになっていた郊外型大型店の立地規制も法改正により本来の姿に戻った。これから何をやるかは市町村の意欲次第だ」と指摘し、「市町村としてまちづくりの方向を真剣に議論し、住民と一丸となり取り組むことが大事。訴訟騒ぎが起きている地方都市もあるが、法改正により本来の姿に戻っただけなので何も恐れることはない。法律に則って粛々とやってほしい。要はこれからの市町村の運用と都道府県の取り組み次第だ」と述べた。

 また、島原市に直接関しては「自分たちのまちをどうするか真剣に議論すること、規制だけでなく中心部に誘導することが大事だ。いま残っているダイエーも応援し、島鉄の利用促進も図らなければならない。多くの市民が関わって協議会の取り組みを是非とも早めに進めてほしい」と求めた。

[2007/03/18:島原新聞]

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胸を張って中学校へ - 三小卒業式・門出を祝福 -

 16日は島原、南島原両市の小学校の卒業式が行われ、児童らが6年間の思い出深い学び舎を巣立った。

 91人が門出のときを迎えた島原三小の第60回卒業証書授与式は午前9時半に体育館で始まり、坂庭克雅校長が一人ひとりに卒業証書を授与。受け取った児童らは壇上で「卒業の証」を出席者に見せるように広げた。

 坂庭校長は「思い出の詰まった6年間を終え、中学校への期待と不安に満ちていることだろう。心身ともに成長した皆さんの姿を誇りに思い、白山っ子として胸を張って中学に進んでほしい」と式辞を述べ、吉岡市長と前中浩孝育友会長は「皆さんが立派に成長したのは皆さんの努力と先生や両親の支えがあったからこそであり、感謝を忘れずに。それぞれの思い出を胸に巣立って下さい」などと、はなむけの言葉。

 最後に、卒業生と在校生が向き合い6年間の思い出を振り返りながら「別れの言葉」を交わし、在校生は「皆さんのことはいつまでも忘れません」、「中学生になっても頑張って下さい」などと声を合わせ、卒業生は「みんなで助け合い明るく楽しい学校をつくって」、「中学に行っても皆さんとの思い出は忘れません。自信と誇りをもって旅立ってゆきます」と門出の決意。「旅立ちの日に」や校歌を斉唱し、母校との別れを惜しんでいた。

 19日には雲仙市の小学校の卒業式が行われる。

[2007/03/17:島原新聞]

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あった!!満開の笑顔 - 公立高校合格者発表 -

 あいにくの雨模様となった15日、県下一斉に県立高校の合格発表があり、島原半島内の9校21学科(島原養護学校高等部、定時制含め)で計1,370人の "満開の笑顔" が咲いた。

 島原高では午前9時半の発表前から多くの受験生が保護者、引率教員らと一緒に訪れ、7、8日に挑んだ入試の結果の発表を待ちわびた。

 時刻になると同時に普通科、理数科、定時制の合格者番号のボードが掲示され、生徒らは自分の番号を見つけて「あった!」、「受かっちょる!」などと歓声をあげ、友達と抱き合って喜んだり、携帯電話で家族に電話で喜びを伝えたり、記念にカメラ付きケータイで自分の番号を撮ったり。

 島原一中の本多君は「受かるよう努力した甲斐があった。嬉しいのひと言に尽きます」とニッコリ。南有馬中の山口さんは「今までずっと勉強してきた結果を出せた。高校では大学進学を目指して勉強し、楽しい学校生活を送りたい!」と、友達と一緒に喜びを分かち合っていた。

 入学式は4月9日。真新しい制服に身を包んで新入生としてスタートを切る。

[2007/03/16:島原新聞]

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各科学館の担当が披露 - サイエンスショー実演研修 -

 本年度の第2回全国科学館連携協議会九州ブロック会議が15日、雲仙岳災害記念館セミナー室で始まった。初日の「サイエンスショー実演研修会」では各科学館が行っている実験などを披露した。きょう16日まで。

 同連携協議会は科学技術普及の拠点の各種科学館が連携し、それぞれの事業振興を図る目的で設立されたもの。事務局は日本科学未来館で全国181館が加盟している。

 九州ブロックで本年度の幹事館を務める同災害記念館が、各館の実務者のレベルアップと交流を目的に初めて開いた実演研修会。各科学館で行っている実験などを出し合い、それらをヒントに新たなアイデアにも結びつけようというものだ。

 実験講座には学習塾を含め6館の実験・工作担当者ら9名が参加。長崎市科学館の田原真治さんは「同業者なのでやりにくいが、みんな童心に帰ってやりましょう」と呼びかけ、空気圧による風船の膨張実験やロケット燃料のエネルギーの凄さを体感する実験、模型ロケットの打ち上げ実験などを繰り広げた。引き続き雲仙岳災害記念館の担当者が噴火災害当時の映像を上映。参加者の感想をもとに土石流が起きる原因などについて考え、土石流発生の再現実験を繰り広げた。

 同災害記念館の吉田大祐さんは「日ごろ行っている実験が自分たちの自己満足に終わっている可能性もあり、専門家の視点で指摘してもらえれば今後に役立つ」と話していた。

 きょう16日は工作を中心としたワークショップ実演研修が行われる。

[2007/03/16:島原新聞]

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夢を大きく羽ばたき - 旅立ちを祝福 島原一中卒業式 -

 14日は島原半島内で一斉に中学校の卒業式が行われ、22校で約1,750人が学び舎をあとにした。

 このうち、島原一中の第60回卒業証書授与式は午前9時半に体育館で開式。保護者らが見守るなか、卒業生155人1人ひとりに宮?和夫校長から卒業証書が手渡された。

 宮崎校長は「いま万感の思いで皆さんに手渡したのは、校訓『共に鍛えて共に進まん 共に学びて共に勤めん』のもと3年間努力し、小学校から9年間の義務教育を終えた証(あかし)。皆さんの成長は家族や地域住民の方々、先生方の支援があったからこそであり、感謝の気持ちを忘れずに。自分の命を大切にし世界に1つだけのオンリーワンの花を咲かせるとともに、夢を大きくもち羽ばたいてほしい」と、はなむけの言葉をおくった。

 来賓の吉岡市長や本多雅典育友会長は「仲間とともに過ごした3年間は1番の思い出になるはず。目標を実現するために勇気と希望をもってまい進して下さい」などと祝いの言葉を述べ、旅立ちを祝福。

 卒業生代表の中原啓太君は「3年間を振り返ると、さまざまな思い出が甦る。ご支援して下さった先生方、我がごとのように支えてくれた家族に感謝の言葉は尽きない。私たちはいまそれぞれの道へ第一歩を踏み出す。自分で選んだ道を一歩ずつ確実に進んでゆきます」と門出の決意。卒業生全員が旅立ちの歌や校歌を合唱し、母校との別れを惜しんでいた。

[2007/03/15:島原新聞]

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信貴さんの作品に決定 - 雲仙ブランドのロゴマーク -

 雲仙市が募集していた「雲仙ブランド」のロゴマークは、全国からの応募作品142点のなかから新潟県の信貴正明さんの作品に決定した。今後、雲仙ブランドとして認定された市内産の商品にロゴマークを使用し、広くPRしてゆく。

 優良な農畜産物や海産物および農産加工品・水産加工品などを認定することで、他地域産の同一産物との差別化を図り、消費者の購買意欲を高め、商品の優位性および生産地の明確化を図ることを目的に雲仙ブランド認定制度を策定したもの。

 また、雲仙ブランドの第1回目認定品目も決定し、申請された11団体22点のうち、次の8団体18点が選ばれた。市内で生産・製造・加工・水揚げされた商品を前提に認定基準に適合したものを選んだもので、今後、認定品は市のホームページで公表し、物産フェアなどでも販売、PRを行い認知度の向上を図ることにしている。

 △吾妻農産加工組合「吾妻天塩麦みそ」など8点
 △守山女性加工組合「雲仙こぶ高菜漬け」など3点
 △愛の特選馬鈴薯生産組合「愛の小町(赤土馬鈴薯)」
 △雲仙スターチス部会「スターチス」
 △島原雲仙農協八斗木白葱生産部会「八斗木白葱」
 △瑞穂グリーンティルネッサンス「雲仙茶茶園指定極上・雲仙茶特選極上」
 △瑞穂漁業協同組合「あさり・カキ」
 △エタリの塩辛愛好会「エタリの塩辛」

[2007/03/15:島原新聞]

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ゴルフ場で健脚を競う - 第1回雲仙市クロスカントリー大会 -

 第1回「雲仙市クロスカントリー大会~日本最古のゴルフコースを走ろう~」(同実行委員会主催)が11日、同市小浜町の雲仙ゴルフ場で開催され、寒空のもと小学生から一般までの男女約810人が健脚を競った。

 新市誕生一周年を記念し、陸上競技力の向上や市民らの健康の増進・維持、体力向上、青少年の健全育成を目的として、小学生男女から一般男女まで16種目でゴルフコースを会場に開催。

 外気温2度ぐらいという寒さと強い風に見舞われたこの日、ランニング姿の選手らは種目ごとに順次スタートし、起伏のあるコースを力走。会場ではアツアツの豚汁がふるまわれ、選手らの体を温めるのにひと役買っていた。

 島原半島関係では、茂将臣君(小浜高2年)が高校男子5キロで、松永俊さん(小浜高教員)が一般男子29歳以下で、木下琴美さん(慈恩寺小6年)が小学生女子1.5kmで、本多利栄子さん(愛のコスモス)が一般女子40歳以上2キロで優勝した。

[2007/03/14:島原新聞]

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晴れの最優秀賞に輝く - 第2回薬草料理フェア・コンテスト - 【動画あり】

 『薬草』をキーワードに地域振興を目指す「島原健康半島構想推進協議会」(会長=吉岡市長)は13日、「第2回日本薬草料理フェア・コンテスト」を島原市有明町の有明保健センターで開催した。アマチュア部門では同市大手原町の会社員、田浦充子さんの「春満載!」、プロ部門では全日本司厨士協会県本部島原雲仙分会所属の元レストラン調理長、松岡正さん=南島原市深江町=の「くつぞこと紅鮭のポーピエットなずなのソース」がそれぞれ最優秀賞に輝いた。

 日本三大薬園の一つに数えられる旧島原藩薬園跡をもつ同市。郷土固有の素材を生かした産業や雇用の創出、薬草料理による観光振興など民間活力を活用した地域の活性化を目指して取り組んでいる。

 今回のコンテストはプロとアマチュアの2部門で実施。冬の薬草のハコベ、セリ、ノビル、ミツバ、ナズナの中から1種類以上使った一品料理を基本とし、材料費は一品五100円以内と設定した。島原半島内からプロ部門に12点、アマチュア部門に六点の応募があり、レシピと料理の写真で一次審査を行い、各部門3点の入賞を決定。各入賞者に同日、実際に調理してもらい、両部門とも[1]薬草の使い方のユニークさ[2]色彩の調和[3]独創性[4]味のバランス - の4項目で最終審査を行った。審査員は5人。各部門で最優秀賞、優秀賞、入選をそれぞれ1点ずつ選んだ。

 アマチュア部門で最優秀賞に輝いた田浦さんの作品は花をかたどったチラシ寿司で、1週間かけて考案。薬草はハコベ、ミツバ、ナズナの3種類を使い、甘辛く味付けした牛肉と薬草のさっぱり感を調和させ、色合いも大切に仕上げた。晴れの栄誉に「嬉しい」と大喜び。

 一方、プロ部門で最優秀賞に輝いた松岡さんの作品はフレンチ風の魚料理。郷土の魚で今が旬のクツゾコを使い、色づけに鮭を使用。薬草のミツバはチャーハンに入れ、ナズナは魚のソースに使った。薬草料理講習会に欠かさず出席している松岡さんは「関係者のおかげ」と受賞の喜びを語った。

[2007/03/14:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/15放送]

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初市に約5万5千人 - 延長日程で目標を達成 - 【動画あり】

 島原半島の春の風物詩「しまばら初市」が11日、賑わいのうちにことしも終了した。今回は1日延長した日程上の効果もあり、期間中延べ約5万5千人が来場し、当初の目標を達成した。

 例年は3~10日に開催される初市だが、今回は最終日が土曜日に当たったことから、日曜日まで1日延長して9日間開催した。初日は好天に恵まれ上々の出足だったが、週明けから寒の戻りで厳しく冷え込む日もあったものの最終日は持ち直し、延長した効果により目標を達成できた。

恒例の「緑の募金」も - 28,305円の浄財 -

 一方、初日の3日には恒例の「緑の募金」活動がことしも繰り広げられた。「霊南緑の少年団」(熊本勇治団長)のメンバーや保護者、吉岡市長、県島原振興局や市の関係者ら約30人が二手に分かれ、会場入口で来場者に募金を呼びかけた。

 集めた募金28,305円は県緑化推進協会に送金。諸経費を差し引き、緑化事業の補助金として活用される。

[2007/03/13:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/09放送]

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指遊びや絵本など - 図書館にもっと親しみを -

 雲仙市国見町の市図書館(堀川純義館長)の図書館まつりが10日、始まった。きょう11日まで。

 誰でも気軽に利用できる情報拠点としての図書館により親しみを持ってもらおうと企画し、図書館クイズや小学生が描いた塗り絵などの展示、古雑誌のリサイクルなどのイベントを準備。

 年齢に応じた読み聞かせコーナー2部屋では、国見や瑞穂、吾妻、愛野、小浜町のボランティアグループ6団体が指遊びや絵本の読み聞かせなどを繰り広げ、熱心に園児らが聞き入った。

 11日午後1時半からは「トリゴラス」などの作品がある長崎市在住の絵本作家、長谷川集平さんの講演会「ホームランを打ったことのない君に」もある。堀川館長は「まつりを通じて読書への意識を高めてもらい、本の素晴らしさを感じてもらえれば」と話した。

[2007/03/11:島原新聞]

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やる気を是非!!活性化に - 商店街一体で各店の魅力を - 【動画あり】

 生き残りをかけた地元の商店が「わが店自慢の商品」をアピールし個店の魅力アップを図る「島原一店逸品めぐり」が10日、島原市のアーケードでスタートした。合わせて隣の森岳商店街でも恒例の「春爛漫市」が始まり、城下に広がる中心商店街が春の装いで来客を待ち受けている。きょう11日まで。

 地方商店街の活性化を図ろうと全国的な広がりを見せる「一店逸品運動」。島原市では県中小企業団体中央会の呼びかけで平成16年から、万町・中堀町・中堀町下通の3商店街でつくる「島原逸品めぐり委員会」(石川俊男委員長)が準備を進め、ことし初めて開催したもの。テーマは『島原さらく湧水めぐり』。

 参加希望店を計42店舗募り、拠点を設けたスタンプラリーを郷土が誇る湧水めぐりと合わせて行っている。各個店はそれぞれ顔の見える店づくりを展開し、わが店自慢の味や商品を前面に押し出して地元の消費者や観光客らにアピール。ラリー参加者には景品を贈るほか、簡単なアンケート調査も実施して今後の商店街や店づくりに役立てる方針だ。

 メーン会場の島商ップ跡(重松花屋横のホール)では明治・大正・昭和と歩んできた郷土のまち並みを約70枚の懐かしい写真で紹介しており、通りには記念撮影用の雛人形顔出しパネルを設置、甘酒の無料サービスもある。また、サブ会場のサンプラザ万町ではきょう11日、万町ふれあいまつりと銘打った文化発表会(園児による太鼓演奏・各種ダンス)・フリーマーケット・豚汁屋台などを繰り広げる。一店逸品運動は商店街再発見事業として県と市が事業費の各5分の2を補助している。

 一方、恒例の森岳春爛漫市ではきょう11日午前11時から、郷土を紹介する歴史講座(講師=松尾卓次氏)が酒蔵(宮崎酒店)で開かれるほか、各個店も各種サービスやセールを繰り広げる。また、市中心部で2月下旬から開催された「島原城下ひなめぐり」もいよいよフィナーレを迎えるため、多数の来場を呼びかけている。

 島原で初めての一店逸品運動を手掛けた石川委員長は「大型店出店の危機感はあるが、郷土に根づいて積み上げてきた地元商店には、我々にしかできない地元第一の魅力ある店づくりがある。身の丈にあった仕事、原点に返ることがこの運動の目的だ」と語り、「我々の努力と意気込みをこれから見せていきたい」と意欲。

 同運動を支援した県中小企業団体中央会の田島喜代治商業振興課長は「この運動が即座に売り上げにつながるものではないが、個店の魅力アップを図ることで地域住民と一体となった取り組みにより最終的に販売促進につなげていくもの。3つの商店街が合同で取り組んだのが島原の特徴で、1つのモデルケースにもなる。歴史ある島原の商店街のやる気を是非、活性化につなげてほしい」と期待を寄せ、今後も引き続き支援する姿勢を示した。

[2007/03/11:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/14放送]

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本庁方式への移行など - 76項目南島原市行政改革大綱 -

 南島原市は8日、平成18~22年度の5カ年間にわたる行政改革大綱と集中改革プランを発表。それによると、機構・組織の見直しや事務事業のコスト削減など四点の重点項目を掲げ、分庁方式から本庁方式への移行見直しや公営施設の民間委託の推進など76項目の具体的な改革プランに取り組む。

 昨年8月までになされた総務省から地方公共団体への行政改革推進の徹底の通知を受け、市では民間委員で構成する推進委員会の諮問を経て行政改革推進本部を同年10月に設置し、大綱とプランの策定を進めてきた。計画に基づいた実行や見直しを繰り返すPlan(計画)、Do(実施)、See(検証)の「PDSサイクル」方式に基づき改革を推進してゆく。

 重点項目[1]は「機構・組織の見直し」。機構・組織の改正は今年7月1日から実施され、西有家、有家、南有馬の既存施設に本庁を配置し、現在の8部4局26課室から7部4局29課室に再編し、各総合支所は現在の4課体制を集約し2課体制へ。職員数は本庁が現在より約70人増の330人程度、総合支所はそれぞれ21~27人程度になる見込みで、計70人程度の減となる。

 重点項目[2]は「職員数と給与などの適正化」。現在の職員数626人を、九州・山口の同規模自治体の状況と照らして10カ年計画で160人減の466人が適正とし、遺体処理手当てなど特殊勤務手当ての全廃などを掲げた。重点項目[3]「事務事業の見直しとコスト削減」では、前年度実績の10%削減を目標にして庁舎の水道光熱費や公用車の燃料代など経常経費を節減することなどを盛り込み、重点項目[4]「公営施設の民営化と統廃合の推進」では、市立保育園、幼稚園、養護老人ホームの民間委託などにより人件費や維持管理費など行政経費の削減を図る。

集中改革プランも - 財政の健全化を目指し -

 また、平成17年度決算および平成18年度の決算見込みを踏まえた平成19~28年度の10カ年にわたる財政健全化計画も策定。集中改革プランの実施・未実施の2ケースで収支などを算出したもので、歳入の5割ほどを占める地方交付税の減少などによる歳入減の現状を鑑み、人件費の削減(平成18年度57億円 -> 平成28年度42億円)などを盛り込んだ。

 今後、庁舎ごとに職員への説明会や各町でタウンミーティングを開くなど広く周知を図る。行革推進本部副本部長の岩本公明助役らは「何のために行政改革をやるのか、その必要性を訴えてゆきたい」などと述べた。

[2007/03/10:島原新聞]

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カルタで地球温暖化防止 - 「子供の頃から意識を」と寄贈 -

 「『あ』空き瓶や空き缶は洗ってリサイクルへ」- 省エネなど環境を守る活動に熱心な島原市森岳地区などの主婦らが地球温暖化防止をテーマにしたカルタをこのほど制作。6日までに島原一小(大村好喜校長)と市上新丁2丁目のひかわ第一幼稚園(相川雅則園長)に1セットずつ寄贈し、幼い頃から意識を高めてもらうことを願った。

 地域における省エネ活動などを展開する県委嘱の地球温暖化防止活動推進員の増田澄さんが提案し、市食生活改善推進員協議会(佐原トキヱ会長)が全面協力して制作。会員らが意見を出し合って文句を考え、絵も自分らで描いた。多色刷りの約15センチ×約10センチのやや大きめサイズの札は、プラスティックフィルムで覆うことで丈夫なものに。

 カルタは五十音順に絵と文句の44組。「『う』うちわで夏は気持ちよい風を」、「『ふ』風呂は続けて入ろう間を置かず」、「『や』やめよう水道の出しっぱなし」?などの文句からはエアコンや水の使いすぎなど日常生活で取り組めるような "エコ活動" を呼びかけており、「『か』買い物はマイバッグ持参で出かけよう」と、昨今推奨されている買い物袋持参運動のPRも。

 6日には増田さんら4人がひかわ第一幼稚園を訪れ、園児にカルタを手渡し、持参した地球儀などを使って地球温暖化について話をした。増田さんは「電気を使いすぎたら二酸化炭素という悪い空気が逃げきれずにたまり、地球が温まりすぎて『助けて!』と叫ぶんですよ。だからエアコンや電灯など身近なところから節電を心がけたり、大事に使ったりして地球を助けてあげて」と呼びかけていた。

[2007/03/09:島原新聞]

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栄和会に車イスを2台 - 深江小リサイクルボランティア活動3年間の成果 - 【動画あり】

 児童らが3年間にわたりプルタブなどを回収する活動を続けてきた南島原市・深江小(本田哲也校長、260人)は8日、その益金で購入した車イス2台を深江町の医療法人「栄和会」(泉川欣一理事長)に贈呈した。

 子どもらの発案で始めた「リサイクルボランティア」活動。缶の飲み口に付いているプルタブや書き損じハガキ、テレホンカード、古切手を自宅から持ってきてもらったり、町内3カ所の公的施設に回収箱を置いたりして本年度はプルタブ70キロ、ハガキ296枚などを回収。3年間にたまった分を地域のために換金して有効活用することに。

 同校体育館であった贈呈式で本田校長は「ちりも積もれば山となる。今後も活動を続けてゆきましょう」と呼びかけ、活動の中心となったボランティア委員会の部長で6年の高柳公哉君(12)は「3年間コツコツと集めてきた。お年寄りのために使って下さい」と述べた。

 車イスは同法人の介護老人保健施設フォンテの高齢者に使ってもらうことに。泉川理事長は「きっとお年寄りに喜んでもらえるはず」と述べて児童に感謝状を授与。ボランティア委員会担当の藤井大作教諭は「活動を通じて、自主的に下校時にゴミ拾いをするなど子どもたちの意識も高まったようです」と話していた。

[2007/03/09:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/12放送]

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落ち着いて普段の力を - 県下一斉に公立高校入試始まる -

 公立高校入学試験が県下一斉に実施された7日、島原市城内2丁目の旧島原城三の丸にある県立島原高等学校(柳川伸一校長)では、4階建てゴシック風校舎が朝の陽光を受けひときわ耀き、門柱脇の2本のポール上に国旗と校旗がはためく中、受験生238人が校門をくぐった。創立107年。「アカデミックで礼節を重んじる校風」のもと、時代の旗手を育成する同校に、自らの夢をかける青年たちである。

 同高校の定員は普通科240人、理数科40人。このうち推薦入学内定者(普通科41人、理数科12人)を除く学力定員は、普通科が199人、理数科が28人。その枠内合格を目指す志願者は、普通科212人、理数科26人の計238人で、この日、1人も欠けることなく試験に臨んだ。

 例年の説明会場であった体育館「青楓アリーナ」1階は、今回から同3階の講堂に変更され、カバン等の荷物置き場も前年までの試験教室の廊下から、集合場所(青楓アリーナ講堂)になった。午前9時の説明会に対し、すでに15分前までには全員が集合。静寂が一同を包んだが、折からの冷え込んだ空気は緊張感を、窓から差し込む春の日差しは和みの雰囲気をかもした。

 9時5分、学校側から諸連絡・注意とともに「落ち着いて普段の力を発揮してください」と励ましの言葉が口頭で伝えられ、引き続き試験会場に持参する受験票、鉛筆、消しゴム、定規などを準備。職員がその一つひとつを点検した。

 間もなく、受験会場の北側校舎に移動。再度、校内放送で諸注意が伝えられ、最初の試験、国語科の問題用紙が配布された。

 その間、用便に行く生徒もいくらかいたが、終始、規律ある静かな時間が流れ、受験生らの顔には緊張のうちにも希望の耀きが満ちあふれていた。

 学力検査は初日、国語科のあと英語、理科。2日目(8日)は社会と数学。合格発表は今月15日、午前9時半から各志願校に掲示される。

[2007/03/08:島原新聞]

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ゴミの不法投棄防止 - 島原市が監視カメラを設置 -

 社会問題となっているゴミの不法投棄。島原市内でも山林や斜面、海岸などで不法投棄が確認されていることから同市では、不法投棄に対する意識の向上や啓発、防止を図るため監視カメラを導入した。

 カメラは設置場所が移せる移動式で、人感センサー・モーションセンサー・音感知センサーにより反応する。電源はソーラーバッテリーを使用。赤外線投光器を搭載しており夜間撮影も可能。1秒間に2枚撮影できる。

 ちなみに不法投棄した場合、五年以下の懲役又は一千万円(法人は一億円)以下の罰金。

[2007/03/08:島原新聞]

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次はハンガリーで開催 - 本光寺の「歴代国都之図」を展示 世界モンゴル展 -

 スタートが2005年6月だったから、すでに2年近くが経過している。その間、ドイツのボンを皮切りにミュンヘン、オーストリアのウィーン、ブルガリアのソフィアを巡回。現在はトルコのイスタンブールで開かれているが、次はハンガリーのブダペストでの開催も決定したと伝えてきた。

 「ジンギスカンとその子孫達・高原帝国 - その発展から傾国へ」と称されるこの一大歴史文化展は、ボン市のドイツ連邦共和国美術展覧会ホールとバイエルン州立民俗博物館、さらに世界各国の著名な研究機関との共同企画になるもので、「ユーラシア高原の帝国、とくにモンゴル支配下の帝国を政治的に高度な組織として紹介する」のがテーマ。その内容は、モンゴル帝国の古都カラコルムの発掘調査に基づいた展示をはじめ、帝国の後継国家である元国、チャガタイ・ハン国、イル・ハン国、キプチャク・ハン国、さらには16世紀から現在にまで影響を及ぼした仏教の役割、モンゴルが古典的遊牧文化から社会主義革命と戦乱を経て世界情勢に登場するまでの20世紀をも網羅。各会場とも約3ヶ月間(長いところでは5ヶ月間)のロングランで開催されている。

 その波紋は、ゆっくりながら深く浸透しているようで、2年を経たいまもヨーロッパ各国を巡回するかたちで継続されている。

 ヨーロッパ人をそれほど惹きつけてやまない秘密は、もちろんモンゴル帝国そのものにあるわけだが、同展のメインテーマを象徴するものが、実は本光寺の「混一彊理歴代国都之図」なのだ。実物は初回のボン会場のみで使用され、2回目の巡回会場からは精巧に複製されたものに代わっているものの、その展示およびカタログ等への掲載については手続きが必要になる。所有者である本光寺(片山秀賢住職)には、その都度、使用許可願の申請書がファックスで送付され、先月12日にもハンガリーの国立博物館から打診してきた。文書は国際語である英語で綴られ、同寺では副住職の片山弘賢氏が対応。英文で返答している。

 本市ではこの秋、火山都市国際会議が開かれる。本県のキリスト教教会群とキリシタン遺産は世界文化遺産化を目途に世界的に注目されつつある。いまや文化や科学の分野で世界的な動きを実感できる時代になったわけだが、いずれそれらは世界的な人の動きを伴うものと思われる。行政的活路を拓く上でも、文化はその役割を大いに担うにちがいない。本光寺の地道な布石の作業に関心を寄せていきたい。

 ちなみに、ハンガリーでの会期は3月24日から8月31日まで。

[2007/03/07:島原新聞]

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安中梅林の復活目指し - 花いっぱい・梅いっぱい・夢いっぱい -

 今春、島原五小を卒業する6年生87人が安中地区住民と一緒に6日、市北安徳町の水無川導流提付近でウメの木の肥料やりなどを行い、ウメの成長を願うとともに生まれ育った郷土への思いを強くした。

 雲仙・普賢岳噴火災害前にウメの名所と称された安中梅林を復活させようというNPO法人「島原普賢会」(大町辰朗理事長)主催の「花いっぱい・梅いっぱい・夢いっぱい」活動。同校の入学や卒業の記念として平成12年春から毎年続けられている。

 会場となった、われん川対岸の砂防指定地には児童や島原普賢会の会員、国交省雲仙復興事務所の職員ら計約100人が集合。以前植えられた場所からウメを移して植えたり、肥料や水をやったり、石を拾ったりして周囲もきれいに。友達3人と3本を植えた吉岡真志君(12)は「植樹したことを思い出にし、ウメが大きくなったら見に来たいな」とニッコリ。

 これまで国道251号から国道57号までの水無川左岸の土手に植えられたウメは計約600本にのぼる。大町理事長は「災害前の安中梅林を復活させたいという一心。ウメはやがて花を咲かせ、実をつける。植樹はもとより石拾いなどの手入れの大切さも感じてもらい、ウメを植えたこの場所により愛着をもってもらえれば」と話していた。

[2007/03/07:島原新聞]

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藤田三段が優勝 - 全国シニア将棋名人県予選 -

 第十四回全国シニア将棋名人戦の長崎県予選会が四日、長崎市の三菱重工記念会館で行われた。主催=日本将棋連盟長崎支部など。

 県内各地から60歳以上のアマチュア棋士28名が参加して、名人戦の部と一般の部に分かれて対局。

 全国大会出場をかけた名人戦の部では、今回初出場の藤田立明さん(60)=南島原市西有家町・三段=が優勝し、5月28、29の両日、山形県天童市で開催される全国大会への出場権を勝ち取った。

[2007/03/06:島原新聞]

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神代鍋島塾がイベント - ライトアップなど色々 -

 国の重要伝統的建造物群保存地区に認定されている雲仙市国見町の神代小路(くうじ)地区で1~3日、歴史ある地区の魅力をPRするイベント「神代小路もてなし事業」があった。

 地区の商工業者や会社員など約60人でつくる地域活性化グループ「神代鍋島塾」(平田政文代表)が初めて実施したもので、夜間は地区内の散策路が竹灯ろうなどによりライトアップされ、昼間はぜんざいや郷土料理などがふるまわれ、尺八や大正琴などの文化発表が披露され、訪れた人を楽しませた。

 開催費用には地区の写真付き切手の益金の一部を充てた。同塾ではほかに小中学校周辺の防犯パトロールを展開するなど地区ぐるみの活動を続けており、実行委員長の中村和紀さんは「住民の手によるまちづくりで地区をより盛り上げてゆきたい」と話していた。

 また3日は、春季火災予防運動週間に合わせた消防訓練と防火パレードも実施され、園児約100人の幼年消防クラブによるパレードがにぎやかに通りを歩いて火災予防をアピール。島原消防署北分署の松本兆司(かたし)分署長は「古い木造家屋が密集する伝統ある地区であり、自治会や消防団、消防署が一体になって取り組むことで防火意識がさらに高まることを願いたい」と呼びかけていた。

[2007/03/04:島原新聞]

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きめこまかに巡回 - おまわりさんが自転車で -

 今度から「自転車に乗ったおまわりさん」が島原市内をきめ細やかに巡回することに - 。島原署は地域警察官による自転車パトロール班を結成し、パトカーと徒歩のパトロールに加え車の入らない路地や裏通りでも警戒に努める。

 きめ細やかなパトロールを求める住民の要望に答えるため結成したもので、「自転車パトロール班」のステッカーを貼った銀色の電動アシスト式自転車など3台を準備。4月1日からは駐在所などの統廃合により外港、島原駅前、有明の3交番体制となるため、各交番に1台ずつ配備され活用される。

 1日に島原署であった出動式で、安本眞二署長が「街頭犯罪や交通事故の防止のため細い道を巡る細やかなパトロールを心がけることで、地域住民の皆さんに心強い安心感を与えてほしい」と訓辞し、有明交番の荒木正夫巡査部長ら3人が自転車に乗って出動。今後、自転車パトロールの効果などを検証し、台数を増やすことも検討している。

[2007/03/04:島原新聞]

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優秀な選手や団体を激励 - 第26回有馬スポーツ賞表彰式 -

 権威ある各種スポーツ大会で優秀な成績を収めた島原市内の小中学生に贈られる本年度の「有馬スポーツ賞」の表彰式が2日、同市弁天町の市立有馬武道館で行われた。

 同武道館の建設に私財を投じた名誉市民・有馬茂氏(故人)の遺志に基づき、昭和56年に創設された「市スポーツ振興基金」により毎年実施されているもの。26回目を迎えた今回、個人33人と8団体が晴れのスポーツ賞に輝いた。

 式には選手やその保護者をはじめ、来賓として吉岡市長、安藤市議会議長、楠県議、古川市議会教育厚生委員長のほか、郷土の発展を願って故・有馬氏から3代にわたり長年多額の浄財を同市に寄付している有馬良知氏(会社役員)=神奈川県=、吉田里士氏(在京の島原・有明会特別相談役)=東京都=らがことしも出席した。

 同市教委の佐藤利宗委員長は「皆さんのスポーツにかける情熱と努力が市民に感動と勇気を与えた。受賞を機に市内の小中学生の模範となるようさらに精進してほしい。本市のスポーツ・体育振興の一翼を担ってくれることを期待している」などと式辞。

 吉岡市長や安藤議長の来賓祝辞などに続き、受賞者を代表して島原一中3年の村上貴之君(レスリング競技)が「伝統と名誉ある賞をいただき嬉しい。日ごろ指導してくださった監督や先生、応援してくれた家族や地域の皆さんのおかげ。感謝の気持ちを忘れず、より一層努力を重ねる。大きな声であいさつするなど生活態度に心がけ、島原市の地域づくりにも努めたい」と謝辞を述べた。

 また、表彰に先立ってことしもスポーツ振興基金に浄財を寄せた有馬、吉田両氏と市ボールルームダンス連盟(会長=近藤啓太郎氏)に吉岡市長から感謝状が贈られた。

 表彰を終えて有馬氏は受賞者に対し、「栄えある賞の陰には日ごろの努力や練習はもとより、見守ってくださった先生や指導者の皆さんがおられる。感謝の気持ちを忘れないこと、それが皆さんの良心だ。日本を背負って立つ皆さんが代表選手になる可能性もある。これからも努力を重ね、大きな目標に向かって邁進してほしい」などと激励の言葉を贈った。

[2007/03/04:島原新聞]

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期待!!地域医療の最前線 - 島原市医師会看護学校卒業式 - 【動画あり】

 准看護師や看護師を目指し学んできた島原市医師会看護学校(柴田英徳校長)の准看護科第51期生35人と看護科第1期生39人の卒業式が2日に島原復興アリーナであり、看護の使命を胸にあらたな旅立ちの時を迎えた。

 学生らは病医院に勤務しながら通学し専門知識や技術の習得にまい進してきた。平成17年に両科を備えて開校して以来、看護科生は初の卒業生。准看護科生は通算2,344人を輩出している。

 柴田校長は「2年間で看護職の難しさや厳しさを学び得たのでは。これからは患者さんという指導者のもと現場で多くのことを学び人格を磨き、明るいあいさつや謙虚な態度を心がけ、温もりのある看護を心がけてほしい」と称え、一人ひとりに卒業証書を授与。

 市医師会の小島進会長、南高医師会の泉川欣一会長らは「皆さんは地域医療の最前線を支えており、看護職に対する期待も大きい。これからは地域社会の一員として成長を図り、患者さんに寄り添い心を通わせる看護師となって」などとエール。

 卒業生代表の馬場詠子さんは准看護科から4年間の思い出や勉学の難しさなどを思い浮かべながら、「私達の夢は一つ。4年間の学びをいかし、患者さんのニーズに応えられるような看護の道を歩んでゆきます」と決意を表明し、あらたな一歩を踏み出した。

[2007/03/03:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/02放送]

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デンソーカップが開幕 - ユニバーシアードに向け - 【動画あり】

 世界に羽ばたく日本サッカー界を背負って立つエリート選手育成のための「デンソーカップチャレンジサッカー島原大会」(主催=財団法人日本サッカー協会・全日本サッカー連盟)が2日、島原市で開幕し、タイの首都バンコクで今夏開催される「ユニバーシアード」に向けたチームづくりの第一歩を踏み出した。

 デンソーカップは1987年、全日本大学サッカーの地域対抗戦・東西対抗戦として愛知県で開催され、以後、日本電装などのバックアップにより大半の大会が九州で開催されるようになった。

 大学サッカーの育成強化と選手選考を兼ねたもので、全国8ブロックの選抜選手でつくる代表チームが激突。選び抜かれた当該年度の優秀選手128人から大会を通じて優秀選手30人を選抜、さらに海外キャンプに参加させる22人に絞り込む。

 ことしの海外キャンプは11~20日、フランスのマルセイユで張り、25日には韓国で日韓定期戦が行われる。夏には2年に一度開催される学生のオリンピック「ユニバーシアード」(16か国参加)が控えており、今大会は真の全日本大学サッカー選抜チームの編成に向けたスタートと位置付けられる。

 日本サッカー界が未だ成し遂げていないのが金メダルの獲得だが、大学サッカーでは宇野勝監督時代(現全日本大学サッカー連盟理事長)の1995年、ユニバーシアード福岡大会で初優勝を飾り、01年北京大会、03年大邱大会(韓国)、05年イズミール大会(トルコ)と現在3連覇中だ。

 韓国やロシア、チェコなど世界の強豪国が2度目の優勝を目指す中、通算四度の偉業を達成し、加えて4連覇を目指している全日本大学サッカー。それだけに今後もデンソーカップが果たす役割と担う期待は大きいと言える。

 開会式は2日午前9時から、市営平成町多目的広場で行われ、大会実行委員会本部長を務める宇野理事長をはじめ大会関係者、選手、来賓として吉岡市長、安藤市議会議長、大場正文・開催地実行委員会会長らが出席した。

 宇野理事長は「デンソーカップが大学サッカーと認知されて以来、長い年月を経過し、素晴らしい成果を上げている。ユニバーシアードに向けたチームづくりの第一歩となる大会。選手諸君には是非、素晴らしいプレーを期待する」とあいさつ。吉岡市長は「Jリーガーにも負けない力、爽やかで感動を呼ぶプレーで島原を熱くしてほしい」と歓迎の言葉を述べた。

 選手を代表して関東選抜Aチームの兵藤慎剛主将(早稲田大学3年)=国見高出身=が「各地域の代表選手としの誇りを持ち、フェアプレー精神で正々堂々と戦う」と力強く選手宣誓し開幕した。

 初日は同広場と市営陸上競技場の2会場で、8チームが2ブロック4チームに分かれてリーグ戦8試合を行った。きょう3日はリーグ戦の残り4試合があり、最終日のあす4日は決勝を含む順位決定戦4試合が行われる。

 一方、大会前日の1日、大会関係者が吉岡市長を表敬訪問した。

 来庁したのは宇野理事長や同連盟の杉本健一常務理事(大会本部広報担当)、ワールド杯ドイツ大会3位決定戦で主審を務めた上川徹氏(日本サッカー協会トップレフェリーインストラクター)、前回優勝した関東選抜Aチームの秋田浩一監督(駒澤大学)と兵藤主将、地元・九州選抜チームの立木宏樹監督(九州保健福祉大学)と森洋介主将(日本文理大学3年)の7名。

 宇野理事長は「ユニバーシアード4連覇を目指したチームづくりのスタートとなる。日の丸を背負って立つ選手をつくりたい」と語り、秋田、立木両監督とも「今大会で是非、チャンピオンになりたい」と意欲を見せた。

 鹿児島実業出身の森主将は「地元・九州の地でしっかり戦って優勝を目指したい」と。国見高出身の兵藤主将は「久しぶりに地元で試合ができる。楽しみながら連覇できるよう頑張りたい」と語った。

 本県初の開催に吉岡市長は「スポーツを核としたまちづくりを進めているところ。このような正規の大会を開催していただきありがたい」と大会関係者に感謝の言葉を述べた。

[2007/03/03:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/02放送]

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内田さんが最優秀賞 - 広域圏消防職員意見発表 -

島原地域広域市町村圏組合消防本部の消防職員意見発表会が27日開かれ、南島原消防署口之津分署の内田隆雄消防士(23)が最優秀賞に輝いた。

日ごろの消防業務を通じて考えていることを5分間で発表する大会。各所属の代表として消防士7人が参加した。

内田氏は「支え合い」のテーマで発表し見事!!最優秀賞を獲得。優秀賞には「誰でもできる119」と題して発表した島原消防署消防1課の井上大志消防士(22)が選ばれた。

最優秀賞に輝いた内田氏は4月5日、佐世保市で開かれる県下消防職員意見発表会に同本部代表として出場する。

[2007/03/02:島原新聞]

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栄えある金賞に梅崎君 - 島原工高同窓会フロンティアスピリット賞 -

県立島原工業高校同窓会(会長=古瀬和彦氏)は1日、同日卒業した梅崎涼さん(18)=情報技術科=に「フロンティアスピリット賞」の金賞、坂本健輔さん(18)=電子工学科=に同銀賞を贈り、高校3年間の活躍をたたえた。

同校が創立以来モットーとしてきた開拓精神を「今後も未来へ向かって引き継いでほしい」との願いを込め、2001年に創設した賞。「必ずしも学業が優秀でなくとも、常に島工生であることに誇りを持ち、フロンティア精神に燃えて積極的に校内外で活躍してきた3年生」を対象に贈っている。7回目。

ことしの卒業生計186名の中から栄えある金賞に選ばれた梅崎さんは3年間、学業とクラブ活動の両立に努め、2年生からは同校野球部の主将としての責任も果たしてきた。課題研究では第4回技術アイデアコンテスト全国大会において、ゴミを集めやすく工夫した独自の塵取りが同校で初めて佳作入選を果たした。同作品は実用新案権も申請する予定、という。

一方、銀賞に輝いた坂本さんは同校射撃部に3年間所属し、JOCジュニアオリンピックカップのエアーライフル立射競技の個人で3位入賞を果たしたのをはじめ、九州大会や県高総体などで数々の個人・団体優勝に輝き、学業面でも熱心に取り組んできたことが評価された。

贈呈式が卒業式後に同校体育館で行われ、同窓会の古瀬会長から梅崎さんに賞状と金時計、関東同窓会初代会長の山本十一氏から坂本さんに賞状と銀時計が贈られた。

栄えある受賞に坂本さんは「3年間頑張ってきて良かった。顧問の先生や部員のみんなに支えてもらい助かった」、梅崎さんは「まさか自分が選ばれるとは - 。この賞をいただけたのは先生方のおかげ。感謝している」と喜びを語った。

[2007/03/02:島原新聞]

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松平文庫でゼミを開く - 熊本県立大学文学部の15人 古典籍の修復技術なども -

熊本県立大学文学部で「日本語日本文学科」を専攻する女子学生15人と、川平敏文助教授ら引率3人が今月23、24の2日間、島原市の松平文庫で "書誌学" のゼミを開催。あわせて古典籍の修復・保存の技術についても学んだ。

書誌学は、古典籍を含む書籍類の形態・材料・用途・内容・成立の変遷等のことがらを科学的・実証的に研究する学問。大学では一般に歴史学で扱うことが多いが、同大学では川平助教授が長年、松平文庫に通い、同文庫史料をもとに調査研究してきた経緯があり、日本文学科の学生を対象に平成13年から島原市で課外授業としてゼミ(自由参加形式)を開いている。

川平助教授によると、学外での講義は「ほかに熊本県立図書館で毎年秋、古典籍の書誌学的データの取り方を練習している」。島原・松平文庫での授業は「その仕上げ」として実施。「ホンモノの、いい資料を見てもらい、実際に手にとって感触を含めて学んでもらっている」。

今回は、同文庫蔵書の中から文学書を中心に29点61冊・一巻の資料をもとに、23日午後、1階の島原図書館ホールで開講。はじめに川平助教授と鈴木元助教授、米谷隆史助教授が各資料について解説し、そのあと実物資料を手にして形態や材料、外題、内題、文字、裏付けなどをそれぞれ目で見ながらリストに書き込む作業をした。

学生の1人、高手明日実さん(2年)は、「古い紙の感じとかは、(授業を)聞いただけではわからないが、こうして実際に手にしてみることで把握することができる。とても楽しいし、勉強になる。もっと続けて調べてみたい」と談。川平助教授も「史料に対する距離が縮まり、古典そのものに関心を持ってくれる。大学(教室)での授業とはちがう効果がある」と話していた。

2日目は、同文庫で長年、修復の仕事に携わっている本田瑛子さんと古賀津代子さんの指導のもと、修復や裏打ち、和綴じの仕方などを実体験した。これも大学の文学部で経験することは珍しいことだが、同文庫の技術を目の当たりにしてきた川平助教授の "依頼" を受け、実現の運びとなった。

学生らにとっては、普段の授業とはちょっと変わった体験学習となったが、古典籍類が数百年を経て後世に伝えられる背景に、こうした技術と先人らの書籍に対する熱い思い入れがあることを肌で感じた様子。時折、ジョークも飛び出したりして終始、なごやかな雰囲気の中、意義ある2日間を過ごしていた。

[2007/03/01:島原新聞]

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先輩の『生の声』を聞く - 島原三中で進路学習会 -

島原三中(為田守久校長)は2月26日、1、2年生計156人を対象に進路学習会を開いた。講師は有名人や社会人ではなく同中OBの現役高校生6人。身近な先輩の「生の声」に中学生は熱心に聞き入った。

進路選択の意識の高揚を図ることを目的にした本年度初めての取り組み。身近なOBに高校生活の実際の様子や実体験を語ってもらい、より高校に対する関心を高めてもらおうと、同中卒業の平片あすかさん(対馬高)、上田隆也君(島原工高)、永田竜也君(鎮西学院高)、辻村代二君(島原農高)、植木夏緒里さん(島原高)、大場健二朗君(島原商高)=いずれも3年生=を招いた。

高校生は学校生活や部活動について語ったり、本音トークを交えて笑いを誘ったり、中学生の質問に答えたり。将来保育士を目指す上田君は「高校の体験で夢を抱くようになった。3年間は一生忘れられない経験になるから、いろいろな経験をして」、島原の自宅から諫早まで通い続けた永田君は「どの高校でもきついことはあり、それを乗り越えたら将来に役に立つ。だから何事にも正面からぶつかって」と呼びかけていた。

[2007/03/01:島原新聞]

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