東大の協力で実証実験 - 雲仙市乗り合いタクシー -

 雲仙市はあらたな交通体系を構築するため、東京大の協力により新デマンドシステムを活用した乗り合いタクシーの実証実験に10月から取り組むことにし、2日午前9時から小浜町富津の富津漁民センター地先で出発式を行う。

 同システムは、省エネ削減効果を図るとともに、電話で人が予約を受け付ける従来のオペレーターシステムではなく、コンピュータによる予約受付や運行経路 の生成を可能にした同大が開発したシステムを導入し、乗り合いタクシーを運行する。省エネ関係の事業を手がける独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合 開発機構」の本年度民生部門など地球温暖化対策実証モデル評価事業補助金の2000万円を活用して取り組む。

 公民館や公立病院など市内に400カ所の「仮想バス停」を設けて民間会社の協力を得てタクシー30台を走らせ、利用者は▽乗車希望場所▽到着場所▽到着 希望時間の3点を電話で音声ガイダンスに従って予約を入れると、5秒ほどで予約完了。到着したタクシーに予約した本人であることを確認してもらい、乗車す る。

 現在、1人1台のマイカー通勤や各家庭で個別に病院への送迎などをしている場合、例えば車1台に4人が「乗り合わせる」ことでガソリン消費量を抑えることができ、省エネ効果が期待できるという。

 利用するには雲仙市企画課を介して事前登録が必要で、2 - 31日の実験期間中は乗車無料。今のところ高齢者を中心に市民約400人が登録している。実験では、利用者の意見や乗車場所などのデータをとり、実用化への参考にする。
[2006/09/30:島原新聞]


[関連サイト]
- 雲仙市役所

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