飲酒運転を危険視する風潮が高まるなか、島原工高(田中正道校長、500人)の全教職員64人が19日、「飲酒運転根絶宣言」を行い、飲酒運転防止の意識を高めた。
県教委が全公立学校や教育機関に向けて飲酒運転根絶と交通法規の遵守を通達したことを受け、田中校長が教員らの決意を固めようと提案し、島原署の協力を得て実施。
放課後の職員室で、教職員代表で中里圭輔教諭(23)と渡邊咲樹さん(20)が「校訓『剛・創・和』にのっとり、飲酒運転をせず交通法規の遵守に努め、飲酒運転ゼロを目指し日々精進することを誓う」と宣言し、安本眞二島原署長に宣言文を手渡した。
教員らは、畑野弘交通課長から管内の交通事故状況の講話を聞き、飲酒後アルコールが抜けにくいことや「一発で免許停止になる」ことを学んだ。田中校長は 「教育者として飲酒運転を呼びかける責務があり、甘い気持ちに強い楔を打ち込んで」、安本署長は「教育者として生徒にも良い影響を与えるはず。飲酒運転撲 滅にご協力を」と呼びかけた。
[2006/10/21:島原新聞]