「第85回全国高校サッカー選手権大会」の県大会決勝が4日、諫早市の県立総合運動公園陸上競技場で行われ、国見が4 - 0で島商を破り優勝し、21年連続21回目の全国大会出場を決めた。
試合は序盤から王者・国見が優位に進めた。前半1分、国見のDF・小見川知也選手(2年)が左足で繰り出した右コーナーキックにDF・白谷建人選手(2年)が頭で合わせ先制すると、6分には再び白谷選手が2点目。このあと島商もドリブルからスルーパスを繰り出すなど徐々にペースをつかみかけたが、25分に再びコーナーキックのセットプレーから追加点を挙げ、3 - 0で折り返した。
まず1点がほしい島商は後半、スーパーサブのFW・貴田慎士選手(2年)を投入し、国見の3バックを崩しにかかったが、鉄壁の守りに阻まれ得点できず、さらに1点を追加した国見が4 - 0と快勝。国見の白谷選手は前半でハットトリックを達成した。
全国に名高い常勝・国見だが、昨年の選手権以降の成績はいま一つ振るわず、ことし2月の県新人戦では島商に決勝でまさかの敗北、県高総体もベスト8に甘んじたが、経験に優るここ一番の大舞台での底力はやはり一枚上手。見事に積み上げた全国大会連続出場の記録を伸ばすとともに、2月の新人戦の雪辱を晴らした。
[2006/11/5:島原新聞]
[関連サイト]