発光現象で消火活動 - 自衛隊にも出動を要請、原因が識別できる可能性 -

 県危機管理防災課は8日午後3時過ぎ、6日確認された平成新山南側斜面の発光現象により「島ノ峰」一帯に広がった火災の消火活動を開始した。消火活動に 立ち会った九大地震火山観測研究センター長の清水洋教授は、消火活動後に発光現象の原因を識別できる可能性があるとの見解を示した。

 現地の火災が燃え広がっている状況から清水教授や酒井好県島原振興局長、谷口英夫島原市助役らが8日午後3時、県防災ヘリで上空から視察した。清水教授 によると、前日までの北西風から8日午後には南風に変わったことで、発光現象が当初確認された場所より上流に向かって野焼け状態に枯れ草などが燃え広がっ ている状況、という。

 関係機関で協議した結果、防災対策上、消火活動が先決と判断。県の防災航空隊による消火活動がすぐさま開始され、200リットル入りのタンクを吊り下げ た県防災ヘリが船泊ヘリポートから当初3フライトの計画で消火活動を行った。さらに自衛隊にも消火活動のため出動を要請した。

 清水教授は「発光現象は6日の落雷による火災と思われるが、火山ガスによる可能性も現時点でゼロとは言えない。もし高温の火山ガスが噴き出ていれば、消火活動でも消えないはずなので、その時点でおのずと原因が識別できるのでは - 」と語った。
[2006/11/9:島原新聞]


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