日本一の火祭り「観櫻火宴」…火縄銃のごう音で盛り上げ

 約430年前の戦国時代の史実にちなんで鎧武者姿の市民らが松明(たいまつ)を持って練り歩く日本一の火祭り「観櫻火宴(かんおうかえん)」が28日夜、雲仙市千々石町で繰り広げられ、男女約200人の松明武者行列が千々石海岸の福石公園から桜が満開の橘神社まで約2キロの道のりを「いやさかー!」の勝ちどきとともに勇壮にかっ歩した。

 戦国時代末期の1577年(天正5年)、肥前の龍造寺氏と島原半島の有馬氏との抗争で、有馬本領防衛の西口の拠点である千々石城(釜蓋城)を守り25歳の若さで自刃した千々石大和守直員(やまとのかみなおかず)の平和への願いを受け継ぎ、地域の活性化を図ろうと、同実行委員会(町田岩太委員長)が開催し、13回目。

 出陣式があった福石公園には千々石城主の直員に扮した塩田貞祐市教育長、竜造寺軍大将の政家に扮した鹿児島県の鶴丸明人さんをはじめ観光姉妹都市の鹿児島県霧島市の「隼人浜下り」や佐賀県の「佐賀鍋島三十六萬石大名行列まつり」の鎧武者姿の市民のほか、東京や愛知、大分などから集まった参加者が両軍に分かれて集結。

 今春小学校に入学する子どもが「稚児武者」に扮し大人の武者と戦いを繰り広げ、千々石中吹奏楽部の女子生徒が「御神楽」をアクロバティックに演舞。県下初という熊本県の「芦北鉄砲隊」による本物の火縄銃の演武もあり、海に向かってごう音を轟かせながら発射して盛り上げたあと、松明を手に持って出陣。

 商店街や国道をかっ歩して到着した橘神社では花見客からの歓声とフラッシュを浴び、メーンステージの千々石中グラウンドでは千々石・龍造寺両軍の戦いをモチーフにした寸劇「釜蓋城物語」や中学生になる男女が自身の夢を披露する「元服・立志式」などが繰り広げられ、島原古流会による「島原具足弓」と徳川家康由来の愛知県の「日置流雪荷派・牛久保矢場(へきりゅうせっかは・うしくぼやば)」の迫力ある弓術も披露された。

[2009/3/31:島原新聞]

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定額給付金の支給スタート…南島原市少しでも景気の刺激に

 国民に一律1万2千円が支給され、18歳以下と65歳以上には8千円が加算される定額給付金の支給が27日、島原半島でいち早く南島原市で始まった。

 市役所の現金支給窓口では午前10時すぎ、松島市長が訪れた西有家町の男性(80)に第1号の給付金を手渡した。3人分を受け取った男性は「市内で栄養剤などを買いたい」とニッコリ。松島市長は「市内で有効に利用してもらい、少しでも景気の刺激になれば」と話した。

 同市では県内でいち早く2月下旬に給付申請書類を全世帯1万9209世帯に送付し、平成20年度中の支給開始を目指していた。3月4~17日に実施した集中受付で申請された1万4729世帯に対し27日、口座振込と各総合支所の窓口での現金給付を行ったもので、同日の給付額は、振込が4月中旬にずれこむというゆうちょ銀行をのぞき約6億9120万円。

 併せて子育て応援手当も537世帯に計約2千万円が支給された。今後は9月4日までの期間中に申請した世帯に対し審査終了後、随時給付してゆく。

 なお同日、雲仙市も支給を始め、全世帯の3.2%にあたる549世帯に約2500万円を支給した。島原市の支給は4月中旬ごろとなる見込み。

[2009/3/28:島原新聞]

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南島原市が県内でいち早く…定額給付金の申請書を発送

 南島原市は26日、県内でもっとも早く定額給付金と子育て応援特別手当の申請書を世帯主に向け発送した。基準日の1日時点で市内の給付金支給対象者は1万9207世帯・5万4213人で、総額約8億5580万円。国の関連法案成立後、平成20年度内に給付することを目指す。

 給付金の申請は3月4日から9月4日まで郵送と各総合支所で受け付け、3月4~17日は市内の総合支所など8か所で集中受付を行い、4月末まではホットライン(TEL82-3792)も設置して対応。支給方法は銀行など口座振込を基本とし、病気などで申請が困難な人への対応も検討する。

 西有家町のあけぼの会館であった発送式で、松島市長が申請書の入った段ボール箱を郵便事業?島原支店の吉岡康弘支店長に手渡し、「より多くの市民の方々に年度内に給付できるよう取り組むとともに、ひまわり商品券により消費者の購買意欲の拡大と商工業の活性化を期待したい」とあいさつ。14箱を乗せた第一便の車両は午後1時前に出発した。

 発送した封筒には市商工会が発行する地元消費促進のためのプレミアム商品券「市ひまわり商品券」の引換券も同封された。500円券22枚つづりの1万1千円分を1万円で購入でき登録店舗で利用できるもので、引換券と交換に市商工会の8支所で4月1日から販売を開始する予定。

[2009/2/27:島原新聞]



[2009/2/27:カボチャテレビ]

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一般会計273億6千5百万円…南島原市新年度予算案

 南島原市は18日、24日開会の市議会定例会に提案する議案を発表した。条例関係14件、本年度補正予算案11件、新年度当初予算案8件、その他11件の計44件を予定している。

 平成21年度一般会計当初予算案は総額約273億6500万円で、前年度と比べ5.4%の増だが、合併振興基金積立金を今回は当初予算案にすべて盛り込んだため、その増額分12億円を除いた実質的な伸びは0.8%となる。特別会計予算案は113億5500万円で10.1%の減。

 一般会計当初予算案に盛り込まれた主な事業を示すと、世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」関係では原城跡・日野江城跡・吉利支丹墓碑の「構成3資産整備事業」として1173万円を計上。同資産の中長期的な整備事業を実施するための整備計画を策定する。また、福岡をターゲットとした「観光ルート整備事業」として173万円を計上。3資産を中心に他地区のキリスト教関連遺産等を巡るモニターツアーを新たに実施する。

 そうめんや農水産物を南島原ブランドとして認定し他産地との差別化を図る「南島原市ブランド化推進事業」(8万円)、住民を対象とした「防災訓練事業」(30万円)など新規事業は計7件。

 一方、事業を見直し必要なところに予算を増額した拡充事業は計33件。主なものは▽情報発信強化事業(ひまわり観光協会運営費助成1180万円)▽地域物産販売支援事業(地元の地域資源産品等を利用した商品開発と販売支援1550万円)▽強い農業づくり交付金事業(低コスト耐候性ハウス施設と畜産物加工場等整備補助1億4000万円)▽農業後継者育成事業(結婚対策を検討実践する組織を設立し運営活動への助成320万円)▽農業用施設等整備支援事業(農業者の高齢化のもとで国・県の補助事業にのりにくい事業を単独実施1億3700万円)▽育児教室・両親学級開催事業(新規事業の親育ち講座も含め630万円)▽妊婦・乳幼児健康診査事業(妊婦一般検診の公費負担を5回から14回に拡充4000万円)▽特別支援教育推進事業(障害がある子どもの状況に応じる助手を4人から8人に倍増920万円)▽防災行政無線設備整備事業(デジタル化と再編整備1億4700万円)など。

 バス路線がない市内8地区の交通空白地帯で乗合タクシー実証実験等を行う「公共交通体系整備事業」に4000万円、中学校校舎の耐震補強工事にも本格的に取り組むため「中学校施設改修・耐震補強事業」として5億8600万円を計上した。自治会の活動に対し補助する「協働のまちづくり自治会活動支援事業」(5900万円)も引き続き実施する。

 一方、組織改編では現行2課2班体制の総合支所を4月から1課1班体制の「支所」とし、さらに来年4月からは堂崎出張所を廃止する予定だ。

 昨今の厳しい経済情勢から「積極的に地方の景気浮揚をやりたい」という松島市長。新年度一般会計当初予算案が実質的に0.8%微増の中で、人件費・物件費・繰出金の大幅削減により投資的経費を23.3%伸ばした。

[2009/2/20:島原新聞]

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1万円で1万1000分…南島原もプレミアム商品券

 南島原市は3日、1万円で1万1000円分の買い物ができる地元限定のプレミアム商品券「南島原市ひまわり商品券」(仮称)を発行すると発表した。9日開かれる臨時市議会に関連議案を提案する。

 現金で支給される定額給付金の趣旨に沿って消費を喚起するもので、商品券を使って市内の商店等から購入してもらうことにより地域経済の活性化を図るのが狙い。島原半島では雲仙市が同様に商品券を発行する。

 南島原市の商品券は500円券22枚つづりが1セット(1万1000円分)で1万円。市内の商工業者で商品券取扱登録をした店舗等で利用できる。登録については大型店も除外しない方針。今のところ4月1日から、希望世帯に対し引換券と交換に同市商工会8支所で販売を開始する予定。商品券の有効期間は9月末までの6か月間。

 同市商工会が主体となり2万セット(2億2000万円分)を発行するが、市内各世帯1セットを基本に想定しており、まずは全世帯分の1万8000セットを発行。残りの2000セットは当初発行の売れ残り分と合わせて再度売り出す予定だ。プレミアム10%のうち同市が4分の3を補助するが、登録した各商店も換金手数料として一部負担する。

 定額給付金事務費補助金交付要綱が施行されたことなどから同市では、同給付金事業の年度内給付を目指し準備作業を開始するための経費として約3067万円、また、同商品券発行事業にかかる経費として約1915万円の計4982万円を追加する本年度市一般会計補正予算案を9日の臨時市議会に提案する。

[2009/2/4:島原新聞]

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南島原の未来について…市長と大学生が意見交わす

 南島原市出身の20歳代の大学生6人と松島市長ら市幹部らが故郷について語り合う「大学生と"みなみしまばら"の未来を語る会」が5日に市役所であり、市の現状や未来について活発に意見を出し合った。

 都市部など在住の若者から故郷に関する率直な意見や疑問を出してもらい、市のさらなる発展・振興のために提案などをしてもらおう、と市が初めて実施。

 参加者は、公募した東京大3年の隣(ちかき)良太郎さん(深江町)、福岡大3年の山田俊将さん(布津町)、京都女子大4年の志岐舞子さん(西有家町)、慶応大4年の永友敦子さん(北有馬町)、長崎大4年の谷口隆さん(同)、大分大3年の加納孝康(たかみち)さん(口之津町)=写真右から順に。

 語る会では▽島原の乱に代表される歴史のさらなるPR▽都市部における市名の認識不足や交通アクセスの課題▽県内でも有数の農業のさらなる振興▽若者が残るようなまちづくりなど人口減少の歯止め策?などの意見が出され、学生らは「観光ガイドの他に市民レベルで歴史的史跡を紹介できる人材の育成を」、「市の特産品を福岡など中心都市でPRしては」などとそれぞれ考えを披露。

 松島市長は世界遺産登録を目指す活動や島原半島3市で世界ジオパーク(地質遺産公園)の認定を目指す取り組みなどを紹介し、「歴史や地質遺産など世界に誇れるものがあり、それを発信することで交流人口を増やし飛躍発展したい。今後も皆さんの若い意見をいただきたい」と期待を込めた。

 「故郷の未来について語る良い機会」と参加を希望した永友さんは「3市で取り組むジオパークをきっかけに半島全体で発展してゆくことがメリットになると思う」と語った。

[2009/1/8:島原新聞]

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南島原をしっかりアピール…島原翔南高「ふるさとPR大使」

 南島原市から「ふるさとPR大使」に任命された島原翔南高の2年生117人が9~12日の修学旅行の一環で東京都の大企業や大学、テレビ局など17か所を訪れ、ふるさとの良さをPRした。22日に金子修司校長ら教員3人が市役所を訪れて松島市長に報告した。

 同市の国指定史跡「原城跡」などが世界遺産暫定リスト入りし世界遺産登録を目指していることから、郷土の良さを都会で広めてもらい、地域貢献の意識を高めてもらおうと、初めて実施したPR大使。生徒らは3泊4日の日程のうち1日を使い企業などを訪問するキャリア研修でPRに励んだ。

 「南島原から世界遺産を」と明記されたのぼりを掲げ「南島原市」などと書かれた黄色のハッピを着て生徒らは34班に分かれて早稲田大学や日本テレビ、NHK、シャープ、警視庁などを訪れ、名刺を渡したりパンフレットを使ったりして、登録を目指した取り組みやふるさとの素晴らしさなどをアピール。

 企業訪問のほか関東在住の同窓生を招いて取り組みの説明も行った。生徒らの感想文には「切支丹墓碑など世界遺産登録に向けた活動を伝えたら理解していただいた。これからも自分たちのふるさとを大切にして自慢できるような環境をつくりたい」など記されている。

 またレコード会社の(株)ソニー・ミュージックエンタテイメントからは市長宛てに「市民が一丸となって自分の街をPRするのはとても素晴らしいです。高校生がPR大使として大人と話す機会をもち、お互いに影響を受け合えるのはとても素敵な企画だと思いました」などと賞賛するEメールも届いた。松島市長は「嬉しい限り。郷土を知りPRすることで認識が深まるものであり、生徒たちには感謝したい」などと語った。

 同校では日常の授業で郷土の料理や歴史を学ぶ機会を設けており、金子校長は「世界遺産登録を目指した市の取り組みに生徒たちが参加することで、将来大人になったときの意識も異なるはず。今後も地域貢献の場を設けてゆきたい」と話した。

[2008/12/23:島原新聞]

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南島原の良さ東京で発信…島原翔南高生をPR大使に

 島原翔南高(金子修司校長、生徒403人)の2年生117人が3日、「南島原市ふるさとPR大使」に委嘱された。9~12日の修学旅行において東京都内の大企業や大学など約20か所を訪問する「キャリア研修」の際や宿泊先、関東在住の同窓会会員らに市の歴史やキリスト教関連遺産などの魅力を宣伝する。

 同市に点在する国指定史跡「原城跡」や切支丹墓碑などは世界遺産暫定リスト入りした本県の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」に含まれており、世界遺産登録を目指している。2年生は市世界遺産登録推進室の松本慎二室長からその取り組みや歴史的価値を学んだもので、同市はふるさとの良さを都会でPRしてもらうとともに地域貢献に対する意識高揚を図ってもらおうと、初めてPR大使に委嘱することに。

 委嘱状交付式では、生徒会長の北村幸子さん、副会長の西田有希さんと有永幸樹君、役員の大矢昂明君と松尾夢衣さんの5人が代表で「南島原から世界遺産を」と明記されたのぼり13本や黄色のハッピ13着、名刺などを受け取り、使命感をあらたに。

 有永君は「県や市の取り組みを存分にPRしたい」と決意表明をし、「都会にはない南島原の良さを伝えたい」と意気込む北村さん。松島市長は「歴史的遺産や山海の幸があふれる市にぜひ来ていただけるようPRしてほしい」と期待を込め、金子校長は「生徒たちにはPR大使として市の取り組みに参加することで地域振興に貢献を - 」と呼びかけた。

[2008/12/5:島原新聞]

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世界遺産登録を目指して…フォーラム「有馬の城とキリシタン」

 島原半島のキリスト教関連遺産には「悲しみを喜びに変える精神性遺産」がある、という。「これをクリスチャン以外の人々にどれだけ理解してもらえるだろうか?」 -
 
 今月22日、南島原市のありえコレジオホールであった「地域振興フォーラムin南島原 - 有馬の城とキリシタン - 」の第二部、「歴史資産を活かした地域振興 世界遺産登録を目指して」をテーマにしたパネルディスカッションで、パネリストのひとり清水愼一氏((株)JTB常務取締役)はこう問いかけた。

 この日、第一部では日本人殉教者188人の列福で奔走した古巣馨神父(カトリック長崎大司教区司祭・列聖列福特別委員)が「有馬セミナリヨの精鋭たちが現代に問いかけるもの」と題して基調講演。佐伯徳哉氏(島根県立出雲歴史博物館学芸員)が「石見銀山世界遺産化のコンセプト - 資産の価値をいかに引き出したか - 」のタイトルで事例を報告した。その中で古巣神父は188人列福者の中の四人の日本人司祭、ジュリアン中浦、トーマス金鍔次兵衛、ディエゴ結城了雪、ペトロ岐部カスイらを取り上げ、「悲しみを喜びに変える」島原半島の"召命"的役割を次のように解説した。

 ?彼らは(島原半島にあった)有馬のセミナリヨで学び、成長し、ゆずれないものに命を捧げた。ここ(セミナリヨ)では隣人を我が身のごとく思う慈(いつく)しみ(慈悲)の心が育まれ、そのように生きる教育が実践された。彼らは「聖体の旗」(その一つは島原の乱で天草四郎が陣中旗として掲げた)の下で祈り、"造りかえられる神秘"に預かった。他人を赦(ゆる)した分、自分がそれを背負うことになるが、それは人生の賜(たまもの)になる。わたしがあるのは、この(慈悲深い)人たちが死んでくれたからと - 。そのようにして同じものがまったく違うものに、罪深い人が命ある人に造り変えられる。それは、平和はこのようにして生まれる(作られる)のですよというメッセージでもある。有馬の地は日本が、世界が必要としているものを、そっと差し出している。これを掘り起こし、光を当てるときが、いま。これ(こそ)が島原半島が世界に発信する世界遺産です」 - 。

 佐伯氏は石見銀山(島根県)の世界遺産登録で、ひとたび登録延期の勧告を受けながら逆転劇を演じたその舞台裏を解説。「価値を明確にするための調査・研究を考古学、文献学、石造物・民俗学、歴史街道、さらには科学的にとあらゆる方面から取り組んだ。国内外の類似遺産の比較研究を行なうためアジアに出掛けた。海外の人々に訴え認めてもらう活動にも力を入れ、世界が抱える諸問題 - たとえば環境問題 - にどう応えていくか、石見銀山は自然と調和しながら生産活動を行なっていたことなども盛り込んだ。これが奇蹟の逆転勝利に結びついた」などと述べ、普遍的価値を明示しPRすることの重要性を説いた。

 これに関連し古巣神父は、「最初、島原半島のキリスト教関連遺産は(リストに)入っていなかった。ところが長崎の教会群だけではだめだという思いがあり、(明治期より)200年遡って関連遺産が追加された」と説明。佐伯氏は、「教会群とキリスト教関連遺産の関連性で(価値を)説明していくなら、島原半島の - とくに島原の乱の - 役割は大きい」。「資産を活かす一本のストーリーを提示することだ。いま世界は(最後の壁として)宗教間の対立が激化している。そうした人類史的課題に示唆を与えるものがある」と、島原半島を中心とした一連の歴史(キリシタン史)に秘められた"世界遺産"性を先見的に提示した。
 
 そこで発せられたのが冒頭の清水氏のことばだ。たしかに現時点での住民らの理解は進んでいない。この日、会場に空席が目立ったのもそのことを象徴していた。パネルディスカッションで司会役をつとめた今泉道雄氏(地域総合整備財団振興部長)は、何度かこの事案を問いかけ、各氏がこれに応えるかたちで意見を述べた。

 その中で大石一久氏(長崎県文化振興課課長補佐)は、有馬セミナリヨで学んだ四少年使節の世界史的偉業、「国家(人間)と宗教 - その精神性(平和・自由・祈り)を問いかけるものがある島原の乱」を上げ、「キリシタン史を再考していく必要性を痛感している」。「各分野ごと専門家が関わり、中央の研究者をいかに巻き込んでいくかも課題」と - 。岡部まりさん(加津佐町出身、タレント・エッセイスト)も「パールバックの『津波』(島原大変を題材にした作品)、遠藤周作の半島のキリシタン史に関する著作などを上げ、「自分が生まれたところが世界遺産になる意義を感じる。一緒に学んでいく空間が必要だ」などと住民の立場で前向きに発言した。

 コメンテーターとして登壇した松島世佳市長は、「お話を聞けば聞くほど大変な仕事だということが分かる。かたちのないものを如何に形にし、(住民や世界に)分かるように情報を発信していくかが課題。逆風もあるが、ファイトも沸いてくる。登録に向って住民とともにがんばりたい」と総括。課題の大きさを認識しながらも、自ら登録推進のリーダーとして率先する決意を語った。

[2008/11/29:島原新聞]

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ろくべえ大食い日本一に…田口さん「めっちゃ嬉しか」

 南島原市の深江ふるさと伝承館を主会場に23日、第25回深江町産業まつり(同実行委員会主催)が行われ、深江町の郷土料理「ろくべえ」の大食い日本一決定戦などで盛り上がった。

 決定戦には遠くは愛媛県など市内外から小学生の部に9人、一般の部に男女15人が出場。時折むせながら食べ続け、2分間で食べた量を競った結果、727グラムを平らげて一般男性の部で1位になった深江町の建設会社従業員、田口亮司さんが全部門で最高の総合優勝に輝き、「『日本一』認定証」と深江産米30キロを受け取って「応援のおかげです。めっちゃ嬉しい!」とニッコリ。

 所属するバレーボールチーム「イージーライダー」をPRした布津町の山田真梨奈さんが女性の部で、深江小6年の田中泰心君が小学生の部でそれぞれ1位となった。

会場では深江太鼓の勇壮なバチさばき、チンドン屋やピエロによる大道芸が繰り広げられ、農産物加工品や商工業製品、新鮮な魚介類などの展示即売やろくべえの試食などが行われたほか、クルマエビや長崎牛の試食会に長蛇の列ができるほどにぎわっていた。

[2008/11/24:島原新聞]

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南有馬の民家で見つかる…『阿弥陀如来来迎図』自然石板碑、浄土宗関係の貴重な資料

 世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を構成する国指定史跡「原城跡」などがある南島原市の原城文化センターで15日、登録推進特別企画展「『有馬の城とキリシタン』~ゆずれないものを持った人々」が始まった。地元にまつわる貴重な関係資料が多数展示されており、キリスト教を受け入れる土壌がすでに醸成されていたことを示す浄土宗系関係資料としてこのほど発見された、有馬の「阿弥陀如来来迎図」自然石板碑の拓本も公開・展示されている。

 同板碑は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が世界遺産暫定リストに登録されたことに伴う構成遺産の原城跡の周辺調査で確認された。大正時代に発行された原城跡パンフレットに「日之丸観音」と紹介され、近年はその所在等が分からなくなっていたものだが、今回の調査で同市南有馬町の民家にあることが分かり、県文化・スポーツ振興部文化振興課大石一久氏の協力のもと拓本を取り、それが観音菩薩像ではなく「阿弥陀如来来迎図」であることが判明した。

 板碑は高さ約1メートル、幅約80センチの安山岩で、造立年は1533年(天文2年)。雲にのった阿弥陀如来単尊の来迎図で、その右側には「奉彫造八万四千本願主永秀」と書かれており、当時、同様の板碑造立が盛んだったことがうかがえる。

 これによりキリシタン流入直前の16世紀前半から半ばにかけ浄土信仰が盛んで、しかもその対象者は上級者(禅宗)ではなく一般庶民の間で相当広まっていたと理解される。

 また、浄土信仰を受け皿に、同じ「地獄」(インヘルノ)・「天国」(パライソ)の思想をもつキリシタンが一般庶民層に浸透していったものとみられ、それは布教長トルレスが1565年に口之津から発した「貴人は禅宗に帰依しているが、一般庶民は地獄・天国観をもつ教えを信じているからキリスト教を受け入れやすい」という書簡にも通じ、その結果として「有馬領域にキリスト教が広まった背景が分かってきた」もの。

 文献上はキリシタン流入前後に浄土宗の寺院が有馬地方にあったことは示唆されていたが、同市教委では「キリシタン伝道期、また直前の当地の宗教事情を知るうえで貴重な文化財」としている。

 特別企画展は26日まで開催。同板碑の拓本をはじめセミナリヨや天正遣欧使節、キリシタン墓碑など関係資料約100点を展示している。開館時間は午前9時~午後5時。22日午後1時からありえコレジヨホールで地域振興フォーラムin南島原「『有馬の城とキリシタン』~天正遣欧使節から殉教まで~」も開かれる。

[2008/11/16:島原新聞]

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有馬小に巨大ツリー…街路樹に1万6千個点灯

 南島原市の有馬小グラウンドに立ち木としては"日本一クラス"の巨大ツリーとイルミネーション通りが登場。8日に点灯式があり、校庭の立ち木4本には1万個、県道30号などの街路樹計81本には1万6千個のイルミネーションがともった。

 ツリーのイルミネーションは12年目、街路樹の"光の通り"は4年目の取り組みで、冬の風物詩としてすっかり定着している。同市ではこれまでに「よさこい北有馬祭り」や「日野江ひろば」など3つのイベントが行われていたが、昨年からは3者が一体となって市冬のお祭り実行委員会(長尾泰博会長)を組織し、イベントの一本化を図っている。

 イルミネーションの飾りつけには実行委員会や中学生ボランティアなど若者から高齢者まで約60人が参加して10月31日から3日間にわたり発光ダイオードなどを飾りつけ、8日夜に有馬小6年の松本隆志君と北有馬中1年の武本洲君が電源スイッチをオン。"光の帯"でつながったイルミネーションツリーなどが夜空に浮かんだ。

 イルミネーションの点灯は年末まで(午後6時~午後10時)。同実行委員会では12月20日に有馬小で、市に息づいてきたキリシタン文化を再現するイベント「フェスティビタス ナタリス2008」を開催し、約400年前の南蛮屏風を参考にした南蛮行列の再現などを繰り広げる。

[2008/11/12:島原新聞]

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怖い体験を学び継承誓う…大野木場メモリアルデー2008、まるで地獄-旧校舎の焼失

 雲仙・普賢岳噴火災害時の平成3年9月15日の火砕流で旧校舎が焼失した南島原市深江町の大野木場小(渡邊林校長、児童142人)は12日、「大野木場メモリアルデー2008」を行った。当時、同小5年生だった大山秀樹さんが「災害を振り返って」と題し、子どもの目線で当時の様子を語り聞かせた。

 大火砕流が発生した平成3年6月3日、「まるで地獄のような風景。怖くて何も考えずにひたすら逃げた」ことが記憶に残る。「当時4つの『小学校』に通った」-自宅が旧校舎の近くにあったため、家族とともに避難生活を余儀なくされ、避難先での授業や仮設校舎での学校生活を繰り返したから。けれど「避難先には友達もいたから、辛いよりも楽しかった思い出が強いかな」。

 消防団員として奔走していた父も一緒になって仮設住宅で暮らし始めたある日の夜、「大野木場の方が燃えよる」と声を聞いた。それが旧校舎や家屋を奪った火砕流だったことを翌日に知った。校舎は焼け、周囲は一面火山灰に覆われていた。「受け入れるしかなかった。けれど、同時に『山に負けるもんか』という思いも強くした」。

 いまは中木場保育園の保育士として働きながら島原市新湊2丁目に妻の絹子さんと愛娘の華美ちゃんと一緒に暮らす。「我が子にも自分の母校に通ってもらいたい」という願いがあり、「当時の子どもの目線でいまの子どもたちに自分の経験を伝えれば、後世にもつながるはず」-そう思い講師を引き受けた。最後に「先生や親、友達、地域の人たち、全国からの励ましという自分を取り巻く全ての人の支えがあったから、笑顔を忘れずに過ごすことができた。どうか平成3年9月15日のことを忘れないで下さい。その日は校舎を失った日であり、その日は大野木場が復興に向けてスタートした日でもあるから」と語りかけた。

 メモリアルデーは、噴火災害の記憶を後世に伝えるとともに、砂防事業の重要性や防災に対する意識を高めるために毎年実施。5年生27人は7月に砂防施設などについて学んだ災害学習の成果を発表し、国交省雲仙復興事務所は現在の雲仙・普賢岳と防災事業について解説をした。最後に児童らが、火砕流で焼けながらも再生した旧校舎校庭のイチョウのたくましさを歌った「生きていたんだね」を合唱し、災害を継承してゆくことを誓った。

[2008/09/14:島原新聞]

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そうめん・ミーティング…松島市長と気軽に語り合う

 南島原市の松島市長と市民らがそうめんを味わいながら気軽に語り合う「そうめん・ミーティング」が5日、同市深江町の一高本舗で開かれた。8月末から10月初めまで市内の千里、みずなし本陣ふかえ、かあちゃん寿司、甚五郎寿し、いしやまの計6か所で開催される。

 特産品のそうめんの地産地消とPRを図ろうと、7、8月にそうめん料理を提供する地元の食堂など30店の協力を得て展開した「そうめんを食べる機会づくり」キャンペーンの一環で実施。参加者はランチ代を自腹で出し、1時間程度ざっくばらんに市長と語り合う。

 この日は青年商工業者など5人が参加し、斬新なそうめん料理に舌鼓を打ちながら、原城跡などを含めたキリスト教と関連遺産の「世界遺産」登録を目指す動きや島原半島3市が一体となって目指す「ジオパーク」国内初認定に向けた活動、企業誘致に関する同市の地理的問題などについて語り合ったほか、参加者からは「線路跡地を道路やサイクリングロードにし、旧駅舎をサービスエリアにしてはどうか」など、島鉄南線廃線後の活用策についても意見が出ていた。

[2008/09/06:島原新聞]

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銀メダルの内村選手の父…「おめでとう」と祝福、深江幼稚園の園児を指導

 北京オリンピックの体操の個人・団体で銀メダルに輝いた諫早市出身の内村航平さんの父・和久さんが2日、南島原市深江町の認定こども園「深江幼稚園」(横田文香園長)の園児に体操を指導した。和久さんは15年ほど同園で指導を続けており、この日は北京五輪閉幕後初の指導日となった。

 福岡県出身の和久さんは柳川商高(現柳川高)時代に高校総体で優勝経験があり、1992年に諫早市栗面町でスポーツクラブ内村をスタート。その体操クラブで航平さんは3歳から体操を始め、今夏、体操の日本代表チーム最年少選手として活躍し、県民に感動を与えた。

 和久さんも8月中は北京で我が子の演技を見守り、同園の保護者らは「オリンピック出場おめでとう」、「祝内村選手メダル獲得」などと明記した横断幕を準備し、園児らも絵を描くなどして地元からエールをおくった。和久さんは「他の競技に比べ競技人口が少ないため底辺拡大が自分の使命であり、(航平さんの活躍は)頑張ったら可能性がある、ということを幼い子どもに示してくれた」と振り返る。

 「専門的に教えてもらおう」と招かれた同園には毎週火曜日に訪れており、いま園児らは21日の運動会に向け練習を重ねる日々。そのうち年長園児約30人は発射するロケットをイメージしたダイナミックな組体操に挑戦。「頑張るぞ!」などと和久さんはいつものように大きな声で呼びかけ、ときどき園児と一緒におどけたり笑ったりしながら、合計1時間の練習はあっという間に終わった。

 指導終了後に「銀メダルおめでとう」と1人の園児から声をかけられ、思わずガッツポーズとともにニッコリほほ笑む和久さん。「人前で発表する度胸をつけ、動じないような子どもになってほしい」と願っている。

[2008/09/04:島原新聞]

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「県のだんだん畑十選」に…南串山と加津佐の三地区

 県農林部は1日、「長崎県のだんだん畑十選」に認定した12地区を発表。島原半島関係では雲仙市南串山町の辺木・小竹木(へぎ・こたけぎ)地区と椎木川(しいのきがわ)地区、南島原市加津佐町の津波見(つばみ)地区の3地区が選ばれた。

 同十選は、先人たちが多大な苦労の上で切り開いた田畑などが農村景観の形成や伝統文化の継承など歴史的文化遺産としての価値を有するなど、その価値が再認識されているなか、県民に中山間地域の畑作地区に対する理解を深めてもらい、「農地・農業用施設の適切な維持管理」や「都市と農村の交流」によるいきいきとした地域づくりを推進することを目的とし、県内において活発な地域活動が期待できる優れた中山間地域の畑作地区を選んだもの。

 認定式が10日に大村市民会館で行われる。半島関係の3地区の概要は次の通り。

 △辺木・小竹木=総面積31.4ヘクタール、ほ場枚数約800枚。山の山頂まで続く急傾斜の坂道に耕作された雄大な農地が並ぶ自然の風景が優れ、JA青年部による郵パックの産地直送が実践されており、今後の地域活性化に向けた取り組みが期待される。

 △椎木川=総面積7.8ヘクタール、ほ場枚数約200枚。橘湾や山肌の緑と耕作された雄大な農地が広がる。認定農業者やエコファーマーなどの地域の担い手が多く、地域活性化のさらなる発展が期待される。

 △津波見=総面積20ヘクタール、ほ場枚数約500枚。天草灘の海原や山肌の緑とだんだん畑を一望できる風景が優れている。校区内の小学生や修学旅行生の農業体験の受け入れが行われており、民泊を中心としたグリーンツーリズムの計画を行うなど今後の地域活性化が期待される。

[2008/09/04:島原新聞]

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口加高・裁判員制度を学ぶ…島原半島212人を候補に選ぶ

 国民が裁判官とともに刑事事件の裁判を行う平成21年5月開始の裁判員制度について口加高(吉川美智子校長)の2、3年生27人が8月25日夕方、長崎地方裁判所島原支部の職員らから学んだ。

 島原半島を管轄する長崎地裁島原支部と長崎地方検察庁島原支部が実施した説明会で、数年前から公民館などで各種団体向けの説明会は開いてきたが、学校では初めて開催。裁判員に選ばれるのは20歳以上の有権者だが、早期から制度に対する理解を深めてもらおうと願いを込めた。

 長崎地裁島原支部の谷村久雄庶務課長と長崎地検島原支部の藤好章統括検務官がイラスト解説のガイドブックやDVDを使いながら▽裁判員裁判の仕組み▽裁判員の選出法▽裁判員としての責務や守秘義務▽長崎市の長崎地裁でしか行われないこと-などについて説明したほか、生徒からの質問にも答えた。

 1年生の頃から制度に興味があり自分で学んできたという3年の久間孝平君は「生活に影響を与えるため職場の休暇対策など100%体制を整えてから実施すべきだと思う。不安もあるが、自分は参加してみたい」と話した。

 裁判員裁判の対象となる事件は殺人や傷害致死など重大な犯罪のみで、本県では年間約30件が対象となる見込み。裁判1件につき裁判員6人が選出されることになっており、その前段階として県内では約120万人の有権者の中から2千人の候補者が選ばれる。長崎地裁島原支部によると、約12万人の有権者がいる半島では212人(島原市、雲仙市各68人、南島原市76人)が無作為のくじで候補者に選ばれ、12月ごろには通知が届くという。

[2008/08/27:島原新聞]

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唯一の女子部員全国初V…島原翔南1年の狩野さん

 17日に大阪府堺市立金岡公園体育館であった第14回全国高校女子レスリング選手権大会で、島原翔南高1年の狩野(かりの)美咲選手が40?級で初優勝を飾った。

 狩野さんは同校レスリング部員8人のうち唯一の女子部員で、1年生ながら快挙を達成。小学生の頃から南島原レスリングスクール(永石史也監督)で練習に励んできたという。

 同校レスリング部の稲本康弘監督によると、決勝は濱道沙織選手(種市高・岩手)と対戦し、1-1で迎えた3ラウンド目を制して2-1で粘り勝ち。「優勝できるなんて思わなかった」と本人も驚いていたという。

 また19日まで同会場で行われた第24回全国高校生グレコローマンスタイル選手権大会の96キロ級で馬場貴大選手(島原高2年)が3位入賞し、74キロ級で松本岬選手(島原工高3年)が5位に入った。

[2008/08/20:島原新聞]

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1人で最高47杯も食べる…南島原市でわんこ素麺大会、団体戦は3人で142杯

 南島原市特産の素麺のPRと地域の活性化を目的に「第1回わんこ素麺大会」が10日、同市北有馬町のエコ・パーク論所原で繰り広げられ、市内外から集まった延べ48人が挑戦し賑わった。

 同市ではことしから、毎月7日を「そうめんの日」と定め、素麺のまちを広くPRしている。同市によると、平安時代には七夕に無病息災を祈り、宮中で食されていたとのこと。これに基づき旧暦の七夕(8月7日)の直近の日曜日、同施設として初めて開催したイベント。その名もわんこ蕎麦ならぬ、「わんこ素麺」大会。

 お椀は1杯10グラム。個人戦は素麺をお椀に投げ込む給仕係と参加し、21人が挑戦した。制限時間は予め5分と設定していたが、「何せ初めての大会」なので、とりあえずやってみたところ、5分間も食べ続けるのは一般には限界ということが分かり、急きょ3分に変更。これに伴い3人1組の団体戦も15分から9分に短縮。チーム内で自由に交代しながら9組計27人がチャレンジした。

 施設(ケビン)に泊まっていた3歳の女の子(長崎市の冨田菜名ちゃん)から70歳代のお年寄りまで世代を越え、和気あいあいとした中にも白熱したゲームを展開した。

 次から次に素麺が投げ込まれ、挑戦者の目の前には高く積まれたお椀のタワーが完成。最高は個人戦で47杯、団体戦は3人で計142杯も平らげ、豪華な賞品が贈られた。

 同施設では「南島原市の観光の拠点として市と島原半島をPRし、がまだすネットなどと連携・協力しながらこれからも地域の活性化に向け取り組んでいきたい」と話していた。

[2008/08/17:島原新聞]

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行政で一括して利活用を…期待!!島原鉄道自治体連絡協議会、レール撤去後の島鉄南線

 ことし3月末で廃止された島原鉄道南線の跡地利用について同社は29日、「行政による一括した利用に期待している」と意向を示した。島原観光ホテル小涌園で開かれた「島原鉄道自治体連絡協議会」(会長=吉岡島原市長)の本年度総会の席上明らかにしたもの。

 廃線となった島原外港駅(島原市)~加津佐駅(南島原市)の35.3キロについては現在、レールの撤去作業が行われているが、年内には完了する見込み。その後の利活用が課題となっており、島原市では元住民団体や島鉄などを含めた検討委員会を近く開催する予定だ。

 同連絡協議会総会には吉岡市長をはじめ島原半島3市と諫早市の首長、県の関係者らが出席。南線廃止に伴い同協議会の目的を、鉄道に加え路線バス等を含め地域公共交通の維持・活性化や利用促進に向けた支援等により地域振興を図る組織と改め、それに沿った本年度の事業計画を決めた。

 南線跡地の利用について松島南島原市長は会合の席上、「早く方向性を出していただき、それを受けて一緒に検討していきたい」と島鉄に要望。同社の牛嶋和憲常務取締役は「社内的には絶えず検討しているが、延長が35.3キロあり、土地の形状も細長く(平均5~6メートル)、いまの段階ではできれば行政に利用してもらえればと考えている」と述べた。

 廃止された南線の島原市区間(島原外港駅~水無川間3.3キロ)の跡地利用について同市は8月1日、地元のまちづくり団体や育友会、観光協会、島鉄などで組織する「外港・水無川間利活用検討委員会」の初会合を開催し、利用策について検討を始める、という。

 同跡地の利用について牛嶋常務は「民間への切り売りではなく、一体の土地として活用してもらえればと考えており、そうなると行政にお願いすることになるだろう」と期待を込めて今後の見通しを示したが、「具体的にはまだこれからだ」と語った。

[2008/07/30:島原新聞]

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レールの撤去作業始まる

 今年3月末で廃線となった島原鉄道の島原外港~加津佐間35.3キロの線路の撤去がこのほど始まった。22日、南島原市の布津駅付近では作業員が重機2台を使いレールを撤去する作業に追われていた。

 同社鉄道課によると、撤去作業は年内に終える予定。今後、線路跡地の活用については沿線自治体と協議する、という。

[2008/07/23:島原新聞]

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そうめんランチに舌鼓…自衛隊長崎協力本部長らと

 「そうめんの日」の7日、南島原市の松島市長は、着任あいさつのために来庁した自衛隊長崎地方協力本部の下薗輝昭本部長らと"そうめんランチ"に舌鼓をうった。

 来庁時間がちょうど昼間だったことと、そうめんの日だったことから意気投合して実現したもので、松島市長らは日向義忠市議会議長や島原地域事務所の田中秀海所長とともに庁舎近くの「麺商 須川・面喰い」に移動し、涼やかなそうめんでもてなしたもの。

 同市では7月20日から8月31日までの「夏休み」期間中、市内の飲食店や居酒屋など29店舗にのぼりを設置し、特産品のそうめんをPRする。そうめんを提供する店はホームページ(http://www.city.minamishimabara.lg.jp/)にも掲載している。

[2008/07/09:島原新聞]

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噴火災害について学ぶ…大野木場小の5年生27人

 雲仙・普賢岳噴火災害時の平成3年9月15日の火砕流で旧校舎が被災した南島原市深江町の大野木場小(渡邊林校長)の5年生27人が3日、同町の水無川2号砂防えん堤と大野木場砂防みらい館で災害学習に取り組み、災害の脅威や復興工事の状況などを学んだ。

 同校では9月15日を「メモリアルデー」として噴火災害を後世に伝えてゆく取り組みを続けており、災害の状況や多くの努力と協力で災害から復興したことなどを学んでもらおうと、毎年この時期に事前学習を行っている。

 国土交通省雲仙復興事務所調査・品質確保課の石坪昭二課長が講師となり、児童らはヘルメットをかぶって立ち入り禁止の警戒区域内に入って工事が進められている砂防えん堤と、土石流発生などを感知する機能を備えた砂防みらい館を見学し、「砂防えん堤は東京ドーム1個分ぐらいの70万立方メートルの土砂をためることができる」、「山頂には1億立方メートルの堆積物があり、まだ不安定。毎年小規模の土石流が発生しているが、上流の砂防ダムで止まっているから下まで流れてこない」ことなどを学んだ。

 同校では全学年が1度は旧校舎周辺の清掃をするなど学校全体で災害学習に取り組んでおり、この日学んだ成果は9月12日に行うメモリアルデーで発表する。土石流により堆積した土砂や山肌が削られたガリー(侵食谷)などを絵でリポートにまとめた岩永龍二君は「たまった土砂の石1個が家1軒分の大きさなんてびっくりした。以前は火砕流とかが発生したら危険だったけれど、いまはダムができたから安全なんだなと思った」と話していた。

[2008/07/04:島原新聞]

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白井さんの夢を乗せて!!…特注の三輪自転車旅立つ、中村さん一年かけて製作

 島原外港発「フェリーあそ」が24日午前11時10分、南島原市西有家町の(株)中村輪業(中村耕一社長)が製作した特注のリヤカー自転車を積み込み、出航した。

 自転車とリヤカーを結合させ、荷台部分に書棚を設置、電動アシストを備えたこの特注三輪自転車は、中村さんが昨年夏、障害をもつ東京在住の出版会社社長・白井隆之さんから依頼を受け、ほぼ一年がかりで製作。依頼者本人の障害の状況、要望等に合わせさまざまな工夫がこらされている。

 この日、フェリーには受け取りのため遠路来島した白井さんも乗り込み、TBS、RKK、KTNなどテレビクルーも同伴。中村さんは外港桟橋から手を振り、二人三脚で旅立つ三輪自転車と白井さんを見送った。

 「軽Car」の生みの親として知られる南島原市西有家町の中村さんは、自身の会社を「再生の場」と言う。バブル崩壊のあと斜陽化していく田舎町の自転車店を、アイデアと果敢な挑戦によって再起させ、あわせて従業員や同業者、後輩らに「田舎でもやっていける」希望を与える-。なにより家業を負う宿命の自身を再生させたいという、熱い思いがあるからだ。

 軽量の小型リヤカー「軽カー」を、お客のリクエストにあわせてさまざまなバリエーションを製作するなか、これを自転車とドッキングさせた三輪自転車を考案。これに電動アシストを加えた進化型は、地球環境に配慮したエコ自転車として注目され、大手宅配業者からも採用されるに至った。

 そんな中で飛び込んで来たのが、東京日本橋の燦葉出版社社長・白井さんからの注文だった。不自由な体で手提げ袋に書籍を入れ、全国を行商してきた白井さんは、「自分の力で、もっとたくさんの本を運んで、届けたい」という夢を持ち続けてきた。当初、「まったくイメージが沸かなかった」という中村さんだったが、そのうち白井さんが(東京で)自転車運転のトレーニングを始めたことを知り、奮起。「白井さんの三十年来の夢を実現させたい」一念で特注の三輪自転車製作に取り組んできた。途中、何度か視察に見えた白井さん本人の要望を受け、改良と調節を加え、このほど完成。白井さんに引き渡した。

 完成品を受け取った白井さんはこの日、笑みを満面に湛えていたが、一方の中村さんは複雑な心境。「歩行者社会に生きてきた白井さんが、六十(歳)を過ぎてこれから車社会に入っていく。うまく生きてくれるだろうか。自分の製品が安全に(白井さんと本を)運んでくれるだろうか-」といった"生みの親"としての責任と心配があり、「アフターケア体制の整備をしていく課題」もあるからだ。

 「これを機に同じような注文が殺到するかも-」と尋ねると、「もうイヤ、しばらく休みたい」と、本音とも冗談ともつかない言葉を吐いたが、「人のお役に立ちたい。文化は西から、田舎から-」と、かねて言い続けてきたことが一つずつ実現していく、その確かな手ごたえを掴んでいる表情にも見えた。

[2008/06/29:島原新聞]

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世界遺産登録を目指し…協働会議員を募りグッズも

 原城跡、日野江城跡、吉利支丹墓碑のキリシタン史跡を「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産登録を目指している南島原市が各種PRグッズを作った。市民への周知と気運を高めるためこれから広く活用を図る。

 製作したのはハッピ50着、のぼり400本、ステッカー1000枚、シール計5万枚、名刺台紙1万枚。県の補助事業を活用した。

 ハッピは観光ガイドや各種イベント時に着用し、ステッカーは公用車に貼るなど市民の目にふれるようにして活用する。また、のぼりは公共施設のほか市内の事業所等にも設置してもらう。今後は懸垂幕、ポスター、絵葉書等も製作する予定だ。

 一方、早期登録と登録後のまちづくりに向け一緒に活動する「南島原市世界遺産へ向けた協働会議」(仮称)への参加者募集も始めた。対象者は不問。申し込みは7月11日までに同市教委世界遺産登録推進室まで。

 同推進室では「"南島原から世界遺産を!"を合言葉にPRグッズを活用し、市民への周知と世界遺産登録に向けた気運を高め、観光客誘致を図っていきたい」としており、協働会議への参加については「登録実現のため一緒に知恵を出してもらえる人、ともに汗をかいてもらえる人を待っています」と呼びかけている。問い合わせは同推進室(TEL:050-3381-5101)へ。

[2008/06/28:島原新聞]

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稚エビ115万尾を放流…クルマエビの養殖始まる

 地域水産物の特産品としてクルマエビの養殖に取り組む南島原市の深江町漁協(苑田秀和組合長)は本年度の生産を開始し、20日に全長約15~20ミリの稚エビ約115万尾を養殖場に投入した。

 旧深江町時代から取り組む養殖事業で、同漁協南側の有明海沿岸にある旧施設(6600平方メートル)と新施設(3万平方メートル)の養殖場2か所で育てる。この日は職員らが県漁業公社(佐世保市)から購入した稚エビをホースでいけすに放流した。9月中旬には間引き出荷が始まり、稚エビの10倍ぐらいの18~20センチに育つ11月から本格出荷をし、来年2月まで続く。

 養殖場主任の松尾繁弘さんによると、養殖事業は平成元年から始めたが、雲仙・普賢岳噴火災害時に一時中断し、新施設が稼動した平成16年度から大規模養殖をスタート。海底を1メートル嵩上げするなど改修することで満潮時に海水の流入を防ぐことができ、今では病気などの被害を受けることなく育てることができるようになり、例年17、18トンと生産量は安定。昨年の出荷高は9500万円。松尾さんは「1億円を目指したい」と意気込んでいる。

 壱岐市の砂を70センチほど底に敷きつめることで「きれいなエビに育つ」という深江産のクルマエビは300グラムから小売りをし、1キロあたり8千円は他に比べて安いそうで、直売所や漁協で販売される。

[2008/06/22:島原新聞]

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在宅高齢者の生活支援…おかげタクシー始める、専用の福祉車両を導入

 南島原市深江町で高齢者介護事業を展開する「(有)たすかる」(代表取締役=小谷和裕氏)が14日、高齢者や障害者を対象とした福祉輸送サービス事業ケア・タクシー「おかげタクシー」の運行を始めた。超高齢社会をこれから迎えるにあたり、在宅高齢者の生活を支える気軽な移動手段として大きな期待がかかる。

 平成14年のグループホーム設立を皮切りに、居宅介護支援事業所や訪問介護事業所などを運営し、地域に根ざした高齢者福祉事業を繰り広げる同社。新たな高齢者制度や島鉄南線廃止など取り巻く環境の変化等を踏まえ利用者や地域のニーズ調査を実施し、その期待に応えようと在宅高齢者が気軽に利用できるケア・タクシーの運行に向け約1年がかりで準備を進めてきた。

 一人で公共交通機関を利用するのに不安がある高齢者らに通院、買い物、墓参りなど、外出や旅行等に気軽に利用してもらいたい考え。4月下旬には九州運輸局の認可を受け、車椅子のまま乗降できる専用の福祉輸送車両を導入した。運転手は普通2種免許とホームヘルパー2級の資格を取得した職員が担当する。

 社会福祉法人山陰会の創始者、本田哲郎氏の「創業の辞」に由来し、『おかげ』と命名されたケア・タクシー。「今日の繁栄や深江地区の発展は戦前・戦後を生き抜き郷土を守って来られたお年寄りのおかげ、事業が継続できるのは地域住民の皆様のおかげ」という同社の熱い感謝の想いが込められている。

 小谷代表取締役は「高齢になられた皆様がいつまでも地域の中で元気に過ごされるよう、いつでもどこでも好きな場所に自由に移動できるサービスに徹する。名実ともに"おかげタクシー"となるよう頑張りたい」と話している。

 完全予約制。料金や予約についての問い合わせは、おかげタクシー(TEL 0957-72-2702)まで。

[2008/06/19:島原新聞]

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普賢学園の「おどみゃ島原んもん焼酎」…災害当時の島原新聞をラベルや箱の包装紙にも

 南島原市深江町戊の社会福祉法人「山陰会」(柴田嗣平理事長)が同市南有馬町甲で運営する通所授産施設「普賢学園南有馬」(池田五十六施設長、利用者26人)がオリジナル焼酎「おどみゃ島原んもん といも焼酎」をつくり、売り出している。

 地元産の芋を使うなど地元にこだわった焼酎を生み出すことにより、利用者の知的障がい者の工賃アップの起爆剤になることと地域活性化を図ることなどを目指し、つくりあげたもの。

 健康に良いとされる成分アントシアニンなどを含む紫芋とシモン芋を深江町内の農家、大山佳徳さんの協力を得て栽培し、諫早市の杵の川酒造などの協力を得て完成にこぎつけ、今季は720ミリリットル入り2500本を生産した。

 またラベル裏面には雲仙・普賢岳噴火災害時の島原新聞をプリントし、島原半島出身者らにふるさとのことを思い起こしてもらおうと願いを込めたほか、今後は焼酎を入れる箱を包む包装紙にも災害当時の同新聞を使う予定。今季は地元農家の協力を得たが、地元産へのこだわりから来季は利用者が同法人関連の農地で芋を栽培し、それを焼酎に使うことに。同学園の平坂良一係長は「地元で生み出された焼酎を飲みながら、ふるさとのことも思い出していただければ」と話す。

 焼酎は紫芋とシモン芋の2種類、いずれも720ミリリットル入りでシモン芋が1700円、紫芋が1500円(いずれも税込)。問い合わせは普賢学園南有馬(TEL 0957-85-2300)へ。

[2008/06/15:島原新聞]

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がんばれ!!西有家中…軟式野球で九州大会に

 西有家中クラブが5月の第25回全日本少年軟式野球県大会で優勝し、7月5、6日に鹿児島県で開催される第25回全日本軟式野球九州地区大会へ出場を決めた。沖縄をのぞく7県代表がトーナメントで争い、同校は1回戦で佐賀県代表と戦う。

 キャプテンの一ノ瀬聖也君(3年)ら部員と本村公平監督らは6月18日午後4時半から南島原市役所を訪れ、松島市長に九州大会出場を報告する。他の部員は次の通り。(敬称略)

 (3年)吉田涼、荒木巧、山室渉、竹村貴道、本村清将、松本康暉、本村祐介
 (2年)高橋勝一郎、江越海地、狩野浩平、永田祥大、隈部大貴
 (1年)松川寿希也、本多翔、池田賢悟、本村広宣、荒木豪、志岐彰仁

[2008/06/14:島原新聞]

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住民参加の具体策を提案…ありえ地区まちづくり協働プラン、マップの作成に取り組む

 南島原市有家地区のまちづくりのあり方について話し合ってきた「ありえ地区まちづくり研究会」(森永隼人会長、メンバー22人)が「ありえ地区まちづくり協働プラン~ぃぃまち ぃぃひと ぃぃありえ を目指して~」を策定し、10日、松島市長に提出した。

 県が市町の行うあたらしいまちづくりに対し景観や都市計画、福祉など幅広い視点から支援することでにぎわいと安らぎのある地域環境を創出し定住人口の促進や交流人口の拡大を図る「にぎわい・やすらぎのまちづくり推進事業」で平成19年度から取り組んでいるもので、これまでに5回の研究会を開いたのをはじめ、自由参加の住民ワークショップ6回や小学生対象の出前ワークショップ2回、成人式などでのアンケート調査2回を行い、延べ600人が参加。まちの魅力を再発見したり課題を抽出したりするなど、児童からお年寄りまで広く意見やアイデアを募ってきた。

 同プランは、そうめんなど地場産業や古い町並み景観やキリシタン遺跡などの文化遺産などを活かし、美しい町並みの保全と体験型観光の推進により交流人口の拡大を図るとともに、まち全体が家族のように温かく安心・安全で笑顔に満ちあふれるまちを目指すという10年後のまちの将来像を設定し、それを実現させるために▽みんなが家族の人づくり▽自然と調和した美しいまちづくり▽産品を活かしたまちづくり▽歴史と伝統文化を活かしたまちづくり▽子どもからお年寄りまで安全安心に暮らせるまちづくり-の5つの目標を設定。

 それぞれの目標ごとに▽住民参加のまちづくりアイデアコンテストを開催する▽ポイ捨てをなくし、まちに不調和な看板などの規制により美しい景観を保全する▽そうめん料理コンテストなどを行い特産品の開発とPRを図る-などと10年間の取り組み方針を示し、住民参加の具体策を提案している。今後は、活動主体として「ありえ地区まちづくり倶楽部」(仮称)を設置し、実作業部隊として「私たちのふる里を『美しくし隊』」(仮称)などを結成し、まちの資源や現状などを把握しマップの作成に取り組むことに。

 この日夜、ありえコレジヨホールであった本年度第1回ありえ地区まちづくりワークショップには約35人が参加。同プランの概要の説明に続き、森永会長が「プラン策定までに有家の魅力を再発見し、課題も見つかった。これからまちづくりの実践にとりかかるが、一人でも多くの方々に参加してもらうとともに、市全体に広がることを願いたい」とあいさつ。森永会長から同プランを受け取った松島市長は「良いふるさとにしようという皆さんの思いを行動に移し、さらなるまちづくりを進めてほしい」などと期待を込めた。

 なお同事業では県内で平成18年度から本年度までに10モデル地区が選ばれ、うち島原半島では平成18年度に雲仙市千々石地区、平成20年度に島原市アーケード商店街周辺地区の計3地区が選定されている。


[2008/06/12:島原新聞]

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山間部の多くが空白地帯…南島原市地域公共交通活性化・再生協議会、乗合タクシーなどを検討

 3月末で島原鉄道南線が廃線となった南島原市において利用者ニーズや地域の実情に即した最適な公共交通のあり方を検討するため、市や県、国の機関や県警、学校関係、観光団体などにより「南島原市地域公共交通活性化・再生協議会」(会長=岩本公明副市長、委員20人)が29日、設立された。

 同協議会は国の補助金を活用し、主体となって事業を実施する組織。島鉄南線の廃線をはじめ生活交通が海岸線に集中し山間部の多くが公共交通空白地帯となっているなど同市の公共交通の現状を把握し、地域の実情にあった交通網整備などを目指す。

 本年度事業は、市の公共交通政策の基本となる「市地域公共交通総合連携計画」の策定が柱となり、同計画には既存バス路線の検討や交通空白地の対策、コミュニティバスや乗合タクシーなどあらたな交通手段の検討などを盛り込んだ。計画策定のための前段階として調査計画の認定を国に申請したのち、▽公共交通活性化・再生の方向性を明らかにするため利用者やサービス内容など公共交通の現状の調査・分析▽市民ニーズを把握するためのアンケート調査?を実施し、計画素案をまとめて市民に意見を募り、来年2月ごろをメドに計画を策定し、平成21年度から計画に基づいた事業を実施してゆく見込み。

 本年度予算は国の補助金約800万円を含め計820万円を計上し承認された。岩本副市長は「関係機関や市民の皆さんの声を取り入れながら、地域の実情を踏まえた計画を策定してゆきたい」などと述べ、副会長に末永幸寛・島原翔南高教頭、監事に宮本傳次・市商工会事務局長と伊藤邦弘・市社会福祉協議会会長を選任した。

 なお市有家庁舎であった設立会議には約30人が出席し、オブザーバーの国土交通省九州運輸局の職員から地域公共交通の活性化・再生に関する法律や国の支援制度などについても説明を受けた。

[2008/05/31:島原新聞]

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南島原も県内6番目…「チーム・マイナス6%」に参加

 南島原市は1日、平成17年2月発効の京都議定書の目標を達成するための国民的プロジェクト「チーム・マイナス6%」に参加登録した。県内では長崎市や島原市などに次いで6番目。節電や節水などの「自発的もったいない運動」など市民レベルで自主的に取り組む行動を盛り込んだ「南島原市地球温暖化防止行動計画」などに基づき全市的に地球温暖化防止運動を広める。

 深刻化する地球温暖化の防止のために世界が協力してつくった京都議定書では日本の目標として温室効果ガス排出量の6%削減が掲げられており、これを実現するための温暖化防止国民運動がチーム・マイナス6%。個人や自治体などが自主的に参加登録し行動に移している。

 南島原市は今年3月に庁舎や公的施設の節電などの省エネ運動の徹底などを盛り込んだ「南島原市温暖化対策実行計画」を、市民や行政などで構成する同市地球温暖化防止対策協議会(旭芳郎会長、委員20人)が「南島原市地球温暖化防止行動計画」を相次いで策定し、この2計画に基づき具体的行動を起こすことに。前者の計画は平成18年度の二酸化炭素排出量約1万3048トンを基準に平成24年度の目標値を定め、排出量を6%減少するために市職員らが取り組む。

 また後者の計画は平成20年からおおむね10年間の取り組みとして、夏場の服装の調整による「クールビズ」やゴミの減量化、買い物時のマイバッグ持参の推進など市民や事業所で自主的に取り組む行動「自発的もったいない運動」など9項目を盛り込んだ。市民生活部環境課によると、「自己宣言」を行うことで自主的に取り組む個人や団体を4月中旬から募っており、現在は商工会や婦人会など6団体が参加。今後、「参加団体を増やしてゆきたい」としており、問い合わせは市民生活部環境課(TEL:050-3381-5041)へ。

[2008/05/03:島原新聞]

■関連サイト
-南島原市
-チーム・マイナス6% - みんなで止めよう温暖化

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お城の清掃など交流…長崎情報ビジネス専門学校、2泊3日の研修旅行で

 5月のゴールデンウィークを前に、島原市の観光シンボルの島原城が地元住民や県内の学生の手できれいになった。30日は長崎情報ビジネス専門学校(長崎市)の情報系学科など3学科の1、2年生158人が西望記念館周辺など島原城内北側で伸び放題の草をむしるなどボランティア清掃活動に汗を流した。

 新入生と在校生の親睦を図ることや県内各地のまちについて見識を広めることなどが目的の2泊3日の研修旅行の一環で取り組んだもので、「こいの泳ぐまち」などを巡る町並み散策や島原復興アリーナでのスポーツ交流なども盛り込まれ、学生らは5月2日まで市内で過ごす。

 同校総括部長の塩見英敏さんによると、ボランティア清掃は初めて実施。3年ほど前に島原を訪れた時、率先してきれいにしようと取り組む地元住民の意識の高さに感化されたそうで、大人数でできることをやり名所の保存活動の一助になれば- と取り組んだ。塩見さんは「学生たちには県内の施設を自分たちの手で守るという意識と奉仕精神を培ってもらいたい」と話した。

 また29日には天理教島原支部の約80人が宮崎康平碑や古野梅苑周辺をきれいに清掃。こちらは「昭和の日」にちなんで40年ほど続けられているという。(財)島原城振興協会の副島義一会長は「春の観光シーズンを前に清掃していただき大変ありがたい。皆さんの貴重な奉仕活動は島原城のイメージを高めてくれるはず」と感謝を述べた。

[2008/05/01:島原新聞]

■関連サイト
-長崎情報ビジネス専門学校

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1日約300人が入浴…指定管理者制でサービスを充実、布津の温泉施設「湯楽里」


 地域住民の憩いの場として親しまれている南島原市布津町の温泉施設「湯楽里(ゆらり)」が1日から、指定管理者による運営に変わり、各種サービスを充実しリニューアルオープンした。

 旧布津町時代の平成16年4月にオープンした同施設。1日約200トンの湧出量を誇る、かけ流し式の天然温泉(ナトリウム塩化物塩泉)は「健寿の湯」として人気があり、市内外から1日約300人が利用。昨年10月1日には利用者30万人を突破した。これまで地元自治体の直営だったが、指定管理者制度の導入により指定を受けた市社会福祉協議会(会長=伊藤邦弘氏)が運営する。

200円に割り引きも年中無休で時間を早め

 新たなサービスでは、週1回あった休館日を年中無休(元旦除く)とし、営業時間も30分早めて午前9時30分から午後9時まで。割引価格時間帯も1時間早めて長くし、午後7時から同9時までは通常の入浴料500円が200円になる。さらに社協の会員になると、初回と10回利用ごと1回の無料サービスが受けられる特典ポイントカードがある。

 また、施設面ではホールを保育園・幼稚園児や福祉施設利用者の絵画など作品を飾る展示コーナーとしたほか、従来のトレーニング室を鍼灸マッサージ(30分2500円)にリニューアルした。

 セレモニーは同社協の伊藤会長と川田典秀副会長、酒井久・同市福祉保健課長、当日一番乗りだった利用者の松永清重さん夫妻(同市深江町)の5名によるテープカット、くす玉割りなどで賑やかに祝った。

[2008/04/04:島原新聞]

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飛躍を目指して制定…南島原市が『市民憲章』


 「平成の大合併」で誕生した南島原市は1日、市民憲章を制定した。豊かな自然に育まれた歴史のまちが「先人の精神を受け継ぎ、南向きに生きることを誓う」として、さらなる飛躍を目指している。

 同憲章はより良いまちづくりに向け、まちの理想像や市民生活が快適になるよう目標を掲げたもの。検討委員会を設置して素案を作成し、同案に対する市民の意見を募るパブリックコメントを実施した後、最終決定。市議会への報告を経て1日付で告示した。

 同市では「市民に親しまれ、目標となるよう普及と啓発に取り組む」としている。


 《南島原市市民憲章》

 私たちのまち南島原市は、さんさんと太陽がふりそそぎ、豊かな自然に包まれています。また、いち早くヨーロッパの文化を受け入れた誇り高い歴史のまちです。

 人々は、古(いにしえ)より普賢岳と有明海の恵みに感謝し、幾多の困難の中にあっても、夢と希望をもって懸命に生きてきました。

 私たちは、先人の精神を受け継ぎ、南向きに生きることを誓い、ここに南島原市民憲章を定めます。

 ○守ろう 環境・大地 この自然
 ○生かそう 歴史・文化 この郷土
 ○育てよう 心・健康 この家庭
 ○羽ばたこう 未来へ

[2008/04/03:島原新聞]

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火砕流跡が一目で分かる…最長到達点にイチョウ植樹


 猛威をふるった普賢岳噴火の火砕流到達地点が一目で分かるようにと、国交省雲仙復興事務所(所長=秦耕二氏)は27日、南島原市深江町のふかえ桜パーク内にイチョウの木を記念植樹した。

 災害復興に伴い被災地が受けた火山災害の爪痕が次第に姿を消していく中、災害の脅威を忘れることなく後世に伝えていくことを目的に平成16年度から、噴火当時に火山観測や防災行政への提言などで尽力した太田一也九大名誉教授が提案していたイチョウの木の植樹を始めた。

 平成5年7月19日に発生した大火砕流が最も下流まで流れ下った。太田名誉教授の記録をもとに今回測量し直し、火口から5.6キロ地点の同パーク内に最長到達地点を正確に求め、標柱を設置。あわせて太田名誉教授が噴火災害について解説したパネルも設置された。

 記念植樹には秦所長や太田名誉教授をはじめ、酒井県島原振興局長、渡辺大野木場小学校長、吉岡島原市長、松島南島原市長ら約30人が出席。雨の中、パネルの除幕に続き、イチョウの木3本の記念植樹を行った。

 秦所長は「災害の体験が年々風化する中、忘れられないようにお手伝いができれば?」とあいさつ。太田名誉教授は「以前は火砕流で樹木が枯れていたので火砕流跡が分かったが、今は緑に覆われて分からなくなっている。(秋に葉が色づく)イチョウの木を植えることで遠く仁田峠からも最長到達点が一目で分かるようになるだろう」と語った。

 火砕流跡を示すイチョウの植樹はこれまで、水無川導流堤沿いに計400本を植樹している。平成20年度には終了する予定で、最終的には500本になる、という。

[2008/03/29:島原新聞]

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個性的な優秀作が増える…第七回セミナリヨ版画展始まる


 南島原市・同教育委員会主催の第七回セミナリヨ版画展が15日(土)開幕。同日午前10時からオープニングセレモニーが会場のありえコレジヨホールであり、入賞者の表彰式、テープカットなどがあった。

 400年ほど前、有家にあったキリスト教教育施設セミナリヨで、日本人神学生の手によって銅版画がはじめて制作された。その偉業を地域の文化遺産として記念し、あわせて町おこしの一環としてスタートしたのが同版画展。今回、九州・沖縄一円から計6499点の応募があり、開幕式には入賞者50人と小中学生入賞者らの保護者、来賓、審査員、報道関係者ら約150人が出席。小学生、中学生、中・一般の各部門ごと入賞者に表彰状と記念品が贈られた。

 岩本公明同市副市長(松島市長代理)は、同版画展の意義と「今回、昨年より1630点多かった」ことなど状況を伝え、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産の世界遺産を目指すプロジェクトの一つとして(位置づけ)、継続していきたい」と強調。審査員を代表して版画家・小崎侃氏が入賞作品について講評した。

 氏は、「回を重ねるごとに出品数が増え、入賞・入選が厳しくなっているが、それだけ優秀な作品が寄せられている」とし、セミナリヨ大賞に輝いた辻脇真梨子さん(西海市立西海小学校六年)の『自然共有』は、「大きな木を根っこから見上げる視点がおもしろいし、広がりが感じられる。木の丸みの表現もいい」。中谷裕介君(長崎市立神浦中学校二年)の『学校と木』は「黒の木と空の白、そして背後の校舎の中間色の対比、校舎を(空に向かって)いびつにしたところがいい」などと解説。「長年(版画を)やっていると技術が先走りする傾向があるが、初心を忘れないことの大切さを教えられる。地元の人たちの個性的な作品も多く(展示してある)、子どもたちの作品を見てほしい」と述べた。

 このあと、審査員の小崎氏、佐藤宗利氏、生駒輝彦氏、それに岸本副市長、菅教育長の5氏でテープカット。オープンを祝った。

 会場には入賞・入選作品のほか、審査員三氏の作品等も展示。小崎氏のコーナーには、「眉山」や「早春の平成新山、「新緑の平成新山」、「トロッコ列車と平成新山」、「大崎鼻から平成新山」など島原半島にちなんだ作品が多数並べられ、版画の妙味にふれることができる。23日(日)まで。

[2008/03/16:島原新聞]

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松島市長が激励賞を贈る…頑張れ!!新切少年ソフトクラブ


 28~30日に鹿児島県南九州市で行われる九州小学生ソフトボール選抜大会への出場を決めた南島原市有家町の新切少年ソフトボールクラブの選手らが11日夕方に市役所を訪れ、松島市長に出場報告をした。

 同クラブは毎日夕方から投光機を頼りに2時間半練習に励み、守りを得意とするチーム。昨年9月に島原半島大会で代表権を獲得して10月の第18回小学生ソフトボール選抜大会県大会に出場し、芦辺レッドパワーズ(壱岐市)や聖マリア学院(長崎市)をそれぞれ5-2、6-0で破るなど、見事に3位に入賞し九州大会へのキップを手にした。九州規模の大会は昨年7月の大会から連続出場となった。

 この日、選手24人のうちキャプテンの林田景太君ら4、5年生10人と林田憲明監督らが訪れて県大会などの戦績を紹介し、林田主将が「県代表として恥のないようプレーをし、優勝を目指して頑張りたい」と抱負。松島市長は激励費を手渡して健闘を祈った。

 なお、平成26年開催予定の長崎国体を見据えた強化選抜会に同クラブからは林田キャプテンをはじめ林田竜弥、苑田侑馬、苑田大輔、林田伸二君の5人が参加することになっている。

[2008/03/14:島原新聞]

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口加高家政科が閉じる…105年 - 校舎前に記念碑


 県立口加高等学校(吉川美智子校長)の家政科の閉科式が2月28日にあり、最後の卒業生となる3年生27人や卒業生らが名残りを惜しんだ。最後の卒業生を含め2652人を輩出してきた同科は3月末で105年の歴史に幕を降ろす。

 前身は明治35年11月に開設された私立口之津女子手芸学校。大正7年4月設立の口之津村立口之津女子手芸学校などを経て昭和5年2月に県立口加高等女学校へ。その後、県立口加高の被服、家庭両課程と変遷し昭和38年4月から家政科としてスタート。従来の手芸はもとより福祉体験やボランティア活動など特色のある家庭科教育を実践し続け、近年は自作ドレスで着飾ったファッションショーの実施や家庭科技術検定で"三冠王"を成し遂げるなど輝かしい功績もあった。

 同科3年生が自作の袴姿で厳かに入場し、閉科式が開式。105年間の歴史をスライドで振り返ったあと、吉川校長は「家庭科教育が礎となった105年の歴史に終わりが告げられる。卒業された方々をはじめ最後の生徒も誇りをもって取り組み、家庭科を愛した先生方の支えがあったからこそ歴史が紡がれてきた。いまOBの皆様の胸にあるのは思い出の日々でしょうか。歴史は締めくくられるが、その教育の火は絶えず引き継がれてゆくことでしょう」などとあいさつ。

 卒業生を代表し昭和31年度卒業の久間キミさんが思い出の日々を思い起こしながら恩師への感謝の気持ちを示し、女性としてあるべき姿について生徒らに呼びかけたあと、生徒代表で家政科3年の林亜弥さんが「最後の生徒として伝統を守り恥のないように努力してきた。この3年間は貴重な体験であり、受け継がれてきたよき伝統をあらためて実感した」と述べ、「創立当時のお姿を思い描いたこの袴姿でのぞむ最後の日。これまで支えてくださった多くの方々に感謝したい」と - 。

 平成20年度からは、普通科のうち福祉系学問や被服学などについて学ぶ生活創造コースに家政科の精神が引き継がれてゆくことに。最後の卒業生は、県立口加高等女学校時代の校旗にかたどられた菖蒲の花をデザインした「菖蒲の旗」を制作。それが在校生に手渡され、その精神を受け継いでゆくことを誓った。

 また校舎前に設置された記念碑の除幕式もあった。最初の被服科に在籍した1~3年生68人にちなみ1~3mの支柱68本で構成されるモニュメントは、手芸の象徴「針山」をイメージしたもので、中央に鐘が設けられ、「創設当時からの教育思想を永遠に響かせるように」と願いが込められた。

[2008/03/01:島原新聞]

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深江6年女子など優勝…熱戦!!南島原綱引き大会【動画あり】


 市民の親睦・融和を図り地域の連帯感を醸成し、併せて体力の保持・増進を目的とした「第2回南島原市綱引き大会」が10日、同市深江体育館で行われ、力自慢の市民らがチームワークとマッスルパワーを競い合った。

 「平成の大合併」で誕生した同市の船出を記念し昨年から始まった同大会には今回、「小学生」、「一般男女混合」、「一般」の3部にクラスや職場、地域、スポーツクラブなどで編成した計45チームの総勢約500人が出場した。

 開会式で大会会長の松島市長は「綱引きはいま全国で盛んに行われており、大人から子どもまで性別を問わず楽しめるもの。一本の綱を引き込み、共通目的で同じ方向へ邁進するこの競技は置き換えれば、市がこれから直面する幾多の困難に立ち向かい、心一つに団結する、そんな姿に思えてならない。選手・応援の皆さん、日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮し、和気あいあいと熱気に満ちた大会を期待する」とあいさつ。

 小林小の稲田翔太君(11)=小林小5年ホークスチーム=が「選手一同、日ごろの練習の成果を十二分に発揮し正々堂々と戦う」と力強く選手宣誓し、全員で入念に準備体操を行ったあと、熱戦を繰り広げた。成績は次の通り。

[2008/02/14:島原新聞]



[2008/02/19:しまばらNOW]

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素晴らしい南島原市に…男女共同参画計画を答申


 男女共同参画社会の実現を目指し設置された「南島原市男女共同参画推進懇話会」(会長=鳥居謙喜氏)は6日、同市男女共同参画計画をまとめ、松島市長に答申した。

 平成の大合併で誕生した同市は平成18年10月、各種団体の代表や公募委員の計15人(うち女性9人)で構成する同懇話会を設置し、これまで10回に及ぶ会合を重ねるとともに市民アンケートやパブリックコメントを実施し、計画をまとめた。

 「認めあい 男女(ともに)参画 輝く南島原」を基本理念とする同計画(50ページ)は、本編五章と参考資料で構成。「男女共同参画社会づくりに向けた意識改革」、「政策・方針の立案及び決定過程への男女共同参画」、「職場・家庭・地域社会における男女共同参画の推進」、「男女の人権が尊重され、高齢者等が安心して暮らせる社会の実現」 - の4つを基本目標に掲げた。

 さらにその重点目標として1.固定的な性別役割分担意識の解消 2.長期的視点に立った女性の人材育成と登用の促進 3.それぞれの環境における男女格差の是正 4.男女の人権を尊重する社会意識の醸成 - を掲げ、各目標の実現のため具体的な施策の方向を3項目ずつ盛り込んだ。計画期間は平成20~24年度の5年間。進捗を図るための指標(目標値)も掲げた。

 同市では「人権・男女共同参画室」を中心とした関係各課とのネットワークのもと各種施策を推進し、多様な組織や市民との協働やネットワークづくりの促進、関係機関と連携した相談・苦情等への適切な対応等により男女共同参画社会の実現を目指す。

 鳥居会長は「ほかの自治体に先んじて家庭・学校・職場・地域社会が一体となった男女共同参画社会の素晴らしい南島原市にしてほしい」と述べ、まとめた計画を手渡した。

 答申を受けた松島市長は感謝しながら、「少子高齢化の時代にあって特にこれからは、女性の力をいかに生かせるかが重要。積極的な社会参加が本市の活力につながる」と語った。

 同市では今後、製本した計画書を市議会に配付する。市民にはダイジェスト版を作成し、3月下旬~4月上旬ごろ配る予定だ。

[2008/02/08:島原新聞]

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三万六千の署名を添え…『もう一度頑張って』島鉄南線存続に向け要望


 島原鉄道(株)がことし3月末で南線(島原外港駅 - 加津佐駅間)の廃止を予定している問題で、「島原半島を未来につなぐ会」(代表=泉川欣一氏)は17日、南島原・島原両市に対し、存続を願う約3万6千人の署名を添え、地域公共交通活性化再生法(新法)に基づく地域公共交通総合連携計画の策定とそのための協議会設置を要望し、同計画の素案を提出した。

 島原鉄道自治体連絡協議会に設置された路線廃止問題対策会議(行政や各種団体の代表らで構成)では「多額の財政負担を伴う公的支援は困難」と判断し、廃止後の代替バス運行計画案について現在協議中だが、未来につなぐ会では「何とか南線を残してほしい」との願いから運動を始め、存続にはまず住民のコンセンサスが必要として約1か月間にわたり署名運動を繰り広げた。集めた署名は計3万5933人分。うち約9割は地元住民、ほかに郷土出身者らが賛同した、という。

 要望行動には泉川氏をはじめ会員の住民らが参加。「通院・通学・通勤手段として島鉄はなくてはならない公共交通機関で、多くの住民が存続を強く願っている。新法も施行されるなど廃止が発表された一年前とは環境は変わってきている」などとして、地域公共交通総合連携計画の策定とそのための協議会設置を要望し、同計画の素案を提出。南島原市では不在の松島市長に代わり岩本副市長が要望書を預かり、「市長に報告する」と伝えた。

 島原市では吉岡市長が直接受け取り、「皆さんが集められた署名は重く受け止める。素案については中身を見て検討させてもらうが、(廃止による影響がより大きな)南島原市とも話し合わなければならない」と述べた。

 新法に基づく地域公共交通総合連携計画は地元自治体が主体となって協議会を組織し策定されるが、すでに廃止届を提出している島鉄のような場合、鉄道再生事業を盛り込むときは鉄道事業者を含む協議会構成員すべての合意で再生実施計画を作成しなければならず、行政側が公的支援は困難と判断している現状で、支援を前提とする島鉄からの合意は困難との見方もある。

 泉川氏は「島鉄と行政、住民が一緒になってやらなければ進展しない問題。放っておいて将来を危惧するよりも今できることをやってみて……まずは協議会の設置が目標だ。赤字のため廃止されようとする企業としての考えは十分理解できるが、歴史があって普賢岳噴火災害でも再生した能力がある島鉄にもう一度頑張ってほしい」と期待を込めた。

[2008/01/18:島原新聞]

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決意新たに消防出初式…雲仙、南島原両市で開催


2008年の新春を飾る消防出初式が5日、雲仙市と南島原市でそれぞれ盛大に行われ、地元消防団員らがことし一年の無火災・無災害を願いながら地域を守る防人としての決意を新たにした。

南島原市は深江中学校運動場で式典を挙行した。松島市長をはじめ、石川昭三団長ら市内8地区の消防団員、南島原消防署員のほか、来賓として防災行政機関や議会関係者らが出席した。

人員報告や服装・機械器具点検に続き、消防庁長官表彰に輝いた元深江地区団長の石川嘉則氏らOBや現役団員に表彰状や感謝状を授与。受賞者を代表して元布津地区団長の松崎強氏が「身に余る光栄。愛する郷土に根を下し、入団以来、先輩諸氏の厳しくもあたたかい指導を受け、防人の一員として頑張ってきた。今後も消防精神を忘れず、精励したい」と謝辞を述べた。

松島市長は「郷土愛護の崇高な精神と強い責任感のもと、市民の生命や財産を守るため日夜、献身的な活動に従事され、敬意を表する」と日ごろの活動に感謝しながら、「全国では大規模な地震災害、台風など風水害により生命や財産が奪われ、地球温暖化のためか予期せぬ災害も発生し、住民の安全・安心への関心は高まっている。市民が健やかに安心して暮らせる、災害に強いまちづくりを推進するため、皆さんも消防人としての高い誇りと職務の重要性を再認識し、あらゆる災害に即応できるよう心身の鍛錬に努め、市民の期待に応えてほしい」と述べた。

式典終了後は地域で分列行進を繰り広げ、引き続き深江川下流域で恒例の放水訓練を行った。

[2008/01/06:島原新聞]

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フェスティビタス・ナタリス2007…四百年前のクリスマス行列、有馬小を主会場に再現


約四百年前に栄えたキリシタン文化の啓発などを目的にした南島原市北有馬町の冬のイベント「フェスティビタス・ナタリス2007」が22日夜、有馬小を主会場に同町内で開催された。旧町時代から実施され通算11回目。

今回は四百年前の南蛮屏風に描かれていたという「クリスマス行列」を再現し、「有馬のセミナリヨ」跡から有馬小まで約1.1kmを市民ら約150人が厳かに練り歩いた。

クリスマス行列は、四百年前にイエズス会の宣教師がイタリア・ローマに伝えたイエズス会年報で報告されたものだそうで、当時の日野江城下で有馬晴信をはじめ家臣や宣教師、ポルトガル人、セミナリヨの生徒などが行列をつくり、有馬の天主堂まで城下町を練り歩いていたという。

1580年に日本で初めて設立されたヨーロッパ方式の教育機関「有馬のセミナリヨ」跡を出発点に、小中学生など市民らが天正遣欧少年使節やバテレンなどに扮し、たいまつやペンライトを持ち、当時歌われていたというグレゴリオ聖歌の歌声にのせて粛々と歩みを進めると、沿道には住民の姿が。

行列の到着地の有馬小では、約1万個のイルミネーションが灯され「日本一の巨大クリスマスツリー」となった高さ約30mの立木がクリスマスムードを盛り上げ、天正遣欧少年使節に扮した中学生や聖歌隊「コルス・アンジェリクス」による四百年前の西洋音楽の再現や地元のよさこい演舞グループ「きたありま夢組」など九団体総勢約130人によるよさこいの総踊りが繰り広げられたほか、長縄跳び大会やイチゴ収穫時に使う台車「コロコロ」を使いスピードを競うレース、農産物の販売などがあり、多くの住民らが詰めかけ楽しんだ。

ラテン語で「クリスマスの祭り」を意味するイベントは、既存の「日野江ひろば」と「YOSAKOI北有馬祭り」の計3つのイベントを統合し、各種団体24団体でつくる同市冬のお祭り実行委員会(酒井泰徳会長)と同市が開催。同市の史跡を含む「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」がユネスコの世界遺産?暫定リスト?入りを果たしたことから、それを地元で盛り上げる意味も込めた。

[2007/12/26:島原新聞]

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全国大会で「金賞」受賞…小浜中吹奏楽部が凱旋演舞


15、16日に埼玉県であった第35回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会で初出場ながら金賞を受賞した小浜中吹奏楽部が19日夕方、雲仙市役所の駐車場で「金賞」の演舞を披露し、集まった住民らから拍手を浴びた。

11月に島原市であった九州大会で九州代表の座を射止め、中学生の部(55人以下の小編成)に出場。全国各地の代表11校が競った結果、4校が金賞に。昨年秋には別の全国大会で金賞を獲得している。

部員は39人。「みんなの心を一つに」をモットーに、平日放課後などの練習に加え土、日曜日は朝から夕方まで練習に励んできた。部長の田中紗希さん(15)は小学生の時に先輩の演奏を見て「かっこいい」と思ったのがきっかけでバスケットボールから吹奏楽へ転向し、3年間頑張ってきた。「昨年は先輩についてゆく立場だったけれど、今年は部長としてまとめなくちゃ、という気持ちで挑んだ。最後の大会だったから昨年の金賞より嬉しくって。誇りに思いたい」とニッコリ。

この日演奏したのは「ミッド・ナイトストリート」をテーマにした「ミスター・インクレディブル」、「ピンクパンサー」など金賞受賞の3曲。全身黒ずくめの衣装を着てリズムにのって整然とした隊列やリズミカルなアクションを交えて披露したほか、アンコールに応えて軽快なリズムの「テキーラ」を繰り広げると、観客からは手拍子が。奥村市長は「お帰り、金賞おめでとう!皆さんから元気とエネルギーをいただいた。これからも一生懸命に頑張って素晴らしい成果を再び - 」と讃えた。

「皆さんが応援してくださっていたことを、あらためて実感しました」と顔をほころばせる田中さん。指導者で一妙寺住職の森下晃英さん(49)は常に「笑顔を忘れず、人にやさしく - 」と部員に呼びかけてきた。「人に優しいバンドでなければ厳しい練習には耐えられない。金賞を獲った部員たちは大したものです」と話していた。

[2007/12/21:島原新聞]

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深江の昔の風景写真展…高原俊治さんが「ふるさとの移ろい」、SLや門脇神社なども


南島原市深江町の昔の風景を集めた「ふるさと再発見」写真展が親和銀行深江支店(田中勝也支店長)で開催中。21日まで。

同町の元町職員、高原俊治さん(77)が昭和29年から撮りためたモノクロやカラー写真42点を展示。現在の深江郵便局の地にあったという昭和29年8月の村役場、昭和30年3月に新築された村役場、昭和48年5月に現在地に移転・落成した町役場、昭和32年夏の豪雨災害で被害を受けた住宅や水無川、昭和36年11月に撮影した大久保映画館、瀬野深江駅近くを走る島鉄のSL(蒸気機関車)、平成3年9月15日の火砕流で消失した門脇神社 - など「写しこんだ風景」が「ふるさとの移ろい」を物語る。

昭和29年、明治時代から親しまれてきた旧村役場が解体される際に庁舎を残そうと、自分でいち早く購入した蛇腹式カメラで撮影したのが始まり。これまでに撮った写真は10万点にのぼるという。自宅に暗室をつくり独学で身につけた現像技術でプリントし、日付や撮影場所の記録を付して管理。本人いわく「趣味は幅広く浅く」だそうだが、写真以外にも8mmフィルムや16mm映写機を回したり、真空管ラジオを組み立てたり、少し前までは車のオイル交換なども自分でやったり、と多趣味。それは「意欲がなければできない」こと - 。

旧町の教育次長や企画課長を歴任し、南高町村会事務局長の職を辞した今春から、写真ネガの整理に「ゆっくり腰をすえて取り組める」ように。今も「日進月歩のように風景の変化は激しい。眠らせてはいけない。後世に残しておかなければ」との思いから地道に続ける。来春で廃止される島鉄南目線を走る「トロッコ列車」の姿もしっかりパチリ。「昔の写真を多くの方に見てもらい、懐かしんでもらえれば」と話している。

[2007/12/15:島原新聞]

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南島原市と中国羅源県「友好交流推進意向書」に調印


松島南島原市長は12日から16日までの5日間、旧北有馬町が友好交流を進めてきた中国福建省羅源県を訪問し、羅源県長と「友好交流推進意向書」を取り交わした。

長崎県・福建省友好県省締結25周年と日中国交正常化35周年を記念した長崎県の訪中団に同行したもので、交流を通じてともに発展と繁栄のため協力していくことで一致した。

羅源県は人口25万5千人。国から経済技術開発区に指定され、めざましい開発が進んでおり、5年後、10年後には人口40万人規模の「羅源湾市」となり、最大30万トンクラスの貨物船が出入りする港湾都市に発展するものとみられている。

[2007/11/22:島原新聞]

南島原市

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日本一の巨大ツリー…フェスティビタス ナタリスを前に、街路樹に1万6千個点灯


南島原市北有馬町の有馬小校庭に高さ約30メートルの"日本一"の巨大ツリーが登場。12月22日開催のイベント「フェスティビタス ナタリス」を前にひと足先にクリスマスムードを盛り上げる。

同市冬のお祭り実行委員会(酒井泰徳会長)が中心となり子どもから高齢者まで延べ60人が取り付け作業を行い、立木4本に1万個のイルミネーション、県道30号などの街路樹81本に計1万6千個の発光ダイオードを飾りつけ、11月11日夜から点灯スタート。巨大ツリーは11年目、街路樹は3年目の取り組み。点灯は年末までの午後6時 - 午後10時半。

また12月のイベントは約400年前にキリシタン文化が栄えた同町の歴史をテーマにしたもの。これまで北有馬町で行われていた「よさこい北有馬祭り」など3つのイベントを、冬のイベントとして一本化して開催し、通算11回目。今回は当時の南蛮屏風に描かれていたという、有馬晴信ら大名や宣教師、セミナリヨ(神学校)の生徒や領民らが行っていたクリスマス行列を再現。当時の城下町の通りを宣教師や天正遣欧少年使節、ポルトガル人などに扮した60 - 70人の行列が、聖歌隊のグレゴリオ聖歌の歌声にのせてたいまつ行列を繰り広げる。

ほかに史実に基づいた西洋音楽の再現や南蛮料理の復元なども。同市の史跡が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」としてユネスコの世界遺産暫定リスト入りしたことから、イベントを通じて民間レベルでの側面支援を図るという。詳細は同実行委事務局(北有馬総合支所内 TEL 050-3381-5160)へ。

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「原城土搗唄」で田辺さん…民謡全国大会で準優勝


本年度民謡民舞全国大会が18 - 21日に東京の両国国技館であり、本県代表として出場した南島原市南有馬町の田辺徳子さんが高年部で準優勝に輝いた。民謡を習い始めて5年ほどの田辺さんにとって初の全国の舞台で初の栄冠に。「ただ驚くばかり」とほほ笑む。

長崎市の(財)日本民謡協会長崎中央支部(丸木覚誠支部長)に所属し、「民謡太鼓踊り」を指導する南島原市南有馬町の宮川浪枝さんと丸木支部長の2人の師匠のもとで月1、2回のけい古に励む。全国大会では宮川さんの囃子と丸木支部長の尺八伴奏で「原城土搗唄」を歌い上げ、見事に準優勝を手に。

昨年11月の(財)日本民謡民舞長崎県連合大会の高年部で優勝して今年の全国大会への出場権を獲得。若い頃からラジオを聴いて民謡に親しみ、「独特の張った声と節回し」のとりこに。「いつかチャンスがあれば習いたい」と機会をうかがっていたところ、60歳代後半にして「やっと良い先生に出会えました」。

全国大会には「生涯のなかで良い経験になればいいかな」と、賞を狙わず無心で挑んだことが功を奏したようで、緊張せずに「リラックスしてふだんどおり歌えた」うえ、「やっぱり一緒に舞台に立っていただいたお2人の力添えがあったからこそ」と感謝の言葉は尽きない。

財団法人日本民謡協会

[2007/10/28:島原新聞]

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原城歴史民俗資料館…松永氏が古園小前に


原城歴史民俗資料館(館長=松永麟蔵氏)が11月4日、南有馬町古園小学校前にオープンする。

開館するのは日曜日と祝祭日で午前10時から午後6時まで。入館料は一般200円、高校生100円、子供(父兄同伴)無料。

展示品は◇太古の時代の握槌、◇旧石器時代の白木野尖頭器、縄文時代 - 弥生時代?北岡・今福・口之津三軒屋遺跡の土器・石器、◇第三紀末火山群 - 鳳上岳・上原・愛宕山の溶岩、◇普賢岳火砕流被災遺品 - 焦げた郵便ポスト、◇江戸時代 - 原城土一揆の砲弾・土師器(はじき)・古伊万里、◇明治期のくらしの用具、◇原城の火縄銃、◇戦時中 - 原爆被災物・日本軍隊の戦争道具。

[2007/10/24:島原新聞]

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大会新記録で見事優勝…南島原市中体連駅伝競走大会、男子・布津中、女子・西有家中

 第2回南島原市中体連駅伝競走大会が12日、市内の8中学校から男女各12チームが出場して、諌早市の県立総合運動公園陸上競技場トリムコースで行われた。

 男子は6区間20キロ、女子は5区間1キロで熱戦を展開した結果、男子は布津中が1時間08分25秒、女子は西有家中が41分37秒のともに大会新記録で見事優勝!!躍進賞は深江中男子B(3分10秒短縮)と加津佐中女子(5分17秒同)が選ばれた。男女とも上位2チームは11月8日に同会場で行われる県大会に出場する。成績は次の通り。(◎=大会新記録・敬称略)
 
 △男子
 1.布津(高木勇弥、神崎潤、吉岡雅和、林田翔、伊藤英冶、大平淳貴)◎1時間08分25秒
 2.西有家(穐山春樹、松永拓也、堀江俊介、狩野佑輔、本多竜也、鹿田大樹)◎1時間08分45秒
 3.北有馬
 4.有家
 5.口之津
 6.有家B
 7.加津佐
 8.北有馬B
 9.西有家B
 10.深江
 11.南有馬
 12.深江B

 △女子
 1.西有家(池田真陽、草野琴美、木下琴美、植木那菜、井上由惟)◎41分37秒
 2.布津(吉岡祐衣、本多莉紗、山田里帆、山田美樹、中野歩)
 3.西有家B
 4.口之津
 5.北有馬
 6.布津B
 7.加津佐
 8.有家
 9.南有馬
 10.深江
 11.北有馬B
 12.南有馬B

 《区間賞》
 △男子
 【1区4キロ】吉田瞭(加津佐)13分15秒
 【2区3キロ】松永拓也(西有家)◎9分59秒
 【3区3キロ】堀江俊介(西有家)◎10分15秒
 【4区3キロ】林田翔(布津)◎10分22秒
 【5区3キロ】本多竜也(西有家)10分25秒
 【6区4キロ】大平淳貴(布津)◎13分39秒

 △女子
 【1区3キロ】池田真陽(西有家)◎10分26秒
 【2区2キロ】草野琴美(西有家)◎6分53秒
 【3区2キロ】木下琴美(西有家)◎6分50秒
 【4区2キロ】植木那菜(西有家)◎6分51秒
 【5区3キロ】井上由惟(西有家)◎10分37秒

[2007/10/17:島原新聞]

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佐原さんが優秀賞に…防犯標語コンクール

 ことしの全国地域安全運動の防犯標語コンクール部で、南島原市からは北有馬町の佐原太子(たいこ)さんが優秀賞に輝き、西有家小の植木奈緒子さん(6年)と近藤啓太君(同)の2人が佳作に選ばれた。(16日・南島原署発表分)

 少年非行防止、暴力団追放、子どもの犯罪被害防止、性犯被害防止などの標語を募集。県下で2429点(うち同市からは88点)の応募があり、最優秀1点、優秀4点、佳作10点が選ばれた。

 県防犯教会連合会長と県警本部長の連名による表彰状の伝達式が18日午後1時30分から、西有家小校長室で行われる。入選作品は次の通り(敬称略)。

 △優秀
 佐原太子「みんなの目 みんなの勇気で 暴力追放」

 △佳作
 植木奈緒子「守ろうよ 地域のみんなで 子供たち」
 近藤啓太「気をつけて 一人で歩くな。夜の道」

[2007/10/17:島原新聞]

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祝!!30万人目に下田さん…布津福祉センター『湯楽里』

 南島原市布津町の温浴施設「布津福祉センター『湯楽里』(ゆらり)」(古賀博志所長)の利用者が1日、平成16年4月のオープン以来、30万人を突破した。30万人目となったのは同市布津町向木場の下田靖浩さん。松島市長が記念品を贈り祝福した。

 下田さんは定休日の火曜日をのぞき週六日利用するほどの常連。現在、不動産会社経営を目標に宅地建物取引主任者の資格取得を目指して長崎市の日建学院に通って日々勉学に励んでおり、ふだんは「勉強疲れの気分転換に - 」と学校が終わった夜に利用するが、この日は偶然にも正午前に訪れ、「ただひたすらビックリです」。

 松島市長は花束や5000円分の利用券、シャンプーセットを手渡し、「勉強を頑張って」とエール。下田さんは「ここは一人でも来やすくて居心地がバッチリ。勉強したあとの肩凝りも解消しますね」と大絶賛だった。

 同施設は旧布津町が建設し、源泉かけ流しの天然温泉百%の布津温泉「健寿の湯」を備える住民らの憩いの場。オープン以来、1日平均で平日は約200人、土日曜日は約700人が訪れており、その多くが島原半島内の住民で、「ひざの痛みがなくなった」などと好評を得ているという。

[2007/10/02:島原新聞]


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青色回転灯パトロール…「いけんばこ」も設置、深江・活動を更に強化

 南島原市の自主防犯活動グループ「深江地区安全安心まちづくりボランティアくすのき会」(薄田藤和会長、会員11人)はこのほど青色回転灯一基を導入し車両によるパトロールの出発式を20日に行った。

 少年補導員や学校長などでつくる同会は6月から深江町丙の旧川原駐在所を借りて「地域安全安心ステーション」として活用し、毎週土曜日の午後1時 - 午後5時に会員が常駐して相談活動などを実施。これまではステッカーを貼った車両パトロールを行ってきたが、南島原署と市防犯協会の協力を得て青色回転灯を導入し活動を強化することに。

 夏休みの始まりに合わせた出発式には会員ら16人が参加。南島原署刑事生活安全課の森広美課長が「パトロールされる皆さんの姿が地域に安全・安心の意識をもたらすはず。子どもを犯罪から守り、犯罪抑止につながることを願いたい」とあいさつしたあと、パトカーとともに南島原署や市役所を経て市内を巡回した。

 また、子どもらの悩みを聞き力になりたいと、同ステーション前に青色の箱「いけんばこ」を設置し、この日に除幕。氏名や相談事を明記して投函すれば、会員が即対応することに。箱には鍵をかけ相談者のプライバシーも厳守。薄田会長は「学校や家庭で話せない子どもたちの相談にのり、少しでも手助けができれば」と話していた。

[2007/07/22:島原新聞]

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長崎の教会群が正式に - 世界遺産「暫定リスト」入り -

 県はこのほど、南島原市の国史跡・原城跡や長崎市の大浦天主堂などを含む「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が世界遺産暫定一覧表に登録された、と発表。6月23日からニュージーランドのクライストチャーチで開催されている第31回ユネスコ世界遺産委員会で世界遺産暫定一覧表への登録が報告されたそうで、世界遺産登録へ向け、あらたな第一歩となった。

 県教育庁世界遺産登録推進室発表の資料によれば、今後、ユネスコによる2年間の調査・審査を経て毎夏開催のユネスコ世界遺産委員会の年次会議で審議・決定されるという。また、世界遺産登録に必要な作業としては▽国内外の同種の世界遺産との比較研究▽国内における万全の保護措置-などが挙げられている。

 県は、「世界遺産暫定一覧表への登録は本県の文化財や歴史・文化が世界的に高い価値を有するとの評価を受けたものであり、県民に誇りと自信を与え、観光をはじめとする地域の活性化にもつながる。今回の報告を世界遺産登録へ向けたあらたなスタートと受け止め、早期登録に向けて所有者や関係市町、県民の皆様と一体となって積極的に取り組んでゆきたい」と知事コメントを発表した。

 なお、日本の世界遺産は鹿児島県の屋久島など文化遺産10件、自然遺産3件。暫定一覧表記載物件は今回の分を含め9件。

[2007/07/08:島原新聞]

社団法人日本ユネスコ協会連盟 - 世界遺産活動
世界遺産 - 世界遺産
NHK世界遺産の旅

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世界遺産登録を目指し馬場さんの作品を採用 - 長崎の教会群とキリスト教関連遺産 -

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産登録を目指し県内5市2町と共同で取り組んでいる県は六日、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」のシンボルマークを決定したと発表した。最優秀賞に輝いた南島原市の主婦、馬場美保子さんの作品をもとに作成したもので、教会やステンドグラス、豊かな自然などをイメージし色鮮やかなデザインに仕上がった。

 世界遺産登録のためには価値の証明など様々な条件整備とともに、県民の協力が不可欠なことから県はことし5月14日-6月5日、シンボルマークの作品を公募。県内外から73人が応募し計132点が出品された。

 最優秀賞に輝いた馬場さんの作品は、▽ステンドグラスの手で支え包まれた教会=信者が自らつくり上げ守ってきた教会のこれまでの歴史を表し、今後は人類の「たからもの」として世界がともに守っていくこと▽教会背後の島や山=多くの教会が入江地や海に面した場所に建ち、あわせて教会や集落が自然・地形と一体となり優れた文化的景観を形成していること▽教会から導き出ている道=信仰や教会が海によってつながってきた歴史-を表現したものだという

 加えて国外にも広くPRできるよう、世界遺産暫定リストに登録された英語訳「Churches and Christian Sites in Nagasaki」を表記した。

 県は今後、「県民意識の醸成などに幅広く活用する」としている。

[2007/07/08:島原新聞]

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青い目の人形を迎え - 有馬小で「平和の集会」を開く -

 青い目の友情人形「リトル・メリー」ちゃんが2日、南島原市の有馬小学校(吉田英則校長、児童数255人)に出かけ、同小の子どもたちに自身の体験を語り、平和への思いを伝えた。

 有馬小は4年前、旧町内4つの小学校が1つに統合されてできた、真新しい学校。旧校舎が取り壊される際、古い資料の中から「昭和2年」、同校で催された「亜米利加人形歓迎会」の写真2枚が見つかった。1枚には「昭2・6、人形メリー」と鉛筆書きがあり、その名が「メリー」であることも分かったが、実物はなかった。他の多くの青い目の人形同様、戦時中「敵国人形」として処分されたものとみられている。

 この日、島原親善人形の会の中島一雄会長、北田貴子さんとともに同小を訪れた島原第一小学校(大村好喜校長)の青い目の友情人形リトル・メリーは、「日本のお母さんの仕事着(である)もんぺの布で作った服に着せ替えられ、雛人形と一緒に木箱に中に姿を隠し、戦禍を免れた」。中島氏は、「何故この人形が生き残ることができたのか」、実際に木箱に入れてその様子を再現して見せ、昭和59年に再発見されるまで「43年間、箱に中に眠っていた」ことをあわせて紹介した。

 子どもたちは、そんな話を聞いて「戦争がおきて、悲しかったです。これから平和について考えていきたい」と、雨の中、遠路同校を訪ねてくれた人形に感謝の気持ちを添えて感想。「また会おうね」、「元気でね」と声を掛けていた。

 同小では先月、4年生児童が長崎市に出かけ、長崎歴史文化博物館で開催中の「青い目の人形展」を見て学習した内容を、全校集会で発表。今後、学年ごとにビデオや紙芝居等を使って学習を進め、5、6年生は中学生と合同の学習会にも参加する。8月9日には戦争体験者を学校に招き、平和集会を開く予定。

 平和学習(教育)担当の池田富美子教諭は、「青い目の友情人形を通しての平和学習は今回はじめてでしたが、すでに80年も前に日本のアメリカが仲良くなるようにと(願って)人形を交換したことを知り、嬉しくなりました。これからの取り組みを通して子どもたちの平和への思いを広げていきたい」と話した。

[2007/07/05:島原新聞]

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火砕流の脅威など - 大野木場小災害学習 -

 南島原市深江町の大野木場小(渡邊林校長)の5年生14人が4日、災害学習に取り組んだ。同校は平成3年の雲仙・普賢岳噴火災害の火砕流で旧校舎などが被災した9月15日を、平成10年から「メモリアルデー」として災害継承の取り組みを続けており、今年は9月14日に同デー集会を開く。

 災害学習は国土交通省雲仙復興事務所が協力。児童らは大野木場砂防みらい館を訪れ展示物や四階監視室を見学し、溶岩ドームが成長する様子など災害当時の映像を視聴したり、砂防工事や現在の山の状況を監視カメラで見学したり。火砕流や土石流が家屋を飲み込む瞬間の映像には悲鳴をあげる児童も。5年の長野真也君(11)は「火砕流のスピードや大きな石も流してしまう土石流の力強さはすごいと思った」と圧倒されっぱなしだった。

 火砕流の脅威などを伝えた同事務所調査課の水田貴夫調査員は「210年前から何度も噴火が起きているが、火山は温泉などの恵みも与えてくれるため、火山と共存している。災害のことは皆さんが大きくなってから孫にも伝えてほしい」と呼びかけた。児童らはこの日学んだ成果を9月14日の集会で発表することにしている。

[2007/07/05:島原新聞]

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感謝状を受けて大喜び - アメリカ人のグリムジョエルさん -

 島原地域広域市町村圏組合南島原消防署(井上義明署長)は28日、南島原市布津町のアメリカ人英会話塾講師グリムジョエルさん(32)と(株)田中ボデー工業(田中保社長)に対し、感謝状を贈呈。6月6日夕方、布津町内で発生した火災をいち早く発見し、消防署への通報、消火活動など「適切な対応で最小の被害に食い止めた」消防功労をたたえた。

 グリムジョエルさんは昨年8月、ALTで同市布津町に赴任した奥さんとともに来日した。今月6日、自転車で旧国道を走っていた際、たまたま火災を目撃。そのまま走って60メートル先の(株)田中工業に通報した。それと知った同社の田中保信専務(深江町消防団団員・40歳)が社員に消防署への通報を指示するとともに、火災現場に急行。水道ホースで初期消火を行ない、追って駆けつけた従業員らに消火器を持参させるなどして、未然に火災を防いだ。

 式は同市有家町の南島原消防署であり、井上署長は「天ぷら油に火がついて天井まで炎が上がっていた現場には、女性が気を動転させていた。適切な行動で最小の被害に食い止めることができた。我々消防人としても、深く謝意を表したい」とあいさつ。とくに、日本語も十分でないグリムジョエルさんの勇気ある行動、田中工業従業員の連携プレーなどを評価した。

 グリムジョエルさんは「火災というハプニングで、一人もケガ人がなかったことは、とても嬉しいです」と、英語に日本語を交えながら気持ちを表した。

[2007/07/01:島原新聞]

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独自に「英会話講座」を開く - ウエディング石川が毎週火曜日、社員らが接客時の言葉など -

 11月に開催される火山都市国際会議島原大会(略称COV5)に備え、島原市を訪れる外国人を英語で出迎えようと、民間レベルでの取り組みが広まりつつある。

 南島原市深江町のウエディング石川は六月から毎週火曜日に独自の英会話講座を始めた。講師は、自宅などで英会話教室を開く島原市先魁町のウィルソン・章代さんと南島原市有家町の原口博幸さん。12日には島原市上新丁二丁目のグレートダイニング城見で行い、社員ら17人がゲームを楽しみながら接客時の言葉などを学んだ。

 石川景士社長は「COV5はビッグイベント。もっと市民一人ひとりの意識が高まれば、より盛り上げることができるはず。外国からいらっしゃる方を英語で出迎えれば喜ばれるだろうし、英語を学ぶことで社員の能力アップにもつながる」と語る。COV5事務局によれば、現在島原ステーションホテルなども英会話講座を実施しているそうで、民間での自発的な取り組みは大歓迎だという。

[2007/06/19:島原新聞]

ウエディング石川
火山都市国際会議島原大会(COV5)

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18トンで1億円を期待 - 深江漁協の車エビ養殖 -

 地域水産物の特産品として「クルマエビ」の養殖を手掛けている南島原市の深江町漁協(苑田秀和代表理事組合長)は14日、本年度の生産に向け稚エビ115万尾を近くの養殖場に投入した。

 合併前の旧深江町時代から取り組んでいる事業で、養殖場は同漁協南側の有明海沿岸に旧施設(6,600平方メートル)と新施設(30,000平方メートル)の2か所。新施設は普賢岳噴火災害からの水産業復興を目的に整備されたもの。平成16年度から大規模な養殖事業が始まり、昨年度は計18トンで約9,000万円の売り上げがあった。

 県漁業公社から約180万円で購入した平均18ミリサイズの稚エビ115万尾がトラックで運び込まれた。3-5月にかけ天日で殺菌し海水を注入した養殖場にホースとバケツで投入。これから同漁協の職員らが毎日朝・夕を基本に餌をやり体長15センチサイズに育て、ことし九月中旬から来年2月下旬にかけて出荷する。

赤みがかった色合い - ファックスでも注文OK -

 同養殖場では壱岐から取り寄せた黄色い砂を使って生産しており、赤みがかった色合いのエビが特徴。値段は1キロ当たり8,000円で一般(1万円)よりも安い。養殖場と同漁協で直売するほか、ファックスでも注文に応じ、県漁連を通じて関東・関西方面等へも出荷する。同漁協では本年度、18トン生産し、1億円の売り上げを目指している。

[2007/06/16:島原新聞]

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多比良が優勝 - 西日本小学生ソフト県予選 -

 第9回西日本小学生ソフトボール長崎県予選が9、10の両日、有家総合グランドなどで開催され、地区予選を勝ち抜いた18チームが出場して熱戦を展開した。

 優勝した多比良少年ソフトボールクラブ(島原半島)と準優勝のKSDソフトボールクラブ(佐世保市)は7月28-30日、香川県丸亀市で開催される本大会に出場する。

[2007/06/12:島原新聞]

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「ポッポッポ…」と鳩時計 - 島原時計貴金属眼鏡商組合、6年間で34か所に贈る -

 6月10日の「時の記念日」にちなんで、島原市と南島原市深江町の時計店など16軒でつくる島原時計貴金属眼鏡商組合(栄木久春会長)は8日、深江町内の幼稚園、保育園5か所にからくり仕掛けの鳩時計を贈呈した。

 この日最初の訪問先の山陰保育園(本田龍一園長、97人)では、訪れた栄木さんら5人を全園児が出迎え、もらったお礼に「時計の歌」の合唱をプレゼント。さっそく玄関に取り付けられ、決まった時刻になると鳩の模型が飛び出して「ポッポッポ…」と鳴くたびに、園児らは珍しそうに眺めていた。

 「幼い子どもたちに時の大切さを知ってもらおう」と平成14年から続けており、6年間で贈呈先は計34か所にのぼった。保育園などへの贈呈は今年で終了し、来年以降は別の施設に贈ることも検討している。栄木さんは「一つの事業をやり遂げ、ホッとしている。デジタル社会のなか、鳩時計はアナログな存在かもしれないが、子どもたちにきっと安らぎを与えてくれるはず」と話していた。

 ちなみに「時の記念日」は、天智天皇十年(671年)に漏刻という水時計が宮中に設置された日を記念し、大正九年(1920年)に制定されたもので、時間を尊重する意識を持ってもらおうという意味が込められているという。

[2007/06/09:島原新聞]

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お年寄りたちと楽しむ - 長崎っ子の心を見つめる教育週間 -

 南島原市深江町の大野木場小の4年生27人が7日、大野木場地区のお年寄り約20人と一緒にグラウンドゴルフを楽しみ交流を図った。

 大野木場団地の広瀬大祐さん(75)ら「地域のおじいちゃん、おばあちゃん」が打ち方や立ち方などを手取り足取り指導。8コースを設けた校庭で、児童らはホールインワンを狙ってスティックでボールを打つのに夢中になり、コースを巡りながら「○○さんとこの孫ね?」、「上手かね?」などとお年寄りとの会話も弾んでいた。

 長崎市で発生した男児殺傷事件などを受け平成16年度から設けられた「長崎っ子の心を見つめる」教育週間の一環としての取り組み。同週間は6、7月中の一週間に県内全ての公立小・中学校が教育活動を公開し、地域住民らとのふれあいなどを通じ、「命の大切さ」を感じてもらう。

 同校では4 - 10日を同週間に設定し、5日には「ふれあい動物園」を開催し島原農高で飼育されている動物にさわったりするなど「命の大切さ」を肌身で感じたところ。10日には親子焼き物教室も開くことにしている。

[2007/06/08:島原新聞]

平成18年度「長崎っ子の心を見つめる」教育週間

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「火の用心」の大切さ学ぶ - チビッコ防火フェスティバル -

 第17回南島原市西有家町チビッコ防火フェスティバル(島原地域広域市町村圏組合南島原消防署主催)が6日、同町須川の新港町埋立地で行われ、町内の幼稚園・保育園六か所の園児百四十五人が各種体験を通じ、「火の用心」の大切さを体感した。

 幼年消防クラブ員である園児らの防災教育の一環として、消防署員や消防団員とともに防災体験を通じ、幼少時から火遊びの防止など火災予防の大切さを学んでもらい、防災意識の高揚を図ることを目的に、年ごとに有家町と交互に開催。

 消防署員や消防団員、保護者など計215人が参加した開会式で、南島原消防署の井上義明署長は「幼いときから火災の恐ろしさを知り、防災意識を高めてほしい。きょうは大いに体験して『火の用心』の大切さを学んで」とあいさつをし、全園児が「先生やお父さん、お母さんの言うことを聞いて火遊びをしないようにします」などと「誓いの言葉」を唱和。

 準備された体験は、特殊車両での地震体験やはしご車搭乗など八コーナー。園児らはシーソーの原理で水を放出するポンプ式放水装置「竜吐水」を体験したり、エアージャッキで車を持ち上げるなど救助用の機材の能力を目の当たりにしたり、ふだんできない体験をしながら消防の仕事を知るとともに、「火の用心」の大切さを再認識していた。

[2007/06/07:島原新聞]

島原地域広域市町村圏組合

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旧川原駐在所を活用 - 安全安心ステーション -

 南島原市深江町丙の旧「川原駐在所」を活用して町内のボランティア団体が自主防犯活動に取り組むことになり、4日に「地域安全安心ステーション」としての開所式を行った。

 活動主体は少年補導員などでつくる「深江地区安全安心まちづくりボランティアくすのき会」(薄田藤和会長、会員9人)。平成7年に諏訪駐在所とともに統合されて国道251号沿いの深江駐在所が開所されて以来、使用されていなかった川原駐在所を、管理する市から無償貸与を受け、光熱水費は市が負担することで利活用することに。

 市や南島原署などから約30人が出席した開所式で、薄田会長は「今こそ子どもを救うため、皆さんとともに活動を考えてゆきたい」などとあいさつ。南島原署の江口隆署長と元山芳晴副市長(松島市長代理)も「行政や警察だけでなく、住民の皆さんによる自主防犯活動が必要。情報発信やパトロール活動の拠点として活用を」などと期待を込めた。

 会員らが掃除をしてきれいにしソファなどを備えた約80平方メートルの平屋建ての同ステーションは、いわば「駆け込み場」。今後、会員らが週一回程度駐在して子どもや保護者らの相談にのるほか、市防犯協会などの支援を受けて青色回転灯を配備し、車両に付けて巡回するパトロール活動も検討している。

[2007/06/06:島原新聞]

南島原警察署

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届け!被災地支援の鼓動 - 深江太鼓チャリティーコンサート - 【動画あり】

 南島原市深江町の和太鼓連「和道・深江太鼓」(岩永和昭代表、12人)は23日夜、有家町のありえコレジヨホールで能登半島地震災害支援のチャリティーコンサートを開き、来場者約350人とともに被災地の早期復興を願った。

 雲仙・普賢岳噴火災害中に全国からの支援を受けたことへの感謝の気持ちを忘れないようチャリティー活動を続けており、これまでにも平成16年に起きた新潟中越地震被災地の支援チャリティーコンサートなどを開催。今回は3月に発生した能登半島地震被災地を支援しようと企画したもので、ゴールデンウィーク期間中にもみずなし本陣ふかえで実施したところ。

 岩永代表は「噴火災害から17年がたとうとするなか、記憶は風化しつつある。だが、自然災害は急に訪れるもの。全国からいただいた支援にお礼をするとともに、能登半島が復興するまで打ち続けてゆきたい。そして市をあげて活動を続けてゆけば活性化にもつながるはず」とあいさつし、岩本公明副市長が祝辞を述べたあと、開幕。「魂(ソウル)」などのほか、市の基本理念「南向きに生きよう」をイメージしたという新曲「南風(はえんかぜ)」も披露し、勇壮な響きで会場をわかせた。

 ほかに尺八奏者の田嶋直士(ただし)さんとギタリストの山口修さんも出演して盛り上げた。入場料としてもらった一人1,500円の協力金の収益は市を通じて被災地に送ることにしている。

[2007/05/25:島原新聞]



[2007/05/30:しまばらNOW]

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ヒマワリでいっぱいに - 南島原市の花を有家の国道沿いに、遊休農地を利用して種をまく -

 「南島原市の花」であるヒマワリの種を市民や園児らが11日、有家町の国道251号沿いの畑に植え、「南島原がヒマワリでいっぱいになる」ことを願った。

 今年4月に市議などによって設立された任意団体「南島原環境循環ネットワーク」(下田利春会長)が推奨する活動の一つ「遊休農地を利用したヒマワリの植栽」に賛同した市のボランティアグループ「5月会」(高木幸介会長)が、白百合保育園と有家たちばな幼稚園の協力を得て取り組んだもので、約75人が参加。

 この日、園児らは会員らの手ほどきを受けながら、田植えの要領で一列に並び、ヒマワリの種を土に埋め込んでいった。有家町内で植えたのは国道251号沿いの2か所、これまでに同ネットワークによって布津町内にも植えられている。高木会長と下田会長は「汗を流して植えたことを思い出にしてもらい、満開のヒマワリを楽しみにしてもらえれば」、「『ヒマワリと言えば南島原市』と言われるように、この活動を市全体に広めてゆきたい」と話していた。

[2007/05/13:島原新聞]

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いじめ防止啓発のぼり - 南島原市青少年育成市民会議が贈呈 根絶の願い込め深江小中に - 【動画あり】

 南島原市青少年育成市民会議(薄田藤和会長)は24日、深江町内の小中学校4校にいじめ防止啓発のぼり旗10本ずつ計40本を贈呈し、いじめ根絶の願いをこめた。

 昨秋に開いた地域懇談会で保護者や学校関係者のいじめに対する意識が高かったことから、小中学生から評語を募集し、それをのぼりにすることで、いじめ問題を考え直す機会になれば?との思いで制作。のぼりには「いじめてる見ているあなたも共犯者」、「大丈夫一人じゃないよ負けないで」などの標語が印刷された。

 深江中であった贈呈式には薄田会長や市教委深江事務所の水田英雄所長ら8人が出席。薄田会長が岩本安伸校長に手渡し、「いじめは見えないところで起きるものであり、いじめをしたもの、されたもの双方の温度差も激しい。これを見逃してはいけない。いじめがなくなるように学校、家庭、地域が一体となって取り組みましょう」と期待を込め、岩本校長はお礼とともに「いじめの未然防止と早期発見に努めたい」と述べた。

[2007/04/26:島原新聞]



[2007/04/26:しまばらNOW]

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健康づくりに向け策定 - 南島原市「ひまわりプラン」 -

 市民の健康の維持増進に向け家庭・地域・行政が一体となり取り組むことを目的に南島原市はこのほど、健康づくり計画「ひまわりプラン」を策定した。各世代の目標などを定めた健康づくりを推進するため、ダイジェスト版も作成。近く市内全世帯に配布する予定だ。

 健康づくりの考え方は「病気の早期発見・早期治療」から「日常生活そのものを改善しようとする健康づくりと、それを支える環境づくり」へと変化している。病気の危険や恐怖を訴えて行動の大部分を個人の責任・意識や努力に任せていた従来の考え方から、「個人の努力だけでなく家庭・地域での活動や健康を支援する環境づくり」へとシフトさせる「ヘルスプロモーションの理念」を取り入れ、総合的に健康づくりを支援する方針。

 医師や歯科医師、各種団体からの推薦者や一般公募者で構成する「同市健康づくり策定委員会」(会長=栗原公太郎氏・委員18人)を設置し、昨年8月から計9回の会合を重ねて協議・検討し、計画の原案を作成した。また、市民への聞き取り調査やアンケート調査も実施。最終的に「同市健康づくり推進協議会」(会長=泉川欣一氏・委員16人)で承認し決定したもの。県が策定した「健康ながさき21」に沿った内容で、地域性を十分反映させた。

 本計画はA4版、68ページ。計画の概要から市の現状、計画の経過、本論となる取り組み、組織の5章で構成している。計画推進期間は平成22年度までの4年間。

 具体的には生涯を5つの世代「乳幼児期」、「学齢期」、「青年期」、「壮年期」、「高齢期」に分け、各世代で必要な「食生活」や「生活リズム」、「歯の健康」、「運動の習慣」についての取り組みとその指標、最終年度の目標値も定めた。最終年度の平成22年度には計画の見直しを予定している、という。

[2007/04/20:島原新聞]

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『頼みますよ、日中交流』 - 新任の国際交流員于舟さん -

 南島原市が本年度招致した中国出身の国際交流員、于舟(ウ・シュウ)さん(38)が16日に市役所を訪れ、松島市長に着任あいさつをした。任期は1年間。市の地域振興課に配属され職務に励む。

 市は旧北有馬町時代の平成8年度から中国福建省羅源県と友好活動を推進し国際交流員を招いて相互交流に力を入れており、新市発足後初となる于さんは旧北有馬町時代から通算10代目の国際交流員。

 于さんは北京市人民対外友好協会に16年間勤務し、日本をはじめ諸外国と中国間の市民交流イベントの調整役などを担い、多くの日本人の受け入れにも尽力。「この経験をいかし多くの市民に中国に行ってもらえるよう頑張りたい」と流ちょうな日本語で述べ、「中国語講座や資料の翻訳などをはじめ、市の良いイベントも中国に紹介してゆきたい」と抱負。松島市長は「お互いの交流が進むよう、1年間お願いしたい」と期待を込めた。

[2007/04/18:島原新聞]

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お見事!!布津小男子 - 全国ミニバスケでブロック優勝 -

 先月28日から3日間にわたって千葉ポートアリーナなどで開催された第38回全国ミニバスケットボール大会で本県代表として初出場した南島原市布津小が男子の部で見事ブロック優勝に輝いた。

 各都道府県代表の小学生男女96チームが出場して、男女各4ブロックに分かれて競い合ったもので、Bブロックの布津小は予選リーグを全勝で突破(戦績は既報)。決勝トーナメント一回戦は月岡スポーツ少年団(山形)を92(45-9、47-29)38、ブロック決勝戦は春江スポーツ少年団(福井)を81(41-26、40-22)48で破ったもの。

[2007/04/01:島原新聞]

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フィリピンと中南米へ - 松尾宣隆さんと粟戸奈緒子さん -

 南島原市北有馬町の松尾宣隆さんと同市加津佐町の粟戸奈緒子さんが今年3月から2009年3月まで2年間、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊員として海外で活動することに。19日に市役所を訪問し、松島市長の激励を受けた。

 口加高 - 中央大の大学院まで体育関係ひと筋の道を歩んできた松尾さんは、陸上競技の指導者としてフィリピンの高校に配属される。大学卒業後に養護学校に勤務するなど一時期、陸上から離れたことから自分の志が再燃するとともに、見知らぬ土地での陸上の競技力向上に尽力しようと、参加を決意。

 現地では12 - 17歳の生徒の指導や指導者の養成などにあたる。「陸上をやる環境に恵まれていない場所で現地にあるものを工夫して使うなど競技力の向上を図るとともに、現地の人々とのふれあいのなかで、お互いに高めあうことができれば」と語った。

 一方、粟戸さんは助産師として中南米エルサルバドルへ。口加高 - 国立小倉病院附属看護助産学校を経て福岡県内の病院で助産師として約6年間、生命の誕生の瞬間に立ち会ってきた。高校時代に見た青年海外協力隊員の報道番組で「生れて間もない子どもが亡くなってゆく」現実を知り、助産師を目指す志と国際協力活動参加への決意を抱いたという。

 「これまでの自分をリセットしてチャレンジをし、あらたな自分を見つけたい」と、仕事を辞めて参加を決意。現地では免許のない者が助産行為を行うなど医療環境は未整備だという。「不安と期待が入り混じっているが、いつも笑顔を心がけ、何か一つでも現地に残すことができれば。早く2年後の自分に会いたいですね」。

 この日、松島市長は2人に激励費を手渡し、「可能性を秘めた若いお2人にとって自分自身の成長につながり、きっと人生の役にも立つ経験になるはずだ」とエールをおくった。

[2007/03/20:島原新聞]

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胸を張って中学校へ - 三小卒業式・門出を祝福 -

 16日は島原、南島原両市の小学校の卒業式が行われ、児童らが6年間の思い出深い学び舎を巣立った。

 91人が門出のときを迎えた島原三小の第60回卒業証書授与式は午前9時半に体育館で始まり、坂庭克雅校長が一人ひとりに卒業証書を授与。受け取った児童らは壇上で「卒業の証」を出席者に見せるように広げた。

 坂庭校長は「思い出の詰まった6年間を終え、中学校への期待と不安に満ちていることだろう。心身ともに成長した皆さんの姿を誇りに思い、白山っ子として胸を張って中学に進んでほしい」と式辞を述べ、吉岡市長と前中浩孝育友会長は「皆さんが立派に成長したのは皆さんの努力と先生や両親の支えがあったからこそであり、感謝を忘れずに。それぞれの思い出を胸に巣立って下さい」などと、はなむけの言葉。

 最後に、卒業生と在校生が向き合い6年間の思い出を振り返りながら「別れの言葉」を交わし、在校生は「皆さんのことはいつまでも忘れません」、「中学生になっても頑張って下さい」などと声を合わせ、卒業生は「みんなで助け合い明るく楽しい学校をつくって」、「中学に行っても皆さんとの思い出は忘れません。自信と誇りをもって旅立ってゆきます」と門出の決意。「旅立ちの日に」や校歌を斉唱し、母校との別れを惜しんでいた。

 19日には雲仙市の小学校の卒業式が行われる。

[2007/03/17:島原新聞]

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本庁方式への移行など - 76項目南島原市行政改革大綱 -

 南島原市は8日、平成18~22年度の5カ年間にわたる行政改革大綱と集中改革プランを発表。それによると、機構・組織の見直しや事務事業のコスト削減など四点の重点項目を掲げ、分庁方式から本庁方式への移行見直しや公営施設の民間委託の推進など76項目の具体的な改革プランに取り組む。

 昨年8月までになされた総務省から地方公共団体への行政改革推進の徹底の通知を受け、市では民間委員で構成する推進委員会の諮問を経て行政改革推進本部を同年10月に設置し、大綱とプランの策定を進めてきた。計画に基づいた実行や見直しを繰り返すPlan(計画)、Do(実施)、See(検証)の「PDSサイクル」方式に基づき改革を推進してゆく。

 重点項目[1]は「機構・組織の見直し」。機構・組織の改正は今年7月1日から実施され、西有家、有家、南有馬の既存施設に本庁を配置し、現在の8部4局26課室から7部4局29課室に再編し、各総合支所は現在の4課体制を集約し2課体制へ。職員数は本庁が現在より約70人増の330人程度、総合支所はそれぞれ21~27人程度になる見込みで、計70人程度の減となる。

 重点項目[2]は「職員数と給与などの適正化」。現在の職員数626人を、九州・山口の同規模自治体の状況と照らして10カ年計画で160人減の466人が適正とし、遺体処理手当てなど特殊勤務手当ての全廃などを掲げた。重点項目[3]「事務事業の見直しとコスト削減」では、前年度実績の10%削減を目標にして庁舎の水道光熱費や公用車の燃料代など経常経費を節減することなどを盛り込み、重点項目[4]「公営施設の民営化と統廃合の推進」では、市立保育園、幼稚園、養護老人ホームの民間委託などにより人件費や維持管理費など行政経費の削減を図る。

集中改革プランも - 財政の健全化を目指し -

 また、平成17年度決算および平成18年度の決算見込みを踏まえた平成19~28年度の10カ年にわたる財政健全化計画も策定。集中改革プランの実施・未実施の2ケースで収支などを算出したもので、歳入の5割ほどを占める地方交付税の減少などによる歳入減の現状を鑑み、人件費の削減(平成18年度57億円 -> 平成28年度42億円)などを盛り込んだ。

 今後、庁舎ごとに職員への説明会や各町でタウンミーティングを開くなど広く周知を図る。行革推進本部副本部長の岩本公明助役らは「何のために行政改革をやるのか、その必要性を訴えてゆきたい」などと述べた。

[2007/03/10:島原新聞]

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栄和会に車イスを2台 - 深江小リサイクルボランティア活動3年間の成果 - 【動画あり】

 児童らが3年間にわたりプルタブなどを回収する活動を続けてきた南島原市・深江小(本田哲也校長、260人)は8日、その益金で購入した車イス2台を深江町の医療法人「栄和会」(泉川欣一理事長)に贈呈した。

 子どもらの発案で始めた「リサイクルボランティア」活動。缶の飲み口に付いているプルタブや書き損じハガキ、テレホンカード、古切手を自宅から持ってきてもらったり、町内3カ所の公的施設に回収箱を置いたりして本年度はプルタブ70キロ、ハガキ296枚などを回収。3年間にたまった分を地域のために換金して有効活用することに。

 同校体育館であった贈呈式で本田校長は「ちりも積もれば山となる。今後も活動を続けてゆきましょう」と呼びかけ、活動の中心となったボランティア委員会の部長で6年の高柳公哉君(12)は「3年間コツコツと集めてきた。お年寄りのために使って下さい」と述べた。

 車イスは同法人の介護老人保健施設フォンテの高齢者に使ってもらうことに。泉川理事長は「きっとお年寄りに喜んでもらえるはず」と述べて児童に感謝状を授与。ボランティア委員会担当の藤井大作教諭は「活動を通じて、自主的に下校時にゴミ拾いをするなど子どもたちの意識も高まったようです」と話していた。

[2007/03/09:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/03/12放送]

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藤田三段が優勝 - 全国シニア将棋名人県予選 -

 第十四回全国シニア将棋名人戦の長崎県予選会が四日、長崎市の三菱重工記念会館で行われた。主催=日本将棋連盟長崎支部など。

 県内各地から60歳以上のアマチュア棋士28名が参加して、名人戦の部と一般の部に分かれて対局。

 全国大会出場をかけた名人戦の部では、今回初出場の藤田立明さん(60)=南島原市西有家町・三段=が優勝し、5月28、29の両日、山形県天童市で開催される全国大会への出場権を勝ち取った。

[2007/03/06:島原新聞]

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内田さんが最優秀賞 - 広域圏消防職員意見発表 -

島原地域広域市町村圏組合消防本部の消防職員意見発表会が27日開かれ、南島原消防署口之津分署の内田隆雄消防士(23)が最優秀賞に輝いた。

日ごろの消防業務を通じて考えていることを5分間で発表する大会。各所属の代表として消防士7人が参加した。

内田氏は「支え合い」のテーマで発表し見事!!最優秀賞を獲得。優秀賞には「誰でもできる119」と題して発表した島原消防署消防1課の井上大志消防士(22)が選ばれた。

最優秀賞に輝いた内田氏は4月5日、佐世保市で開かれる県下消防職員意見発表会に同本部代表として出場する。

[2007/03/02:島原新聞]

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結成25周年 - 口加ライオンズクラブ -

口加ライオンズクラブ(会長=大村政勝氏・会員=39名)は、山根ガバナーをはじめ県下各地のブラザークラブなどから多数の参加者を迎え、25日午前11時から加津佐町商工会館で、「結成の15周年記念式典」を盛大に挙げた。

同クラブは昭和57年、有家・西有家ライオンズクラブのスポンサーにより、県下で39番目のクラブとして結成。「We Serve - 育て 心やさしく たくましく」をモットーに、献血献眼活動、視力ファーストIIに取り組むほか、少年育成事業に力を入れ、YE派遣の受け入れ、少年(中学生)の主張弁論大会、少年ソフトボール大会などを毎年開いている。

このほか記念事業として、青少年健全育成標語塔の設置、加津佐中学校吹奏楽部への助成などをした。大会実行委員長は濱美智広氏が務めた。

[2007/02/28:島原新聞]

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高橋さんに瓢風賞 - ありまひょうたん展 -

カラフルな色彩のしま模様が美しい瓢箪(ひょうたん)工芸約500点が揃った有馬愛瓢会(小松茂延会長)の第9回ありまひょうたん展が24日、南島原市北有馬町のピロティー文化センターで始まった。きょう25日の午後3時まで。

旧口之津署に赴任していた福本和男さんに同署西正寺駐在所の井手範夫さんらが師事し、地域住民らとの交流の場として平成10年10月に開いた「ふれあい瓢箪展」が始まり。会員九人で平成11年1月に発足した愛瓢会は現在、井手さんを名誉会長に島原半島内外の会員約50人の大所帯に。今回は南島原市や市教委、町文化協会の後援を得た。

重ね塗りで生まれた独特の色合いの瓢箪やランプシェード型瓢箪、成長過程で紐で縛っていくつものくびれをつくったものなど大小さまざまな作品がずらり。いずれも会員らの個性が光るものばかり。会員らの投票により最高の瓢風賞には高橋美知子さん、今回から設けた市長賞には小松茂延さん、教育長賞には木村粋子さんが選ばれた。ほかの賞は次の通り。(敬称略)

 △会長賞=石橋義栄
 △奨励賞=伯川賢
 △努力賞=松田英行
 △金賞=西田仙市
 △銀賞=円口政子
 △銅賞=松木文俊
 △技能賞=森田一成
 △アイデア賞=中村政信
 △有馬瓢箪賞=飛永喜美子

[2007/02/25:島原新聞]

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4月から活動を開始 - 南島原市シルバー人材センター - 【動画あり】

南島原市シルバー人材センターの設立総会が22日に布津町世紀の泉で開かれ、本年度内に認可申請などを経て社団法人化を図り、今年4月1日からの活動を目指すことになった。

これまで深江、布津、西有家町に任意団体のシルバー人材センターはあったが、深江-加津佐町まで市全体の組織をつくり、高年齢の市民らの就業支援を通じて長年培ってきた能力をいかし、活力ある地域社会づくりに貢献することに。会員数は219人。事務所は布津町乙の保健福祉センター湯楽里(ゆらり)内に置く。

設立総会には会員や来賓ら約140人が出席。組織体制の強化や会員の拡大などの平成19年度および平成20年度の事業計画などを承認。平成19年度予算は市補助金400万円などを含め約4,180万円を計上し、うち受託事業収入は3,350万円を見込む。

松島市長は「高齢化率が高まっているなか、地域社会の活力として皆さんの役割は重要になるはず。シルバー人材センターが掲げる自主・自立、協働・共助の精神で発展してゆくことを期待したい」と祝辞。初代理事長に選ばれた横田繁春さん(深江町丙)は「皆さんのご支援をいただき、職務にまい進したい」などと述べた。

ほかの役員は次の通り。(敬称略)

 △副理事長=田中照身(布津町)、居原重雄(有家町)
 △事務局長=太田剛司(深江町)
 △監事=宮本昭(布津町)、青嶋弘(有家町)

[2007/02/24:島原新聞]



[しまばらNOW:2007/02/27放送]

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島原市交通安全母の会連合会 - 県知事表彰に 口加高校東村さんも教育長賞 -

島原市交通安全母の会連合会(上田すず子会長、会員4,976人)が交通安全功労者として県知事表彰(団体)を受けた。

同連合会は1980年12月に設立し、地区ごとに保育園や高齢者福祉施設を訪問するなどして体験型交通安全講習会などの活動を展開。現在は旧市の婦人会と小中学校PTAなどと有明町婦人会で構成されているが、新年度からは有明町内の小中学校PTAも網羅して拡充を図るという。

20日、上田会長が市役所を訪れて吉岡市長に報告した。上田会長は「表彰は行政や警察署、会員の皆さんのおかげ。これからも地道な活動を続けてゆきたい」と表彰を喜び、吉岡市長は「長年の活動のたまものであり、今後も頑張ってもらいたい」などと称えた。

同表彰は交通安全活動を五年以上続けている個人や団体を対象にしたもので、今回は2個人、1団体などが受けた。16日に長崎市であった第40回県交通安全推進県民協議会の総会の席上で表彰式があり、島原半島関係ではほかに口加高3年の東村さんが交通安全図画・作文コンクールで教育長賞(優秀)に輝いた。

[2007/02/22:島原新聞]

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50チームが力自慢 - 熱戦!!南島原綱引き大会 - 【動画あり】

「平成の大合併」で誕生した南島原市の第一回綱引き大会(同市綱引き実行委員会主催)が11日、深江体育館で行われ、市民らがマッスルパワーを競い交流した。

チームは監督・マネージャーと選手10人の計12人で編成し、試合には選手8人が出場。小学生25、一般男女混合9、一般16の計50チーム、総勢約600人が参加して熱戦を繰り広げた。

開会式で松島市長は「勝敗を決する競技だが、同じ市民となった仲間同士が一本の綱で結ばれる "絆" づくりの大会になるよう期待している」などとあいさつ。一般の部の「なんちゃってクロネコ」チームの森山文男さんが選手宣誓し開幕した。

競技は各部門で予選のあと、上位チームによる決勝や決勝トーナメントが行われ、熱戦を展開。それぞれ戦法を工夫し、息を合わせて引き合い、力を競った。各部の上位三位に表彰状と副賞(賞金・商品等)が贈られた。成績は次の通り。

 △小学生の部=1.大野木場パワフル6年 2.龍石小シャ・ロン 3.小林小6年
 △一般男女混合の部=1.ファミリー6 2.陸の井川組 3.慈恩寺体推協
 △一般の部=1.見岳TC 1.青かてんげ玉子 2.深江幼稚園オヤジの会

[2007/02/15:島原新聞]



[2007/02/13:しまばらNOW]

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教育研究論文で佳作に - 津波見小の田中茂樹教諭 -

本年度教育論文受賞者がこのほど決まり、南島原市・津波見小の田中茂樹教諭の「生き生きと主体的に話し合う子どもの育成~小規模校における学級活動(話し合い活動)を通して~」が佳作に選ばれた。

教育研究活動の奨励と向上を図るため県内の教職員から公募した教育論文の優秀作品を表彰し、本県教育のいっそうの充実を図るもので、昭和32年度から始まり、今回で50回目。

応募のあった34点のうち最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作3点を選んだ。表彰式は23日に県総合福祉センターである県内教育研究所連盟教育フォーラムにおいて実施される。

[2007/02/14:島原新聞]

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普賢岳の治山対策など - 金子知事が南島原市を視察 - 【動画あり】

金子知事は22日、南島原市を訪れ、普賢岳噴火災害で取り組んだ治山事業や地場産業の現状などを視察した。

市町村合併で誕生した県内の新たな自治体に直接足を運び地域の実情を把握、地元関係者の声を聞くことにより施策立案など今後の県政推進に役立てようというもの。島原半島では雲仙市に次いで2度目の視察となった。

松島市長や酒井県島原振興局長らが随行し、同市深江町の大野木場砂防みらい館と大野木場小を皮切りに治山対策、台風被災地、基幹産業の農漁業や素麺業等の特産品加工場など市内約20か所を次々と見て回った。

普賢岳噴火被災地の赤松谷川上流域では、無人化施工により平成17年度までに設置された治山ダム14基を視察したほか、荒廃した地域に緑を取り戻すため実施された航空緑化事業の成果、平成新山南側斜面で昨年11月に発生した大規模な山火事と消火活動、カメラによる常時監視態勢などを確認した。

[2007/01/23:島原新聞]



[2007/01/23:しまばらNOW]

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