市図書館と6図書室一つに…どこからでも貸出と返却可

 雲仙市国見町の市図書館と市内6公民館の図書室が一つのネットワークで結ばれ、蔵書データが一元化された。蔵書総数は約15万冊。市民らは利用者カード1枚で7か所のどこからでも読みたい本を借りられ、返却ができるほか、蔵書検索や予約・取り寄せも可能になる。

 従来は手書きカードで貸出などをしていたところもあったが、今後は平成16年開館の市図書館システムと同様にテレホンカードサイズの利用者カードや本のデータを読み取ることでスムーズに貸出などを行う。既設の光ファイバーでネットワークを構築し7か所の蔵書データを網羅したもので、例えば、求める本が市図書館になくても愛野町公民館図書室にある場合は取り寄せて借りられ、愛野町公民館図書室に返却できるように。

 市図書館の利用者カードは従来どおり使用可。カード作成は図書館など備え付けの申込用紙を使い無料ででき、「赤ちゃんの名前で本を借りたい」などの要望に応えてゼロ歳からカードをつくることも。また市図書館のホームページ(http://www.lib-unzen.jp/)では24時間蔵書検索もできる。

 24日、市図書館で関係者約20人が集まってシステムの完成式が行われ、塩田貞祐教育長が「システム導入により市図書館と6つの図書室が結ばれた。多くのご利用を期待したい」などとあいさつ。土黒小4年の関東さんがシステムのスイッチをオンにし、カード作成から本の貸出までを体験した。

 図書館運営の効率化と一体的サービスの提供による利便性の向上と市民へのあらたなサービス提供を目指したシステムの構築費は約1112万円。価格やメンテナンスなどの点から総合評価落札方式によりNBC情報システム(?)の「Lics‐rIII」というパッケージソフトを採用したという。

[2009/3/25:島原新聞]

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お忍びで瑞穂の実家などに…ノーベル賞の下村博士

 昨年ノーベル科学賞を受賞したアメリカ在住の下村脩(おさむ)さんが19日、〃ルーツ〃のある雲仙市を訪れた。

 同市瑞穂町伊古には父方の実家があり、脩さんは1640年代から続く庄屋の家柄である下村家の14代当主になっており、現在は従妹の宣子さんが住む。同日は実家を訪れ、墓参りなどをしたという。

 また市役所も訪れ、突然の訪問に職員らも驚いたという。下村氏からはノーベル賞のメダルを模したレプリカ(中身はチョコレート)と受賞に結びついた研究内容を記した直筆サイン入りの英文のリーフレット(B4サイズ)が贈られたそうで、現在、市長室に飾られている。

 下村氏は長崎大学薬学部出身で、米マサチューセッツ州に在住。22日に行われた長崎大名誉博士の称号の授与式などのために来県していたもので、名誉博士(薬学)の称号を受けるのは第1号だという。

 22日には県議会議場で下村氏への名誉県民の顕彰式が行われ、南有馬町出身の故北村西望氏らに続き3人目となる栄誉に輝いた。

[2009/3/24:島原新聞]

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県特産品新作展で最優秀賞…Honda雲仙チーズぷりん、「百花まんじゅう」も奨励賞に

 第40回県特産品新作展の表彰式が3日に県庁であり、菓子類・その他部門で雲仙市のCAKEHOUSE Hondaの「まるごと雲仙チーズぷりん」が最優秀賞に輝いた。

 創意と工夫にあふれた新商品を一堂に集め県民に紹介するとともに、優れたものを顕彰することで県内事業者の開発意欲を促進し、ふるさと産業の振興を図るのが目的。農林加工品・水産加工品部門と計2部門に60点が出品され、審査委員長の西明眞理・県立大シーボルト校教授ら審査員11人が審査し、最優秀賞2点、優秀賞3点、奨励賞5点を選んだ。

 最優秀賞の雲仙チーズぷりんは「地元雲仙のこだわり原材料でつくられ、手づくりの牛乳やチーズで丁寧に仕上げられており、濃厚でとろけるような味わいであり、県外に向けた販売が見込める商品」と高評価を得た。他に島原半島からは雲仙市の(有)百花亭の「百花まんじゅう」が奨励賞に輝いた。

[2009/3/5:島原新聞]

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みずほカキ焼きまつり…雲仙牛やアサリなども

 雲仙市瑞穂町のみずほすこやかランドで3月1日午前9時~午後3時、「みずほカキ焼きまつり」(瑞穂漁業協同組合主催)が開催される。雨天実施。

 「雲仙ブランド」認定のカキなどを市内外に広くPRし水産資源の消費や普及を推進するのが目的で、併せて地元産の農畜産物も販売し、市の農林水産業の活性化を図り生産者と消費者の交流の場をつくり地域の発展につなげるもの。

 1キロ500円の特別か克でカキの販売をはじめ試食やカキ焼きコーナー、カキ3キロ以上買った人には1キロをサービス。カキ汁500食限定の無料サービスやアサリ、ホタテの販売もあるほか、直売所「みずほの郷」の野菜やイチゴの販売、雲仙牛の販売や試食コーナー、牛乳200パックやヨーグルト200個の無料配布も。午後1時からイベントとして和太鼓「吾魂」の演奏がある。

[2009/2/25:島原新聞]

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小林監督らが技を伝授…Jリーガーサッカー教室

 15日まで雲仙市でキャンプをはっているプロサッカーチームJ1のモンテディオ山形によるサッカー教室が8日、瑞穂町のみずほすこやかランドで開かれ、市内の小中学生約80人が国見町出身の小林伸二監督らプロ選手から技術を学んだ。

 現役Jリーガーとの交流を通じて子どもらの夢を育み、努力することの素晴らしさや目標をもってもらうことなどを目的に開催。島原市出身の木藤健太選手や国見高出身の園田拓也選手ら14人が指導し、サッカーキッズたちは目の前で繰り広げられるリフティングの妙技やハイレベルのボールさばきなどに歓声をあげたほか、選手らも加わって8チームに分かれてミニゲームも体験した。

 他に選手らへの質問コーナーもあった。小林監督は「サッカーを通じて友達が増え、体も丈夫になる。自ら積極的に取り組むことを心がけて楽しんでほしい」などと故郷のサッカー少年らにエールを送っていた。

[2009/2/10:島原新聞]

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温泉街を彩る「花ぼうろ」…毎週土曜日には花火の宴も

 「花ぼうろ」と親しまれる雲仙の冬の風物詩・霧氷をイメージしたイルミネーションなどで雲仙温泉街を彩る「雲仙灯りの花ぼうろ2009」が1月31日、始まった。2月21日まで約3万個のイルミネーションが国道57号沿いなどを幻想的に輝かせる。

 雲仙温泉街の冬のあらたな魅力アップを図ろうと、2005年から開催し5年目。雲仙・普賢岳噴火を題材にした絵本「くろい山」を動物型イルミネーションで表現した「光の童話」、スタンプ3個を集めると景品をもらえ抽選でペア宿泊券などが当たるスタンプラリーなども。

 このほか◇飲食店でちゃんぽんなどを味わえる「アツアツおもてなし料理」(有料)◇プロガイド「さるふぁ」による「地獄のナイトツアー」(有料)◇雲仙ビードロ美術館で「雲仙灯りの花ぼうろ展」開催(有料) - などと目白押し。

 イルミネーションの点灯は午後5時~午後10時。毎週土曜日午後9時半からは花火を打ち上げる「花火の宴」も。問い合わせは同実行委(雲仙観光協会内 TEL0957-73-2233)へ。

[2009/2/6:島原新聞]

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国見が2年ぶり21度目V…サッカー高校新人大会

 サッカーの県高校新人大会の決勝戦が2月1日、諫早市の県立総合運動公園であり、国見が長崎工を4-0でやぶり2年ぶり21度目の優勝を飾った。国見は13~16日に佐賀県である九州大会への出場権を得た。

 大会には各地区予選代表などの24校が参加し、1月24日から4日間にわたりトーナメントで熱戦を展開。オープン競技の女子の部も行われ、3チームが争った結果、島原商は決勝で鎮西学院にやぶれた。

[2009/2/3:島原新聞]

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家庭で省エネを推進…温暖化防止キャンペーン

 県の「地球温暖化防止キャラバン隊」が26日夕方、雲仙市小浜町で街頭キャンペーンと意見交換会などを行い、家庭での省エネ運動の推進を呼びかけた。

 二酸化炭素(CO2)排出量が増加傾向にある民生部門(家庭)の排出量を抑制するため県内各地を訪れ、地球温暖化防止啓発活動を行い、日常生活における省エネエコライフを呼びかけるもので、28日まで諫早、佐世保、平戸市や時津、長与町を巡回して各地区の住民らと意見を交わし、地球温暖化防止活動に対する意見を拾い上げる。

 小浜町のスーパー大門では、オレンジ色のジャンパーを着たキャラバン隊長の?田尚武(ひさたけ)・県未来環境推進課長や県委嘱ボランティアである島原半島内の県地球温暖化防止活動推進委員など約20人がチラシなどを配って道行く人に節水や節電など家庭でできる身近な省エネ活動をPR。

 続いて雲仙市や県、長崎大の官学連携による教育研究活動プログラム「雲仙Eキャンレッジプログラム」の拠点施設「雲仙Eキャンレッジ交流センター」(小浜バスターミナル2階)で意見交換会があり、街頭キャンペーン参加者ら約35人が地球温暖化防止活動の推進について意見交換。

 参加者からは「取り組みのPR不足」などと県の取り組みに改善を求める意見とともに、「行政に頼るのではなく、やる気のある人が取り組み、住民主体でリードしてゆくべき」、「省エネ活動に二の足を踏む個々人の思いを後押しして行動に移してあげることが必要」などと住民・個人レベルでの意識高揚を求める声があがっていた。

 他に県地球温暖化防止活動推進センターの川口孝範理事による講演会「温暖化防止は我が家から」もあった。

[2009/1/28:島原新聞]

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買い物は地元の店で…雲仙ゆめみらい商品券を発行

 雲仙市は緊急経済対策として「雲仙ゆめみらい商品券」を発行し消費者の購買意欲を刺激するとともに、市内での消費を促して商工業者の活性化と振興を図る方針を打ち出した。平成20年度一般会計補正予算案として約1億3800万円を23日開会予定の市議会臨時議会に上程する。

 商品券は500円券12枚つづり(6千円分)で、5千円で販売し、市内の商品券取扱店に登録した店舗などで利用できる。2万セット(総額1億2千万円分)を総額1億円で販売し、差額の2千万円は市が助成する。発売は4月上旬を予定しており、使用期限は8月31日。

[2009/1/22:島原新聞]

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巨大門松が今年も登場…「清福招来」橘神社

 雲仙市千々石町の橘神社の大鳥居前に今年も巨大門松が登場。地元の大門松づくり実行委員会が「清福招来」を祈念して手づくりで制作し、モウソウ竹を使い、松や梅などを飾りつけて完成させたもので、高さは12.5メートル。

 「21世紀を迎えるには世界一の大門松で祝おう」と、2000年から毎年制作し続けており、当時の高さ9.866メートルのものは2001年6月にギネス世界記録に認定されている。

 巨大門松は1月24日まで設置予定で、夜にはライトアップされる。

[2008/12/27:島原新聞]

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豊かな温泉の恵みに…雲仙・割り箸も清めて感謝

 雲仙温泉街の旧八幡地獄で15日、(社)雲仙温泉観光協会(石田直生会長)は「雲仙温泉感謝祭」を行い、旅館や観光協会、市商工会、市や県、警察や消防、学校など関係者約100人が出席し、豊かな温泉の恵みなどに感謝した。

 同地獄の大岩に祀られた湯神「少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)」が「温泉の源」をつくり雲仙の繁栄を築いたことに畏敬の念を込めて毎年この日に実施され、地元住民らが「温泉」と「水」、「雲仙の自然の恵み」に対する感謝と敬愛の念から続けられている古式豊かな行事。

 山々の木々に巣くう害虫を焼き払い、振り落とす意味を込めて雲仙を美しくする会の七條健会長ら4人によりかがり火がつけられ、「お払い太鼓」が打ち鳴らされたあと、雲仙温泉神社の廣瀬和一郎宮司による神事がとり行われ、石田会長らが大岩の下から湧き出る温泉をひしゃくで汲み取り、神前に備えて自然の恵みへの感謝を捧げた。

 また、雲仙を訪れた観光客に感謝する意味を込めて割り箸を清めて焚き上げたほか、青年らがみこしを担いで温泉街に繰り出した。

[2008/12/16:島原新聞]

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国見中(女子)が初優勝…伊達杯ソフトテニス大会

 第19回伊達杯九州中学校ソフトテニス選抜大会が6、7の両日、遊学の里くにみテニスコートなどで行われた。

 九州各県の強豪校101チーム(男子62、女子39)が参加して熱戦を繰り広げた結果、男子Aグループは橘中Aが二連覇、女子Aグループは長田中Aが六度目の優勝。島原半島勢では女子Bグループで国見中Bが初優勝に輝いた。成績は次の通り。

△男子Aグループ=1.橘中A 2.国見中A 3.吾妻中A、大村中A
△同Bグループ=1.諫早中B 2.橘中B 3.諫早中C、喜々津中B
△女子Aグループ=1.長田中A 2.深江中A 3.郡中A、布津中A
△同Bグループ=1.国見中B 2.玖島中B 3.郡中B、江北中

[2008/12/11:島原新聞]

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「雲仙ブランド」勢ぞろい…優良食材の地産地消PR

 地元の優良な農畜産物や水産加工品などを「雲仙ブランド」として認定する独自の取り組みを展開する雲仙市は10日、雲仙のホテル東洋館で「雲仙ブランド冬の大試食会」を開き、旅館や観光関係者、婦人会、生産者、市議会、マスコミ関係者など約120人が地元優良産品を使った料理を堪能した。

 雲仙ブランドは平成19年度からの取り組みで、市のイメージアップを図るものや品質良好などの面から厳正な審査を経て現在15団体の27品が認定を受けており、認定品の地産地消と利用促進を目的に試食会を初めて実施した。

 会場には、「雲仙ブリ」や「八斗木白葱」、「瑞穂牡蠣」、「雲仙こぶ高菜」、「雲仙ふぐ」など旬を迎えた認定品をふんだんにつかった鰤大根や鰤霙(みぞれ)焼き、牡蠣和風グラタン、ふぐさし、ふぐ唐揚げ、八斗木白葱田楽、こぶ高菜漬けオニギリなど10品と「雲仙茶」がずらり。雲仙スカイホテル料理長で雲仙・小浜調理師会長の元村和彦さんらが調理したもので、出席者らは素材そのものの旨さや食材の持ち味を活かした料理にしきりに舌鼓を打ちながら、生産者による取り組み紹介に聞き入った。

 認定されると専用ロゴマークを使った販売が可能になり、同市観光物産まちづくり推進本部によると、認定品の付加価値アップも明確に見られるという。今後、認定品数を増やし地元での利用促進を図り、関東や関西など都会への販売戦略も練ることにしている。

[2008/12/11:島原新聞]

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「濠」が廻らされていた…守山大塚古墳発掘調査

 古墳時代初期の四世紀に築造されたとされる雲仙市吾妻町の県内最大級の前方後円墳「守山大塚古墳」に、「濠(ほり)」が廻らされていた! 市道拡幅工事に伴い先月、発掘(試掘)調査を実施した同市教育委員会が11日(火)、報道陣対象の説明会を開き、発表した。

 日本の古代史のなかで、古墳時代ほど不思議な時代はない。「一部の有力な学者とその学閥に支えられた高塚古墳の畿内発生説」が金科玉条的に信じ込まれ、こんにちに至るまで揺らいだことがないからだ。したがって畿内から遠く離れた九州、肥前地方で発見されたそれは、いかに畿内の影響を受けたかの説明で終始しているし、たとえ弥生時代との連続性があると見られる遺跡(古墳)でも、それが古墳時代前~中期と、勇気を持って比定する発掘担当者は皆無に等しい。

 そんな中、雲仙市吾妻町の「守山大塚古墳」は異例の存在だ。全長約70メートルほどもあるその規模が県内最大級であるばかりか、築造年代が古墳時代初期の四世紀と、ほぼ確定しているからだ。

 発見したのは、いま映画『まぼろしの邪馬台国』で話題に上がっている宮?康平・和子夫妻。「肥後の装飾古墳が畿内の影響を受けることなく九州で発生・発達し(た事実や)、(高塚古墳と)同じ内容の埋葬形式による弥生時代の墳墓は九州に発生した(ことを)と認めながら、突如として高塚古墳の発生のみを畿内におく」日本考古学会の偏見を指摘し、「かくなる上は自分で - 」と盲目の宮崎氏が妻とともに「かねて見当をつけていた」大塚古墳に出掛け、それと確認したものだった。

 その後、正式な調査が実施され、昭和41年には古田正隆氏らの調査によって隣接する円墳と周辺の遺跡から弥生時代末期の遺物等々が出土。平成2年、県教育委員会が測量調査を実施した際にも、4世紀の土器も見つかり、同古墳が初期のものであることが判明した。

 今回の調査の最大の収穫は、築造時の「葺石(ふきいし)」と見られる礫群(れきぐん)と、古墳周囲に廻らされていた「周溝(しゅうこう)」と考えられる深い落ち込みの跡の発見だ。葺石は、墳墓の盛り土の崩壊を防ぐため周囲の土手に石を張り詰めるもので、遺跡に近い試掘抗で1メートル余の深さに。数メートル離れたところでは深さ1.9メートルの部分で、いずれも崩れた礫群を確認。周溝の幅や大きさ等については(試掘の範囲が限られるため)確認までに至らなかった。

 「周溝」は畿内に現存する大型前方後円墳の「濠」に相当すると見られ、宮?康平氏は、「弥生時代の地下式墳墓から方形周溝墓へ、そして前方後円墳や円墳などの高塚古墳へと移行する」と、弥生時代との連続性の中で説明している(『まぼろしの邪馬台国』314ページ)。

 また、円筒埴輪の前段階である壷型埴輪(朝顔形埴輪)の祖形、壷形土器も(土器片が)出土。11日、報道陣に公開された。

 この日、発掘を担当した同市教育委員会の辻田直人氏(主査)と埋蔵文化財整理担当職員・小野綾夏さんが現地を案内。辻田氏は一連の発掘状況を説明したあと、「前方後円墳の周溝が埋没した八世紀ごろ」の"井"の字が記された墨書土器を示し、「守山大塚古墳近辺に当時、郡衙(ぐんが)にかかわる遺跡が存在したことが窺われる。(大塚古墳)被葬者の末裔が奈良時代、郡衙にかかる遺跡を築いていったと想像される」と、その後の連続する歴史についても言及した。

 「なお、一般市民対象の現地説明会が今月16日(日)午後1時半から開かれる(午後1時から受け付け)。駐車場は鶴田小学校体育館横。参加費無料。少雨決行。

[2008/11/12:島原新聞]

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花籠部屋の行司・木村さん…盛大に十両格昇進祝賀会、雲仙市章の装束で全国に

 雲仙市吾妻町川床地区出身で大相撲・花籠部屋の行司「木村誠二」=本名・川原誠さん=が来年1月の初場所から十両格に昇進することが決まり、併せて「木村光之助」を襲名することになり、2日に同市瑞穂町の森田屋で祝賀会が開かれ、郷土出身行司の栄誉を盛大に祝福した。

 悟さん・美枝子さんの3人きょうだいの長男として生まれた誠さんは平成3年3月に吾妻中を卒業後すぐに花籠部屋に入門して研さんを積み、平成11年から幕下格の行司を務めていたもので、このほど開かれた日本相撲協会の理事会において昇格が決定。今後、土俵での裁きのほかアナウンスの役割も担う。

 新調した装束には市の許可を得てUの文字をかたどった市章が散りばめられており、大相撲のテレビ中継を通じて市出身者であることと雲仙市を全国にPR。さっそく袖を通して出席者にお披露目した川原さんは出席者に感謝を述べ、「市章に彩られた装束を光栄に思い、市内の方々の応援をありがたく思い、十両格の地位に恥じないよう頑張りたい」と、思いをあらたに。

 祝賀会には師匠の花籠忠明さんや、同市瑞穂町西郷出身で花籠部屋力士の若肥前(本名・酒井兼敏さん)をはじめ、地元応援者や同級生など約340人が出席し、鏡開きなどをして盛大に祝福。

 世話人代表の浦川康二さんが略歴などを紹介したあと「一心不乱に精進された成果だと心から喜びたい。市章の装束は市出身であること市の名前を全国に広めてくれるはず」、奥村市長は「努力の成果である昇格は市にとって朗報であり、郷土出身の一員としてさらなる精進を - 」と祝福し、花籠親方は「行事ひと筋17年。市を誇りに思っており、今後もさらなるご支援をお願いしたい」などと感謝を述べていた。


[2008/11/5:島原新聞]

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独自のエコ活動を地域へ…国見高オリジナルマイバッグ、1000個制作して配布

 国見高(青木英明校長)の学校所在の旧部落名にちなんだ文化祭「第42回星原(ほしわら)祭」が10月31日に行われ、レジ袋の代わりに買い物時に使ってもらうオリジナルのマイバッグが登場した。学校ぐるみで省エネ活動「E‐COST」に取り組む同校が独自のエコロジー活動の一環として、地域住民らに配布し、地域への普及を図る。

 青、緑、ピンクの3色のナイロン製バッグは縦35センチ、横30センチで、交通安全に配慮した反射材で「KuNiMi」の文字やサッカーボールと地球を組み合わせたイラストをプリント。3年でサッカー部員の木下昴士郎君が「国見から環境活動を発信しよう」と、「Ku=工夫して」、「Ni=人間(仲間)が増えて」、「Mi=(省エネ活動が)未来につながるように」と願いを込めてデザインした。

 バッグは1千個制作し、全生徒と教職員に配布したほか、文化祭ではスタンプラリーを行い、サッカーの選手数にちなんで11個スタンプを集めた住民にもプレゼント。11月の独自の「環境週間」中または12月上旬に、近隣のスーパー3店舗で生徒らが「エコ活動署名」運動を展開し、家庭での電気使用量を削減するなど身近な地球温暖化防止活動に取り組むことを誓った市民先着300人にバッグを無料で配布する。

 一連の活動は、環境問題に関する県民のステップアップ運動を県が採択する平成20年度「+(プラス)エコ運動」の地域モデル事業(10事業)に選ばれており、E‐COSTの中心メンバー「環境づくり事務局」の生徒11人や教職員が中心となり、「エコを進めるみんなの手 手に手にバッグ マイバッグ」と命名して取り組み、学校のみならず地域への波及も図る。

 署名活動などを展開する環境づくり事務局で2年の横田真央さんと中島汐理さんは「マイバッグを通じて活動を地域に広げてゆきたい」と語った。

[2008/11/1:島原新聞]

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島商と国見がベスト4…全国高校サッカー県大会

 第87回全国高校サッカー選手権大会の県大会が始まり、4日目26日は準々決勝4試合が雲仙市の国見総合運動公園多目的芝生広場などで行われ、島原商や国見などがベスト4進出を果たした。

 18日開幕した今大会には24チームが出場。連覇を狙う昨年の覇者・島原商は今大会2日目の25日から登場し大村に3 - 1、続く準々決勝も長崎工に5 - 1と圧勝し勢いに乗る。

 一方、連覇が昨年途絶えリベンジに燃える国見は25日の初戦で瓊浦を3 - 0、準々決勝は波佐見を2 - 0で退け、ともにベスト4進出を決めた。

 準決勝は11月3日、諫早市の県立総合運動公園陸上競技場で行われる。第1試合は海星 - 島原商で正午、第2試合は国見 - 長崎日大で午後2時キックオフ。

[2008/10/28:島原新聞]

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日本の教育現場を視察…米国の教員が国見中訪問

 アメリカの各州から選抜された初等・中等教育機関の教員ら16人が20日から雲仙市を訪れて教育現場の視察などを行っている。23日は国見中を訪れ、書道などの授業を通じて生徒らと交流を図った。

 戦後に始まったフルブライト交流計画の創立50周年を記念して1996年4月に当時のクリントン大統領と橋本首相との首脳会談において日米の人的交流の促進と友好、相互理解を深めることを目的とした「日本フルブライトメモリアル基金」(JFMF)が設立されたのちに始まった教員招へいプログラム。

 プログラムでは教育制度や政治、経済、文化などについて学び、帰国後は日本での体験を自らの教育に活かすなどフィードバックする。年間320~600人を招へいし、2007年までに通算6千人以上が参加したそうで、今回は計160人が来日し、10か所に分かれて各種プログラムに参加。14~30日の15日間の日程のうち20~27日の7日間を同市で過ごすことになっており、20日には教育長表敬訪問や市内視察を行い、22日には愛野小、22日には小浜高を訪問し、25、26日には市内外在住の教員宅へのホームステイにも取り組む。

 この日、午前9時前から国見中を訪れたアメリカ人教員らは生徒らによる太鼓の演奏や剣道の披露などで歓迎を受けたあと、授業見学や書道体験などに取り組み、英語で話しかけるなどコミュニケーションを図ったり一緒に写真におさまったりして交流を図る生徒たち。

 アリゾナ州で小学校高学年の教育や新任教員の指導にあたるダニエル・エルブさんは「生徒たちは才能が豊かで自ら動くという姿勢があり、学校教育がすばらしい成果をあげていると感じた。また敬意を払ってくれるとともにフレンドリーであり、その姿勢が心に響いた」と好印象。自国では人間性を高めるための道徳の一環で読書の指導を行っているそうで、「日本で見聞きしたことを心の成長に役立てたい。何より生徒たちの姿が生きた教材になるはず」と話していた。

[2008/10/24:島原新聞]

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『交流センター』を開所…学生たちが体験学習・研究、雲仙Eキャンレッジ推進協

 長崎大環境学部、県環境部、雲仙市の3者が相互連携を図り持続可能な開発のための地域活動の推進などを目的にした「雲仙Eキャンレッジ推進協議会」は3日、雲仙市小浜町の小浜バスターミナル2階に拠点施設となる「雲仙Eキャンレッジ交流センター」を開所した。今後、学生らの教育・研究の場や学生と市民らの交流の場などとして活用する。

 「Eキャンレッジ」とは環境に配慮した研究などの場や村を意味する「エコキャンパス」と「エコビレッジ」からなる造語。官学3者は同市における環境教育や環境政策の研究・充実を図るために平成19年4月に協定書を締結後、学部長や県部長、市長など3者の代表ら7人の委員で構成する同推進協議会を設置。同年5月から学生向け講義や環境に関する交流会や協議を重ね、同年6月には市愛野町の圃場で学生が農業体験に取り組むなど、環境教育の意義の啓発や環境施策の推進、学生のフィールドワークの場としての活用などを図ってきた。

 市によると、若者との交流によるまちの活性化を模索していたところ、県などとマッチングし3者の連携にいたったという。今後、夏休みなどに学生が市を訪れて植物など各種調査やゴミ問題など環境に関する研究に取り組む際に拠点として活用するほか、市民との交流の場としても利用する予定。長崎大の谷山紘太朗理事は「学生には体験学習の場が必要であり、雲仙市でさまざまな研究や活動に取り組んでほしい。また若い学生が活動することで地域にも何らかの好影響を与えるはず」と期待を込めた。

 バスターミナル2階の4室を同センターとして活用。3者関係者や学生ら約35人が出席した開所式で、奥村市長、県環境部の中村保高部長、長崎大環境科学部の武政剛弘部長が「学生の体験学習の拠点として、市民の方と協力して取り組む活動の拠点として活用し、環境情報の発信基地になることを願いたい」などと述べ祝福し、岡山市京山地区ESD推進協議会の池田満之会長が「持続可能な社会づくりのための地域教育活動の実例」と題して記念講演会も行った。

 なお一般向け開所記念講座を25日に同センターで開催する。▽「環境への接し方~金子みすゞの詩から学ぶ~」佐久間正・長崎大環境科学部教授(午前10時~11時45分)▽「高齢者の転倒防止~いつまでも元気で過ごすコツ~」松坂誠應・同大医学部保健学科長(午後1時~2時15分)▽「雲仙火山の地震活動」馬越孝道・同大環境科学部准教授(午後2時半~3時45分) - の3部構成で、参加費無料。問い合わせは市市民生活部環境政策課(TEL:0957-38-3111)、長崎大環境学部総務係(TEL:095-819-2713)へ。

[2008/10/07:島原新聞]

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『みんなで語ろう 棚田の未来』…第14回全国棚田(千枚田)サミット

 全国各地の棚田を有する自治体関係者や保全活動団体などが集い、棚田の保全や地域活性化について考えを深める第14回「全国棚田(千枚田)サミット」(主催=全国棚田(千枚田)連絡協議会、主管=同サミット実行委員会)が10月16~18日、雲仙、長崎両市で開催される。平成7年に高知県梼原町で開催されて以降、棚田を有する佐賀や長野、三重県などで開催され、本県では初開催。約1500人が参加予定。

 サミットは棚田保全に取り組む団体や個人が集まり、環境保全や生産の場としての水田、文化遺産としての棚田保全の意義や必要性をお互いに理解し合い、都市住民など多くの国民の理解と合意を得て本格的な中山間地域の活性化につなげることが目的。棚田を次代に引き継ぎコメづくりや環境保全など将来について大いに話し合おうと願いを込め、「みんなで語ろう、棚田の未来」をテーマに設定した。

 今回のサミットでは、平成11年に農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれた長崎市外海地区の大中尾棚田(8ヘクタール、約450枚)と雲仙市千々石町岳地区の清水棚田(33ヘクタール、約700枚)の2か所が見学会場に。双方とも「岳棚田プロジェクト21」などと組合や団体を組織し、棚田の保全活動や棚田米の生産向上、地域活性化に務めているほか、大中尾では案山子コンテストや棚田オーナー制度、清水では岳棚田収穫感謝祭や児童の棚田体験事業などの地域イベントも開催されている。

 16日は午後1時から長崎市の県立総合体育館で開会式があり、東京農工大学の千賀裕太郎教授が「みんなで語ろう、棚田の未来」と題して講演し、大中尾棚田の見学会などが行われる。17、18両日は雲仙市が主会場になり、17日午前10時から千々石町の清水棚田見学会、午後2時から市内各会場で5つの分科会が開かれ、午後6時から雲仙メモリアルホールで全体交流会へ。18日は午前9時半から同ホールで千々石二小の児童による事例発表や分科会の発表があり、共同宣言の採択などを経て閉幕する。

 9月17日には長崎市の県立図書館で同サミット実行委員会(会長=奥村雲仙市長)の第4回委員会が開かれ詰めの協議が行われたほか、棚田現地見学会で出される地元の食材をふんだんに使った昼食の弁当の試食会もあった。弁当はサミット2日目の清水棚田見学会で参加者にふるまわれ、このほかガネ汁など地元料理でもてなすことになっている。

 分科会や現地見学会など宿泊を伴わないイベントの一般参加者も随時募集しており、事務局の雲仙市観光物産まちづくり推進本部(TEL:0957-38-3111)へ。

[2008/09/20:島原新聞]

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上智大のソフィア祭でPR…雲仙産「ロマンスポテト」、聖地で愛と勇気のエネルギー

 11月1~3日開催の上智大学(東京都)の学園祭「ソフィア祭」で雲仙市愛野町特産のジャガイモを「ロマンスポテト」と銘打って販売する学生ら3人が16日、奥村市長を表敬訪問した。島鉄愛野駅が日本ロマンチスト協会の本部になるなど「ロマンチストの聖地」である同市の協力を得て、都会で"愛のポテト"をPRする。

 同協会が語呂合わせから6月19日を「ロマンチックの日」に制定し、今年この日に愛野町で「ジャガイモ畑の中心で愛を叫ぶ」を初めて開催。若者らの愛の告白などその勇姿をテレビ放送や新聞記事で知った学生が感動し、「ロマンチストの学生が増えることで充実したキャンパスライフを送ってもらえたら」と、サークル活動の一環で企画した。

 この日、同大経営部3年の岩村真さんや経済部1年で出店リーダーの勝野梢太さんと同協会関係者が市役所を訪れ、思い入れを訴え企画内容をプレゼンテーション。奥村市長は「心強い提案であり、ジャガイモを使った地域限定商品のアイデアなど若い方の意見もいただきたい」と述べ、「聖地・雲仙のロマンスポテトを若い学生にお洒落にPRしてもらい、ぜひ成功させてほしい」とエールをおくり、かごに盛った「ロマンスポテト」をプレゼント。

 「聖地で愛と勇気のエネルギーを得た。インパクト大のロマンスポテトはウケるはず」と思いを強くする学生たち。ソフィア祭では「ロマンス色」のピンク色の店構えの「すいも甘いも」を出店し、焼き芋と焼きジャガを売り出すことにしており、市はジャガイモやジャガ畑の土などを提供しバックアップする。

 同市観光物産まちづくり推進本部によると、東京での市特産品のPRは県東京事務所を通じた県産品販売の機会ぐらいしかないという。同協会では男女間のロマンスの大切さを呼びかけるとともに、これを第1弾として「ロマンスポテト」の販売を広く推奨してゆく計画。

[2008/09/14:島原新聞]

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いつでも、誰でも、気軽に…子育て広場「ぽっかぽか」、やまぼうしの会が月4回

 3日、雲仙市瑞穂町公民館の一室に乳幼児らを連れた母親らが集い、手づくりのおもちゃなどで思い思いに遊ぶ姿があった。市内の公民館や福祉センターなどで月4回開かれている子育て広場「ぽっかぽか」。各種ボランティア経験者など市内の主婦ら7人でつくる「~わらべを囲む人の輪~やまぼうしの会」が「もう一つのおうちみたいな感覚で気軽に集い、お母さんと子どもが遊びを通じて向き合い、母親同士の友達づくりの場にもなれば」と願い、各町の協力者の支援を受けて開いている。

 市健康づくり課が行う「赤ちゃん健康相談」の時に開設されており、会場にマットが敷かれ市販のおもちゃのほか牛乳パックを再利用した手づくりおもちゃなどが並ぶと「ぽっかぽか」に様変わり。利用者は午前10時から午後3時まで自由に来て自由に帰ることができ、1回目の利用時に登録料と保険料として300円を払えば会員証が発行され、あとはずっと無料で参加できる。

 同会代表の桑田久美子さんは自身が子育てしているときに「こんな場があればいいな」と思っていたそうで、「子育てはマニュアルどおりにはいかないし、ママ同士や子育て経験者と接すればヒントを得たり悩みの解決につながる。少しでもお母さん方の手助けができれば-」と思い活動を始めた。会の名称には市の木ヤマボウシを冠し、「小さな花が広がってゆくように子育てを通じて人の輪も広がってゆくように」と願いを込めた。

 「ぽっかぽか」は「ノープログラム」。準備されたおもちゃを使ってどうやって遊ぶかは母子の自由であり、「遊びのなかでお母さんがお子さんとじっくり向き合ってもらえれば」と桑田さん。この日、瑞穂町の中峯聡子さんは長女の佳乃ちゃんと一緒に初めて利用し、「子ども同士も友達ができて、おもちゃも多くて子どもにとって新鮮な場所。ママ友達とも出会えるかも」と感想。手づくりおもちゃで遊ぶ子どもを見守りながら「こうやって遊べばいいんだ。これなら自宅でもできるかも」とヒントも得ていた。

 同会の事業はこのほど本年度市民提案事業に採択され、市からの補助金約150万円はおもちゃ購入や子育て講演会など各種事業に有効活用する。次年度以降は自ら資金を生み出す考えであり、将来は拠点施設を設置して週4回程度「いつでも誰でも気軽に集い遊べる場」づくりを目指す。

 「ぽっかぽか」は今年7月からスタートし、8月までの計8回で延べ176人が利用した。9月中の会場は南串山保健福祉センター(4日)、千々石保健センター(10日)、国見農村環境改善センター(11日)。利用は市外在住者もOK。12月にはイベントも企画している。

[2008/09/06:島原新聞]

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「県のだんだん畑十選」に…南串山と加津佐の三地区

 県農林部は1日、「長崎県のだんだん畑十選」に認定した12地区を発表。島原半島関係では雲仙市南串山町の辺木・小竹木(へぎ・こたけぎ)地区と椎木川(しいのきがわ)地区、南島原市加津佐町の津波見(つばみ)地区の3地区が選ばれた。

 同十選は、先人たちが多大な苦労の上で切り開いた田畑などが農村景観の形成や伝統文化の継承など歴史的文化遺産としての価値を有するなど、その価値が再認識されているなか、県民に中山間地域の畑作地区に対する理解を深めてもらい、「農地・農業用施設の適切な維持管理」や「都市と農村の交流」によるいきいきとした地域づくりを推進することを目的とし、県内において活発な地域活動が期待できる優れた中山間地域の畑作地区を選んだもの。

 認定式が10日に大村市民会館で行われる。半島関係の3地区の概要は次の通り。

 △辺木・小竹木=総面積31.4ヘクタール、ほ場枚数約800枚。山の山頂まで続く急傾斜の坂道に耕作された雄大な農地が並ぶ自然の風景が優れ、JA青年部による郵パックの産地直送が実践されており、今後の地域活性化に向けた取り組みが期待される。

 △椎木川=総面積7.8ヘクタール、ほ場枚数約200枚。橘湾や山肌の緑と耕作された雄大な農地が広がる。認定農業者やエコファーマーなどの地域の担い手が多く、地域活性化のさらなる発展が期待される。

 △津波見=総面積20ヘクタール、ほ場枚数約500枚。天草灘の海原や山肌の緑とだんだん畑を一望できる風景が優れている。校区内の小学生や修学旅行生の農業体験の受け入れが行われており、民泊を中心としたグリーンツーリズムの計画を行うなど今後の地域活性化が期待される。

[2008/09/04:島原新聞]

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子ども棚田サミット交流会…宮崎県日南市の小学生と、千々石少年自然の家などで

 今秋に雲仙、長崎両市で開催される第14回棚田(千枚田)サミットを前に両市と宮崎県の小学校3校の児童約40人が交流を図る「子ども棚田サミット交流会」が21日、雲仙市千々石町の県立千々石少年自然の家を主会場に始まった。22日まで千々石町の清水棚田の見学や農家の話を聞くなど棚田について理解を深める。

 21日は、公式テーマソング「棚田へ行こう」をサミット当日に披露することになっている千々石中の全生徒221人が練習に励んだ。指導したのは宮崎県日南市の園児と小学生17人でつくるコーラスグループ「シングアウトキッズ」。

 「棚田へ行こう」は同グループの子どもらが作詞したオリジナル曲で、♪晴れた日には棚田へ行こう じいちゃんの軽トラに乗って♪などと棚田のどかな風景と魅力を盛り込み、棚田を守ってゆこうと呼びかける、同グループにとって思い入れのある曲。一昨年、日南市で開かれた第12回サミットで披露して以来、公式テーマソングになっている。

 この日はリーダーで日南市立酒谷小6年の鈴木里奈さんらが千々石中を訪れ、体育館で実際に歌とダンスを披露したあと、中学生も一緒に練習した。10月16~18日開催のサミット期間中に17日の千々石町での現地見学会でテーマソングがお披露目される予定で、同中では練習を重ねてのぞむことに。

 サミットには約1500人が参加予定。棚田の現地見学会も盛り込まれており、見学会場となる同市千々石町岳地区の清水棚田はいま青々とした稲穂に覆われている。33ヘクタールに700枚の棚田が作られ、約50戸の農家がコメづくりに取り組んでおり、平成11年には「日本の棚田百選」に認定され、農家による保全活動や収穫感謝祭などが続けられている。

[2008/08/22:島原新聞]

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夏休み最高の思い出に…盛況!!はだしで遊ぼう雲仙

 雲仙市の雲仙ゴルフ場を無料開放し各種遊びを楽しんでもらう「はだしで遊ぼう雲仙」が20日に行われ、多くの家族連れが訪れて靴を脱いでサッカーや凧揚げなどをしながら芝生の心地よさを味わった。

 夏場の平均気温が22度という涼しい雲仙で、自然に親しむ運動の一環として、ふだん子どもらが入る機会のないゴルフ場を開放し、広々とした芝生の上で遊んでもらい、草木のにおいや風などを肌で感じてもらうことで、自然に対する理解や自然保護・美化意識を養ってもらおうと、同実行委員会(石田直生会長)が主催し、今年で27回目。

 会場は見渡す限りグリーン一色。心地よい風が吹くなか、靴を脱いではだしになった子どもらは国見高サッカー部とボール遊びをしたり、「ふれあい動物園」で動物とふれあったり、ブーメランづくりを楽しんだりしたほか、雲仙市の特産品やかき氷などの出店もあった。

 午前11時からあった開会式では雲仙市瑞穂町の瑞宝太鼓や小浜中吹奏楽部が演奏を繰り広げて盛り上げ、石田会長は「思いっきり芝生の上で遊びまわってもらい、有意義な1日を過ごしていただきたい」とあいさつし、奥村市長は「涼しい雲仙で夏休み最高の思い出をつくってほしい」などと呼びかけた。

 なお今年は初めて第13回県ジャンボかぼちゃ大会も同じ会場で開催し、PRを図ったもの。また島原半島3市が一体となってジオパークの?国内初認定?を目指すことにちなんで島原半島ジオパーク推進協議会も、このほど見つかった「泥火山」などを見学する「雲仙地獄ジオツアー」を実施してPRを図った。

[2008/08/21:島原新聞]

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地元の風土や協力に感謝…15年続く『国際ワークキャンプ』、茶道や精霊流しなども体験

 韓国やドイツ、イタリアなど国内外の大学生など13人が4日から雲仙市国見町を訪れ、地元の子どもや住民とふれあっている。旧国見町時代から15年連続で実施されている「国際ワークキャンプIN KUNIMI」。夏の風物詩として定着している。

 日本や東アジアで国際ワークキャンプを展開するNPO法人NICE(Never - Ending International WorkCampus Exchange)の事業で、雲仙市社会福祉協議会が主催。今夏は同市を含め約50か所で実施されているという。NICE職員の沖野道子さんによると、同町は地元の受け入れ体制が整い、国際交流に対する積極的姿勢があり、1度参加した学生が再びキャンプ地に選ぶこともあるそうで、これほど長く継続実施されるのは珍しいという。

 韓国の明知(ミュンジー)大学3年のホン・ソンジンさんは視野を広げ日本の文化や日本語を学ぶとともに「異国の地方に魅力を感じた」と同町でのキャンプを選んだ。「穏やかな風景と親切な人柄を備えたピースフルなまち」と好印象をもち、「キャンプを通じて、そういった温かい心を学びたいですね」とほほ笑んだ。

 6、7日は同町総合福祉センターで、各種活動を通じてボランティア精神を育む「ボランティア少年少女探偵団」の国見中3年の安部朝美さんら地元の小中学生など9人との交流会があった。

 はじめは緊張した子どもらは自己紹介をし、学生から「ダンケ(ありがとう)」などのドイツ語やイタリア語、イスラエル語などを学んだあと、高さ約2メートルの六角形提灯づくりに挑戦。日本語や外国語を交えて徐々に打ち解けながら、灯ろうの部品となる長さ2メートル・幅80センチの和紙に好きな絵を描くなど一緒に取り組んでいた。

 学生らは同センターに宿泊したり同町内の家庭にホームステイしたりしながら17日まで滞在。茶道などの日本文化に親しみ、福祉体験や同町神代小路の清掃、精霊船の制作や精霊流しなども体験する。

[2008/08/08:島原新聞]

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魅力ある歴史をいかし…雲仙と大浦が「フレンドリーシップ」提携、友好を深めて観光振興

 約100~150年前に外国人の避暑地や居留地として親しまれるなど歴史的に関係の深い雲仙市の雲仙温泉街と長崎市の大浦地区が2日、フレンドリーシップ提携を結び、友好関係を深め、魅力ある歴史をいかした観光振興を図ることを誓った。

 安政5年(1858年)に江戸幕府がイギリスなど五カ国と修好通商条約を結び自由貿易港として開港した長崎の外国人の商業活動などの拠点となる居留地が造成された大浦地区では、その歴史をいかしたイベント長崎居留地まつりを12年前から開催。同じく雲仙でも
100~120年前に外国人避暑地としてにぎわった歴史にスポットライトを当てるイベント「ルネッサンスUNZEN」を開催していることから、その担当者の酒井真二さんが今年3月に長崎居留地まつり実行委員会の桐野耕一会長と出会い意気投合し、双方の友好関係を構築し魅力ある歴史を観光資源として全国にPRすることで双方の活性化を図ろうと、結んだもの。

 2004年の開催から5年目を迎えた夏のイベント「ルネッサンスUNZEN2008『ハイカラさんの街フェスタ』」の初日の2日、雲仙お山の情報館別館でフレンドリーシップ提携書の調印式があり、関係者約60人が見守るなか主催者の(社)雲仙観光協会の石田直生会長と桐野会長が協定書にサインをし握手。桐野会長は「まちとまちが手を結ぶ記念すべき日。素晴らしい出会いにより結実した取り組みがさらに広がってゆくことを願いたい」などと述べた。

 両者は今後、双方のイベントへの参加、PR活動などの協力を図る。ルネッサンスUNZEN2008は24日までで、大浦地区の居留地時代の写真展やレトロ衣装のレンタル・写真撮影などが楽しめる。問い合わせは雲仙観光協会(TEL:73-3434)へ。また長崎居留地まつりは9月20、21日に長崎市の東山手や大浦一帯などで開催される(プレイベントは同月13~19日)。

[2008/08/03:島原新聞]

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有明フェリー就航50周年…記念式典さらなる発展を祈念

 昭和33年4月に雲仙市国見町の多比良港~熊本県の長洲港間で有明フェリーの運航を始めた有明海自動車航送船組合(管理者=元重雅博氏)の就航50周年記念式典が28日、国見町文化会館まほろばで盛大に開催され、両県や国、地元市の関係者など約180人が出席し、さらなる発展を祈念した。

 昭和31年9月に両県をはじめ九州中南部の社会的、文化的および経済交流の活性化を目指して一部事務組合として設立し、1年半あまりの準備期間を経て昭和33年4月に有明海を最短距離の14キロで結ぶ運航事業をスタート。

 就航当時はまだ自動車も普及していない時代で、初年度の輸送車両は約2万3千台と少なかったが、その後は「マイカー時代」の到来とともに利用客も伸び、昭和63年度にはピークとなる輸送台数84万5千台を記録。半世紀にわたる利用者は延べ約6600万人にのぼり、車両は延べ約2300万台を輸送した。現在フェリー3隻を運行し、船旅ではエサやりなどカモメとのふれあいも楽しめる。

 式典は、プロとして活躍し、この日「サントリー地域文化賞」を受賞した瑞穂町の勤労障がい者長崎打楽団「瑞宝太鼓」の勇壮なバチさばきで開幕し、関係者による2個のクス玉割りで50周年を祝福するとともに、次の50周年に向け、さらなる発展を祈念。

 元重氏は「半世紀を迎えることができたのは、地元の関係機関のご協力とお客様の多大なるご理解があったからこそ。今日を機にさらなる使命と責務を認識し、安全性、利便性、経済性とともに快適さを追求しながら地元の活性化に尽くし、100年に向け職員一同努めてゆきたい」とあいさつを述べ、来賓の金子原二郎、蒲島郁夫両県知事が祝辞をおくったあと、スクリーンに映し出された映像で50年の歩みを振り返っていた。

[2008/07/30:島原新聞]

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持続的な食と農のあり方…日本大学がフィールドリサーチ、雲仙市を対象に調査・研究

 雲仙市内で7月30日~8月1日、日本大学生物資源科学部の学生が農業現場視察などを通じて研究を深めるフィールドリサーチに取り組む。

 参加するのは生物資源科学部食品経済学科の川手督也准教授の産業社会研究室の2~4年生計21人。同科では経済学や社会学など社会科学的立場から「持続的な食と農のあり方」をテーマとして教育・研究を進めており、同研究室は持続的な農漁業と加工、食文化のあり方を課題として同市の協力のもと平成19年度から同21年度まで市を対象に調査・研究を進めている。

 2年次の必修科目のフィールドリサーチは、研究室ごとに分かれて農山漁村をはじめ食品産業や流通業、外食産業などの現場に出かけて、その実態を調査・分析する実践的な演習。期間中、学生らは小浜町内に宿泊しながら南串山町や守山加工組合、吾妻農産加工組合、雲仙きのこ本舗などを訪れ、まき網漁業や農産加工品などの現場視察や聞き取りを行う。

[2008/07/26:島原新聞]

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福祉施設などで実習…一生懸命!!大学生や専門校生5人、心づかいの「大切さ」も学ぶ

 雲仙市内の福祉施設などで22日から山口県立大学と九州環境医療専門学校の学生5人の実習が始まった。

 実習は社会福祉施設・機関の機能の知識を得るとともに、その職員の役割を体験し、社会福祉職としての自覚や態度を身につけるのが目的。4人は28日まで市社会福祉協議会の各支所や他の福祉施設などで児童福祉や高齢者福祉などの現場を体験する。

 うち小浜町出身で山口県立大社会福祉学部3年の関祥平さんは8月4日まで計10日間の実習に励む。23日は同協議会国見支所のデイサービスセンターで職員の指導のもと利用者の機能訓練の介助に取り組み、足首に1キロの重りをつけて足を上下させる訓練や車イスへの移動介助などに汗を流した。

 時折、利用者にアドバイスを受けながら取り組む関さんは、高齢者にこまめに声をかけてあげることなど細やかな心づかいの重要性も実感。将来は福祉分野の仕事を目指すそうで、「いまの自分にできないことを再確認し、より勉強に力をいれてゆきたい」と話した。

[2008/07/24:島原新聞]

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日本で初めての最高位…『雲仙こぶ高菜』を認定、スローフード国際本部

 雲仙市吾妻町の伝統野菜「雲仙こぶ高菜」がこのほどNPO法人スローフード協会国際本部(イタリア)からスローフードの最高峰「プレシディオ」に日本で唯一認定された。

 こぶ高菜は茎にこぶがあるのが特徴で、5年ほど前から吾妻町内の生産者や守山女性部加工組合(馬場節枝代表理事)などが再生栽培や商品化などに取り組んでおり、2005年に日本で初めて絶滅が危ぐされる伝統的かつ稀少な食材などを守る同協会の「味の箱舟」計画に登録されていた。

 同市などによると、現在、登録食品は世界で734品(うち日本は20品)。そのなかでも世界的に見ても稀少で地域活性化につながってゆくような食材を認定し生産・販売の支援を行うプレシディオの取り組みは同協会の重点事業だという。これまでに西欧やアメリカなど世界で301品が選ばれ、アジアではこぶ高菜が6品目という。

 生産者などでつくる「雲仙市伝統野菜を守り育む会」(岩?政利代表、会員30人)が県などとともにプロジェクトチーム(PT)をつくり認定に向け取り組んできた。代表の岩?さんや青年農業者の一山秀平さんら4人が11日、市役所を訪れて吉田副市長に報告し、岩?さんは「日本第1号に選ばれるとは思わず驚いている。国内や市内にはまだ埋もれているものがあり、これを機に発掘につながってゆけば」と語った。

 認定されると、今年10月にイタリア・トリノで開催される「味のサロン」に無料専用ブースを設けてPRできるなどのメリットがあり、こぶ高菜の漬物などを出品するという。PTの一員でNPO法人スローフードジャパンに関わる料理研究家の黒川陽子氏は「漬物文化は日本独特のものであり、こぶ高菜が発信源になるのでは」などと話した。

[2008/07/13:島原新聞]

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『清水棚田』などを視察…成功を祈念して幹事会一行

 10月16~18日に雲仙、長崎両市で開催される第14回全国棚田(千枚田)サミットを前に、棚田などを有する全国の56市町村などで組織する全国棚田(千枚田)連絡協議会の幹事会メンバーの自治体職員など24人が7月10、11日、両市を視察しサミット成功を祈念した。

 サミットは「みんなで語ろう、棚田の未来」をテーマに、平成11年に「日本の棚田百選」に選定された長崎市の大中尾棚田と雲仙市千々石町の清水棚田などを会場に開催され、約1500人が参加予定。17、18日は雲仙市が会場となり、清水棚田の見学会や分科会などが行なわれ、棚田の保全などについて考えを深めるもの。両市や県などで同サミット実行委員会(会長=奥村市長)を組織し、準備が進められている。

 一行は10日午後、清水棚田や雲仙のメモリアールホールを視察したあと、やまびこ会館での幹事会にのぞみ、雲仙市の金子副市長が「両市の棚田の稲穂が実りを迎える頃に開催されるサミットまで3か月あまり。棚田の魅力をアピールしてゆきたい」と歓迎のあいさつ。サミットで読みあげる共同宣言文の骨子などについて議論したほか、平成21年度会長に奥村市長を選ぶ役員改選も行った。

 また雲仙市役所には横断幕が掲げられ、サミット盛り上げムードに。同市では10日に参加者の募集をスタート。サミット参加費は3500円。他にかかるホテル代などの経費については、同市観光物産まちづくり推進課(TEL:0957-38-3111)へ。

[2008/07/12:島原新聞]

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BDF乗合タクシー発進…環境に優しい観光地目指し

 昨年8月から運行されている雲仙市の雲仙温泉街と仁田峠を結ぶ「仁田峠乗合タクシー」を、食用廃油を再利用したバイオディーゼル燃料(BDF)を使った"BDF乗合タクシー"として走らせることになり、7日に出発式を行った。

 同乗合タクシーを運行する南島原市有家町の平成観光タクシー(宮田弘代表取締役)と、雲仙市瑞穂町などで障がい者の就労支援施設など10施設を運営する南島原市深江町の(福)コスモス会(本田利峰理事長)や(社)雲仙観光協会(石田直生会長)が連携した環境に優しい観光地と地域貢献を目指した取り組み。

 同会施設の利用者らが雲仙温泉街の旅館など13軒を含め雲仙市内の病院など計約20軒を訪問して使用済み天ぷら油を集めて1日に300リットルのBDFを精製し、それを平成観光タクシーが購入してディーゼルエンジンの乗合タクシーのマイクロバス(27人乗り)とジャンボタクシー(9人乗り)の燃料として使い、走行させながらBDFの有効性のデータを得る。

 また施設利用者が旅館などを訪れて食用廃油を集めるなかで健常者とふれあい、障がい者自身の自立促進を図り理解を深めることに。同会のサービス管理責任者の薄田良二さんによれば、BDFは排気ガス中の有害成分の黒煙が軽油の3分の1以下などと環境に負荷を与えないそうで、販売価格は1リットル110円と軽油より安くなっている。

 環境問題をテーマにした洞爺湖サミット初日に合わせて出発式を雲仙お山の情報館前前バス停で行い、雲仙女将の会の10人がマイクロバスに乗り込んで発車オーライ。石田会長は「地球温暖化が問題視されるなか、雲仙温泉としても何らかの努力をしなければならない。BDFを使った乗合タクシーで二酸化炭素削減を図るとともに、今後は旅館やホテルのマイクロバスなどにも利用してほしい」などと述べた。

[2008/07/08:島原新聞]

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サントリー文化賞に輝く…勤労障害者の『瑞宝太鼓』、国内外のイベントで活動

 地域の文化の向上などに貢献したとして、雲仙市瑞穂町の勤労障害者長崎打楽団「瑞宝太鼓」(岩本友広団長・6人)が(財)サントリー文化財団の「サントリー地域文化賞」に輝いた。

 社会と文化に関する国際的、学際的研究の助成と有能な人材育成を行い、日本と世界の学術文化の発展に貢献する目的で1979年に設立された同財団。サントリー地域文化賞は全国各地で展開されている芸術、文学、伝統の保存・継承などの活動を通じ地域の文化向上と活性化に貢献した個人・団体をたたえるもので、毎年5件を顕彰している。

 迫力ある和太鼓の演奏で聴衆を魅了する瑞宝太鼓は、知的障がい者職業訓練施設「長崎能力開発センター」のクラブ活動として87年9月に発足。センター修了後もサークル活動の一環として存続し、練習を重ねてきた。

 4度の海外公演をはじめ国内外のイベントに多数参加し、01年からは太鼓を通して前向きな生き方、自立への道筋を示しプロとしての活動を繰り広げる一方、地元の保育園や小・中学校で和太鼓教室も開催するなど幅広く活動を展開。現在は年間100回を超える公演、講習活動を中心に活躍しており、06年には栄えある「県地域文化章」にも輝いた。

 同楽団を指導する福岡心治朗さんは「発足から丸20年の節目に栄えある賞をいただき光栄。現在はプロとして活動しているが、これまですべての活動に対する評価であり、支えてくださった皆さんへのご褒美だ」と今回の受賞を喜び、「今後さらにバリエーションも増やして頑張っていきたい」と抱負を語った。

 贈呈式は東京で7月28日行われる。

[2008/06/24:島原新聞]

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ジャガイモ畑で「愛」叫ぶ…愛野・ロマンチストの聖地で

 雲仙市愛野町のジャガイモ畑で19日、「ジャガイモ畑の中心でロマンスを叫ぶ」(略して「ジャガチュー」)があり、市内外の約20人が恋人や家族などへの思いを叫んだ。

 自称「ロマンチスト」ら約250人でつくる「日本ロマンチスト協会」が、ロマンチックの語呂合わせからこの日を「ロマンスの日」に制定し、「愛の町」として歴史のある同町を「ロマンチストの聖地」、島鉄の愛野駅を「名誉本部」に選び、同町の特産品ジャガイモにかけて同日制定記念イベントとして初めて実施。市は奥村市長が「本部長」となり、特産品のPRにもなれば - とバックアップ。

 深い霧に包まれた畑に響くのは「ロマンチスト」らの叫び声 - 。この日、市愛野総合支所に婚姻届を提出した横浜市出身で東京都在住の会社員、秋山大志さん・美和さん夫婦は「君のことは一生、俺が守る。愛している」、「この先何百年も仲良しだからね」と誓い合い、キス。「見届け人」ならぬ「見届けジャガ」が見守った。

 参加者には「認定証」や「スィート10ポテト」と名づけたジャガイモなどを贈り、その姿勢をたたえた。同協会ではキスやハグ(抱きしめる)、手をつなぐなど「思い」を伝える6つのアクションを起こすことで末永く続く男女関係の構築を目指しており、今後、そばやモモなどの産地で「そばチュー」や「モモチュー」なども開催したい、としている。

[2008/06/22:島原新聞]

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カタクチイワシを塩漬けした『エタリの塩辛』…「味の箱舟」の認定食品にも

 橘湾沿岸の雲仙市小浜、南串山町に伝わるカタクチイワシ(地方名エタリ)を塩漬けにした「エタリの塩辛」の文化継承や地域活性化を目指す「エタリの塩辛愛好会」(会員36人)の三木直義会長ら4人が19日、市役所を訪れ、奥村市長に事業の報告を行った。

 同塩辛は、両町で代々伝えられてきた保存食品で、"食の世界遺産"と言われる2005年のイタリア・スローフード協会の「味の箱舟」計画の認定食品にもなった。同会は2007年度の市提案型水産業パワーアップ対策事業で市から補助を受け、昨年12月から今年5月までPR事業などに取り組んできた。

 取り組みでは「手ぬぐいポスター」964枚を制作し販売店などでPRに活用してもらっているほか、フリーマガジン「ぷちトラ」2008年春・夏号((有)シアンデザインマネジメント発行)に8ページの特集記事を掲載し、5万部を小浜温泉など市内の旅館・ホテルや佐賀県の有田陶器市で配布し、博多駅などにも設置した。

 また事務局の竹下敦子さんによれば、下関市の水産大学校の協力を得て調べたところ同塩辛には抗酸化物質が多く含まれていることが分かったそうで、8月29、30日に名古屋市の椙山女学園大学である日本調理科学会で竹下さんが発表することに。学会は栄養や食品に関する大学など教育機関や研究機関などの会員で構成されており、「健康面の効果があることもしっかりアピールし、専門家からアドバイスも受けたい」と話した。

 同塩辛は1瓶(150グラム入り)800円で小浜町の富津道の駅(ヤマジョウ)などで販売しているほか、このほど小浜温泉女将の会と連携して刻みニンニクとオリーブオイルで同塩辛を食べやすく加工した「パスタでも食べたいエタリの塩辛ソース」(180グラム入り・860円)を開発し販売。今後は同塩辛を使ったあらたな加工品の開発やホームページ(http://shiokara.tenyo-maru.com/)で販売店などの情報発信に力を入れてゆくという。奥村市長は「10月開催の棚田サミットや他県在住の出身者の方へPRするのもひとつの手。それとともに販路を広げ利益も追求してもらいたい」などと期待を込めた。

[2008/06/21:島原新聞]

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花祭UNZEN始まる…家壇約300点が出迎え

 雲仙市小浜町の雲仙温泉街を花で彩る「花祭UNZEN2008」が27日、始まった。国道57号の沿道には島原半島内の個人や団体が季節の草花などをあしらった木製プランター「家壇(かだん)」約300個が置かれ観光客らを出迎える。

 ツツジやヤマボウシなど雲仙の春を彩る花に着目したイベントで、(社)雲仙観光協会(石田直生会長)が平成12年度から開催し9回目。8月開催の「ルネッサンスUNZEN」のプレイベント「ハイカラさんの街フェスタ」も26日から始まり、クラシカルドレス(レンタル料600円)などを着てもらい、約100年前の避暑地時代の雲仙の雰囲気も味わってもらう。

 花祭のメーンイベントは、観光客らにお気に入りの家壇に投票してもらい優秀作品を表彰する5月11日のエンディングイベントまで。プロガイドと一緒に巡る「ミヤマキリシマバスツアー」(5月9日まで・無料)や「雲仙の花」をテーマにしたデジタル写真コンテスト(6月30日まで)なども開催されるほか、雲仙ビードロ美術館では九州を代表する女流銅板画家、宮部真知子さんの銅版画30点も展示中(5月31日まで・有料)。

 問い合わせは花祭UNZEN実行委員会(TEL:73-2233)へ。

[2008/04/29:島原新聞]

■関連サイト
-雲仙観光協会

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甘~い誘惑で観光客を…『湯せんぺいアイス』など42品を網羅、「スイーツパンフレット」が完成

 ゴールデンウィークを前に、雲仙市内で販売されている洋菓子や和菓子、パンなどのスイーツを調査してきた「市スイーツ調査隊」がパンフレット「unzen sweets」を完成させた。「甘~い誘惑」で観光客を呼び込む。

 観光物産まちづくり推進本部の林田真明係長(39)を「隊長」に若手職員20人が1月の「辞令交付」から3月末まで市民などからの情報をもとに店を訪れ、ひたすら食べ続け、味やデザインなどを調査してきた。パンフレット(カラー刷り38ページ)は縦約18センチ・横約13センチの片手で持てるサイズで、7地区を4エリアに分けて「湯せんぺいアイス」や「太陽卵ぷりん」、「狸山まんじゅう」など42品を網羅しマップで店の位置を示し、写真と文章、イラストで店とお菓子を解説し、観光スポットなども紹介。

 ほかに「夕方限定のピザもあり密かに人気上昇」などと各隊員のお勧めコメントも「雲仙じごくみみ」として盛り込み、同市産の果物や卵、牛乳などスイーツの材料も紹介。

 国見エリア担当隊員で政策企画課の渡辺ゆかりさん(34)は「まずはパンフレットを手にして興味をもってもらい、スイーツをきっかけにしてリピーターになってもらいたいな」と話した。

 「胃袋をつかめばハートもゲットできる」をキャッチフレーズに同市のスイーツの魅力を発信し観光振興を図ろうと、特段の予算措置をせず職員の創意工夫で取り組む「ゼロ予算事業」の一環で実施し、同市観光協議会(会長=奥村市長)がスイーツ購入面などでバックアップ。

 パンフレットは5千部作成し、コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどで配布し、5月1日から31日まで長崎空港で行う同市物産展でも配るほか、市のホームページにも掲載する。

 業務終了後の23日午後6時すぎから吾妻町ふるさと会館であった完成報告会で、奥村市長は「調査ご苦労様。雲仙スイーツのPRに期待したい」とねぎらい、体調管理のためのエクササイズ本とプリンをプレゼントし、「今後もさらに調査を続けて市の奥深さを追求して」と期待を込めた。

[2008/04/25:島原新聞]

■関連サイト
-雲仙市

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1日に100キロリットルを処理…神代にグリーンハット環境センター

 雲仙、島原両市で構成する南高北部環境衛生組合(管理者=奥村雲仙市長)が雲仙市国見町神代に建設していた汚泥再生処理施設「グリーンハット環境センター」が完成し、22日に落成式があった。

 処理区域は国見、瑞穂、吾妻、愛野町と有明町で、対象人口は4万1291人(今年3月末現在)。延べ床面積4630平方メートルの施設は処理棟や管理棟などからなり、し尿や浄化槽汚泥、下水汚泥など1日に100キロリットルを処理できる。有明海の環境負荷軽減と資源の再利用が特徴で、し尿などの主成分の窒素などを効率的に除去して滅菌処理したのちに海へ放流するとともに、余った汚泥は発酵させて堆肥を製造し区域内の農家などに無料で配布する。

 旧町時代の昭和38年に組織した組合の処理施設としては3代目だそうで、モダンな外観の屋根が緑色であることから命名。施設の老朽化や廃棄物の再資源化などの点から平成17年度から3か年で整備を進めてきたもので、総事業費は国の循環型社会形成推進交付金約8億8500万円や地方債約24億200万円など計約36億1800万円。(株)東和テクノロジー(福岡市)が設計監理、クボタ環境サービス?(兵庫県)が設計・施工した。

 落成式には市や県など関係者約40人が出席し、奥村市長らのあいさつに続きテープカットをして祝った。堆肥などの問い合わせはグリーンハット環境センターへ。

[2008/04/23:島原新聞]

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神代の小路遺跡を発掘調査…江戸時代の日用品など出土

 2005年、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された雲仙市国見町の「神代小路」で3月、同市教育委員会が発掘調査を実施。江戸時代の水路跡と同所に廃毀された陶磁器やガラス瓶、下駄や箸など当時の生活を物語る日用品の破片が出土した。

 調査(試掘)したのは旧国見繊維?跡地の、約60平方メートル。同所は戦後昭和22年、神代中学校が創設されたとき、グラウンドとして造成された場所。明治五年の字図や1852年の絵図によると、「水路」が通っていた。国見町が同所を買い取った平成13年、試掘調査をして水路の一部が発見されたため、今回、延長部分を確認するため調査を行なった。

 発掘は3月10日から23日まで実施。結果、石積みの護岸に囲まれた幅約四?の水路を確認。護岸は、石組みで3~4段あり、「改修の痕跡もみられた」。また、水路の中から江戸時代から昭和初期の茶碗、皿、火鉢、ガラス瓶等の遺物が出土。戦前まで水路として利用されていたことが判明した。

 陶磁器は「肥前」産の、おもに18世紀以降の染付け磁器を中心に、赤絵や青磁、唐津系も一部混入。「染付け」の中には繊細な絵付けがなされたものがあり、家老屋敷にふさわしい趣きがある。青磁は草花紋が浮き彫りされた鉢、耳付きの花瓶(いずれも破片)で、波佐見町井石郷の「長田山窯(1690~1740年)」産と見られている。ガラス類では、明治時代の「赤玉ポートワイン」のビン、「ロート製薬」の目薬入れ小ビンなどもあった。

 発掘調査を担当した同市教育委員会生涯学習課主査・辻田直人氏(学芸員)は、「絵図面通りの、江戸時代からの水路がそのまま(地下に)あることが分かった。神代小路地区は国の重要伝統的建造物群保存地区として整備が進められているので、審議委員会に資料を提出し、今後の整備事業に生かしていきたい」と話している。

 出土資料は現在、隣接する歴史民俗資料館(埋蔵文化財整理室)で整理作業が行なわれている。

[2008/04/18:島原新聞]

■関連サイト
-国見町神代小路歴史文化公園・鍋島邸 / ながさき旅ネット

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晴れの『観光大使』に3人…雲仙市の魅力を内外にPR


 雲仙市の魅力を市内外にPRする「雲仙市観光大使」に同市瑞穂町のパート従業員、立石理恵さん、同市国見町の会社員、植木ひとみさん、同市国見町のパート従業員、日向由香里さんの3人が選ばれた。

 従来は「雲仙湯けむり大使」として小浜温泉湯まつり振興会が1人を選んできたが、本年度から市全体の魅力を発信する役目を担ってもらおうと、同市観光協議会が実施主体となって公募し3人に増員、名称も変えて一新。6日の小浜温泉湯まつりでパレードに参加するなど市民にお披露目された。

 同市観光物産まちづくり推進本部によると、3人は今後、5月に雲仙温泉街である花祭UNZENや県外での観光PRイベントへの参加、雑誌取材を受けるなど、同市の観光情報や特産品などを市内外に広めてゆく。

[2008/04/10:島原新聞]

■関連リンク
  • 雲仙市

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    春本番!潮干狩り賑わう…神代地先・家族連れなど一心不乱、今年のアサリはやや太め


     春本番を迎えて島原半島沿岸にアサリ貝の潮干狩りシーズンが到来。うち雲仙市国見町神代地先では晴天に恵まれた3日、市内外から多くの家族連れなどが繰り出した。

     神代、土黒両漁協がこのほど合併した国見漁協の田村正孝副組合長によれば、例年9、10月に約33トンの稚貝を放流し育てているもので、昨秋に放流した稚貝は例年より「やや太め」だという。

     毎年、県内をはじめ佐賀県などからも訪れるそうで、この日も市内や島原市、長崎市などから来た家族連れでにぎわい、一心不乱にクマデで砂を掘ってアサリを見つけてはバケツなどに入れていった。

     同漁協では数年前からホタテ養殖にも取り組んでおり、1キロ1千円で販売している。潮干狩りの一般開放の第2回目となる今回は9日まで。3回目は16~23日、4回目が5月1~8日。大人1千円、小中学生500円。

     潮の関係により場所が若干異なるため、問い合わせは国見漁協本所(TEL:78-2834)へ。同漁協土黒支所や瑞穂漁協でも同様に一般開放を実施している。

    [2008/04/04:島原新聞]

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    神代小路に案内板…緋寒桜は昨年よりきれい


     緋寒桜の名所として知られる雲仙市国見町神代の旧鍋島家住宅(通称「鍋島邸」)は昨年6月、国の重要文化財に指定され、それ以前、神代小路のまちなみも国の伝統的建造物群保存地区に指定された。そんな経緯もあってか、同邸の緋寒桜は「去年よりずっと、きれいになった」。

     例年、いまごろ満開になるのに、今年はまだ三分咲き。連日押し寄せるツアー客をはじめ近遠の観光客らを前に、「はにかみ」がちだ。

     そんな中、同小路のまちなみと、歴史空間を散策する「緋寒桜の郷あるき」が今月17日、「緋寒桜の郷まつり」の一環として開かれた。同邸庭園での茶席「野点て」や、特設ステージでのオカリナ、ブラスバンド、和太鼓等の演奏。夜は同小路に灯りをともし、胡弓、尺八、琴、三味線などのライトアップコンサートで至福のひとときを演出した。

     また同日、財団法人十八銀行社会開発基金によって設置された案内看板の除幕式が午後1時半からあり、宮原泰治郎十八銀行常務執行役、奥村新太郎雲仙市長らも来路。宮原氏は「神代小路は、まちなみと情緒ゆたかなところ。歴史公園として整備する計画に私どもも賛同、(助成)寄贈を決定した。観光客はもとより、地元住民にも、さらに関心を持っていただく一助になれば幸いです」とあいさつ。奥村市長は「(案内板は)和瓦付きの、当地の景観にマッチする造り。案内役を果たしてくれるものと期待します。これから全国に誇れるまちづくりをすすめていきたい」と謝辞を述べた。

    [2008/02/20:島原新聞]

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    力作ぞろいで見応え…第2回雲仙市美術展覧会


     第2回雲仙市美術展覧会が8日から愛野農業者トレーニングセンターでオープン。絵画(日本画・洋画)、彫刻、工芸(焼き物)、書、写真、デザインの6部門で93人、計120点を展示している。

     合併後の同市の芸術分野の振興を図るもので、雲仙市・同教育委員会・同文化連盟・同美術展覧会実行委員会の主催。県美術協会の後援。

     絵画部門では、白雲の池や唐比の蓮池、雲仙一切経の滝、干拓地など同市の景勝地をはじめ、大根干しや山間地棚田の早稲、農婦が莚に座し、豆の皮剥き作業をしている農村風景等が、それぞれの感性で捉えられ、郷土への思いが伝わってくる。

     なかでも目を引くのは、廃船の残骸や破れた漁網、ガラス球の浮き、蛸壺、錆びた自転車、流木など廃物をテーマにした作品。朽ちゆくものの中に生まれ出るものを見ようとするのか、あるいは環境問題を訴えようとするのか、どちらにしてもそこに美を追求しようとする作者の思いは、画面から十分に汲み取れる。

     人物画では、西本親雄氏と柴崎澄保氏の存在は大きい。それに触発されるかたちで、かなりの力作が並び、見応えがある。川原弥生さんの『ひととき』は、3人の仲良し女性が桜花のもと、語らいに花開かせる情景を詩的に表現し、温もりがある。

     写真の部も、ふるさとの風景、風情を追ったものが多い。柴田利三氏の『初冬』は、近景の諫早湾干拓地(有明海)と、遠くの吾妻岳、普賢岳等の雲仙連山が夕刻時、うす紫色に包まれる景をとらえた、詩情あふれる作品。書の部は、各種書体、かたちで38点を展示。「生きることは、ひとすぢがいい寒椿」など、意味をたどるのもいい。11日(月)まで。

    [2008/02/09:島原新聞]

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    幻想的に彩る!!…雲仙灯りの花ぼうろ


     雲仙温泉街の冬を彩るイベント「雲仙灯りの花ぼうろ'08」が2日夜、始まった。「花ぼうろ」と呼ばれ地元で親しまれている霧氷をイメージした雪の結晶型イルミネーション約200個や青色LED(発光ダイオード)約1万5千個、水を張ったカップに浮かべたフローティングキャンドル約1千個が温泉街を幻想的に彩る。

     冬場の雲仙の木々につく霧氷に着目し、あらたな冬の魅力を楽しんでもらおうと、2005年から開催し4回目。国道57号沿いの歩道や街路樹などをさまざまな灯りが彩り、旧八万地獄には雲仙・普賢岳噴火を題材にした絵本「くろい山」を動物型イルミネーションと音声で楽しんでもらう「光の童話」も登場。

     16日まで(点灯は午後5時~午後10時)。毎週土曜日は午後9時半から各1千発を打ち上げる「花ぼうろ花火の宴」も開催され、好評により期間外の23日も追加開催。また仁田峠に霧氷がついた日の朝にはプロガイド「さるふぁ」が案内する「花ぼうろ日和ツアー」(参加費は大人1500円、小学生まで1000円)、飲食店10軒ではちゃんぽんなどの「アツアツおもてなし料理」(有料)なども。

     3か所をめぐってスタンプを集めると景品がもらえ、抽選でペア宿泊券が当たるスタンプラリーも実施。問い合わせは同実行委員会(雲仙観光協会内?0957-73-2233)へ。

    [2008/02/03:島原新聞]

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    甘~い誘惑で雲仙をPR…胃袋をつかめばハートもゲットできる、スイーツ調査隊情報を冊子にして配布


     雲仙市内で売られている洋菓子や和菓子、パンなどの「スイーツ」を調査・検証する「市スイーツ調査隊」がこのほど発足。「調査員」が集めた情報をもとに4月中をメドに冊子にまとめ、5月のゴールデンウィーク期間中に市を訪れる観光客などに配布し、"雲仙スイーツ"をPRする。

     「調査員」は若手市職員8人。栄養士や保健師もメンバー入り。「食べ過ぎ注意」のために手渡された胃薬やエクササイズの手引き書を常備。公務外の時間に任務を遂行し、ひたすらスイーツを食べまくり各種情報を収集する。同市観光協議会(会長=奥村市長)の食の部会がスイーツ購入の面でバックアップ。

     「隊長」には"黒一点"の市観光商工部観光課の林田真明さんが就任。「ちゃんぽん番長」を名乗って小浜温泉とちゃんぽんのコラボレーションによるまちづくり活動に取り組んでおり、「食の分野で市の産業振興が図ることができれば - と思い企画した。キャッチフレーズは『胃袋をつかめばハートもゲットできる』。幅広い年齢層に受け入れられるスイーツにスポットライトを当てたもので、市のスイーツをどんどんPRしてゆきたい」と話す。

     23日夕方の勤務終了後には吾妻町ふるさと会館で第1回会議を開き、市内の店約60軒をピックアップし調査対象店を絞り込み、スイーツの特徴やカロリー、賞味期限などのチェック項目について協議したほか、分かりやすくポイントをおさえたコメントなども盛り込む案が示されたあと、さっそくカステラやケーキなどを試食し調査スタート。

     調査対象は「雲仙市から外へ発信できる」ようなスイーツに限る。「隊員」で同市企画課の渡辺ゆかりさんは「好きな人はどんなに遠くても買いに行く。ドライブがてら市に来てスイーツを満喫してもらいたい。『食べたい』、『買いたい』と思うような冊子づくりを目指します」と意欲満々。林田隊長は「味覚の表現はかたくならずにスイーツらしく甘~い表現で。現地調査(食べること)をこなしながら裏情報(裏メニューなど)もゲットせよ!」などと指令を下した。

    [2008/01/25:島原新聞]

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    決意新たに消防出初式…雲仙、南島原両市で開催


    2008年の新春を飾る消防出初式が5日、雲仙市と南島原市でそれぞれ盛大に行われ、地元消防団員らがことし一年の無火災・無災害を願いながら地域を守る防人としての決意を新たにした。

    南島原市は深江中学校運動場で式典を挙行した。松島市長をはじめ、石川昭三団長ら市内8地区の消防団員、南島原消防署員のほか、来賓として防災行政機関や議会関係者らが出席した。

    人員報告や服装・機械器具点検に続き、消防庁長官表彰に輝いた元深江地区団長の石川嘉則氏らOBや現役団員に表彰状や感謝状を授与。受賞者を代表して元布津地区団長の松崎強氏が「身に余る光栄。愛する郷土に根を下し、入団以来、先輩諸氏の厳しくもあたたかい指導を受け、防人の一員として頑張ってきた。今後も消防精神を忘れず、精励したい」と謝辞を述べた。

    松島市長は「郷土愛護の崇高な精神と強い責任感のもと、市民の生命や財産を守るため日夜、献身的な活動に従事され、敬意を表する」と日ごろの活動に感謝しながら、「全国では大規模な地震災害、台風など風水害により生命や財産が奪われ、地球温暖化のためか予期せぬ災害も発生し、住民の安全・安心への関心は高まっている。市民が健やかに安心して暮らせる、災害に強いまちづくりを推進するため、皆さんも消防人としての高い誇りと職務の重要性を再認識し、あらゆる災害に即応できるよう心身の鍛錬に努め、市民の期待に応えてほしい」と述べた。

    式典終了後は地域で分列行進を繰り広げ、引き続き深江川下流域で恒例の放水訓練を行った。

    [2008/01/06:島原新聞]

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    少年剣道教育奨励賞を受賞…有明剣道振興会と神代眞古館、全日本剣道連盟が表彰

    島原市の有明剣道振興会(平井節郎会長)と雲仙市の神代眞古館(阿比留亨館長)が全日本剣道連盟の本年度「少年剣道の教育奨励賞」を受賞し、9日に表彰伝達があった。

    有明剣道振興会は剣道を通じ青少年の健全育成を図ることを目的に昭和28年に発足し54年間活動を続け、市青少年育成会議の行事の一環で少年剣道大会も共催。現在は週3回夕方に有明体育館で小中学生62人がけい古に励む。

    会長の平井さん(53)は剣道教士七段。大三東小 - 有明中出身で、自身も同振興会で育ち、国体や全国選手権出場など豊富な経験と優勝歴があり、高野小校長を務める。「諸先輩方の継続のたまものであり、地域に貢献できる『社会体育』としての剣道のさらなる振興を図るとともに、子どもたちが自信と自覚をもって成長してもらえれば」と喜びを語った。

    また神代眞古館は開館26年を迎え、今秋には山本杏里さん(神代小6年)が第25回全日本小・中学生女子個人選抜剣道錬成大会で全国制覇を成し遂げている。

    同奨励賞は10年以上活動し少年剣道の振興に務めている団体などを対象とし、県内では計6団体、全国では309団体・個人が選ばれた。

    [2007/12/14:島原新聞]

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    体育指導委員で活躍…森川、竹下両氏が大臣表彰


    文部科学大臣が表彰する本年度の体育指導委員功労者として本県から、島原市の森川徳廣氏と雲仙市の竹下靖憲氏の両氏が選ばれた。

    森川氏は自営業の傍ら昭和47年から約34年半、市体育指導員を務めており、平成8年からは霊丘地区評議員としても活躍。市民体育祭をはじめ全市的なスポーツ行事に参画し、また、担当地区のスポーツ行事でも指導力を発揮して企画・運営等で中心的な役割を果たしてきた。このほか市バスケットボール協会副会長としても活躍した。

    昭和60年度に県表彰、平成3年度に九州地区表彰、同9年度に全国表彰を受けており、同13年度には30年勤続で全国表彰に輝いた。

    市バスケットボール協会の要請により当初、気軽に指導委員を引き受けたという森川氏。「当時は年配の委員がたくさんおられたので皆さんについてきただけのこと。大きな功績こそないが、皆さんのご協力があってこれまで続けて来られた」と感謝し、喜びを語った。

    一方、雲仙市の竹下氏は昭和49年から体育指導委員を務めており、長年の功労が認められた。

    表彰式はあす4日、新潟市で開かれる「第48回全国体育指導委員研究協議会」の席上行われる。

    [2007/11/3:島原新聞]

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    活発な意見 - 明るい未来…奥村市長ら中学生と懇談


    雲仙市内の中学校九校の代表生徒18人と奥村市長らが意見をかわす「 Unzen 中学生会議」(市教育委員会主催)が20日、市千々石庁舎で開催され、「今、私たちが考えていること、市長に伝えたいこと」をテーマに市の将来像や身近な問題について語り合った。

    身近な問題をもとに自分の暮らす地域のことや将来のまちづくりなどについて中学生の立場で意見を述べてもらい、市長の考えを中学生に伝えることを目的に初めて企画。市側は市長、金子副市長、鈴山教育長が中学生の質問に答えた。

    生徒らは事前にまとめた内容をもとに約二時間にわたり▽車の交通の危険性▽公共交通機関や買い物の不便さ▽図書館の充実 - など日常生活や学習環境の改善など多岐にわたって質問や提言をした。うち「将来へのまちづくりについて」の議題では、「仕事の場を増やすべき」、「借金のない市にしてほしい」、「自然に人が住みたいと思うまちづくりを」 - など活発な意見があがった。

    最後に奥村市長は「自分の意見を述べ、他の人の意見を聞きながら取り組むことが大事。活発な意見を出した皆さんの未来は明るく希望のあるものだと感じた。健全な市として皆さんに引き継ぐことができるように明るい未来をプレゼントしたい」とメッセージ。国見中3年で生徒会役員の松本翔太君(15)は「ジョークを交えながら分かりやすく市の取り組みを教えてもらい、リーダーとしての姿を学んだ。未来のプレゼントを楽しみにしたい」と話した。

    [2007/10/21:島原新聞]

    雲仙市役所

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    大会新記録で見事優勝 - 男子・国見中、女子・千々石中 -

     第2回雲仙市中体連駅伝競走大会が12日、諌早市の県立総合運動公園陸上競技場トリムコースで行われた。

     雲仙市内の九中学校から男子13チーム、女子14チームが出場して、男子は6区間20キロ、女子は5区間12キロで熱戦を展開した結果、男子は国見中が1時間06分59秒、女子は千々石中が45分12秒のともに大会新記録で見事優勝!!躍進賞は雲仙中男子(6分19秒)と南串中女子(4分)が獲得した。男女とも上位2チームは11月8日に同会場で行われる県大会に出場する。成績は次の通り。(◎=大会新、○=タイ記録・敬称略)

     △男子
     1.国見(森田貴士、島隼人、松原利樹、高橋諒、角谷皇紀、横田洋平)◎1時間06分59秒
     2.瑞穂(福田慶次郎、森崎大地、大場貴瑛、樫澤将平、東健人、久保亮太)○1時間07分52秒
     3.千々石
     4.吾妻
     5.小浜
     6.愛野
     7.国見B
     8.北串
     9.吾妻B
     10.南串
     11.瑞穂B
     12.愛野B
     13.雲仙

     △女子
     1.千々石(林田華奈、山下紫穂、横田美幸、町田海香、大岡亜梨紗)◎45分12秒
     2.国見(三原志穂、須賀聖華、平愛里、植木成美、市田希実)◎45分13秒
     3.瑞穂(崎田明梨、俵麻紀、宮崎舞、原田美希、福田夢子)◎45分19秒
     4.南串
     5.吾妻
     6.北串
     7.愛野
     8.小浜
     9.国見B
     10.吾妻B
     11.瑞穂B
     12.愛野B
     13.小浜B
     14.雲仙

     《区間賞》
     △男子
     【1区4キロ】森田貴士(国見)13分02秒
     【2区3キロ】森崎大地(瑞穂)◎9分41秒
     【3区3キロ】松原利樹(国見)10分03秒
     【4区3キロ】高橋諒(国見)10分17秒
     【5区3キロ】角谷皇紀(国見)◎10分21秒
     【6区3キロ】横田洋平(国見)◎13分15秒

     △女子
     【1区3キロ】三原志穂(国見)◎10分34秒
     【2区2キロ】俵麻紀(瑞穂)◎7分15秒
     【3区2キロ】宮崎舞(瑞穂)◎7分20秒
     【4区2キロ】町田海香(千々石)◎7分20秒
     【5区3キロ】大村真結(南串)11分29秒

    [2007/10/14:島原新聞]

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    新曲・"親曲"で収穫の楽しさも…うんぜん ふるさとの歌まつり

     雲仙市の7町で歌い継がれ親しまれるなどしてきた歌を発表し、ふるさとへの思いを強くしてもらう「うんぜん ふるさとの歌まつり」(同実行委員会主催)が8日、吾妻町ふるさと会館であり、11団体計約110人が11曲を披露し、市民ら観客約450人をわかせた。

     開会式で同実行委会長の奥村市長は「合併して2年。7つの町に息づいてきた歌を持ち寄り、自分たちの歌として認め合い、ともにあらたな市として歩みを - 」などとあいさつ。吾妻町文化協会民謡部による歌と踊り「吾妻おどり」と「吾妻盆唄」で幕開け。

     瑞穂町の男女3人組「夢流」はジャンボかぼちゃのイメージソング「YUMEかぼちゃ」、小浜町の男性農業者デュオ「原茂者(はらしげもん)」は農業や収穫の楽しさを訴えるオリジナル曲「じゃがいもサンデー」などを歌い、このほど昭和五年当時の楽譜が同実行委に送られてきた「雲仙音頭」などが披露されたほか、愛野小合唱クラブの児童約40人はスクリーンに旧愛野町の風景写真を映しながら「ふるさと」や「あいのの歌」を歌い上げた。

     また、同市愛野町甲の主婦、畑中さんは雲仙の自然や景観などを歌詞にのせた自作曲「ふるさと雲仙」をピアノの弾き語りで披露した。声楽活動を続ける畑中さんは広報紙で歌まつりのことを知り、「親しまれてきた歌あるいは雲仙市をイメージした歌」という募集文句にピンときて2か月ほどで完成させた。

     この日が初お披露目で、澄みきったのびやかな歌声で歌い上げると、会場は拍手にわいた。「もともと曲づくりが好き。雲仙の歌をつくりたいという強い思いでチャレンジした。緊張したけれど、自分でつくった曲が皆さんに伝われば」と話した。

    [2007/10/10:島原新聞]

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    宮中献穀田で抜穂祭…実りの多い収穫を祝う

     「棚田百選」の地である雲仙市千々石町木場名下岳地区の棚田で七日、本年度宮中献穀事業に取り組む宮中献穀雲仙市奉賛会(会長=奥村市長)は稲刈りの儀「抜穂祭(ぬいぼさい)」を行い、実り多い収穫を祝った。

     児童らの木場浮立を先頭に鍬踊りや関係者約110人が下岳公民館を出発し、献上米が育った斎田上手の特設会場へにぎやかに行列行進。約200人が出席して神事がとり行われ、木場浮立や下峰鍬踊りが披露され住民が見守るなか、白装束の「田男」と菅笠(すげがさ)に絣(かすり)の着物を着て襷(たすき)をかけた「刈り女」の男女各15人が斎田に入り、鎌で黄金色に実った稲穂を刈り取った。

     奉耕者として生育を見守ってきた千々石町下岳の農業、山本さんは「台風が来なかったのが何よりの喜びで、ホッとした。みんなの力で実を結び、自然の恵みのなせるわざにより、良い仕上がりになった。自信をもって宮中に納められる」と安心顔。奥村市長は「台風など被害を受けることなく、たわわに実った稲穂を目の当たりにし大変喜ばしく、豊作の秋を実感。関係者や地域の皆様のご協力に感謝したい」などと述べた。

     宮中献穀事業は毎年全国各都道府県の農家代表が米を宮中に献上する伝統あるしきたり。4月の斎田清祓いから5月の御田植祭、8月の青田祭などを実施し育てられ、この日に刈り取られた米は脱穀、精米されたのち、11月23日にとり行われる新嘗祭(にいなめさい)において献納される。

    [2007/10/10:島原新聞]

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    くにみ子ども園を認定 - 教育と保育を一体的に -

     教育と保育を一体的に提供する「認定子ども園」が雲仙市国見町に誕生した。9月末に県から認定子ども園「くにみ子ども園」の吉田稔代表に認定書が授与された。

     同園は国見町多比良の認可幼稚園「くにみ幼稚園」と認可保育所「たいら保育園」で構成され、定員は270人。3 - 5歳児に一貫した教育および保育を提供するほか、子育て親子の交流の場の提供と交流促進事業など地域における子育て支援事業を展開。また食育担当者の配置および食育の推進も図る。

     県は昨年10月に認定子ども園制度を開始。県内では佐世保市に次ぎ2か所目、島原半島では初の認定となった。

    [2007/10/04:島原新聞]

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    国際ワークキャンプ in KUNIMI …6か国から学生が13人、茶道・書道・華道なども体験

     雲仙市国見町で3日、外国人学生らがボランティア活動などを通じて市民らと交流を図る「国際ワークキャンプIN KUNIMI」が始まった。韓国やフィンランド、スペイン、エストニア、フランス、日本を含め六カ国の学生13人が16日まで地元住民らと一緒に福祉体験やボランティア活動などに取り組む。

     外国の大学生との共同ワークやホームステイなどの交流を通じ外国への理解を深めるとともに、国際交流の輪を広げることを目的に同市社会福祉協議会が主催し、旧国見町社協時代から12年連続開催。

     日本や東アジアで国際ワークキャンプを展開する民間非営利団体「NICE」(Never-Ending International WorkCampus Exchange)が発したワークキャンプ開催情報を得て学生らは自ら希望する開催地に赴いたもので、同市以外にも日本各地で同様のワークキャンプが行われている。

     4日は国見町総合福祉センターで、「日本文化に親しむ」と題して茶道や書道、華道を体験。書道などを教える市民の手ほどきを受けながら筆を走らせたり、生花を生けたり。茶道では自ら茶をたてて「お点前」も体験し、「和敬 静寂」という?茶道の心?も学んだ。

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    津田さんが最優秀賞に…社明・雲仙市中学弁論大会

     第57回「社会を明るくする運動」の一環で第2回雲仙市中学生弁論大会(主催=島原地区保護司会、市、長崎保護観察所)が26日、南串山ハマユリクスホールで開催され、津田綾香さん(小浜中3年)が最優秀賞の市長賞に選ばれ、県大会(8月1日・アルカスSASEBO)に出場することに。

     中学生弁士17人が身近なことや命の大切さなどについて自分の思いや考えを5分以内で発表し、約600人が聴き入った。島原地区保護司会雲仙分区の保護司、岩崎哲太郎さんを審査委員長に五人が論旨と表現の2項目で審査した。

    [2007/07/28:島原新聞]

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    安全・安心ステーション…瑞穂の西郷と小浜の北野に

     雲仙市瑞穂町西郷と小浜町北野に26日、住民の自主防犯活動などの拠点施設「安全・安心ステーション」2か所が開所した。

     いずれも昨年4月に交番など統廃合により廃止となった旧西郷駐在所と旧北野駐在所を市が県警から無償で譲り受け、地域住民らの自主防犯のためのパトロール集合場所や会議などの場として開放することに。

     このうち、「瑞穂安全・安心ステーション」の開所式には市職員や雲仙署員、地域住民ら約40人が出席。吉田副市長は「地域の安全は地域で守るという意識で犯罪防止に努めてもらい、行政と市民が一体となった防犯活動に取り組んでゆきたい」、柳川政俊署長は「瑞穂の防犯活動拠点として大いに活用を - 」とあいさつし、看板を設置。

     住民代表で瑞穂地区少年補導員の峯信介さん(54)は「犯罪や事故から郷土を守るために意識を高め、安全で明るい市づくりを目指します」と決意表明。今後ステーションを有効活用しパトロール活動などを展開するために、町内の少年補導員を中心に自治会などを含め組織化を図ることにしている。

    [2007/07/27:島原新聞]

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    広く議論を重ねて提言…雲仙市庁舎建設市民懇話会

     雲仙市の庁舎建設のあり方について広く市民の意見を募る市庁舎建設市民懇話会の初会合が12日、吾妻町ふるさと会館であった。今後、公募市民など委員10人が市民の代表として協議を重ね意見をとりまとめ、市長に提言する。

     庁舎建設については、新市発足前の合併協定書において愛野町に新庁舎を建設し、暫定的に吾妻町の現庁舎を使用するものとし、新庁舎建設については合併特例債が活用可能な期間において新市にその方向性を委ねるもの、とされていたが、合併後、歳入の四割ほどを地方交付税に依存している など厳しい財政状況などを踏まえた庁舎建設の協議が必要となったため、さまざまな見地から議論を重ねることに。

     懇話会は、7地区ごとに15人ずつで構成する各地域審議会の会長や委員7人、公募委員2人、学識経験者1人の計10人で構成され、座長に(財)ながさき地域政策研究所の常務理事、菊森淳文さん(52)、副座長には公募委員で南串山町乙の農業、松尾一茂さん(53)を選出。奥村市長は「庁舎整備は大きな課題。このほど策定した市中期財政計画においては今後厳しい財政状況が続き事業の取捨選択や縮減が必要となるため、庁舎建設のあり方については財政状況を鑑みながら市民の皆さんの意見を反映させねばならず、さまざまな見地から市民の方の意見をとりまとめ、提言をお願いしたい」と述べた。

     続いて、庁舎建設のあり方を議題に掲げている地域審議会との合同研修会があり、約75人が出席。庁舎建設に関する合併協議時の考え方や庁舎の現状と課題、市の財政状況などについて市当局から説明があり、参加者は聞き入っていた。

     庁舎建設市民懇話会は今年度5回開く予定で、次回は8月下旬に開催予定。並行して地域審議会も開かれ、庁舎建設のあり方について広く議論を重ねてゆく。

    [2007/07/19:島原新聞]

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    一人でも多く雲仙に - 松本会長は仙台から千々石に移住 -

     雲仙市への定住推進を図るため、他県から移住した人、自治会やJA、行政関係者など委員18人でつくる定住推進協議会の初会合が25日、吾妻ふるさと会館で開かれた。

     協議会は、定住対策をはじめUIターン者や受け入れ側の支援などに関して調査・検討する役割を担うもの。奥村市長が「人口減少などの状況のなか、一人でも多く市に住んでもらえるよう地域の維持や活性化のためにも、さまざまな意見をお願いしたい」などとあいさつし、委員に委嘱状を交付。宮城県仙台市から千々石町に移住し県田舎暮らしアドバイザーを務める服飾デザイナーの松本由利さんが会長に、市自治会長連合会会長の田尻虎夫さんが副会長に選ばれた。

     この日は県と市の田舎暮らし推進事業の説明があり、移住者や自治会長などそれぞれの立場から「自然や温泉などは全国どこにでもあるため、地域に必要な人材を求めるべきでは」、「住居探しが難しいため、公営住宅の利活用はできないか」などと意見交換。松本会長は「一目ぼれして移住を決めたが、将来『まち』として機能するのか危機感もある。市の将来を見据えて有効な場にしてゆきましょう」と呼びかけた。

     現在、市では市総合計画に掲げた「若者の定住化やUIターンの促進」に基づき平成23年度まで「田舎暮らし相談窓口」を経て20人を定住させるという目標値を設定。本年度は協議会の設置をはじめ、田舎暮らし体験ツアーの実施や空き家などの情報収集、移住者のネットワーク構築など7事業に取り組むことに。協議会は来年2月まで4回開き、移住者による座談会も予定している。

    [2007/06/26:島原新聞]

    雲仙市

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    食の「世界遺産」 - エタリの塩辛を継承普及 -

     雲仙市の「エタリの塩辛」は最近、グルメ漫画「美味しんぼ」で紹介されただけでなく、イタリアのトリノで開催された世界生産者会議でも、食の世界遺産「味の箱舟」に認定されるなど、国の内外から注目が集まっている。

     エタリの塩辛は橘湾で漁獲されるカタクチイワシ(エタリ)のうち、脂ののった大きいサイズのものは煮干し加工に不向きなので、各家庭で塩漬けにして発酵させ、冬の大事な保存食にしていた。

     しかし、近年では漁業者の減少や消費者の減塩志向等によって、生産は激減している。

     なお、食の世界遺産に認定されたのをきっかけに、漁業者・加工業者・郷土史家を中心に「エタリの塩辛愛好会」が発足し、継承と普及活動を始めている。

    [2007/06/15:島原新聞]

    エタリの塩辛愛好会
    えたり(かたくちいわし) / ニッポン食育ネット

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    国見が3年ぶり18回目 - 県高総体サッカーで優勝 -

     本年度の県高総体サッカー競技は8日、諫早市の県立総合運動公園陸上競技場で決勝が行われ、地元期待の国見が再延長戦の末、3-2で長崎日大を破り、3年ぶり18回目の優勝を決めた。

     前半1-1、後半1-1で延長戦も0-0。再延長戦で1-0とし、苦しみながら国見が最後は底力で勝利を収めた。国見の得点者は1点目が長谷慎司選手(3年)、2点目が小見川知也選手(同)、3点目が白谷健人選手(同)。

    [2007/06/09:島原新聞]

    長崎県立国見高等学校

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    宮中献穀御田植祭 - 菅笠にたすきがけの早乙女たち -

     雲仙市千々石町の棚田で27日、天皇に献上する米をつくる宮中献穀事業の御田植祭が行われ、早乙女や田男姿の地区住民らが苗を植え、実り多い収穫を願った。

     宮中では天皇陛下自らが皇居内の水田に種をまき、田植えから収穫まで丹精込めて育てるとともに国の繁栄や国民の安泰などを願っておられ、毎年全国各都道府県の農家代表から米を宮中に献上するのが伝統として続けられているもの。本年度は県内から「棚田百選」の地である千々石町木場名下岳地区が選ばれた。

     事業に取り組むのは、棚田保全活動などを展開する「岳棚田プロジェクト21」や自治会、行政などでつくる宮中献穀雲仙市奉賛会(会長=奥村市長)。4月の神事・斎田清祓(さいでんきよめばらい)からこの日の御田植祭、風水害や害虫駆除などを祈念する8月の青田祭、実った稲穂を刈り取る10月の抜穂祭(ぬいぼさい)など一連の行事を実施し、育った米を秋の新嘗祭において献上することに。

     御田植祭では、奉賛会など約100人の参進行列が下岳公民館から練り歩き到着した斎田の特設舞台で神事が行われたあと、菅笠(すげがさ)に絣(かすり)の着物を着て襷(たすき)をかけた早乙女と、白装束に身を包んだ田男たちが一本ずつていねいに苗を植えこんでいくなか、千々石二小の児童らによる木場浮立と橘太鼓が披露され、豊作を祈った。

     奉耕者で岳棚田プロジェクト21代表の山本哲郎さんは「水に恵まれているこの地において、おいしいお米を育ててゆきたい」と話し、奥村市長は「棚田百選の地であるとともに平成20年には全国棚田サミットが開催される場所であり、あらたな観光資源の一つとして魅力ある地域づくりの核としても最適の場所。宮中献穀事業を通じて連帯感が生まれ、地域の活性化につながることを願いたい」などと述べた。

    [2007/05/28:島原新聞]

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    民間の補助で、完成祝う - ふれあい工房「野の花風館」 -

     雲仙市国見町多比良のグリーンロード沿いに完成した社会福祉法人ふれあい工房野の花(野島九三男理事長)の新しい活動拠点「野の花風館」の完成を祝う催しが25日、同館であった。

     ふれあい工房野の花は平成10年、精神保健福祉地域活動所として創設され、障害者たちが地域でふれあい、「普通に生きれる」場を支援者らとともに模索してきた。その間、小規模通所授産施設の法人認可を目指したものの、国の施策の変化(障害者自立支援法の制定施行)に伴い、法人認可が得られないまま推移。「財政的にも圧迫される」中、昨年夏、民間補助により新たな拠点施設「野の花風館」は建設できたが、「方針変更」を余儀なくされた。

     新拠点「野の花風館」が完成して、すでに1年。開所式が今になったのはその間の苦しい事情を物語っているが、野島理事長は冒頭のあいさつで、これまでの経緯を説明。「地域でどうすれば活動が継続できるのか、この1年考え続け、新たな取り組みも種々試行してきた。地域の一住民として - を基本に、今までの活動にプラスアルファーして、みなさん方と一緒に力を合わせてやっていくしかない。この地域から福祉の風を吹かせたい」と、その思いを述べた。

     また、職員らも「自分たち(自身)が持っている偏見を取り除く(ための)勉強をやっていきたい」。「これまでしてきた陶芸や料理、レクレーションなどはもとより、いま新たに味コンブ作りに励んでいる。通えない人たちにも気配りしながら、和やかにやっていきたい」。家族会のメンバーは「風館ができてから、活動が広がった。島原コンブの加工品作りで少しでも工賃が稼げるよう、仲間を増やし、一層おいしいものを作っていきたい」。「コンブを作り、食べて元気を出したい」などと今の心境を語った。

     これに対し来賓を代表して岡本直紀県南保健所所長と小川龍二雲仙市福祉事務所長が祝いの言葉を贈り、激励。野島理事長は、施設建設で奉仕的仕事をしてくれた織田建設有限会社の織田親宏代表取締役に感謝状を贈り、謝意を伝えた。

     このあと、鳥山あささん(島原市在住)らが琴で「花」(滝廉太郎作曲)と「友だち」を演奏。参加者全員で会食をし、同館の地域活動支援センターとしてのスタートを祝った。

    [2007/05/26:島原新聞]

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    雲仙殉教祭で記念ミサ - 韓国馬山から巡礼団迎え -

     ミヤマキリシマが開花し、国立公園雲仙が一年中で最も美しく耀く五月、恒例の雲仙殉教祭が20日(日)に催され、韓国からの巡礼団をはじめ県内外の信者約2千人が殉教者の信仰を讃えて参集。お糸地獄の傍らに立つ記念碑に巡礼し、メモリアルホールで記念ミサを捧げた。

     1983年に始まり、今年で24回目になる同殉教祭は今回、特別な「思い」が込められた。日本の殉教信者のうち新たに選ばれた列福申請者188人が、年度内に「福者」に認可される予定があるからだ。その件について、バチカンのローマ教皇庁枢機卿委員会はすでに申請通り「福者」にすることを認めているが、高見三明長崎教区大司教は、「まだ教皇様が正式に認可を発表していないので、たとえ6月20日頃までに(認可が)発表されたとしても、予定の11月20日列福式開催は大変難しい状況にある。あるいは来年はじめになるかもしれない」と解説。「韓国でも124人の殉教者の調査が終わり、列福のための準備が進められているので、互いに理解を深め、新たな気持ちで信仰を深めていきたい」と語り、了解を求めた。

     雲仙メモリアルホールで午後1時から始まった記念ミサでは冒頭、韓国馬山(マサン)教区からの巡礼団27人の紹介があり、朴正一司教(前教区長)があいさつ。「韓国でも殉教者の中から124人を選び、列福運動に私が責任者として取り組んでいます。それで今回是非、雲仙殉教祭に参加したいと思いました。日本の188人と韓国の124人が、できるだけ早く列福されるよう祈りたい。そして、この機会を通じて韓日両国の教会と、政府が緊密な関係になるよう、みなさんとともに祈りたい」と述べた。

     高見大司教の主礼で行なわれたミサ聖祭では、デ・ルカ・レンゾ長崎二十六聖人記念館館長が雲仙・島原での殉教者、12歳のディエゴ・林田、内堀作右衛門の子供アントニオ内堀(18歳)の例を上げながら、説教。「考えてみれば、こんな(山の中の)寂しい場所での出来事、彼らの生きざまが記録され、全世界に伝えられたことは不思議なことだ。私たちはその記録をもとに、殉教を実際に見た人びとと同じように"振り返る"ことができる。私たち(の信仰)が危ないのは、振り返りをしないことだ。その出来事と私がどういう関係があるのか、その振り返りがないと、フーッと流れていってしまう。それは、この救いのメッセージを与えてくれたイエス様に対しても礼を失することになる。188人が、いつ福者になるかということは問題ではない。私たちが彼らへの理解をいかに深めるかである」と語りかけた。

     これに対し、信徒の代表が祈りをささげ、高見大司教も「私たちも、キリストの愛のうちに力強く生きることができるように-」と祈祷。参列者(信者)一同が聖体を拝領した。引き続き地獄の記念碑(十字架)まで巡礼し、殉教者の足跡と自らの歩みとを重ねていた。

    [2007/05/23:島原新聞]

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    促進!!日韓の友好親善 - めでたく姉妹都市調印式 -

     雲仙市と韓国全羅南道の求礼(クレ)郡が姉妹郡市の契りを結び、相互の観光振興などに協力をすることになり、18日に雲仙のホテル東洋館で調印式典があった。

     式典には両市郡の議会議員や行政幹部、県関係者など約100人が出席。奥村市長と求礼郡の除沂東(ソ・ギドン)郡守は「豊かな自然に恵まれた両市郡が姉妹結縁を結んだことを機にさまざまな分野で協力し合い、相互理解と友好を図ることで、日韓両国の友好親善にもつながるはず」などと述べ、姉妹結縁締結書に署名し相互の友好を宣誓。締結調印を見守った立石暁副知事(金子知事代理)らは「両市郡の友好を祈念するとともに、韓国との交流が広がることを願いたい」などと期待を込めた。

     韓国南部に位置する求礼郡は人口約3万人で、四季折々の表情を見せる自然や古い寺などを有し、年間700万人の観光客が訪れるという観光特区。互いに国際交流相手を探していた両市郡は、自治体の木がツツジであることや国立公園第一号認定の自治体であることの共通点から意気投合し、県地域振興部国際課などの仲介により昨年6月から相互に訪問を重ね、友好協力関係を結ぶことに。今年は韓国が朝鮮通信使を最初に日本に派遣した1607年から400年目という記念すべき年であり、1899年に国際紛争平和的処理条約が締結され「国際デー」となった5月18日に結ぶことにしたという。

     県国際課によれば、本県と韓国の自治体が友好締結を結ぶのは1986年5月に現在の対馬市と釜山広域市の影島(ヨンド)区が結んで以来、2例目。

     今後、両郡市は観光客誘致を目的とした合同観光宣伝隊を組織し両国の主要都市でPRを行ったり、農業生産者同士の交流や市の瑞宝太鼓や韓国の伝統能楽サムルノリなど文化団体同士の交流を行ったり、サッカーなどのスポーツ交流を図るなど他分野にわたり交流および協力をすることにしている。

    [2007/05/20:島原新聞]

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    三貴工業吾妻に第二工場 - 雲仙市立地協定調印式 -

     雲仙市吾妻町の吾妻工業団地で一般機械器具の設計や製作などを手がける三貴工業株式会社(染田智明代表取締役社長、本社・吾妻町)が規模拡大を図るために第二工場を同工業団地に立地することになり、27日に雲仙市と立地協定を結んだ。市が本年度新設した企業立地促進の奨励金制度を活用した企業誘致の初の事例となる。

     同社は昭和47年7月設立。平成14年から4.7haの同工業団地内の敷地2haに工場を稼動させており、今回の立地では2.1haを県土地開発公社から約3億円で購入し、8,400平方mの鉄骨造平屋建て工場を新設し、産業用機械などの製造・販売事業を展開する。新工場は5月に着工し今年12月に操業開始予定で、総事業費は用地取得費含め約15億円。平成19年度から3カ年で40人を新規雇用し、生産高は最終的に30億円を見込む。吾妻工場のほかに諫早工場も稼動させているが、今年いっぱいで閉鎖し、同工業団地に集約するという。

     立地を決めた背景には、市が新設した奨励金制度と従来の県の企業立地促進補助金の適用拡大という支援体制の拡充と事業の高能率化を図れる好立地条件があるという。市では、事業拡大に伴い市在住者を新規雇用するなどの条件をクリアした場合などに奨励金を支給する5つの奨励金をあらたに設けた。事業計画に新規雇用者のうち市在住者27人を雇用することなどを盛り込んだ同社の場合、今のところ工場など施設整備奨励金と雇用奨励金の2種類が適用され、雇用が一年間確保されていることが確認されたのち奨励金が支給されることに。

     雲仙の旅館東園であった調印式には県企業振興・立地推進本部の加藤純副本部長らが立ち会い、双方の代表が協定書にサイン。奥村市長は「新工場の立地を喜ぶとともに、新規雇用への市民の期待も膨らむはず。規模拡大による経済効果の波及と関連企業の進出に拍車がかかることを願いたい」と述べ、染田社長は「市、県の支援に感謝したい。ゆくゆくは吾妻工場に一本化し、雲仙市の企業としてさらに頑張ってゆきたい」などと語った。

    [2007/04/29:島原新聞]

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    雲仙市ガイドブック - 温泉入浴券が当たる特典も -

     雲仙市の有志でつくる市マップ作成実行委員会(高原洋一会長)は市の魅力を満載したガイドブック(A4版カラー・18ページ)を6,000部作成し、コンビニやガソリンスタンドなどに配布した。

     市内の喫茶店や菓子屋などを網羅した「スイーツ&喫茶」、観光スポットやイベントをまとめた「自然・景観」や「イベント・まつり」など7つの特集を組み、ドライブマップや宿泊コースのほか、指定された8軒を巡ってスタンプを集めると温泉入浴券が当たる特典も。

     地域資源を魅力として観光客や市民にPRするため、民間レベルでの「新市発足一周年記念」の意味を込めて取り組んだもので、市が地域づくりや人材育成を目的として支援する「市地域づくり事業補助金」を活用して作成。総事業費のうち50万円の補助を受けた。

    [2007/04/27:島原新聞]

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    瑞穂浄化センターが完成 - 1日最大1200立方メートルを処理 -

     雲仙市瑞穂地区で進められている環境に配慮した公共下水道整備事業の中核施設となる「市瑞穂浄化センター」が完成し、23日に通水記念式典を開き、瑞穂地区処理分の約半分にあたる処理能力で供用を開始した。

     公共用水域の水質汚濁防止と生活環境の改善を図るため、平成13年6月から平成26年度まで14か年計画で進めている「市瑞穂地区特定環境保全公共下水道事業」で、旧瑞穂町時代から市が引き継ぎ整備を進めており、総事業費は61億3,200万円を見込む。市内では旧町で言えば愛野、千々石、吾妻、小浜の一部に続き5か町目の整備。

     昨年度までに瑞穂すこやかランドの近くにグラウンドゴルフ場や道路を含め9,150平方メートルの敷地に地下1階地上2階鉄筋コンクリート造の浄化センター(延べ床面積1,198平方メートル)が完成し、下水管の埋設などは継続。平成26年度までには瑞穂地域全体を網羅する処理面積117ヘクタール、処理人口4,600人、1日最大2,330立方メートルを処理する計画で、本年度供用を開始したのはその半分にあたる処理面積58ヘクタール、処理人口2,400人。今のところ1日最大1,200立方メートルを処理できる。

     汚水の処理方式は、微生物による分解処理と紫外線による殺菌を組み合わせた「嫌気好気ろ床法」。処理後は沖合400メートルのパイプから放流することで、漁業への影響も解消されるという。維持管理費が低コストで済み、分解能力に優れている同方式の導入は、旧口之津町に継ぎ県内で2例目だという。

     記念式典で、奥村市長が「瑞穂地区は農業が盛んで風光明媚な地であるが、生活排水の影響が大きいとされる有明海の水質の悪化が課題だった。公共下水道事業により河川などの水質浄化はもとより有明海の水質改善につなげてゆきたい」などと述べ、関係者とともにクス玉割りなどをして供用開始を祝福した。

     なお、公共下水道を利用するには加入金が必要で、利用に必要な便器などの改造費は自己負担となる。市では「早めのご利用を」と呼びかける。

    [2007/04/25:島原新聞]

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    本県では鍋島邸のみ - 国指定重要文化財に指定 -

     国の文化審議会(石澤良昭会長)が20日に開かれ、雲仙市国見町神代の旧鍋島家住宅(通称「鍋島邸」)を重要文化財(建造物)に指定するよう文部科学大臣に答申がなされた。今回答申されたのは全国で11件、本県では鍋島邸のみ。島原半島では初という。雲仙市教育委員会によると、今後、官報告示により正式決定となる。

     市教委などによると、鍋島邸は佐賀藩神代鍋島氏の屋敷で、現在は市が所有、管理。江戸時代から昭和5年までに建築された木造2階建ての主屋(建築面積約387平方メートル)、木造2階建ての長屋門(同115平方メートル)など5棟からなり、江戸時代中期の地割を色濃く残し道沿いに生垣や石垣などが残る平成17年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された神代小路の中心的建造物。雲仙島原地方における代表的な近代和風建築であり、歴史的町並みの中心的な建築として価値が高いと、認められたという。

     同日、奥村市長は「真に光栄なことであり、市民の皆様と一緒に喜びを分かち合いたい。施設の管理者として責任をあらたにし、今後市民の皆様とともに神代小路地区の伝統と文化を引き継ぎながら保存に万全を期し、学校教育や観光などの一環としての活用を図り、市の貴重な文化財としての維持・活用に努めたい」とコメントを発表した。

     鍋島邸が指定されると、本県の国指定文化財建造物は国宝3件、重要文化財26件となる。

    [2007/04/22:島原新聞]

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    情報ハイウェイを整備 - 「ほっと@うんぜん」運用開始 - 【動画あり】

     雲仙市は大容量・高速回線の光ファイバーケーブルを利用した市民と行政を結ぶ高速情報通信網「雲仙市情報ハイウェイ」をこのほど整備。手始めに12日から個人向けEメール配信や公施設などに設置した電光表示板で各種情報を積極的に発信する地域情報配信システム「ほっと@うんぜん」の運用を開始した。

     これまで市の情報通信施設は合併前の旧町ごとに整備した情報基盤施設をそのまま合併後も受け継いだもので、民間企業の通信網を借り上げるなど情報通信基盤の整備状況に地域間の差があり、旧町間で情報共有などが不十分であるなど課題があったという。その状況を解決するため、同ハイウェイ整備事業により統一した情報通信網を構築し、公共施設などを専用の光ファイバーで接続した公共高速ネットワークを全市的に整備したもの。

     同ハイウェイは光ファイバー敷設などのハード面とシステムやソフトウェア開発のソフト面からなり、国や県の補助を受けた総事業費約2億9,200万円で整備。愛野支所別館に設置した情報ネットワーク管理センターを中心に本庁や支所、公民館、商工会、消防署、観光協会、小中学校など111カ所を光ファイバーで接続して市全体のネットワークを構築。接続先のうち本庁や支所、駅など57カ所には電光表示板が設置され、行政、防災、観光など各種情報を見ることができるほか、携帯電話やパソコンから登録することでEメール配信のサービスを利用できる。

     運用を開始した地域情報配信システム「ほっと@うんぜん」のほか、展望台や港湾に設置した防災用WEBカメラ9台で災害時の状況を監視できる防災情報共有システム「うんぜんあんしんネット」や観光や農業など地域産業の情報提供システム「うんぜんパワフルなび」など4つのサービスも5月中旬までに開始する予定。このような総合的な情報配信システムは県下では初めてという。

     12日に小浜総合支所であった記者会見で、奥村市長がパソコンで配信情報を入力し配信ボタンをクリックすると、電光表示板と携帯電話のEメールで「雲仙市情報ハイウェイが開通しました」などのメッセージが表示され、運用スタート。奥村市長は「市全域で統一した公共ネットワークの整備により観光や防災などの情報を市民や観光客の皆さんに提供してゆきたい」と述べた。

     ほっと@うんぜんを利用するには(http://hot.city.unzen.nagasaki.jp/)へアクセスを。

    [2007/04/13:島原新聞]



    [2007/04/12:しまばらNOW]

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    『雲仙ブランド』認定書 - 8団体・18商品に授与 -

     雲仙市は16日午前11時から吾妻町のふるさと会館で、雲仙ブランド認定書の授与式を行う。

     雲仙市内で生産された農畜産物や近海でとれた水産物、農業加工品、水産加工品のうち特に優れていると認められた商品で、次の8団体・18商品が認定された。

     △農事組合法人吾妻農産加工組合=吾妻天塩麦みそ、吾妻麦みそ、吾妻米みそ、吾妻合わせみそ、吾妻納豆みそ、吾妻鉄火みそ、苺ジャム、柚子こしょう
     △農事組合法人守山女性部加工組合=雲仙こぶ高菜漬け、雲仙手作りこんにゃく、梅干し
     △愛の特選馬鈴薯生産組合=愛の小町(赤土馬鈴薯)デジマ、フゲンマル、アイユタカ
     △雲仙スターチス部会=雲仙スターチス
     △島原雲仙農協八斗木白葱生産部会=八斗木白葱
     △瑞穂グリーンティルネッサンス=雲仙茶茶園指定極上・雲仙茶特選極上
     △瑞穂漁業協同組合=瑞穂産牡蠣、瑞穂産あさり
     △エタリの塩辛愛好会=エタリの塩辛

    [2007/04/12:島原新聞]

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    『乗合タクシー』運行開始 - 小浜千々石地域住民の足を確保 -

     県営バスの撤退に伴いバス路線の空白地帯となる雲仙市の小浜町と千々石町の地域住民の足を確保するため、「雲仙市乗合タクシー」の運行が1日に始まった。

     昨年3月に県交通局から県バス対策協議会へ路線廃止の方針が打ち出されて以来、市などは県交通局に対し路線存続の要望などを行ってきたが、昨年9月に県交通局から九州運輸局長崎運輸支局へ廃止届け出がなされ、今年4月1日をもって雲仙-長崎線の3往復をのぞき15路線が廃止。その代替策として空白路線については独自の乗合タクシーを運行し、幹線国道については島原鉄道(株)がバスを増便し対応することに。

     乗合タクシーは市内のタクシー会社4社でつくる市タクシー事業組合が事業主体となり、小浜町山領、千々石町上岳と小浜町中心部とを結ぶ単独路線で運行され、山領-小浜線が平日5往復、上岳-富津-小浜線が平日8往復を運行し、基本運賃は140円。タクシー会社所有のジャンボタクシー(10人乗り)や県営バスから購入した中型バス(最大42人乗り)の計5台を走らせる。

     1日にあった出発式で奥村市長は「この乗合タクシーが地域住民の皆様に愛され、皆様の足として利用していただけることを願いたい」などと期待を込めた。

    [2007/04/06:島原新聞]

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    『湯まつり』盛り上がる - 小浜温泉樽神輿レースなど -

     雲仙市の小浜温泉街で1日、平成19年度小浜温泉湯まつりが行われ、温泉を入れた樽神輿のレースなどで盛り上げた。

     自然の恵みである温泉への感謝の意を示そうと、小浜温泉湯まつり振興会(会長=津山信一郎・小浜温泉観光協会長)が毎年開催。

     午前中はハッピ姿の青年など10団体総勢約700人の道行き(パレード)がにぎやかに温泉街を練り歩いて祭り気分を盛り上げ、マリンパークであった神輿レースには12チームが参加し、1チーム4人で神輿を担いで100m走で競った結果、島原工高3年の三丸崇君(17)ら吾妻町の高校生4人組「吾妻創志会 高校生チーム」が優勝し、「市をますます盛り上げたい」と優勝の弁。

     あいにくの雨で郷土芸能などを披露するステージイベントは中止となったが、夜の第20回全九州花火師大会は実施され、20周年記念スターマインなど多くの打ち上げ花火が春の夜空と温泉街を華やかに演出。九州内の12社が創造花火とスターマインの2部門で競い合った結果、両部門で優勝した高田花火工業(大分県)が最優秀特別賞に輝いた。部門別の上位入賞は次の通り。

     △創造花火=[1]高田花火工業[2]西日本花火有限会社(福岡県)
     △スターマイン=[1]高田花火工業[2](株)唐津煙火(佐賀県)

    [2007/04/03:島原新聞]

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    『市民提案事業』を募集 - 補助金交付が適当なもの -

     雲仙市は4月2日から、市民自らが企画・提案し主体的に実施する事業について補助金を交付する「平成19年度市民提案事業」を募集する。5月25日まで。

     応募資格は市内在住者などでつくるボランティアグループやNPO、自治会など。平成19年7月 - 平成20年3月末に完了し、公益的で効果が見込まれる事業が対象で、地区住民の交流行事や営利目的の事業、政治や宗教、選挙活動などは対象外。

     市民の積極的参加による市づくりを目指した平成19年度の新規事業で、予算は個人市民税の1%相当額にあたる約1,160万円。提案された事業は、書類審査と市民で構成する審査委員会で審査し、補助金交付が適当とされる事業を予算の範囲内で採択する。

     応募書類は本庁や各総合支所に置いてあり、持参または郵送で応募を。応募先、問い合わせ先は〒859-1107雲仙市吾妻町牛口名714雲仙市企画課企画政策班(TEL:0957-38-3111)。

    [2007/03/30:島原新聞]

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    奨励金を出し企業誘致 - 県内でトップクラスの額 -

     雲仙市は企業立地を促進する奨励金制度を4月1日から始める。従来の優遇措置は固定資産税相当額の3年間免除程度などしかなかったが、全国的に企業誘致競争が激化するなか地域間競争に対抗できるよう、要件や奨励金の額などは県内でもトップクラスの内容にしたという。

     奨励金制度は▽土地代をのぞく工場建設費に対し支給する工場など施設整備奨励金▽市在住者の雇用促進を図るため工場などの新設および増設に伴う新規雇用増員に対する雇用奨励金 - など5つ。次に挙げた2つは市独自のもので、高速道路から遠い市の交通事情を勘案した輸送経費の軽減や市産の農産物などの消費拡大なども図る。新規常用雇用者10人以上(市在住者が20%以上または市在住者が10人以上)などの条件があり、雇用が1年間確保されていることを確認したのちに支給される。

     △地場産品加工奨励金=食品加工業種について地場の農産物や水産物など一次産業の産品を利用し加工・製造することについて原材料費用の10%を支給。限度額は一企業につき2,000万円。対象条件は市内の生産者などからの原材料費購入額が年間100万円以上、新規常用雇用者が10人以上。

     △物流費奨励金=生産された物品の輸送費に関わる経費の一部に対して3年間支給。社内輸送の場合は有料道路の通行料と島原半島発着フェリーの航送運賃の合計額の50%を支給し、社外輸送の場合は市内運送会社および市内に営業所がある道路貨物運送業に支払った輸送費の10%。限度額は600万円(単年度の限度額は200万円)。

     詳細は市観光商工部商工労政課企業誘致班(TEL:0957-38-3111)へ。

    [2007/03/29:島原新聞]

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    約3,500人が巣立つ - 小浜町木指小小田山分校が閉校 -

     雲仙市小浜町の木指小小田山分校の閉校式が24日に行われ、明治36年の創立から104年の歴史に幕を降ろした。

     明治36年に木指尋常小の仮校舎として創立し、児童29人でスタート。創立時の木造平屋建ての校舎などは全て、「山間部にも学校教育を」という一心で小田山地区の住民の手により建設されたという。

     明治43年に分教場として認可を受け公教育機関として認められ、大正4年には校舎など建物が地区住民から当時の小浜村へ寄付され、村立木指尋常小の財産となった。その後、昭和34年度の児童数72人をピークに年々児童数は減少し、平成14年度からは10人を切っていた。この一世紀あまりに約3,500人が巣立ったという。

     最後の児童となったのは5年の小松和輝君(11)と4年の中村龍三君(10)の2人。平成19年度からは約9キロ離れた本校にスクールバスで通学する。元教員や地区住民、卒業生、市関係者など約150人が集まった閉校式で、2人は「自分のペースでゆっくり勉強できた」、「ウサギの世話は毎日2人でしなければならなかった」などと分校での思い出を語り、「小田山で学んだことを本校でいかし、分校魂を木指小に伝えてゆきたい」と - 。分校の校歌の歌詞と思い出の出来事を木材に描いた記念品も披露した。

     木指小の太田岳見校長は「教育の原点はへき地にある。自然と地域とが一体となった環境があったからこそ小田山分校は存在し続けてきた。今日で分校は閉じることになるが、未来への希望はずっと続いてゆくはず」、奥村市長や本多弘明PTA会長らは「閉校は寂しく悲しいものだが、分校のともし火は絶やさないようにしてゆきたい」などと別れを惜しみ、分校の校歌を作詞した金子政則さんに感謝状がおくられ、太田校長らにより表札が外されて一世紀以上に及ぶ歴史にピリオドが打たれた。

     昭和63年に建設され、その外観から「ペンション」の呼び名で親しまれてきた2階建ての現校舎は今後、公民館として活用されることに。敷地内には最後の児童数と同じ2本の「市の木」のヤマボウシが植えられることになっている。

    [2007/03/25:島原新聞]

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    信貴さんの作品に決定 - 雲仙ブランドのロゴマーク -

     雲仙市が募集していた「雲仙ブランド」のロゴマークは、全国からの応募作品142点のなかから新潟県の信貴正明さんの作品に決定した。今後、雲仙ブランドとして認定された市内産の商品にロゴマークを使用し、広くPRしてゆく。

     優良な農畜産物や海産物および農産加工品・水産加工品などを認定することで、他地域産の同一産物との差別化を図り、消費者の購買意欲を高め、商品の優位性および生産地の明確化を図ることを目的に雲仙ブランド認定制度を策定したもの。

     また、雲仙ブランドの第1回目認定品目も決定し、申請された11団体22点のうち、次の8団体18点が選ばれた。市内で生産・製造・加工・水揚げされた商品を前提に認定基準に適合したものを選んだもので、今後、認定品は市のホームページで公表し、物産フェアなどでも販売、PRを行い認知度の向上を図ることにしている。

     △吾妻農産加工組合「吾妻天塩麦みそ」など8点
     △守山女性加工組合「雲仙こぶ高菜漬け」など3点
     △愛の特選馬鈴薯生産組合「愛の小町(赤土馬鈴薯)」
     △雲仙スターチス部会「スターチス」
     △島原雲仙農協八斗木白葱生産部会「八斗木白葱」
     △瑞穂グリーンティルネッサンス「雲仙茶茶園指定極上・雲仙茶特選極上」
     △瑞穂漁業協同組合「あさり・カキ」
     △エタリの塩辛愛好会「エタリの塩辛」

    [2007/03/15:島原新聞]

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    ゴルフ場で健脚を競う - 第1回雲仙市クロスカントリー大会 -

     第1回「雲仙市クロスカントリー大会~日本最古のゴルフコースを走ろう~」(同実行委員会主催)が11日、同市小浜町の雲仙ゴルフ場で開催され、寒空のもと小学生から一般までの男女約810人が健脚を競った。

     新市誕生一周年を記念し、陸上競技力の向上や市民らの健康の増進・維持、体力向上、青少年の健全育成を目的として、小学生男女から一般男女まで16種目でゴルフコースを会場に開催。

     外気温2度ぐらいという寒さと強い風に見舞われたこの日、ランニング姿の選手らは種目ごとに順次スタートし、起伏のあるコースを力走。会場ではアツアツの豚汁がふるまわれ、選手らの体を温めるのにひと役買っていた。

     島原半島関係では、茂将臣君(小浜高2年)が高校男子5キロで、松永俊さん(小浜高教員)が一般男子29歳以下で、木下琴美さん(慈恩寺小6年)が小学生女子1.5kmで、本多利栄子さん(愛のコスモス)が一般女子40歳以上2キロで優勝した。

    [2007/03/14:島原新聞]

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    指遊びや絵本など - 図書館にもっと親しみを -

     雲仙市国見町の市図書館(堀川純義館長)の図書館まつりが10日、始まった。きょう11日まで。

     誰でも気軽に利用できる情報拠点としての図書館により親しみを持ってもらおうと企画し、図書館クイズや小学生が描いた塗り絵などの展示、古雑誌のリサイクルなどのイベントを準備。

     年齢に応じた読み聞かせコーナー2部屋では、国見や瑞穂、吾妻、愛野、小浜町のボランティアグループ6団体が指遊びや絵本の読み聞かせなどを繰り広げ、熱心に園児らが聞き入った。

     11日午後1時半からは「トリゴラス」などの作品がある長崎市在住の絵本作家、長谷川集平さんの講演会「ホームランを打ったことのない君に」もある。堀川館長は「まつりを通じて読書への意識を高めてもらい、本の素晴らしさを感じてもらえれば」と話した。

    [2007/03/11:島原新聞]

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    神代鍋島塾がイベント - ライトアップなど色々 -

     国の重要伝統的建造物群保存地区に認定されている雲仙市国見町の神代小路(くうじ)地区で1~3日、歴史ある地区の魅力をPRするイベント「神代小路もてなし事業」があった。

     地区の商工業者や会社員など約60人でつくる地域活性化グループ「神代鍋島塾」(平田政文代表)が初めて実施したもので、夜間は地区内の散策路が竹灯ろうなどによりライトアップされ、昼間はぜんざいや郷土料理などがふるまわれ、尺八や大正琴などの文化発表が披露され、訪れた人を楽しませた。

     開催費用には地区の写真付き切手の益金の一部を充てた。同塾ではほかに小中学校周辺の防犯パトロールを展開するなど地区ぐるみの活動を続けており、実行委員長の中村和紀さんは「住民の手によるまちづくりで地区をより盛り上げてゆきたい」と話していた。

     また3日は、春季火災予防運動週間に合わせた消防訓練と防火パレードも実施され、園児約100人の幼年消防クラブによるパレードがにぎやかに通りを歩いて火災予防をアピール。島原消防署北分署の松本兆司(かたし)分署長は「古い木造家屋が密集する伝統ある地区であり、自治会や消防団、消防署が一体になって取り組むことで防火意識がさらに高まることを願いたい」と呼びかけていた。

    [2007/03/04:島原新聞]

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    提言 - 7項目・具体策も - 雲仙市男女共同参画懇話会 -

    雲仙市の男女の市民が平等な立場で個性や能力を発揮できる市を築くために話し合ってきた市男女共同参画懇話会(村嶋展子座長、委員8人)が23日、奥村市長に提言書を提出した。

    県男女共同参画アドバイザーなどの市内外の委員が昨年10月から今年2月まで4回の会合において、「市における男女共同参画社会を実現するために解決すべき問題点」について地域社会、家庭、職場、教育などについて協議し、その解決策を見出してきた。

    提言書は▽根強い男女間のしきたりなどを見直し性別を問わずに互いを尊重する社会づくり▽男女の均等な雇用機会の確保と、仕事と家庭を両立できる社会制度の確立▽幼い頃から固定的な社会通念にとらわれない男女平等教育を積極的に行う-など七項目について▽出産・育児・介護休業などを取得しやすい環境づくり▽学校教育における人権尊重や男女共同参画の視点に立った指導の充実-など19の具体策を示したもの。

    提言書を踏まえ市では2007年度中に事業の基本となる計画書を作成し、男女共同参画社会の実現を図る。奥村市長は「市民総参加のまちづくりを目指すにあたり、男女共同参画の理念が浸透してゆくことが必要。提言を尊重し、さまざまな視点から取り組みたい」と述べた。

    ほかの委員は次の通り。(敬称略)

    山口陽子(県男女共同参画推進員)、松永勇(市教育委員)、渡辺寿子(市人権擁護委員)、瑞穂真爾(市保護司)、増田安洋(市認定農業者連絡協議会副会長)、七條由紀子(市観光協議会)、松藤マス(市食生活改善推進員連絡協議会)

    [2007/02/27:島原新聞]

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    「自治公民館」は - 地域を育てる学校 -

    第1回雲仙市公民館大会が17日午後1時半から愛野町公民館で開かれ、自治公民館長や公民館運営審議委員など約150名が参加して、住みよい地域づくりの拠点である自治公民館の運営や活動について研修した。

    尾崎フジさん(吾妻町)と山下一利さん(千々石町)が事例を発表したあと、長崎大学生涯学習教育研究センター助教授新田照夫氏の「地域活性化と自治公民館」と題する講演があり、「自治公民館は地域を育てる学校であり、皆さんが子どもたちをしつけ、連帯意識をもって文化を伝えていってほしい」と呼びかけた。

    [2007/02/20:島原新聞]

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    素晴らしい作品ばかり - 国見で学童美術展覧会 -

    第6回雲仙市・南島原市学童美術展覧会が16日、雲仙市の国見町文化会館まほろばで始まった。18日まで(午前9時~午後5時)。入場無料。

    児童・生徒の図工・美術に対する関心を高めるとともに、教育者の連携を図ることで、感性豊かな情操教育の充実を図ることを目的に、同実行委員会(実行委員長=横田純一北串中校長)が主催。以前の島原半島学童美術展覧会から数えて6回目。

    両市の小中学校62校から3,603点の応募があり、1,120点が入選。そのうち入賞作品92点を含め特選314点を展示。最高の島原半島学童美術展覧会大賞に輝いた野口君(多比良小2年)の作品は楽器を演奏する姿をダイナミックに描いたもので、同じく大賞の吉田さん(有家中3年)はチョウや花を巧みに描いた幻想的な作品に仕上げた。

    ほかに国見町の特産品のイチゴや緑色の畑を描いた作品や相撲をとっている図柄、牛を描いたものなど、ふるさとの風景を描いた作品も。実行委員長の横田さんは「子どもたちが一生懸命に制作した作品ばかり。何かに打ち込んで取り組むのは素晴らしいことであり、自己表現力や精神面の向上につながるはず。その姿勢を感じとってもらえれば」と話していた。

    最終日の午前11時からは、まほろば隣りの国見町農村環境改善センターで表彰式が行われる。

    [2007/02/17:島原新聞]

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    プルタブを回収して売り - あすなろが車イスと金一封 -

    缶の飲み口についているふた(プルタブ)の回収換金事業などを続けている雲仙市吾妻町の任意団体「ボランティアあすなろ」(平井満代表、会員33人)が14日、同町の田川原、馬場両自治会に車イスを1台ずつ、市広報誌の音訳活動に取り組む同町のNPO(特定非営利活動団体)法人「ふれあいステーション」(高橋弘明理事長)に5万円を寄付した。

    知的障害者のお手伝いをしようと、1996年1月に設立したあすなろは、知的障害者のためのボランティア活動や視覚障害者の白杖訓練などの生活訓練への送迎やサポート活動などを展開。アルミ空き缶回収事業には2004年度から取り組んでおり、これまでに町内の小中学校3校に1台ずつを寄贈したほか、ユニセフ子ども基金などへ金一封を寄付。2006年度は29万5,300個の空き缶を集め、19万2,000円に換金した。

    この日、吾妻町ふるさと会館であった贈呈式で、平井代表が両自治会の木下義弘会長と金子達夫会長に車イスを、高橋理事長に目録を贈呈。高橋理事長は「日夜のご活動に感謝し、大切に使いたい」とお礼を述べ、音訳用録音機器の購入に活用することになり、車イスは公民館に備えて利用してもらうことに。平井代表は「これを機に若い人たちにもボランティア活動を理解してもらい、協力をお願いしたい」と語った。

    車イス1台につき空き缶6万個が必要だという。回収に取り組んでいる一人、前田栄一さんは町内100カ所超のゴミステーションを車で回って早朝から夕方まで回収や分別に明け暮れたそうで、「集めた空き缶が役に立ち、美しいまちになることを願っている」と話していた。

    [2007/02/16:島原新聞]

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    雲仙灯りの花ぼうろ - 毎週土曜夜は花火の宴も -

    雲仙市小浜町の雲仙温泉街で9日、冬の風物詩「花ぼうろ」(霧氷)をイメージしたイベント「雲仙灯りの花ぼうろ2007」(同実行委員会主催)が開幕。国道57号沿いなどに霧氷をほうふつとさせる雪の結晶型イルミネーションが、木々の枝には青色LED(発光ダイオード)が輝き、温泉街を彩る。

    雲仙の魅力を発信し、にぎわいの場をつくろうと、春の花祭UNZENや秋のお山の文化祭など四季折々のイベントを展開しており、花ぼうろは2005年から3回目。温泉街の随所に雲仙・普賢岳噴火を題材にした絵本「くろい山」を動物型イルミネーションで表現した「光の童話」やキャンドルライトの「灯りの散歩道」などが登場し、10日から毎週土曜日夜には「花ぼうろ花火の宴」と題して打ち上げ花火も繰り広げられる。

    初日夜に雲仙観光協会前であった点灯式で、同実行委会長の宮崎高幸雲仙観光協会会長が「雲仙の冬を彩るこのイベントが訪れた人に感動を与え、雲仙ファンやリピーターとなってもらえれば」とあいさつをし、県島原振興局の酒井好局長が「雲仙の魅力がより広がることを願いたい」と祝辞。関係者ら8人がスイッチを押すと電飾が一斉に点灯。濃い霧のなかに、ぼんやりとイルミネーションが灯る幻想的な景色に包まれ、宿泊客らを魅了していた。

    イベントは24日まで。イルミネーションの点灯は午後5時~午後10時。屋台で温かい料理を出す「アツアツおもてなし料理」や雲仙ビードロ美術館では西洋ランプなどを集めた「雲仙灯りの花ぼうろ展」なども。問い合わせは同実行委(雲仙観光協会内TEL:73-2233)へ。

    [2007/02/11:島原新聞]

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    5万市民の道しるべ - 雲仙市が市民憲章を制定 -

    「平成の大合併」で誕生した「雲仙市」は9日、新市のシンボルとなる市民憲章を1日付で制定したと発表した。合併の実現から1年4か月、雲仙5万市民の "道しるべ" がここに定まった。

    市としての理念やまちづくりの方向性を明らかにし、市民一人ひとりがまちづくりに主体的に関わっていくための目標となる同憲章。同市では快適で住みよいまちづくりを進めるうえで環境的な整備とあわせ精神的な指針となるもの、また世代を越えて共通認識が持てるもの、次世代まで継承できるものを求め、合併により誕生したまちの一体感の醸成が図れる新市のシンボルを目指してきた。

    制定にあたっては市民の代表らで組織する起草委員会(松平泉委員長、委員9人)を設置し協議を重ね、まとめられた起草案はこのほど奥村市長に報告された。

    制定した憲章は、郷土が誇る豊かな環境と歴史、市民の誇り、未来への誓いなどを前文で高らかに謳い上げ、自然と心、伝統と文化、思いやりと感謝、自然との調和と産業の発展、安心して暮らせる平和なまちづくり - の5箇条によりまちづくりの目標を掲げた。

    起草案を尊重し制定した同市では「まちの一体感の醸成と市民のよりどころとなるよう起草した。起草委員会には本市のもつ色々な財産などをフレーズにして入れてもらったので素晴らしいものができた」(企画課)としている。

    制定した憲章は奥村市長が3月定例会の施政方針で市議会に報告する予定。また、市内の各世帯や自治会に文書で配付するほか、市役所や各総合支所、各地区集会所などに掲示、各種行事等でこれから積極的に活用される。

    雲仙市市民憲章

    美しい雲仙岳、恵み豊かな有明海と橘湾、悠久の歴史にはぐくまれた雲仙市。
    わたしたちは、市民としての誇りと責任を持ち、互いに手をたずさえて、未来に羽ばたくまちを築きます。

     一 水と緑を大切にし 心やすらぐまちを愛します
     一 文化と伝統を生かし こころ豊かな人を育てます
     一 思いやりと感謝の心で 笑顔の輪を広げます
     一 人と自然を調和させ 活気あふれる産業の発展に努めます
     一 きまりを守り 安心して暮らせる平和なまちをつくります

       ◇   ◇

    なお、市民憲章起草委員会は次の皆さんが委員を務めた。(敬称略)
     △委員長=松平泉
     △副委員長=藤澤順子
     △委員=浜塚敏、平野昭太、竹下敦子、前田晴男、内藤輝美、渡邉いづみ、柴田安宣

    [2007/02/10:島原新聞]

    - キーワード「雲仙市」に関する話題

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    「残さずに食べよう」 - 小中学校で地元産の食材を使い、雲仙市で招待給食会 -

    「全国学校給食週間」(24 - 30日)の一環で雲仙市内の小中学校6校で招待給食会が開かれ、招かれた奥村市長や鈴山勝利教育長ら約25人が各校の児童・生徒とともに地元産の食材を使った給食を味わった。

    招待給食会は、旧国見町時代の2003年度から実施していたもので、それを引き継ぐ形で同市としては昨年に続き2回目の実施。地元産の野菜などを使って調理した給食を一緒に食べながら交流を深めてもらうのが目的で、市国見学校給食センターが給食を提供している国見町内の小中学校5校と千々石中で開催された。

    このうち、長年学校独自で地域住民らを給食に招いているという神代小(鵜殿妙校長、184人)では、奥村市長ら市関係者のほか、給食に使う野菜の生産者や納入業者など計約25人を招待。

    この日の献立は、郷土で親しまれているジャガイモご飯やコンブ入り具雑煮、雲仙の代表的なお菓子の湯せんぺいなど。1年1組の29人は奥村市長と一緒に座って味わったり、互いに質問しあうなどおしゃべりを楽しんだり。奥村市長は「残さずに食べよう」、「新しい雲仙市になったから、みんな仲良くしてほしい」などと呼びかけていた。

    [2007/01/31:島原新聞]

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    「雲仙市民憲章」の起草案 - 分かりやすく唱和しやすい -

    2005年10月に発足した雲仙市の市民憲章を起草するために協議を重ねてきた市民憲章起草委員会(松平泉委員長、委員九人)が29日、奥村市長に起草案を報告した。

    市民憲章案は自然に恵まれた土地柄や合併で誕生したまちの一体感の醸成などを盛り込むことを基本とし、子どもから高齢者まで誰にでも分かりやすく唱和しやすい表現にしたもので、▽水と緑を大切にし心やすらぐまちを愛します▽文化と伝統を生かし心豊かな人を育てます▽思いやりと感謝の心で笑顔の輪を広げます▽人と自然を調和させ活気あふれる産業の発展に努めます▽きまりを守り安心して暮らせる平和なまちをつくります - の5項目。

    昨年8月に委嘱を受けた市内各町の主婦や農業、元教員などの委員が今年1月16日まで4回意見を交わしてきた。この日、松平委員長と藤澤順子副委員長が市役所を訪れ、奥村市長に起草案を手渡して解説。奥村市長は「市のもつ財産や資源、市が目指すべきものが的確に表現され、皆さんの意見が反映されたもの。環境に恵まれた市を守り育ててゆきたい」などと述べた。今後、市民憲章はこの案をもとに市長の決済を経て制定される。

    [2007/01/30:島原新聞]

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    有明漁業協同組合 - 4月1日正式に発足、多比良漁協と合併調印 - 【動画あり】

    島原半島北東部に位置する有明町漁業協同組合(荒木要組合長)と国見町多比良漁業協同組合(鯨津鯨治組合長)の合併契約調印式が22日、島原市有明総合文化会館グリーンウェーブであった。

    漁協合併についてはこれまで、市町村合併と同じく県側の指導のもと当初、島原半島全域で話し合いがなされたが、これが暗礁に乗り上げたあと、有明海側、続いて島原市内と範囲を狭めて協議を続行。いずれも意見の一致に至らなかった。そんな中で、島原市の有明町漁協と雲仙市の国見町多比良漁協は昨年6月6日に合併協議会を立ち上げ、作業部会、専門部会、合同役員会などを重ね、昨年12月10日の臨時総会で正式に合併を承認。この日の調印式に至った。

    式には、両漁協、県水産部、県漁業協同組合連合会、両市の関係者、来賓あわせて約60人が出席。本田直久県水産部長、吉岡島原市長、奥村雲仙市長の立会いのもと、荒木、鯨津両組合長が合併契約書に署名、押印し、互いに交換して握手を交わした。

    これに先立ち、両漁協合併推進協議会会長として尽力してきた吉谷均氏(島原市水産課長)が経過を伝え、「両組合長の将来を見据えた洞察と決意に敬意を表したい。4月1日の正式発足に向け、組合員、役職員らの共同意識と団結力をさらに強めてほしい」とあいさつ。調印のあと吉岡市長、奥村市長、本田県水産部長、川端勲県漁協協同組合連合会代表理事会長の四氏が祝辞を贈った。

    その中で、本田部長は、「これは大局的視点をもって取り組まれたことであり、心から喜びたい。県内各地で同様の協議が進められている中、将来的な広域的合併への波及効果を期待したい」。両市長も「市の区域を越え、足腰の強い漁協づくりにつながる」と述べ、「川端氏は「有明海においてガザミ、あさり等の栽培漁業にも取り組むなどの経営努力」を評価した。

    合併予定日は4月1日。名称は「有明漁業協同組合」。合併後の組合員数は223人(有明町漁協179人、多比良漁協44人、いずれも正・准合計)。職員数は6人(有明5人、多比良1人)。出資金は1億1,820万円(有明1億433万円、多比良1,387万円)。

    役員は、双方とも任期の来年六月まで務め、組合長は4月1日から荒木氏が就任の予定。本部を(旧)有明町漁協庁舎に置き、(旧)多比良漁協は支所になる。

    [2007/01/23:島原新聞]



    [2007/01/22:しまばらNOW]

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    21回目出場の今度も - ベスト尽くして日本一を、国見サッカー部を激励 - 【動画あり】

    30日開幕の「第85回全国高校サッカー選手権大会」に本県代表として出場する国見高校サッカー部の壮行式が22日、同校体育館で行われ、全校一丸となって選手たちを激励した。

    高校サッカー日本一を決める冬の選手権に21年連続21回目の出場を果たした国見。壮行式には全校生徒や教師ら約500人が参加し、登録選手25人がステージ前に整列した。

    選手たちを前に青木英明校長は「選手の皆さんはこれまで苦しい練習に耐え、自分の心とも闘いながら頑張ってきた。それだけでも価値ある高校生活だが、見事に21回連続出場を果たし、学校創立40周年の節目にも花を添えてくれた。いよいよ舞台を全国に移す。県代表としてどのような戦いを見せてくれるか楽しみだ。伝統ある国見サッカー部の名誉をかけ、力と技、気迫で思う存分戦って国立競技場までコマを進め、頂点まで駆け上がってくれると信じている。優勝旗奪還を期待している」と激励した。

    チームメートとともにステージに立った田中信也主将(3年)は「ことし初めての全国大会出場。チャレンジャー精神を忘れず、今まで自分たちが培ってきたものをすべて発揮して国立のピッチに立ち、部員全員の目標、日本一に向かって頑張る」と決意を表明。

    最後に生徒会副会長の松本未来さん(2年)が「前人未到の21回出場おめでとう。国立競技場のピッチは険しいと思われるが、チーム一丸となって勝ち進んでください。皆さんの健闘を願い応援する」とエールを送った。

    選手権に向け国見サッカー部は25日出発。1回戦は31日、柏の葉公園総合競技場で行われ、千葉県代表の八千代と対戦する。

    [2006/12/23:島原新聞]



    [2006/12/25:しまばらNOW]

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    - 小嶺監督カボチャテレビ入り!! - スポーツ&文化の連携、社外取締役として強力支援 -
    2006/12/11:島原新聞

    [関連サイト]
    - 長崎県立国見高等学校

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