定額給付金装う詐欺に注意…口座番号入手など相談35件

 国民全員に一律1万2千円、18歳以下と65歳以上に8千円が加算される定額給付金の給付が全国的に開始されているが、市役所職員などを名乗って口座番号を不正入手しようとするなどの事案が全国各地で相次いでいる。独立行政法人国民生活センターの11日発表によれば、全国で少なくとも35件の相談が確認されており、注意を呼びかける。

 発表分の主な事例は、市役所職員を名乗り「手続きが済んでいないため銀行のATM(現金自動預払機)で受け取ることができるようにするため通帳とキャッシュカードを持ってATMに行くように」と指示されたが、市役所に確認して振り込め詐欺と気づき振り込まずにすんだ。(富山県・70歳代女性)

 市役所総務課の○○と名乗り「通知を送った。手続きのため口座番号を教えてほしい」と電話があったが、不審に思って電話を切った。その後、市役所総務課に電話したところ、「○○という名前の職員はいない。通知は出していない」と言われた。(宮崎県・50歳代女性) - など。

 給付手続きをATMで行うなどの嘘を言って携帯電話で誘導しATMを操作させて金銭を振り込ませるというのは「振り込め詐欺」の典型的な手口。同センターでは▽総務省や市区町村が給付にあたりATMの操作を指示することは絶対にない▽手数料などの金銭を要求することはない - などとアドバイスし、不審な電話や訪問があれば、必ず住民票のある市役所などに連絡するよう注意を呼びかける。

 相談は長崎市大黒町の県消費生活センター(TEL:095-823-2781)などへ。

[2009/3/27:島原新聞]

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