ハマチめがけてダイブ!…みなと商店街「夏まつり」

 島原市広馬場町で29日夜、みなと商店街(古瀬寛二会長)のみなと夏まつりが開催され、多くの家族連れなどが魚のつかみどりや盆踊りなどを楽しんだ。

 20年ほど続く湊ならではのまつり。午後6時から歩行者天国となった広馬場通りには、かき氷やはし巻き「YEG巻き」、焼き鳥、カレー、金魚すくいなどの出店がずらりと並び、島原商高の不知火太鼓の勇壮なバチさばきで開幕。

 特設プールで繰り広げられた魚のつかみどりには約150人の子どもが参加。ハマチやタイ、タコなどが投入され、「大物を狙え!」などと大人の声援を受けながら、子どもらは果敢にダイブ!クールにハマチを2匹ゲットするつわものもいて盛り上げた。

 雨に見舞われた22日から延期しての実施で、まつり中は天候が悪化することなく主催者を喜ばせた。今回は地域ラジオ局FMしまばらとのコラボレーション企画で、特設舞台では白山青年団とともにパーソナリティーの「ベティー」さんが司会を務め島原市の人口などを問う○×クイズなどを繰り広げ、「グレイジュ」さんが魚のつかみどりなどをリポートし、まつりの盛り上げに一役買った。

[2008/08/31:島原新聞]

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壮大な大輪に「きれかあ」…第16回島原温泉ガマダス花火大会、盛況!!約3万5千人の人出

 島原市の夏を彩る第16回「島原温泉ガマダス花火大会」が27日夜、島原港で開催され、約6千発の色とりどりの花火が夜空を染めあげ、浴衣姿などの家族連れやカップルらを楽しませた。主催者の島原温泉観光協会(大場正文会長)によると、人出は約3万5千人だった。

 午後7時から外港交差点~九十九ホテル下交差点間の国道251号約800メートルは約100軒の露店が並ぶ歩行者天国となり、多くの観客が繰り出すなか、予定どおり午後8時半に開幕。1発目の花火を皮切りに小雨への不安を吹き飛ばす勢いで次々と打ちあがり、徐々に雨もあがり涼しい風が吹くなか観覧ムードもヒートアップ。

 組み合わせ花火連射のスターマインや夜空に模様を描く変り種、大輪を咲かせる1尺玉10発などが魅了するなか、フィナーレを飾ったのが1.5尺玉。長い打ち上げ音とともに夜空をのぼってゆく玉に観客が期待を膨らませ、壮大な大輪が目の前いっぱいに広がると、「きれかあ」などと歓声とともに拍手に包まれた。

 雲仙・普賢岳噴火災害からの早期復興を願い平成5年8月に始まった。初回からは「島原温泉がんばる花火まつり」の名称で開催され、その後、復興を目指す取り組み「島原地域再生行動(がまだす)計画」にちなみ平成10年8月の第6回から「島原がまだす花火大会」に改称され、近年は地元企業の協賛金に加え市民らからの募金も募るように。同大会以前は平成2年8月まで島原鉄道主催の島鉄納涼花火大会が11回開催された。

 なお、カボチャテレビとFMしまばらで生中継され、"お茶の間の観客"にも花火大会をお届けした。

[2008/08/29:島原新聞]

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5月に菅さんが見つける…ウミガメの足跡が大三東海岸に、70センチほどの歩幅で整然と

 陸と海が接する海岸-とくに砂浜や藻場-は、多くの海の生き物たちにとって産卵と繁殖の場になる"ふるさと"でもあるが、陸上に住む人間たちはこれを勝手に埋め立て、防災という名目のもとコンクリートの防波堤を築いたりしてきた。

 自然美を誇る島原半島も例外ではない。その周囲はほとんどすべてに強固な防波堤が延々と廻らされ、海側から眺めると、さながら監獄の様相さえ呈している。

 その中に、住家がない海辺などわずかに自然の状態が残された部分があるが、有明町大三東菅(すが)の海岸もそのひとつ。漁港の堤防から北側に約100メートル、以前のままの砂浜がある。

 この砂浜は、不思議なことに昔からウミガメの上陸地として知られてきた。今夏も産卵に来たらしいカメの、足跡のみが目撃された。

 北太平洋で唯一、アカウミガメの産卵地になっている日本の海岸(中部地方以南から九州南東部にかけて)は、そのほとんどが太平洋や東シナ海など外海に接する砂浜だが、ここ菅は有明湾の奥に入り込んだ内海に位置する。アカウミガメの上陸地としては、きわめて珍しい稀有な海岸でもある。

 近年では2001年5月、アカウミガメの上陸が目撃され、2ヵ月後には孵化した子ガメが再び海に帰っていく風景が報道され、話題になった。

その後も2~3年に一度ぐらいの頻度で上陸したらしいが、カメは夜中にやって来て、明け方早くに戻っていくため、現物を見ることは近くの漁師たちも「なかなかない」。それでも足跡だけは、当日の朝のうちなら見られるものの、「潮が満ちてくると消され、分からなくなる」という。

 今夏、同海岸でアカウミガメの足跡を見つけたのは、菅政登さん。「5月29日、朝7時ごろ」のことだった。自宅の裏の砂浜に、カメの足跡が70センチほどの歩幅で整然と並び、海苔養殖の杭が積んである所でUターン。左側に反転して再び海に至っていた。

菅さんは、カメの上陸を何度も目撃している隣の八十歳のおじいさんに相談。産卵したと思われる場所に囲いを施し、網をかけて保護していた。ところが、「2ヶ月以上経っても子ガメは現れなかった」。「卵を産まないで帰ることもある」らしい。

 有明海はいま、汚染がかなり進行し、海の生き物にとって住み心地のいい場所ではなくなりつつある。そんな中、数十年に一度、卵を産み、子を繁殖するため同海岸に戻って来るウミガメが現在もなお見られるという事実は、驚異でもある。

 外海ならともかく、有明海湾の奥深く、菅の海岸を自分のふるさととして覚え、2~30年に一度必ず帰って来る彼らの帰巣本能には、ある面敬服させられるものがあるし、畏れ多いものがある。

 人間は毎日、ふるさとに住み風景を見て過ごしているためその変化を実感として捉えられないが、彼ら(ウミガメ)が見るふるさとは20~30年に一度目にするだけのそれ。その変貌ぶりを目撃する驚きはいかばかりだろうか?

 さいわい菅の砂浜は、そこに住む漁師たちによって守られている。最近「油代が高くなって漁にも出られない」という菅さんも、「カメが上がると、何かよかことのあるような気がする。朝起きるのが楽しみになる」という。

 不振続きの地元漁師たちにとって、ウミガメは夢を運んでくれる存在でもある。

[2008/08/27:島原新聞]

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口加高・裁判員制度を学ぶ…島原半島212人を候補に選ぶ

 国民が裁判官とともに刑事事件の裁判を行う平成21年5月開始の裁判員制度について口加高(吉川美智子校長)の2、3年生27人が8月25日夕方、長崎地方裁判所島原支部の職員らから学んだ。

 島原半島を管轄する長崎地裁島原支部と長崎地方検察庁島原支部が実施した説明会で、数年前から公民館などで各種団体向けの説明会は開いてきたが、学校では初めて開催。裁判員に選ばれるのは20歳以上の有権者だが、早期から制度に対する理解を深めてもらおうと願いを込めた。

 長崎地裁島原支部の谷村久雄庶務課長と長崎地検島原支部の藤好章統括検務官がイラスト解説のガイドブックやDVDを使いながら▽裁判員裁判の仕組み▽裁判員の選出法▽裁判員としての責務や守秘義務▽長崎市の長崎地裁でしか行われないこと-などについて説明したほか、生徒からの質問にも答えた。

 1年生の頃から制度に興味があり自分で学んできたという3年の久間孝平君は「生活に影響を与えるため職場の休暇対策など100%体制を整えてから実施すべきだと思う。不安もあるが、自分は参加してみたい」と話した。

 裁判員裁判の対象となる事件は殺人や傷害致死など重大な犯罪のみで、本県では年間約30件が対象となる見込み。裁判1件につき裁判員6人が選出されることになっており、その前段階として県内では約120万人の有権者の中から2千人の候補者が選ばれる。長崎地裁島原支部によると、約12万人の有権者がいる半島では212人(島原市、雲仙市各68人、南島原市76人)が無作為のくじで候補者に選ばれ、12月ごろには通知が届くという。

[2008/08/27:島原新聞]

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「ナイアガラ」も大成功…森岳商店街線香花火大会

 島原市上の町の光永商店駐車場にある湧水スポット「めだかの学校」で24日夜、「線香花火大会」が行われ、多くの家族連れがスイカ割りや線香花火などを楽しんだ。

 過ぎゆく夏を名残り惜しみながら楽しんで-と森岳商店街(光永建一会長)が毎年この時期に開催。会場には灯ろうが灯され、竹をつないだそうめん流しや噴出し花火や線香花火など思い思いに楽しむ子どもらの姿が。

 フィナーレを飾ったのは約2メートルの高さに渡したロープに無数の花火を結びつけた手づくりの「ナイアガラ」。商店街会員ら十数人が1列に並んで一斉に点火すると、勢いよく火花が飛び散って「花火の滝」を演出し、「きれかあ」などと歓声に包まれていた。

[2008/08/26:島原新聞]

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『宅島杯』の獲得を目指し…県内最大の中学サッカー大会、107チーム熱戦の火ぶた

 県内最大の中学サッカー大会「宅島建設杯第16回県ジュニア・ユースサッカー選手権大会」(県サッカー協会など主催)が23日、島原市営平成町多目的広場などで開幕し、9月7日の決勝まで6日間に及ぶ熱戦の火ぶたを切った。

 熊本県で10月開催される高円宮杯第20回九州ユース(U-15)サッカー選手権の予選を兼ねたもので、クラブチームを含め過去最多だった昨年に次ぐ107チーム・総勢約2200人が参加している。

 島原復興アリーナで行われた開会式には小嶺忠敏会長をはじめ県サッカー協会の関係者、来賓として宅島壽雄氏(宅島建設(株)社長)、吉岡市長、北浦市議会議長らが出席した。

 小嶺会長は「県内最大の大会で高円宮杯の予選も兼ねており、県代表を目指して頑張ってほしい。オリンピックの熱戦に続き、9月にはワールドカップのアジア最終予選も控えているが、これからは皆さんの世代が日本サッカー界をいかに担っていくか。個人はもとよりチームとしても伸びる要素をたくさん秘めている。日本を背負い世界に通用する選手、高い目標を定めて頑張ってほしい。日ごろの練習の成果を十二分に発揮し、有意義な大会となることを期待している」とあいさつ。

 続いて宅島社長が「大久保嘉人選手をはじめ数多くのJリーガーがこの大会から育っており、日本を代表する新たな選手が生まれることを期待している。未来を担う子どもたちのためスポーツ・文化活動の積極的支援を社の理念としており、大会をサポートできることはとても意義深い。107チームの頂点を目指すとともに、3年生は中学生最後の大会なので悔いのない試合を-」と呼びかけた。

 開催地を代表して吉岡市長が歓迎の言葉を述べたあと、島原一中サッカー部の主将・土本樹君(3年)が「今まで支えてくださった方々への感謝の気持ちを胸に、3年間の集大成として県下107チームの頂点を目指し、これまで勝利の喜びと敗北の悔しさを分かち合った仲間とともに最後まで精一杯プレーする」と力強く選手宣誓した。

 明け方まで続いた激しい雷雨は収まり、予定通り開催。試合は全チームによるトーナメント制で、初日は蒸し暑い気候のもと1回戦47試合が行われた。

 きょう24日は2回戦28試合が予定されている。30日は3回戦16試合、31日は4回戦8試合と準々決勝が行われ、ベスト4が出そろう。準決勝は9月6日、決勝は7日、いずれも市営陸上競技場で行われる。

[2008/08/24:島原新聞]

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有明海に投入して浄化…漁協でEM泥団子を作り

 善玉菌の集まったEM菌(有用微生物群)の力で有明海の水質浄化などを図ろうと、島原市内の児童や漁師、行政関係者約60人が22日、同市霊南2丁目の島原漁協で約4千個のEM泥団子をつくった。泥団子は1か月ほど熟成させ、9月末に海に面した市内3か所から投入する。

 県島原振興局が市や市民ボランティアとの協働で目指す「有明海再生プロジェクト」の一環で、昨年から島原漁協や同女性部、市児童館、EMネット長崎などの協力を得て実施。取り組みには、23日早朝に予定している島原海浜公園隣りの砂浜で悪臭を放つアオサの回収も盛り込んだ。県内では有明海沿岸と橘湾沿いで漁協などがEM泥団子投入に取り組み、海の水質浄化を図っているという。

 この日、子どもからお年寄りまでが集まり、土とEM菌や活性液などを混ぜて握りこぶし大の大きさに丸めた黒っぽい団子づくりに汗を流した。島原振興局港湾課の井手哲さんは「自分たちでできることに取り組むことが大事。そういった機会をつくり続けてゆきたい」と話した。

 また5年ほど前から市環境課では市婦人会の協力を得てEM菌普及活動を展開。現在1週間に200リットルのEM液をつくって公民館などで市民らに無料配布しているほか、大手川など河川2か所に流す活動を続けている。今後は保育園などの協力を得て日常生活でEM菌を活用してもらうなど市全体に運動を広げてゆきたい、としている。

[2008/08/23:島原新聞]

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子ども棚田サミット交流会…宮崎県日南市の小学生と、千々石少年自然の家などで

 今秋に雲仙、長崎両市で開催される第14回棚田(千枚田)サミットを前に両市と宮崎県の小学校3校の児童約40人が交流を図る「子ども棚田サミット交流会」が21日、雲仙市千々石町の県立千々石少年自然の家を主会場に始まった。22日まで千々石町の清水棚田の見学や農家の話を聞くなど棚田について理解を深める。

 21日は、公式テーマソング「棚田へ行こう」をサミット当日に披露することになっている千々石中の全生徒221人が練習に励んだ。指導したのは宮崎県日南市の園児と小学生17人でつくるコーラスグループ「シングアウトキッズ」。

 「棚田へ行こう」は同グループの子どもらが作詞したオリジナル曲で、♪晴れた日には棚田へ行こう じいちゃんの軽トラに乗って♪などと棚田のどかな風景と魅力を盛り込み、棚田を守ってゆこうと呼びかける、同グループにとって思い入れのある曲。一昨年、日南市で開かれた第12回サミットで披露して以来、公式テーマソングになっている。

 この日はリーダーで日南市立酒谷小6年の鈴木里奈さんらが千々石中を訪れ、体育館で実際に歌とダンスを披露したあと、中学生も一緒に練習した。10月16~18日開催のサミット期間中に17日の千々石町での現地見学会でテーマソングがお披露目される予定で、同中では練習を重ねてのぞむことに。

 サミットには約1500人が参加予定。棚田の現地見学会も盛り込まれており、見学会場となる同市千々石町岳地区の清水棚田はいま青々とした稲穂に覆われている。33ヘクタールに700枚の棚田が作られ、約50戸の農家がコメづくりに取り組んでおり、平成11年には「日本の棚田百選」に認定され、農家による保全活動や収穫感謝祭などが続けられている。

[2008/08/22:島原新聞]

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夏休み最高の思い出に…盛況!!はだしで遊ぼう雲仙

 雲仙市の雲仙ゴルフ場を無料開放し各種遊びを楽しんでもらう「はだしで遊ぼう雲仙」が20日に行われ、多くの家族連れが訪れて靴を脱いでサッカーや凧揚げなどをしながら芝生の心地よさを味わった。

 夏場の平均気温が22度という涼しい雲仙で、自然に親しむ運動の一環として、ふだん子どもらが入る機会のないゴルフ場を開放し、広々とした芝生の上で遊んでもらい、草木のにおいや風などを肌で感じてもらうことで、自然に対する理解や自然保護・美化意識を養ってもらおうと、同実行委員会(石田直生会長)が主催し、今年で27回目。

 会場は見渡す限りグリーン一色。心地よい風が吹くなか、靴を脱いではだしになった子どもらは国見高サッカー部とボール遊びをしたり、「ふれあい動物園」で動物とふれあったり、ブーメランづくりを楽しんだりしたほか、雲仙市の特産品やかき氷などの出店もあった。

 午前11時からあった開会式では雲仙市瑞穂町の瑞宝太鼓や小浜中吹奏楽部が演奏を繰り広げて盛り上げ、石田会長は「思いっきり芝生の上で遊びまわってもらい、有意義な1日を過ごしていただきたい」とあいさつし、奥村市長は「涼しい雲仙で夏休み最高の思い出をつくってほしい」などと呼びかけた。

 なお今年は初めて第13回県ジャンボかぼちゃ大会も同じ会場で開催し、PRを図ったもの。また島原半島3市が一体となってジオパークの?国内初認定?を目指すことにちなんで島原半島ジオパーク推進協議会も、このほど見つかった「泥火山」などを見学する「雲仙地獄ジオツアー」を実施してPRを図った。

[2008/08/21:島原新聞]

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唯一の女子部員全国初V…島原翔南1年の狩野さん

 17日に大阪府堺市立金岡公園体育館であった第14回全国高校女子レスリング選手権大会で、島原翔南高1年の狩野(かりの)美咲選手が40?級で初優勝を飾った。

 狩野さんは同校レスリング部員8人のうち唯一の女子部員で、1年生ながら快挙を達成。小学生の頃から南島原レスリングスクール(永石史也監督)で練習に励んできたという。

 同校レスリング部の稲本康弘監督によると、決勝は濱道沙織選手(種市高・岩手)と対戦し、1-1で迎えた3ラウンド目を制して2-1で粘り勝ち。「優勝できるなんて思わなかった」と本人も驚いていたという。

 また19日まで同会場で行われた第24回全国高校生グレコローマンスタイル選手権大会の96キロ級で馬場貴大選手(島原高2年)が3位入賞し、74キロ級で松本岬選手(島原工高3年)が5位に入った。

[2008/08/20:島原新聞]

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湧水スポットなどに感動…モデル地区の島原市商店街周辺、まち歩きで良い点、悪い点

 県支援のまちづくり事業「にぎわい・やすらぎのあるまちづくり推進事業」の平成20年度モデル地区に選ばれた「島原市アーケード商店街周辺地区」のまちづくりを進める取り組みの一環で17日、第2回ワークショップのまち歩きが行われ、市民や市外の大学生が"内と外の目"で良い点と悪い点を見出した。

 選定地区は市役所?白土湖を北南限、国道251号~寺町通りを東西限とし、アーケードや湧水スポットなどが集中する約40ヘクタールのエリア。7月に幅広い年齢層の市民らで設立された同地区まちづくり研究会(会長=隈部政博・中堀町商店街理事長、委員19人)を中心に会合やワークショップを開き現状を把握するとともに意見を集約し、来年3月をメドに官民一体となったまちづくりの根幹となる協働プランを策定する。

 まち歩きには研究会委員や一般公募市民、地方都市の現状やまちづくりについて学ぶ熊本県立大学の3、4年生13人を含め計50人が参加し、7班に分かれエリア内を1時間半ほど散策。学生ら5人の班はこいの泳ぐまちや湧水邸「四明荘」やアーケードを歩き、写真やメモをとりながら湧水スポットなどに感動を覚えたほか、「路地裏を探検して楽しむような町並みだったら面白いかも」などと感想をもらした。

 このあと各班は霊丘公民館に集合し、まち歩きでの発見をマップにまとめて発表。大まかに分けると▽アーケードの活性化▽空き店舗や湧水、歴史の活用▽統一性のある町並みづくり - で、▽湧水が生活の身近にあり観光客にとって潤いを与える▽まちの人が親切?などの良い点や▽観光スポットは車の通行が多く場所も分かりにくい▽名物や歴史的建造物など島原の魅力のPR不足 - などの悪い点から様々な意見が - 。同研究会アドバイザーで同大の西英子准教授は「9割方きれいだが一部のゴミなどがイメージを悪くする。徹底して取り組むべきであり、お金をかけずにできることから考えてゆきましょう」などと呼びかけた。

 同推進事業は平成18年度から進められ県内では10か所がモデル地区に選定されている。島原市の取り組みはA3版2つ折りカラー刷りの「『まちづくり』だより」約300部を地元町内会に配布したり公民館に置いたりして周知を図る。

[2008/08/19:島原新聞]

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盛り上がり大雨も顔負け…杉谷ガマダス盆おどり大会、地区を挙げて楽しい一夜

 島原四小体育館で16日夜、杉谷ガマダス盆おどり大会が行われ、児童からお年寄りまでが輪になって地区ゆかりの「SUGITANI」や「すぎたに自慢」を踊るなど盛り上がった。

 大雨のため運動場から会場を移しての実施。無数の丸提灯がともるなか焼き鳥やかき氷などの出店が並び、曲に合わせて児童有志がダイナミックなヨサコイ、島原商高バトン部が元気なチアリーディング、婦人会による「SUGITANI」などが繰り広げられ、しきりに拍手を浴びていたほか、お楽しみ福引会もあった。

 町内会や老人クラブ、婦人会、育友会などでつくる同実行委員会(実行委員長=上田泉・杉谷地区町内会連絡協議会長)が開催。噴火10周年の復興記念としてミレニアムイヤーの2000年8月に移転前の同小で復活させて以来9回目。主催者あいさつで上田さんは「皆さんの力を合わせて良い杉谷にしてゆきましょう」と述べ、吉岡市長も「災害から立ち上がった皆さんの気持ちがあふれているのが杉谷地区の原点では - 」などと呼びかけた。

[2008/08/19:島原新聞]

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護国寺三十番神大祭…老若男女でにぎわう

 島原市寺町の護国寺(岩永泰賢住職)で16日、恒例の三十番神大祭が行われ、老若男女を問わず多くの人でにぎわった。

 大祭は毎年1月と8月の16日に開催され、8月大祭の夜は精霊送りの盆おどりも。元文元年(1736年)に島原松平藩主3代目忠俔公が大病を患った際に京都の彫師30人に1体ずつ彫らせた1か月間順番に人や国を守る神像「三十番神」と7万巻にのぼる木版刷りの法華経が、この日だけ"ご開帳"される。

 神像と法華経が安置された番神堂では午前9時から1時間ごとに特別祈とうが行われ、受付を済ませた人々が続々と集まるなか岩永住職ら僧侶十数人がお経をあげ、「家内安全」、「息災延命」、「身体健全」、「商売繁盛」などと1人ずつの祈願内容と氏名などを読みあげ、仏具で1人ひとりの背中をなでてまわったあと、祈とうが済んだお札を大事そうに持ち帰る人々の姿があった。

[2008/08/17:島原新聞]

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1人で最高47杯も食べる…南島原市でわんこ素麺大会、団体戦は3人で142杯

 南島原市特産の素麺のPRと地域の活性化を目的に「第1回わんこ素麺大会」が10日、同市北有馬町のエコ・パーク論所原で繰り広げられ、市内外から集まった延べ48人が挑戦し賑わった。

 同市ではことしから、毎月7日を「そうめんの日」と定め、素麺のまちを広くPRしている。同市によると、平安時代には七夕に無病息災を祈り、宮中で食されていたとのこと。これに基づき旧暦の七夕(8月7日)の直近の日曜日、同施設として初めて開催したイベント。その名もわんこ蕎麦ならぬ、「わんこ素麺」大会。

 お椀は1杯10グラム。個人戦は素麺をお椀に投げ込む給仕係と参加し、21人が挑戦した。制限時間は予め5分と設定していたが、「何せ初めての大会」なので、とりあえずやってみたところ、5分間も食べ続けるのは一般には限界ということが分かり、急きょ3分に変更。これに伴い3人1組の団体戦も15分から9分に短縮。チーム内で自由に交代しながら9組計27人がチャレンジした。

 施設(ケビン)に泊まっていた3歳の女の子(長崎市の冨田菜名ちゃん)から70歳代のお年寄りまで世代を越え、和気あいあいとした中にも白熱したゲームを展開した。

 次から次に素麺が投げ込まれ、挑戦者の目の前には高く積まれたお椀のタワーが完成。最高は個人戦で47杯、団体戦は3人で計142杯も平らげ、豪華な賞品が贈られた。

 同施設では「南島原市の観光の拠点として市と島原半島をPRし、がまだすネットなどと連携・協力しながらこれからも地域の活性化に向け取り組んでいきたい」と話していた。

[2008/08/17:島原新聞]

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殿様気分でかき氷を…好評!!島原城の展望所

 お殿様気分でかき氷を楽しんで - 。島原城最上階の展望所で販売されているかき氷が好評らしい。平成18年から3年目を迎える夏休み限定企画で、8月末まで。メロン、イチゴ、宇治茶の3種類で200円。ミルクがけが300円。

 エレベーターがなく歩いて階段をのぼり、最上階に行き着いたら島原の風景が広がり、心地よい風がそよぐ。エアコンもないため汗を流しながら上りきった観光客にとって目の前に広がる"かき氷屋"は「ご褒美みたいなものかな」と資料館解説員の松尾卓次さん。13日も、かき氷を味わいながら涼む観光客の姿が多かった。

 ちなみに、情緒あふれる青色のかき氷器は昭和30、40年代と同型の手動式で、展示品の色を塗り直して使用。これでつくると柔らかいかき氷ができるという。氷の塊はアルバイト男性や職員たちが汗を流しながら1階から最上階まで階段を昇り降りして運び込んでいる。

[2008/08/15:島原新聞]

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高速船は通常の3倍近く…帰省ラッシュがピーク、他県ナンバーの車も増加

 お盆をふるさとで過ごそうと、郷土出身者らの帰省ラッシュが13日、ピークを迎えた。島原~大牟田航路の「島鉄高速船」は通常の3倍近くになり、同日から予備船を投入し2隻体制で旅客輸送を強化。市内では他県ナンバーの車も増加し混雑が目立ってきた。

 島鉄によると、福岡~島原最短ルートの同高速船は先週末あたりから学生など帰省客が増え始めた。福岡方面が中心だが、遠くは関西方面から乗り継いで来る帰省客もあり、夕方の便が特に多い。島原港では大きなバッグや土産を抱えた親子連れなどが次々と桟橋に降り立ち、ふるさとの家族らに迎えられていた。

 例年通り13~14日がピークとなるため、同社では通常10便を13~14便に増やして対応。17日まで2隻体制で輸送強化に努める。


運賃は上げずに頑張る、燃料費の高騰で厳しいが

 燃料費の高騰により船舶の運航も厳しい状況だが、「運賃は変えずに頑張っている」という同社。多くの利用を呼びかけている。Uターンラッシュは15日夕方に始まり、16~17日まで続く見通しだ。

[2008/08/14:島原新聞]

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学校の枠をこえて仲良く…三会小で子ども絵画教室

 猛暑の夏休み、島原市子ども絵画教室が11日(月)、三会小学校を会場におこなわれ、市内の小・中学生約230人が絵画に熱中した。

 同教室は、「絵の好きな子どもたちに、もっと好きになってもらう」目的で、毎年夏休みを利用して実施。美術科教諭とそのOBらが指導にあたり、あわせて「お世話で参加する小学校教諭らも絵画指導の仕方を学ぶ」という。今年で37回目になる。

 午前8時半、同校体育館で開会式があり、前田清英三会小校長が、開催に至る準備や事前の打ち合わせ会のことなどを伝え、「夢中になって取り組んでください」とあいさつ。講師の佐藤利宗、松崎善幸、山中凱和、宮野耕一、松島由幸、柴崎澄保、城代成実の六氏が自己紹介し、「わたしもこの会に参加して絵が好きになりました。」「学校の枠をこえて、みんな仲間になって学ぶ喜びも体験してください」と激励した。

 このあと各学年ごと教室や渡り廊下などに移動。一年生はひまわり、二年生はカニ、三年生ザリガニ、四年生は靴、五年生は花と風景、六年生と中学生は楽器をそれぞれ題材に、白い「宇宙」の画用紙に印象や感動を描きつけた。

 なかには割り箸を筆にしたり、木の葉やダンボールの切れ端をスタンプにしてみたり、黒い画用紙にクレヨンで形をとり、その上に白い絵の具を塗るなど、学年によっては普段の授業でしないような技法も登場して、子どもたちは興味津々の様子。大きな顔のひまわりに挑戦した一年生は、太い大きな線で丸から描き始め、花びら、種、葉っぱも手に取り、触りながら進行。出来栄えに顔をほころばせていた。

[2008/08/13:島原新聞]

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夜市最終日盛り上がる…FMしまばらが新趣向

 島原市のサンシャイン中央街、一番街両アーケードで9日夜、今年最後の「土曜夜市」が開催され、一番街では重松花屋隣りの空き店舗をコミュニティーラジオ局FMしまばらが"ジャック"し、最終日の盛り上げに一役買った。

 多くの人が繰り出す夜市にあらたな趣向を - と、島原一番街(隈部政博理事長)とのコラボ企画で、白土町の本社を抜け出しての出張放送。空き店舗2階に特設スタジオを設けて浴衣姿の「ライライ」さんと「ゴクさん」のパーソナリティー2人が夜市情報満載の1時間番組をオンエアー。

 大勢の浴衣姿などの家族連れが繰り出すなかアーケード上部のスピーカーからも放送は流され、ガラス張りの特設スタジオを珍しそうに見上げる姿も。通りでは「ベティー」さんが生リポートを展開し、空き店舗1階には「一番街寄席」も設けられ、一番街のメンバーが人脈を活かして活動の場を提供した九州大学落語研究会の学生と「鰻家小にょろ」さんが落語をやり、ともに笑いを誘っていた。

[2008/08/12:島原新聞]

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寒ざらしがCOOL!!…「島原名物スイーツ」としてPR

 冷たい湧水で仕込んだ白玉をシロップでいただく島原名物「寒ざらし」が今夏、熱い。いや、冷たい甘味だから「COOL」(冷たい、かっこいいの意)と言った方がぴったり。本年度、島原市商工観光課は県内外で「島原名物スイーツ」としてPRに力を入れ、市民ボランティアグループはオリジナル寒ざらしを考案し、寒ざらしの名店「銀水」も8月9日まで期間限定で復活した。

 もち米や米が原料の白玉粉に水を加えて練り、丸めた白玉を茹でて冷たい湧水で適度に冷やし、砂糖やハチミツなどでつくったシロップにつけて食べる、島原ならではの甘味。いつごろからあったのか定かではないが、飲食店で出されるだけでなく家庭でもつくられるほど島原では身近な存在だ。

 島原の食を売り込むPR活動の一環で、県内外で寒ざらしをPRする市商工観光課の佐藤元俊さん(26)は手ごたえを感じている。試食のほか福岡市でのPRでは手づくり体験も楽しんでもらい、好評を得たという。5月に制作し始めた「寒ざらしマップ」は随時更新中で、現在は飲食店や居酒屋など13軒を網羅。ノーマルの寒ざらしのほか小豆餡を盛ったものやゼリーで包んだお菓子などもあり、「寒ざらしめぐり」を楽しんでもらう。

 また、「食のボランティア」活動に取り組む市食生活改善推進委員協議会(佐原トキヱ会長、会員69人)は本年度、オリジナル寒ざらしを考案し普及を図る。通常の白玉とホウレンソウ、カボチャの白・緑・黄の3色の「カラフル野菜寒ざらし」。野菜嫌いな子どもたちに「島原名物で野菜を摂ってもらおう」と、生み出した。

 茹でたカボチャとホウレンソウをペースト状にしてそれぞれ白玉粉に混ぜて茹で、別につくった冷たいシロップと一緒に3色の団子を器に盛る。着色料などは一切使わず、ホウレンソウの鮮やかな緑色の粒子とカボチャの黄色の自然な色合いがきれいで、つるりとした食感が心地よい。原料がもち米のため1人分のエネルギーは143キロカロリーだが、野菜の味を感じることなくホウレンソウやカボチャに含まれる鉄分やビタミンAなどが自然にとれる。

 6日は市保健センターで、子どもボランティア教室の昼食の1品として出すため、会員ら17人が60人分をつくった。野菜が入っていることを明かさずに食べてもらうようにしており、味わった三会小6年の岸川拓生(たくみ)君(11)らは「ホウレンソウが入っているのは分からなかった」、「おいしかった」などと笑顔をこぼした。

 一般に販売するのではなく、7月から10回ほど開いている小学校の親子料理教室や高齢者の機能訓練の場などで食べてもらっている。要望があれば、参加者5人以上の料理教室などに出向く。問い合わせは事務局の市保健センター(TEL:64-7713)へ。


寒ざらしのつくり方(4人分)

白玉:白玉粉100グラム、水は適宜。

みつ:砂糖40グラム、黄ざら20グラム、はちみつ6グラム、水200cc。

1.白玉粉に水を少しずつ加えながら耳たぶほどの柔らかさに練り、好みの大きさに丸めて、たっぷりの熱湯で茹でる。白玉が浮いたらさらに30秒ほど茹で、2倍ぐらいの大きさになったらすくって冷たい水にさらして冷やす。

2.砂糖と黄ざらを水で溶いて煮詰め、ハチミツを加えて冷ましシロップをつくる。

3.白玉とシロップを器に盛って出来上がり。

提供:島原市食生活改善推進委員協議会

[2008/08/12:島原新聞]

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全小中学校で平和集会…大三東小久保さん体験談を語る

 長崎に原爆が投下されてから63年を迎えた9日、島原市内の小中学校では平和集会が開かれ原爆の悲惨さと平和の尊さを考えた。大三東小(松崎亮介校長、児童331人)では14歳で被爆した元教員の久保亀喜さん(77)が体験談を全児童に語り聞かせた。

 久保さんは同小卒。教員になるため1945年4月に長崎市の長崎師範学校予科に入学。日に日に空襲が増えていくなか、同年8月9日、オルガンのテストに備えて音楽教室で練習中に「窓がピカッと光った。『目と耳をおさえて机の下に潜り込め』との教えを思い出し潜り込んだ。あとは覚えていない」。しばらくしてから天窓のガラスが散乱し、生徒の背中が焼けているのに気づいた。閃光は、原爆が投下された瞬間だった。

 「あの日、焼け死んだ人など亡くなった人は数え切れない」 - 。防空壕はけが人でいっぱいになり、駅にもやけどの治療を受ける人が多く、実家に戻るために乗った汽車にもけが人があふれていた。湯江駅で降り、実家で出迎えてくれたのは母親。父親は兵隊に出ていていなかった。

 原爆で同級生や上級生も犠牲になった。助かったクラスメートとは毎年会い、旧交を温める。「自分が体験したことを少しでも分かってもらえれば」と、同町内の小中学校で体験談を語る役目を引き受けた。「今でも苦しむ人がいる。日本はいま平和だが、平和は努力なしには手に入らない。戦争は愚かなもので、二度と起こしてはならない。原爆も同じ。なくさなければならない」 - そう結ぶと、児童からは質問が相次いだ。

 平和集会では他に児童らが平和学習で学んだことを発表し平和の尊さをたたえる歌を合唱し、午前11時2分のサイレンに合わせて静かに黙とうを捧げたあと、全児童が折った千羽鶴が、来年平和公園などを訪れて平和学習に取り組む3年生に託された。

[2008/08/10:島原新聞]

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世界ジオパークを目指し…八八八八段舞岳記念登山

 2008年8月8日午前8時、8888段の舞岳ふれあいロードで「世界ジオパーク」を目指す舞岳記念登山」があった。

 このイベントは、島原半島ジオパークの認定推進の一環として、ふるさとの自然遺産に対する意識を高めてもらおうと島原市と有明町山岳部が主催。自由参加のかたちで広く呼びかけたところ、親子連れ市民や有明中学校の野球部・バスケット部・ソフトテニス部・サッカー部の部員ら約に百人が早朝、舞岳山荘横の登山口に詰めかけた。

 雲仙岳連峰の北東部に位置する舞岳(標高703メートル)は、旧有明町時代の地形が同岳を中心に扇形(ハの字形)をしていたことから、末広がりの縁起をかついで平成8年8月8日午前8時、「8888段のふれあいロード」が開通。元旦の御来光登山や住民のふれあい・健康作り、園児らの鍛錬登山等に活用されてきた。

 位置的に雲仙地溝帯の千々石断層沿いに存在することから今回、ジオパークの意識啓蒙を兼ね、企画。「八」数が四個重なるこの日に実施した。

 登山口であった開会式で吉岡市長は、「ジオパークは地質遺産を活用した自然公園のこと」と説明し、「火山活動が形成した島原半島は、平成噴火を含めジオパークとして特異な存在。きょうは山頂から平成新山を真近に眺めてください」とあいさつ。北浦市議会議長が、「8888段を一歩一歩登ることが、ジオパーク認定(の山頂)を目指すことになる」と激励した。

 有明町山岳部による登山についての諸注意があり、8時8分、登山を開始。参加者らは記念のタオルとペナントを手に、山頂を目指した。

[2008/08/09:島原新聞]

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地元の風土や協力に感謝…15年続く『国際ワークキャンプ』、茶道や精霊流しなども体験

 韓国やドイツ、イタリアなど国内外の大学生など13人が4日から雲仙市国見町を訪れ、地元の子どもや住民とふれあっている。旧国見町時代から15年連続で実施されている「国際ワークキャンプIN KUNIMI」。夏の風物詩として定着している。

 日本や東アジアで国際ワークキャンプを展開するNPO法人NICE(Never - Ending International WorkCampus Exchange)の事業で、雲仙市社会福祉協議会が主催。今夏は同市を含め約50か所で実施されているという。NICE職員の沖野道子さんによると、同町は地元の受け入れ体制が整い、国際交流に対する積極的姿勢があり、1度参加した学生が再びキャンプ地に選ぶこともあるそうで、これほど長く継続実施されるのは珍しいという。

 韓国の明知(ミュンジー)大学3年のホン・ソンジンさんは視野を広げ日本の文化や日本語を学ぶとともに「異国の地方に魅力を感じた」と同町でのキャンプを選んだ。「穏やかな風景と親切な人柄を備えたピースフルなまち」と好印象をもち、「キャンプを通じて、そういった温かい心を学びたいですね」とほほ笑んだ。

 6、7日は同町総合福祉センターで、各種活動を通じてボランティア精神を育む「ボランティア少年少女探偵団」の国見中3年の安部朝美さんら地元の小中学生など9人との交流会があった。

 はじめは緊張した子どもらは自己紹介をし、学生から「ダンケ(ありがとう)」などのドイツ語やイタリア語、イスラエル語などを学んだあと、高さ約2メートルの六角形提灯づくりに挑戦。日本語や外国語を交えて徐々に打ち解けながら、灯ろうの部品となる長さ2メートル・幅80センチの和紙に好きな絵を描くなど一緒に取り組んでいた。

 学生らは同センターに宿泊したり同町内の家庭にホームステイしたりしながら17日まで滞在。茶道などの日本文化に親しみ、福祉体験や同町神代小路の清掃、精霊船の制作や精霊流しなども体験する。

[2008/08/08:島原新聞]

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「福祉の心」を学ぶ…子どもボランティア教室

 島原市内の小学6年生25人が6、7日、目の見えない状況を体験したり高齢者とふれあったりして「福祉の心」を学んだ。

 福祉体験や実践的活動を通じて社会福祉への理解を深めてもらうことなどを目的とした市社会福祉協議会主催の1泊2日の「子どもボランティア教室」で、20年ほど夏休みに続けられている。

 児童らは市福祉センターに宿泊しながら2日間にわたり、車イスで生活し福祉に対する理解を求める活動を続けている同市湊町の中村誠さんから講話を聞いたり、アイマスクを付けて歩き視覚障がい者の状況やその危険性を体感したり、デイサービスセンター3か所を訪れて利用者の高齢者とふれあったり、障がい者の買い物の手伝いをしたり。

 「もっと自分にできることを見つけよう」と参加した三会小6年の岸川拓生(たくみ)君は「お年寄りとゲームをしたりして仲良くなった。明るい人もいるけど、元気のない方もいて、おじいちゃんおばあちゃんたちのことが学べた」と話していた。

[2008/08/08:島原新聞]

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FC雲仙が見事2連覇…さわやか杯少年サッカー

 少年サッカーの「さわやか杯第37回NBCサッカー大会」の島原市内予選が2・3日、市営平成町多目的広場で行われ、FC雲仙エスティオールが優勝し、2年連続で本大会出場を決めた。

 技術の向上とチームの交流・親睦を図る同大会には今回、市内各地区のサッカースポーツ少年団とクラブチームの計8チームが出場し、4チームずつ2パートに分かれた予選リーグのあと、各パート上位2チームの計4チームによる決勝トーナメントを行い、残る4チームは交流トーナメントで熱戦を繰り広げた。

 予選を2勝1分けで決勝トーナメント進出を果たしたFC雲仙は、準決勝で前回準優勝の杉谷に5-1と圧勝し、続く決勝は有明を1-0で破り見事!!優勝。最優秀選手にはFC雲仙の松藤裕也君が輝き、各チームから1人ずつ優秀選手(8人)が選ばれた。

 優勝したFC雲仙は9月13・14日、佐世保市で開催される本大会に市代表として出場する。

[2008/08/06:島原新聞]

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新切少年が初優勝…カボチャ杯ソフトボール

 2日から島原市三会ふれあい運動広場で開催されていた第3回カボチャテレビ杯争奪少年ソフトボール大会((株)ケーブルテレビジョン島原主催)は3日、決勝までを行い、南島原市の新切少年が初優勝を飾った。

 島原半島内の16チームが参加しトーナメントを展開。準決勝で安中リトルファイブソフトボール部を2-0でやぶった新切は、不戦勝で準決勝を勝ちあがった有家蒲河少年と決勝を争い、9-0で優勝を勝ち取った。

[2008/08/05:島原新聞]

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寺中が見事に二連覇…三県架橋少年ソフトボール大会

 3県架橋推進少年ソフトボール大会が7月26、27日に熊本県の天草市牛深グラウンドなどで開催され、島原市の寺中少年が優勝し2連覇を成し遂げた。

 大会は島原半島-天草-鹿児島にいたる3県架橋の必要性を小学生にもアピールするのが目的。鹿児島5チーム、熊本10チーム、長崎1チームの計16チームが参加し、前年度優勝チームの寺中少年のキャプテン山口竜弘君(6年)が「仲間を信じ、指導者、家族に感謝し、自分の思いを体いっぱいに表現して最後まで頑張ります」と力強く選手宣誓をして開幕。

 予選リーグを行い、決勝トーナメントで争った。寺中少年は初戦で鬼塚(熊本)に5-6と逆転負けをしたが、脇本(鹿児島)を7-0でやぶり、パート2位で決勝トーナメントへ。準々決勝の江内レッズ(鹿児島)を12-0、準決勝のOFクラブ(熊本)を12-0の大差でやぶり、久玉クラブ(熊本)との決勝戦へ。

 決勝戦は久玉が長打などで2点を先制し、ホームランでさらに1点追加。3回まで三者凡退の繰り返しだった寺中は4回で1番の柴崎康平君(5年)が右中間へのホームランで一転反撃ムードに。

 最終回で2点を追う寺中はチャンスをいかして2点を加え3-3の同点に追いつき、延長戦は無死2塁からのタイブレーク方式で行われ、2塁ランナーに柴崎君を置き、2番の下田啓太君(5年)がセカンドのエラーで出塁し、無死2、3塁のチャンス。4番の山口君らがセカンド後方ヒットやセンター前ヒットで2点をあげ、その裏の久玉の反撃を1点に抑え、見事に2連覇を達成した。

[2008/08/03:島原新聞]

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魅力ある歴史をいかし…雲仙と大浦が「フレンドリーシップ」提携、友好を深めて観光振興

 約100~150年前に外国人の避暑地や居留地として親しまれるなど歴史的に関係の深い雲仙市の雲仙温泉街と長崎市の大浦地区が2日、フレンドリーシップ提携を結び、友好関係を深め、魅力ある歴史をいかした観光振興を図ることを誓った。

 安政5年(1858年)に江戸幕府がイギリスなど五カ国と修好通商条約を結び自由貿易港として開港した長崎の外国人の商業活動などの拠点となる居留地が造成された大浦地区では、その歴史をいかしたイベント長崎居留地まつりを12年前から開催。同じく雲仙でも
100~120年前に外国人避暑地としてにぎわった歴史にスポットライトを当てるイベント「ルネッサンスUNZEN」を開催していることから、その担当者の酒井真二さんが今年3月に長崎居留地まつり実行委員会の桐野耕一会長と出会い意気投合し、双方の友好関係を構築し魅力ある歴史を観光資源として全国にPRすることで双方の活性化を図ろうと、結んだもの。

 2004年の開催から5年目を迎えた夏のイベント「ルネッサンスUNZEN2008『ハイカラさんの街フェスタ』」の初日の2日、雲仙お山の情報館別館でフレンドリーシップ提携書の調印式があり、関係者約60人が見守るなか主催者の(社)雲仙観光協会の石田直生会長と桐野会長が協定書にサインをし握手。桐野会長は「まちとまちが手を結ぶ記念すべき日。素晴らしい出会いにより結実した取り組みがさらに広がってゆくことを願いたい」などと述べた。

 両者は今後、双方のイベントへの参加、PR活動などの協力を図る。ルネッサンスUNZEN2008は24日までで、大浦地区の居留地時代の写真展やレトロ衣装のレンタル・写真撮影などが楽しめる。問い合わせは雲仙観光協会(TEL:73-3434)へ。また長崎居留地まつりは9月20、21日に長崎市の東山手や大浦一帯などで開催される(プレイベントは同月13~19日)。

[2008/08/03:島原新聞]

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お盆を彩る『切り子灯籠』…追い込みで大忙し

 島原市の夏の風物詩「精霊流し」を彩る切り子灯籠作りがピークを迎えた。連日の猛暑の中、市内に数か所ある民間の製作所では主婦やアルバイトの学生たちが伝統の灯籠作りに汗を流している。

 故人を供養するため初盆を迎える家庭に親戚や知人などから贈られる切り子灯籠は、歴史ある島原独自の伝統工芸品の一つで、精霊流しとあわせて市の文化財に指定されている。

 「切り子」は立方体の角を切り落とした多面体のこと。木枠に和紙を貼って火袋を作り、それに家紋を貼り、紙製の袴などを取り付けて仕上げる。宗教上の歴史的な背景があり、その独特の形は人体をかたどったものといわれている。

 6月ごろから注文が入り、先月20日ごろから各家庭へ配達が始まった。工芸品として珍重され、九州管内へ発送依頼がある島原の切り子灯籠は、長崎市の精霊流しでも目立つと評判だ。

 島原市内の製作所で高校生の孫とともに作業していた女性(73)はこの道25年のベテラン。「年をとったのでもうやめようと思っていたが、一緒にやろうと孫に勧められて…」とにっこり。「仕事はきついが、やらないと夏が来た気がしない」と話していた。

 木と藁で造る精霊船もまた島原独特のもの。初盆の家に贈られた切り子灯籠は15日、「ナマイドー」の掛け声とともに地域を練り歩く精霊船につるされて海へ。夏の夜の有明海、盂蘭盆の宵を静かに彩る。

[2008/08/01:島原新聞]

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島原中央高が快挙!!…創部2年目で全国3位に

 島原中央高剣道部が第5回全国高校招待剣道大会武蔵旗(7月30日・熊本市総合体育館)で3位に輝いた。111チームが出場した全国規模の大会で、わずか創部2年目にして上位入賞の快挙を成し遂げた。

 出場メンバーは、先鋒・香田眞人(2年)、次鋒・梅原海渡(同)、中堅・山本剣太朗(同)、副将・泉田淳志(同)、大将・井上俊成(1年)、控え選手・永田孝平君(2年)の6人。1回戦・川内商工(鹿児島)を4-0の圧勝で勝ち抜き、2回戦・磐田東(静岡)を3?2、3回戦・開新(熊本)を3-1、4回戦・須磨学園(兵庫)を2-1でくだし、関西学園との準々決勝は2-2の同点から山本君が代表戦で勝利をもぎとり、準決勝では九州学院C(熊本)に3-1でやぶれた。

 全国レベルの大会は今大会で5度目。直前まであった玉竜旗全国高校剣道大会には昨年度から2度目の挑戦だったが、1回戦で敗退。それをバネに「チーム一丸となって挽回しようと挑んだ」と振り返る主将の山本君は、武蔵旗では無敗を誇る。創部2年目で勝ちとった3位入賞を「嬉しいです」と素直に喜び、「みんなが一生懸命になって頑張ってきた結果です」と話した。

 山本君は雲仙市国見町の神代眞古館出身、小学生の頃から剣道を始めた。「自分たちの代から挑戦したい」と選んだ島原中央で、創部当初の1年時から竹田光樹監督のもと練習に励んできた。部員は1、2年生10人。毎日、体育館で竹刀を振り汗を流す日々。「次の目標は秋の新人戦でベスト4です」と意気込みを語った。

[2008/08/01:島原新聞]

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