日本一の火祭り「観櫻火宴」…火縄銃のごう音で盛り上げ

 約430年前の戦国時代の史実にちなんで鎧武者姿の市民らが松明(たいまつ)を持って練り歩く日本一の火祭り「観櫻火宴(かんおうかえん)」が28日夜、雲仙市千々石町で繰り広げられ、男女約200人の松明武者行列が千々石海岸の福石公園から桜が満開の橘神社まで約2キロの道のりを「いやさかー!」の勝ちどきとともに勇壮にかっ歩した。

 戦国時代末期の1577年(天正5年)、肥前の龍造寺氏と島原半島の有馬氏との抗争で、有馬本領防衛の西口の拠点である千々石城(釜蓋城)を守り25歳の若さで自刃した千々石大和守直員(やまとのかみなおかず)の平和への願いを受け継ぎ、地域の活性化を図ろうと、同実行委員会(町田岩太委員長)が開催し、13回目。

 出陣式があった福石公園には千々石城主の直員に扮した塩田貞祐市教育長、竜造寺軍大将の政家に扮した鹿児島県の鶴丸明人さんをはじめ観光姉妹都市の鹿児島県霧島市の「隼人浜下り」や佐賀県の「佐賀鍋島三十六萬石大名行列まつり」の鎧武者姿の市民のほか、東京や愛知、大分などから集まった参加者が両軍に分かれて集結。

 今春小学校に入学する子どもが「稚児武者」に扮し大人の武者と戦いを繰り広げ、千々石中吹奏楽部の女子生徒が「御神楽」をアクロバティックに演舞。県下初という熊本県の「芦北鉄砲隊」による本物の火縄銃の演武もあり、海に向かってごう音を轟かせながら発射して盛り上げたあと、松明を手に持って出陣。

 商店街や国道をかっ歩して到着した橘神社では花見客からの歓声とフラッシュを浴び、メーンステージの千々石中グラウンドでは千々石・龍造寺両軍の戦いをモチーフにした寸劇「釜蓋城物語」や中学生になる男女が自身の夢を披露する「元服・立志式」などが繰り広げられ、島原古流会による「島原具足弓」と徳川家康由来の愛知県の「日置流雪荷派・牛久保矢場(へきりゅうせっかは・うしくぼやば)」の迫力ある弓術も披露された。

[2009/3/31:島原新聞]

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満席の聴衆を魅了…島高合唱部定期演奏会

 島原高合唱部の第20回定期演奏会が29日、島原文化会館大ホールで行われ、伝統で培われたハーモニーで聴衆を楽しませた。

 部員は部長の宮崎稔樹君(2年)をはじめ86人。平成20年度は九州合唱コンクール出場をはじめ全日本高校声楽コンクールに本多千秋さん、全九州高校音楽コンクールに前田ゆりのさんが個人県代表として出場し、同窓会での披露など精力的に活動を続けている。

 演奏会は春の恒例イベントとしてすっかり定着し、約1200の客席は満席に近い状態に。辰田幸敏校長が「部員たちは人々の心を動かし観客と感動を共有できる音楽の素晴らしさを実感し、貴重な体験となっている。『音楽は世界をつなぐ言葉』と言われるように、私たちの心に語りかけてくれる音楽を鑑賞し、合唱の世界を楽しんでいただければ」などとあいさつして開演。

 第1部は校歌を皮切りに「花」や「早春賦」など春の歌のオンパレード、第2部は20分の名曲「島よ」に挑戦。福岡市出身で元東京混成合唱団指揮者の八尋和美氏がタクトを振るなか、男という人間の宿命を島にたとえて力強く歌い上げた。

 第3部はOBら約80人が舞台に立ち、「少年時代」や定番曲「宇宙戦艦ヤマト」などを披露。第1回定期演奏会などに参加した経験のあるOBらは現役時代の思い出を語りながら、懐かしそうにハーモニーをつくりだした。

 公演終盤に宮崎部長は「20年の節目に現役で歌えることは誇り。『春になったら定期演奏会』と思っていただけるよう、より良い音楽づくりをしてゆきたい」と決意を述べ、拍手を浴びていた。

[2009/3/31:島原新聞]

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周遊型観光の拠点施設に…観光ガイド大手門番が開設

 観光ボランティアガイドによる周遊型観光を推進するため、島原署の旧大手門交番施設を活用し島原市が改修工事を施した、案内業務等の拠点施設となる「観光ガイド大手門番」の開所式が28日、同市今川町の現地で行われた。4月1日から運用を開始し、観光客の利便性の向上を図る。

 施設が建つ一帯は島原藩政時代に「大手門」があった場所。旧交番は警察の組織改編に伴い平成18年度で島原駅前に移転したため、空き施設となっていた。島原城や武家屋敷、鯉の泳ぐまち、アーケードなどをつなぐ市中心部に位置。風情のあるお城風の施設を「まちあるきの案内所」として活用しようと取り組んだもの。

 128平方メートルの敷地に建つ鉄筋コンクリート造り瓦葺2階建て(延べ床面積50平方メートル)の物件を同市が県から購入。建物の内装を全面的に改修し、トイレやカウンター、空調設備を整備したほか、玄関入口には明るく開放的な大型のガラス戸を設置し、バリアフリーのスロープ構造にした。また、内部には各種観光パンフレットや特産品等を展示紹介。各種の観光情報等も入手できるようインターネットの環境も整備した。総事業費は土地・建物の購入費を含め約1290万円。観光の振興を願って島原時計貴金属眼鏡商組合(栄木久春会長)が寄贈した掛け時計も設置されている。

 開所式には横田市長をはじめ市関係者、来賓として北浦議長ら市議会議員、島原温泉観光協会の大場正文会長ら観光業界関係者、島原観光ボランティアガイドの梅澤清会長ら会員、地元住民の代表など約50人が参加し、テープカットなどで完成を祝った。

 横田市長は「島原の旬の情報を余すことなく紹介できる周遊型観光の拠点施設として活用され、ボランティアガイドの皆さんには島原観光の顔として活躍されることを期待している。世界ジオパークの加盟を勝ち取り、多くの観光客を迎えたい」と述べた。

 施設は1日から運用を開始し、開館時間は午前10時~午後3時。観光ボランティアガイドが交替で観光客への案内業務などを行う。4~5月は無休で運営し、利用状況を見ながらその後の開館時間や休館日を検討する、という。

[2009/3/29:島原新聞]

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定額給付金の支給スタート…南島原市少しでも景気の刺激に

 国民に一律1万2千円が支給され、18歳以下と65歳以上には8千円が加算される定額給付金の支給が27日、島原半島でいち早く南島原市で始まった。

 市役所の現金支給窓口では午前10時すぎ、松島市長が訪れた西有家町の男性(80)に第1号の給付金を手渡した。3人分を受け取った男性は「市内で栄養剤などを買いたい」とニッコリ。松島市長は「市内で有効に利用してもらい、少しでも景気の刺激になれば」と話した。

 同市では県内でいち早く2月下旬に給付申請書類を全世帯1万9209世帯に送付し、平成20年度中の支給開始を目指していた。3月4~17日に実施した集中受付で申請された1万4729世帯に対し27日、口座振込と各総合支所の窓口での現金給付を行ったもので、同日の給付額は、振込が4月中旬にずれこむというゆうちょ銀行をのぞき約6億9120万円。

 併せて子育て応援手当も537世帯に計約2千万円が支給された。今後は9月4日までの期間中に申請した世帯に対し審査終了後、随時給付してゆく。

 なお同日、雲仙市も支給を始め、全世帯の3.2%にあたる549世帯に約2500万円を支給した。島原市の支給は4月中旬ごろとなる見込み。

[2009/3/28:島原新聞]

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「幅広く意見を聞いて」…一小旧校舎、改修か改築か

 老朽化に伴い改修又は改築が必要とされる島原一小の旧校舎について島原市教委は25日、耐震化対策として大規模改修を施した場合の外観図などを示した。改修か改築かは現時点で未定だが、同日開かれた市議会全員協議会でこれまでの取り組みなど現状を報告したもの。

 鉄筋コンクリート造り3階建ての同校舎は昭和2年度に建設され、80年以上経過。構造耐震指標「IS」値は0.21で、「震度6強の地震で倒壊の恐れが大きい」とされる0.7を下回っている。また、翌昭和3年建設の三小校舎もIS値は0.20と低く、老朽化している両校舎について新年度の施政方針では「耐震化対策として大規模改修、改築を行うかは、多額の財政負担を伴うことから幅広く意見をうかがいながら検討する」としている。

 同教委によると、一小校舎の大規模耐震改修の場合は約5億円、建て替えの場合はその2倍の約10億円が必要だが、地震防災特別措置法により平成22年度までは国の有利な「安全安心な学校づくり交付金」が受けられる、という。

 学校関係者やPTA、地域の団体の代表らで組織する「第一小学校旧校舎耐震計画検討委員会」が昨年設置され、すでに2度の会合を開催。「(歴史と伝統がある)古い建物なので残すべき」、「子どもの教育環境を考えると建て替えた方がいい」など様々な意見が出されている。

 同市では武家屋敷を中心としたお城周辺の景観保全に向け取り組んでおり、耐震補強した場合は耐用年数の問題等もある。今後検討すべき課題は多く、市議会全員協議会では「色んな側面から幅広い意見を聞いて判断すべきでは - 」との声が上がった。

 これから検討を進める姿勢の横田市長は「一小だけでなく三小の校舎もある。教育環境面、財政面など総合的に勘案しなければならないものだ」としている。

[2009/3/28:島原新聞]

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定額給付金装う詐欺に注意…口座番号入手など相談35件

 国民全員に一律1万2千円、18歳以下と65歳以上に8千円が加算される定額給付金の給付が全国的に開始されているが、市役所職員などを名乗って口座番号を不正入手しようとするなどの事案が全国各地で相次いでいる。独立行政法人国民生活センターの11日発表によれば、全国で少なくとも35件の相談が確認されており、注意を呼びかける。

 発表分の主な事例は、市役所職員を名乗り「手続きが済んでいないため銀行のATM(現金自動預払機)で受け取ることができるようにするため通帳とキャッシュカードを持ってATMに行くように」と指示されたが、市役所に確認して振り込め詐欺と気づき振り込まずにすんだ。(富山県・70歳代女性)

 市役所総務課の○○と名乗り「通知を送った。手続きのため口座番号を教えてほしい」と電話があったが、不審に思って電話を切った。その後、市役所総務課に電話したところ、「○○という名前の職員はいない。通知は出していない」と言われた。(宮崎県・50歳代女性) - など。

 給付手続きをATMで行うなどの嘘を言って携帯電話で誘導しATMを操作させて金銭を振り込ませるというのは「振り込め詐欺」の典型的な手口。同センターでは▽総務省や市区町村が給付にあたりATMの操作を指示することは絶対にない▽手数料などの金銭を要求することはない - などとアドバイスし、不審な電話や訪問があれば、必ず住民票のある市役所などに連絡するよう注意を呼びかける。

 相談は長崎市大黒町の県消費生活センター(TEL:095-823-2781)などへ。

[2009/3/27:島原新聞]

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有料入館17万6千人目標…来年度の雲仙岳災害記念館

 雲仙岳災害記念財団(理事長=横田市長)は23日、本年度第5回理事会を九十九ホテルで開き、平成21年度の年間有料入館者目標を本年度より1000人多い17万6000人と設定した。

 会合には理事12人と監事2人の計14人が出席し、新年度の事業計画案や収支予算案などを審議したほか、経営委員会の報告もあった。

 本年度の最終入館見込みは目標17万5000人に対し16万人で、対計画比91.4%、対前年比95.9%となった。急激な景気後退や寒波の襲来などが要因とみられる。

 新年度の運営方針では噴火災害の記憶の風化防止と災害遺構を後世に伝承・継承するという同記念館の設置目的の実現と収支均衡を図る観点から、有料入館者目標を17万6000人と定め、加えて施設の効用を測る指標として新たに無料入館者についても年間2万2000人と目標を設定した。その達成のための小中高生のさらなる誘客と来館者への学術的サービスの向上を目的に、新たに学芸員を1人雇用する。

 同記念館特別会計の事業活動収入は入場料収入約1億3100万円を中心に計約1億8200万円で、同財団一般会計から2800万円を繰り入れる方針。平成大噴火シアターや島原大変劇場等の大規模修繕も新年度で予定している。

 会合では「高齢者の割引で集客対策を - 」、「定額給付金や一律1000円への高速道路料金値下げに対する取り組みは - 」などと意見や要望があった。また、吉岡庭二郎前市長を同財団顧問に迎える議案も承認した。

 一方、「島原半島ジオパーク」の世界認定に向け支援・協力している同財団はこのほど、記念バッジ(写真)を作製した。同ジオパーク推進連絡協議会が公募し採用したロゴマーク(大阪府藤井寺市のデザイナー・永本成児さんの作品)を使ったもので、直径2.5センチ。1個500円(税込み)で、1000個作った。同記念館ミュージアムショップで販売している。

[2009/3/25:島原新聞]

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市図書館と6図書室一つに…どこからでも貸出と返却可

 雲仙市国見町の市図書館と市内6公民館の図書室が一つのネットワークで結ばれ、蔵書データが一元化された。蔵書総数は約15万冊。市民らは利用者カード1枚で7か所のどこからでも読みたい本を借りられ、返却ができるほか、蔵書検索や予約・取り寄せも可能になる。

 従来は手書きカードで貸出などをしていたところもあったが、今後は平成16年開館の市図書館システムと同様にテレホンカードサイズの利用者カードや本のデータを読み取ることでスムーズに貸出などを行う。既設の光ファイバーでネットワークを構築し7か所の蔵書データを網羅したもので、例えば、求める本が市図書館になくても愛野町公民館図書室にある場合は取り寄せて借りられ、愛野町公民館図書室に返却できるように。

 市図書館の利用者カードは従来どおり使用可。カード作成は図書館など備え付けの申込用紙を使い無料ででき、「赤ちゃんの名前で本を借りたい」などの要望に応えてゼロ歳からカードをつくることも。また市図書館のホームページ(http://www.lib-unzen.jp/)では24時間蔵書検索もできる。

 24日、市図書館で関係者約20人が集まってシステムの完成式が行われ、塩田貞祐教育長が「システム導入により市図書館と6つの図書室が結ばれた。多くのご利用を期待したい」などとあいさつ。土黒小4年の関東さんがシステムのスイッチをオンにし、カード作成から本の貸出までを体験した。

 図書館運営の効率化と一体的サービスの提供による利便性の向上と市民へのあらたなサービス提供を目指したシステムの構築費は約1112万円。価格やメンテナンスなどの点から総合評価落札方式によりNBC情報システム(?)の「Lics‐rIII」というパッケージソフトを採用したという。

[2009/3/25:島原新聞]

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お忍びで瑞穂の実家などに…ノーベル賞の下村博士

 昨年ノーベル科学賞を受賞したアメリカ在住の下村脩(おさむ)さんが19日、〃ルーツ〃のある雲仙市を訪れた。

 同市瑞穂町伊古には父方の実家があり、脩さんは1640年代から続く庄屋の家柄である下村家の14代当主になっており、現在は従妹の宣子さんが住む。同日は実家を訪れ、墓参りなどをしたという。

 また市役所も訪れ、突然の訪問に職員らも驚いたという。下村氏からはノーベル賞のメダルを模したレプリカ(中身はチョコレート)と受賞に結びついた研究内容を記した直筆サイン入りの英文のリーフレット(B4サイズ)が贈られたそうで、現在、市長室に飾られている。

 下村氏は長崎大学薬学部出身で、米マサチューセッツ州に在住。22日に行われた長崎大名誉博士の称号の授与式などのために来県していたもので、名誉博士(薬学)の称号を受けるのは第1号だという。

 22日には県議会議場で下村氏への名誉県民の顕彰式が行われ、南有馬町出身の故北村西望氏らに続き3人目となる栄誉に輝いた。

[2009/3/24:島原新聞]

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お城で春うらら茶会と発表会…人形と子どもたちが平和を発信

 島原親善人形の会主催の「島原城春うらら茶会」と「春うらら発表会」が22日(日)、島原城観光復興記念館で催され、島原第一小学校の青い目の人形「リトルメリー」をはじめ同三小の「アンナ」、ひかわ第一幼稚園の「ラッガディーアンディー」など日米親善人形らが一堂に集合。来場者約80人が森岳地区婦人会茶道教室&モリモリ広場茶道教室の子ども達による抹茶と和菓子のおもてなしを受け、一小四年生児童によるリトルメリー物語の発表や島崎理恵さんの紙芝居、森岳地区公民館講座「満開の桜の下でリコーダーのミニコンサートをやってみよう」のメンバーによる春の歌のメドレー演奏など、多彩な出し物で心温まるひとときを過ごした。

 島原市内には現在、新旧の日米親善人形七体があり、普段、それぞれの学校・幼稚園で子どもたちとともに過ごしている。毎年桜の花が咲く季節に開かれる島原城での「春うらら茶会」は、年一回全人形が顔をそろえる同窓会のようなもの。自分の人形を持ち寄る子どもたちもあり、咲き始めた桜の花が飾られた会場(同復興記念館地階映像ホール)に約20体があつまった。

 島崎さんの紙芝居『リトルメリーものがたり』は、アドリブがあり自分の言葉で語りかけたりして、子どもたちの心を捉え、一小四年生児童7人は自分たちの学校に何故、リトルメリーがあるのか、中島一雄島原親善人形の会会長(元島原一小校長)に聞き取り調査をしてまとめた内容を発表。「メリーちゃんは戦争のとき、一小の先生によって救われた。スゴイなと思った。宝物として大切にしたい」と感想を述べた。

 つづいて、「満開の桜の下でリコーダー」のメンバー11人が「さくらさくら」「ちょうちょう」「おぼろ月夜」「青い目の人形」など春にちなむ歌を。また中島会長が得意のハーモニカで「ひなまつり」と「ジングルベル」など昭和2年、日本とアメリカの人形歓迎会で演奏された曲を披露すると、人形たちも当時を思い出した様子。リトルメリーは先日渡邉千穂さんから贈られた新しいベレー帽姿で、ひときわ嬉しそうな表情を浮かべていた。

 抹茶のサービスをしてくれた森岳地区の子どもたちの陰ながらの活躍も、好印象を与えたようで、平和をつくりだす主役としての役割を十分に演じていた。

[2009/3/24:島原新聞]

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3泊4日・島原合宿…頑張れ十八銀行女子陸上部

 長崎が誇る実業団女子陸上界の強豪「十八銀行女子陸上部」が18日、島原市で合宿を始めた。3泊4日の日程で、昨年に続きチームの強化を図る。

 同陸上部の昨年の活躍はとりわけ目覚しく、10月の九州実業団対抗女子駅伝で初優勝を飾ると、5年連続10度目の出場となった12月の全日本実業団対抗女子駅伝では過去最高の9位でフィニッシュ。ことし1月の第20回選抜女子駅伝北九州大会で3位入賞を果たしたほか、女子マラソンやロードレース、ハーフマラソンの各種大会でも個人入賞を果たすなど数々の成績を収めた。

 島原合宿には新人2人を含む選手9人と高木孝次監督、宮崎真由美マネージャーの計11人が参加。県スポーツ合宿誘致アドバイザーも務める同監督が昨年に続き本市を練習の地に選んだ。市営陸上競技場を拠点に島原復興アリーナ周辺や市内で練習を積む。宿泊先は九十九ホテル。

 合宿開始にあたり市役所を訪れた?木監督や選手らに対し横田市長は「市内を色々と見てもらい、組みやすいコースを取って練習に励んでほしい」と期待。同監督は「春のトラックレースも近まり、レース感を取り戻すことにポイントを置いた合宿にしたい」などと意欲をみせた。来季の全日本実業団女子駅伝での入賞に期待がかかる。

[2009/3/20:島原新聞]

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島原三中の第62回卒業式…晴れやかに学び舎を巣立つ、保護者によるサプライズも

 うららかな春の日和に恵まれた17日、島原三中の第62回卒業証書授与式が行われ、保護者によるサプライズ企画で卒業生82人を送り出した。

 会場の体育館では昭和37年卒のOBである横田市長をはじめ地区住民や保護者らが見守るなか拍手に包まれながら卒業生が入場し、一人ひとり舞台に上がって晴れやかな表情で本田茂幸校長から卒業証書を受け取った。

 本田校長は「卒業おめでとう。感謝の心を忘れず、夢や希望をもち、地区のことを大切にすることを胸にあらたな世界に旅立ってほしい」などと、はなむけの言葉をおくり、横田市長と育友会の森永敏夫会長は「立派に成長された姿に感無量。3年間の中学生活での出会いや経験は貴重な財産になるものであり、迷わず夢の実現に向け進んでほしい」などと祝辞。

 在校生代表で松?あゆみさんが「先輩方と過ごした日々は忘れられない世界に一つだけの思い出。部活動などでさまざまなことを教えて下さった先輩方を尊敬し誇りに思う。未来に向かって突き進み夢を諦めず頑張って下さい」と送辞を述べたのに対し、卒業生代表の出田祥真君は涙ながらに3年間の思い出を振り返りながら「ときに厳しく、ときに温かく指導して下さった先生方、ありがとうございました。お世話になった地域の方々にはいつか恩返しをしたい。仕事や家事で忙しいなか思春期の僕達を支えてくれたお父さんお母さん、育ててくれてありがとう。輝かしい未来への一歩を踏み出してゆきたい」などと答辞。

 卒業生はアンジェラ・アキの「手紙 - 拝啓、十五の君へ - 」や卒業ソング「旅立ちの日に」を合唱し、最後となる校歌を斉唱。閉式の辞のあと退場する予定だったが、ここで保護者によるサプライズの贈り物が - 。着物などの晴れ着姿の母親ら約80人が卒業生の前に並んで学校や地域への感謝と我が子へのエールをこめて「夢をあきらめないで」を涙ながらに歌うと、卒業生は感極まって涙を流さずにはいられなかった。

 この日、島原市内では▽一中159人▽二中95人▽三会中56人▽有明中148人 - の5校で計540人が巣立った。18日は小学校の卒業式が行われ、▽一小77人▽二小53人▽三小77人▽四小55人▽五小73人▽三会小58人▽大三東小65人▽高野小13人▽湯江小51人 - の9校で計512人が学び舎をあとにする。(市教育委員会学校教育課調べ)

[2009/3/18:島原新聞]

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上折橋町に『芝桜公園』…紅・ピンク・淡青・白色の苗、まず2万5000本植える

 普賢岳噴火災害で荒廃した地域を花の名所にしようと、「芝桜公園をつくる会」は15日、島原市上折橋町の締切堤西側の砂防指定地で最初の植栽を行った。

 噴火災害からの復興を成し遂げ、地域振興に向け新たな歩みを始めたが、郷土を支える観光産業をはじめ地域経済は低迷したまま。災害下で受けた全国からの物心両面にわたる支援に感謝し、元気になった島原を多くの人に見てもらい、交流人口を増やして地域の活性化を図り、併せて市民の憩いの場にしてもらおうと市内の各種団体・企業等が参画し、芝桜公園の整備に着手した。

 前日からの寒波により平成新山山頂部はうっすらと雪化粧。第1回目の植樹には市民ら約200人が参加し、整地された旧四小折橋分校跡地横の約1000平方メートルに紅・ピンク・淡青・白と4色の芝桜の苗2万5000本を植えた。また、(社)県建設業協会島原支部青年部会から松本部会長ら会員20数人が参加し、イノシシの防護柵を周囲に張り巡らした。

 芝桜は北アメリカ原産のハナシノブ科の多年草で、来年5月にはさっそく花をつける。同会では一帯約3ヘクタールを「緑地・植栽ゾーン」として鯉模様の植栽を施すなど芝桜公園を数年かけて整備し、北側4.6ヘクタールは「緑の草原ゾーン」として活用する計画だ。

 足立会長は「災害下でいただいた全国からの支援に感謝し、市民に憩いの場を提供するもの。芝桜の名所、埼玉県の羊山公園にも負けないものを皆さんと一緒に造りたい」と決意を新たにした。

 事業展開にあたり同会では引き続き寄付金を募っており、広く一般市民や企業・団体の協力を呼びかけている。問い合わせは島原温泉観光協会内の同会事務局(TEL62-3986)まで。

[2009/3/17:島原新聞]



[2009/3/17:カボチャテレビ]

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全国品評会で水産庁長官賞…みゆき蒲鉾本舗とシキシマ

 蒲鉾づくり技術を競うことなどを目的にした第61回全国蒲鉾品評会がこのほど行われ、雲仙市国見町の(有)みゆき蒲鉾の「シイラねぎからみ天」と南島原市深江町の(有)シキシマの「シイラちぎり揚」が水産庁長官賞に輝き、県内からは最高の栄誉を手にした。

 うち、みゆき蒲鉾の受賞品は新規開発魚種のシイラと「雲仙ブランド」認定の八斗木ねぎをたっぷり使った蒲鉾に仕上げたもの。2月には市が認定する優良商工製品「うんぜん逸品」に選ばれており、久山つや子代表は「二重の喜び。光栄なことであり、賞に恥じないよう伝統の味を守りながら良い蒲鉾づくりに励んでゆきたい」とコメントした。

 水産庁長官賞(一般・31点)は、最高の農林水産大臣賞(6点)に次ぐ賞。島原半島からは他に次の受賞があった。

 大日本水産会長賞
 「シイラ天ぷら」(雲仙市・伊達蒲鉾店)

 全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会長賞
 「オランダ巻」(島原市・(有)杉永蒲鉾)
 「チーズちくわ」(雲仙市・(有)落水蒲鉾店)

[2009/3/14:島原新聞]

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卒業式を前に郷土愛を育む…島原一中3年生が地域清掃

 17日の卒業式を前に島原一中の3年生159人と教員やOBが12日、校区内の猛島海岸で清掃ボランティアに汗を流した。

 巣立ちゆく生徒らに自身を育ててくれた郷土への感謝の気持ちとボランティアの精神を育んでもらおうと、総合的学習の時間を使った奉仕活動。

 従来の思い出づくりのための遠足などに代えて地域のためにできることをやろう?と昨年から取り組んでいる。

 市が支給した清掃奉仕用ゴミ袋80個を準備し、約1時間半にわたり砂浜や堤防、海岸沿いの道路に散乱したタバコの吸い殻や空き缶などのゴミ拾いを行っていたが、砂浜には自転車や車輪も捨ててあり、数人がかりで運ぶ生徒らの姿も。

 3年の松田遼馬君は卒業後、東彼波佐見町の波佐見高に進学し寮生活を送りながら野球に専念する。「島原をしばらく離れるから、きれいにしてゆきたい」と額の汗をぬぐっていた。

[2009/3/13:島原新聞]

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ケータイで「聴かんネ」…観光名所を音声でガイド

 島原市の観光スポット武家屋敷と島原城にこのほどあらたな看板が登場。印刷されたQRコードを携帯電話で読み取ると、名所を音声で紹介してくれる観光ガイド音声配信サービス「聴かんネ」だ。

 長崎商工会議所が主体となり島原商工会議所青年部など各商工会議所青年部の協力を得て実施し、長崎や大村・諫早、福江などの観光スポット18か所でサービスを始めた。

 ケータイでQRコードを読み取り専用WEBサイトへアクセスし、項目を選んでクリック。FM長崎やNBCラジオの男女ラジオパーソナリティーが音声と画像で案内する。他に文章での案内や電話番号などの各種情報も。音声配信聴取は無料で、パケット料金は利用者の負担に。音声ガイドは1分ほど。

 なお、島原市の2か所のナレーターはFM長崎のAYUMIさんとNBCラジオの村山仁志さん。ホームページはhttp://www.kikanne.jp/

[2009/3/12:島原新聞]

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県立高一斉に入試始まる…合格者発表は今月18日

 平成21年度県公立高校入学者選抜学力検査が10日、県下一斉に始まった。11日まで。

 島原市では島原、島原商業、島原農業、島原工業の四つの公立高校(全日制)で計507人が受験。合格必勝を目指し、それぞれが志願する高校の門をくぐった。

 このうち島原高校(辰田幸敏校長)は、前夜の雨で潤い穏やかな日差しに照らされたゴシック様式の校舎が、一層重厚さを際立たせながら礼儀正しく受験生らを歓迎。緊張のなかで集った受験生らのこころをほぐした。

 109年の歴史を有する同校では、伝統を重視しつつも時代の流れを先取りする工夫と努力が教師らによって日々、続けられている。平成15年に導入された理数科もその一つで、独自のカリキュラムを持ち、大学・研究所等と連携した各種授業や研修もあり、生徒らの向学心を育成する上で一つの指標となっている。

 ところがここ数年、定員割れの状況があった。そんな中、昨春赴任した辰田校長を中心に地域連携を強化し、活気の風を吹き込むさまざまな工夫に着手。21年度は定員40人に対し42人(学力定員28人に対し30人)が志願した。

 普通科を含めた受験生198人は午前九時、同校体育館青楓アリーナ2階講堂での全体説明会(諸注意と点検)のあと、会場の北校舎に移動。9時35分からの最初の学力検査、国語科試験に臨んだが、いつになく和らいだ雰囲気につつまれていた。

 初日は国語、英語、理科の3科目。2日目のきょう(11日)は社会、数学の2科目と面接がおこなわれる。合格発表は今月18日午前9時半。各志願校で受験番号が掲示される。

[2009/3/11:島原新聞]

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春色に染める黄色の絨毯…まゆやまロードの菜の花

 島原市白谷町のまゆやまロード沿いの国有地の菜の花が見ごろ。南島原市民などでつくるNPO法人「普賢岳と共生する会」の北尾和敏会長ら会員29人がボランティアで育てているもので、現在5分咲きぐらい。3月いっぱいは見ごろという。

 雲仙・普賢岳噴火災害の被災地に花を咲かせようと、平成14年に雲仙復興事務所の10周年記念事業の一環で始まり、北尾さんが個人的に取り組んだのち、平成18年11月に同法人が発足してからは引き継いで育てており、地元住民や観光客にとっては鑑賞スポットとしてすっかり定着している。

 駐車場を挟んだ国有地2か所約5千平方メートルで秋のコスモスとともに育てており、昨年秋の種植えからずっと面倒をみてきた。駐車場隣りの菜の花畑が観賞用で、花の間をしきりに飛び交うミツバチの姿も。下の方は種とり用で、採取した種は深江町の小学生の菜種油搾り体験に活用される。

[2009/3/10:島原新聞]

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梅いっぱい、活動10周年…五小6年生が100本植える

 島原五小を今春卒業する6年生73人が6日、島原市北安徳町の水無川導流堤にウメの若木100本を植えた。NPO法人島原普賢会(大町辰朗理事長)と安中地区まちづくり推進協議会(同会長)が平成12年春から毎年続けている「花いっぱい・梅いっぱい・夢いっぱい」活動で、ことしで丸10年を迎えた。

 寒さなどに強くたくましく育つ梅のように、どんな困難にも負けないよう育ってもらおうという願いをこめた卒業記念植樹活動で、雲仙・普賢岳噴火災害以前には梅の名所として知られていた「安中梅林」を復活させる願いもこめた。これまでに国道251号付近から国道57号までの水無川左岸(北側)の土手に本年度分を含め計約800本が植わっており、春先にはちらほらと開花し、楽しませている。

 国道251号の安徳大橋下の植樹場所には6年生をはじめ同会の会員、雲仙復興事務所の職員ら約20人が集合。島原普賢会の坂本国公理事と雲仙復興事務所の渡部文人所長が「ウメは二酸化炭素を吸収し酸素を出してくれ、洪水からも守ってくれるもの。たくましく育ち、きれいな花で人々の心を和ませてくれる。皆さんも今日の思い出を忘れずに困難に負けずに成長し、人生のきれいな花を咲かせてほしい」などとあいさつ。

 代表で森川まりやさんが「安中がウメの木でいっぱいになるといいな。私たちもウメと一緒に大きく成長してゆきたい」と述べたあと、児童らは会員らの手ほどきを受けながらスコップで穴を掘り、高さ約80センチのウメの木を入れて肥料をやり、土をかぶせていった。

[2009/3/10:島原新聞]

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「初市大鍋」に行列ずらり…やっと晴天に恵まれ人出どっと

 城下町・島原市に春の訪れを告げる「しまばら初市」は7日、やっと晴天に恵まれ多くの人出でにぎわった。今年初の取り組みとして直径約1メートルの大鍋3個で500食を仕込んだ「初市大鍋」には行列がずらり。大鍋はきょう8日正午からも500食が無料でふるまわれ、午前10時からは「ステージイベント」で盛り上げる。

 霊丘公園中央付近に設けられた特設舞台では島農太鼓愛好会や舞岳太鼓の勇壮なバチさばきをはじめフラダンスグループや保育園児などが演舞を披露するステージイベントが繰り広げられ、コミュニティーラジオ局FMしまばらもテントのサテライトスタジオを設けて会場の雰囲気をお茶の間へ。

 島原産の白菜や大根など野菜や鶏つみれなどが盛りだくさんのアツアツの味噌味ちゃんこの「初市大鍋」は正午前から行列ができ、ミス島原の白須久美子さんらから器を受け取った来客はしきりに舌鼓を打っていた。

 江戸時代初期の1618年に島原藩主の松倉重政が島原城築城の際に各地から集めた労働者のために近郊の商人や農・漁民らが大手門前の広場で物々交換の市を開いたのが始まりとされ、約390年の歴史をもつ初市。

 島原初市振興会(大場正文会長)の主催で今年は10日まで開催され、植木や農具、刃物、陶器や食べ物などの露店約190軒が立ち並ぶ。午前9時~午後7時まで(日曜日は午後8時まで)。駐車場は霊南埋立地などへ。

[2009/3/8:島原新聞]

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まちづくり協働プランを策定…アーケード商店街周辺地区

 住民と行政が一体となりあらたなまちづくりについて話し合ってきた「島原市アーケード商店街周辺地区まちづくり研究会」(会長=隈部政博・中堀町商店街協同組合理事長)は、まちづくり協働プランを策定。5日夕方、横田市長に提出し報告した。

 対象地区は市役所~白土湖を北南限、国道251号~寺町通りを東西限としアーケードを中心に島原温泉ゆとろぎの湯やこいの泳ぐまちなど観光スポットが点在する約40ヘクタールのエリア。県の平成20年度「にぎわい・やすらぎのまちづくり推進事業」のモデル地区に選ばれたことから、住民代表や商店街関係者、育友会代表、有識者、市職員など20~70歳代の男女23人で昨年7月に研究会を発足した。

 これまで研究会は会合を5回、まち歩きなどの市民参加ワークショップを6回開き、住民アンケートを実施。観光スポットや郷土料理のPR不足やアーケードに空き店舗が目立ち集客施設がないなどの現状を抽出し、湧水や歴史ある建造物、島原名物など既存の地域資源などを活用したアイデアを出し合い、民意を反映させた実現可能な具体的提案を協働プランにまとめた。

 協働プランは「人情と湧水があふれ、自然と歴史がただようまち 島原へ!」を将来像のキャッチフレーズに設定し、▽観光・商業・おもてなし▽水・食・自然の恵み▽歴史散策・生活景・健康 - の3分野で▽島原商高を中心に島原工高や島原農高の連携で地域密着商品の開発と空き店舗の活用を図る「高校生カンパニー大作戦」▽住民の意見を取り入れ分かりやすいものをつくる「みんなでつくろう観光看板・パンフレット」▽トイレの美化や個人宅トイレ開放の協力依頼など「快適に利用できる公園・トイレづくり!」▽観光スポットの案内ができる人材育成など「湧水歴史散策」 - などと住民や企業、行政が取り組む事業アイデアを盛り込んだ。

 今後、研究会メンバーなどで組織をつくり平成21年度から協働プランに沿って事業に取り組む。横田市長は「アーケードの現状は深刻。住民の方々が本気になって真剣に取り組むことが大事」などと述べ、他自治体のまちづくりも研究するアドバイザーの西英子・熊本県立大准教授も「主体は住民の方であり、熱意ある人材が必要。『どうにかしたい』という危機感でのぞんでほしい」と述べた。

「にぎわい・やすらぎのまちづくり推進事業」

 市町が行うあらたなまちづくりを県がモデル地区に選定し、景観や市街地活性化、交通、福祉など幅広い観点から組織横断的に支援を行うことにより交流人口の拡大や定住人口の促進を図る。住民や市が主体となって協働プランに沿って事業を展開し、既存の公的支援措置の活用や県の助言などを受けるなどして進めてゆく。平成18年度から3か年で県内10地区が選定され、島原半島では雲仙市千々石地区と南島原市有家地区が協働プランを策定している。

[2009/3/7:島原新聞]

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島高と一小が一緒に汗を流す…地域連携ボランティア清掃

 島原高1、2年生約560人と島原一小4、5年生約160人がこのほど島原城やアーケード街などでボランティア清掃に汗を流した。

 隣接する両校はふだん交流の機会がないため互いに交流を深め地元住民とのふれあいの場も設けるとともに、日ごろからお世話になっている地域を清掃することで郷土を愛する心も育てようと、小学校・高校の連携で初めて実施。

 生徒・児童らが一緒にグループをつくり、島原城での空き缶拾いや紙くずなどのゴミを集めたほか、アーケードでは地面にこびりついたガムを取り除いたり雑巾がけをおこなったりして1時間半ほど汗を流した。

 児童らは「住んでいるまちにゴミがいっぱいあってびっくり。島高の人とも仲良くできたので楽しかった」、生徒らは「地域もきれいになるし、地域のあらたな発見ができてよかった」などと感想を述べた。連携によるボランティア活動は来年度以降も続けてゆくという。

[2009/3/6:島原新聞]

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島原一中が見事!!優勝…JFAプレミアカップ県大会

 中学サッカーU-13が激突する「JFA PREMIER CUP 2009」の県代表決定戦が15日、郡中学校で行われ、島原一中が3-1で長崎ドリームFCを破り見事!!優勝した。

 県下各地区から勝ち上がった6チームが出場し、3チームずつ2ブロックの予選リーグを行い、県南代表の島原一中はAブロックに出場し、喜々津中に4-0、海星中に2-0と快勝した。

 2戦全勝で代表決定戦に進出した一中はBブロック1位の長崎ドリームFCと対戦。前半0-0だったが、後半に3点を挙げ、3-1で勝利を収めた。優勝した一中は4月4~5日、大分県中津市で行われる九州大会に県代表として出場する。

[2009/3/5:島原新聞]

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県特産品新作展で最優秀賞…Honda雲仙チーズぷりん、「百花まんじゅう」も奨励賞に

 第40回県特産品新作展の表彰式が3日に県庁であり、菓子類・その他部門で雲仙市のCAKEHOUSE Hondaの「まるごと雲仙チーズぷりん」が最優秀賞に輝いた。

 創意と工夫にあふれた新商品を一堂に集め県民に紹介するとともに、優れたものを顕彰することで県内事業者の開発意欲を促進し、ふるさと産業の振興を図るのが目的。農林加工品・水産加工品部門と計2部門に60点が出品され、審査委員長の西明眞理・県立大シーボルト校教授ら審査員11人が審査し、最優秀賞2点、優秀賞3点、奨励賞5点を選んだ。

 最優秀賞の雲仙チーズぷりんは「地元雲仙のこだわり原材料でつくられ、手づくりの牛乳やチーズで丁寧に仕上げられており、濃厚でとろけるような味わいであり、県外に向けた販売が見込める商品」と高評価を得た。他に島原半島からは雲仙市の(有)百花亭の「百花まんじゅう」が奨励賞に輝いた。

[2009/3/5:島原新聞]

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