横田市長らと楽しく…三会小でふれあい給食

 『おいしいよ たくさん食べよう 感謝して』(三会小6年1組・荒木也美さん) - 「全国学校給食週間」(24~30日)にちなみ島原市三会小学校(前田清英校長・児童317名)で28日、「ふれあい給食」が行われ、横田市長らが子どもたちと一緒に給食を楽しんだ。

 日本の学校給食の歴史は古く、山形県鶴岡市で明治22年、弁当を持って来られない子どもたちのためにおにぎりと簡単なおかずを出したことが始まりとされる。戦争で一時途絶えたが、昭和21年12月24日にアメリカから東京・神奈川・千葉に給食物資が贈呈され、学校給食が再開した。

 当日は多くの学校で給食がないことから1か月後の1月24日を学校給食の記念日とし、同週間が設けられている。また、これにあわせて本県では「地場産品使用推進週間」を設け、地場産品を使った郷土料理の具雑煮・ろくべえ・だご汁などを献立に取り入れた食育を推進している。

 ふれあい給食には横田市長や宮崎教育長、同市教育委員ら関係者21名が参加し、各クラスで児童と一緒に給食を楽しんだ。

 この日のメニューはワカメ入り混ぜご飯や梅肉あえ、ふしめん汁など5品目。肉・野菜・海草など地元の産品をふんだんに使った料理が用意された。

 給食に感謝しながら子どもたちは元気よく「いただきまーす」。横田市長は「早寝・早起き・朝ごはん」、「食事はいつも楽しくたべよう」などと呼びかけ、子どもたちの将来の夢などについて質問。ともに会話を楽しみながら給食に舌鼓を打った。

[2009/1/30:島原新聞]

ラベル:


 
島高第一回まゆやまロード健脚大会…1、2年生・約17キロを走破、忍耐力と郷土愛、協調精神を養う

 真っ青の空に白い雪を冠った平成新山が一際美しく映えた28日、県立島原高等学校(辰田幸敏校長)の1、2年生が冬のまゆやまロードをひた走り。自然の力と大きな懐(ふところ)をバネに学校までの一周約17キロメートルを走破した。

 「体力・忍耐力の増強」に加え、「郷土愛を育み良き思い出をつくる」目的で実施されたこの行事は、従来の持久走大会を模様替えしたもので、はじめての取り組み。「昨年秋、体育祭反省会で、ふと出た話題」に職員、PTAが賛同し、話し合いを重ね、下見をして準備してきた。

 個人競技だったこれまでと違い、「各クラス4~7人のグループをつくり、班ごとクラスごとに記録を競う」こととし、「基本的には全区間ジョギング」となるが、勾配のきつい坂道は徒歩も可。

 途中、垂木台地の休憩所で昼食を取ったり、各チェックポイントで水の補給を受けたりしながら、各班が助け合い励ましあう協調の精神を養うのも特徴。PTA(大野友道会長)もぜんざいをつくり、コースの途中で応援するなどしてかかわり、親子で思い出をつくる狙いもある、という。

 晴天でも1月の空気は肌を刺すほど冷たい。午前9時10分、秋岳台前のグランドに集合した生徒たちを前に、辰田校長が「生徒たちのため教職員、PTAが一体となって準備してきた。みんなが助けあい、完走・完歩してゴールを目指してほしい」と激励。同9時半に1年女子がスタートしたあと、10分おきに2年女子、1年男子、2年男子の順に繰り出した。

 千本木方面からまゆやまロードを通り、国道57号に出たあと安中殿様道路に入り、白土湖、島原城を経て学校に帰着するコースは、全長約17キロメートル。なかでも垂木台地に至る坂道は最大の難所で、生徒たちの足取りもにぶりがちになったものの、雄大で美しい自然に後押しされるかのように力強く歩を進め、峠を通過。平成新山を真正面に見上げる休憩所では、思い思いに弁当を広げ、母の味を噛み締めた。

 全員が学校に辿り着いたのは午後2時半過ぎ。用意されたぜんざいは殊のほか身にしみたようで、顔々には絆で結ばれた安堵感が満ちていた。

[2009/1/29:島原新聞]

ラベル: ,


 
やさしい音色と歌声に感動…盲目のピアノ少年が演奏会

 佐世保市在住で佐世保養護学校高等部1年の掛屋剛志(かけや・つよし)君(16)を招いた「ふれあいコンサート」が27日、島原五小(尾崎勝校長、全児童426人)の体育館で開かれた。目の見えない掛屋君が奏でる優しいピアノの音色と高音の澄んだ歌声に、児童らは手拍子と拍手で応えた。

 生まれながらに視覚障害と知的障害などをもつ掛屋君は3歳の頃にピアノに出会った。特別な音楽教育は受けず、全て耳で聴いて音楽を覚えるそうで、ポップスや洋楽など幅広いレパートリーをもつ。2005年の「障がい者のためのゴールドコンサート」に出演し特別賞を受賞し、翌年にオリジナル曲を収録したCD「やすらぎの時代(とき)へ」(HMSレコード)を発表。遠くは北海道など全国の学校や福祉施設、コンサートホールなどで演奏会を開くなどミュージシャンとして活動を繰り広げている。

 五小でのコンサートは人権教育の一環で障がいをもちながらも夢に向かって頑張っている人の姿を見てもらい、児童らに夢をもつ大切さなどを学んでもらいたいと、開いたもので、全児童や保護者ら約120人も参加。掛屋君は「ふるさと」や「荒城の月」を奏で、独特の伸びやかなイントネーションで「僕の演奏を聴いて上手だったら拍手を下さーーい」と呼びかけた。

 演奏したのはCD収録曲のオリジナルソング「やすらぎの時代へ」や「おかあさん」のほか、「さくら(独唱)」や「アメイジンググレイス」など全10曲。優しい歌声に拍手がやむことはなく、「拍手が最高の喜び」という掛屋君もしきりに首を動かして喜んだ。また段ボール箱を指でこすってリズミカルなメロディーを奏でる〃段ボール箱パーカッション〃を披露したり、同校の校歌も奏でてみせたりして、児童らは驚きながらもその演奏にあわせて元気な歌声を響かせた。

 終演後、児童2人から花束が贈られた。同行した佐世保養護学校の松原都(みやこ)教諭は「音楽という生きる力を見つけた掛屋君にとって皆さんの拍手が生きる力になる。皆さんも熱中できるような自分の好きなことを見つけてキラキラと輝いてほしい」と語りかけた。

[2009/1/29:島原新聞]

ラベル: ,


 
家庭で省エネを推進…温暖化防止キャンペーン

 県の「地球温暖化防止キャラバン隊」が26日夕方、雲仙市小浜町で街頭キャンペーンと意見交換会などを行い、家庭での省エネ運動の推進を呼びかけた。

 二酸化炭素(CO2)排出量が増加傾向にある民生部門(家庭)の排出量を抑制するため県内各地を訪れ、地球温暖化防止啓発活動を行い、日常生活における省エネエコライフを呼びかけるもので、28日まで諫早、佐世保、平戸市や時津、長与町を巡回して各地区の住民らと意見を交わし、地球温暖化防止活動に対する意見を拾い上げる。

 小浜町のスーパー大門では、オレンジ色のジャンパーを着たキャラバン隊長の?田尚武(ひさたけ)・県未来環境推進課長や県委嘱ボランティアである島原半島内の県地球温暖化防止活動推進委員など約20人がチラシなどを配って道行く人に節水や節電など家庭でできる身近な省エネ活動をPR。

 続いて雲仙市や県、長崎大の官学連携による教育研究活動プログラム「雲仙Eキャンレッジプログラム」の拠点施設「雲仙Eキャンレッジ交流センター」(小浜バスターミナル2階)で意見交換会があり、街頭キャンペーン参加者ら約35人が地球温暖化防止活動の推進について意見交換。

 参加者からは「取り組みのPR不足」などと県の取り組みに改善を求める意見とともに、「行政に頼るのではなく、やる気のある人が取り組み、住民主体でリードしてゆくべき」、「省エネ活動に二の足を踏む個々人の思いを後押しして行動に移してあげることが必要」などと住民・個人レベルでの意識高揚を求める声があがっていた。

 他に県地球温暖化防止活動推進センターの川口孝範理事による講演会「温暖化防止は我が家から」もあった。

[2009/1/28:島原新聞]

ラベル: ,


 
文化財防火デー…本光寺で消防訓練

 第55回文化財防火デーの26日、県指定有形文化財「混一疆理歴代国都地図(こんいつきょうりれきだいこくとちず)」などを有する島原市本光寺町の本光寺(片山秀賢住職)で消防訓練が行われ、島原消防署や市消防団、寺関係者、地区住民ら約50人が参加して防火意識を高めた。

 同デーは昭和24年1月26日に奈良県の法隆寺金堂で出火し、国宝の十二面壁画が焼損したことが契機となり、昭和30年に制定。毎年この日、全国的に文化財愛護思想の普及と地域ぐるみの防火・防災意識の高揚を図るための消防訓練が行われており、島原市では島原城や護国寺など市指定文化財などを有する施設を巡回して実施されている。

 訓練は寺本堂を出火元とし、堂内にけが人1人が取り残されていることを想定して実施され、署員や団員らによる救助訓練や消火栓を使った放水訓練が行われ、文化財に見立てた段ボール箱を地区住民のリレーで運び出した。

 他にバケツや消火器を使った初期消火訓練もあった。島原消防署の田浦文博署長は「訓練では皆さんの連携により『文化財を守る』という目的は達成できた。文化財を守るには地域一体となった体制が必要であり、併せて火災予防も心がけてほしい」と呼びかけ、片山弘賢(ひろかた)副住職は「訓練を契機として、その時だけでなく毎年この時期に防火意識を再認識してほしい」と述べた。

[2009/1/27:島原新聞]

ラベル:


 
来季リーグの健闘誓う…アビスパ福岡キャンプ入り

 プロサッカーリーグJ2のアビスパ福岡が25日、キャンプを張るために島原入りし、市役所前で歓迎セレモニーがあった。

 同市の地域活性化や青少年の健全育成を目的にプロチームのサッカー大会などを開催する「島原がまだすリーグ開催実行委員会」(久部貞男会長)が誘致したもので、平成16年3月、平成17年2月に続き4年ぶり3度目。

 島原入りしたのは国見高出身のMF城後寿選手ら約40人。市内の小学生サッカークラブなど約100人が横断幕などを掲げて出迎えて歓迎セレモニーがあり、ミス島原の白須久美子さんと島原商高女子サッカー部マネージャーの高原里奈さん(2年)が篠田善之監督と城後選手に花束を贈呈し、地元産のイチゴとミカンも贈られた。

 横田市長は「皆さんを心待ちにしていた。多くのJリーガーを輩出している島原半島はサッカーが盛んであり、小学生も将来を夢見て日々練習に励んでいる。ぜひプロの素晴らしい技術を見てもらい、大切なものを学んでほしい。練習の合間には温泉や湧水を備えた歴史ある城下町を満喫してもらい、心身ともに癒やされてほしい。キャンプで強靭な心身をつくって、来季はぜひJ1に復帰するよう期待し、実り多いキャンプとなるよう願いたい」とあいさつし、篠田監督は「開幕前の大事な時期であり、有意義なキャンプにしたい」などと述べた。

 チームは2月1日まで市営陸上競技場で練習を重ね、3月7日に始まるリーグに備える。練習は自由に見学でき、同実行委では「保育園児や高齢者福祉施設の方々などに気軽に見学してもらい、選手たちにエールを送ってほしい」と呼びかけている。

[2009/1/27:島原新聞]



2009年1月26日、カボチャテレビにて放送

ラベル:


 
「対州馬」の子馬が誕生!!…島農・種の保存に取り組む

 本県の在来馬「対州馬(たいしゅうば)」の子馬が13日早朝、島原農高で誕生した。希少種であることから同校では平成16年度から独自にプロジェクトを立ち上げ本格的に種の保存に取り組んでいる。

 同校で飼育する「武蔵」(オス・10歳ぐらい)と「卑弥呼」(メス・12歳)との間に生まれたメスの子馬は「春華」と名づけられ、体高78センチ、体重24.6キロと健康的。2頭の間には流産した馬を含め5頭が誕生し、うち2頭が生存している。

 元来、対馬で農耕馬として飼育されていた対州馬は昭和47年ごろには約500頭いたそうだが、農業者の減少や飼育者の高齢化から激減しているため、同校では保存活動に着手。山田善光教諭の指導のもと生徒らが、これまでに死亡した馬を含め約200頭分の血統書の整理やDNAの塩基配列分析などにより、家系図を作成したり遺伝情報の特徴を見出したりするなど研究を重ねている。

 誕生した馬は日本馬事協会に種馬として登録し、今後、別の対州馬との交配により混血ではなく純血の対州馬を生み出す計画。対馬に残存する対州馬の採血や毛根のDNA採取などに取り組んできた農業科学科3年の山崎文晶君は大学進学後も対州馬の研究に取り組むことにしており、「これ以上数が減らないためにも頑張ってゆきたい」と話した。

 なお春華は現在かぜなど感染症予防のために厩舎で飼育されており、一般公開は春ごろになりそう。

[2009/1/25:島原新聞]

ラベル: ,


 
島原城下ひなめぐり始まる…3千体の雛人形がお出迎え、魅力アップ・温泉と湧水のまち

 城下町として栄えた島原市の歴史的たたずまいや文化を雛人形とともに散策しながら満喫してもらう「第5回島原城下ひなめぐり」が23日から始まった。3月8日まで市内100か所で約3千体の雛人形が観光客らを楽しませる。

 展示スポットのサンシャイン、一番街両アーケードの商店やホテルなどで、100年前の御殿雛やミニチュア雛などさまざまな雛人形がお出迎え。また明治から昭和初期にかけてつくられ、厚紙に布などをはって綿で厚みをもたせた「島原の押し絵雛」も白山履物店など各スポットに点在。市内の女性らで「島原押し絵の会」を結成して、家庭に眠る押し絵雛を修復するなどの取り組みを続けており、島原城観光復興記念館には海望荘で見つかった80年前の押し絵雛が華を添えている。

 島原温泉旅館組合や市商店街連盟などでつくる同実行委員会(委員長=足立進一、古瀬亨両団体代表)が「温泉と湧水のまち」の魅力アップを図るため、平成17年から開催。島原城観光復興記念館であったオープニングセレモニーには約100人が参加して「うれしいひなまつり」などをわかくさ園の園児40人が合唱したり、崇台寺マンドリンクラブが奏でて祝福。足立さんは「ひなめぐりと一緒に温泉や湧水も楽しんでもらい、一人でも多くの観光客においでいただきたい」などとあいさつ。7段飾りを寄贈した(株)あおきの青木資行(たかつら)社長に感謝状を贈呈。来賓の横田市長はイベントによる魅力アップに期待を込めた。

 2万2千部を準備して各展示スポットで配布する散策マップを手にひなめぐりを楽しんでもらい、今回はあらたに市内の商店や喫茶店など5か所を巡ると「ひなめぐりあられ」がもらえるスタンプラリーも実施。「桃の節句」を含む3月1 - 8日には▽甘酒やおひなさまクッキー(1日午前11時・山之内時計店)▽先着500人にぜんざい(2、3日正午・重松花屋隣り)▽甘酒やお茶菓子(7、8日午前11時・同) - がふるまわれるほか、そば打ち無料体験(8日午前11時・まちの寄り処森岳)も。このほかお菓子屋では桃カステラ、旅館やホテルなどでは「ひな御膳」が有料で味わえる。

 また、まちの寄り処森岳、青い理髪館、ホテル南風楼では版画家の竹久夢二(1884 - 1934年)の原画展も同時に開催している。問い合わせは同実行委(島原温泉観光協会内TEL:62-3986)へ。

[2009/1/24:島原新聞]





2009年1月23日、カボチャテレビにて放送

ラベル:


 
救急は過去最多を記録…島原広域圏の活動概況

 島原地域広域市町村圏組合消防本部が発表した平成20年中の「火災・救急概況」によると、火災件数は57件で前年より15件減少したが、救急出場件数は4504件で搬送人員は4318人と前年より94件・43人増え、2年連続でともに過去最多を記録した。

 管内は島原・南島原両市と雲仙市国見・瑞穂両町。火災の種別では建物火災31件(前年より8件減)、車両火災1件(同2件減)、船舶火災1件(同1件増)、その他火災24件(同1件減)で、林野火災はなかった(同5件減)。

 建物火災の焼損棟数は37棟(同15棟減)、焼損床面積は2108平方メートル(同93平方メートル増)。損害額は約1億6880万円(同約7310万円増)で、火災件数は減少したものの損害額が大きい全焼火災が発生し損害額の増加につながった。死者は2人(同1人増)、負傷者は11人(同4人増)。

 原因別出火件数は、たき火14件、たばこ3件、コンロ・てんぷら鍋、火遊び、マッチ・ライターが各2件などの順。前年と比べると、たき火11件、コンロ・てんぷら鍋6件、灯火(灯ろう・ろうそく含む)5件、電灯・電話等の配線4件、ストーブ3件、排気管、配線器具が各2件減少した一方、放火は10件増、放火の疑い、マッチ・ライターが各2件増加した。

 構成市町別出火件数を比較すると、島原市24件(同4件増)、雲仙市国見町・瑞穂町9件(同4件増)、南島原市24件(同23件減)。南島原市が大幅に減少した。

 過去最多を記録した救急出場件数のうち、増加した主な事故種別は一般負傷61件52人増、急病53件39人増、転院搬送14件9人増、労働災害12件11人増、運動競技11件12人増となり、急病と一般負傷は過去最多。出場件数と搬送件数の上位は急病、転院搬送、一般負傷、交通事故で、これら4種で全体の大半を占めた。

 構成市町別にみると、増加したのは旧島原市16件増2人減、雲仙市国見町33件25人増、南島原市深江町48件41人増、同口之津町48件40人増、同布津町18件12人増。南島原市全体で119件113人増えた。

[2009/1/23:島原新聞]

ラベル:


 
島工電子機械と島商情報処理ともに1.67倍で最高…公立高校推薦入学志願状況

 県教委は21日、同日正午で締め切った平成21年度県立高校推薦入学等の志願状況を発表した。全日制課程53校114学科と4コースの一般推薦入学は募集定員2644人に対し、2802人が出願した。平均志願倍率は前年度より0.1ポイント低い1.1倍。

 島原半島内の8校20学科(島高定時制含む)では島工電子機械と島商情報処理がそれぞれ1.67倍で最高。島高理数は1.42倍、同普通は1.33倍となった。

 推薦入学の選抜は2月2日実施され、合格の内定は同月9日までに通知される。


[2009/1/22:島原新聞]

ラベル:


 
買い物は地元の店で…雲仙ゆめみらい商品券を発行

 雲仙市は緊急経済対策として「雲仙ゆめみらい商品券」を発行し消費者の購買意欲を刺激するとともに、市内での消費を促して商工業者の活性化と振興を図る方針を打ち出した。平成20年度一般会計補正予算案として約1億3800万円を23日開会予定の市議会臨時議会に上程する。

 商品券は500円券12枚つづり(6千円分)で、5千円で販売し、市内の商品券取扱店に登録した店舗などで利用できる。2万セット(総額1億2千万円分)を総額1億円で販売し、差額の2千万円は市が助成する。発売は4月上旬を予定しており、使用期限は8月31日。

[2009/1/22:島原新聞]

ラベル:


 
島原市も離職者を2人採用…住居も梅園に入居1年以内

 急激な景気の悪化の影響で、全国的に派遣社員など非正規労働者が職を失う深刻な事態が続く。

 平成20年12月26日の厚生労働省発表によれば、同年10月から実施済みまたは平成21年3月までに予定されている非正規雇用者の解雇などは、把握されているだけでも全国で製造業を中心に1415件8万5012人。愛知県の53件1万509人をはじめ47全都道府県におよび、本県でも派遣社員などを中心に12件533人にのぼる。

 そういった離職者を対象に長崎県は12月19日に緊急経済雇用対策本部を設置し、雇用創出や住居支援などの緊急対策に取り組む。県雇用労政課の1月14日発表によれば、耕作放棄地の復旧による新規就農者への貸し出しや砂防施設などの環境保全のための要員配置や「長崎俵物」を重点的にPR・販売する要員を長崎空港などに常駐させたり、雲仙岳災害記念館や土石流被災家屋保存公園への入場者アンケートを実施したりするなど100人の雇用創出を図る。

 また市レベルでの緊急支援対策も講じられており、大村市が離職者のうち10人を臨時職員として雇うほか、島原市でも離職者を対象に2人を臨時職員として採用することが20日に分かった。期間は2月から2か月間で、地元でのJリーグチームのキャンプやサッカー大会の際に会場整理などの業務にあたってもらう。近々ハローワークを通じて募集を始めるという。

 一方で、社員寮などからの退去を余儀なくされ、職だけでなく住居を失うケースも懸念されるため、県営住宅の貸し出しなど離職者を対象にした緊急住居支援策も講じられており、島原市でも梅園住宅の2戸を準備。入居期間は1年以内で、その間にあらたな職を探してもらうことにしている。

[2009/1/21:島原新聞]

ラベル:


 
寒さなんて「へっちゃら」…園児が耐寒駅伝とマラソン

 1年でもっとも寒くなるという「大寒」の20日、島原市営陸上競技場の外周コースで同市新山2丁目のわかくさ園(池田公園長)の年中、年長園児46人が耐寒駅伝とマラソンを体感した。

 地元で開催される九州学生駅伝対校選手権大会を毎年観戦し一生懸命に走る学生の姿を目の当たりにしていることなどから、寒さに耐えて元気に走り、倒れても負けない強さなどを養ってもらおう、と大寒の日に合わせて初めて実施。

 外周1周600メートルのコースを1人1周ずつ走り、年長園児は4人ずつの4チーム、年中園児は6人ずつの5チームでタスキをつなぐレースを展開し、職場体験中の島原一中の生徒もチームをつくってエントリー。

 この日午前10時ごろの気温は8度とやや暖かい日和。鉢巻きに半袖半ズボン姿で園児らは次の走者にタスキを託すために力走し、ときにタスキを落としたり倒れたり。我が子の一生懸命な姿に保護者らはしきりに声援と拍手を送っていた。

[2009/1/21:島原新聞]

ラベル:


 
地域の良さを観光客に…武家屋敷で小学生がガイド

 島原市の観光スポットの一つ武家屋敷で17日、島原一小6年生3人が観光ガイドに挑戦した。

 年6回土曜日に開催される森岳地区余暇活動事業「モリモリ広場」の一環で、郷土の良い点を再発見し自らその良さを伝える力を養ってもらおうと、島原城資料館解説員の松尾卓次さんの指導で昨年5月から学んできたもので、現場でのガイドは昨年11月に続き2回目。

 観光客を案内したのは6年の田浦颯人(はやと)、疋田真人、増田一輝君。訪れたカップルや老夫婦に対し武家屋敷の由来や特徴などについて資料を使って一生懸命に説明した。3人は「島原の魅力は豊かな水や古い家屋がたくさんあること。島原のことをいっぱい知ってもらい、『住んでみたい』と思ってほしいな」などと語った。

 同様のガイドは白土湖などがある霊丘地区の島原二小の児童も取り組んでおり、今後、島原城や涅槃像など両地区の他の観光スポットについてもさらに学んでもらい、経験を積んでもらうことに。将来は子どもボランティアガイドの組織化も視野に入れているという。

[2009/1/20:島原新聞]

ラベル:


 
歌う楽しさ伝えて10周年…島原Jr合唱団

 島原半島内の男女児童・生徒でつくる島原ジュニア合唱団の第10回定期演奏会が12日、島原文化会館大ホールであり、小学2年生から高校3年生まで約40人が爽やかなハーモニーで来場者を魅了した。

 第1部は全団員が「花」や「ビリーブ」、「君をのせて」など各ジャンルの歌を、第2部は母親らママコーラスで「白い恋人たち」や「雪の降る町」などを披露。第3部は団を卒業し声楽の勉学に励む有馬里美、濱崎藍、城田紗希さんの大学1年生3人がソロで伸びやかな歌声を響かせ、第4部では団員で女優でもある宮崎香蓮さんのデビュー映画「チェスト!」の主題歌「流れる雲よりはやく」や「島原の子守唄」などを、感情を込め団員自身も楽しむように歌いあげた。

 合唱団は平成8年8月に結成し、島原高の植木幹彦音楽教諭らの指導で毎週土曜日午後7時から霊丘公民館で練習に励んでおり、平成10年12月に第1回から10回目の定期定期演奏会。これまでに2000年の「がまだせコンサート」や毎年2月開催の「島原子どもフェスティバル」などにも出演し、昨年1月には日本を代表する作詞・作曲家の中村泰士氏が手がけた「島原発日本(やまと)へ」のCDレコーディングに参加するなど地域のみならず精力的に活動を重ねている。

 育成者の島原市青少年健全育成連絡協議会の西田正剛会長は設立当時の市音楽連盟の会長だった安藤光宣言さんの「合唱を通じて音楽の楽しさを伝え健やかな成長を - 」という思いを引継ぎ、こんにちにいたった経緯を紹介し、「ハーモニーは心を育ててくれ、素晴らしい子どもに成長をしてほしいと願う。子どもの頑張りに指導者も熱心になり、保護者の方々も一生懸命になり、ともに心を育ててくれることにつながるはず」などと呼びかけた。

[2009/1/18:島原新聞]

ラベル:


 
Jリーガーと夢のひととき満喫

 帰省中の島原市出身のJ1モンテディオ山形・木藤健太選手が16日、三会保育園で園児や児童22人とボール遊びや鬼ごっこでふれあった。市サッカー協会がプロとふれあう場を提供し、幼い頃から支えてくれた郷土への恩返しに - と木藤選手も快諾。一流の技に見入るなど園児らは夢のひとときを過ごした。

[2009/1/17:島原新聞]

ラベル:


 
参詣者が相次ぎ賑わう…三十番神新春大祈祷会

 合格祈願や学業成就、息災延命、家内安全、商売繁盛など - 。島原市寺町の護国寺(岩永泰賢住職)で16日、三十番神大祭が行われ、新春大祈とう会では老若男女それぞれのあまたの願いが込められた。

 大祭は毎年1月と8月の16日に開催され、例年新春の大祭は特ににぎわう。祈とう会は午前9時から午後7時まで1時間おきに9回行われ、うち午前10時からの分には200人近くの夫婦や家族連れなどが集まり、岩永住職ら僧侶十数人がお経をあげ1人ずつの祈願内容を読みあげ、修行中に写経した仏具で背中をなでてまわり、参詣者は祈とうの済んだお札を大事そうに持ち帰った。

 祈とう会のあった番神堂に安置された「三十番神」(市指定有形文化財)は、元文元年(1736年)に領内で悪疫が流行し島原松平藩主3代目忠俔公が大病を患った際に京都の彫師30人に1体ずつ彫らせた1カ月間順番に人や国を守る30体の彩色木彫りの神像。年2回の大祭の日にだけ一般に開帳される。

[2009/1/17:島原新聞]



2009年1月20日、カボチャテレビにて放送

ラベル:


 
市長を訪れ健闘を誓う…島原出身プロサッカーの木藤選手

 島原市出身唯一のプロサッカー選手、木藤健太さんが15日、横田市長を表敬訪問し、ふるさとで今年の健闘を誓った。

 島原二中~国見高~近畿大卒。2004年からJ2アビスパ福岡、2006年からモンテディオ山形でプレーしており、昨年12月にモンテディオ山形は念願だったJ1昇格を決めており、「J2から昇格したチームとしてJ1残留をかけて戦い、自身としては前シーズンの倍以上試合に出場すること」と、決意あらたに。

 オフシーズンを利用した1年に1度の帰郷。16日まで市営陸上競技場で自主トレに励んだり、中学時代のサッカー部員と旧交を温めたりするなど、「リラックスできますね」と顔をほころばせる木藤選手。「島原はサッカーが盛んな土地柄。中学生まではボール扱いを重視すべきであり、幼い頃から存分にボールにふれてほしい」と語り、「地元出身者もあとに続いてどんどん出てきてもらいたい」と、島原からの新Jリーガー誕生に期待も。

 ポジションはDF。前シーズンはけがのため10試合のみの出場だったため、自身の課題として「1年間フルで動ける体づくり」を挙げ、「人よりも走りこみが必要」と気を引き締め、「22歳でプロ入りしたときから10年間はやると決めていたから32歳まではやり続けたい。将来は指導者の道もありかな、と最近考えるようになった」と語り、横田市長は「けがだけには注意を。長く現役を続け、将来は本県に戻ってきてほしい」などと声をかけ、健闘を祈ってがっちりと握手を交わした。

 なお、今月は木藤選手に関わりの深いJリーグ2チームが島原半島でキャンプを実施。雲仙市国見町出身の小林伸二監督が率いるモンテディオ山形が27日から雲仙市で、前所属チームのアビスパ福岡も25日から島原市でキャンプを張る。

[2009/1/16:島原新聞]

ラベル:


 
「110番の日」を啓発…白バイ試乗や紙芝居で

 「110番の日」の10日、島原市中安徳町の安徳保育園(安居院照道園・園児78人)で島原警察署による啓発イベントが行われ、園児や保護者らが交通機動隊の白バイに乗ったり紙芝居を楽しんだりして正しい110番通報の仕方を学んだ。

 島原署の峰慎介地域課長ら8人が、不審者に対する対処法を盛り込んだ紙芝居を繰り広げ、▽(不審者について)行かない▽乗らない▽大声を出す▽すぐ逃げる▽知らせる?の頭文字をとった合言葉「いかのおすし」を覚えてもらい、「子どものSOSの声を受けたら110番通報を。場所や内容を具体的に伝えて下さい」と呼びかけた。

 110番通報は県警本部通信司令課で一括受理し、各警察署やパトカーに無線で連絡が行き渡る。昨年1年間に県内では6万466件を受理し、うち島原署関係は1440件で、1日平均約4件の割合で受理し、交通事故が517件と最多に。有明海に面した島原では熊本県警で受理される場合もあるが、長崎県警に転送されるという。

[2009/1/14:島原新聞]

ラベル:


 
郷土の未来を語り合う…市長と新成人が座談会

 きょう11日行われる島原市成人式を前に「市長と新成人者との座談会」が10日、有明総合文化会館で開かれ、晴れて大人の仲間入りをする若者が将来の夢や希望とともに郷土の未来などについて横田市長と語り合った。

 出席したのは地元出身の学生や社会人。市内7地区から2名ずつ▽有明=三浦良太・山本美幸▽三会=北浦健智・神田英津子▽杉谷=本多佑太・寺田志桜里▽森岳=吉田大真・猪原志乃▽霊丘=覚本将紀・橋本真希▽白山=宮?宏樹・谷口允和子▽安中=上田繁・古瀬由佳?の計14名(敬称略)。横田市長は「若い皆さんの意見を参考に市政を運営したい。日本を背負っていく皆さんがやってみたい夢などを率直に聞かせてほしい」と切り出した。

 それぞれ自己紹介したあと、やや緊張気味ながら和やかに懇談。島原市の現状について良いところでは「島原は水がきれい」「人情味豊かで住みやすい」、「薪能など伝統芸能が残っていて素晴らしい」という声が上った一方、足りないところとしては「交通が不便」、「アーケードに活気がない」、「若者向けの店が少ない」、「卒業後に戻って来られる職場、大企業があれば - 」などの指摘や要望に加え、「地元の公立病院にはない診療科目があり、医療面の充実を - 」と求める声もあった。

 また、「自分が市長になったら何をするか」の質問では「自然や歴史を大切にした観光振興を - 」、「大きなショッピングモールができると人が集まる」、「宮崎県のようにメディアを活用し、特徴ある人を中心にPRを - 」という提案のほか、「企業誘致にしてもとにかくインフラ整備が最優先」などと求め、それぞれが描く自分の夢や将来の目標についても語った。

[2009/1/11:島原新聞]

ラベル:


 
鬼火、無病息災を願う…門松や正月飾りなどくべ

 七日正月を迎えた7日、島原市・三会小運動場で鬼火が行われ、児童約100人や地域住民、保護者、教職員らが火にあたり、この1年の無病息災を願った。

 三会地区青少年健全育成協議会(田上利治会長)主催の土曜日の余暇活動事業「三会っ子活動」の一環として昨年から実施しているもの。焚く木材やぜんざいの小豆などは福栄や北田物産など地区の業者が提供した。

 竹などを組んだ高さ約7メートルの円錐形やぐらに6年生6人がたいまつで点火すると、炎は一気に勢いづき、地域住民らが持ち込んだ門松などの正月飾りも次々と火にくべられ、周囲にはぜんざいや焼き餅をほおばる児童らの姿が。

 6年の勝井将五君は「この1年、病気をしないよう手洗いなどの予防をして健康に過ごしたい」と顔を火照らせた。

 「子どもたちには鬼火にあたって元気でたくましく育ってほしい。大人になっても良い思い出になるのでは」と田上会長。運動場には時折「ボン!」と竹の爆ぜる音と児童らの元気な声が響き渡っていた。

[2009/1/9:島原新聞]



2009年1月8日、カボチャテレビにて放送

ラベル: ,


 
南島原の未来について…市長と大学生が意見交わす

 南島原市出身の20歳代の大学生6人と松島市長ら市幹部らが故郷について語り合う「大学生と"みなみしまばら"の未来を語る会」が5日に市役所であり、市の現状や未来について活発に意見を出し合った。

 都市部など在住の若者から故郷に関する率直な意見や疑問を出してもらい、市のさらなる発展・振興のために提案などをしてもらおう、と市が初めて実施。

 参加者は、公募した東京大3年の隣(ちかき)良太郎さん(深江町)、福岡大3年の山田俊将さん(布津町)、京都女子大4年の志岐舞子さん(西有家町)、慶応大4年の永友敦子さん(北有馬町)、長崎大4年の谷口隆さん(同)、大分大3年の加納孝康(たかみち)さん(口之津町)=写真右から順に。

 語る会では▽島原の乱に代表される歴史のさらなるPR▽都市部における市名の認識不足や交通アクセスの課題▽県内でも有数の農業のさらなる振興▽若者が残るようなまちづくりなど人口減少の歯止め策?などの意見が出され、学生らは「観光ガイドの他に市民レベルで歴史的史跡を紹介できる人材の育成を」、「市の特産品を福岡など中心都市でPRしては」などとそれぞれ考えを披露。

 松島市長は世界遺産登録を目指す活動や島原半島3市で世界ジオパーク(地質遺産公園)の認定を目指す取り組みなどを紹介し、「歴史や地質遺産など世界に誇れるものがあり、それを発信することで交流人口を増やし飛躍発展したい。今後も皆さんの若い意見をいただきたい」と期待を込めた。

 「故郷の未来について語る良い機会」と参加を希望した永友さんは「3市で取り組むジオパークをきっかけに半島全体で発展してゆくことがメリットになると思う」と語った。

[2009/1/8:島原新聞]

ラベル:


 
防人たちが決意を新たに…島原市で盛大に消防出初式

 平成21年の新春を飾る「島原市消防出初式」が6日、島原文化会館を主会場に行われ、地域の安全・安心を守る郷土の防人たちがことし1年の無火災・無災害・無事故を祈りながら消防精神を新たにした。

 式典は同会館大ホールで挙行され、横田市長や本多慶次団長をはじめ消防団員(24分団650人)、消防署員、婦人防火クラブ、来賓として?本県島原振興局長(知事代理)、松尾文昭県消防協会副会長(会長代理)、久間代議士、北浦市議会議長、?田島原警察署長、大津島原地域広域市町村圏組合消防本部消防長らが出席した。

 横田市長は「日ごろから職務の重要性を認識し、市民の生命・身体・財産の安全・保護を図るため昼夜を問わず献身的に業務に精励されており敬意と感謝を申し上げる。本市では国・県はもとより市民の努力で普賢岳噴火災害から復興したが、最近は岩手宮城内陸地震や台風に伴う豪雨など災害は多様化・大規模化しており、地震列島・日本ではいつ災害が起きてもおかしくない状況だ。消防の近代的装備、情報連絡体制の充実はもちろんだが、自助・共助(自主防災等)・公助(消防関係機関・組織)という3助の緊密な連携のもと、災害に強い人づくり・まちづくりを進めたい。消防の重要性を深く認識し、高邁な消防精神を発揮し資質の向上と訓練に励み、新たな決意で一層精進し、市民の期待に応えてほしい」と式辞を述べた。

 続いて永年勤続の退職団員や現役団員、優良分団に対し、消防庁長官表彰や県知事表彰、県消防協会長表彰、市長表彰、市消防団長表彰が贈られ、?本局長、松尾副会長、久間代議士、北浦議長、濱田署長の5氏が祝辞を述べた。

 受賞者を代表して消防庁長官表彰に輝いた松崎和人氏が「私たちは与えられた職務を遂行しただけのこと。むしろ努力が足りなかったと恐縮している。普賢岳噴火災害をはじめ現場での活動が脳裏をかすめ、忘れられない。先人が遺した消防魂は後輩たちが継いでくれるものと信じている。今後はきょうの感激を肝に銘じ、本市消防の発展のため微力ながら努力する」と謝辞。

 最後に本多団長が「伝統ある本市消防団はめまぐるしく変化する時代とともに変革を遂げ、地域に根ざした組織として着実に発展してきた。今後も組織の改革を進め、時代や地域に即した団組織を確立するとともに、普賢岳噴火災害でかけがえのない12名の同胞が尊い身命を賭して示された消防魂を忘れることなく、より一層発展・進歩させることが我々の使命。揺るぎない団結とみなぎる消防精神で地域住民が安全・安心に生活できるよう、使命達成のためさらに精進する」と決意を述べた。

 このあと陸上自衛隊第16普通科連隊音楽隊の演奏のもと、団員や消防署員、婦人防火クラブなど総勢約1200人と消防車両32台が繰り出し、安養寺~白土湖間で勇壮に分列行進。幼年消防クラブは可愛いパレードを繰り広げた。さらにこのあと同湖周辺から中心部に向け恒例の放水訓練を行い、ことし1年の無事を祈った。

[2009/1/7:島原新聞]

ラベル:


 
英知を結集しこの難局を…島原市仕事始めであいさつ

 平成21年の幕開けにあたり多くの官公庁で5日、ことしの仕事始め式が行われた。島原市では同日午前9時から市議会議場であり、横田市長が年頭あいさつで市政推進に強い意欲をみせた。

 昨年11月の市長選で初当選し就任間もない横田市長にとって、ことしが実質的なスタートの年。選挙戦から掲げてきた5つのビジョン「島原半島の中心都市づくり」「交通・情報ネットワークづくり」「安全・安心な暮らしづくり」「特色ある産業づくり」「ひとづくり」、それらの実現に向け早急・優先的に取り組むべき課題として「行財政改革の推進」「物産流通対策本部の設置」「医療・福祉等の充実」を掲げ、「新しい光を放つ島原の実現に向け果敢に邁進する。ことしは明るく活気あふれる年にしたい」と意欲をみせた同市長。

 積極的なアピールと意欲、創造、情報公開、自己研鑽、諦めない粘り強い気持ち、市民への誠意ある対応などを職員に求め、「地方自治体の置かれた現状、社会の動き、潮流、トレンドをしっかりとつかみ、市民がいま何を求めているかという視点に立って英知を結集し、この困難な時代を乗り切ろう」と呼びかけた。

[2009/1/6:島原新聞]

ラベル:


 
寒中水泳に園児ら挑戦…我慢することで達成感を

 島原市の猛島海岸で5日、同市新山2丁目のわかくさ園(池田公園長、園児142人)の4~6歳の園児や児童・生徒ら41人が寒中水泳に挑戦し、我慢強さなどを体感した。

 海に入った午前11時ごろの気温は12度に対し、水温は14度とやや高め。水着姿の子どもらは近くの猛島神社に参拝しジョギングと準備体操をしたあと、一斉に海へ。

 冷たさに悲鳴をあげながらも、我慢して肩までつかったり、なかには泳いでみせたりする子も。

 南島原市深江町の介護士、吉村さんは宗真君と一緒に泳ぎ、「冷たさを通りこして痛かった。今年は、やはり健康が第一。それとともに家庭円満な一年にしたい」と唇をふるわせた。

 寒中水泳は我慢することを学び達成感を味わってもらいながら子どもの成長を願おうと、平成17年から毎年実施し、5回目。海からあがったあとは、海岸に準備されたたき火にあたり、アツアツのぜんざいをほおばっていた。

[2009/1/6:島原新聞]

ラベル:


島原新聞
F-Secure 優待販売
広告募集
ニュース検索

ニュースアーカイブ
  • Current Posts

ブログパーツ
| ホーム | カボチャテレビ | しまばらTV | みどころ | 宿泊マップ | イベント | リンク | ショッピング | 履正不畏 | 問合せ | 運営会社 |
Copyright © 2006 Cabletelevision shimabara. All rights reserved. counter