県立高一斉に入試始まる…合格者発表は今月18日
平成21年度県公立高校入学者選抜学力検査が10日、県下一斉に始まった。11日まで。
島原市では島原、島原商業、島原農業、島原工業の四つの公立高校(全日制)で計507人が受験。合格必勝を目指し、それぞれが志願する高校の門をくぐった。
このうち島原高校(辰田幸敏校長)は、前夜の雨で潤い穏やかな日差しに照らされたゴシック様式の校舎が、一層重厚さを際立たせながら礼儀正しく受験生らを歓迎。緊張のなかで集った受験生らのこころをほぐした。
109年の歴史を有する同校では、伝統を重視しつつも時代の流れを先取りする工夫と努力が教師らによって日々、続けられている。平成15年に導入された理数科もその一つで、独自のカリキュラムを持ち、大学・研究所等と連携した各種授業や研修もあり、生徒らの向学心を育成する上で一つの指標となっている。
ところがここ数年、定員割れの状況があった。そんな中、昨春赴任した辰田校長を中心に地域連携を強化し、活気の風を吹き込むさまざまな工夫に着手。21年度は定員40人に対し42人(学力定員28人に対し30人)が志願した。
普通科を含めた受験生198人は午前九時、同校体育館青楓アリーナ2階講堂での全体説明会(諸注意と点検)のあと、会場の北校舎に移動。9時35分からの最初の学力検査、国語科試験に臨んだが、いつになく和らいだ雰囲気につつまれていた。
初日は国語、英語、理科の3科目。2日目のきょう(11日)は社会、数学の2科目と面接がおこなわれる。合格発表は今月18日午前9時半。各志願校で受験番号が掲示される。
[2009/3/11:島原新聞]
ラベル: 島原高校
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