上折橋町に『芝桜公園』…紅・ピンク・淡青・白色の苗、まず2万5000本植える

 普賢岳噴火災害で荒廃した地域を花の名所にしようと、「芝桜公園をつくる会」は15日、島原市上折橋町の締切堤西側の砂防指定地で最初の植栽を行った。

 噴火災害からの復興を成し遂げ、地域振興に向け新たな歩みを始めたが、郷土を支える観光産業をはじめ地域経済は低迷したまま。災害下で受けた全国からの物心両面にわたる支援に感謝し、元気になった島原を多くの人に見てもらい、交流人口を増やして地域の活性化を図り、併せて市民の憩いの場にしてもらおうと市内の各種団体・企業等が参画し、芝桜公園の整備に着手した。

 前日からの寒波により平成新山山頂部はうっすらと雪化粧。第1回目の植樹には市民ら約200人が参加し、整地された旧四小折橋分校跡地横の約1000平方メートルに紅・ピンク・淡青・白と4色の芝桜の苗2万5000本を植えた。また、(社)県建設業協会島原支部青年部会から松本部会長ら会員20数人が参加し、イノシシの防護柵を周囲に張り巡らした。

 芝桜は北アメリカ原産のハナシノブ科の多年草で、来年5月にはさっそく花をつける。同会では一帯約3ヘクタールを「緑地・植栽ゾーン」として鯉模様の植栽を施すなど芝桜公園を数年かけて整備し、北側4.6ヘクタールは「緑の草原ゾーン」として活用する計画だ。

 足立会長は「災害下でいただいた全国からの支援に感謝し、市民に憩いの場を提供するもの。芝桜の名所、埼玉県の羊山公園にも負けないものを皆さんと一緒に造りたい」と決意を新たにした。

 事業展開にあたり同会では引き続き寄付金を募っており、広く一般市民や企業・団体の協力を呼びかけている。問い合わせは島原温泉観光協会内の同会事務局(TEL62-3986)まで。

[2009/3/17:島原新聞]



[2009/3/17:カボチャテレビ]

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