島原三中の第62回卒業式…晴れやかに学び舎を巣立つ、保護者によるサプライズも

 うららかな春の日和に恵まれた17日、島原三中の第62回卒業証書授与式が行われ、保護者によるサプライズ企画で卒業生82人を送り出した。

 会場の体育館では昭和37年卒のOBである横田市長をはじめ地区住民や保護者らが見守るなか拍手に包まれながら卒業生が入場し、一人ひとり舞台に上がって晴れやかな表情で本田茂幸校長から卒業証書を受け取った。

 本田校長は「卒業おめでとう。感謝の心を忘れず、夢や希望をもち、地区のことを大切にすることを胸にあらたな世界に旅立ってほしい」などと、はなむけの言葉をおくり、横田市長と育友会の森永敏夫会長は「立派に成長された姿に感無量。3年間の中学生活での出会いや経験は貴重な財産になるものであり、迷わず夢の実現に向け進んでほしい」などと祝辞。

 在校生代表で松?あゆみさんが「先輩方と過ごした日々は忘れられない世界に一つだけの思い出。部活動などでさまざまなことを教えて下さった先輩方を尊敬し誇りに思う。未来に向かって突き進み夢を諦めず頑張って下さい」と送辞を述べたのに対し、卒業生代表の出田祥真君は涙ながらに3年間の思い出を振り返りながら「ときに厳しく、ときに温かく指導して下さった先生方、ありがとうございました。お世話になった地域の方々にはいつか恩返しをしたい。仕事や家事で忙しいなか思春期の僕達を支えてくれたお父さんお母さん、育ててくれてありがとう。輝かしい未来への一歩を踏み出してゆきたい」などと答辞。

 卒業生はアンジェラ・アキの「手紙 - 拝啓、十五の君へ - 」や卒業ソング「旅立ちの日に」を合唱し、最後となる校歌を斉唱。閉式の辞のあと退場する予定だったが、ここで保護者によるサプライズの贈り物が - 。着物などの晴れ着姿の母親ら約80人が卒業生の前に並んで学校や地域への感謝と我が子へのエールをこめて「夢をあきらめないで」を涙ながらに歌うと、卒業生は感極まって涙を流さずにはいられなかった。

 この日、島原市内では▽一中159人▽二中95人▽三会中56人▽有明中148人 - の5校で計540人が巣立った。18日は小学校の卒業式が行われ、▽一小77人▽二小53人▽三小77人▽四小55人▽五小73人▽三会小58人▽大三東小65人▽高野小13人▽湯江小51人 - の9校で計512人が学び舎をあとにする。(市教育委員会学校教育課調べ)

[2009/3/18:島原新聞]

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