市図書館と6図書室一つに…どこからでも貸出と返却可

 雲仙市国見町の市図書館と市内6公民館の図書室が一つのネットワークで結ばれ、蔵書データが一元化された。蔵書総数は約15万冊。市民らは利用者カード1枚で7か所のどこからでも読みたい本を借りられ、返却ができるほか、蔵書検索や予約・取り寄せも可能になる。

 従来は手書きカードで貸出などをしていたところもあったが、今後は平成16年開館の市図書館システムと同様にテレホンカードサイズの利用者カードや本のデータを読み取ることでスムーズに貸出などを行う。既設の光ファイバーでネットワークを構築し7か所の蔵書データを網羅したもので、例えば、求める本が市図書館になくても愛野町公民館図書室にある場合は取り寄せて借りられ、愛野町公民館図書室に返却できるように。

 市図書館の利用者カードは従来どおり使用可。カード作成は図書館など備え付けの申込用紙を使い無料ででき、「赤ちゃんの名前で本を借りたい」などの要望に応えてゼロ歳からカードをつくることも。また市図書館のホームページ(http://www.lib-unzen.jp/)では24時間蔵書検索もできる。

 24日、市図書館で関係者約20人が集まってシステムの完成式が行われ、塩田貞祐教育長が「システム導入により市図書館と6つの図書室が結ばれた。多くのご利用を期待したい」などとあいさつ。土黒小4年の関東さんがシステムのスイッチをオンにし、カード作成から本の貸出までを体験した。

 図書館運営の効率化と一体的サービスの提供による利便性の向上と市民へのあらたなサービス提供を目指したシステムの構築費は約1112万円。価格やメンテナンスなどの点から総合評価落札方式によりNBC情報システム(?)の「Lics‐rIII」というパッケージソフトを採用したという。

[2009/3/25:島原新聞]

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