周遊型観光の拠点施設に…観光ガイド大手門番が開設

 観光ボランティアガイドによる周遊型観光を推進するため、島原署の旧大手門交番施設を活用し島原市が改修工事を施した、案内業務等の拠点施設となる「観光ガイド大手門番」の開所式が28日、同市今川町の現地で行われた。4月1日から運用を開始し、観光客の利便性の向上を図る。

 施設が建つ一帯は島原藩政時代に「大手門」があった場所。旧交番は警察の組織改編に伴い平成18年度で島原駅前に移転したため、空き施設となっていた。島原城や武家屋敷、鯉の泳ぐまち、アーケードなどをつなぐ市中心部に位置。風情のあるお城風の施設を「まちあるきの案内所」として活用しようと取り組んだもの。

 128平方メートルの敷地に建つ鉄筋コンクリート造り瓦葺2階建て(延べ床面積50平方メートル)の物件を同市が県から購入。建物の内装を全面的に改修し、トイレやカウンター、空調設備を整備したほか、玄関入口には明るく開放的な大型のガラス戸を設置し、バリアフリーのスロープ構造にした。また、内部には各種観光パンフレットや特産品等を展示紹介。各種の観光情報等も入手できるようインターネットの環境も整備した。総事業費は土地・建物の購入費を含め約1290万円。観光の振興を願って島原時計貴金属眼鏡商組合(栄木久春会長)が寄贈した掛け時計も設置されている。

 開所式には横田市長をはじめ市関係者、来賓として北浦議長ら市議会議員、島原温泉観光協会の大場正文会長ら観光業界関係者、島原観光ボランティアガイドの梅澤清会長ら会員、地元住民の代表など約50人が参加し、テープカットなどで完成を祝った。

 横田市長は「島原の旬の情報を余すことなく紹介できる周遊型観光の拠点施設として活用され、ボランティアガイドの皆さんには島原観光の顔として活躍されることを期待している。世界ジオパークの加盟を勝ち取り、多くの観光客を迎えたい」と述べた。

 施設は1日から運用を開始し、開館時間は午前10時~午後3時。観光ボランティアガイドが交替で観光客への案内業務などを行う。4~5月は無休で運営し、利用状況を見ながらその後の開館時間や休館日を検討する、という。

[2009/3/29:島原新聞]

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