満席の聴衆を魅了…島高合唱部定期演奏会

 島原高合唱部の第20回定期演奏会が29日、島原文化会館大ホールで行われ、伝統で培われたハーモニーで聴衆を楽しませた。

 部員は部長の宮崎稔樹君(2年)をはじめ86人。平成20年度は九州合唱コンクール出場をはじめ全日本高校声楽コンクールに本多千秋さん、全九州高校音楽コンクールに前田ゆりのさんが個人県代表として出場し、同窓会での披露など精力的に活動を続けている。

 演奏会は春の恒例イベントとしてすっかり定着し、約1200の客席は満席に近い状態に。辰田幸敏校長が「部員たちは人々の心を動かし観客と感動を共有できる音楽の素晴らしさを実感し、貴重な体験となっている。『音楽は世界をつなぐ言葉』と言われるように、私たちの心に語りかけてくれる音楽を鑑賞し、合唱の世界を楽しんでいただければ」などとあいさつして開演。

 第1部は校歌を皮切りに「花」や「早春賦」など春の歌のオンパレード、第2部は20分の名曲「島よ」に挑戦。福岡市出身で元東京混成合唱団指揮者の八尋和美氏がタクトを振るなか、男という人間の宿命を島にたとえて力強く歌い上げた。

 第3部はOBら約80人が舞台に立ち、「少年時代」や定番曲「宇宙戦艦ヤマト」などを披露。第1回定期演奏会などに参加した経験のあるOBらは現役時代の思い出を語りながら、懐かしそうにハーモニーをつくりだした。

 公演終盤に宮崎部長は「20年の節目に現役で歌えることは誇り。『春になったら定期演奏会』と思っていただけるよう、より良い音楽づくりをしてゆきたい」と決意を述べ、拍手を浴びていた。

[2009/3/31:島原新聞]

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