特産品開発で最優秀賞…島農プロジェクト発表会

 島原農高(龍山不二男校長)の生徒らが日ごろの学習成果を発表する平成20年度校内プロジェクト発表会が10日に行われ、伊藤裕徳君(食品科学科2年)や松本梨奈さん(同科1年)他5人の「島原発!新たな長崎の特産品~フードマイレージの少ないECOな特産品開発~」が最優秀賞に選ばれた。

 食料・生産、環境、文化・生活の3分野で1、2年生の8グループが食品加工や経営・流通などに関する取り組みについて発表。牛乳を煮詰めてつくる古代チーズと言われる「蘇」づくりへの挑戦や県の在来馬「対州馬(たいしゅうば)」の保存活動、食用廃油から精製するBDF(バイオディーゼル燃料)の独自の取り組みなどについて生徒らはスクリーンに映像などを映しながら説明した。

 教員らが審査し、優秀賞には橋本千鶴さん(生活科学科2年)他7人の「ヤギ・ヒツジと共にできるECO活動」と伯川美樹さん(生活福祉科2年)や松尾美里さん(同)他2人の「育つチカラ」を選んだ。発表会は6月に同校で開催される農業クラブ県連大会の校内予選会を兼ねており、最優秀賞と優秀賞の3グループが3部門の学校代表に選ばれた。

[2009/2/14:島原新聞]

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「対州馬」の子馬が誕生!!…島農・種の保存に取り組む

 本県の在来馬「対州馬(たいしゅうば)」の子馬が13日早朝、島原農高で誕生した。希少種であることから同校では平成16年度から独自にプロジェクトを立ち上げ本格的に種の保存に取り組んでいる。

 同校で飼育する「武蔵」(オス・10歳ぐらい)と「卑弥呼」(メス・12歳)との間に生まれたメスの子馬は「春華」と名づけられ、体高78センチ、体重24.6キロと健康的。2頭の間には流産した馬を含め5頭が誕生し、うち2頭が生存している。

 元来、対馬で農耕馬として飼育されていた対州馬は昭和47年ごろには約500頭いたそうだが、農業者の減少や飼育者の高齢化から激減しているため、同校では保存活動に着手。山田善光教諭の指導のもと生徒らが、これまでに死亡した馬を含め約200頭分の血統書の整理やDNAの塩基配列分析などにより、家系図を作成したり遺伝情報の特徴を見出したりするなど研究を重ねている。

 誕生した馬は日本馬事協会に種馬として登録し、今後、別の対州馬との交配により混血ではなく純血の対州馬を生み出す計画。対馬に残存する対州馬の採血や毛根のDNA採取などに取り組んできた農業科学科3年の山崎文晶君は大学進学後も対州馬の研究に取り組むことにしており、「これ以上数が減らないためにも頑張ってゆきたい」と話した。

 なお春華は現在かぜなど感染症予防のために厩舎で飼育されており、一般公開は春ごろになりそう。

[2009/1/25:島原新聞]

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盲導犬の育成に寄附…島原農高「農業祭」で募金

 島原農高生活福祉科3年の市川貴代さんら農業クラブ役員5人が18日、盲導犬育成のために集めた募金1万7542円を、盲導犬「トゥインクル」と一緒に暮らす「ガイアの会」会長の吉田芳雄さんに寄附した。

 以前からユニセフ募金には取り組んできたが、8、9日に開催した第56回「農業祭」で初めて取り組んだ。農業クラブ会長の市川さんは「予想以上に集まってちょっぴり感動している。もっと優秀な盲導犬が増えて、多くの人たちに不便ではない生活を送ってもらえたらいいな」と語った。

 「金額ではなく気持ちが大事。事故がなく障がい者に優しいまちにつながることを願いたい」と吉田さん。募金は盲導犬を育成する団体に贈られることになっており、26日には生徒の善意に対する感謝状が届けられる。同校では今後も募金を続けてゆきたい、としている。

[2008/11/19:島原新聞]

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残さず食べて生き物に感謝…飼育を通じて命の大切さ、三会中と農高が取り組む

「ブタがいた教室」という映画が11月1日から公開されている。小学生がクラスでブタを飼育し「食べるか、食べないか」を真剣に語り合い、命と向き合う姿を描いた映画。1990年に大阪の小学校で実際に行われた実践教育を映画化したもので、93年にテレビのドキュメンタリー番組として放送された当時は反響が大きかったという。

 同じような「命の教育」が、島原市で繰り広げられてきた。三会中と島原農高が取り組んできたニワトリの飼育を通じて命の尊さを体感する「市中・高教育交流事業」で、市教育委員会の2年目の取り組み。映画にならえば「ニワトリがいた教室」といったところか。"主演"は三会中の1年生53人と島原農高の動物飼育担当教諭の山田善光さん。"物語"は6月17日に始まった。

 三会中の図書室で、生徒らは鶏卵を割らないように人工ふ化器に入れた。7月14日には13個の卵からヒヨコが生まれ、誕生に立ち会った生徒らは「かわいくてしかたない」と顔をほころばせた。8、10月は飼育場所の島原農高に通い、鶏舎の掃除や「えさやりの大変さ」なども体験しながら、ニワトリの成長を見守った。最後に食べることは決まっていた。生まれたニワトリと過ごした月日はわずか5か月 - すでに愛着がわいていた。

 11月11日、最終講座が島原農高で始まった。山田教諭は早朝に、育ったニワトリの頚静脈を切り、血を全て抜いて毛をむしった鶏肉を準備。手羽先や手羽元などの部位に切り分けながら授業を進めた。「と殺」の様子を生徒らに直接見せることはなかったが、別のニワトリの写真を使って教えた。「ニワトリ」から「鶏肉」へショートカットして食卓に並ぶのではなく、その過程にも目を向けてほしいから。写真を見て驚きを隠せない生徒もいたが、真剣に聞き入った。

 そんな生徒らに山田教諭は優しく語りかけた。「皆さんがふだん食べている豚肉や牛肉、小麦粉なども同じ生き物。人間は食べることで全ての生き物から命をもらっている。かわいがってきたヒナがいま、この姿になっているのはむごいと思うかも知れないけれど、しっかり考えて。人も動物も同じように血が流れている。だから友人や家族、みんなを大切にしてあげて」 - 。

 生徒らはまな板にのった数切れの鶏肉にふれ、「まだ温かい」、「だって朝まで生きていたんだもんね」などと語りながら、チキンカレーの調理を始めた。酒井悠圭さんは「はじめはヒヨコがかわいくってしかたなくて。最後は食べるって分かっていたけれど、やっぱりちょっと悲しい。けれど、せっかくいただく命だから大事に食べたい。『人は多くの命をいただいて生きている』って学んだから、これからもそのことを考えながら食べたい」と語った。

 出来上がったチキンカレーを生徒らはおいしそうにほおばった。おかわりをする男子も相次ぎ、鍋は次々に空っぽになった。「食べ物に感謝し、命を大切にしようと思えば、食べ残すことはないでしょうね」 - 山田教諭は嬉しそうにほほ笑んだ。

[2008/11/15:島原新聞]

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島農「農業祭」きょうまで…勇壮な和太鼓で盛り上げ

 島原農高の第56回農業祭が8日、始まった。9日まで(午前9時半~午後1時半)。

 会場には生徒らが丹精込めて育てたりつくったりしたダイコンなどの野菜やシクラメンなどの花、ケーキやパンなどの加工品のほか、つきたてのもちやぜんざいなどのバザーもあり、多くの家族連れでにぎわい、売り切れの品も続出するほど。

 また体育館前では今年5月から活動を始めた「島農和太鼓愛好会」が勇壮なバチさばきで盛り上げ、来場者から拍手を浴びた。

 メンバーは食品科学科1年の坂本都妃(つき)さんら島原二中出身の1年生女子4人。太鼓はまったくの未経験だったが、先生の手づくり太鼓で練習を重ねて日々腕を磨き、和太鼓のコンクールに出場するなど精力的に活動を展開。「無心になれる」、「テンションがあがって気持ちいい」、「ストレス発散になる」などと魅力を語り、「まずは大会で成果を出して同好会に格上げしたい」と意気込んでいる。

 9日もバチさばきを披露するほか、16日に島原文化会館大ホールである第29回市民音楽祭の邦楽の部ではトリを務める。

[2008/11/9:島原新聞]

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やっかいものを家畜飼料に…島農高社会動物部が1位、新たなアイデアで一石二鳥

 やっかいものを資源として有効活用しようと、島原農高の社会動物部がエコの観点からあらたなアイデアを生み出した。注目したのは、河川周辺に繁殖し処分が面倒なイネ科の多年草「ダンチク」。これを家畜の飼料として活用することで飼料の経費削減と繁殖地の解消という一石二鳥の利を目指す。

 同部はこれまで「ヤギ・ヒツジECOプロジェクト」の名称で、県島原振興局や地元建設業関係者と連携し、島原外港や島原海浜公園、島原市上折橋町の閉め切り堤の県有地3か所で、飼育しているヤギやヒツジを一定期間放牧し、繁殖した雑草を食べさせることで雑草処理費用の軽減を図る活動を続けてきた。アイデアは、そこから生まれた。つまり「繁殖した雑草を家畜の飼料として広く活用できれば、雑草繁殖地の解消と畜産農家の飼料経費削減につながるのでは - 」。

 さっそく同市内の中尾川流域に繁殖したダンチクを使い実験をスタート。細かく刻んだ生のダンチクを密閉した容器の中で発酵させた飼料の一種サイレージとして飼育するヒツジに食べさせたところ、「食いつき」がよく、栄養価も高く、飼料として十分に使えることが分かったという。

 現在、家畜飼料としてはデントコーンやソルゴーといった栽培の必要なものが主流だという。顧問の山田光善教諭は「河川周辺に自生しているダンチクを畜産農家自らが刈って発酵させ自家製サイレージをつくるようにすれば飼料経費削減につながり、機械を使わずエコ活動により河川環境の美化につながる」と期待を込める。今後、生徒らが地元の河川に繁殖したダンチクの伐採や飼料化、栄養成分の分析に取り組んでゆく。

 7、8月に実施した中尾川流域でのヤギなどによる雑草処理作業とダンチクのサイレージ化については、社会動物部の生徒4人が11月1、2日に波佐見町総合文化会館で開かれた第8回九州「川」のワークショップin長崎・波佐見(同実行委員会主催)で発表した。高校や大学、行政機関や一般団体など40団体が川を使った地域活性化活動などを発表するなかで審査員の投票で1位になり、「知恵と勇気と希望と元気を与えるで賞」に輝いた。

 生活福祉科2年の橋本千鶴さんは「ヤギ・ヒツジの力が評価されたことが嬉しい。受賞を機に取り組みをさらに進め、もっとエコにつなげてゆきたい」と喜びを語っていた。

[2008/11/6:島原新聞]

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島原農高「学校動物園」…変わりダネのマーラなども

 島原農高で飼育されている動物を無料で一般公開する「学校動物園」が11月1日午前9時~午後2時、開催される。本年度は5月の開園から3回目となる同日で最後。雨天時は2日に延期。

 平成16年5月に島原半島唯一の動物園に相当する施設「雲仙リス村」が閉園したことを受けて平成17年度から始まり、4年目。例年3~5回開催し延べ800人前後の親子連れでにぎわう。

 社会動物部(山崎文晶部長、部員33人)の生徒らが来場者の案内や動物の説明をすることで異なる年齢層との交流も図り、訪れた子どもらは動物を抱いたりして満面の笑みを浮かべる。

 飼育されているのはヒツジやヤギ、ポニー、ウサギなど約35種類約400頭で、ネズミの仲間マーラや1980年代に一世を風靡(ふうび)した両生類「ウーパールーパー」などの変わりダネも。

 1日には動物を抱く体験やえさやりなどのほか、チーズづくりなども予定している。

[2008/10/31:島原新聞]

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30人を「動物博士」に認定…島農アニマルキッズクラブ

 島原市内の小中学生31人が島原農高の生徒から動物について学びながら研究を重ねてきた「しまばら元気っ子広場 島農アニマルキッズクラブ」が25日に閉講し、研究成果の集大成として「動物博士」の認定書が全員におくられた。

 児童らは5月から計5回、同校で飼育されているウマやヤギなどの飼育体験やヒツジの毛刈り、乳搾りやバターづくりなど各種体験を楽しむとともに、ウサギやハムスターの生態など自分が設定したテーマに沿って高校生から学びながら動物の秘密を探ってきた。

 閉講式では、児童・生徒が1人ずつ画用紙にまとめた研究成果を発表し、拍手を浴びたあと、林秀樹教頭が認定書を授与。指導してきた社会動物部(部員33人)の部長、山崎文晶君(農業科学科3年)が「短い期間だったが、皆さんが楽しんでくれたことを嬉しく思う。これから、もっと動物好きになってほしい」と述べ、児童・生徒代表で鐘ヶ江留菜さん(島原三小5年)が「ヒツジの毛刈りや動物とのふれあいなど楽しかった貴重な体験が心に残っている。高校生のお兄ちゃんお姉ちゃんに感謝したい」とお礼を述べた。

 アニマルキッズクラブは動物とのふれあいを通じて飼育の大変さや生態などを学び、命の大切さを体感してもらおうと、島原農高と市教育委員会が主催。この5年間で通算162人に「動物博士」の認定書がおくられた。

[2008/10/26:島原新聞]

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農高生が介護技術を学ぶ…福祉に対する意識高める

 福祉・看護について学ぶ島原農高の生活福祉科2年生27人が22日、介護技術について学び、福祉に対する意識を高めた。

 長崎女子短大による出前講座で、授業の一環で実施し、同大生活福祉専攻の井手口弘明講師が指導。生徒らは心身を支えることが本質の「福祉の精神」や介護が必要なお年寄りの負担を軽減する方法「ボディメカニクス」などについて学び、ベッドから車イスへの移動やベッドから起こすなど基本的な介護技術も実践し、腕の力だけでなく両足の体重移動で無理なく相手にも負担をかけずに介護できることを学んだ。

 井手口講師は、短大など卒業と同時に無試験で国家資格が取得できる現行制度が平成23年度入学者まで適用されることもアドバイスし、「福祉は生活全体を支援するものであり、何が不自由なのかを見出して重点的に援助してあげてほしい」などと呼びかけた。

 看護師の母親の影響で将来介護分野への就職を目指す本田美希さんは「相手への気配りの大切さや難しさを学んだ。今日の体験を将来の糧にし、日ごろから近所のお年寄りと接する時も意識してゆきたい」と話していた。

[2008/09/25:島原新聞]

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素晴らしい経験に感謝…島原農高生豪州で研修

 夏休み中にオーストラリアで農業研修に励んだ島原農高(龍山不二男校長)の1~3年生4人が5日夜、九十九ホテルであった同窓会(伊藤信行会長)の総会で研修成果の報告を行った。

 海外研修は同窓会が同校創立50周年を記念して創設した基金の援助を受けて毎年実施しているもので、今年で5回目。国際化に対応した農業のあり方を考える機会にし、農業の担い手としての自覚や国際的視野を養うことが目的。

 参加したのは園芸科学科3年の小林弘明君、生活福祉科2年の梅木真由美さんと橋本千鶴さん、園芸科学科1年の田中穂奈美さん。7月23日~8月8日の17日間、オーストラリアで大規模農園や牧場などでの農業研修に励み、1人ずつ農家で生活しながら農業体験に取り組むファームステイも経験したほか、現地高校生との交流や現地の日本人墓地なども見学し見識を広めた。

 総会に出席した約100人を前に生徒らは研修の様子などの映像をスクリーンに映しながら成果を報告し、それぞれ「研修を機に英語を学ぶ意識が高まった。広大な豪州で素晴らしい体験をできたのは皆さんのおかげです」、「後輩にも『良い経験』と胸を張って言える研修は夢のような日々だった。いまは感謝の気持ちでいっぱい」などと感想と感謝を述べ、龍山校長と伊藤会長は「一生懸命に取り組んだ結果いきいきとした生徒たちを見て、協力できてよかったと思う。今後も20年ぐらいのロングプランで取り組み、日本でも例がないほど実績をつくってゆきたい」などと述べた。

[2008/09/07:島原新聞]

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島原農高で『学校動物園』…親子連れなどが楽しむ

 島原農高で飼育されている動物を一般に公開し、ふれあってもらう「学校動物園」が14日に"開園"し、近所の子どもや親子連れ、園児らが訪れ、ヤギにえさをやったりして楽しんだ。

 以前、南島原市にあった動物とふれあえる民間施設「雲仙リス村」が平成16年5月に閉園となったため、島原半島内で子供らに動物と接する場を設けるとともに生徒が指導することで幼い子どもとの交流を図ることなどを目的に平成18年度から開催し、3年目。一昨年、昨年度は延べ約800人前後が訪れたという。

 ふれあってもらう動物はヒツジやヤギ、対州馬など約35種類約400頭。チラシなどを手づくりして開催を呼びかけるなど準備を進めてきた社会動物部(山崎文晶部長)の1-3年生部員33人が案内し、子どもらがウサギを抱いたり、ミニチュアホースやロバに乗ってみたり。

 なかにはネズミの仲間である哺乳類「マーラ」や1980年代に流行した両生類「ウーパールーパー」などもいる。本年度は3回開催予定で、今後の日程は▽10月4日▽11月1日-で、いずれも土曜日の午前9時~午後2時(雨天時は翌日の日曜日に延期)。入場無料。問い合わせは島原農高(TEL 0957-62-5125)へ。

[2008/06/15:島原新聞]

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動物のことをあれこれ…先生役の農高生から学ぶ

 島原農高で飼育されている動物とふれあう体験学習「島農アニマルキッズクラブ」が17日、開講した。10月まで計5回開かれ、島原市内の小中学生30人が"先生"の高校生から指導を受けながら広く動物のことを学ぶ。

 平成14年度から開催され7年目。飼育体験をはじめヒツジの毛刈りや対馬の在来馬「対州馬」の乗馬、乳牛の乳搾りやバターづくりなど各種体験をするほか、参加者自らが選んだ動物について課題を見出し、指導する社会動物部(山崎文晶部長、部員33人)と一緒に学びを深めてゆく。

 開講式で主催者の龍山不二男校長と市教育委員会社会教育課の奥平富正課長は「動物と大いにふれあい、高校生のお兄さんお姉さんから学びながら、物知りになって」などとあいさつ。児童らはさっそく高校生に指導してもらいながらヒツジを抱いたり、畜舎のフン掃除やエサやりなどに取り組んだ。

 子ヒツジなどを優しく抱き上げながら「かわいい」と笑顔をこぼしていた島原一小3年の近藤紀衣さんは「抱き方やしつけ方を勉強したいな」と話していた。

[2008/05/20:島原新聞]

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ロバやヤギ・ヒツジなど…海浜公園で「ふれあい動物園」

 晴天に恵まれた11日、島原市霊南1丁目の島原海浜公園(霊南埋立地)で「ふれあい動物園in島原海浜公園」が開催され、家族連れが島原農高飼育のロバやヤギ、ヒツジなど約20種類約60頭とふれあった。

 平成4年度に使用開始となった同公園は雑草が生い茂りゴミが散乱するなど老朽化が進んでいるため、管理する県島原振興局が同校とタイアップして実施した公園再生のためのイベントで、昨年11月の開催から2回目。

 ヤギなどに雑草を食べさせることで除草処理費用軽減を図る同校社会動物部(山崎文晶部長、部員33人)の「ヤギ・ヒツジECOプロジェクト」も繰り広げ、振興局職員5人がボランティアで草刈りなどの清掃も実施。訪れた親子は生徒の案内や指導を受けながらミニチュアホースの乗馬体験やウサギを抱いたりして楽しみ、同プロジェクトも見学し環境に対する意識も高めた。

 ふだん「憩いの場」としての利用が少ない同公園はこの日、延べ611人が訪れにぎわった。イベントは本年度中に再度開催する予定。

[2008/05/15:島原新聞]

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山小屋風の販売所もできる…『島農春の市』にぎわう

 島原農高(龍山不二男校長、生徒467人)の生徒らが育てた野菜や果物、手づくりのお菓子などを販売する「島農春の市」が26日に開催され、多くの人でにぎわった。

 サルビアやマリーゴールドなどの花苗3千鉢、ミニトマトやニガウリなどの野菜苗1千鉢をはじめ、島原温泉水を使って栽培した「温泉トマト」やキュウリ、イチゴなどのほかチーズケーキや抹茶ケーキなど手づくりのお菓子などがずらりと並び、買い求める人でごった返したほか、ウサギやハムスターなど飼育動物とふれあってもらう「ミニ動物園」もあり、生徒らは忙しそうに接客やレジ打ちに追われていた。

 春の市は昨春の開催から2回目。このほど校門そばに完成した木造平屋建て山小屋風の農産物販売所(44平方メートル)のお披露目も兼ねたもので、「春の風物詩になれば - 」と、毎年秋に開催する農業祭とともに2大イベントにしたい考え。

 今後は農産物販売所を積極的に活用することにしており、約2年半前から月1回開催している販売実習学習「スクールマーケット」を本年度は1週間か2週間に1回の頻度で年間24回開催する予定で、販売実習などを学ぶ「アグリビジネス」の授業時間を使い農業経営などについて実践的に学んでもらうことに。野菜部の部長で園芸科学科3年の小林弘明君は「お客様との接し方などを学んでゆきたい」と話していた。

[2008/04/27:島原新聞]

■関連サイト
-長崎県立島原農業高等学校

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観光客の和みの場に…ヤギやヒツジに雑草を食べさせ、黄金週間を前に外港周辺

 19日、島原外港の草地にヒツジとヤギ計20頭があらわれた。外港周辺の公有地を管理する県島原振興局と島原農高の社会動物部(山崎文晶部長、部員33人)のタッグによる雑草処理実験「ヤギ・ヒツジECOプロジェクト」。

 動物に雑草を食べさせることで県有地の雑草処理費用の軽減を図る。22日まで実施予定で、ヤギらは約200平方メートルの草地に伸びた雑草を食べ続ける。

 2者による同様の実験は昨年夏にも行われ、4平方メートルの実験地でヒツジに食べさせることで除草効果が認められたため、今回は実践的に取り組んだ。実施場所はゴールデンウィーク期間中に臨時駐車場となるため、その前に伸び放題のクローバーやセイタカアワダチソウなどを?食べてカット?してきれいにし、観光客を出迎えるに。

 この日、のんびりと草を食べ続けるヤギなどに見とれる観光客や住民の姿も。同振興局の井手哲さんや社会動物部ヤギ・ヒツジ班長の中島瞳さん(農業科学科3年)は「外港は海の玄関口であり、ヤギとヒツジが出迎えることで観光客の方々にとって和みの場になればいいな」とほほ笑んだ。

[2008/04/20:島原新聞]

■関連リンク
-長崎県立島原農業高等学校

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島工と島農が県と連携…BDF製造実験スタート、3年計画で効率的装置

 島原工高と島原農高、県環境保健センター(大村市)の3者が連携して食用廃油を活用したバイオディーゼル燃料(BDF)の製造実験が12日、島工の実習棟で始まった。「新技術を付加した効率的なBDF製造装置の開発と島原雲仙地区におけるBDFネットワークの構築」を目的に、平成22年度までの3か年取り組み、生徒らがアイデアを出し合って効率的な装置を生み出したり、食用廃油の回収ルートや回収方法の確立などを目指す。

 BDFは、二酸化炭素を吸収する植物を原料とする油から精製されるため環境への負荷が軽減されるなどの点から注目されている燃料。地球温暖化防止の観点などからBDFを活用した県の事業の一環で取り組むもので、諫早市でモデル事業を実践後、地域資源が豊富な島原半島をあらたにモデル地区として実施することに。

 島工に同センター所有のBDF製造装置を1台設置し、部活動の科学部の2、3年生11人が実験に着手。生徒らが島原市内のかまぼこ製造業者1社から使用済み天ぷら油を回収してBDFを精製しながらデータを採取し、装置の改良点などを模索する。精製したBDFは島農に提供し温室暖房の燃料に使ってもらうほか、島工の校内の照明などの燃料としても活用を考えており、精製過程で出る副産物のグリセリンやカリウムの活用も検討する。ほかにBDFを燃料にして動く小型乗り物を製作し、小中学生向けの啓発活動なども計画している。

 一連の実験を通じて生徒らに環境やエネルギーなどに対して学習意識を高め、地域とのつながりを深めてもらい、創造意欲の促進を図ることなどが目的。12日は午前9時から夕方まで同センターの職員からレクチャーを受けながら、製造過程などをみっちり学んだ。科学部の部長で3年の金子亮太君は「まだ知らないことが多いため少しずつ覚えてゆきたい。回収した廃油をBDFとして活用し、地域と学校で循環できるようにしたい」と話していた。

[2008/04/16:島原新聞]

■関連サイト
- 長崎県立島原工業高等学校
- 長崎県立島原農業高等学校
- 長崎県環境保健研究センター

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島原商高が奨励賞に輝く…全国高校生パッチワーク&刺しゅうコンテスト


 島原商高(楠田恭子校長)の家政科3年生39人が昨年11月に横浜市であった第15回インターナショナル・キルトウィーク2007横浜の全国高校生パッチワーク&刺しゅうコンテストの学校部門で奨励賞に輝いた。出品した47校のうち6校が入賞。同校は初受賞という。3月1日の卒業式を前に喜びもひとしおだ。

 作品タイトルは「ふ・る・さ・と 島原」。島原城や武家屋敷、白土湖、湧水、土曜夜市など島原ならではの風景や行事などを散りばめた縦約2m、横約1.8mの1枚に仕上げた。1年次の秋から作品づくりを始め、昨年9月ごろに完成させた。

 生徒たちはそれぞれ題材を実際に見に行ったり、写真を撮ったりして、作品づくりを通してふるさとの良さも再認識したという。クラスの3分の2が卒業後は県外へ。ひと針ずつていねいに郷土への思いも一緒に縫いこんだ。家政科3年の小川美和さんと久柴由佳さんは「みんなで協力して完成させた作品で受賞できてよかった」などと喜びを語った。

[2008/03/01:島原新聞]

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15人が認定就農者に…生きがいをもって取り組んでほしい、島原農高農業後継者激励会


 島原農高を今年3月に卒業したのち農業を目指す3年生27人にエールをおくる本年度農業後継者激励会が6日、島原市杉谷公民館で開かれ、一人ひとりが決意や夢を発表し農業に取り組む決意をあらたに。うち即就農者など15人が「認定就農者」の認定を受けた。

 認定就農者は所得目標額を設定し、それを実現するために綿密な計画を立てて積極的に農業経営に取り組む新規就農者を県知事が認定するもので、本年度は前年度の3倍の生徒が認定された。県島原農業改良普及センターの松原功所長が認定証を手渡し、「会社に就職するという意識をもち、家族一丸となって経営戦略を立てて取り組み、常に学ぶ姿勢を忘れないよう農業のプロになって」などとエール。

 生徒らは保護者や地元農業関係者らの前で「酪農家に生まれてよかった。両親のためにも頑張りたい」、「規模拡大と収益増加を図り、安全な野菜づくりをしたい」などとそれぞれ決意表明。生徒を代表し、認定就農者となった本田誠君(農業科学科3年)は「農業を取り巻く状況は厳しいが、自らの決意と皆さんの激励の言葉を胸に頑張り、夢とチャレンジ精神をもって農業経営を目指してゆきたい」と決意と感謝を述べた。

 今春卒業予定の3年生158人のうち激励会にのぞんだのは農業育成学科の農業科学科などの27人。うち9人が卒業後すぐに就農し、18人は進学や研修後に就農予定。過去5年間で見ても例年30人前後が即就農あるいは進学後などに就農しており、その数は全国の農業系高校でもトップクラスという。金子正司校長は「研究心をもって経営にあたり最新の知識や技術を取り入れながら追求してゆくスペシャリストになることを目指すとともに、苦しいときに助け合える仲間との交流を大事に。農業を天職と思い、生きがいをもって取り組んでほしい」と激励した。

[2008/02/07:島原新聞]

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食べ物への感謝つのる…農高と交流、三会中1年の素直な感想 ニワトリの『命』をいただき


 「学習を通して僕が思ったことは、『命』をいただくまでには、その命が生まれて、その命を誰かが育てて、その命を誰かが殺して、それを僕たちが食べて"生かされている"んだなあと思いました」 - 。

 昨年、島原農高との交流事業に取り組んだ島原市・三会中の1年生59人の素直な感想の一つだ。事業は昨年6-11月の約半年間。ニワトリの誕生に立ち会うことから始まり、成長を見守り、鶏肉を食べるまで。鶏肉は生徒自身が成長を見守ってきたニワトリだ。その一連の流れを体験することで「命の大切さ」を育んだ。

 事業は、さまざまな情報があふれる現代社会において「命とはなにか」という原点に立ち返り、生徒たちに動物などの飼育を実体験させることで命の素晴らしさや尊さを学んでもらおうと、島原市教育委員会が初めて実施した「同市中・高教育交流事業」。島原農高の動物飼育担当の山田善光教諭が指導し、中学生が精子採取などの受精や誕生したヒナの観察、鶏舎の清掃やえさやりなどの飼育に取り組んだ。

 生徒らの感想は「卵が割れて濡れたヒナが出て、かわいいヒナが立って水を飲んだりした」、「自分の力で卵からふ化したところがたくましかった」などと克明な観察をもとにした素直な表現でつづられている。11月の最後の授業では山田教諭がニワトリをと殺し、その肉を調理してカレーにして食べた。生徒らがと殺をじかに観ることはなかった。が、その意義は教わった。

 自分たちが育ててきたニワトリを口にすることに生徒たちは「あのヒヨコたちを食べなきゃならないの」など迷いや恐さもあった。

 山田教諭は「命をいただく」ことの意味を問うた。「僕たちは、その命をいただきました。そのニワトリとは絶対に会えないけれど、僕たちの体のエネルギーになっているんだと思う」、「自分たちが食べるのは無理だと思っていたけれど、食べました。これからは食べ物に感謝して食べようと思った」 - などと、生徒らはそれぞれ「命をいただく」意味を感じたようだ。

 三会中の城田忠信校長は「取り組んでいる生徒たちの目は輝いており、『本物の体験』をさせていただいた。命をいただいて生きていることを実感し、食べ物に対する感謝の念も育まれた。『ニワトリの命をいただいた』などという生徒の感想から、そう感じる。取り組んで本当によかった」と話した。学習成果は2月15日の学習発表会「三会中発表会」で保護者らに披露する。

[2008/01/24:島原新聞]

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温泉マーマレードが完成…『名産』に 島農高生が開発、ペクチン抽出法は特許出願


 島原温泉水を用いた新製法の「温泉マーマレード」が完成した。県立島原農業高校(金子正司校長)の食品加工部の生徒たちが取り組んだもので、このほど特許も出願した。

 マーマレードは甘夏の果汁と皮、ペクチン、砂糖を過熱・濃縮して作られる。このうちゼリー化するのに必要な食物繊維の一種「ペクチン」は甘夏の実を包む袋と皮の内側の白い部分に含まれており、一般の製法ではこれらを塩酸に一昼夜漬け込んだあと洗い流し、クエン酸で煮出して抽出するが、同加工部ではこの行程を温泉水で40分間煮沸するだけで抽出できる技術を開発した。

 より安全な食品を作ろうと一年前から研究に取り組み、昨年6月には試作に成功、その後約半年かけて調整し完成させたもの。温泉水を用いた独自の新製法により製造時間を短縮し、塩酸等を使用しないため安全性が高い製品に仕上がった。温泉水を使ったペクチンの抽出技術については特許を出願。また、完成品は来月開催される県特産品新作展にも出品する、という。

 原材料の甘夏は南島原市南有馬町の農家と契約栽培している。4月をメドに売り出し、毎週校内で行われるスクールショップで販売する。限定生産で年間300 - 400本を製造。価格は一瓶250g入りで400円を予定している。

 食品加工部の田中雄祐部長と園田加菜美さんは「ペクチンの抽出時間など苦心したが、おいしく仕上がった。島原の名産になってほしい」と期待を語った。

[2008/01/20:島原新聞]

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表現力と豊かな感性磨く…島原農高百首かるた大会


島原農高(金子正司校長、496人)の第19回農高百首かるた大会が11日に体育館で開催され、全生徒が古典やオリジナル短歌に彩られた独自の「かるたの世界」を堪能した。

島農百首は、小倉百人一首などの古典和歌や現代の昭和万葉集などに卒業生や現役生徒がつくった二十三首を含めた"オリジナル百首"。「実習で種蒔き 草取り鉢あげし 命の成長この手で学ぶ」(岩永悠希さん)といった農業高校ならではの歌も。

開会式で金子校長は「古典や近現代の短歌に加え生徒が詠んだ歌も含めた独自の伝統ある行事。短歌に親しみ、自然豊かな郷土を愛すとともに、学校生活のなかで表現力を養い豊かな感性を磨いてほしい」とあいさつ。生徒らは54の対戦グループに分かれ、先生らが読みあげる上の句に耳を澄ませながら札を取り合い、熱戦を繰り広げていた。

[2008/01/12:島原新聞]

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ヒツジが高齢出産…農高で正月3日早朝


島原農高で飼育されているメスのヒツジが正月3日早朝、オス一頭を出産した。担当の山田善光教諭によれば、通常5歳ぐらいで産むそうだが、推定10歳以上で、飼育しているヒツジ8頭のなかで最高齢。人間で言えば60歳ぐらいだそうで、まさに高齢出産。正月早々の「おめでた」に面倒を見る生徒らも顔をほころばせる。

出産まで約150日かかるらしいが、知らないうちに妊娠していたという。産まれた子ヒツジは体重約4.2キロの通常サイズ。産後は母子ともに健康で、元気よく走り回ったり、草をはんだりと愛嬌をふりまく。

2月に開催される島原子どもフェスティバルのなかで実施する「ふれあい動物園」で一般向けにお披露目する予定で、名前は父「ゴンタ」、母「ベア」からとった「ゴンベ」か、面倒を見る社会動物部の生徒3人が考えた「バニラ」になるとか。

ちなみに同校ではネズミ、ウシ、ウサギ、ヘビ、ウマ、トリ、イヌ、イノシシ?と干支の動物がずらり。今年の干支は子(ね)。正月にハムスターやモルモットの出産はなかったそうだ - 。

[2008/01/10:島原新聞]

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環境に優しい野菜を栽培…島原農高が新たな取り組み、BDFを暖房燃料に使い


天ぷら油などの食用廃油から精製されたバイオディーゼル燃料(BDF)を冬場の温室暖房の燃料に使うことで二酸化炭素(CO2)の排出を抑え環境に優しい野菜の栽培を目指そうと、島原農高が環境保全型農業へのあらたな取り組みを始めた。11月30日に公開した。全国的にみてBDFはトラクターなどに使用している例はあるが、暖房に使うのは先駆的という。

従来の燃料は重油または灯油だが、天ぷら油などの廃油を原料としたBDFに切り替えることで地球温暖化の原因となるCO2の排出量を減らす。もともと自然界に存在するCO2は植物が固定することで環境が守られていた。天ぷら油などは植物が原料。この点に着目し、校内で行っているトマトのハウス栽培の暖房の燃料にBDFを使うことに。

農業者にとって燃料が高いことと農作物の低価格が悩みの種という。この取り組みでは、陳内秀樹教諭の指導のもと園芸科学科3年の田上誠君(18)ら21人が▽BDFが安定した燃料として適しているか▽通常栽培のトマトとの差別化を図れるか - の2点でデータをとり、▽BDF燃料の一般への普及▽環境に優しい栽培によって生産された農産物に付加価値を与えること - を目指す。


島原工高と連携して、低コスト化も目指す

現在使用しているBDFは、県環境保健研究センター(大村市)が諫早市内の飲食店2軒から集めた廃油が原料で、飯森町のプラントで廃油にエタノールなどを混ぜて化学反応をおこし、ろ過させるなどして精製させたもの。廃油100リットルからBDF93リットルが生まれ、年間2300リットルを精製している。

来年度からは同校と同センター、島原工高の三者が連携してBDF製造の低コスト化を目指すという。BDFは製造方法により価格が異なるため重油などの価格といちがいに比較はできないが、同センターの主任研究員、平良文亨(たいら・やすゆき)さんは「製造方法を工夫すれば、市販の重油より安価でできるはず」と話している。

[2007/12/04:島原新聞]

長崎県立島原農業高等学校

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島原農高が最優秀賞に…日本学生科学賞の県審査


第51回日本学生科学賞(主催=全日本科学教育振興委員会、読売新聞社など)の県審査がこのほどあり、島原農高食品加工部(田中雄祐部長ら5人)の「環境保全型豆腐製造の研究」が高校の部で最優秀賞に選ばれた。島農を含め中学、高校の部で最優秀賞の5点は県代表として11月17、18日にある中央予備審査に出品される。

同賞は戦後の日本の復興期に科学教育の振興を願い、未来の優秀な科学者を生み出すため「国際地球観測年」の1957年に創設された、理科教育に基づく国内でもっとも伝統ある中学・高校生の公募コンクール。

島農食品加工部は豆腐を製造する過程で発生し処分に困る豆乳のしぼりかす「おから」を島原の温泉水で溶かすことにより70%を削減することに成功し、この研究については8月に特許を出願。顧問の永田聖司教諭によると、今回受賞した研究はさらにそれを発展させ、おからが溶け出した溶解水を豆腐づくりにリサイクル活用するという循環型の豆腐製造法を確立させたもの。生徒たちは中央予選審査通過を目指して意気込んでいるという。

長崎県立島原農業高等学校

[2007/11/3:島原新聞]

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