1人で最高47杯も食べる…南島原市でわんこ素麺大会、団体戦は3人で142杯

 南島原市特産の素麺のPRと地域の活性化を目的に「第1回わんこ素麺大会」が10日、同市北有馬町のエコ・パーク論所原で繰り広げられ、市内外から集まった延べ48人が挑戦し賑わった。

 同市ではことしから、毎月7日を「そうめんの日」と定め、素麺のまちを広くPRしている。同市によると、平安時代には七夕に無病息災を祈り、宮中で食されていたとのこと。これに基づき旧暦の七夕(8月7日)の直近の日曜日、同施設として初めて開催したイベント。その名もわんこ蕎麦ならぬ、「わんこ素麺」大会。

 お椀は1杯10グラム。個人戦は素麺をお椀に投げ込む給仕係と参加し、21人が挑戦した。制限時間は予め5分と設定していたが、「何せ初めての大会」なので、とりあえずやってみたところ、5分間も食べ続けるのは一般には限界ということが分かり、急きょ3分に変更。これに伴い3人1組の団体戦も15分から9分に短縮。チーム内で自由に交代しながら9組計27人がチャレンジした。

 施設(ケビン)に泊まっていた3歳の女の子(長崎市の冨田菜名ちゃん)から70歳代のお年寄りまで世代を越え、和気あいあいとした中にも白熱したゲームを展開した。

 次から次に素麺が投げ込まれ、挑戦者の目の前には高く積まれたお椀のタワーが完成。最高は個人戦で47杯、団体戦は3人で計142杯も平らげ、豪華な賞品が贈られた。

 同施設では「南島原市の観光の拠点として市と島原半島をPRし、がまだすネットなどと連携・協力しながらこれからも地域の活性化に向け取り組んでいきたい」と話していた。

[2008/08/17:島原新聞]

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フェスティビタス・ナタリス2007…四百年前のクリスマス行列、有馬小を主会場に再現


約四百年前に栄えたキリシタン文化の啓発などを目的にした南島原市北有馬町の冬のイベント「フェスティビタス・ナタリス2007」が22日夜、有馬小を主会場に同町内で開催された。旧町時代から実施され通算11回目。

今回は四百年前の南蛮屏風に描かれていたという「クリスマス行列」を再現し、「有馬のセミナリヨ」跡から有馬小まで約1.1kmを市民ら約150人が厳かに練り歩いた。

クリスマス行列は、四百年前にイエズス会の宣教師がイタリア・ローマに伝えたイエズス会年報で報告されたものだそうで、当時の日野江城下で有馬晴信をはじめ家臣や宣教師、ポルトガル人、セミナリヨの生徒などが行列をつくり、有馬の天主堂まで城下町を練り歩いていたという。

1580年に日本で初めて設立されたヨーロッパ方式の教育機関「有馬のセミナリヨ」跡を出発点に、小中学生など市民らが天正遣欧少年使節やバテレンなどに扮し、たいまつやペンライトを持ち、当時歌われていたというグレゴリオ聖歌の歌声にのせて粛々と歩みを進めると、沿道には住民の姿が。

行列の到着地の有馬小では、約1万個のイルミネーションが灯され「日本一の巨大クリスマスツリー」となった高さ約30mの立木がクリスマスムードを盛り上げ、天正遣欧少年使節に扮した中学生や聖歌隊「コルス・アンジェリクス」による四百年前の西洋音楽の再現や地元のよさこい演舞グループ「きたありま夢組」など九団体総勢約130人によるよさこいの総踊りが繰り広げられたほか、長縄跳び大会やイチゴ収穫時に使う台車「コロコロ」を使いスピードを競うレース、農産物の販売などがあり、多くの住民らが詰めかけ楽しんだ。

ラテン語で「クリスマスの祭り」を意味するイベントは、既存の「日野江ひろば」と「YOSAKOI北有馬祭り」の計3つのイベントを統合し、各種団体24団体でつくる同市冬のお祭り実行委員会(酒井泰徳会長)と同市が開催。同市の史跡を含む「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」がユネスコの世界遺産?暫定リスト?入りを果たしたことから、それを地元で盛り上げる意味も込めた。

[2007/12/26:島原新聞]

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