第17回南島原市西有家町チビッコ防火フェスティバル(島原地域広域市町村圏組合南島原消防署主催)が6日、同町須川の新港町埋立地で行われ、町内の幼稚園・保育園六か所の園児百四十五人が各種体験を通じ、「火の用心」の大切さを体感した。
幼年消防クラブ員である園児らの防災教育の一環として、消防署員や消防団員とともに防災体験を通じ、幼少時から火遊びの防止など火災予防の大切さを学んでもらい、防災意識の高揚を図ることを目的に、年ごとに有家町と交互に開催。
消防署員や消防団員、保護者など計215人が参加した開会式で、南島原消防署の井上義明署長は「幼いときから火災の恐ろしさを知り、防災意識を高めてほしい。きょうは大いに体験して『火の用心』の大切さを学んで」とあいさつをし、全園児が「先生やお父さん、お母さんの言うことを聞いて火遊びをしないようにします」などと「誓いの言葉」を唱和。
準備された体験は、特殊車両での地震体験やはしご車搭乗など八コーナー。園児らはシーソーの原理で水を放出するポンプ式放水装置「竜吐水」を体験したり、エアージャッキで車を持ち上げるなど救助用の機材の能力を目の当たりにしたり、ふだんできない体験をしながら消防の仕事を知るとともに、「火の用心」の大切さを再認識していた。
[2007/06/07:島原新聞]
■
島原地域広域市町村圏組合ラベル: 南島原市, 西有家町