「県のだんだん畑十選」に…南串山と加津佐の三地区

 県農林部は1日、「長崎県のだんだん畑十選」に認定した12地区を発表。島原半島関係では雲仙市南串山町の辺木・小竹木(へぎ・こたけぎ)地区と椎木川(しいのきがわ)地区、南島原市加津佐町の津波見(つばみ)地区の3地区が選ばれた。

 同十選は、先人たちが多大な苦労の上で切り開いた田畑などが農村景観の形成や伝統文化の継承など歴史的文化遺産としての価値を有するなど、その価値が再認識されているなか、県民に中山間地域の畑作地区に対する理解を深めてもらい、「農地・農業用施設の適切な維持管理」や「都市と農村の交流」によるいきいきとした地域づくりを推進することを目的とし、県内において活発な地域活動が期待できる優れた中山間地域の畑作地区を選んだもの。

 認定式が10日に大村市民会館で行われる。半島関係の3地区の概要は次の通り。

 △辺木・小竹木=総面積31.4ヘクタール、ほ場枚数約800枚。山の山頂まで続く急傾斜の坂道に耕作された雄大な農地が並ぶ自然の風景が優れ、JA青年部による郵パックの産地直送が実践されており、今後の地域活性化に向けた取り組みが期待される。

 △椎木川=総面積7.8ヘクタール、ほ場枚数約200枚。橘湾や山肌の緑と耕作された雄大な農地が広がる。認定農業者やエコファーマーなどの地域の担い手が多く、地域活性化のさらなる発展が期待される。

 △津波見=総面積20ヘクタール、ほ場枚数約500枚。天草灘の海原や山肌の緑とだんだん畑を一望できる風景が優れている。校区内の小学生や修学旅行生の農業体験の受け入れが行われており、民泊を中心としたグリーンツーリズムの計画を行うなど今後の地域活性化が期待される。

[2008/09/04:島原新聞]

ラベル: , , ,


島原新聞
F-Secure 優待販売
広告募集
ニュース検索

ニュースアーカイブ

ブログパーツ
| ホーム | カボチャテレビ | しまばらTV | みどころ | 宿泊マップ | イベント | リンク | ショッピング | 履正不畏 | 問合せ | 運営会社 |
Copyright © 2006 Cabletelevision shimabara. All rights reserved. counter