ガイアの会へ贈る…島工生ら盲導犬育成募金

 島原工高(中上敢校長、生徒461人)の生徒らが集めた盲導犬育成のための募金を15日、盲導犬「ティンクル」と暮らす安全安心の町づくりワールドネットワーク「ガイアの会」会長の吉田芳雄さんに贈呈した。

 同校の「長崎っ子を見つめる教育週間」(6月17~23日)の一環で吉田さんから聞いた話がきっかけとなり、約3万5千円をおくったもの。県内には盲導犬が6頭しかいない現状や道路の段差が障がい者にとって「障害」になること、高校生の自転車乗車マナーなどについての話を聞いて感化された生徒会長の米田憲明君ら生徒会が中心となって1週間ほど生徒から募金を募ったほか、教職員らの善意も加わった。

 募金は九州盲導犬協会(事務局・福岡市)におくられ盲導犬育成に役立てられることに。10年以上盲導犬と暮らす吉田さんは「私の話を皆さんの心にとどめてくれたことを嬉しく思う。今日のことを忘れずに将来にいかしてほしい」と感謝を述べた。

[2008/07/16:島原新聞]

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島工と島農が県と連携…BDF製造実験スタート、3年計画で効率的装置

 島原工高と島原農高、県環境保健センター(大村市)の3者が連携して食用廃油を活用したバイオディーゼル燃料(BDF)の製造実験が12日、島工の実習棟で始まった。「新技術を付加した効率的なBDF製造装置の開発と島原雲仙地区におけるBDFネットワークの構築」を目的に、平成22年度までの3か年取り組み、生徒らがアイデアを出し合って効率的な装置を生み出したり、食用廃油の回収ルートや回収方法の確立などを目指す。

 BDFは、二酸化炭素を吸収する植物を原料とする油から精製されるため環境への負荷が軽減されるなどの点から注目されている燃料。地球温暖化防止の観点などからBDFを活用した県の事業の一環で取り組むもので、諫早市でモデル事業を実践後、地域資源が豊富な島原半島をあらたにモデル地区として実施することに。

 島工に同センター所有のBDF製造装置を1台設置し、部活動の科学部の2、3年生11人が実験に着手。生徒らが島原市内のかまぼこ製造業者1社から使用済み天ぷら油を回収してBDFを精製しながらデータを採取し、装置の改良点などを模索する。精製したBDFは島農に提供し温室暖房の燃料に使ってもらうほか、島工の校内の照明などの燃料としても活用を考えており、精製過程で出る副産物のグリセリンやカリウムの活用も検討する。ほかにBDFを燃料にして動く小型乗り物を製作し、小中学生向けの啓発活動なども計画している。

 一連の実験を通じて生徒らに環境やエネルギーなどに対して学習意識を高め、地域とのつながりを深めてもらい、創造意欲の促進を図ることなどが目的。12日は午前9時から夕方まで同センターの職員からレクチャーを受けながら、製造過程などをみっちり学んだ。科学部の部長で3年の金子亮太君は「まだ知らないことが多いため少しずつ覚えてゆきたい。回収した廃油をBDFとして活用し、地域と学校で循環できるようにしたい」と話していた。

[2008/04/16:島原新聞]

■関連サイト
- 長崎県立島原工業高等学校
- 長崎県立島原農業高等学校
- 長崎県環境保健研究センター

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