『仲間の大切さ』を学ぶ…有明中吹奏楽部演奏会

 有明中学校吹奏楽部の第十八回定期演奏会が21日(日)、有明文化会館グリーンウェーブであり、73人の部員がハーモニーを披露。仲間や恩師、地域住民とともに演奏の喜びを共有した。

 同吹奏楽部は、自校の諸行事はもとより近隣校や地域の諸イベント等にも積極的に参加し、貢献している。最大の目標は県吹奏楽コンクールだが、今年は7月の県央大会で「惜しくも銀賞」。それでも、顧問の太田恭子、村里孝子両教諭のもと「毎日、熱心な練習」に励み、「実力的には上位の学校とほとんど変わらない演奏を見せてくれた」。

 現在、部員数は73人。これは半島内では最大で、広い音楽室が狭くなるほど。その切磋琢磨の中で得たものは、音楽(楽器)演奏の技術以上に「あいさつ」「返事」などの「礼儀」と、「人を思いやる心・気配り」を異口同音に上げる。部員らは「集団行動」のなかで「仲間の大切さ」「みんなの音が合わさって音楽ができる」ことを学び、人間として確かな成長をしているのだ。

 演奏会は、有明少年少女合唱団、コールマーマ・レードの賛助出演を含めて四部で構成。県コンクールで披露した「ブライアンの休日」「アブサロン」をはじめホカホカの一年生だけによる「インツー・ザ・ライト」。

 先輩2~3年生の、クラシック25曲をメドレーで綴った「のだめコレクション」、総勢73人による「シング・シング・シング」。最終ステージではマーチング演奏、「ゲゲゲの鬼太郎」、夢と希望を主題にした野球ドラマ「ルーキーズ」の主題歌「キセキ」など、見事なチームワークで演奏。林田裕里部長(3年)は、「7月の地区予選(コンクール)の悔しさを胸に、一生懸命練習した。きょうは3年間の思いを込めて演奏した。顧問の先生、地域の方々が支えてくださったお陰です。ありがとう」と感謝のことばを添えた。

[2008/09/23:島原新聞]

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