有馬小に巨大ツリー…街路樹に1万6千個点灯

 南島原市の有馬小グラウンドに立ち木としては"日本一クラス"の巨大ツリーとイルミネーション通りが登場。8日に点灯式があり、校庭の立ち木4本には1万個、県道30号などの街路樹計81本には1万6千個のイルミネーションがともった。

 ツリーのイルミネーションは12年目、街路樹の"光の通り"は4年目の取り組みで、冬の風物詩としてすっかり定着している。同市ではこれまでに「よさこい北有馬祭り」や「日野江ひろば」など3つのイベントが行われていたが、昨年からは3者が一体となって市冬のお祭り実行委員会(長尾泰博会長)を組織し、イベントの一本化を図っている。

 イルミネーションの飾りつけには実行委員会や中学生ボランティアなど若者から高齢者まで約60人が参加して10月31日から3日間にわたり発光ダイオードなどを飾りつけ、8日夜に有馬小6年の松本隆志君と北有馬中1年の武本洲君が電源スイッチをオン。"光の帯"でつながったイルミネーションツリーなどが夜空に浮かんだ。

 イルミネーションの点灯は年末まで(午後6時~午後10時)。同実行委員会では12月20日に有馬小で、市に息づいてきたキリシタン文化を再現するイベント「フェスティビタス ナタリス2008」を開催し、約400年前の南蛮屏風を参考にした南蛮行列の再現などを繰り広げる。

[2008/11/12:島原新聞]

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青い目の人形を迎え - 有馬小で「平和の集会」を開く -

 青い目の友情人形「リトル・メリー」ちゃんが2日、南島原市の有馬小学校(吉田英則校長、児童数255人)に出かけ、同小の子どもたちに自身の体験を語り、平和への思いを伝えた。

 有馬小は4年前、旧町内4つの小学校が1つに統合されてできた、真新しい学校。旧校舎が取り壊される際、古い資料の中から「昭和2年」、同校で催された「亜米利加人形歓迎会」の写真2枚が見つかった。1枚には「昭2・6、人形メリー」と鉛筆書きがあり、その名が「メリー」であることも分かったが、実物はなかった。他の多くの青い目の人形同様、戦時中「敵国人形」として処分されたものとみられている。

 この日、島原親善人形の会の中島一雄会長、北田貴子さんとともに同小を訪れた島原第一小学校(大村好喜校長)の青い目の友情人形リトル・メリーは、「日本のお母さんの仕事着(である)もんぺの布で作った服に着せ替えられ、雛人形と一緒に木箱に中に姿を隠し、戦禍を免れた」。中島氏は、「何故この人形が生き残ることができたのか」、実際に木箱に入れてその様子を再現して見せ、昭和59年に再発見されるまで「43年間、箱に中に眠っていた」ことをあわせて紹介した。

 子どもたちは、そんな話を聞いて「戦争がおきて、悲しかったです。これから平和について考えていきたい」と、雨の中、遠路同校を訪ねてくれた人形に感謝の気持ちを添えて感想。「また会おうね」、「元気でね」と声を掛けていた。

 同小では先月、4年生児童が長崎市に出かけ、長崎歴史文化博物館で開催中の「青い目の人形展」を見て学習した内容を、全校集会で発表。今後、学年ごとにビデオや紙芝居等を使って学習を進め、5、6年生は中学生と合同の学習会にも参加する。8月9日には戦争体験者を学校に招き、平和集会を開く予定。

 平和学習(教育)担当の池田富美子教諭は、「青い目の友情人形を通しての平和学習は今回はじめてでしたが、すでに80年も前に日本のアメリカが仲良くなるようにと(願って)人形を交換したことを知り、嬉しくなりました。これからの取り組みを通して子どもたちの平和への思いを広げていきたい」と話した。

[2007/07/05:島原新聞]

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