『将来の夢』を大きな声で…湯江小 - 各校そろって卒業式


 校庭の桜のつぼみが、雨にぬれて大きく膨らんだ19日(水)、島原市内9つの小学校で今年度卒業証書授与式が催された。

 島原市の北端に位置する湯江小学校(立花博校長)では午前9時20分に開式。51人の卒業生が晴れ姿で会場の体育館に入場すると、在校生、保護者、来賓らが拍手で迎えた。

 一同、起立して国歌「君が代」を斉唱したあと、担任教諭の点呼にあわせて卒業生が一人ずつ壇上に進み一礼。立花校長が生徒番号と名前を読み上げ証書を手渡すと、両手でしっかり受け取り、再び深く頭を下げ、振り向いて「将来の夢」を大きな声で発表・宣誓する。その姿を在校生らは、たのもしいお兄ちゃん、お姉ちゃんとして見つめていた。

 立花校長は、「とても輝いて見えます。みんなは雨の日も風の日も、人間として生きるための基礎・基本を身につけるため努力してきました。いろいろなことを体験し、多くの方々の支えによってきょう手にした卒業証書には、たった17文字しか書かれていませんが、さまざまな意味が宿されています。これから、感謝の心、思いやりの心、やり抜く心を持ってほしい。それらは誰も生まれながらに持っているものではありません。自分で努力して気につけてほしいのです」、とはなむけの言葉。吉田正富市福祉事務所長(市長代理)が、「周りには支えてくれる多くの人がいることを忘れないで、誰か困っているのを見たら、手を差しのべることができる、温かい心の持ち主になってください」と。濱崎雅文同小PTA会長は「堂々として、凛として、晴れ晴れとした姿が印象意的でした。たくさんの感動をありがとう。湯江小の卒業生として誇りを持ち、中学校でも自分のやりたいことにドンドン挑戦してください」、と励ました。

 最後は、卒業生の在校生が対面するかたちで「別れのことば」。ともに過ごした日々を振り返り、在校生が「いろんな行事で縁の下の力持ちとしてリードしてくれました。みんなのことを考えて行動そることの大切さを教えてくれました。ありがとう」と感謝の思いを伝えると、卒業生らは「校庭の草木のように大地にしっかり根を張り、大きくなっていきます。ここで過ごせた六年間を忘れません。さようなら」と、母校への募る思いを述べ、式歌「仰げば尊し」を斉唱。一緒に校歌を歌い、在校生らのリコーダー演奏「ビリーブ」のメロディーが流れるなか、会場をあとにした。

[2008/03/20:島原新聞]

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