雲仙市瑞穂町西郷と小浜町北野に26日、住民の自主防犯活動などの拠点施設「安全・安心ステーション」2か所が開所した。
いずれも昨年4月に交番など統廃合により廃止となった旧西郷駐在所と旧北野駐在所を市が県警から無償で譲り受け、地域住民らの自主防犯のためのパトロール集合場所や会議などの場として開放することに。
このうち、「瑞穂安全・安心ステーション」の開所式には市職員や雲仙署員、地域住民ら約40人が出席。吉田副市長は「地域の安全は地域で守るという意識で犯罪防止に努めてもらい、行政と市民が一体となった防犯活動に取り組んでゆきたい」、柳川政俊署長は「瑞穂の防犯活動拠点として大いに活用を - 」とあいさつし、看板を設置。
住民代表で瑞穂地区少年補導員の峯信介さん(54)は「犯罪や事故から郷土を守るために意識を高め、安全で明るい市づくりを目指します」と決意表明。今後ステーションを有効活用しパトロール活動などを展開するために、町内の少年補導員を中心に自治会などを含め組織化を図ることにしている。
[2007/07/27:島原新聞]
ラベル: 小浜町, 瑞穂町, 雲仙市