税務行政など学ぶ…島商生が市役所などで

 県立島原商業高校の本年度校外学習(職場実習)が9日から3日間の日程で始まり、2年生148人が市内の事業所等で実際の仕事を体験した。

 働くことや創造することの喜びを体得する、将来の進路への関心と自覚を促し進路選択や決定能力を養う、実践的・体験的な活動により望ましい勤労観や職業観を身につけさせ、実際の社会環境に対応できる職業人を目指すもの。介護・医療・福祉施設をはじめ、サービス業、製造業など市内の事業所など60数か所で行っている。

 島原市役所税務課には男子2人、女子13人の生徒計15人が訪れ、所得税など国税、市民税など地方税の内容とその仕組みについて学んだほか、同市下折橋町の集合避難施設を使って実際に家屋の固定資産税課税調査も体験した。

 国際経済科2年の花川美里さんは「所得税の控除など計算が難しく、大変な仕事だと思ったが、税をちゃんと払わないと公共物ができないことをあらためて感じた」と語った。

[2008/12/10:島原新聞]

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ファッションショーなど…盛大に島原商高文化祭『清羅祭』、多彩な発表 - 声援と拍手

 島原商高(楠田恭子校長)の本年度文化祭「清羅祭」が10月31日、11月1日に同校などで開かれ、自作のウェディングドレスによるファッションショーなど特徴ある演出で盛り上げた。

 初日は学校内で生徒らによる舞台発表や各クラスの展示、販売実習やバザーなどがあり、2日目は島原文化会館大ホールでバトントワリング部や吹奏楽部などの演奏が繰り広げられたのち、家政科の生徒を中心にしたファッションショーで会場は一気にヒートアップ!!

 生徒らが型紙からつくり縫製するなどしたものばかりで、自作のワンピースやスーツ、浴衣などを着てノリの良いBGMにのってポーズをとったりダンスを踊ったりすると、会場からは声援や拍手が - 。会場のライトが消されブライダルソングが流れるなか、"人生初"のきらびやかなウェディングドレスに身を包んだ女子生徒2人が会場席の両脇から登場し、男性教員のエスコートにより舞台まで厳かに歩くと、盛大な"祝福"に包まれた。

 制服のセーラー服にちなんだ名称の文化祭は毎年開催。全生徒約440人をはじめ保護者やOBらが「島商らしさ」あふれる発表などに見入っていた。

[2008/11/5:島原新聞]

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島商と国見がベスト4…全国高校サッカー県大会

 第87回全国高校サッカー選手権大会の県大会が始まり、4日目26日は準々決勝4試合が雲仙市の国見総合運動公園多目的芝生広場などで行われ、島原商や国見などがベスト4進出を果たした。

 18日開幕した今大会には24チームが出場。連覇を狙う昨年の覇者・島原商は今大会2日目の25日から登場し大村に3 - 1、続く準々決勝も長崎工に5 - 1と圧勝し勢いに乗る。

 一方、連覇が昨年途絶えリベンジに燃える国見は25日の初戦で瓊浦を3 - 0、準々決勝は波佐見を2 - 0で退け、ともにベスト4進出を決めた。

 準決勝は11月3日、諫早市の県立総合運動公園陸上競技場で行われる。第1試合は海星 - 島原商で正午、第2試合は国見 - 長崎日大で午後2時キックオフ。

[2008/10/28:島原新聞]

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さあ!!いらっしゃいませ…「島商ップ」今年もオープン、がまだす「空き店舗復活班」

 島原商高(楠田恭子校長)の生徒自らが企画・運営し、仕入れや販売など実践的に商売を体験することでビジネスの基本を学ぶ「島商ップ(しましょっぷ)」が13日、島原市中堀町の重松花屋隣りの空き店舗にオープンした。毎日営業ではないが、オープン記念につき14、15日も営業する。

 3年生が地域に密着した課題について研究を深める授業の一環で平成16年度から開店しており、5年目。運営するのは商業科3年の石橋寛希君ら3年生14人の「空き店舗の復活」班。昨年度までは行政の公的援助があったが、今年は自己資金で運営し、中堀町商店街協働組合(隈部政博理事長)と島原商工会議所が家賃やチラシ制作などの面でバックアップ。

 午前10時からあったオープニングセレモニーには吉岡市長や濱本磨毅穂(まきほ)県島原振興局長などが出席し、同校バトン部が華やかにパレードし、同じく課題研究で不知火太鼓に取り組む3年生の力強いバチさばきで祝福。

 楠田校長は「地元商店街の協力に感謝。地域と連携した取り組みは教室では学べないものが多いはず。生徒たちには生まれ育った島原を理解してもらい郷土愛を深めてもらうことで、将来の地元を担う人材に育つことを願いたい」とあいさつし、隈部理事長が「商いのリアリティーを存分に体感してほしい」などと期待を込めたあと、生徒らが1列に並んで「いらっしゃいませ!」。

 約20坪の店内には五島うどんなどの食品や手づくり小物、アクセサリー、お菓子などがずらりと揃い、初日は多くの客でごった返すなか、生徒らは「ありがとうございます!」などと元気な声を出しながらレジ打ちや接客に追われていた。

 12月24日まで放課後や授業時間を使って営業し火曜日午後4時~6時、金曜日午後1時~6時、土曜日午前10時~午後5時に開店。日曜日は休み。営業日ごとに目玉商品を準備し来客を出迎える。

[2008/09/14:島原新聞]

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「島商ップ」13日オープン…商売の「いろは」を学ぶ、5年目・自ら企画運営

 島原商高(楠田恭子校長)の生徒14人による販売実習事業「島商ップ(しましょっぷ)」が今年も13日に島原市中堀町の重松花屋隣りの空き店舗に開店する。毎日営業ではないが、12月24日まで。

 課題研究「空き店舗の復活」に取り組む生徒らが実際に店舗を運営し、商売の「いろは」を学びながら地域との交流を図る場として平成16年秋から取り組み、今年で5年目。生徒自らが企画・運営し、仕入れ・販売実数と実践的な経験を積み重ね、ビジネスの基本を学ぶことが目的。

 これまでは県などの公的補助を受けていたが、今年は中堀町商店街(隈部政博理事長)と島原商工会議所が家賃経費やチラシ制作費などの助成をするのみで、これまでの島商ップの自己資金を活用して運営。同商店街によると、島商ップは定着しつつあるそうで、これの継続により空き店舗対策として、また若者の若さと活気によりにぎわいを生み出し地域コミュニティーの場として、商店街の活性化を図ることを目指す。

 13日は午前10時からオープニングセレモニーを行い、島商バトン部のパレードや島商不知火太鼓の演奏で開店を祝う。五島うどんやみそ汁などの食品類、手づくり小物やお菓子などを扱い、営業は火曜日の午後4時~午後6時と金曜日の午後1時~午後6時、土曜日の午前110時~午後5時。それ以外に平日の夕方は店頭で広報活動に取り組む。

[2008/09/05:島原新聞]

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第24回簿記コンクール県予選大会…島原商が見事に団体優勝、本多君ら4人全国大会に出場

 島原商高が14日に同校であった第24回簿記コンクール県予選大会(県商業教育研究会主催)で団体優勝し、7月20日に東京の昭和女子大である全国簿記コンクール出場を決めた。出場選手は情報処理科3年でキャプテンの本多史典君と岩永忠之君、商業科3年の正木麗(あい)さんと柴崎麻衣子さんの4人。

 県内の商業高校5校が出場し、経営活動を一定のルールに従い帳簿に記録、計算、整理する計90分間の問題に挑み、上位3人の総合得点で強豪校の佐世保商高を退け1位に。島商の団体優勝は平成9年度以来11年ぶり4度目。個人で2位の柴崎さん、4位の正木さん、5位の本多君は優秀賞に輝いた。

 「解けたら面白い」、「奥が深い」ところが簿記の魅力だという。1年時に専門用語など基本を学び、今年4月からは商業科の担当教員の指導を受けながら放課後に2時間ほど過去問題を解くなど鍛錬を積んできたほか、県ワープロ競技会で団体優勝したワープロ部の部長でもある岩永君はかけもちで頑張ってきた。本多君らは「計算問題に力を入れて挑み、良い賞をもらえるように頑張りたい」などと意気込みを語った。

[2008/06/20:島原新聞]

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島商ワープロ部が優勝…速度の部で8年ぶりに、個人では岩永君が2位で正確賞を獲得

 島原商高のワープロ部が8日に長崎商高であった第45回県高校ワープロ競技会(県商業教育研究会主催)の速度の部で団体優勝を果たした。団体制覇は平成12年度以来8年ぶりで、7月25日に大分である九州大会と8月3日に横浜で行われる全国大会へ出場する。

 パソコンの文書作成ソフトを使い文字入力や文章作成の正確さなどを競ったものだが、平仮名の例文を打ち込みながら的確な漢字に変換する技術も求められる。

 団体には15校が出場し、社会教育をテーマにした文章を3人が10分間に打った文字数などで競い、4973文字を打ち込んだ島商は1位となり、1人平均400字詰め原稿用紙4枚超、1秒間に2.7文字打ったことに。

 個人競技では、部長で情報処理科3年の岩永忠之君(17)が2位、国際経済科3年の山城美咲さん(17)が3位に。岩永君は10分間で1791文字を打ち込み、ノーミスで正確賞も獲得。正確賞受賞3人のうちダントツの入力数だったという。

 部員は13人。日ごろから「ひたすら打つ」努力を惜しまず、県大会に向け、声を出して新聞の早読みに取り組み時事問題を頭に入れたり漢字を覚えたりするトレーニングを積んだほか、大会前のミーティングでは部員のメンタル面を強化して挑み、「他校よりチームワークが勝っていた」と語るとおり、みんなでつかんだ優勝に喜びもひとしお。

 練習では黙々と文字を打ち込む「カチャカチャ」という音だけが響く。「最短の距離でキーを打つ正確な指づかいと、疲れないように正しい姿勢を維持する」ことが秘訣だという。夏の上位大会に向け岩永君は「県大会で戦った他校の悔しさなどの思いを胸に、せっかくもらったチャンスをいかしたい」と意気込みを語った。

[2008/06/14:島原新聞]

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けがを乗り越え初の金賞…島商吹奏楽部の古賀さんら


 島原商高吹奏学部が第33回九州アンサンブルコンテスト(宮崎県都城市・9、10日)に初出場し、初の金賞を受賞した。3年の古賀めいさん(18)と佐藤歩美さん(18)、2年の深堀睦さん(17)と宮?愛さん(17)のクラリネット四重奏で挑んだ同コン。古賀さんは交通事故で負ったけがを乗り越えての挑戦だった。4人で支え合ってつかんだ「金」 - 喜びはひとしおだ。

 同コンまで約1か月と迫った1月6日、古賀さんは市内で交通事故にあい、頭と足をけがした。連絡を受けた顧問の下田雄二教諭は安否を確認したあと、「指は動くか」と思わず尋ねた。「大丈夫です」と答える古賀さん。入院の必要はなかったが、自宅療養中には毎日、部員が見舞いに来てくれた。「県大会より演奏がうまくいかなくなった」と感じた古賀さんは「他の3人に迷惑かけちゃだめ。頑張らなきゃ」と毎日練習に力を入れるように。けがは本番までにはほぼ完治した。

 演奏したのは約半年間練習してきた「六つのオーディションのための小品より」。結果発表の瞬間、思わぬ金賞に驚きを隠せず表彰状を何度も見直したという。

 12月にあった県大会ではプレッシャーから「賞にこだわった」そうだが、同コンには「音楽を楽しもう」と無欲で挑んだ。他の3年生からのアドバイスや保護者の支えもあり、下田教諭は「県大会より格段の出来で、のびのびとした演奏だった」と称える。

 コンテストには九州各県の小学校から一般まで五部門に計111団体が出場し、高校の部では9校が金賞に。県大会で代表に選ばれた4校のなかで最下位だったが、同コンでは県代表4校のうち唯一の金賞だった。古賀さんは「3年間で最後のチャンスだった。練習を頑張ったら結果があらわれてくれた。やりきれてよかった」とほほ笑んだ。

 なお3月16日午後2時からは島原文化会館で第26回定期演奏会(入場無料)を開く。多くの来場を - 。

[2008/02/17:島原新聞]

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がんばスタンプで支援…商店街を挙げてエール


待望の全国高校サッカー選手権大会出場を決めた島原商業高校サッカー部を支援しようと、がんばスタンプを展開する「島原スタンプ事業協同組合」(理事長=山内勲氏・加盟70店)が26日、43,500円分のスタンプを同校に贈った。

集めていない人のスタンプを有効利用するため加盟店には従来から募券箱が設置され、集まったスタンプは島原養護学校の子どもたちへのクリスマスプレゼントなどに活用されているが、島商が23年ぶりに本大会出場を決めたことから今回、その支援を目的とした募券活動を精力的に繰り広げた。

「島商のためならば是非とも応援したい」などと市民や買い物客の反応は上々。スタンプ350枚貼りの台紙は計87冊、金額にして43,500円分が寄せられ、山内理事長ら関係者3名が同校を訪ね、持参したスタンプを楠田恭子校長に手渡した。

山内理事長らは「地元の商店街としてできることはないかと計画し、選手たちに頑張ってもらいたいという一心で取り組んだ。選手たちには是非とも勝ち進んで国立競技場、そして優勝を目指してほしい」とエールを送った。

楠田校長は「皆さんの気持ち、善意の一つひとつが選手たちの力になる。心のこもったご支援をありがとう。これほどの応援のパワーをいただき、選手たちも活気づく」とお礼の言葉を述べた。

同サッカー部にはこのほど、OB会(会長=田中信一氏)から幅20mもある横断幕も贈られたところ。

島商は31日、1回戦で北越(新潟県)と対戦。同校では同日午後2時から、本館2階講堂でテレビ観戦を予定している。

[2007/12/27:島原新聞]

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サッカー部の支援に…島商ップファイナルセール、ラーメンの売上げと募金


島原市中堀町の重松花屋隣りの空き店舗で九月から島原商高3年生10人が"経営"してきた「島商ップ」のファイナルセールが22日、スタート。24日で本年度の"営業"は終了。全国大会出場を決めたサッカー部を支援しようと、募金箱も持って協力を呼びかける。

全3年生約160人が11グループに分かれて取り組む地域密着の課題研究の一環で、「より安い・寄りやすい」というコンセプトのもと「空き店舗の復活」班が経営してきた。23日は生徒らによるパンや洋菓子などの販売実習や吹奏楽部によるストリートコンサートがあり、24日には予約したクリスマスケーキの引き換えと「売り尽くしセール」も。

食品や雑貨などを販売するが、「あごだしラーメン」(5食入り・1000円)の売り上げと募金は全てサッカー部の支援に充てることに。「店長」で商業科3年の中村太郎君(18)は「少しでもサッカー部のためになれば。最終日まで一生懸命盛り上げてゆきたい」と話す。

また22日は東彼波佐見町の波佐見高の商業科2年生五人も「高校生による波佐見陶器市?n島商ップ」と題し、同ショップの一画で特産の波佐見焼き約300点を販売。今年初めて生徒36人が500円ずつ出資して「株式会社波高SHOP」を設立し、学校イベントで波佐見焼きの販売に取り組んだことから、学校間交流と波佐見焼きのPRのために、"1日限りの出張販売"を行ったもの。

商業科2年の杉竹俊紀君(17)は「島商の生徒さんから声の出し方や店のデザインなどを学んだ。将来の仕事にいかしたい」と話していた。

[2007/12/23:島原新聞]

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一つでも多く勝利を!!…島商サッカー部の壮行式、酒井主将、力強く決意を表明


高校サッカーの頂点を決める「第86回全国高校サッカー選手権大会」に県代表として出場する県立島原商業高校サッカー部の壮行式が21日、同校グラウンドで行われ、間近に迫った本番に向け在校生らが選手たちを激励した。

昭和59年度の第63回大会以来、23年ぶり24度目の本大会出場を決めた島商。同選手権はもとより、インターハイや国体(選抜チーム)でも優勝した輝かしい歴史を誇る古豪の復活に地元の期待は大きく膨らむ。

壮行式には全校生徒、教職員、OBら約500人が参加。酒井稔史主将を先頭に島商イレブンが堂々と入場し、選手の紹介などが行われた。

楠田恭子校長は「多くの皆さんの支えがあってここまで来られたことに感謝してください。県高校サッカー界の多くの人たちが目指した大会で、多くの涙も流れた大会。皆さんの先輩たちも23年間目指してきたが出場できなかった。多くの人たちの想いを持って全国大会に臨んでほしい。『絶対に諦めるな、夢は必ずかなう』。選手の皆さんはいま、夢の途中だ。みんなの夢は1つでも多く勝利し、国立のピッチでプレーすること。相手も同じ高校生であり、苦しい練習に耐えた力を発揮できれば絶対に夢はかなう。また、多くの人たちが応援してくれていること、プレッシャーこそが力になる。それを楽しむ心の余裕も持って、島商生としての力を全国の舞台で発揮してほしい。活躍を期待する」と述べた。

選手を代表して酒井主将(3年)が「県代表として恥じないようプレーし、1つでも多く勝てるよう頑張る」と力強く決意を表明。生徒会会長の岩里潤慈さん(2年)は「優勝から23年、再び全国の舞台に立ち、伝統の走るサッカーで競技場を沸かしてくれることを期待している」と激励した。

最後に楠田校長が境郁弥選手(3年)にシンボルの校旗を手渡し、在校生含む全員で校歌を斉唱した。

大会に向け島商イレブンは28日出発。初戦は31日、柏の葉公園総合競技場で北越(新潟県)と対戦する。

[2007/12/22:島原新聞]

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本番に向け島商サッカー…全選手が半島出身の純血チーム、エンジン全開で猛練習


高校サッカー日本一を決める「第86回全国高校サッカー選手権大会」に23年ぶり24回目の出場を決めた県立島原商業高校サッカー部が間近に迫った本番に向け、エンジン全開で練習に励んでいる。

島商は昭和31年、冬の選手権に初出場を果たし、同59年度の大会で見事!!全国を制覇した。また、これに先立ち52年度にはインターハイで優勝し、56年度と58年度の国体では島商を含む県選抜チームが日本一に輝き、「島商サッカー」は全国にその名を馳せた。

国見が敗れる波乱の中、強豪を次々と倒し県大会を見事に勝ち上がったことしの島商。25名の選手全員が島原半島出身の純血チームで、うち17名は島原市内。23年ぶりの県大会優勝に地元が沸き、近く開幕する全国大会での活躍に期待は大きく膨らむ。

伝統の「走るサッカー」で守りを中心に固め、最少失点でゲームをつくり、勝利につなげるチームカラー。同校出身の宮?伸一監督は「国見という目標が身近にあったので、先輩たちの悔しさをバネに頑張ってきた選手たち。もちろん前監督らの地道な努力があったのでここまで来られた」と話す。

選手権に向けミニゲームを中心に試合形式の練習を取り入れ、コーナーキックやフリーキックといったセットプレーからの失点を防ぐ練習にも力を注いでいる。

主力のFW・松本章生選手(3年)は「けがをしていたので県大会では思い通りのプレーができなかったが、ディフェンスが体を張って守ってくれるので心強い。全国大会では前線でボールを追いかけ、しっかりと点を取っていきたい」と。FW・中村真人選手(同)は「中盤のパスまわしがつながれば、全国でも通用するはず。課題のシュートの精度をあげ、チームの勝利に貢献したい」と張り切る。

また、精神的にもチームを支える酒井稔史主将(3年)は「奪ったボールは確実にものにして自分たちのサッカーができれば - 。苦しい場面では声を出してチームをまとめていきたい。最後まで粘り強く戦う」と健闘を誓う。

晴れの全国大会に向け宮崎監督は「試合では早い時間帯に失点しないことが大事だ。高校生らしく最後まで諦めないサッカーをすることが次につながる。攻めも守りもこれまで、"自分たちで考えるサッカー"に重点を置いてきた。試合では細かい指示はしない。3年生は最後の大会なので伸び伸びとやれるようにしてあげたい。責任を感じながら、県代表として恥ずかしくない試合ができるよう、行けなかったチームの分まで頑張る。伝統の走るサッカーで!!」と気合を込めた。

同選手権は30日、東京・国立競技場で開幕し、首都圏の9会場で48校が出場し熱戦を繰り広げる。島商は大会2日目の31日午後2時10分から、北越(新潟県代表)と柏の葉公園総合競技場で対戦する。

その後の大会日程は明けて1月2日に2回戦16試合、3日に8試合が行なわれ、ベスト8が出そろう。5日は準々決勝四試合があり、このあと国立競技場に会場を移す。6日は準決勝2試合が行われ、決勝は14日午後2時5分、キックオフ。

同選手権と国体に計4回の出場経験がある島商サッカー部OB会の田中信一会長(68)は「50年前を思い出し、嬉しくて眠れなかった。久しぶりの選手権。けがをしないようベストメンバーで勝ち進み、島商の姿を全国に見せてほしい」と期待を寄せた。

[2007/12/20:島原新聞]

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古豪『島原商』が復活…23年ぶり24度目の優勝


冬の選手権出場をかけた「第86回全国高校サッカー選手権大会・長崎大会」の決勝が25日、諫早市の県立総合運動公園陸上競技場で行われ、地元期待の島原商業が延長戦の末、1 - 0で長崎日大を破り、見事!!23年ぶり24回目の優勝を飾った。

24チームが戦った県大会で島商は2回戦から出場し、初戦は佐世保工に1 - 0、準々決勝は同郷の島高を相手に3 - 1と快勝し、常勝・国見が敗れる波乱の中でベスト4進出を果たした。続く準決勝では、国見を破って勢いに乗る長崎南山を1 - 0で下し、コマを進めた島商。強豪・長崎日大との決勝に臨んだ。

△戦評(諫早商業高校・西信幸氏)=両チームとも4 - 4 - 2の布陣で、立ち上がりはともに厳しいプレッシャーをかけ合い、相手にリズムを掴ませないゲーム展開。前半10分を過ぎると徐々にペースを掴んだ長崎日大が両FWの突破からチャンスをつくったが、シュートの精度を欠き、得点には至らなかった。

その後、ボールを相手に支配されながらも厳しい守りで耐える島商が2トップのFW・中村真人(3年)、同・松本章生(同)両選手にロングパスを多用する反撃を試みた。

後半も総合力に勝る日大が優位に試合を運んだが、島商も全員が集中力を切らすことなく、守備のバランスを保ちながらしっかりと対応し、時折、鋭い攻めを仕掛けたものの0 - 0。緊迫したゲームのまま延長戦に突入した。

均衡を破ったのは辛抱強く守っていた島商。前半5分、DF・酒井稔史主将(3年)のフリーキックから出たボールをFW・中村選手がアシストし、最後はMF・村里慎太郎選手(2年)が落ち着いてシュート。日大の怒涛の攻めを交わし、決勝点を守り切った。全員が守備の意識を高く持ち、豊富な運動量とタフな精神力で劣勢の中、伝統の「走るサッカー」で全国大会のキップを手にした試合だった。

島商の本大会出場は、帝京と両校優勝だった昭和59年度の第63回大会以来、実に23年ぶり。島原市を中心に地元の中学出身者で編制された純血チームの島商。待ち望んだ古豪の復活に期待が高まる。

全国大会は首都圏で30日開幕。島商は翌31日の1回戦から出場し、新潟県代表の北越と柏の葉公園総合競技場で対戦する。

[2007/11/27:島原新聞]

長崎県立島原商業高等学校

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