最高!!島原のおもてなし…COV5直筆メッセージノート、外国人学者そろって賛辞


「島原のおもてなしは最高だった」、「島原の会議は最高でした」 - 。11月に開催された火山都市国際会議島原大会(COV5)の会場の島原復興アリーナに置いていた「メッセージノート」に書かれた外国人学者ら29人の賛辞だ。アジア初開催のCOV5閉幕から約1か月。"最前線"で参加者と接してきた市民ボランティアは直筆メッセージを読みながら「喜んでもらえてよかった」と嬉しそうに振り返る。

メッセージは、COV5外国語ボランティアの中心メンバーの1人、廣瀬富美子さん(54)が12月に入ってから和訳し、事務局を通じて実行委員長の中田節也・東京大教授などにも送った。はじめは不満や不平が書かれるのでは - と考えていたが、記されていたのは賛辞ばかり - 「ひたすら驚くばかり」と廣瀬さん。なかには著名な外国人学者のメッセージもあったという。

大都市ではなく地方都市での開催のため、開幕直前までさまざまな不安がよぎっていたが、「喜んで帰ってもらいたい」という強い思いがボランティアを献身的にさせた。会場内外での案内や通訳のほか、ときにはレンタカーの予約手配や両替のために近くのコンビニに走ったり、家電量販店でコンセントの切替器具を探したり。

「ボランティア一人ひとりが目の前にいる人(参加者)を大事にしたからこそ、とことん付き合ったのでは」と廣瀬さん。同じく中心メンバーの前田力さんは「一人ひとりが一生懸命になってまとまったからこそできた」と振り返る。

そういった最前線で向き合った姿勢が参加者から信頼され頼りにされた。メッセージには「ボランティアの皆さんは親しみやすく、よく手助けをしてくださった。あなたたちのおかげでスムーズに進んだ」などと、ボランティアを讃える言葉も数多くつづられている。

COV5で育まれたもの、気づかされたものは大きかったという。「COV5を通じて多くの人材がいたことに驚いた。成功させたことで、『島原』は自信をもっていいのでは」と二人は口を揃える。ボランティアという人材と、ボランティアが作成した英訳観光案内パンフレットは今後、活躍の場を模索してゆく。

[2007/12/30:島原新聞]

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大成功!!火山都市国際会議


『島原の教訓』を世界に、市民の皆さんに感謝

『火山噴火のリスク軽減』を目指し開催された「火山都市国際会議島原大会」(COV5)が23日、5日間の日程を終え閉幕。大会名誉顧問の吉岡市長が「『火山と共生する都市(まち)』づくりを目指す」と誓いを込めた平成新山アピールで締めくくった。

アジアで初めて開催された同会議には31の国と地域から、火山研究者や防災担当者など約600人が参加。火山に関する最先端の研究成果などを披露するテーマごとの学術会議をはじめ、口頭発表とポスター発表が計550件、普賢岳被災地の巡検(現地視察)などが行われたほか、市民や行政、各種団体、マスコミ関係者らも交えた様々なフォーラムは計2100人を超え、期間中、総勢2700人が会場に足を運んだ。

閉会式が島原復興アリーナで行われ、各学術セッションやフォーラムの成果について大会実行委員長の中田節也東大教授が総括。吉岡市長は科学者・行政・住民・マスメディアの信頼関係構築や平時からの備えの重要性などを盛り込んだ平成新山アピールを読み上げ、「世界中の火山災害の軽減に取り組み、関係者の連携のもと、『火山と共生する都市(まち)』づくりを目指す」と高らかに宣言した。

次期開催地は2年後の2009年、スペイン・カナリア諸島のテネリフェと決定。中田実行委員長から次回大会実行委員長のペレス・ネメシオ博士に記念品が贈られた。

参加者を代表して米国地質調査所のニューホール・クリス博士が島原大会の成功を祝い、中田実行委員長、吉岡市長、清水洋・九大教授ら関係者に対し、「すべてが行き届いた素晴らしい大会だった」と最高の賛辞を贈り、会場のスタンディングオベーションでボルテージは最高潮に達した。

また、アトラクションでは県立島原商業高校の生徒たちが伝統の島原不知火太鼓を演奏、福岡駐屯地の陸上自衛隊第4師団音楽隊と大村駐屯地の第16普通科連隊音楽隊の合同演奏では島原の子守唄などが披露された。会場の拍手喝采を浴びた島商3年の木村由香さんは「緊張したけれど楽しかった。大きな拍手をもらえて嬉しい」と喜んでいた。

大会を終え吉岡市長は「日本の端、人口5万の小都市で国際会議ができるのかと大変心配していたが、中田先生をはじめ学者や市民の皆さんのご協力、国・県など関係機関のご支援により、よくできた。市民の皆さんもこれで自信が持てたのでは - 。それこそがほかの何よりも勝るエネルギーであり、島原の財産だ。これを今後、郷土のまちづくりに生かしていきたい。期間中は天候に恵まれ、地球にもお礼を言いたい」と率直な感想を述べた。

中田氏は「アイスブレーカーあたりから手応えは感じていた。これだけ盛り上げてもらった中で、どれだけ実績を披露できるか心配だったが、市民とのコミュニケーションについては盛り上げてもらっていること自体が実はすでにテーマになっていた。研究面でも島原のいいところ、世界から学ぶべきこともかなりうまく紹介しあえたのでは - 。われながら出来すぎだった」と語り、島原市民に対しても「皆さんに盛り上げてもらい感謝している。災害は起きてから対処するのではなく、災害が起きることについてみんなが点検し、そして信頼しあっていくことが重要だ。国際会議をやったこの環境を引き継ぎ、教育等も一緒になってやっていける体制を次代まで維持してほしい」とエールを送った。

[2007/11/25:島原新聞]

第5回火山都市国際会議島原大会

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『素晴らしい』と感銘…八木節の元気な合奏に


「火山都市国際会議」(COV5)が大会中日の21日実施した「被災地巡検」では、地元の小中学校との交流会も行なわれた。

COV恒例の行事。島原第四小学校(前田清英校長)には外国の火山研究者や防災関係者ら約150人が訪れ、3年生以上の児童計150人と交流した。

校門で待ち受けた子どもたちは参加者一人ひとりにメッセージカードと、国交省の許可を得て同校が千本木地区から採取した溶岩を記念にプレゼント。交流会はこのあと同校体育館で行われた。

子どもたちは総合的な学習の時間を使って取り組んだ災害学習の成果を披露。198年ぶりの普賢岳噴火開始から大火砕流の発生、尊い犠牲、噴石被害、土石流被害、災害下の住民生活、緑の復元、被災地の復興、火山との共生について英語も交えながら寸劇風に紹介した。

作文発表は村里一誠君(4年)、田口隆之介君(同)、内藤真帆さん(同)の3名が代表で朗読。災害で救援物資の仕分け作業に携わった父親の話をもとに内藤さんは「励ましのメッセージや義援金など、当時どれだけ助けられたか。全国の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいだ。私も将来、災害に遭った人たちを助けていきたい」と述べた。

また、火砕流の熱風で吹き飛ばされた鉄板が巻きつきながらも驚異的な生命力で蘇った千本木地区のタブノキ、火砕流で焼失した旧大野木場小学校の運動場で再び芽吹いたイチョウの木を紹介し、「生きているんだね」を歌って聞かせた。

最後に日本の代表的な民謡「八木節」の合奏を繰り広げ、子どもたちの懸命な演奏にCOV参加者から大きな拍手が贈られた。

最後に「6・3大火砕流」で亡くなった火山学者と友人だったというケビン・スコットさん(70)が「素晴らしく元気な演奏に感銘を受けた」と、参加者を代表して感謝の言葉を述べた。

[2007/11/23:島原新聞]

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被災地を中心に巡検…『復興過程』をテーマに


「火山都市国際会議」(COV5)は大会中日の21日、「雲仙噴火 1990 - 1995年噴火の被災地と復興過程」をテーマに巡検を行った。国内外の火山研究者ら413人が参加し、198年ぶりの噴火で生まれた平成新山(溶岩ドーム)を見上げる普賢岳噴火被災地を中心に視察した。

当日午前中はとりわけ絶好の視察日和となり、平成新山もくっきりと姿を現した。参加者はA、B、Cと3つの班に分かれてバスで移動。参加者は会議漬けの2日間から一転、リラックスしたムードで自然のフィールドに出て普賢岳噴火と災害の記録を追った。

溶岩ドームを間近に見る仁田峠をはじめ、甚大な被害を受けた民家の姿を伝える土石流被災家屋保存公園では地元の語り部による噴火災害の体験談に耳を傾けた。また、火砕流遺構として保存されている旧大野木場小学校校舎と隣接する国交省の大野木場砂防みらい館では火山砂防事業を見学した。

平成新山から中尾川流域の被災地まで一望できるまゆやまロード沿いの千本木展望所では、火山地質図を使いながら平成の大噴火や約200年前の噴火などについて説明を受けた。外国人研究者は「この地に暮らしていた住民はどこに避難したのか」などと質問。このあと火山堆積物が明瞭に分かる砂防指定地内の千本木大露頭を見学した。

現地で説明した九大研究員の長井大輔氏によると「新鮮な火砕流堆積物は雲仙ならではの貴重な記録」という。1993年に同地区を襲った6月23日の2度の火砕サージ(横殴りの爆風)と、翌24日の火砕流の両堆積物を現地で視察し、参加者は熱心にカメラに収めていた。

さらにこのあと溶岩ドームを間近に見られる平成新山ネイチャーセンターがある垂木台地を訪れ、記念植樹も行った。

植樹は継承していく、災害の語り部として

被災地の緑化を目指し取り組み10年目を迎えた「雲仙百年の森づくりの会」(会長=宮本秀利氏)が自生する種から育てたモミジ、タブノキ、ヤマボウシ、コナラ、カシの五種類、計200本の苗木を植樹用に提供した。

「植樹は災害の語り部として継承していく」と言う宮本氏。作業に先立ち「国際会議の思い出をつくってください。私たちも苗木を管理することで大会の思い出がいつまでも残る。母国から島原へ向かって大きく成長するよう願ってほしい」と呼びかけ、参加者はスコップを手に大地を掘り起こし、荒廃した被災地の緑化に一役買った。

噴火災害から復興に焦点を当て、噴火の痕跡をつぶさに見学した一行はこのあと、COV恒例の地元学校訪問を行い、被災地を校区にもつ島原第五、第四小学校と第三中学校の3校を訪問し、子どもたちと交流した。

巡検を引率した大会実行委員長の中田節也東大教授は「火砕流は世界中どこにでもあるが、雲仙の場合は詳しい噴火の記録が残っているのが特徴だ。巡検では各国の噴火災害と比較し、学んでおられた。この大会で火山学がすぐ爆発的に進歩するわけではないが、研究資料を一つずつ積み重ねていかなければ次の発展はない」と成果に期待を寄せていた。

[2007/11/22:島原新聞]

第5回火山都市国際会議島原大会

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復興の総仕上げ - COV5


市民との交流を期待、海外の研究者など約1000人

「火山噴火のリスク軽減」を最大の目的に世界の科学者ら関係者が一堂に会し、様々な研究成果を披露し防災等について話し合う「火山都市国際会議島原大会」(COV5)が19日、島原市で始まった。普賢岳噴火災害を乗り越えた体験と得られた教訓を国内外に向け発信する、名実ともに"復興の総仕上げ"の国際会議が幕を開けた。

COVは火山学の国際学術組織「国際火山学地球内部化学協会」(IAVCEI)の活動としてほぼ2年おきに開催されているもの。通常の学術会議とは異なり、火山学・工学・医学・社会科学など様々な分野の研究者や行政・防災関係者などが集まり、火山学の研究成果だけでなく火山噴火が周辺の都市や住民に与える影響、危機管理、防災活動、都市計画などについて幅広く議論し、知見・経験・教訓を交換しあうことにより災害の軽減に向け火山へのより良い対応、有効な方策を探る取り組み。

アジアで初めて開催された今大会は、昨年のエクアドル大会に続き5回目。同市と日本火山学会の主催、九大大学院理学研究院や東大地震研究所、国交省九州地方整備局、長崎県などの共催で、内閣府や文部科学省、環境省、気象庁、国土地理院、各種研究機関・防災機関などが後援。37の国と地域から過去最多の約600人が参加しており、島原復興アリーナと雲仙岳災害記念館を主会場とし、平成新山や復興を遂げた普賢岳被災地をフィールドに23日まで繰り広げられる。

開会式は同日午前9時から、同アリーナで盛大に開催された。同大会実行委員長でIAVCEI会長の中田節也東大地震研究所教授、吉岡市長、日本火山学会の藤井敏嗣会長をはじめ、来賓として金子知事、亀江幸二国交省河川局砂防部長、北浦市議会議長、三好県議会議長、鈴木克宗同省九州地方整備局、輪倉昇陸上自衛隊西部方面総監らが出席。海外の研究者など含め約1000人が参加した。

火山学 - 目覚しく進歩、予知技術、解析法など

中田氏は「火山学の関連分野の研究者、火山防災関係者、被害を直接受ける住民が一緒になって火山災害を軽減するための情報交換や意見交換の場。1988年に鹿児島県が主催した国際会議以来19年ぶりに日本に里帰りした会議とも言える。この約20年間に火山学は目覚しく進歩し、噴火予知やそのための技術・解析法などが多く開発された。日本では普賢岳、有珠山、三宅島、フィリピンではピナツボ火山、カリブ海のスフルエールヒルズ火山などが噴火したが、これらの噴火では研究面だけでなく、危機管理や災害対策でも多くの経験と知識が得られた。世界の活火山の多くは途上国に分布しており、多くの人々が噴火の危機にさらされている。このリスクを軽減するには火山監視、技術者の育成、火山学者と地域社会の連携、地域住民への啓発活動が重要だ。600人を超える参加登録があり前回のエクアドルを上回った今大会は学術セッションに加え、市民が参加できるフォーラムが特徴なので、是非参加してほしい。過去4回の経験に日本の経験を加えて意見を交換され、実りある大会となるよう期待する」とあいさつ。

千載一遇のチャンス、復興対策世界に発信

吉岡市長は「長く辛い噴火災害を経験したが、国・県・研究者をはじめ、全国のご支援により以前よりも安全で安心して生活できるまちに生まれ変わり、最高峰の技術による復興事業をはじめ被災者対策支援、火山メカニズムの解明への取り組みなどが生まれた。私たちの体験や新たに創設された事例を世界に発信する千載一遇のチャンスと捉え誘致できたこの大会を通し、普賢岳噴火災害の復興はもとより、日本、島原の歴史や文化も存分に堪能してほしい。市民との有意義な交流も期待している」と歓迎の言葉を述べた。

大会初日は開会式に続き、太田一也九大名誉教授が「1990 - 1995年雲仙普賢岳噴火 - 神秘的な溶岩ドームの形成と火砕流・土石流の脅威 - 」、荒牧重雄東大名誉教授が「最近30年間の日本の火山防災」と題して記念講演。"普賢岳のホームドクター"の異名をとった太田名誉教授は1990年から始まった198年ぶりの普賢岳噴火の推移等について説明。溶岩ドームの出現から成長する過程、火砕流や土石流の発生とそれによる被災状況、避難勧告等の意義をはじめ、傾斜計の振動から初めて推計されたマグマ供給量のデータや陸上自衛隊の協力により実施できた火山の空中観測の成果などを紹介した。また、午後からは国内の火山災害被災地の住民団体で組織する「火山市民ネットフォーラム」などが開催された。

同大会の学術会議は「火山を知る」、「火山と都市」、「火山とともに生きる」をテーマに分科会を開催し、市民や行政、マスコミ関係者らも交えた各種フォーラムも連日開かれる。また、口頭発表は153件、ポスター発表は約400件。会場内には展示ブースも40区画設けられている。大会は23日まで5日間の日程で、中日の21日には被災地等をまわる巡検(視察)、同日夜は交流イベントの「島原城パーティー」を予定。期間中は市内各所で市民や各種団体等による多彩な「街なか交流イベント」も繰り広げられる。

[2007/11/20:島原新聞]

第5回火山都市国際会議島原大会

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島原の体験を世界に発信…『市民参加』が最大の特徴、もてなし企画も目白押し


尊い人命や貴重な財産に甚大な被害をもたらす「火山災害の軽減」を最大の目的に、火山に関する様々な研究成果を披露し防災対策等について議論する「火山都市国際会議」(COV5)が19 - 23日、島原市の島原復興アリーナを主会場に開催される。

火山学の国際学術組織「国際火山地球内部化学協会」(IAVCEI)がほぼ2年おきに取り組んでいる国際会議で、同市と日本火山学会が主催する今回はアジアで初めての開催となる。火山学だけでなく様々な分野の研究者や専門家、行政・防災関係者、マスコミ、地元住民等まで含め、火山活動が社会に与える影響について幅広く議論する「島原大会」。普賢岳噴火災害から官民一体で復興を遂げた島原の体験を世界に発信し、この自然災害から得られた教訓を後世に伝える機会ともするもので、"市民参加型"が最大の特徴だ。

専門家だけでも37の国や地域から584人が参加。最先端の研究成果等を披露するメーンの「学術会議」は「火山を知る」、「火山と都市」、「火山とともに生きる」のテーマ別に3 - 4の分科会を設け、口頭発表149件、ポスター発表405件が予定されている。

開会式は19日午前9時から行われ、このあと九州大学名誉教授の太田一也氏(午前9時40分)、東京大学名誉教授の荒牧重雄氏(午前10時10分)がそれぞれ記念講演する。

市民向けのフォーラムや関連会議・ワークショップとしては、▽火山市民ネットフォーラム(19日午後2時)▽住民・マスメディアフォーラム「防災のこれから - 普賢岳から考える」(20日午前9時)▽災害教訓の継承に関するフォーラム(20日午後1時30分)▽被災地つなぐ再生への思想 - 日本災害復興学会立ち上げへ(同)▽火山砂防と減災フォーラム(22日午後1時30分)▽災害ボランティア国際ワークショップ(23日午後1時)。

子ども向けの企画等では、▽こども火山灰粘土教室(22日午前9時)▽こども火山発表会(23日午前10時10分)▽火山を丸かじり!「キッチン火山実験」(23日正午)▽火山学Q&A - 世界の火山学者に直接聞いてみよう(23日午後1時40分) - などを予定。市消防団による防災訓練も23日午前11時から実施する。閉会セレモニーは23日午後3時30分から行われる。

大会中日の21日夜、島原城パーティーが盛大に繰り広げられるほか、市民や各種団体等による「もてなし企画」も目白押し。島原城ではすでに武者幟を立てて盛り上げている。

『命泉』湧水感謝祈祷…一番街秋乃陣なども

アーケードでは「一番街秋乃陣」と銘打ち、中堀町の水屋敷「長池屋」を大会にあわせ一般公開。▽湧水町屋喫茶(19-23日の午前10時 - 午後9時、抹茶和菓子セット・湧水コーヒーが各500円、日本文化の炬燵や火鉢も用意)▽街なか屋台(19・20・22日の午後6時 - 同9時)▽かがり火舞台(19・20・22日の午後7時 - 同8時、22日は護国寺による「命泉」湧水感謝特別祈祷等も)▽餅つき無料配布(19・20・22日の午後8時 - 同9時)で盛り上げる。

郷土の特産品を使った「ガンバサンバフェスティバル」(同フェス実行委主催)はパート1が19日午後7時から、一番街の旧横浜屋であり、生演奏と歌とガンバサンバ踊りを繰り広げるほか、大会参加の宿泊客にがんば汁も振る舞う(宿泊施設で配る交換チケットが必要)。また、パート2は21日午後7時から、島原文化会館野外サンクンガーデンで賑やかにガンバサンバを繰り広げる。

外国語ボランティアなど市民の各種奉仕活動が同大会を支えており、各種団体等も大会を前に会場周辺や市内要所の清掃作業や花飾りなど環境美化活動を精力的に実施。市民を挙げた"おもてなし行事"で精一杯盛り上げる。


[2007/11/16:島原新聞]

火山都市国際会議島原大会

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保存会と和紙工芸グループ「ゆうふ」…島原木綿の名刺入れなど、郷土の伝統芸能を国内外に


郷土が誇る伝統工芸の一つ「島原木綿」を活用した新商品「箸入れ」、「名刺入れ」、「携帯ストラップ」の三種類が完成した。火山都市国際会議島原大会(19 - 23日・島原市)に合わせて開催される島原物産展(22・23の両日)で販売される。

染めから織りまですべて手づくりの伝統的な技法を守り続けようと、「島原木綿保存会」(代表=久保須美子さん)が20年前、半世紀ぶりに復活させた島原木綿。生地が丈夫で、素朴な縞木綿の柄が特徴の貴重な伝統工芸品だ。

「火山都市国際会議を盛り上げてほしい」という市の呼びかけに応じ、「郷土の文化を国内外に紹介するため、伝統的な技法の島原木綿を活かして何かできないか」と同保存会と有明町婦人会の和紙工芸グループ「ゆうふ」(代表=松本ヨシミさん)が手掛けたもの。

保存会が貴重な布を提供し、ゆうふのメンバーの松本代表、金子加代子さん、土橋サヨ子さんの3人が3週間かけて仕上げた。

育まれた歴史と文化の中に息づく、手づくりの温かみがある三品。銀色の糸で「島原木綿」と刺繍も入れた。値段は箸入れが3,500円、名刺入れが3,000円、携帯ストラップが800円、それぞれ25個、26個、46個作った。

久保さんと金子さんが12日、完成品を市役所に持参。報告を受けた同市長は上品な島原木綿を使った商品の見事な出来栄えに感心しきり。

金子さんは「色々と苦労したが、手づくり感、温かい島原の雰囲気を出そうと考えた」とにっこり。久保さんは「藍の良さで生きている島原木綿。古いままの技法を伝えているこの木綿に関心がある世界の人に買ってもらえれば嬉しい」と話していた。

これらは22、23の両日午前10時から、島原復興アリーナで開催される物産展で限定販売される。

[2007/11/14:島原新聞]

火山都市国際会議島原大会

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独自に「英会話講座」を開く - ウエディング石川が毎週火曜日、社員らが接客時の言葉など -

 11月に開催される火山都市国際会議島原大会(略称COV5)に備え、島原市を訪れる外国人を英語で出迎えようと、民間レベルでの取り組みが広まりつつある。

 南島原市深江町のウエディング石川は六月から毎週火曜日に独自の英会話講座を始めた。講師は、自宅などで英会話教室を開く島原市先魁町のウィルソン・章代さんと南島原市有家町の原口博幸さん。12日には島原市上新丁二丁目のグレートダイニング城見で行い、社員ら17人がゲームを楽しみながら接客時の言葉などを学んだ。

 石川景士社長は「COV5はビッグイベント。もっと市民一人ひとりの意識が高まれば、より盛り上げることができるはず。外国からいらっしゃる方を英語で出迎えれば喜ばれるだろうし、英語を学ぶことで社員の能力アップにもつながる」と語る。COV5事務局によれば、現在島原ステーションホテルなども英会話講座を実施しているそうで、民間での自発的な取り組みは大歓迎だという。

[2007/06/19:島原新聞]

ウエディング石川
火山都市国際会議島原大会(COV5)

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