>>サスキアでの日常 インターバル 特別管理官の6人は、血のつながりのない6人兄弟。 彼らは特別な力を有する、軍でも特別な対クローン要員でもあった。 彼らの紹介も兼ねた序章的日常短編。
>>カインの贖罪1 ルーナの光の下で グランドとレディアスは、アリア山中の遺跡破壊に派遣される。 その調査中クローン2人と遭遇するが、クローンはなんと子供だった。 2人に生まれる葛藤と心のすれ違い。 私にとって、かなり初期の小説です。 2人の性格は、今よりもドライになっています。
>>サスキアでの日常 100ダラスコインを持って ブルーは1人、町を彷徨いながら悩んでいました。 それは、お金。 その魂が抜けたような彼が、町で出会った老婦人とは? 突き落とす馬鹿もいれば、拾ってくれる神もあり。サスキアの日常、ライトな短編です。
>>カインの贖罪2 暗い覚醒 山中に見つかった遺跡には、クローンの眠るコールドスリープのチューブが発見された。 しかしそれを狙ってきた謎の男達の襲撃、クローンを巡って思惑が入り乱れる。 そのクローンの正体とは?狙ってくる者達は一体…… 後の話しに続く、すべての始まり。
>>カインの贖罪3 闇の羽音 自分のクローンに出会ってから、レディアスは激しく精神的に憔悴していた。 何も理由が見えない中、彼のクローンの秘密を求めて軍の追求が更に彼を追いつめる。 それから逃れるようにセピアとブルーの元へ外地に旅立つが、そこでは遺跡を巡り「ヴァイン」という新興宗教とトラブルが発生していた。 レディアスとシュガーとの運命的なほのかな悲恋。 やや長編。
>> サスキアでの日常 心のささえ 入院中のレディアスの付き添いをするグランド。 グレイはその交替に病院へと赴きます。 レディとグレイ、二人っきりになって語り合います。
>> カインの贖罪4 うつくしいもの 自宅療養中のレディアスとグランドの仲は、レディのクローンへの思いの強さからグランドは激しい嫉妬に駆られ、ギクシャクとした物になっていた。 ある日、クローン研究所がソルトを探しに来たサンド達に急襲される。 ちょうど研究所を訪れていたレディアスは内部の様子の変化に気が付き侵入するが、サンドの言葉にパニックを起こし姿を消してしまう。 果たして彼は何をしようと言うのか、単独行動の目的は? ややまとまりのない文章が見られる、気分の赴くままに書いた長編です。
>>カインの贖罪5 無垢なる魂 訓練を続けるグランド達だが、突然人間のダッドとミニー2人が特別管理官に配属されることになった。 自分たちの存在意義に不安を感じながら、外地への派遣に赴くグランドとレディ。 同行するダッド達2人となかなか馴染めないなか、現場で思わぬ事件が。
>> カインの贖罪6 気まぐれなネコ 度重なるシャドウの浮気と、後ろめたさに押しつぶされながら続けるグランドとの関係。 精神的に不安定となっているグレイは、ネコのネックレスをシャドウに貰って喜ぶレディアスの姿にますますイライラをつのらせます。 そしてとうとうそのネックレスを盗み、ダストシュートに捨ててしまうのです。 自分の落ち度でネックレスをなくしたと思いこむレディは、落ち込み、悩み、苦しみます。
サスキアの日常にしようかと思いましたが、ダッドが大きくレディアスとの距離を縮める結果に、本編の一つのエピソードとしました。
>> カインの贖罪7 夢の慟哭 サスキアに、13コロニーの大統領が公式訪問することが決まった。 13コロニーは旧カインの戦争時、レダリアに軍事協力した国の一つだ。 現大統領が特別管理官に護衛を依頼したため、デリートはグランドとレディアスを外地に派遣して残った兄弟を護衛の任に付かせる。 しかし外地に派遣された2人は襲われ、姿を消してしまう。 2人を捜すデリートだが、情報を集めるごとに軍の暗躍が明らかになってきた。 はたして軍の真の思惑はなんなのか、2人の運命は?交錯する人々とクローン達の願い。 カインの贖罪中、最長長編。
>>カインの贖罪8 風切羽根が変わる頃 軍から逃亡中のレディアスは、フェザーと名を変えクローンのベリーと共に北へ向かう旅を続けています。 頼る者もなく、心細い互いを支え合いながら、そこでベリーはフェザーの心の姿を知り、変えようと努力していました。 立ち寄ったある村で、気のいい食堂のオーナーに気にいられた2人は、そこで世話になることにしますが……やや長編予定です。 |